知らない方はググっていただくとして、竹中氏が「ナンの男」となる遥か前、
多摩美の学生だった頃から通っていたインドカレー店こそがこちら。

「インドラ」
創業1976年。
「日清焼きそばUFO」が新発売、「徹子の部屋」が放送開始したその年に、
八王子でインドカレー店オープンというのですから、いかに先鋭的でブッ飛んでたのかと。

メタルプレートの看板。
ただ古めかしいだけではなく、ちゃんと今でもスタイリッシュな店構えを保っていますよ。

厨房では「八王子のアイドル」こと、じゅんさんが調理を担当。
オーナーでもある旦那さんが接客担当です。
こちらの料理は、インド料理を下敷きにしたオリジナルカレーと各種スパイス料理。
ゴリゴリにインド人を真似るわけでもなく、日本とインドのいいところを独自にミックスした世界観が独特なんです。

★KEOビール ¥550
「世界一美味しい」キプロスのビール。
スッキリ爽やか実力派。
妻夫木聡みたいなビールです。


★マトンキーマ ¥900
辛さは4で。
キーマといいつつ超粗挽き。
羊肉の旨味がガッと出るあたり、どことなく回鍋肉的な味わいもありつつ、
クミンやピンクペッパーをバランス良く配置したあたり、この店独自のスパイス料理な感じでもありつつ、
ともあれ美味いんです。

★ライス・アチャール・パナーンセット ¥330
レーズン入りのライス、刻み野菜のアチャールはわかった。
で、パナーンって何だ?
実は近くのパン屋さん「サルドゥパン」と「インドラ」が共同開発した、カレーに合うパン。
パン×ナーンって感じの、フカフカしつつちょっとエアリィな食感が独特。

「あ、その辺のピクルス自由に使って」というじゅんさんの言葉に甘えて、
グリーンチリピクルにライムピクルにカッタサンボル使い放題!!
スパイスラヴァー的には積極的な使用がオススメだよ!
さ、一人で訪問にも拘わらず、二皿目に突入!!

★チキンのサラサラカレー ¥750
辛さは同じく4で。
完全スープ状のカレーにたっぷりバジル、大きなカットのニンジン、ピーマンに骨付きチキン・・・
むむむ、これはインドのカレーを飛び越えて、完全に「北海道スープカレー」ですね!
雰囲気としてはちょっと、秋葉原「カムイ」にも近いような。
フカフカなパナーンがまた、このサラサラカレーをよく吸います。
お前はシャムワオかってなくらいよく吸って、相性は抜群ですね。
ちなみに単品カレーにはサラダが付いてくるのですが、これがまた独特。

南斗水鳥拳でスライスされたが如き輪切りの重ね大根に、唐辛子ドップリなドレッシングをビヤヤヤッと。
カレーも、パンも、サラダも、お店の雰囲気も独特。
こうした、他にはない料理の記憶こそが、無性に「また来たい」と思わせる引き金になっているんですよね。
今度は竹中直人氏に「パネーンの男」、やっていただきたいものですね。
もちろん、シャムワオのパロディで。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。





- 関連記事
-
- 札幌の人気スープカレーを八王子で。「スープカレーGARAKU 八王子店」(八王子) (2016/05/09)
- 八王子を代表する独特インドカレーの老舗。「インドラ」(八王子) (2015/03/26)
- アンジュナの隣で、ちょっと一杯二杯。「多国籍居酒屋 となりのチャッポラ」(高幡不動) (2015/01/06)