
「NAYA INDIA NOOR(ナヤインディア ヌール)」
マニア度が高い食いしん坊な方々から絶大な支持を受ける「NOORANI(ヌーラーニ)」の姉妹店です。
系列の姉妹店は他に「SONAHRA KITCHEN(ソネラ キッチン)」「GULAB Dining(グラーブ ダイニング)」があるのですが、単なるチェーン展開ではなく4店それぞれにテーマが設けられているため、メニューや価格構成もさまざま。
しかし、インドやドバイのホテルで修業したオーナーシェフ・ヌルール氏のこだわりは、他のよくあるインド店とは一線を画しているとの評判です。
特に4店の中で一番新しいこの「NAYA INDIA NOOR」には、ヌルール氏も力を入れているようで、関西インド料理マニアクラスタからの評判も上々なお店。

入口はビッカビカ異国情緒なライティングですが、お店の基礎構造は京都のお座敷小料理屋といった感じ。
こじんまり、アットホームですね。
メニューには、インド料理マニアが狂喜乱舞(マサラダンス)するような料理がズラリ!
ドーサやラッサム、サンバル、ミールスといった「南インド料理」だけでなく、ムガル系の「北インド料理」、
さらにニハーリ、ローガンジョシュ、マトンラーン、山羊のパヤといったムスリム系料理の充実には目を見張るものがあります。(パヤは3日前までに要予約)
もちろん、ハラール対応のお店でもあります。

★エフェス ピルスナー ¥760
有名なトルコのビール。
インドだけじゃなく、トルコやドイツのビールも置いているのがドバイっぽくて面白いですね。
ワインのラインナップもかなりのものでした。

★ビーフニハリ ¥1185
骨髄を煮込んで旨みを出したムスリム式カレーのニハーリ。
日本ではパキスタンのものが有名(ってほどじゃないけど、パキスタン料理として紹介されることが多いです)なのですが、
こちらはなんと、ヌルール氏の故郷コルカタのレシピ、いわば「ベンガル・ニハーリ」ですね。
パキスタンあたりのものと比べると、意外にもサラッとした仕上がり。
しかしホールスパイスの投入量はかなりのもので、特に大量のミントの葉による「オイリーかつ爽やか」な味わいは独特です。
ちなみに大辛(+¥108)にしたのですがベースが意外にスッキリしているため、チリペッパーの味とのバランス的にこれ以上辛くしないほうが良いかも。

★プディナライス ¥756
バスマティライスを炒めたミントの葉とスパイスで仕上げたピラフ。
厨房から出て来るや否や、凄まじいミントの香り!
ミント!ミント!ミントがたまらない!!
ビーフニハリとの最強ミントコンボは、胃の中が完全浄化されるような凄まじさ・・・最高!!

★ファルーダ ¥900
これは珍しい必殺インドパフェ!
バニラアイス、ピスタチオアイス、マンゴーアイスと重なった層を食べ進むと、ライチにレーズンそして・・・

グラブジャムーン!
さらにバナナ!ひよこ豆!ナッツ!パニール!プリン!
なんでも入った超贅沢マハラジャ仕様。
京都イチ押しスイーツはこれで決まりだな。
ちなみに現地風にちゃ~んと甘いのでそちらはご覚悟を。
今回は単独訪問につき、あまり多くの種類をいただくことはできなかったのですが、
インド料理マニアが足しげく通うだけの魅力が十分に感じることができました。
店内で交わされている客同士の会話もなかなかマニアックで、さすが関西。
マニア密度でいえば東京など比ではないな、と思いつつ、そこをしっかり受け止めるこのお店のような存在は貴重と言わざるを得ませんね。
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