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ディナーに漂うマラバールの気品。「Coconut Lagoon」~ケララ楽園紀行-16-
category - カレー&スパイス・インド
2011/
05/
13*****************************************************
⇒★南インド・ケララ楽園紀行 〈目次〉はこちら。
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4/1ケララ州クマラカム。
大自然と融合したホテル「Coconuts Lagoon」で迎える夜。
少ない灯りの近くには、当然のようにハウスゲッコーの姿が。
種類までは特定できませんでした。
この自然派ホテルでは基本灯りはかがり火か、キャンドル。
この静謐でありながら豊かな時間を楽しむためには、
ドーサやミールスといったコテコテの南インドではなく、
ちょっとオーセンティックでホテルっぽいインド料理もいいな。
Pudhina veg kabab 225Rs.
野菜とカッテージチーズの串焼き。
ミントチャトニをつけて食べます。
Fried KARIMEEN 422Rs.
バックウォーター地帯の名物料理。
昼はスパイスをビシバシ効かせた包み焼きだったので、
この夜はシンプルなフライでいただいてみます。
ケララの美しき熱帯魚カリミーン、そのホクホクと柔らかい白身を存分に味わえ、
これはこれでなかなか美味しい!!
Malabar roast chicken 450Rs.
単にローストチキンが出てくるのかと思いきや、
ローストチキンをたっぷり使ったカレーが登場。
こちらのホテルの料理は、ケララの食材を使いマラバール流の調理法を用いた料理とのこと。
マラバールには未訪問ですが「インドの神戸」と言われることもあるハイカラな町(らしい)。
こちらのカレーもスパイシーでありながら、なんとも上品な味でした。
それに中に入った鶏肉そのものの美味いこと。
実はこのケララ産の鶏にはちょっと箔があるようで、
日本で人気の「名古屋コーチン」、
そのコーチンとは実はケララのコーチンのことらしいんですね。
名古屋コーチンとは元々、
インド原産のバフコーチンという中国の鶏と尾張の地鶏を掛け合わせた品種。
そう考えると、遥か異国のケララも、日本としっかり繋がっているんですよね。
Chappathy 90Rs.
Plain rice 100Rs.
こちらのライスは見た目は日本米そっくり。
しかしもちろん日本米ではなく、ケララのお米。
ケララのお米には二種類あって、一つは淡い紫がかったもの。もう一つはこの真っ白なもの。
どちらも短粒種で見た目は日本米っぽく、しかし粒の大きさは一回り大きいのです。
日本米のような粘り気は少なく、食感は、フワリ。
紫のケララ米のほうが若干(玄米のような)歯ごたえがあるのに対し、
こちらの白い米のほうは淡白でフワフワな印象です。
さて、ミールスがわりにこちらのセットを注文してみました。
Indian classic Khana 475Rs.
「Khana」は「食事」とでもいう意味でしょうか。
いわゆるインド昔ながらの食事セット、ですね。
マトン(だったかな?)カレー。ダルカレー。チキンのドライカレーに、フィッシュカレー。プレーンライタと、プラオライス。そしてこの厚焼きパパドが凄い。
粗引きの胡椒たっぷりで食べ応え充分。
胡椒海岸とも呼ばれる胡椒の産地マラバールに思いを馳せてしまいます。
デザートも付いていました。
これは食べたことのない、タピオカういろうのようなものでしたよ。
あまりにチキンが美味しいことに気づいたので、さらに追加注文。
Bayleaf grilled chicken 450Rs.
鶏肉のベイリーフ焼き。
香ばしく、照り焼きチックなシンプルな味付けで、
鶏肉の旨み、肉汁を存分に味わえます。
これまた、きらびやかなレストランでなく、
夜風が椰子の木を撫でる音を聞きながら食べるってのが、
なんとも味わい深さを増幅するんですよね。
食後はデザートをいただきました。
Cornfrakes pudding
何と言うか、スイカにパイナップル、ブラウニーまで付いています。
こういった、ちょっとしたデザート、現地のフルーツこそ、
日本ではまず口にすることが出来ないものですよね。
美味しいです。
夜は更け、
静寂の闇がやってきます。
時折聞こえる鳥たちの鳴き声、
それだけが自分の居場所を実感させる唯一の手がかりとなっていくのです。
(続く)
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4/1ケララ州クマラカム。
大自然と融合したホテル「Coconuts Lagoon」で迎える夜。
少ない灯りの近くには、当然のようにハウスゲッコーの姿が。
種類までは特定できませんでした。
この自然派ホテルでは基本灯りはかがり火か、キャンドル。
この静謐でありながら豊かな時間を楽しむためには、
ドーサやミールスといったコテコテの南インドではなく、
ちょっとオーセンティックでホテルっぽいインド料理もいいな。
Pudhina veg kabab 225Rs.
