お店のコンディションだって、毎日変わるだろう。
味噌ラーメンのスープを水で薄めたようなカレーも、好きな人がいるから成立しているのだろう。
全く火が通っていない固いジャガイモだって、「このカリカリの食感がたまらない」という人がいるのかもしれない。
ゆうにお茶碗五杯はあろうかという炊きすぎの日本米も、炭水化物ダイエット明けの人なんかにとっては嬉しいのかもしれないし。
流石にチャイは普通だろう、と淡い期待を裏切る正露丸味だって、実はこだわりの賜物で、飲む側がついていけてないだけなのかもしれない。
感覚的には、素人がつくる料理に980円は高い、などと思ってしまった訳だが、実はこれ、ベテランシェフが辿り着いた孤高の味だったのかもしれない。
あまりにストレートな店名と、看板すらない不思議な店構えに惹かれ入った私だが、「味覚とは?」という大いなる問いかけに直面して仕舞った訳だ。
まさに味覚のゲシュタルト崩壊。
人生いろいろなことがあるものです。
Nepal (ネパール)
TEL:03-3723-8826
住所:東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート2F
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Nepal (ネパール料理 / 自由が丘駅、奥沢駅、九品仏駅)
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