商店街の奥にある、インド料理店「シャンティ」

「本場 東インドカレー」の看板がなんとも興味をそそります。
店内はテーブル席、カウンター席、そして奥にお座敷と、まさに居酒屋レイアウト。
が、スッキリと清潔感あるインテリアでまとめられていますね。
この日はランチでの訪問。
卓上のランチメニューには、まあよくあるナン&カレーのセットがズラリ。
しかしメニューの裏をみたらビックリ。

これはバングラデシュ国旗ではありませんか!
どうやらオーナーがバングラディシュ人のようなのですが、
お店の方は尋ねてみたら、コルカタ(カルカッタ)出身なのだとか。
まぁ、印パ戦争以前はインドとバングラディシュは同じ国、
古くは東印度会社による栄華を極めたベンガルの地をまとめて
「東インド」と呼んでも違和感はないわけですね。
など思いを巡らせていると、壁に貼られた新メニューを発見!
そして即注文!!
東インド鍋 「コーライ」 ¥1000
ライス +¥100
なんと素敵な東インドの鍋料理。
「コーライ」はkorai 。インドの鍋状の器、カダイに近い意味でしょう。
お店の方曰く、このコーライは東インドでは家庭料理にあたり、
本来レストランではあまり出さないものなのだとか。
和式の大きな器に、白菜、ネギ、シメジ、里芋、エビ、鶏肉・・・なんとも和風な食材の数々。
インドではインドの野菜を用いるところ、日本では手に入らないので、
ならば、と日本人が鍋に入れる食材を用いアレンジしたそう。
「やっぱり鍋には白菜が入ってなきゃ。」と語るコルカタ出身の彼、もう充分ジャパニーズです(笑)

エビ味噌の出汁が効いています。
なかなかツボを押さえているね!!
スパイシーな東インドの鍋スープと、和食の食材がしっぽりとコラボして、
体の芯からホワッとあたたまる快感を与えてくれます。
インド料理かどうか抜きにして、なかなか美味しいね~!!!
スープカレー ¥900
こちらも新メニュー。
スープカレーと言ってももちろん札幌発祥のそれとは違って、あくまでもスープ状のインドカレー。
インゲン、ニンジン、グリーンピース、カリフラワーといった野菜に加え、ぷりぷりエビが入っています。
辛めに作ってもらったら、こちらも寒い日にぴったりのポカポカ仕立てに。
クミンの香がすごいライスともなかなか合いますね。
周りを見渡せば、店内は明らかにわかる地元のお客さんで大賑わい。
そういう方々はやはり、定番のナン&カレーを頼む率が高いわけです。
しかし、だからといってメニュー構成を安易にまとめることなく、
今回いただいたような個性あふれる料理を用意するあたり、なかなかのバランス感覚。
定番料理と注目料理、地元密着店として成功するためにどちらも欠かせないものですからね。
ご馳走様、良い店でした!
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東インドカレーレストラン シャンティ 石神井公園店 (インド料理 / 石神井公園駅、練馬高野台駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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