不動の一流インドレストラン。「シターラ青山」(表参道)
2013年10月12日00:00
[赤坂,青山]
これまでカレーのお店を1500軒ほど紹介してきたにもかかわらず、まだこの大御所を上げていなかったことにビックリ(笑)

「シターラ青山」
オープンは2004年。
駅周辺や百貨店などに展開するレストラン&デリ「シターラ」グループの旗艦店にして、
長きに渡り、東京のインド料理シーンを牽引してきた揺るぎなき名店。
その「エレガントな一流レストランとしてのインド料理」というスタンスにおいて、現在でも並ぶもののない存在かもしれません。
(あえて比べるなら神戸「ショナルパ」か、能見台「ガネーシュ」か。)

装飾を排した、ミニマリズムの贅沢。
ファッションに例えれば、一枚6万円ほどもするアン・ドゥムルメステールの白いシャツといったところ。
まずはランチのご紹介。
実際、ランチでしっかり実力を発揮できるお店の少ないこと。
この名店は、一般のインド料理店と比べると幾分値が張りながらも、庶民に手が届かないほどではなく、
それでいて他店では味わえない高級インド料理の片鱗をしっかりと楽しませてくれます。
しかも、ちょっとお財布に余裕があれば、プラス価格でカレーをグレードアップも出来るという、
まさに庶民からセレブまで満足できるランチ設定。

★プラオセット ¥1300
カレー=ローガンジョッシュ +¥420
頑張ってセレブ仕様にしてみました。
ランチとはいえ細部にわたる盛りつけのこだわり、流石はシターラ。
プラオはシイタケやシメジ、マイタケがふんだんに入ったキノコづくし。
バスマティのフワッとした仕上がりにも唸らさせます。
追加価格で組み合わせたローガンジョッシュ、中近東由来のカレーらしいオイリーさ加減が魅力的。
そして何より、ミディアムレアなマトン肉の素晴らしいボリューム!まるでステーキです。
それでいて味わいはフレンチの如く上品かつ優雅。

酸味全開のマンゴーピクルも、サツマイモのバジ(天ぷら)も気が利いています。

★マサラティー

★ケサリ フィルニ ¥420
こちらはお米をミルクで煮込み、サフランやカルダモンを加えたインドの伝統的なライスプリン。
最後のデザートまで、全く抜かりのない仕上がり。
他の「シターラ」各店のランチも美味しいにはおいしいのですが、やはり「青山店」は別格ですね。
さて次は、ディナーの紹介といきましょう。

★タンドリーチキン(ハーフ)¥1800
決して安くはないのですが、それだけの価値はある贅沢チキン。
肉質も、漬け込んだスパイスの香りやヨーグルトの酸味も、頭ひとつ抜きん出たクオリティ。

★ジャルジーラ ¥600
こちらはクミンとミントのスパイシーなソフトドリンク。
高級レストランでありながら、しっかりとマニア心を掴む変わったメニューが多いのも夜シターラの魅力です。

★キーママタール ¥1500
こちらは定番の挽き肉とグリーンピースのカレー。
普通のカレーを頼んでも、間違いなく美味いですよ。
そしてこちらは、普通じゃないカレー。

★サフェド・ラジャスタン・マーンズ ¥1500
皇帝のカレーと称されるラジャスタン地方の白いラムカレー。
カシューナッツと玉ねぎのグレービーで作られた、クリーミーかつ爽やかなカレーです。
これはちょっと、一度は食べていただきたい看板メニュー。
ただしスパイス度合いはそれほど強くないので、先ほどのキーママタールなり、
辛めのカレーと合わせていただくことをおススメしますよ。

★パランタ(ラッチャ) ¥500
もちろん炭水化物も選び放題。
ナンにチャパティにパラタ、それにルーマリロティなんてマニアックチョイスも。
こちらのパラタも油っこさがまったくなく、貴婦人が頂くのに適した仕様なのでした。

★鱧のスープカレー、ケララ風 ¥2000
こちらは夏季限定メニュー。
シターラは常に期間限定メニューを提供しており、それがまた再訪時のお楽しみだったり。
フレッシュカレーリーフ、ココナッツミルク、海老の出汁で作ったカレーに湯引きした鱧を入れたこの一品は、
「ほぉ、こんなインド料理もあるんだ」と驚くとともに、「ほぉ、鱧のこんな食べ方もあるんだ」と驚くこともできる興味深いものでした。
いつ、何を食べても唸らさせられる、実に完成したレストラン。
「今日はカレー食べたいね」ではなく、「今日のディナーはどこにしようか」で選ばれるべき、一級グルメスポットなのですよね。
アメリカなど海外ではこういう雰囲気のインドレストランに出会うこともあるのだけれど、日本では本当に貴重。
10年後もこのスタンスを崩さず頑張って欲しいものです。
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「シターラ青山」
オープンは2004年。
駅周辺や百貨店などに展開するレストラン&デリ「シターラ」グループの旗艦店にして、
長きに渡り、東京のインド料理シーンを牽引してきた揺るぎなき名店。
その「エレガントな一流レストランとしてのインド料理」というスタンスにおいて、現在でも並ぶもののない存在かもしれません。
(あえて比べるなら神戸「ショナルパ」か、能見台「ガネーシュ」か。)

