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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

美空ひばりが愛した日本一のボルシチ。「キッチン ボン」(恵比寿)

洋食、それは昭和の甘美なる響き。

遥かなる欧米に思いを馳せ、モダンの空気を一杯に吸い込みながらいただく、一皿のロマンチシズム。
交通の便がよくなった現在でも、ヨーロッパへ飛べば本場の洋食がいただけるのか・・・といえばそうではない。
洋食とは、日本でしかいただくことのできない、非・日本食なのでありましょう。

ただし洋食にも「キッチン南海」のような大衆向け日常的なお店から、文化人達が集まるサロン的高級店まで、ピンとキリがあります。
今回ご紹介する恵比寿「キッチン・ボン」は、価格帯でいえば後者にあたるのでしょうが、なんとも気さくな空気にあふれる独特のポジション。
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そして特筆すべきは・・・このお店、まさに必殺の看板メニューが存在するのです。

「美空ひばりが愛した、日本一のボルシチ」

日本一・・・それは決して誇張でもなんでもなく、これ以上の美味さはないと確信するに足る、驚愕のボルシチ。

その美しいビジュアルをご覧ください。
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いわゆるロシア料理店にある、具材がゴロゴロ入ったボルシチとは全く異なって、野菜はサラサラのスープに溶け込み、見える具材は少なめ。
しかしそこに入った牛肉のクオリティたるや・・・サシが入った上質な肉を五日かけてトロトロになるまで仕込んだだけはあります。
そして、ニンニクの香りと、レモンの酸味・・・・ボルシチには本来サワークリームを用いるところ、あえて生クリームを用いつつ、
酸味を調節できるようスライスレモンを沈めているのです。

その未体験の美味さたるや・・・まさに絶句モノ。

価格は一皿1470円(ハーフは997円)。
3000円~8000円台のメニューが並ぶ当店においてはサービスメニューとも言える手頃さでもあります。

photo:05
実はこのボルシチにはとんでもないバックボーンがあって、
初代シェフ須田義夫さんが満州「大和ホテル」の料理人時代、旧帝政ロシアの皇室料理長から直々に学んだのがこのボルシチなのだとか。
しかも50年以上もの間、継ぎ足しながら煮込まれ続けているという、恐ろしく貴重な一品。

昭和洋食の浪漫、ここに極まれり。といった感じです。

photo:06
是非あわせてほしいのがこの特製黒パン
ボルシチと合わせたとき味が強くならないよう酸味を抑えたオリジナル。
神戸出身の私も、洋食とパンの組み合わせにはかなり舌が肥えていると思うのですが、このパンは美味い!!
まさにベストコンビネーションといえるでしょう。

昭和の歌姫美空ひばりさんがこのお店を初めて訪れたのは映画「ジャンケン娘」(1955年)の撮影の頃だそうで、
当時「三人娘」として人気絶頂の美空ひばり・雪村いずみ・江利チエミが三人で訪問したのだとか。
その他、このお店を愛した有名人に長嶋茂雄さんなどがいるそうです。

お昼にはカレーライスなどもあるのですが、
やはりこのお店にきたらまず至高のボルシチを注文し、そのあまりの美味さにおったまげてみて下さいませ。

凄いですよ。

↓一日一回。クリックはこちら 
 



キッチン・ボン




関連ランキング:洋食 | 恵比寿駅代官山駅中目黒駅




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コメント

1. すごい!

美空ひばりさんが亡くなってはや四半世紀。

彼女が好きだった料理が食べられる場所、貴重です。

いつか行ってみたいと思いました。情報ありがとうございます。

  • 2013/02/27(水) 00:09:00 |
  • URL |
  • 枝川さと子 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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