
ズンッ!!!
今にも空へ発射しそうなサンマ。
これ、実はサンマカレーなんです。
10月某日、USHIZOさん主催のカレー会CCUが新大久保のタピで行われました。
参加者は12名。
タピは小さな小さなお店なのですが、立食形式でセッティングしてくださり楽しいひとときが過ごせました。
さて、「タピ」はベンガル料理などをベースにしながらも、日本独特の季節の旬を組み合わせた独創的な料理が持ち味なのですが、
この日はまさにその本領発揮。
秋の味覚をふんだんに取り入れたスパイス料理はどれも見たことも食べたこともないものでした。

この日のメニューは以下の通り。
・さんまのピクルス
・さんまカレー
・茄子カレー
・マトンカレー
・紫芋パコラ
・白子パコラ
・ムング豆フムス
・大根のサンバル
・ダール
・デザート
・お茶
白子からフムスまで同じテーブルに並んでいるってのがまさにタピですね。
こちらは紫芋パコラ。
芋をまるまる使っているので巨大。
で、こちらが白子パコラ。
辛し明太よろしくチリペッパーがかかっていてなかなかの辛さ。
でもって中はぎっしり白子ですから、どんな北インド料理よりもリッチ&クリーミーな味わいなんです。
この火一番驚いたのがこちら、さんまのピクルス。
回遊水槽のように二匹のサンマが円を描き、その中にトロットロの完熟柿ソースが輝いているんです。
非常に動的な、絵画を見ているかのような盛り付け。
サンマと柿、同じ秋の味覚ながら出会うことのなかった二つの香りが互いを打ち消すことなく共存している不思議な一皿。
これをいただけただけでも、来た甲斐があったというものです。

食後は栗のデザート。
最後まで日本の秋を堪能させていただきました。
やはりタピの料理は全て、「えっ?」というフェイントの後「なるほど!」とくるのが楽しい。
まさに旬の食材をカンバスに、スパイスという筆で描かれた油絵のよう。
食欲の秋と、芸術の秋、それを一度に味わうことができるのがタピの素敵なところですね。
この日は立食形式だったこともあり、参加者同士のコミュニケーションが活発だたのも嬉しいところ。
「マレーシアごはんの会」主催の音さん、「My Breakfast」のひろこさんなど、
非常に幅広い面々が集まってきたのも、流石USHIZOさんといったところです。
ブログ、Facebook、twitter、mixiなどなど、様々なSNSを経由して、
様々な人、様々なクラスタの人々がカレーやスパイス料理の世界に興味を持ち踏み込もうとしている今、
参加者が固定しすぎない、CCUのようなオフのあり方はひとつの指針となるような気がします。
主催者のUSHIZOさん、タピさん、参加者の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
(USHIZOさんの記事はこちら)
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TAPiR (東南アジア料理 / 新大久保駅、大久保駅、西武新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.4
昼総合点★★★★☆ 4.4
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