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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

アフタースリフェス ビシバシ食事会@「タップロボーン」(青山一丁目)

毎年秋になれば週末ごと各国のフェスが目白押しなわけですが、
ことスリランカフェスティバルだけは特別中の特別。

何が特別って、訪問者数に占めるカレーマニア濃度が毎度凄いのです。
しかもそのメンバーの顔ぶれが超弩級。

今年もまた、名古屋カレー界の至宝といわれるあのお方、
長野から一年分のスリランカ食材買い出しに出てこられるあの方、
かつて大森の地でエレガントな南インド料理を提供してきた伝説のあの方、
そして尊敬する「マンションカレー」の大巨匠まで、
まぁなんというカレーのオリンポス。

そしてこれほどの皆様が集っていたのが、青山スリランカ料理の星「タップロボーン」のブース。
そしてそのブース出店を手伝い、マニアの輪をつなげ広げていったCherryさんの呼びかけで、
このたび『アフタースリフェス ビシバシ食事会@タップロボーン』が開催されました。

photo:01
実はCherryさんによるタップロボーン食事会はこれが初めてではありません。
過去2回にわたり「ファーストステップ食事会」と称し、
カレーオフ初心者の皆さんを集めた食事会を開催してきたのです。

今回集まった30人(!)のうちの半数以上はその「ファーストステップ食事会」からのつながり。
とかく固定メンバーで固まりがちなマニアの世界ですが、
Cherryさんのようにネット発信だけでなく、リアル活動においてもカレーファンの裾野を広げていく活躍、
実に頭が下がる思いです。

またその一方で、今回は「ファーストステップ」という冠を外したこともあり、
前述のスリフェスに集った最強メンバーはじめ、強烈なメンバーも参画。
名古屋や長野からこのためにやってくる方々もいれば、
食べログで超有名なあの方から、日本最強タイ料理ブロガーのあの方まで!?
コレは実に面白い顔ぶれですね~


photo:02
30人の尋常ならざるお客たちを迎え、厨房も真剣勝負。
Cherryさんはこの日のために店主カピラさんと綿密な打ち合わせを繰り返したようで、
普段なかなか食べることのできない、「ホンモノのビシバシスリランカ料理」を用意しているとのこと。

料理が待ちきれませんが・・・まずは乾杯です。


photo:03
タクンシャルドネ(白) ¥390

待っている間、本日のメニューが書かれたA4の紙が配られます。
これはCherryさんが事前に用意し、カピラさんがお店でコピーしたもの。

こうしたアイテムがあるとメモを取る手間が省けるし、
なにより殆どの人にとって未知の料理のオンパレード、
どんな料理かわからず食べるのとわかって食べるのとでは楽しさが全然違うわけです。

さて、いよいよ料理の登場。まずは前菜。


photo:04
★ムンゲッタキリバット『ムング豆を加えた超贅沢なキリバット』

キリバットとは、スリランカではお祝い事で食されるというココナッツミルクライス。
ムング豆を加えたということで、日本で言うお赤飯みたいな御目出度さ!!

★ウルドゥーワデ『これがスリランカ方式ワダなのだ!』

これは実に興味深いですね。
地理的に隣接する南インドとスリランカでは似た料理も多いのですが、
このワデにはなんとモルディブフィッシュ(和名:ハガツオ)が練り込まれているのです!

★2色のルヌミリス『おぉ、何とぜいたくな緑と赤のルヌミリス!』

うん、萌え系アニメのタイトルのようですね「2色のルヌミリス ~序章~」的な。
ルヌミリスとは唐辛子にモルディブフィッシュや玉ねぎを加えて作る辛口ペースト。
緑と赤という2種の「へびとうがらし」を使ったルヌミリスはまさにストレートな辛さ!!

★ミックス ゴトゥコラサンボル『三つ葉にトマト、パプリカを加えました』

ゴトゥコラというのは三つ葉のようなスリランカのハーブ。
アーユルヴェーダでは「若返りのハーブ」として知られ、
知性と記憶力を高め、老化を遅らせ、体内を浄化し、副腎を強めるなど、まさに万能級。
実はツボクサとかオトメアゼナという名前で日本にも自生しており、分布の北限が福島県だったりするのですよね。
かように興味深いハーブが用いられたこの一品、パイナップルが入っていたりしてするっと食べやすいです。

う~ん、のっけから素晴らしいですね。
甘い辛い丸い尖ってるという激しい振幅が一つの皿の上にあり、ここで「ごちそうさま」でも大満足・・・いやいや。

続いて、ライス&カリースペシャル『スリフェスどころじゃない美味さ!』の登場です。

photo:05
★かぼちゃカリー『タップロ大人気の新感覚萌え系カリー』

まさに時はハロウィーン。
隣のお店ではハロウィーン合コンが開催されていたらしく、
お店の前をバニーやら、天使やら、婦人警官やらが通り過ぎていったりしたわけですが、
このかぼちゃカリーだって負けていないほどの萌え度であります。

★ダロカリー『イカの風味豊かなマニア泣かせのカリー』

これが激しく美味い。
インドでも南のケララあたりではイカのカレーがあったりしますが、このイカカリーの濃厚さにはノックアウト!

