何故日本にはないんだろう。」
そんな疑問から誕生した、カウンター8席のみの小さなタイ料理店が渋谷・宇田川町にあります。

『タイ料理食べる パッポンキッチン』
アラブ・アフリカ系ダイニングバー『ロス・バルバドス』と同じビルの二階。

ユルい看板に相応しく、非常にカジュアルで気負いのない店内です。

でもよく見りゃバルのように値段が書かれたボトルがズラリ。
ちょっと、普通のタイ料理店とは風合いが異なりますね。
・・・それもそのはず、日本にないタイ料理を紹介しようとこの店を立ち上げたのは、予約の取れないポルトガル料理店『クリスチアノ』の佐藤幸二オーナーと、タイ料理店『ソイナナ』の赤木伸治さんのお二人なんですから。
お店がオープンしたのは2013年12月。
その後シェフの体調不良による休業・スタッフ交代を経て現在はタイ中部サラブリー出身のご夫婦が厨房を担当。
フロアでは日本人のキレイなお姉さんが接客を担当していますよ。

まず出てきたお冷やにビックリ。
ペットボトルとプラスチックコップ!

いきなり気分はタイ屋台的マジックですねぇ。
ランチは日替わりで1000円。
さて、どんな料理が出てくるかなぁ~

★揚げ春巻(ポッピアットート)
ほう、これは妥当なスターターですね。

★南京甘口炒め
お、これはアットホームな感じ。
和風居酒屋のランチで出てきそうなメニューだな・・・と思っていたら、
意外にバジルがビシッと効いてるの。
ちょっと食べたことのない味わいですよ。

★南京生姜とココナツスープ(トムカーガイ)
え、ランチスープがトムカーガイですかぁ!?
日本のタイ料理店のランチスープっていったら、コーンが三粒くらい入ったただの玉子スープじゃないの?
そんな中、ディナーでも提供する店が多くはないトムカーガイの登場で、タダモノジャナイ感がビシバシ。

★米太麺のスパイシー炒め(パッキーマオ)
〆は、というかこれがメインディッシュなんですが、
パッタイやパッシーユじゃなくてパッキーマオなあたりにこだわりと愛を感じます。
「パッタイとかパッシーユなら、あなたたち普段から注文するでしょ?
でも今日のランチはパッキーマオ一択、イニシアチブはこっち。
とにかく美味いから食べてみて。」
・・・ってな感じで。
これで1000円はかなりの満足度。
しかも毎日メニューが変わるなんて、相当腹をくくった気合いですぞ。
★ちなみに2014年12月の日替わりランチメニュー案内です↓

ランチでここまで頑張ってるんだから、夜はさぞ・・・と思ってメニューをチラ見したら・・・

な・・・何すか?この本気度!!!
「電車チャーハン(タイの通勤ファストフード)」に「豚の血入り牛出し汁米麺(クイティオナムトックムー)」に「ソムタムパラー(発酵小魚を用いたソムタム)」に「ジャックフルーツの和え物(タムカノン)」に何故か「築地宮川手羽先揚げ」まで!!
渋谷の夜は「ダオタイ」だけではなさそうです。
カウンター8席、争奪戦になりそうですよ。
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