Post
あの、3500円カツカレーを食べてみた。「SATSUKI」(赤坂見附/永田町)
category - [赤坂,青山]
2012/
09/
28自民党の新総裁となった安倍晋三氏が叩かれているようだ。
理由は・・・
「3500円のカツカレーを食べるなんて、庶民感覚とかけ離れている。」
ということらしい。
わはは・・・別にいいじゃないか、と思う。
それどころが、大いに結構!とさえ。
出る杭をすぐ叩きたくなるのは日本人の悪い癖だ。
過度の平等意識が、寄ってたかって成功者の足を引っ張る行動へと駆り立てる。
(実際、安倍氏が成功者かどうかは別として。)
日本の長きにわたる封建社会の中で、貴族や武家などの支配階級にとってそれは都合の良いことだった。
庶民が足を引っ張り合うことで、自分たちの既得権益を脅かす者の台頭を牽制することができたからだ。
それはまた、GHQにとっても都合がよかった。
そして、新たな権益を日本に得た近隣諸国にとっても。
強力なリーダーが出ないよう、自分たちで足を引っ張り合う日本という国のなんと扱いやすいことか。
しかし我々はそろそろ気がつくべきだ。
それがまるでサッカーの試合中に、味方のドリブルをインターセプトし、味方同士のラフプレーで負傷退場を連
発するがごとき滑稽さであることに。
そんなことをしている間に、何点ゴールを決められているのだ、日本は。
国際社会に仁義はない。
日本が震災によって弱っていると見るや、ここぞとばかり容赦なく外圧をかけてくる近隣諸国。
いかにして血を流さず他国を侵略するかばかり考えている相手と向き合う中、
食べたカツカレーの価格ごときで自国の政治家を攻撃する、味方ヅラしたラフプレイヤーたちの顔を、我々はしっかりと覚えておくべきかもしれない。
安倍さんや自民党の主義主張がどうかは別として、リーダーの台頭を阻む「気持ち悪いチカラ」には十分に注意せねば。
・・・そもそも、総裁選という大勝負の直前に、「勝つ」とゲンを担いで特上のカツカレーを食べる。
とっても健康な庶民感覚ではないか。
3500円はたしかに決して安くはないが、日本のトップを目指す者が食べちゃいけないような価格か?
自分よりいいものを食べてる人を見たら、「おれもがんばろう!」と思うほうが健全じゃないだろうか?
トップに立つ者はカッコよくなきゃいけない。もてはやされなければいけない。
羨ましがられなければいけない。
でなきゃ、誰もトップなんて目指さないし、リーダーなんて出てきやしない。
いや、まてよ?
これがカツカレーじゃなく寿司だったら、3500円ごときでこれほど騒ぐか?
焼肉だったらどうだ???
・・・・ん???
カレーだから、いけないのか?
「カレーごときに3500円払うなんて」ってこと?
なんだか、攻撃されているのは安倍さんですが、
馬鹿にされているのはカレーだという気がしてきましたよ。
これは、カレーのために立ち上がらなければ!!
・・・・と、あれこれ考えていたら、いつの間にか赤坂見附の駅に到着。
目の前にはホテルニューオータニ。
そうです。
総裁選の直前、安倍さんはここにいたわけですね。
「SATSUKI」
ホテルニューオータニ、メインロビー階にあるカフェ&ダイニング。
宿泊者の朝食ビュッフェもこの場所で提供されます。
店内はゆったり広々。
そりゃそうだ、日本を代表するホテルだもの、しょぼくあって欲しくはない。
メニューを見てみます。

カツカレーは二種類。
ロースが2900円で、フィレが3200円。
これにサービス料が10%チャージされます。
安倍さんが注文したのはフィレですね。わかります。
確かにゲン担ぎにここまで来たのなら、一番良いのを頼まないと後悔しますからね。
まずは恭しく、テーブルセット登場。
・・・ちょっと緊張。
次に、らっきょ、福神漬け、おしんこが登場。
・・・ちょっと安心。
そして次に「グレープフルーツのドレッシングでございます。キャベツにかけてお使いください」。
・・・ちょっと緊張。
そして・・・出てきました!!!

