長い棘をもつ有毒ウニ、ガンガゼと共生して身を守るのがこの魚。

プテラポゴン・カウデルニィ
学名:Pterapogon kauderni
別名:アマノガワテンジクダイ
英名:Banggai cardinalfish
最大長:8.0cm
原産地:インドネシア・バンガイ諸島近辺 30m以深
白黒モノトーンの体色ながら、独特の体型と天の川模様で人気が高い魚。
人工飼料によく餌付き、大人しくサンゴを傷つけないということで、
近年アクアリウム界でもよく知られるようになってきました。

他のテンジクダイの仲間同様、群れを作って定位していることが多いようです。
ガンガゼの棘の間にで身を守るのは幼魚時、とのこと。

実はこの種、卵が孵化するまで雄が口の中で守るマウスブリーダー。
海水魚ながら飼育・繁殖も容易で、国内で商業ベースの繁殖も始まっているそう。

一方、元来の生息地においては乱獲による個体数の減少が危惧されている様子。
繁殖力が強いが故にアクアリウム界で人気が出、
人気が出た故に乱獲され絶滅が危惧されているなんて、なんとも皮肉な話ですよね。
ブリード個体の安定供給が確立され、野生個体の乱獲が止むことを願います。
(撮影:すみだ水族館)
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