場所を水天宮に移しオープンさせたお店「スパイシー居酒屋 ジャラル」。
ところがこのお店の場所自体、
以前は「イタリアン ハーブダイニング&バー Do-Mo」というお店だったのがまず、
「カレー&多国籍ダイニング Do-Mo」というバングラディシュ人経営のイタリアン&インド料理&タイのガパオ飯という不思議なお店に変わり、
そのあと同じバングラデシュ人のジャラルさんへと経営が移って今の「スパイシー居酒屋 ジャラル」となったという経緯があり、
なんとも複雑怪奇。
実際、店内のメニューを見てみれば、インド料理やらイタリアンやらガパオやら、
以前のお店の複雑なコンセプトを引きずっている部分があり、
でも居酒屋だったりお店の人はバングラデシュ人だったりで、
知らずに入った客からすれば「一体ここ、なんのお店なの???」と大混乱することうけあい。
・・・なのですが、今回紹介するのは、このお店のもう一つの顔。
つまり、バングラデシュ料理店としての顔なんです。
訪問は4月。
このお店をよく知っているうっちゃんの呼びかけで、
レギュラーメニューにはない(要予約の)バングラデシュ料理三昧の食事会が開かれたので参加。
集まったのは、これまた濃いカレーマニアたち8名。
マニアというものは、珍しいものほど食いつきが良いのですよ。
まずは乾杯。
さぁ、バングラ料理がどんどんやってきますよ~
(料理名、若干心もとないです・・・ご了承くださいませ)

バングラサラダ

名前忘れました。ジャガイモの千切りサラダです。
チキンコロマ&アダナカバブ
バングラデシュ名物の白いカレー、チキンコロマ。
やさしい味です。
アダナカバブは・・・はて?トルコ料理だった気がしますが、バングラデシュでも食されるのですね。
チャナ豆カリー
野菜たっぷり。ほぼ野菜カレーですよ。
チングリマライカリー
チングリ=エビ。
ココナッツミルクを使ったエビのカレーですね。
クリーミーのように見えてさらりとした仕上がりです。
ゴルブナ
ゴル=牛。
ビーフドライカレーといったところ。
バングラのブナは個人的に好き!!
パロタ
南インドなどのそれと比べてもゴワッとワイルドな食感。
どちらかといえばミャンマーのパロタに近いかも。
地理的にも、ね。
ルテイ
いわゆるロティですが、軟らかな仕上がりが沖縄のヒラヤーチーみたい。
面白いです。
デザトーアムドイ(マンゴグルト)
マンゴヨーグルトです。
胃をスッと落ち着けてくれます。
どの料理もサラッとした家庭的な仕上がり。
何かのスパイスが強く立つということのない、優しい味付けでした。
バングラデシュ料理(インドのベンガル料理も)自体、比較的サラッとした味付けの傾向が強いのですが、
都内のバングラ名店「ルチ」などと比べてもジャラルさんの料理はさらに優しい仕上がりのように思えました。
バングラデシュの家庭の味というのは、こういう感じなのかもしれませんね。
食後、ジャラルさんとバングラデシュとその料理についてしばしお話を。
ジャラルさんによれば、バングラデシュほど食にこだわる国はなく、食こそが最大の楽しみなのだと。
本国では本国の食材を使うからまた料理も格別で、是非バングラデシュへ来て欲しいと。
実に熱く語るジャラルさん。
そのバングラ愛がひしひしと伝わってきます。
事前に連絡すれば、この日のように様々なバングラデシュ料理を用意できるとのことなので、
興味ある方は是非予約で「バングラデシュ料理が食べたい!」とお願いしてみてくださいまし!!
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スパイシー居酒屋ジャラル (インドカレー / 水天宮前駅、人形町駅、茅場町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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