一日三食ビリヤニが主食という、夢のような国なんです。
渡航するのにビザもパスポートも不要。
必要なのは、小田急線の切符のみ。
(新宿からの渡航費180JPY)
梅ヶ丘の駅を降り、徒歩5分ほどの住宅街に、その国はありました。


このドアの向こうが、ビリヤニの国。

「ビリヤニスタン共和国大使館 ビリヤニハウス」
一見、日本のシェアハウス。
そこに住む住人達も一見日本の若者たちのように見えるのですが、
実はこのビリヤニスタン共和国の国民たちなのです。
国の主産物はもちろんビリヤニ。
モナコよりも狭い国土の中には、様々なスパイスが貯蓄されていました。

ビリヤニスタンの朝は、スパイスを挽くところから始まります。

スパイスを惹き、炒める香り、その煙は国土全域に蔓延。
近ごろ日本では、中国から流れてくる黄砂に加え、
ビリヤニスタンから流れてくるスパイス煙も問題になっているとかいないとか。

日本では味噌汁、南インドではラッサムというのが食前スープの定番ですが、
このビリヤニスタン共和国では・・・・ビリヤニを食べる前にこちらをいただくのが習慣!

★マトンブレインカラヒ(脳味噌のカレー)
ビリヤニスタンには古くから「食前に脳味噌を食べると、頭が良くなって出世できる」という迷信があり、
そこからきた慣習のようですね。
出来立てアッツアツで、かなりスパイスビシバシッと来る脳味噌。
国庫(冷蔵庫)には、国民のIQを維持するための脳味噌が常に備蓄されているとのことです。

ビリヤニスタンは同じく少数民族によるチベットの独立を支持する立場。

また、30年ものあいだ操を守り続けた男子は国家から表彰されるという、奇妙な風習もあるようです。

さて、国名の由来ともなった名物ビリヤニが完成しつつありますよ・・・

この日のビリヤニは完全ムスリム式。
黄色と白に色分けされた米の色彩が魅惑的!!

★マトンビリヤニ
米のフワッとした食感、むせるほどのスパイスの量とヒーハーレベルの辛さ。
これはもう、日本では殆ど食べることの出来ない絶品ビリヤニです!
単にビリヤニ好きというだけでは到底たどり着かない味。
世界を渡り歩き、ビリヤニ大学を開催するなど、常に研究を怠らないビリヤニスタン代表・オオサワ氏の腕前に脱帽。(この日は最初から帽子をかぶっていませんでしたが)
初潜入となったビリヤニスタン共和国でしたが、想像をはるかに超えた本気のビリヤニに驚かされました。
調理終了したオオサワ氏も自らこのビリヤニを手食。
「うわぁ、うめぇ!」と叫ぶその姿には、近ごろ日本では見かけなくなった純粋な生き様が。

食後には普洱茶。
茶器も淹れ方もかなり本格的。
スパイス料理と中国茶は、本当に良く合いますね。
最近このビリヤニスタン共和国で地震があったそうです。
近隣国の日本は全く揺れなかったようなので・・・やはり地理的にもかなり独立した場所なのですね、ここは。
再訪しなければならない国がまた増えました。
お店ではなく、あくまでも「国」ですので、興味ある方は、大使館発の情報をキャッチしてみてくださいね。
ビリヤニハウス⇒https://www.facebook.com/biriyaanii.house?fref=ts
NBA 日本ビリヤニ協会⇒https://www.facebook.com/biriyani
●「カレー細胞」Facebookページはじめました。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




- 関連記事
-
- 三茶の白いカレー。「シュンドル ボン」(三軒茶屋) (2013/09/29)
- 潜入!スパイスにむせる国、ビリヤニスタン共和国。「ビリヤニハウス」(梅ヶ丘) (2013/09/23)
- スパイスの小宇宙へようこそ。「ボンナボンナ」(世田谷代田/下北沢) (2013/09/15)