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カルナータカから桶川へ来たらこうなった。「サッカール」(桶川)
category - カレー&スパイス・埼玉県
2014/
05/
09「インド料理」と「カレー」について、ちょっと考えてしまったランチのこと。
訪問したお店はこちら。
桶川「サッカール」

カルナータカ出身のシェフのお店だそうで、埼玉では数少ない南インド系の料理がいただけるとのこと。
かつてはドーサなどわかりやすい南インド料理も出していたようですが、流行らなかったのか今はメニューになし。
(事前オーダーで作ってくれるそうです。)
そんな状況も含め、どんな料理を提供しているのかに興味があったのです。
訪問したのは15時過ぎ。基本的に通し営業のようですね。

鄙びた外観からは想像もつかない、ムード満点な店内。

販売している食材、スパイスなどからはチャラさが全く感じられず、ありきたりの店とは一線を画したインド料理店であることは明白。

「親切にもてなす・HOSPITARITY」
「これがインド料理だと定義するにはあまりに種類が多すぎます」
などと書かれたメニューブックにも、こだわりの匂い。
写真中央にマナガツオを配置するあたり、南インド的センスですね。
メニューを開けば、確かに「南インド料理店」と呼ぶには北インド系がほとんどで、ドーサもワダもミールスもなし。
カレーにいくらか南インド系のものがあるようで、コリパダルタカレー(ググっても当店しか出てきません)、チキンメティ、ゴアフィッシュカレーなどがラインナップ。

★オクラのチリフライ ¥580
パコラと呼ぶには衣が薄くカリッとした、南インド的(なのかな?)フライ。
オクラの味に塩と胡椒とガラムマサラ、シンプルですがかなり美味いです。
流石、一味違うインド料理店って感じ。
さて、メインのカレーはどうしようかと悩んだのですが、ランチからラムビリヤニがあるのに気付き注文。
・・・が、ここからがまさかまさかの急展開。
こだわりの埼玉南インド系レストランで注文したラムビリヤニ、その姿とは・・・!!
(続く)
いや、前後編に分けるほどではないですが、その衝撃のビジュアルをお見せしましょう。
こだわりの埼玉南インド系レストランで注文したラムビリヤニ、その姿とは・・・こちら!!

★ラムブリヤニ ¥1100
コメントに窮するビジュアルでしょう???
日本米のモチモチ仕立て・・・かなりファンキールックなビリヤニ。
しかしインチキネパール店でよく出会うベチャベチャケチャップライスなビリヤニと違い、
スパイスの香り(といってもホールは見当たらないですが)もあり、用いる唐辛子もグリーンチリ。
ベリーホットで注文した故、かなり味のインパクトも大。
何より、ダムビリヤニ感を演出しようと白米をまぶせた仕上げが、突っ込みどころを超えて健気すぎる・・・
・・・これはなかなか判断が難しい一品ですね。
インド料理マニア及び原理主義者の目から見れば、「こんなの邪道」「まがいもののビリヤニ」
「初めて食べる人がこれがビリヤニと思ってもらったら困る」となるでしょう。
しかし、今まで日本のカレーくらいしか食べたことのない「素人」客がこれを食べたなら、
「独特だけど癖になる、美味すぎるドライカレー」と受け取るかもしれないのです。
実際、このビリヤニを日本人の若者が大阪のカフェで出していたと仮定しましょう。
多分、というか絶対、そのカフェは「独特のドライカレー」で人気沸騰、メディアが押し寄せるのは想像に難くないわけで。
「自由軒」のカレーより美味いかもしれんのです。
これを「カレー」として見るか、「インド料理」として見るかで、絶対評価が難しいところ。
その間隙を縫ったようなこの一品に、戸惑うなというのが無理なのかもしれません。
お店の言葉を借りるならば、
「これがインド料理だと定義するにはあまりに変数が多すぎます」
そもそも、我々が「本場風のインド料理」と呼んでいる定義が正しいかも、実際のところわからんわけですし。

★マドラスコーヒー ¥380
こういうのが出てくると非常に安心します。
あ、ちゃんと南インドなんだなって。
いや、しかし待てよ。
「ちゃんと南インドなんだな」って思わされているのは「ちゃんと南インドなんだな演出」にはまっているだけかもしれないぞ。
わかんなくなってきました。
とにかく、普通の店でないことだけは確か。
興味ある方は是非どうぞ!!
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
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訪問したお店はこちら。
桶川「サッカール」