野菜とカッテージチーズの串焼き。
ミントチャトニをつけて食べます。
Fried KARIMEEN 422Rs.
バックウォーター地帯の名物料理。
昼はスパイスをビシバシ効かせた包み焼きだったので、
この夜はシンプルなフライでいただいてみます。
ケララの美しき熱帯魚カリミーン、そのホクホクと柔らかい白身を存分に味わえ、
これはこれでなかなか美味しい!!
Malabar roast chicken 450Rs.
単にローストチキンが出てくるのかと思いきや、
ローストチキンをたっぷり使ったカレーが登場。
こちらのホテルの料理は、ケララの食材を使いマラバール流の調理法を用いた料理とのこと。
マラバールには未訪問ですが「インドの神戸」と言われることもあるハイカラな町(らしい)。
こちらのカレーもスパイシーでありながら、なんとも上品な味でした。
それに中に入った鶏肉そのものの美味いこと。
実はこのケララ産の鶏にはちょっと箔があるようで、
日本で人気の「名古屋コーチン」、
そのコーチンとは実はケララのコーチンのことらしいんですね。
名古屋コーチンとは元々、
インド原産のバフコーチンという中国の鶏と尾張の地鶏を掛け合わせた品種。
そう考えると、遥か異国のケララも、日本としっかり繋がっているんですよね。
Chappathy 90Rs.
Plain rice 100Rs.
こちらのライスは見た目は日本米そっくり。
しかしもちろん日本米ではなく、ケララのお米。
ケララのお米には二種類あって、一つは淡い紫がかったもの。もう一つはこの真っ白なもの。
どちらも短粒種で見た目は日本米っぽく、しかし粒の大きさは一回り大きいのです。
日本米のような粘り気は少なく、食感は、フワリ。
紫のケララ米のほうが若干(玄米のような)歯ごたえがあるのに対し、
こちらの白い米のほうは淡白でフワフワな印象です。
さて、ミールスがわりにこちらのセットを注文してみました。
Indian classic Khana 475Rs.
「Khana」は「食事」とでもいう意味でしょうか。
いわゆるインド昔ながらの食事セット、ですね。
マトン(だったかな?)カレー。ダルカレー。チキンのドライカレーに、フィッシュカレー。プレーンライタと、プラオライス。そしてこの厚焼きパパドが凄い。
粗引きの胡椒たっぷりで食べ応え充分。
胡椒海岸とも呼ばれる胡椒の産地マラバールに思いを馳せてしまいます。
デザートも付いていました。
これは食べたことのない、タピオカういろうのようなものでしたよ。
あまりにチキンが美味しいことに気づいたので、さらに追加注文。
Bayleaf grilled chicken 450Rs.
鶏肉のベイリーフ焼き。
香ばしく、照り焼きチックなシンプルな味付けで、
鶏肉の旨み、肉汁を存分に味わえます。
これまた、きらびやかなレストランでなく、
夜風が椰子の木を撫でる音を聞きながら食べるってのが、
なんとも味わい深さを増幅するんですよね。
食後はデザートをいただきました。
Cornfrakes pudding
何と言うか、スイカにパイナップル、ブラウニーまで付いています。
こういった、ちょっとしたデザート、現地のフルーツこそ、
日本ではまず口にすることが出来ないものですよね。
美味しいです。
夜は更け、
静寂の闇がやってきます。
時折聞こえる鳥たちの鳴き声、
それだけが自分の居場所を実感させる唯一の手がかりとなっていくのです。
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コメント
2. 無題
ゲッコウであり、ヤモリでもあるけどトッケイではありません(笑)
(トッケイは種名)こんなかわいい生き物居ませんよね。
2011-05-18 10:45 ropefish URL 編集
1. 無題
トッケイ?
ヤモリ?
シルエットだけでこんなに可愛い生物も珍しいですね(笑)
2011-05-13 01:02 幻のスープカレー料理人チャラ・メラ URL 編集