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銚子に受け継がれた、蒲田名物の血脈。「インデアン」(銚子)
category - カレー&スパイス・千葉県
2014/
09/
17ラーメンとカレーライスを一緒に食す独特のスタイルで蒲田、そして王子の名物となっている「インディアン(インデアン)」。
元々は蒲田発祥で、その後創業者の弟さんが王子に出店したとのこと。
王子の店は「インデアン」という店名で現在は二代目が継承、お洒落な外観へとリニューアル。
蒲田のほうはお店を引き継いだ方が現在「武田流古式カレーライス 支那そば インディアン」として蓮沼の本店のほか、「蒲田西口店」「池上店」と三店舗を経営しています。
かように東京独自のB級グルメとしてコアなファンをもつ「インディアン」ですがなんと、関東の東のはずれ、銚子にもその流れを継いだ店があると聞き、早速行ってまいりました。
・・・銚子駅前は、ちょっと驚くほどのシャッター商店街。
鄙びた、といえば聞こえは良いですが、かなり寂れた印象です。
その駅から歩いて一分。
かつては賑わっていたであろうその場所に目当てのお店はありました。

銚子「インデアン」
店外にさした灯りもなく、何故か裏返しの暖簾は穴だらけ。
迫力さえ感じてしまう、圧倒的な風情です・・・
ここにつげ義春がいたら、画材を取り出し慌ててスケッチしてしまいそうな。
暖簾の逆文字を読めば、「支那そば カレー 甘味」と書かれていますよ。

店内もあぁ、完全なるつげ義春ワールド。
もう、この空間だけで来た甲斐があるというもの。

東京とは違いますから、ラーメン屋兼、カレー屋兼、定食屋兼、居酒屋兼、甘味処といった感じのメニュー構成。

しかし、ここまで来てカレーとラーメンのセットを頼まないわけにはいきません。

★インデアンセット ¥1000
インデアンカレー、支那そば、生野菜(つまりサラダ)のセット。
支那そばはワンタンスープにも変更可だそうです。

真っ黒で粘り気のあるカレー。
これぞまさに「武田流古式カレー」の系譜!!
型を用いご飯を整えた蒲田や王子のお店と比べ、盛りは非常に庶民的。
豚肉のブロックがゴロっと入っています。
味はまさにインデアンというか、インディアン。
煮詰めたようなアロマ、ほのかな甘みと苦味、そして辛くはないのに濃厚でスパイシーな独特な味わい。
玉ねぎを何時間も何時間も炒めて黒くした、味わい深い一品です。
・・・が、これ単品ではカレーに対してご飯が多すぎる。
ご心配なく。
支那そばと食べるには、ご飯が多めで構わないのです。

一方支那そばはクリアなスープに支那竹&ナルトと、まるで昭和の漫画に出てくるようなビジュアル。
実際、味もシンプルかつ薄味で、昨今よくあるコテコテラーメンたちと比べると、物足りなく感じる人も多いはず。
私個人としては、こういうシンプルな麺も結構好きだったりするのですが、ここはやはりカレーとの合わせ技で。
濃厚なカレーを食べた後、このスープを飲むことで、口の中での濃淡バランスが絶妙に。
また、余りがちなカレーのご飯もスープになかなか合うのです。
ビックリするような美味さじゃないんだけど、また食べたくなるようなこの魔力。
蒲田や王子と同じですね。
お店は流石に高齢なご夫婦が切り盛り。
聞けばこちらのお店、王子のお店(つまり蒲田創業者の弟さん)からレシピを伝授され昭和35年に開業。
レシピはそのときのまんまだそう。
お店のルーツ的には蒲田→王子→銚子という流れということになるのですが、作り手の世代的にはこの銚子が最年長。
「インディアン」ファンなら是非詣でてほしい、歴史的名店であるといえるでしょう。

