
ここに、とんでもないお店が登場しました。

「印度家庭料理 レカ」
一体何が凄いって・・・
「西インドの街角にある普通の定食屋が、あたりまえのように時空を超え存在している」のです。

いちおうここは日本ですから、日本語も書いてあります。
が、ホントそれぐらい。日本を感じさせるのは。

店内に入った時の店員さんたちのリアクションがまたリアルインド。
「え?なんで日本人が??」って感じの戸惑いっぷり。
メニューを開いてみました。
素敵すぎて笑ってしまいました。




写真がついていて、材料もしっかり書いてあるので、日本人にも結構わかりやすい。
しかし・・・よく見りゃ価格表示が「JPY」!

★ミサル・パウ JPY500
素敵すぎて泣けてきます。
「ミサル」はミックス豆のカレー、「パウ」はパン。
西インドの食堂でよく食べられている庶民派メニューだそう。
・・・こんな料理を日本人向けに出すなんてまるで考えられません。
店員さんサイドの戸惑いもよ〜くわかります。

メニュー表記によれば「特殊ミサルパウマサラ」なるものを用いているらしい・・それ欲しいな。

店員さんに教わった通り、ミサルをトーストにつけていただきます。
・・・はぁぁぁ、美味い。
適度にスパイシーで、全く重くない。
毎日カレーを食べる私にとって、この日常そのもののカレー(と呼んで良いのかわかりませんが)はまさに望んでいた味なのかも。
ミサルパウが思った以上にサラッといただけたので、もう一品。

★アンダ・ブルジ JPY500
「アンダ」は卵、「ブルジ」は炒めるという意。
つまり西インドのスクランブルエッグですね。
現地では屋台で立ち食いするメニューだそうです。
マニアックの極地ですね。

フワッと仕上がった玉子。
何の華やかさもない、だからこそリアルなインドの日常に感動。

ミサルパウ同様、食パンにつけていただきますが、こちらはトーストなし。
その辺の微妙な違いが、我々には伺い知れないインド人の日常のリアルなんでしょう。
「やっぱミサルパウはトーストだよね〜」みたいな。
店を出るのが名残惜しくて、デザートも頼んじゃいました。

★ガジャルハルワ JPY200
★チャイ JPY200
私の大好きなニンジンのデザートです。
アッツアツでの提供。
甘さ控えめでチャイとよく合いますね。
二品で400円・・・もといJPY400なのも、日本経済無視な感じで素晴らしいです。
ちなみにチャイはマサラチャイ、ローズチャイなど種類が選べるらしい・・・後で知りました。
優しい眼差しが印象的な店主プラニクさんは西インド・ムンバイ近くの街プナ出身。
店名のレカは彼のお母さんの名前だそうです。
故郷から遠く離れた東京の地で、幼い頃食べたおふくろの味を。
その気持ちが、ここまでリアルで飾らない空間を創りだしたのでしょう。
その天然さがマニアにはとっても嬉しい、愛らしいお店です。
お昼と夜は基本メニュー構成は同じ。
しかしカレーの種類が異なるとのこと。
ビリヤニもかなり美味いそうなので、ちょっとリピしなきゃいけませんね。
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