カルナータカ出身のシェフのお店だそうで、埼玉では数少ない南インド系の料理がいただけるとのこと。
かつてはドーサなどわかりやすい南インド料理も出していたようですが、流行らなかったのか今はメニューになし。
(事前オーダーで作ってくれるそうです。)
そんな状況も含め、どんな料理を提供しているのかに興味があったのです。
訪問したのは15時過ぎ。基本的に通し営業のようですね。

鄙びた外観からは想像もつかない、ムード満点な店内。

販売している食材、スパイスなどからはチャラさが全く感じられず、ありきたりの店とは一線を画したインド料理店であることは明白。

「親切にもてなす・HOSPITARITY」
「これがインド料理だと定義するにはあまりに種類が多すぎます」
などと書かれたメニューブックにも、こだわりの匂い。
写真中央にマナガツオを配置するあたり、南インド的センスですね。
メニューを開けば、確かに「南インド料理店」と呼ぶには北インド系がほとんどで、ドーサもワダもミールスもなし。
カレーにいくらか南インド系のものがあるようで、コリパダルタカレー(ググっても当店しか出てきません)、チキンメティ、ゴアフィッシュカレーなどがラインナップ。

★オクラのチリフライ ¥580
パコラと呼ぶには衣が薄くカリッとした、南インド的(なのかな?)フライ。
オクラの味に塩と胡椒とガラムマサラ、シンプルですがかなり美味いです。
流石、一味違うインド料理店って感じ。
さて、メインのカレーはどうしようかと悩んだのですが、ランチからラムビリヤニがあるのに気付き注文。
・・・が、ここからがまさかまさかの急展開。
こだわりの埼玉南インド系レストランで注文したラムビリヤニ、その姿とは・・・!!
(続く)
いや、前後編に分けるほどではないですが、その衝撃のビジュアルをお見せしましょう。
こだわりの埼玉南インド系レストランで注文したラムビリヤニ、その姿とは・・・こちら!!

★ラムブリヤニ ¥1100
コメントに窮するビジュアルでしょう???
日本米のモチモチ仕立て・・・かなりファンキールックなビリヤニ。
しかしインチキネパール店でよく出会うベチャベチャケチャップライスなビリヤニと違い、
スパイスの香り(といってもホールは見当たらないですが)もあり、用いる唐辛子もグリーンチリ。
ベリーホットで注文した故、かなり味のインパクトも大。
何より、ダムビリヤニ感を演出しようと白米をまぶせた仕上げが、突っ込みどころを超えて健気すぎる・・・
・・・これはなかなか判断が難しい一品ですね。
インド料理マニア及び原理主義者の目から見れば、「こんなの邪道」「まがいもののビリヤニ」
「初めて食べる人がこれがビリヤニと思ってもらったら困る」となるでしょう。
しかし、今まで日本のカレーくらいしか食べたことのない「素人」客がこれを食べたなら、
「独特だけど癖になる、美味すぎるドライカレー」と受け取るかもしれないのです。
実際、このビリヤニを日本人の若者が大阪のカフェで出していたと仮定しましょう。
多分、というか絶対、そのカフェは「独特のドライカレー」で人気沸騰、メディアが押し寄せるのは想像に難くないわけで。
「自由軒」のカレーより美味いかもしれんのです。
これを「カレー」として見るか、「インド料理」として見るかで、絶対評価が難しいところ。
その間隙を縫ったようなこの一品に、戸惑うなというのが無理なのかもしれません。
お店の言葉を借りるならば、
「これがインド料理だと定義するにはあまりに変数が多すぎます」
そもそも、我々が「本場風のインド料理」と呼んでいる定義が正しいかも、実際のところわからんわけですし。

★マドラスコーヒー ¥380
こういうのが出てくると非常に安心します。
あ、ちゃんと南インドなんだなって。
いや、しかし待てよ。
「ちゃんと南インドなんだな」って思わされているのは「ちゃんと南インドなんだな演出」にはまっているだけかもしれないぞ。
わかんなくなってきました。
とにかく、普通の店でないことだけは確か。
興味ある方は是非どうぞ!!
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