ライスはもちろん日本米。
海外でも人気のカレーライスは国際的には「日本食」という認識。
だから、こういうホテルこそ正統な日本のカレーライスを出していただきたいと思うわけです。
そういう意味で庶民的な付け合わせも大いに歓迎。
「あの」カレー容器に別盛りとなったカレーは半ばさらっと、半ばとろっと。
小麦粉ではなく、たっぷり煮込まれた野菜由来のとろみであることがわかります。
間違いなく、手間がかかっていますね。
カレーと付け合わせを盛り付けてみました。
もちろん風格はあるものの、日本のカレーライスど真ん中なビジュアル。
これを庶民的といわずしてどう言おうか・・・
カレーは見た目通り、非常に丁寧な仕上がり。
甘さ、苦さ、酸っぱさ、辛さのバランスが絶妙です。
野菜由来のとろみですから、いわゆる欧風カレーのような重さは全くなく、
サラサラサラッと食べ進んでしまいます。
そして、流石!と思ったのがこのフィレカツ。
いやぁもう、肉の弾力がたまりません。
今はなき目黒のとんかつの名店「天津」を思い出してしまいましたよ。
衣もサクサク。
油がいい具合に切れていて、油がカレーに染みることもなく絶妙。
カツカレーのカツとしては非の打ちどころのないカツです。
思ったよりも皿は薄く、ライスは少なめ。
たっぷりのカレーとカツ、そしてグレープフルーツドレッシングの酸味たっぷりのキャベツ。
最後まで飽きることなくペロリと平らげてしまいました。
注文前は「どんなへヴィなカツカレーが来るんだろう?」と覚悟していたのですが、
そこは意外や意外、食後も胃に負担のない軽やかなカツカレー。
実に流石というべきでしょう。
さて、お会計がやってきましたよ。

¥3200
+サービス料¥320
=¥3520
来ましたね。
正確には3520円のカツカレー!!
実際食べた印象で言えば、ちょっといいとんかつ屋さんでヒレカツ頼んで、
締めにカレーライス頼むことを考えたら、そんなに高すぎることはない、という感じ。
もちろんショバ代も安くはないでしょうが、それ以上に「上質なものをいただいた」という気分です。
この価格をどう見るかは人それぞれでしょうが、ぼったくり感はまったくありませんでしたよ。
むしろ同じ値段でも、料亭で「フィレカツ御膳」なんていただくよりはカツカレーのほうがよっぽど庶民感覚じゃないですかね?
ここ一番勝負をかけたいときに、最高級のカツカレーで極上のゲン担ぎ。
大いに結構じゃぁないですか!
↓一日一回。クリックはこちら



理由は・・・
「3500円のカツカレーを食べるなんて、庶民感覚とかけ離れている。」
ということらしい。
わはは・・・別にいいじゃないか、と思う。
それどころが、大いに結構!とさえ。
出る杭をすぐ叩きたくなるのは日本人の悪い癖だ。
過度の平等意識が、寄ってたかって成功者の足を引っ張る行動へと駆り立てる。
(実際、安倍氏が成功者かどうかは別として。)
日本の長きにわたる封建社会の中で、貴族や武家などの支配階級にとってそれは都合の良いことだった。
庶民が足を引っ張り合うことで、自分たちの既得権益を脅かす者の台頭を牽制することができたからだ。
それはまた、GHQにとっても都合がよかった。
そして、新たな権益を日本に得た近隣諸国にとっても。
強力なリーダーが出ないよう、自分たちで足を引っ張り合う日本という国のなんと扱いやすいことか。
しかし我々はそろそろ気がつくべきだ。
それがまるでサッカーの試合中に、味方のドリブルをインターセプトし、味方同士のラフプレーで負傷退場を連
発するがごとき滑稽さであることに。
そんなことをしている間に、何点ゴールを決められているのだ、日本は。
国際社会に仁義はない。
日本が震災によって弱っていると見るや、ここぞとばかり容赦なく外圧をかけてくる近隣諸国。
いかにして血を流さず他国を侵略するかばかり考えている相手と向き合う中、
食べたカツカレーの価格ごときで自国の政治家を攻撃する、味方ヅラしたラフプレイヤーたちの顔を、我々はしっかりと覚えておくべきかもしれない。
安倍さんや自民党の主義主張がどうかは別として、リーダーの台頭を阻む「気持ち悪いチカラ」には十分に注意せねば。
・・・そもそも、総裁選という大勝負の直前に、「勝つ」とゲンを担いで特上のカツカレーを食べる。
とっても健康な庶民感覚ではないか。
3500円はたしかに決して安くはないが、日本のトップを目指す者が食べちゃいけないような価格か?
自分よりいいものを食べてる人を見たら、「おれもがんばろう!」と思うほうが健全じゃないだろうか?
トップに立つ者はカッコよくなきゃいけない。もてはやされなければいけない。
羨ましがられなければいけない。
でなきゃ、誰もトップなんて目指さないし、リーダーなんて出てきやしない。
いや、まてよ?
これがカツカレーじゃなく寿司だったら、3500円ごときでこれほど騒ぐか?
焼肉だったらどうだ???
・・・・ん???
カレーだから、いけないのか?
「カレーごときに3500円払うなんて」ってこと?
なんだか、攻撃されているのは安倍さんですが、
馬鹿にされているのはカレーだという気がしてきましたよ。
これは、カレーのために立ち上がらなければ!!
・・・・と、あれこれ考えていたら、いつの間にか赤坂見附の駅に到着。
目の前にはホテルニューオータニ。
そうです。
総裁選の直前、安倍さんはここにいたわけですね。
「SATSUKI」
ホテルニューオータニ、メインロビー階にあるカフェ&ダイニング。
宿泊者の朝食ビュッフェもこの場所で提供されます。
店内はゆったり広々。
そりゃそうだ、日本を代表するホテルだもの、しょぼくあって欲しくはない。
メニューを見てみます。

