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2009/05/25

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ミャンマー新型スネークヘッド第一弾!「チャンナsp.ファイヤーエッジ」

category - スネークヘッド
2009/ 05/ 25
                 
以前先行してお伝えした、
ミャンマー産新スネークヘッド第一弾のご紹介。

FLYING ROPEFISH!
チャンナsp.ファイヤーエッジ
学名:Channa sp.
最大長:不明
原産地:ミャンマー

ミャンマーの新産地からやってきた新着スネークヘッド。
先立って入荷したビルマレッドフィンスネークヘッドとかなり似ていますが、
体型・色ともにいくつかの違いがあります。
まずは色彩。
ビルマレッドフィンはその名前にもかかわらずヒレのエッジがオレンジ。

※こちらビルマレッドフィンスネークヘッド
FLYING ROPEFISH!

しかし今回の魚は各ヒレのエッジが鮮やかな朱色に染まります。

※こちらがチャンナsp.ファイヤーエッジ
FLYING ROPEFISH!
まさにファイヤーエッジ。

ヒレのブルーもレッドフィンのような濃い青ではなく、
明るくメタリックなターコイズブルー。
FLYING ROPEFISH!
実物はかなり鮮烈です。

FLYING ROPEFISH!
背びれの後端はレッドフィンに比べ扇状に広がっています。
結果、フォルムはよりゴージャスに。

FLYING ROPEFISH!
ボディにはブルーが乗り、
プルクラなどに似た黒点がちりばめられています。
ビルマレッドフィンとも共通の特徴ですが、
よく似たドワーフスネークヘッドにはほとんどない特徴です。
やはりドワーフとは別種か?

そして・・・
FLYING ROPEFISH!
眼の近くに赤い模様が!?
ボディに赤が発色する要素を内に秘めているのでは?

FLYING ROPEFISH!
全体としてかなりビルマレッドフィンスネークヘッドに似ていますが、
ヒレの色彩、形状、眼の周りに赤が発色するなどの相違点があり、
その正体は謎。

現在ミャンマーは開発が進んでおり、
今回の便は以前の採集場所よりさらに「奥」へと入った新しい採集場所からのものだそう。
「奥」というのがどういった意味なのかはわかりませんが、
新産地であることは間違いなく、
このファイヤーエッジ、実は、
ビルマレッドフィンスネークヘッドの地域バリーエーションなのではないかと推測しています。
(実際今回のタイプをビルマレッドフィンスネークヘッドという名で販売しているところもあります。)
また、前回のビルマレッドフィンに比べ頭部を上から見ると横に広いため、
レッドフィンがメス、ファイヤーエッジがオスということも考えられます。
だとするとヒレの形状の違いは地域差ではなく雌雄差なのかも。

FLYING ROPEFISH!
の美しさはスネークヘッドの中でも屈指のもの。
色が明るく鮮やかな分、
ぱっと見の派手さはブルームーンギャラクシーより上ですね。

FLYING ROPEFISH!
ビルマレッドフィンスネークヘッドが入ってきたときは、
ドワーフの亜種もしくは地域変異?と思っていたのですが、
このファイヤーエッジを見るかぎり明らかに別種。
レッドフィンとファイヤーエッジ、この2個体が今後どういった変化を遂げるのか、
非常に期待されます!

そして・・・

アメンバー記事でも予告している通り、
ミャンマー新型スネークヘッドには第二弾があります!
こちらも状態が落ち着き次第、公開記事にしますので乞うご期待!!


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コメント

非公開コメント
        

8. 無題
>saya
スネークヘッドはスネークだけあって特に爬虫類っぽいですね!
携帯でスネークヘッドが飼えたらちょっと面白いなぁ…

でもスネークヘッドは単独飼育が基本なので、
繁殖したらその匹数だけ携帯が必要になって非経済的かも。

あと、携帯開いたときには飛び出し注意とか…
7. 無題
>松風さん
実は驚くほどシンプルなセッティングなんですけどね。
飛び出しやガラス面への激突防止のために、うちではプラケースを小型スネークヘッド飼育に用いているのですが、視界が濁りがちなのが玉にキズです。
魚にとっては悪いことではないんでしょうけど。
6. 無題
>タッカーさん
そうなんです!
この子はヒレがめちゃくちゃ綺麗でインパクトあるんです!
5. 無題
>shin316さん
なるほど北西部ですか…
確かに思い当たる節があります。

というのも、
今回の新産地からやって来たスネークヘッドの中にスネークヘッドガロと同種と思われる個体が入荷しているのです。

スネークヘッドガロといえば当ブログにも登場する珍スネークヘッドなのですが、今までインド、メガハラヤ州のガロ高地でしか採集出来なかった種。

もし今回ミャンマーでガロが発見されたのだとすると、インドにより近く、ガロ高地のような標高にある未開拓地においてではないかと、個人的に考えていたのです。

あくまで推測ですが、よりミャンマーの北西、より標高の高い産地が開拓された可能性は高いですね。
4. すごくきれいな
水色なんですねーー♪
鮮やかです!!

なんか、最近の万歩計のついている携帯で、
魚が飼えるらしいのですよ。
歩く歩数によってどんどん魚が増えていくそうなんですけど、知人はすごくはまっていましたよ(^^)♪
魚かわいすぎるって♪
好きな人は本当に好きなんでしょうね~♪
爬虫類と一緒ですね(^^)V
3. 無題
こんばんは。
レインボースネークヘッドのリリース以降、
目を奪われる美種がやってくるので、
驚いています。

美しい子ですが、やはり状態のよさを、
引き出す技術、飼育者のセンスが問われると
思います。

素晴らしい個体に素晴らしい飼育者。
いつも、本当にいいものを見させて頂いて
嬉しいです!
2. こんにちは
ヒレが、格好いい!!!
1. ミャンマー
昆虫業界では「ミャンマー奥地」というと北西部を指す場合が多いですね。
基本的に首都のラングーンから動く事になりますし、インド~ミャンマー国境のインド側は外国人立入禁止になっているので必然的に北西部は「奥地」になります。最近は中国側から入るルートもできているようですが…
何年か前にバディスの小型種(学名忘れました…)が北西部のカチン州で採集・輸入されて以来、話を聞かなくなったのですが、また新規開拓が始まっているみたいですね。
昆虫の話ですが、ミャンマー北西部は固有種・固有亜種が現在進行形で沢山発見されているので、魚類でも同じ事があっても不思議はないと思います。
日本は熱帯魚の学者が居ないに等しい状況なので新種と思われる魚を発見しても、なかなか日本で研究されずに海外の学者においしい所を全て持っていかれるのが悲しいです…