店内の写真や剥製もまた、オツなんだよなぁ。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
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元々は蒲田発祥で、その後創業者の弟さんが王子に出店したとのこと。
王子の店は「インデアン」という店名で現在は二代目が継承、お洒落な外観へとリニューアル。
蒲田のほうはお店を引き継いだ方が現在「武田流古式カレーライス 支那そば インディアン」として蓮沼の本店のほか、「蒲田西口店」「池上店」と三店舗を経営しています。
かように東京独自のB級グルメとしてコアなファンをもつ「インディアン」ですがなんと、関東の東のはずれ、銚子にもその流れを継いだ店があると聞き、早速行ってまいりました。
・・・銚子駅前は、ちょっと驚くほどのシャッター商店街。
鄙びた、といえば聞こえは良いですが、かなり寂れた印象です。
その駅から歩いて一分。
かつては賑わっていたであろうその場所に目当てのお店はありました。

銚子「インデアン」
店外にさした灯りもなく、何故か裏返しの暖簾は穴だらけ。
迫力さえ感じてしまう、圧倒的な風情です・・・
ここにつげ義春がいたら、画材を取り出し慌ててスケッチしてしまいそうな。
暖簾の逆文字を読めば、「支那そば カレー 甘味」と書かれていますよ。

店内もあぁ、完全なるつげ義春ワールド。
もう、この空間だけで来た甲斐があるというもの。

東京とは違いますから、ラーメン屋兼、カレー屋兼、定食屋兼、居酒屋兼、甘味処といった感じのメニュー構成。

しかし、ここまで来てカレーとラーメンのセットを頼まないわけにはいきません。

★インデアンセット ¥1000
インデアンカレー、支那そば、生野菜(つまりサラダ)のセット。
支那そばはワンタンスープにも変更可だそうです。

真っ黒で粘り気のあるカレー。
これぞまさに「武田流古式カレー」の系譜!!
型を用いご飯を整えた蒲田や王子のお店と比べ、盛りは非常に庶民的。
豚肉のブロックがゴロっと入っています。
味はまさにインデアンというか、インディアン。
煮詰めたようなアロマ、ほのかな甘みと苦味、そして辛くはないのに濃厚でスパイシーな独特な味わい。
玉ねぎを何時間も何時間も炒めて黒くした、味わい深い一品です。
・・・が、これ単品ではカレーに対してご飯が多すぎる。
ご心配なく。
支那そばと食べるには、ご飯が多めで構わないのです。

一方支那そばはクリアなスープに支那竹&ナルトと、まるで昭和の漫画に出てくるようなビジュアル。
実際、味もシンプルかつ薄味で、昨今よくあるコテコテラーメンたちと比べると、物足りなく感じる人も多いはず。
私個人としては、こういうシンプルな麺も結構好きだったりするのですが、ここはやはりカレーとの合わせ技で。
濃厚なカレーを食べた後、このスープを飲むことで、口の中での濃淡バランスが絶妙に。
また、余りがちなカレーのご飯もスープになかなか合うのです。
ビックリするような美味さじゃないんだけど、また食べたくなるようなこの魔力。
蒲田や王子と同じですね。
お店は流石に高齢なご夫婦が切り盛り。
聞けばこちらのお店、王子のお店(つまり蒲田創業者の弟さん)からレシピを伝授され昭和35年に開業。
レシピはそのときのまんまだそう。
お店のルーツ的には蒲田→王子→銚子という流れということになるのですが、作り手の世代的にはこの銚子が最年長。
「インディアン」ファンなら是非詣でてほしい、歴史的名店であるといえるでしょう。

店内の写真や剥製もまた、オツなんだよなぁ。
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コメント
Re: インデアン
銚子インデアン、やはりおおもとの味に近いのでしょうかね。
2014-09-26 02:33 ropefish URL 編集
インデアン
ぼくが頼んだのもインデアンセットで、値段も同じでした。
インデアンの系統は、以前は戸田公園の方にもあったようですね。
2014-09-19 15:14 くわはらひろと URL 編集