
大きな10個の黒紋が特徴のトホシテントウ。
東京都練馬区のとある神社境内に大発生しているのを発見。

トホシテントウ
学名:Epilachna admirabilis
最大長:6~9mm
原産地:日本(北海道・本州・四国・九州)、中国
一般的なテントウムシであるナナホシテントウやナミテントウの体に光沢があるのに対して、
このトホシテントウは全身に微毛が生えているため体に光沢は感じられません。
基本的に光沢のあるテントウムシは肉食、
光沢のないテントウムシは草食のものが多いのですが、
このトホシテントウも例に漏れず草食で、カラスウリ類の植物の葉を主食としています。

そうそう見るテントウムシではないのですが、
いるところにはいるんですね。

幼虫は他のテントウムシと比べ、非常に棘が長い姿をしています。

慣れれば一発で見分けられますね。
ちなみにテントウムシは漢字で書くと「天道虫」。
「天道」とは太陽の神様。われわれも太陽のことを「おてんとうさま」と言いますよね。
「天道虫」とはこの虫が太陽を目掛けて飛ぶところからついた名前だとか。
決して「点十虫」ではありませんよ。

東京にも息づく小さな自然。
神社やお寺は今や、
市街地における生態系保護区のような役割を果たしているのかもしれませんね。
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