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関西スリラン化計画 -その1- 「カルータラ」・・・ランカ一筋15年。(肥後橋/渡辺橋)
category - カレー&スパイス・大阪府
2013/
08/
10今、関西のスリランカ料理が熱い。
2011年から2013年にかけて「ロッダグループ」「ラサハラ」「デッカオ」「セイロンカリー」「カラピンチャ」など、スリランカ人経営、日本人経営ともに本格的な実力派スリランカ料理店が続々オープン。
2011年に閉店した神戸北野の名店「コートロッジ」の穴を埋めるどころか、「スリランカ料理食べるならとりあえず大阪行け」というくらいの盛り上がりを見せています。
まさに「関西スリラン化計画」!!
そんなにスリランカ料理店ばっかり増えてカニバリが起こらないのかと心配になったりもするのですが、どうやらそこは逆。
ある店でスリランカ料理を好きになった人が他の店に訪問したりといった相乗効果もある様子。
東京と比べ人と人の関わりが濃い関西では、スリランカ料理店同士の繋がりも濃く、店同士が互いに高めあっているような気風も感じられるのです。
同業者の繋がりが濃い分、テキトーに日和った商売をしていると一瞬で評判ガタ落ちになることもあるわけで、結果品質本位の真剣勝負となっているあたりは、関西の飲食全般がハイレベルを保っている理由でもあるのでしょう。
東京であれば「的確なマーケティング」と「巧い宣伝広報」だけでそれなりにいけちゃう部分もあるのですが、関西ではやはり、「その店独特の強み」「オリジナリティ」がなければ通用しない。
(その差は飲食だけでなく、アパレルなんかでも言えることで、東京のセレクトショップなんてどこ行っても同じ品揃え!!「傾向と対策」で作られたつまらなさにはホント辟易しちゃいます)
そうじゃなきゃ生き残れないわけですから、スリランカ料理店もそれぞれのお店にそれぞれの魅力があって実に素敵なのです。
そんな「関西スリラン化」探訪、一軒目は大御所「カルータラ」。

肥後橋の、ちょっと微笑ましいほどの裏路地にお店はあります。

ディナーは予約のみ。
通常営業はランチのみで、しかも売り切れ御免という関西スタイル。
この日も少々道に迷ったおかげで午後2時前、ラストギリギリ滑り込みセーフというハラハラっぷりでありました。

店内には「おかげさまで15周年」の旗。
そう、ここは関西スリランカシーンが盛り上がりを見せるはるか前、1998年にオープンしたお店。
店主の横田さんはその頃から毎年スパイスを仕入れにスリランカへと出向いているという本気っぷり。
前述の「コートロッジ」、創業12年の「ラージャスターン」と並び、関西スリランカ料理を牽引してきた「アニキ」的存在のお店なんです。
さてこのお店、ランチメニューはシンプルにワンプレートのライス&カレー。
カレーライス文化が色濃い大阪らしいルックスです。

★エビカリー ¥900
薄い銀皿にサラッサラのカレーとターメリックライス。
大ぶりの海老が5尾も入っています。
で、これが実に旨い。
スリランカ料理が好きか嫌いかとか、そういうことを全部置いておいたとして、カレーとしてかなりの旨さです。
もちろん、スリランカのスパイスを用いて、ランチのみ少量生産で丁寧に仕込んでいるからなのでしょうが、一口食べただけで15年もお店が続いている理由は明白。
「旨い」その一点。
実にカッコいいです。

付け合せにはピクルスと・・・
こちらも追加で注文してみました。

★KATTA SAMBOLA ¥100
モルジブフィッシュ(和名:ハガツオ)の鰹節を用いた辛口サンボル。
これがまた実にいい!!
ビックリするほど胃が働いて、スルスルと食が進みます。
魚の旨みを重視するスリランカ料理はもともと、日本人の味覚によく合うものですよね。

★エビカリーとレンズ豆カリー ハーフ&ハーフ ¥850
こちらはハーフ&ハーフ。
混ぜて食べることを前提とした盛り付けが楽しいですね。
大阪には「自由軒」はじめ、混ぜて食べるカレー文化が根付いていますから、すんなり受け入れられてきたのではないでしょうか。
このレンズ豆カリーも唸るような旨さ、激おすすめです。
素晴らしいのは、一気に食べたにも関わらず、食後に胃の重さを全く感じない点。
これこそが、スリランカマジック。

