確かに席数多いです。ちょっと詰め込みすぎな感もありますが。
確かに椅子も宴会場っぽいです。ちょっと座面が低いですが。
が、メニューを開けば、変にインド人になりすます気配もなく、
ネパール料理がそれなりに堂々ラインナップ。
その時点で誠実な姿勢が好印象ですね。
スクティ ¥780
羊の干し肉をスパイスと野菜で炒めたもの。
しっかりと羊干し肉の歯ごたえ、クセが残っているのが個人的に好印象。
まろやかタマゴとさわやかトマトの辛口夏カレー ¥880
夏季限定のカレーがまだあったので頼んでみました。
一口食べてホホゥ・・・トマトと玉子のカレーと聞いてイメージする味とは全く異なっていました。良い意味で。玉子はインド人が好むようなゆで玉子ではなく、
スクランブルエッグ状態でカレーと混ざりあっている斬新さ。
そしてカレーのほうは・・・
トマトを前面に出したカレーといえばケチャップっぽくなったりイタリアンっぽくなったりすることもよくあるのですが、
このカレーは全く方向性が違い、寧ろトマトチャトニのような甘酸っぱさの中にニンニクやコショウ、クミンががっつり入ってとっても鋭角的。
これにはちょっと感心しました。意外なほど美味しいんです。
さらにテーブルに出てきたのがこちら。
自家製スパイスオイル。
これがまたパンチが効いて旨い!
カレーに混ぜれば、甘い・酸っぱい・辛いの三角ベクトルが口中に拡がり至福。
やっぱりスパイス料理はメリハリだね~さらに特筆すべきはナン。
普段進んでナンを食べない私ですが、ここのは秀逸。
不自然なふっくらさもなく、柔らかさと歯ごたえのバランスがジャスト。
経堂「ガラムマサラ」のナンを彷彿とさせる出来栄えでした。
こうなればデザートもいってみましょうか。マンゴークリフ ¥450
マンゴークルフィです。
正しい発音を口述筆記した感じですね。
で、このクルフィも美味かった。
シャクシャクとニュルニュルの食感バランスもバッチリ。
マンゴー果肉の風味がジュッと凝縮されています。
入店時には全くといっていいほど期待していなかったこの店ですが、
いや~やってくれました。
注文したどの料理も予想外の美味さ。
さらに笑顔で親切な接客も心地よく、とっても嬉しい誤算と相成りました。
あらためて食べログなどのレビューを拝見すれば、新しいものほど高評価なんですよね。
改善改良を怠らず、ぐいぐいとレベルを上げてきたということでしょうか。
素晴らしいですね。
ちなみに隣のTOCビル地下にもランチのみ営業の二号店があるようですよ。
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ラスクス (インド料理 / 大崎広小路駅、戸越銀座駅、五反田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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