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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ナニワのカレーライス文化、その起点。「自由軒 難波本店」(難波)

創業なんと1910年!!

100年以上の歴史を持つ、ナニワの超老舗「自由軒」!!

その原点でもある、難波本店へ15年ぶりの訪問。

「自由軒 難波本店」

ここで一つ、「自由軒」にまつわる基礎知識を当ブログの過去記事から抜粋。

大阪では有名なカレーの老舗、「自由軒」。
ややこしいのですが実は二つあるのです。

一つは1910年創業の本家本元「難波・自由軒」。
そしてもうひとつは2代目の5男が1970年に創業した「せんば自由軒」。

こう書くと兄弟店のように見えるのですが、
頑固な老舗スタイルを貫く「難波・自由軒」に対し、
全国へチェーン展開し、レトルト食品などの通信販売にも事業を拡大した「せんば自由軒」が、
あたかも本家であるかのような知名度を獲得するにつれ両者の関係は悪化。
(「横濱カレーミュージアム」に大阪代表として出店していたのも「せんば自由軒」)
ホームページ上でも激しい争いが繰り広げられていました。

本家を落とす勢いで展開していた「せんば自由軒」ですが、
景気が低迷するにつれ多店舗展開が仇となり、ついには2010年2月に倒産。
負債総額は約4億5000万円とのことでした。

その後「せんば自由軒」の事業は株式会社ベクトルに譲渡され、営業は継続。
店名としては引き続き「自由軒」を名乗ることとなりました。


・・・まぁ要するに、この難波のお店が一番古く、すべてのオリジンであるということに間違いはないのですが、
自由軒が経営危機の際、料理長を務めたのが五男の吉田 憲治であり、彼が「せんば自由軒」を開業した際招聘したのが元の自由軒の総料理長だったことから、どちらが本家本元かの主張が今も食い違っているということのようです。

こちら難波「自由軒のこれまで」「せんば自由軒の歴史」を比較してみると(特に戦後のくだり)、双方の意見の食い違いがさらによくわかります。

ちなみにこの難波・自由軒の支店は「天保山店」「天神橋店」の二店のみ。
大阪でないといただけない、正真正銘「ナニワの味」。

看板メニューはご飯とカレー、そして玉子を混ぜ合わせる独特のカレー。
創業期、炊飯器によるご飯の保温が普及していなかった時代に、冷めたご飯でもアツアツのカレーと混ぜ合わせることで美味しくいただけると考案されたものだそう。

「せんば自由軒」では「名物インディアンカレー」と呼ばれるこのメニュー、ここ難波ではシンプルに「名物カレー」という呼称。
戦前この店に通い詰めた作家、織田作之助の代表作「夫婦善哉」にも登場する歴史的一品です。

店内には織田作之助のサインと写真が。
ここまで歴史や文学と密接にかかわったカレー屋もそうそうあるものではありません。




元々大阪初の洋食屋として開業しただけあって、カレー以外のメニューも取り揃え。
しかし、15年ぶりの訪問で名物カレーをいただかないわけにはいきませんよね。


★名物カレー(並) ¥680

安定のビジュアル。
これこそ、ナニワカレーライスの原点!!



まずは卓上のカレー専用ソースをサッとかけて・・・・


生卵とともにグチャグチャっとかき混ぜます。

関西では家庭でもカレーライスに生卵やソースをかけたりするのですが、それもこれもこの店が起源ということです。

15年ぶりにいただく名物カレーの味は、なんというか・・・時代の変化を感じさせるような味。

現代のわれわれがいただくと非常に素朴で、庶民的な味わいなのですが、明治の、まだ洋食自体珍しかった時代の人々が食べたときには、独特な異国の香りに思いを馳せる極上の味わいだったに違いありません。

今でこそ、カレーといっても様々な、華やかなバリエーションがあるわけですが、この原点中の原点のような味わいを、これからも忘れてはいけないなぁ、と感じました。

どんな食文化でも、原点というか基準点がなくなるのは恐ろしいことですからね。


日本一カレーライス文化が豊かな大阪で、いつまでも名物であり続けてほしいものです。

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