食後にはキリパニをいただきました。
キトゥルシロップという、椰子から取った蜜をかけたヨーグルトです。
「異国料理」というよりも、「カレー」というジャンルにピッタリはまるシンプルさでありながら、
忘れられない旨さを突きつけてくるその実力はまさに、関西スリランカ料理界の「カッコイイ兄貴」といった感じ。
新しくできたスリランカ料理店との交流も盛んなようで、他のお店の話になると「是非、行ってあげて下さい!」という横田さんが非常に印象的でした。
特に「カラピンチャ」の濱田さんとはよく一緒にスリランカへ行く仲だそう。
いやぁ、話には聞いていたけれど関西のスリランカ料理界、実に文化的盛り上がりを見せていますね。
その空気がビシビシと伝わってきて羨ましい!!
・・・さて次なる訪問先は、スリランカ人兄弟による話題の実力店「ロッダグループ」ですよ。
乞うご期待!!
●「カレー細胞」Facebookページはじめました。
https://www.facebook.com/CurryCell
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2011年から2013年にかけて「ロッダグループ」「ラサハラ」「デッカオ」「セイロンカリー」「カラピンチャ」など、スリランカ人経営、日本人経営ともに本格的な実力派スリランカ料理店が続々オープン。
2011年に閉店した神戸北野の名店「コートロッジ」の穴を埋めるどころか、「スリランカ料理食べるならとりあえず大阪行け」というくらいの盛り上がりを見せています。
まさに「関西スリラン化計画」!!
そんなにスリランカ料理店ばっかり増えてカニバリが起こらないのかと心配になったりもするのですが、どうやらそこは逆。
ある店でスリランカ料理を好きになった人が他の店に訪問したりといった相乗効果もある様子。
東京と比べ人と人の関わりが濃い関西では、スリランカ料理店同士の繋がりも濃く、店同士が互いに高めあっているような気風も感じられるのです。
同業者の繋がりが濃い分、テキトーに日和った商売をしていると一瞬で評判ガタ落ちになることもあるわけで、結果品質本位の真剣勝負となっているあたりは、関西の飲食全般がハイレベルを保っている理由でもあるのでしょう。
東京であれば「的確なマーケティング」と「巧い宣伝広報」だけでそれなりにいけちゃう部分もあるのですが、関西ではやはり、「その店独特の強み」「オリジナリティ」がなければ通用しない。
(その差は飲食だけでなく、アパレルなんかでも言えることで、東京のセレクトショップなんてどこ行っても同じ品揃え!!「傾向と対策」で作られたつまらなさにはホント辟易しちゃいます)
そうじゃなきゃ生き残れないわけですから、スリランカ料理店もそれぞれのお店にそれぞれの魅力があって実に素敵なのです。
そんな「関西スリラン化」探訪、一軒目は大御所「カルータラ」。

肥後橋の、ちょっと微笑ましいほどの裏路地にお店はあります。

ディナーは予約のみ。
通常営業はランチのみで、しかも売り切れ御免という関西スタイル。
この日も少々道に迷ったおかげで午後2時前、ラストギリギリ滑り込みセーフというハラハラっぷりでありました。

店内には「おかげさまで15周年」の旗。
そう、ここは関西スリランカシーンが盛り上がりを見せるはるか前、1998年にオープンしたお店。
店主の横田さんはその頃から毎年スパイスを仕入れにスリランカへと出向いているという本気っぷり。
前述の「コートロッジ」、創業12年の「ラージャスターン」と並び、関西スリランカ料理を牽引してきた「アニキ」的存在のお店なんです。
さてこのお店、ランチメニューはシンプルにワンプレートのライス&カレー。
カレーライス文化が色濃い大阪らしいルックスです。

★エビカリー ¥900
薄い銀皿にサラッサラのカレーとターメリックライス。
大ぶりの海老が5尾も入っています。
で、これが実に旨い。
スリランカ料理が好きか嫌いかとか、そういうことを全部置いておいたとして、カレーとしてかなりの旨さです。
もちろん、スリランカのスパイスを用いて、ランチのみ少量生産で丁寧に仕込んでいるからなのでしょうが、一口食べただけで15年もお店が続いている理由は明白。
「旨い」その一点。
実にカッコいいです。

付け合せにはピクルスと・・・
こちらも追加で注文してみました。

★KATTA SAMBOLA ¥100
モルジブフィッシュ(和名:ハガツオ)の鰹節を用いた辛口サンボル。
これがまた実にいい!!
ビックリするほど胃が働いて、スルスルと食が進みます。
魚の旨みを重視するスリランカ料理はもともと、日本人の味覚によく合うものですよね。

★エビカリーとレンズ豆カリー ハーフ&ハーフ ¥850
こちらはハーフ&ハーフ。
混ぜて食べることを前提とした盛り付けが楽しいですね。
大阪には「自由軒」はじめ、混ぜて食べるカレー文化が根付いていますから、すんなり受け入れられてきたのではないでしょうか。
このレンズ豆カリーも唸るような旨さ、激おすすめです。
素晴らしいのは、一気に食べたにも関わらず、食後に胃の重さを全く感じない点。
これこそが、スリランカマジック。

食後にはキリパニをいただきました。
キトゥルシロップという、椰子から取った蜜をかけたヨーグルトです。
「異国料理」というよりも、「カレー」というジャンルにピッタリはまるシンプルさでありながら、
忘れられない旨さを突きつけてくるその実力はまさに、関西スリランカ料理界の「カッコイイ兄貴」といった感じ。
新しくできたスリランカ料理店との交流も盛んなようで、他のお店の話になると「是非、行ってあげて下さい!」という横田さんが非常に印象的でした。
特に「カラピンチャ」の濱田さんとはよく一緒にスリランカへ行く仲だそう。
いやぁ、話には聞いていたけれど関西のスリランカ料理界、実に文化的盛り上がりを見せていますね。
その空気がビシビシと伝わってきて羨ましい!!
・・・さて次なる訪問先は、スリランカ人兄弟による話題の実力店「ロッダグループ」ですよ。
乞うご期待!!
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