
これ、昭和の記録写真じゃありませんよ。
平成です。平成の世に、i-Phoneで撮った写真。
「カレー専門店 印度」
ターメリックの黄色に唐辛子の赤。
昭和の高度経済成長期を髣髴とさせる、見事にノスタルジックな面構えです。

カウンターのみの店内・・・というかほとんどチョイ飲み居酒屋の風情。
またその雰囲気にピッタリの女将さんが一人、静かにお冷を用意します。
正真正銘、嘘偽りのない、昭和な空間。
テレビから流れる「ルールル ルルル ルールル ルルル・・・♪」
はて、徹子の部屋は昭和51年からだっけか。
カウンターの奥にはドドン、とメニュー表が。

●一般向カレー
●インド風カレー
●パキスタン風カレー
の3系統。
しかもよく見りゃ「カシミール」やら「コルマ」やら、「デリー系」メニューがチラホラ。
そのどれもが「一般向」ではないのですね・・・
それでは注文してみましょうか。

★カシミールカレー ¥700
「デリー」を代表する激辛カレーであり、その系譜に連なる柏「ボンベイ」でも看板のカシミール。
銀の皿、黒くシャバシャバなルゥ、ゴロッと入った鶏肉とジャガイモ・・・
この店のカシミールもまた、それら全てを兼ね備えた王道ルックスです。
辛さもまさにカシミールの名に恥じない劇辛レベル。
(他の方の口コミを拝見すると「辛さ控えめ」などと評されていることが多いようのですが・・・この日は辛かったです。体調もある?かな?)
ただ唯一「デリー」と異なると感じたのは、かなり赤唐辛子の味が前面に出た辛さだということ。
(だから余計に体調によっては辛く感じるのかもしれませんね。)
「デリー」や「ボンベイ」ほど、スパイスの香りが立った仕上がりではなく、素朴さを感じさせる激辛カレー。
本家「デリー」との関係は果たして・・・と、女将さんに聞こうと思ったちょうどその時、常連さんと思しき方が入店し、結局聞けず仕舞い。
まぁ最近はネットなる便利なものがあるからと、あとでググッたのですが・・・「デリーとの関係は不明」「デリーインスパイア系?」などなど、意外にも謎は謎のまま。
誰か教えてくださいな。
・・・とネットで問いかけてみたら早速貴重な情報が。
「東京スパイシーフーズ」という業務用カレーメーカーで「印度」というブランドのカレーが提供されており、
このお店のメニュー構成とピッタリ符合していました。
以前は水道橋にも「カレーハウス印度」という店があり(2006年閉店)、その後柏にも同名店がオープンしたようなのですが、現在営業中かどうかは不明。
そのどれもが同じ書体の「印度」を用いていますので、「東京スパイシーフーズ」つながりなのは間違いなさそうですね。
いやぁ、ネットの情報ってホント凄いなぁ。
情報提供くださった北落師門さん、ありがとうございました。
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