ついに、ついにあの「カラピンチャ」が実店舗を構え本格始動です!!

お店は王子公園駅からすぐの好立地。
同駅近くの水道筋商店街で日・月だけの間借り営業を続けながら、大阪での実店舗オープンを狙っていた「カラピンチャ」ですが、1年4ヶ月の試運転の間に名実ともにこの地に溶け込んじゃったようです。
(水道筋時代の記事はこちら)
「コートロッジ」が撤退したのち、ぽっかり穴が開いたようだった神戸スリランカ料理界ですから、名店「カラピンチャ」のオープンは嬉しい限り!
大阪には負けへんでぇ!!

新しいお店の中は店主ご夫婦のやさしい雰囲気そのまま。

すっきりとしつつも鮮やかな色使いはスリランカの街角食堂といった感じ。

・・・あ、武田尋善個展に出てた絵だ!!
(お手洗いにも旅人人形あり!)
実店舗をオープンしてからは日本人だけでなくスリランカ人の客も来るようになったそう。
この日もお昼時は行列ができていたようで、素晴らしいスタート!

★本日のカレープレート(エビ) ¥1100
レンズ豆のカレー(パリップ)
ビーツの煮物
オクラの和え物
ココナッツのふりかけ(ポルサンボル)
揚げせんべい(パパド)
ルヌミリス +¥100
アンブルティヤル +¥200
これこれ、これですよ!!This is スリランカ!!!
ライスは通常のコシヒカリとカハバト(ナッツ・レーズン・揚げ野菜を混ぜ合わせたインディカ米ごはん)を半々で。
店名になっているカラピンチャ(カレーリーフ)の緑が鮮やかですね。

この日カレーはチキンかエビ。
エビを選んだらものすごくプリプリ!!
スリランカごはんの基本、カレーもおかずもとにかく混ぜて混ぜていただきます。
食べるたび、胃がどんどん活性化するのがスリランカ料理の素敵なところ。
モリモリモリモリ・・・
関西・・・特に大阪にスリランカ料理の名店がひしめき合う現在ですが、面白いことにどの店も方向性が微妙にかぶることなく、それぞれの個性を発揮しているのが面白いですね。
こちら「カラピンチャ」の料理は作り手の雰囲気同様に優しい味わいながら、一品一品の味はぼやけることなくビシッと決まった感じ。
辛味を追加するルヌミリスを組み合わせれば、さらにメリハリも増し完璧。
スリランカ現地でひたすらココナッツを割るところから修業した店主らではの確かな味わいが光ります。

こちらアチャールも常備。

★ピッタラアーッパ ¥300
こちら「カラピンチャ」の名物アーッパ(ホッパー)。
米粉とココナッツミルクを発酵させた生地で作るスリランカの軽食です。
南インドのドーサにも似ていますね。
スリランカと異なって寒暖・湿度の差が激しい日本では仕込みがなかなか大変で、扱っているお店自体とても少ないメニュー(関西だとほかに「ワーサナ」、東京だと「アチャラナータ」くらいかな)。
ピッタラアーッパ (エッグホッパー)は玉子と胡椒を用いたアーッパで、しっとり部分とパリパリ部分の絶妙なグラデが癖になる逸品!!
スリランカ時代から使い込んだというアッパーパン(アーッパ専用の丸底フライパン)ならではの焼き色が素晴らしく、
玉ねぎの甘辛炒め=シーニサンボラとのマッチングも最高!!
非常に軽い味わいでお腹にもあまり溜らないので、クレープ気分でぜひ注文してみて!!
・・・っていうか、注文しないと損しますよ。

食後にはキリパニ(ヨーグルトにキトゥルシロップをかけたもの)のサービス。完璧。

★スパイスキリテー ¥350
インドでいうところのマサラチャイ。
関西セイロンティーの最高峰「ムジカ」の茶葉を使っています。
手抜きなしのこだわりが嬉しい!

★ワタラッパン ¥200
スリランカのプリンみたいなデザート。
現地より甘さを抑えており、繊細な美味さ。
しかもこの値段、注文しない手はありませんよ!

注目したいのがショップカード。
いろんなパターンがあるんです。
店主がスリランカで撮った写真あれこれがベースになっているのでチェックしてみて。
料理だけでなく、いろんなところにセンスが光る素敵なお店。
東京から簡単に通える場所ではないのですが、かな~り好きな感じです。
一年後にはとんでもない人気店になっている予感。
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