インド料理「シャンティ」の脇の路地を少し入ったあたり。
朝方まで煌々と輝く灯り一つ。
「チャバナ」
なかなか一言で言い表すのが難しいお店なのですが、
タイ、ベトナム、ミャンマーなど東南アジアの料理や麺を、
ちょっと洗練されたアレンジで提供するダイニングバー・・・といった趣。
実はこのお店の前身は、高田馬場にあったミャンマー料理店「ナガニ」。
高田馬場の店を閉店後、息子さんが跡を継いで2007年、この「チャバナ」をオープン、
ミャンマー料理だけでなく、アジア各国の料理をアレンジして出すようになったのだとか。
巣鴨という町のイメージには似つかわしくないほど(失礼)、
デートにも向いた素敵な空間。
夜半すぎになっても、客の入りは上々のようですよ。
綺麗な料理の綺麗な写真が並ぶメニューブック。
見ているだけでも楽しいですね。
お酒だって国際色豊か。
ビアラオ ¥700
ミャンマー料理店にはよく置いてある、ラオスのビールですね。
これ、好きなんです。
お通しも渋いなぁ。
韓国海苔を散りばめたキムチ豆腐だなんて・・・。
さて、国際色豊かなメニューラインナップだからといって、
やはりミャンマー系のお店には間違いないのですから、
ミャンマー料理的な何かを注文してみましょう。
お茶葉とカリカリ豆のサラダ ¥850
めちゃくちゃお洒落なビジュアル!
サラダをデコレーションケーキのように囲むスライストマト、
そして綺麗にトッピングされた赤唐辛子・・・・
しかしこれ、間違いなくミャンマーの定番料理ラペットゥですね!!
さすがにここまでお洒落なラペットゥは見たこともないのですが・・・
食べてみてビックリ。これは美味い。
カリカリの食感、程よい味付け。
なかなか本格的なミャンマー料理ではありませんか!!
柚子トニック ¥550
ダイニングバーっぽく、お酒もお洒落に。
うん、これなら普通にバー使いでもいけますね。
そして嬉しいことにここ、カレーがあるんです。
やっぱりそうこなくちゃね。
季節のカレー
この日のカレーは「骨付きチキンとマサラライスのカレー」。
写真ではわかりませんが、意外にボリュームがあります。
カレーはマレーシアっぽくもあり、ベトナムっぽくもあり、
中村屋的日本式インドカレーっぽくもあり。
総じてインド料理由来の黄色人種アレンジといった雰囲気。
辛さも満足できるもので、ボリュームたっぷりの鶏肉も柔らかく新鮮で美味。
さらにマサラで炊き込まれたライスはカオマンガイのライスにインドテイストを入れた感じで、
これまた美味。
これはただのお洒落カフェではありませんね~。
料理はおしゃれにアレンジされているものの、基本はとても本格的。
まさに羊の皮をかぶった狼、谷原章介の皮をかぶった竹内力、とでもいった感じでしょうか。
スパイス好きがちょっとお洒落にデートしたい、
なんてシチュエーションにはまさにぴったりのお店。
しかも場所が巣鴨だなんてレアもレア、なかなか貴重な店といえるでしょう。
ディナータイムは深夜0時まで。その後バーとなり朝5時までの営業。
頑張って欲しいものですね。
ご馳走さまでした!
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チャバナ (東南アジア料理 / 巣鴨駅、千石駅、駒込駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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