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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

B級映画とB級グルメ、昭和の灯よ永遠に。「カレーコーナー三原」(東銀座)

B級映画の楽園「銀座シネパトス」が2013年3月をもって閉館するそうです。
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理由は映画館のある三原橋地下街が耐久性の問題で取り壊されるためだそう。


一見すればただのボロい映画館ではあるけれど、
1990年代から今にいたる映画をとりまく環境の変化の中で、銀座シネパトスは実に独得な価値をもった場所でした。


シネコンや3D映画の勢力拡大による、メジャー映画配給の均一化の一方で、アート系ミニシアターのニッチ化が進み、
せっかく作っても劇場公開されないままレンタルビデオ屋に直行する映画は増える一方。


しかしどうやら「劇場公開作品」かどうか、はレンタルやセルの成績にも大きく影響してくるようで、


映画制作者サイドとしては「一週間だけでも、レイトだけでも、劇場公開してから・・・」という願いがあるわけです。

銀座シネパトスはそんな、シネコンにもミニシアターにもかけてもらえなかった作品を細々と公開する場所であり、
客側としては、「こんな映画よく公開してくれたなぁ」という作品に出会える貴重な場所でもあったのです。

しかも3つあるスクリーンのうち一つは邦画専用。
この映画館の存在に助けられた映画制作者は一体どれだけいたのでしょうか・・・

確かにその許容度の広さ故、公開される作品の中には掘り出し物もあれば、どうしようもないダメ映画もありました。
コリー・ユエン監督ジェット・リー主演の痛快作「D&D完全黙秘」なんて、ここじゃなきゃ公開してくれなかっただろうし、
あまりにダメ過ぎて一番怒っていたのは観客だったという「怒りの逃亡者 RAGE」なんて、ここじゃなきゃ観ちゃうことはなかった。

・・・でもそんな、未知のアタリを引く楽しみがこの劇場にはあったわけです。

最近では各地の名画座が続々閉館に追い込まれる中、
「名画座宣言」と称してレイトショーで往年の名画やマニアックな作品を発掘したりと頑張っていたので、
今回の閉館発表はまさに残念。

一つの灯が消える思いですね。

・・・さて、話をカレーに移しましょう。

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三原橋地下街には映画館の他に何軒かの昭和的なお店が入っています。
「三原」というお店は二カ所にあって、シネパトスの邦画専用スクリーン側の角にあるほうは、
「カレーコーナー三原」と呼ばれています。

photo:05
この「カレーコーナー三原」、基本的にはもう一軒の「三原」同様の居酒屋なのですが、
カツカレーや築地直送広島の牡蠣を用いたカキカレーが人気。
しかも「金曜日はカレーの日」ということで、通常700円のカレーが全て550円になるんです。

(ちなみになぜ昔から「金曜日はカレーの日」なのかは、こちらの記事をご覧ください。)

もちろん金曜日に行ってきましたよ。


photo:01
店内はまさに昭和の空気そのもの。
かといって、レトロなノスタルジィとして沈殿しているのではなく、
あくまでも今ここにライブ感としてある昭和の空気なんです。

店内には平成の無責任男、高田純次の来店写真に、
快楽亭ブラック師匠のライブチラシ(モノクロコピー)と、まさに完璧の極み!!

狭い店内はいつだってほぼ満席。
「御馳走さま!じゃ、競艇行ってくるわ!」なんて声が飛び交ったり。

photo:04
カツカレー 金曜価格 ¥550
ニッポンの正しきカレーライス。
いや、ライスカレーと言うべきか。
ホクホクのご飯に緩めのルゥ、重くなくサラリと食べられる嬉しい味です。
カラッと硬めに揚がったカツの衣もこのカレーに良く合いますね。

付け合わせはパスタサラダ・・・というか、大衆食堂的スパゲッチサラダ。
そして・・・
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お味噌汁。

実に、実に正しいです。

銀座シネパトス閉館に伴い、このお店がどうなるのかはまだ未定。
でも、三原橋地下街自体を取り壊すとなると、今のままではいられなくはなるのでしょう。
お店の人によると「特に工事の連絡とか来てないんです。」ということ。

・・・向かいの銀座シネパトスには新作のポスターが。
photo:02
29歳でグラビアデビューした壇密の初主演作「私の奴隷になりなさい」
いやぁ、シネパトスは最後までブレがありませんね。

ポスターには
密さんの直筆コメントがありました。

「銀座シネパトス様『壇上で 閉館止めるは 蜜の手か』」

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カレーコーナー三原カレー / 東銀座駅銀座駅銀座一丁目駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3


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