装飾を排した、ミニマリズムの贅沢。
ファッションに例えれば、一枚6万円ほどもするアン・ドゥムルメステールの白いシャツといったところ。
まずはランチのご紹介。
実際、ランチでしっかり実力を発揮できるお店の少ないこと。
この名店は、一般のインド料理店と比べると幾分値が張りながらも、庶民に手が届かないほどではなく、
それでいて他店では味わえない高級インド料理の片鱗をしっかりと楽しませてくれます。
しかも、ちょっとお財布に余裕があれば、プラス価格でカレーをグレードアップも出来るという、
まさに庶民からセレブまで満足できるランチ設定。

★プラオセット ¥1300
カレー=ローガンジョッシュ +¥420
頑張ってセレブ仕様にしてみました。
ランチとはいえ細部にわたる盛りつけのこだわり、流石はシターラ。
プラオはシイタケやシメジ、マイタケがふんだんに入ったキノコづくし。
バスマティのフワッとした仕上がりにも唸らさせます。
追加価格で組み合わせたローガンジョッシュ、中近東由来のカレーらしいオイリーさ加減が魅力的。
そして何より、ミディアムレアなマトン肉の素晴らしいボリューム!まるでステーキです。
それでいて味わいはフレンチの如く上品かつ優雅。

酸味全開のマンゴーピクルも、サツマイモのバジ(天ぷら)も気が利いています。

★マサラティー

★ケサリ フィルニ ¥420
こちらはお米をミルクで煮込み、サフランやカルダモンを加えたインドの伝統的なライスプリン。
最後のデザートまで、全く抜かりのない仕上がり。
他の「シターラ」各店のランチも美味しいにはおいしいのですが、やはり「青山店」は別格ですね。
さて次は、ディナーの紹介といきましょう。

★タンドリーチキン(ハーフ)¥1800
決して安くはないのですが、それだけの価値はある贅沢チキン。
肉質も、漬け込んだスパイスの香りやヨーグルトの酸味も、頭ひとつ抜きん出たクオリティ。

★ジャルジーラ ¥600
こちらはクミンとミントのスパイシーなソフトドリンク。
高級レストランでありながら、しっかりとマニア心を掴む変わったメニューが多いのも夜シターラの魅力です。

★キーママタール ¥1500
こちらは定番の挽き肉とグリーンピースのカレー。
普通のカレーを頼んでも、間違いなく美味いですよ。
そしてこちらは、普通じゃないカレー。

★サフェド・ラジャスタン・マーンズ ¥1500
皇帝のカレーと称されるラジャスタン地方の白いラムカレー。
カシューナッツと玉ねぎのグレービーで作られた、クリーミーかつ爽やかなカレーです。
これはちょっと、一度は食べていただきたい看板メニュー。
ただしスパイス度合いはそれほど強くないので、先ほどのキーママタールなり、
辛めのカレーと合わせていただくことをおススメしますよ。

★パランタ(ラッチャ) ¥500
もちろん炭水化物も選び放題。
ナンにチャパティにパラタ、それにルーマリロティなんてマニアックチョイスも。
こちらのパラタも油っこさがまったくなく、貴婦人が頂くのに適した仕様なのでした。

★鱧のスープカレー、ケララ風 ¥2000
こちらは夏季限定メニュー。
シターラは常に期間限定メニューを提供しており、それがまた再訪時のお楽しみだったり。
フレッシュカレーリーフ、ココナッツミルク、海老の出汁で作ったカレーに湯引きした鱧を入れたこの一品は、
「ほぉ、こんなインド料理もあるんだ」と驚くとともに、「ほぉ、鱧のこんな食べ方もあるんだ」と驚くこともできる興味深いものでした。
いつ、何を食べても唸らさせられる、実に完成したレストラン。
「今日はカレー食べたいね」ではなく、「今日のディナーはどこにしようか」で選ばれるべき、一級グルメスポットなのですよね。
アメリカなど海外ではこういう雰囲気のインドレストランに出会うこともあるのだけれど、日本では本当に貴重。
10年後もこのスタンスを崩さず頑張って欲しいものです。
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