★ククルマスウエンシュナ『ビシバシ系、エッジの効いた大人仕様のチキンカリー』

他のカリーもそうですが、水分が非常に少ない、どろりとした濃厚カレー。
ククルマスは鶏肉です。
カピラさんによると、スリランカでは唐辛子を辛さを加えるだけでなくとろみを加えるために用いるのだとか。
なるほど、それでここまで味が凝縮されたカリーが出来上がるのですね。
隣席の南インドの巨匠も一言「スリランカのカレーに慣れちゃった人は、南インド料理が物足りなく感じるんじゃないか」。
それほどガッツン濃厚なのです。

★コラマルーン『青菜とキャベッジをココナッツで炒めたもの』

濃厚ビシバシなカリーが並ぶ中、これは彩り&付け合わせとして非常に助かります。

★イエローライス『カラピンチャ、ランペを加えた風味豊かなライス』

うん、実はこのライスが素晴らしい。
スリランカ米に白米を加え、カラピンチャやランペと一度炒めた後炊き上げたものなのだとか。
ジーラライスほど重くなく、むしろレモンライスのような爽やかさが濃厚カレーに良く合います!

★タッカリサンボル『トマトが主役の特製サンボル ライスのつけあわせに』

玉ねぎとトマトの爽やかな和え物。
ちゃーんとバランスが考えられていつつ、一筋縄なものは一品もないのが嬉しいですね。

・・・と、さて、ここで本日のメインイベント。
スリフェスでも大注目だったコットゥロティ作りのの実演です。
photo:08
タカタカタカ ザッ タカタカタカ タカタカタカ♪
タカタカタカ ザッ ザッ タカタカタカ ザッ

鉄板と包丁で奏でられる小刻みなリズムがとっても心地よい。
STOMP的に何人かでライブやって欲しいなぁ。
一曲終わるごとにコットゥロティがいただけるという・・・
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出来上がったコットゥロティをカピラさんが屋台的パックに詰め込んで・・・

photo:02
★コットゥロティ(野菜)『アンダーワールド的なアゲアゲで、スリフェスのライブ感をお楽しみください。』

いやぁ、このパッケージ、気分はまさにスリフェス。
しかしやっぱりしっかりした厨房で作った出来立てコットゥロティは、フェスとはひと味もふた味も違う美味さなのでした。

★妻のメニック・スペシャル もつカリー『カピラさんが大好物おうちカリー。スリランカ家庭料理バンザイ!』

いやぁ、このあたりになるとCherryさんの料理解説も私情が入りまくっていて微笑ましいですね。
で実際このモツカリー、北新地やら十三あたりで出してもヒットしそうな優しい美味さに溢れています。

ビシバシ、バキバキとかなりアグレッシブな料理を前半畳み掛け、ここで屋台と家庭の温かさを持ってくるあたり、
考えに考え抜かれた構成ですね。
しかも持ち帰り可能なパックなため、すでにお腹いっぱいな方はそのままテイクアウトが可能という配慮。
マニアな食事会を何度も経験しているCherryさんの経験値がここで活きているようです。

次はデザート。
photo:01
★サゴプディング『スリランカではかなり定番のタピオカプリン』
★ミックスフルーツ『実は、果物の宝庫スリランカならではの代表的なデザート。果物の食べ方が変わります』



いやぁもう、大満足ですよ。



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最後に日本大好きスリランカ人店長カピラさんのトーク。

スリランカはホスピタリティが世界一。
つまり、人に親切にする国なのだけれども、日本に来て、
ここはスリランカと同じくらい人が親切な場所だと感じたとのこと。

スリランカ人の自分が日本をとっても大好きなので、
日本人が日本のことをダメだとかいうのがどうにもつらいとも話されていました。

嬉しい反面、実に身につまされます。
我々も、もっと日本に自信をもって世界と向き合わねばなりませんね。

また、『私はスリランカ料理を守りたい』とも。
カピラさんの故郷キャンディの街は一度も植民地支配されたことのない場所。
だからスリランカでも他の場所と違ったスリランカ料理がある。
自分はこの青山の地で、日本人の感覚にすりよるのではなく、
逆に日本人がスリランカ料理のほうに近づいて集まってきて欲しい、とアツくアツく。

確かにこの日の料理にはそれだけの魅力とポテンシャルがありました。

料理は人が作り、人が食べるものですから、
情熱というものがストレートに表現として出てくる、と私は思っています。



photo:10
締めはやはりセイロンミルクティー

世界中に紅茶の名産地は沢山あれど、一番味が濃いのはセイロン(スリランカ)じゃないかしら。

会も終盤になるとみんな自由に歓談タイム。
筋金入りのマニアの皆様も、スリランカ料理に興味を持ちはじめたばかりの皆様も、
この日は等しく大感動の宴だったのではないでしょうか。

会を主催してくれたCherryさん、そして情熱のこもった料理を提供してくださったカピラさんはじめお店の皆様、
加えて名古屋からはるばる遠征してきたにもかかわらず、おしぼり配りからドリンクオーダー、配膳まで大活躍だったuさん、
どうもありがとうございました。

このスリランカ料理の輪がどんどん広がっていくと良いですね。

次回参加希望の方はspicecherryさんのブログ『全身カレーな人々』を今からチェックですよ。

■今回の主催者spicecherryさんの記事「アフタースリフェス ビシバシ食事会@タップロボーン」大盛況!
■長野からはるばる東京のスリランカへ。かれい・からいさんの記事「東京に行ってカレーを食べてきたわけです。」
■ファーストステップ食事会からの常連鈴木さんの記事 「アフタースリフェスぴーぽー」

↓一日一回。クリックはこちら
    

スパイシービストロ タップロボーンスリランカ料理 / 青山一丁目駅外苑前駅乃木坂駅

夜総合点★★★★ 4.3


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