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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

老舗喫茶の名作カレー。「ドンキー」(都立大学)

都立大学駅北口、目黒通りを渡った先の路地で30年以上も営業を続ける老舗喫茶店「DONKEY(ドンキー)」。
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時代の波にもまれ、古くから頑張ってきた飲食店たちが次々とチェーン店へと置き換わってゆくこの町で、
ここだけは時が止まったように変わらず佇んでいます。
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銅製のシェードが印象的なカウンター。
昔からまったく変わらない内装は、古くからの常連客にとって、どれほどの安息をもたらすのでしょうか。

メニューも昔から変わっていないのだそうです。
6種類のカレーライス、2種類のカレーうどん、その他オムライスやしょうが焼きなどなど。
photo:02
店内にはコトコトとカレーを煮込む香りがたちこめます。
もちろん、たまらず注文。

鍋から香るスパイスの芳香・・・只者ではありません。
photo:04
肉・野菜カレー ¥1200

濃厚な茶色のルーがご飯の上にとろりたっぷり。
写真では伝わらないかもしれませんが、とても嬉しいルーの量ですよ。
photo:06
セットで登場したのは白味噌の味噌汁。
これだから老舗喫茶店はたまりません。
photo:05
玉ねぎ、レンコン、サツマイモ、ニンジン、インゲン、大根、ナスという7種の野菜に加え、
生姜焼き風のポークがルーの中にどっさり。

そして、写真で見えるでしょうか?
スパイスはホールから仕込んでいるのです。

まごうことなき日本のカレーライスでありながらも、
ホールスパイスの香りがフワッと鼻腔を突き、
喉にギュッと来るなかなかのスパイシー加減。

これは濃厚でかなり美味いカレーライスですよ!!!

深いルーの味はやはり、鍋に継ぎ足し継ぎ足し煮込んできたもの。
継ぎ足したばかりのタイミングではスパイスがストレートに効き、
時間が経つにつれてまろやかなとろみとなって溶け合ってゆくのですが、
この日このタイミングはまさに継ぎ足したばかりの「若い」状態。
個人的にはこのスパイスの強さがかなり嬉しいのです。

さて、濃厚なカレーライスのあとは、濃厚なコーヒーがなきゃ、締まるものも締まりません。
その辺、こちらのママさんは実によくわかってくれています。
photo:07
ブレンドコーヒー ¥500

年季の入った銅製のピッチャーを用いて目の前で淹れてくれました。
炭焼きの濃い風味、「世界で一番美味しいコーヒーはカレーの後のコーヒー」をまさに体現してくれるコーヒーです。

この日は小雨だったこともあり、私のほかに客はなし。
チェーン店ばかりが栄える周囲の状況を見ても、この地でそれほど儲かっているようには思えません。

数十年来の常連客・・・里帰りの際に立ち寄るのも含め・・・が支えているというこのお店、
真新しいメニューを作るような小細工もなしに昔のまま、
「カレーの美味しい喫茶店」の伝統を守り続けるその姿勢を見るにつけ、応援せずにはいられなくなってしまうのです。

だって、こんなに美味しいカレーライスは、日本の財産ですからね。

老舗喫茶の名作カレー、皆さんも一度ご賞味くださいませ。

↓一日一回。クリックはこちら

店名

ドンキー

最寄り駅都立大学駅
ジャンル喫茶店カレーライスオムライス
住所

東京都目黒区八雲1-7-19 (地図を見る) 

TEL03-3723-7342 
営業時間[日・祝] 11:30 ~ 21:00
[月~土] 11:30 ~ 22:00


ドンキー
喫茶店 / 都立大学駅
昼総合点★★★★ 4.0

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