CCUへの参加は下北(半島ではありません)で行われた第7回以来です。
今回の場所は・・・大和・・・どこだ、それ?
調べてみたところ、どうやらミッド神奈川。
きっかけがなきゃ行くことのないエリア、ちょっと嬉しい。
前人未到の地(嘘)を行軍する我々の前にそびえ立つ黒い看板。

『THE BEST OF SINGAPORE and NYONYA cuisine MAKAN MAKAN』
シンガポール料理&ニョニャ料理の店「マカンマカン」。
ニョニャ料理とは・・・
私が説明するよりウィキ先生にご登場いただくほうが早いですね。
ニョニャ料理はマレーシアとシンガポールのニョニャ(Nyonya, 娘惹 - 海峡中国人)やプラナカン(Peranakan - 中国系の混血、マレー人起源)の人々の手によって発展してきた。主に中国料理の食材を用いるが、ココナッツミルク、レモングラス、ウコン、パンダナスの葉、トウガラシ、サンバルなどの東南のアジアのスパイスをブレンドする。それは中国料理とマレー料理の混合であるとみなすことができる。(Wikipediaより)
シンガポール現地でもニョニャの街には今だ訪問したことがないので、
期待感が神奈川県の面積ほど(2415㎢)に広がります!
一同外観写真を撮り終えたところで、ささ、入店。
おぉ、砂かけ婆にセノリブンチョウにダンランムササビにショッカー・・・!!
これがニョニャ文化というものか!!!
・・・というのは冗談ですが、オーナーシェフの趣味でしょうか、フィギュアがたくさん。
オーナーシェフの平岡弘子さんはシンガポールの滞在生活、香港での料理修行を経て、1994年にマカンマカンをオープン。
現在はシンガポール人シェフとの二人三脚でお店を切り盛りしています。
マカンとは「食べる」の意ですから、「たべたべ」ってな感じの店名ですね。
シンガポールの誇るビール、タイガービール。
ちなみにマレーの虎といえば山下奉文大将ですよ。水野晴夫!!
サテー
ピーナッツ&サンバルソースがどっぷりかかった鶏の串焼き。
魅惑的な甘辛風味です。
海老トースト
トーストにエビのすり身を挟み揚げしたもの。
タイのカノムパン・ナークンにあたる料理ですね。
チリソースのほか、マヨネーズをつけて食べるあたりスナック感覚で面白いです。
牡蠣春巻き
いやぁ、これには参った。
パリッと揚がった皮の内側にジュジュッとジューシーな牡蠣の風味。
このお店のオリジナルのようですが、相当な美味さです。
これを食べるだけに大和遠征しても損はしない、そう思わせる一品。
まさにノック・アウト!!
バクテー(肉骨茶)
こげ茶色のスープにクコの実の赤が映えて綺麗!
オシャレなシノワズリ柄のようにも見えますね。
醤油ベースの濃厚な仕上がり。
一口食べると口の中に甘みが拡がるのですが、ジワッと体内が暖かくなってきます。
スペアリブの煮込まれ具合、味の浸み具合も素晴らしく、これまた逸品!!
「馬来西亜マレー」のバクテーも、「大地の木」のバクテーも、
「マレーチャン」のバクテーも、どれも美味しいのですが、この店のバクテーはまた独自の美味さです。
ホッケンミー(福建麺)
通常ホッケンミーといえば、ソース焼きそばかのようにオイスターソース漬けのものが多いように思えるのですが、
このホッケンミーはベースの味付けさっぱりめ。
添えられたサンバルソースで味を調整する仕立てとなっています。
濃い味の料理が多い中でいただく炭水化物としては、よいバランスの取り方ができますね。
ポークルンダン
肉をココナッツミルクとスパイスで煮込む料理、ルンダン。
このルンダンは汁気を残したカリオタイプ、要はカレータイプですね。
スパイシーな中にレモンの酸味がひときわ冴え渡り、言いようがなく美味!!
このお店の煮込み料理はレベルが高すぎますね~
ちなみに要予約メニューだそうです。
あわせるお米はジャスミンライスです。
パラッとナイスな炊き加減。
フィッシュヘッドカレー
ドドンと来ました!!
マレー系の料理店での食事会には欠かせないフィッシュヘッド。
もちろん要予約です。
魚は鯛を使用。
レモングラス、フレッシュトマト、オクラ、ナスと、具材も豪快。
魚の旨みに加え、レモングラスの酸味そしてハーブの爽やかな香り。
これは嬉しい一品です!
チキンカレー
サラッとしたチキンカレー。
定番のホッとする味ですが、チキンの程よいほぐれ具合に高い調理技術を感じます。
まったくもって侮れないお店!
さて、シンガポールといえばこのカクテル。
シンガポールスリング
シンガポールの超有名ホテル、ラッフルズホテルで1915年に誕生したカクテル。
ジンベースで、ソーダに加え、甘みと酸味を加えたものです。
今では普通のバーでも出てくるこのカクテルですが、ここのはかなり本格的。
よく見ればラッフルズホテルのグラスを使っているあたり、強いこだわりが伺えますね。
最後はデザートでスッキリ。

龍眼アーモンドゼリー(杏仁豆腐)&龍眼マンゴープリン
遠征による旅行気分を差し引いても、非常に満足度の高い料理の数々。
ニョニャ料理とそれ以外の料理の区別は明確にはわからなかったですが、
そんなことはどうでもよくなるくらい、一品一品が素晴らしい驚きに満ちていました。
そもそも、そういった料理のカテゴリを超えたミクスチャーこそがニョニャ料理なのかもしれませんね。
主催のUSHIZOさん、オーナーの平岡さん、そしてご一緒させていただいた皆様方、
本当にありがとうございました!!!
★⇒USHIZOさん『第11回CCUmeeting in マカンマカン』
★⇒あんこさん『大和「マカンマカン、マレーシア、シンガポールを堪能♪』
★⇒ひろこさん『マカンマカンでシンガポー』
★⇒yamaさん『マカンマカン!!』
★⇒『マカンマカン』HP
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マカン マカン (東南アジア料理 / 大和駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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