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ロックランズの生態系~爬虫類・動物編~南ア特集-5-
category - カレー&スパイス・南アフリカ
2012/
11/
20★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。
ケープタウンから車で3~4時間ほど北上したあたり、
多様で独自の生態系で有名なセダーバーグ野生保護区(Cederberg WR)。
巨大な風化花崗岩が連なった奇想天外な光景が広がる、通称ロックランズといわれる一帯には、
多肉植物をはじめとする多様な植物系がみられます。
そしてもちろん動物も・・・とりわけ爬虫類の多様さには目を見張るものが。
今回は私が数日間のロックランズ滞在の間出会った動物達をご紹介してゆきましょう。

山の麓に広がる平原にロバがいました。
放牧というには囲いがなさ過ぎるのですが・・・野生化しているのでしょうか?
周辺の平原には他に、ダチョウ、バブーン(ヒヒ)、ホロホロチョウ、スプリングボックなどもいました。
全部写真には撮れなかったのが残念ではあります。
特にバブーンは凶暴で群れをなしており、「出会ったら決して歯を見せてはならない」ということ。
ヒヒは威嚇するときに歯をむきだしにするので、こちらが歯を見せて笑っていたとしても威嚇と捉え攻撃してくるのだそう。
なかなかスリリングです。
おや・・・
これは巨大な蟻塚です。
いや、蟻とは言っても・・・・

シロアリなのですが。
ご存知の方も多いとは思いますが、シロアリは蟻の仲間ではなくむしろゴキブリに近縁。
こちらのシロアリは、日本とは異なり飴色をしています。
シロアリの蟻塚はかなり多く見られたのですが、時に崩されたものもあり、
聞けば「アリクイが壊したもの」なのだということ。
しかし分類上のいわゆる「アリクイ」は南アメリカ大陸の動物なので、ここでいうアリクイ(anteater)とは、
現地でいうパンゴリン、つまりセンザンコウ(scaly anteater)のことだと思われます。
野生のセンザンコウ、見てみたかった。
お、道を横切る巨大な物体・・・

こちらはヒョウモンガメ Stigmochelys pardalisですね。
動物園などではカラフルに見える黒と黄褐色の模様の甲羅も、
この地でみればなるほど、風景に溶け込んでいますね。
このカメ、乾燥した砂地に生える多肉植物を食べ、シロアリの古い蟻塚で休眠するのだそう。
なるほど、見渡せば実に納得の生活空間です。

今度はヘビの登場です。
バイパーのような模様でドキッとしたのですが、顔つきが丸かったのでHouse Snakeの仲間かもしれません。

おっとでかい! こちらはオオヤスデの仲間 Spirosteptus Sp.でしょうか。
奇蟲マニアには垂涎の光景です。

遠くには随分と尾の長い鳥が。
なんてエキゾチックなんでしょう。

・・・さて、ロックランズの動物達が暮らすのは、ふもとの砂地だけではありません。
今度は岩の上を見てみましょう。

岩の窪みにびっしりと詰まった、木の実のような物体。
聞けば「ウォーリーの糞」ということ。
ウォーリーというのは現地の呼称で、ケープハイラックス(Procavia capensis)のこと。

(写真:wikipedia ©Hans Hillewaert)
ハイラックスは岩の上に住み、タヌキやモルモットのような姿をしている動物ですが、
実はゾウやサイの先祖に近い仲間。

そして、さらに驚きの発見。
この不思議な岩の上に小さな水たまりがあったのですが・・・
⇒目次はこちら。
ケープタウンから車で3~4時間ほど北上したあたり、
多様で独自の生態系で有名なセダーバーグ野生保護区(Cederberg WR)。
巨大な風化花崗岩が連なった奇想天外な光景が広がる、通称ロックランズといわれる一帯には、
多肉植物をはじめとする多様な植物系がみられます。
そしてもちろん動物も・・・とりわけ爬虫類の多様さには目を見張るものが。
今回は私が数日間のロックランズ滞在の間出会った動物達をご紹介してゆきましょう。

山の麓に広がる平原にロバがいました。
放牧というには囲いがなさ過ぎるのですが・・・野生化しているのでしょうか?
周辺の平原には他に、ダチョウ、バブーン(ヒヒ)、ホロホロチョウ、スプリングボックなどもいました。
全部写真には撮れなかったのが残念ではあります。
特にバブーンは凶暴で群れをなしており、「出会ったら決して歯を見せてはならない」ということ。
ヒヒは威嚇するときに歯をむきだしにするので、こちらが歯を見せて笑っていたとしても威嚇と捉え攻撃してくるのだそう。
なかなかスリリングです。
おや・・・

これは巨大な蟻塚です。
いや、蟻とは言っても・・・・

シロアリなのですが。
ご存知の方も多いとは思いますが、シロアリは蟻の仲間ではなくむしろゴキブリに近縁。
こちらのシロアリは、日本とは異なり飴色をしています。
シロアリの蟻塚はかなり多く見られたのですが、時に崩されたものもあり、
聞けば「アリクイが壊したもの」なのだということ。
しかし分類上のいわゆる「アリクイ」は南アメリカ大陸の動物なので、ここでいうアリクイ(anteater)とは、
現地でいうパンゴリン、つまりセンザンコウ(scaly anteater)のことだと思われます。
野生のセンザンコウ、見てみたかった。
お、道を横切る巨大な物体・・・

こちらはヒョウモンガメ Stigmochelys pardalisですね。
動物園などではカラフルに見える黒と黄褐色の模様の甲羅も、
この地でみればなるほど、風景に溶け込んでいますね。
このカメ、乾燥した砂地に生える多肉植物を食べ、シロアリの古い蟻塚で休眠するのだそう。
なるほど、見渡せば実に納得の生活空間です。

今度はヘビの登場です。
バイパーのような模様でドキッとしたのですが、顔つきが丸かったのでHouse Snakeの仲間かもしれません。

おっとでかい! こちらはオオヤスデの仲間 Spirosteptus Sp.でしょうか。
奇蟲マニアには垂涎の光景です。

遠くには随分と尾の長い鳥が。
なんてエキゾチックなんでしょう。

・・・さて、ロックランズの動物達が暮らすのは、ふもとの砂地だけではありません。
今度は岩の上を見てみましょう。

岩の窪みにびっしりと詰まった、木の実のような物体。
聞けば「ウォーリーの糞」ということ。
ウォーリーというのは現地の呼称で、ケープハイラックス(Procavia capensis)のこと。

(写真:wikipedia ©Hans Hillewaert)
ハイラックスは岩の上に住み、タヌキやモルモットのような姿をしている動物ですが、
実はゾウやサイの先祖に近い仲間。
実は後に、意外な場所で出会うことになるのですが・・・それはまた先の話。

そして、さらに驚きの発見。
この不思議な岩の上に小さな水たまりがあったのですが・・・
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