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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

近海マグロとタイカレー。「Wakame」(Capetown) ~南ア特集-9-

★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
  ⇒目次はこちら。


事前に耳に入れていた一つの情報。

「南アフリカでは寿司屋でタイカレーが出てくる。」

え?いや、それって本当なのだろうか?

絶対確かめてみたい。

訪れた先は国際貿易都市ケープタウン。
南アフリカに3つある首都のうち、立法府にあたる街で、
人種差別やエイズ、レイプで悪評高い南アフリカの中では比較的安全といわれる場所。
photo:01
港に見えるは、日本の漁船。
そう、ここは遠洋漁業に出向いた日本のマグロ漁船が行き着く港でもあり、
船員達が街に落とすお金で経済が活性化してきた経緯から、
日本人は「名誉白人」としてアパルトヘイトによる差別から免れてきた・・・のだとか。

つまり、日本で食べる遠洋漁業のマグロは、こちらから見ると近海の魚なわけで、
ならきっと、寿司も美味しかろうと。
photo:02
夕日の強烈なビームが美しい、海岸通の光景。
そこに結構評判のよい寿司屋があるということで早速の訪問です。


photo:01
「Wakame」

・・・なんとも脱力系の名前ですが、
2010年ワールドカップで「Reccomended VIP VENUE」にピックアップされたちゃんとしたお店。

photo:04
店内に入ってビックリ、なんて贅沢な空間!!


photo:02
オーシャンビューも凄みがあります。


photo:03
バーカウンターの奥には水槽が。
・・・う~ん、
日本の寿司屋の生簀をイメージしているのでしょうが・・・・


photo:05
中に泳いでいるのは寿司ネタとは全く関係ない淡水熱帯魚たち。

シノドンティスやコンゴーテトラ、ネオランプロローグスなどアフリカの魚のみならず、
メティニスやパロットファイヤーなど南米由来の魚もいたりして、
きっとこいつら生簀の意味を理解してないなぁ・・・と思いつつも、
寿司屋でアクアリウム鑑賞が出来ることにちょっとワクワクもしたりして。


photo:06
カウンターにはシャツの襟を立てた黒人店員さん。
「よぉ、大将!」と呼ぶよりも、「Yo BRO!」と呼ぶのがふさわしそうです。


photo:07
席につき、まずはじめに配膳されたのがこちら。
・・・お箸のおき方、90度ずれてますが、まぁそこは文化の違いということで。


photo:08
まずは一番搾り・・・ではなく、隣国ナミビアのビール、Windhoek
これ、ほんとに人気だなぁ。


photo:09
まずは枝豆。
無難に美味いです。


photo:10
SALT AND PEPPER TOFU
WITH CHILLI AND SPRING ONIONS
42ランド


いわゆる揚げ出し豆腐・・・なのですが、塩コショウでしっかり味付けがされており・・・
photo:01
タイあたりのスイートチリソースでいただくという・・・。
いや、でもこれが結構美味しかったんです。

photo:02
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合わせるのはやっぱりケープワインでしょう。
この店は扱っているワインの銘柄が非常に多く、ケープワインを楽しむ目的で寄ってもよさそう。

・・・さて、そろそろ近海マグロを注文してみましょうか。

いや、せっかくなので刺身の盛り合わせで注文してみましょう!!

photo:03
・・・うむ、確かに盛り合わせ!!!・・・ではあるけれど。
物凄い量のマグロとサーモン、その二種類だけやんけ!!!(笑)
しかも気づいたこと、

マグロが黒い!!

確かに新鮮ではあるはずのマグロなのですが、やはり捌くまでの状態維持の技術差か?
東京で食べるマグロのほうがはるかに風味が良いですね。
いや、これはこれで美味しいのですが・・・日本の魚介調理技術の高さをここに来て再認識しちゃいました。

あ、サーモンは日本で食べるよりも脂がのって数段美味しかったですよ。

photo:04
OYSTARS
1個18ランド


生牡蠣だって行っちゃいますよ!!
さすが地中海気候の街だけあって、南欧で牡蠣を食べてるようだ。美味い!

photo:06
RAINBOW RELOADED
88ランド

レインボー・リローデッド!!!
格好良すぎる名前のこのお寿司、いわゆるカリフォルニアのレインボーロールをさらに華やかにした続編的一皿。
海老にサーモン、アボカド、マグロ、その上にマヨネーズ、テリヤキソース、キャビア(おそらくランプフィッシュ)など、
縦横無尽なこのお寿司、これもまた結構美味いんです。
普通にマグロの刺身食うより、こっちのほうがオススメだなぁ。

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次はレインボー・レボリューションズの登場が楽しみ!!・・・って、ないない。

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こちらはマグロのステーキ。
あ、これも美味しいぞ。

普通のお寿司だってあります。
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うん、いなりがパティシェメイドなルックスになっている以外、普通に美味しい普通のお寿司ですね。
安心していただくことができますよ。

・・・しかし、お寿司や海鮮だけで満足していたら、南アフリカの寿司屋にまで来た意味がありません。

そろそろ行っちゃいますか。

photo:01
RED THAI CHICKEN COCONUT CURRY
95ランド


いやぁ、本当にありました、タイカレー。
いたってオーソドックスで健全なレッドカレーではありますが、
ジャスミンライスに青海苔がブレンドされているあたりが、寿司屋のタイカレー。

photo:02
うんうん、意外とスパイシーで美味しいぞ。

寿司屋でタイカレーなんて、え~っと思っていたけれど、揚げ出し豆腐にチリソースつけたり、
お寿司にテリヤキソースかけたり、いなりにマヨ乗せたりといった世界観のなかでは、意外にタイカレーも馴染むもの。

よく考えてみたら、南アフリカから見た日本とタイの差なんて、日本から見たアルジェリアとナイジェリアくらいの差なわけで、
日本のあちこちのアフリカ料理店でクスクスが出てくるのと同じく、寿司屋でタイカレーが出てくることに何の違和感もないのでしょう。

やっぱり味付けの濃いメニューがないと満足しない客も多いでしょうから、タイカレーあたりがチョイスされたのでしょうか。
この店では他に、北京ダックなんかもありましたけど。

締めはやっぱりこの一品。
photo:10
MISO SOUP
20ランド


ここで飲む味噌汁は、確かに味噌汁ではあるのだけれども、やっぱり東洋のスープという感覚。
面白いものです。
このスープに沈む深緑のヒラヒラこそが、この店の名前「wakame」だということを、お客の何割が知っているのでしょう・・・

というわけで、ホントにタイカレーがあることを確認できた南アフリカの寿司屋。
普段海外まで来てわざわざ日本食を食べたりしない私ですが、ここでは結構満足感を得ることができました。

・・・え?ネタとして?いや、もちろん料理としての満足ですってば。


Wakame
Corner of Beach Road & Surrey Place
Mouille Point, Cape Town
8005 South Africa

GPS -33.90012,18.40529

Sunday & Monday: 10:00 - 18:00

Tuesday & Wednesday: Closed

Thursday & Friday: 10:00 - 22:00

Saturday: 18:00 - 22:00

⇒「Wakame」HP

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Wakame

夜総合点★★★☆☆ 3.8



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