
「マンダラ 渋谷店」
創業1999年。
渋谷のネパール料理店としては「カンティプール」(1989年創業)に次ぐ老舗です。
今では赤坂に同名の支店を出すほか、居酒屋経営なども展開しており、なかなかの商売上手ぶりを発揮しています。
ちなみに神保町「マンダラ」、新橋「マンダラ2nd」は全く関係のないお店ですよ。

昨今マニア間で盛り上がりを見せる、ダルバートなどに代表されるネパール現地の日常食を提供するお店、
とは対極に、こちらはナンやタンドリーチキンなど北インド料理を前面に押し出したネパール料理店。
まぁ、だからこそ渋谷の地で長い間羽振りよくやってこれたのでしょうから、決して悪いことではありませんよ。
(実際、渋谷の八割方のお客はネパール料理店でナンを注文するのがツウ、と思っている節が未だにありますから。)
が、そんな「マンダラ」でも、お!ランチにダルバートがあるんですね。
ちょっと・・・突っ込みたいところがあるのですが、ともあれ注文してみましょう。

★Bランチ ダールバートカレー ¥1100
・ダールバートカレー
・お好きなカレー一品
・ナン又はライス
・サラダ
・ドリンク
ネパールの日常食ダルバートは、ダル(豆)スープとバート(ごはん)に何品かのおかずを足した定食。
であるからして、ダールバートカレー(豆ごはんカレー)とは如何なる品か、入れ子構造的な名前ではないか?とか、
ライスじゃなくナンを選んだらそもそもダールバートじゃなくダールナンなのか、とか、
突っ込みどころは多々あるのですが、そもそも本場式ダルバートを嬉々として注文するのは一部のマニアくらいなのですから、日本人が注文入れやすいように「カレーの一種です」と言い換えているのでしょう。
ただやはり、寿司屋で鉄火巻を頼んだら「マグロかサーモンどちらにします?」と聞かれるような気持ち悪さは拭えないので、読者の皆様はナンではなくちゃんとライスを頼みましょうね。

さて、実際に登場したダールバートカレーなる代物、そんなに変なものじゃなくて、
マスコダル(ケツルアズキ)を基本にウラドダルをミックスした、ネパールご家庭仕様のダルスープです。
カレーはネパールらしくマトンを注文してみました。
ライスはおこわのように硬く炊かれたインディカ米。これは狙いなのか、偶々なのか?
ホントはダルバートだったら日本米でもOKなんですけどね。

ドリンクはホットチャイを頼んでみました。
ベトナムコーヒーのように甘いです。
これは、ネパールのチヤというより北インドのレストランチャイだな。
私が食事中、料理を注文した客8人のうち、8人がご飯じゃなくナンを注文。
「えっと、ネパールの人はほとんどナンを食べないんですよぉ」なんて言いたい気持ち満タンだったのですが、ここは細かいこと抜きで。
商売回ってるんなら、それで良しとしますか。
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