道行く人々ばかりでなく、百貨店の店員も全てマスク着用。
薬局では軒並みマスクが売り切れ。
しかも入荷未定という異常事態で、
電車内で咳払いでもしようものなら皆に睨まれるというSF的な状況が続いています。

現在新型インフルエンザは季節性のものと変わらない弱毒性であることが判明しており、今後強毒性に変異する可能性もあるため、
考え方によっては弱毒性の今、
一度かかっておいたほうが後の生存率はアップするとの見方もあるほど。
街中がパニックになるほどの事はないと思うのですが、
そこは現代日本人の哀しい性、マスメディアの報道にいとも簡単に操作されてしまいます。
正直、そっちの方が余程怖いです。
さて、今回のインフルエンザ騒動、影響を受けたのは人間だけでは無いようです。
大阪を中心に「幸福の神様」として親しまれているビリケン。
何軒かのの店頭に置かれたビリケンがマスクをしているのです。

そもそもビリケンの発祥はアメリカ・セントルイスのアーティスト、
Florence Pretzが1908年に制作した彫像。
彼女が夢の中で見た神がモデルになっているのだそう。
河童やグレイににているのはそのためですね。
その後「幸福の神様」として世界中に流行したのですが、
大阪の通天閣のビリケンは特に人々に親しまれ、庶民のマスコットと化しています。

ビリケン様にマスクをするのは、
裸の神様がインフルエンザにかからないようにとの配慮でしょうか?
そもそも神様は風邪を引くのでしょうか?
大阪でマスクをしたビリケンを何体も見るにつれ、
この神様がいかに庶民に愛されているか、
そして庶民がいかに、流行というものに動かされるか、
などということを、しみじみ思うのでした。
●「カレー細胞」Facebookページはじめました。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




- 関連記事
-
- 創造神? (2009/12/27)
- 神様も風邪をひく? (2009/05/27)
- 目に見えている世界全てが真実ではない・・・それを証明します。 (2009/04/11)