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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ココロと風情を味わう。「喜久屋カレー店」(立会川)

京急立会川駅の改札を出て右、第一京浜の大通りを渡って川沿いに五分ほど歩くと、
桜街道という昔ながらの商店街に出ます。
そこを右に行くとすぐのところに、
田舎にあるような古い、町のパン屋風の建物があります。

FLYING ROPEFISH!-SN3E0341.jpg
そう。
ここが今回ご紹介する、「喜久屋カレー店」。

入り口を入ると「懐かしい田舎」の匂い。
旧家の応接間にあるような応接セット風のテーブルが3つ。
店の奥には居間。
一瞬にしてリアル昭和へとタイムスリップです。

店を営んでいるのは高齢のご夫婦。
その物腰と気配りが、このレトロな空間をいっそう暖かなものにしています。

今回注文したのはこれ。
FLYING ROPEFISH!-SN3E0342.jpg
ビーフカレー(中)¥450

安い。
とてもシンプルなカレーなれど、
キチンと綺麗に盛られたルーとライス、
綺麗な三角に配置された三つの牛肉、
グリーンピースと福神漬けの絶妙な配置。

磨きぬかれた職人の技・・・というよりも、
来店した人への愛情をこめて作った、
「おもてなし」の心が強く溢れているのを感じます。

ああ、
一食一食、食べる食べ物が、
自分の体を形作っていくのだと考えると、
初めて来たこのお店で出会った初めての愛情も、
自分の血となり肉となり、自分の一部になっていくのだと、
深く感じ入り、心が温かくなります。

そして温かくなるのは心だけではなく、
こういった「家庭風カレー」にしてはちょっとだけ辛めの味付け。
辛いけど優しい。暖まりますね。

聞けばやはり、もともとはここ、パン屋だったのだそう。
しかし10年ほど前の台風で立会川が氾濫、上流からも大水が来て、
パンを作るのに必要な機械や設備が全て台無しになったらしいのです。
そこで心機一転、ご夫婦二人でカレー屋として再出発をはじめたのが、
今の「喜久屋カレー店」だというわけです。

上質な映画の中に迷い込んだような空気。

「今風」の洗練、贅沢とはほど遠かれど、
逆に何か、忘れていたものを取り戻してくれるような不思議な空間。

映画「Always 三丁目の夕日」に始まり「レトロ風居酒屋ブーム」など、
古き良き昭和への回帰が進む今日この頃ですが、
人々が「昭和」というアイコンに望んでいるのは、
「人情」「温かみ」「心の安らぎ」というアナログ的価値観なのだということを、
つくづく再確認した日でした。

昭和の暖かい風情がたっぷり味わえる、貴重なカレー屋。

いつまでもお元気でおいしいカレーを作り続けてくださいね。

喜久屋カレー店
東京都品川区南大井4-1-3(地図)
電話:03-3761-1134
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日

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喜久屋カレー店 (カレーライス / 立会川、鮫洲、大井町)
★★★☆☆ 3.0

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コメント

2. Re:た…食べたい…

>中山昌亮さん
コメントありがとうございます。
気がつけば、
「動物・魚・昆虫・妖怪・映像、そして時々カレーについて。」
というブログの内容説明に反して、
最近カレーが多くて妖怪ネタがかなり少ないことに気づいてしまいました(笑)。

カレー連続記録も33日に達して、
カレーネタがたまってるんです・・・。

妖怪ネタもおいおい書いていきますので、そちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに「喜久屋カレー店」は、気軽なタイムスリップには最適ですよ!

  • 2009/07/03(金) 01:02:56 |
  • URL |
  • ropefish #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

1. た…食べたい…

いつも拝見させて戴いてます!
読者登録の時にコメント忘れて失礼致しました…
これからも参考にさせて下さい。

  • 2009/07/03(金) 00:41:49 |
  • URL |
  • 中山昌亮 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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