カツカレーは二種類。
ロースが2900円で、フィレが3200円。
これにサービス料が10%チャージされます。
安倍さんが注文したのはフィレですね。わかります。
確かにゲン担ぎにここまで来たのなら、一番良いのを頼まないと後悔しますからね。
まずは恭しく、テーブルセット登場。
・・・ちょっと緊張。
次に、らっきょ、福神漬け、おしんこが登場。
・・・ちょっと安心。
そして次に「グレープフルーツのドレッシングでございます。キャベツにかけてお使いください」。
・・・ちょっと緊張。
そして・・・出てきました!!!

ライスはもちろん日本米。
海外でも人気のカレーライスは国際的には「日本食」という認識。
だから、こういうホテルこそ正統な日本のカレーライスを出していただきたいと思うわけです。
そういう意味で庶民的な付け合わせも大いに歓迎。
「あの」カレー容器に別盛りとなったカレーは半ばさらっと、半ばとろっと。
小麦粉ではなく、たっぷり煮込まれた野菜由来のとろみであることがわかります。
間違いなく、手間がかかっていますね。
カレーと付け合わせを盛り付けてみました。
もちろん風格はあるものの、日本のカレーライスど真ん中なビジュアル。
これを庶民的といわずしてどう言おうか・・・
カレーは見た目通り、非常に丁寧な仕上がり。
甘さ、苦さ、酸っぱさ、辛さのバランスが絶妙です。
野菜由来のとろみですから、いわゆる欧風カレーのような重さは全くなく、
サラサラサラッと食べ進んでしまいます。
そして、流石!と思ったのがこのフィレカツ。
いやぁもう、肉の弾力がたまりません。
今はなき目黒のとんかつの名店「天津」を思い出してしまいましたよ。
衣もサクサク。
油がいい具合に切れていて、油がカレーに染みることもなく絶妙。
カツカレーのカツとしては非の打ちどころのないカツです。
思ったよりも皿は薄く、ライスは少なめ。
たっぷりのカレーとカツ、そしてグレープフルーツドレッシングの酸味たっぷりのキャベツ。
最後まで飽きることなくペロリと平らげてしまいました。
注文前は「どんなへヴィなカツカレーが来るんだろう?」と覚悟していたのですが、
そこは意外や意外、食後も胃に負担のない軽やかなカツカレー。
実に流石というべきでしょう。
さて、お会計がやってきましたよ。

¥3200
+サービス料¥320
=¥3520
来ましたね。
正確には3520円のカツカレー!!
実際食べた印象で言えば、ちょっといいとんかつ屋さんでヒレカツ頼んで、
締めにカレーライス頼むことを考えたら、そんなに高すぎることはない、という感じ。
もちろんショバ代も安くはないでしょうが、それ以上に「上質なものをいただいた」という気分です。
この価格をどう見るかは人それぞれでしょうが、ぼったくり感はまったくありませんでしたよ。
むしろ同じ値段でも、料亭で「フィレカツ御膳」なんていただくよりはカツカレーのほうがよっぽど庶民感覚じゃないですかね?
ここ一番勝負をかけたいときに、最高級のカツカレーで極上のゲン担ぎ。
大いに結構じゃぁないですか!
↓一日一回。クリックはこちら




SATSUKI (カフェ / 麹町駅、永田町駅、赤坂見附駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
- 関連記事
-
-
餃子だけじゃない。魅惑の中華カレー。「珉珉」(赤坂) 2012/10/27
-
あの、3500円カツカレーを食べてみた。「SATSUKI」(赤坂見附/永田町) 2012/09/28
-
大衆居酒屋にて150円ビールとインド料理。「どんのば」(溜池山王) 2012/07/31
-
コメント
2. Re:カツカレー
ここから首相にまでいっちゃいましたね~
2012-12-24 23:28 ropefish URL 編集
1. カツカレー
収入あるんだからたまに贅沢したって、
くだらねーって思いました。
で、ちゃんと食べてみるって素敵です。(^-^)
2012-09-28 08:26 HIROCCI URL 編集