
イモリザメ
学名:Parmaturus pilosus
英名:Salamander shark
最大長:64cm
原産地:太平洋・東シナ海(日本近海)、水深500~800m
この深海ザメは現在のところ日本近海でしか発見されていない固有種です。
サメの仲間にはカエルザメやら、ヤモリザメやら、様々な名前がありますが、
このサメはどの辺がイモリなんでしょうか?
英名のサラマンダーシャークも直訳すれば「サンショウウオザメ」ですから、
イメージはほぼ共通なんでしょうか・・・謎です。

大きい眼が特徴で、
深海のわずかな光を増幅して餌となる生物を探します。

薄暗い水槽のなかをヒュンヒュンと泳ぐ姿は、とにかくカッコいいの一言。

フラッシュなしの流し撮りに、何度も、

何度も、

何度もチャレンジしてしまいました。
うーん、美しい流線型。

このサメは肝臓の重さが体重の1/4ほどもあり、
そこには肝油成分のスクワレンが多く含まれています。
最近よく「深海鮫から抽出したサメ肝油」とかいって
健康サプリメントとして売られている、アレですね。

飼育難易度が高く、飼育例そのものも少ないサメ。
各種サメの飼育で有名な「アクアワールド・大洗」で長期飼育に挑戦中だそうですが、
それ以外の地で生きた姿を見ることができるのは大変貴重。
必見です。
◆→『深海生物特集』全14回目次◆
サンシャイン国際水族館
Deep Sea~深海の不思議な生きものたち~
09/03/20~09/05/10
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