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2023年09月

        

探偵はタイ料理BARにいる。『Thai Food Kalavinka』(相模大野)

category - カレー&スパイス・神奈川県
2023/ 09/ 30
                 
知っていますか?
相模大野に最高に居心地良いタイ料理BARがあることを。

小田急相模大野駅。
賑わっている中央口改札とは真反対側、静まり返った東口改札を出て、南出口を降り徒歩1分。

マンションが並ぶ住宅街の路地に照射されたバットサイン、ならぬ人頭鳥身のサイン。

見上げればマンションの2階に灯る明かり。

そう、ここが今回ご紹介する隠れ家なんです。


『Thai Food Kalavinka(からびんか)』

Kalavinkaとはサンスクリット語。漢字では「迦陵頻伽」と書き、仏教における人頭鳥身の存在です。
そのキメラ的な名前にふさわしく、こちらもBARであるとともにタイ料理店でもあり、さらに驚くべきもう一つの顔まであるんです。

その顔とは、私立探偵事務所。

入り口の脇には『私立探偵トロイ』のサインが。

そう、実はこちらの店主、町田の老舗BARで修業したバーテンダーであり、タイ人直伝のタイ料理を作るシェフであり、私立探偵でもあるんです。
そのうえムエタイファイターという顔まであって、7つの顔を持つ多羅尾伴内さながら。


扉をくぐると、意外なほど広々とした店内。


半個室あり、ロフト席あり。


BARカウンターには立派な水牛のツノが。
ずらりと並ぶお酒もバリエーション豊かで、迷ってしまいます。

バーテンダーの店主にお任せカクテルを作ってもらうこともできますよ。


★アセロラビア ¥650

アセロラジュースとビールのハーフ&ハーフ。
その甘みはタイのワインクーラー「SPY」みたいなニュアンスでもあり、タイ料理にめちゃくちゃ合うんです。


★タイ風フライドポテト ¥700

ホクホクのポテトにほんのりトムヤム風味。
これはビールのつまみに最高!
タイ語で言えば「マンファラントード・トムヤム」ですね。


★カニ春巻きチャーゾー ¥800

ざっくりとした衣の食感が魅力的な、ベトナム式の揚げ春巻き。
衣の油とカニの旨味がこれまたビールに良く合います。


★蒸し鶏 ¥800

タイの屋台メシ代表といえば蒸し鶏のライスのせ「カオマンガイ」。
こちらでは脂をしっかり落とした肉厚ヘルシーな蒸し鶏を、爽やかなごまダレでいただきます。


★バラライカ ¥800

ウォッカベースにレモンの酸味、ちょっと強めのカクテル。
これだけ飲んでも美味しいし、酸味がタイ料理にも合うんです。


★ガイパッポンカレー ¥1250

プーパッポンカレーのカニを鶏肉に置き換えた一皿。
つまりは「タイの親子丼」です。
ふわふわ卵に鶏肉と木耳、誰もが美味しいと思える食べやすさ。
実はブランデーでフランベして仕上げているという、技ありの一品。
これは是非!


★ラープガイ ¥870

タイ東北イサーン地方の激辛挽肉サラダ「ラープ」。
辛さはお好みでオーダー可能です。
ガツン!辛くしても甘味と酸味を利かせてくれ単調にならないのが嬉しいところ。


★インディアンデスロック ¥700

スピリタス+カシス+炭酸。
格闘家の店主ならではのカクテルですね。

と、そんなこんなで居心地最高。
料理も美味しくて、お酒のラインナップが凄くて、ガンガンオーダーが進んでしまいます。
チャージ料がないのも嬉しいところ。
さすがは探偵というべきか、店主が聞き上手なのでトークも弾みます。
一度場所を確認すれば、駅からのアクセスも超便利ということなし。

トゥクトゥクの送迎サービス(!)もあるようなので、気になる方は電話してみてくださいね。

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関連ランキング:タイ料理 | 相模大野駅

                         
                                  
        

洗練されたレストラン料理としての極上ネパーリーに舌鼓。『Piple』(春日)

category - [本郷,根津エリア]
2023/ 09/ 29
                 
結論から言えば実に素晴らしかった。

気になっていた春日のネパール料理店。

『Piple』(ピプレー)

街場に良くある、インド料理店を装った「インネパ店」とも、新大久保あたりによくある、ネパール人同胞向けのカジュアルなネパール食堂とも一線を画した、「素敵なレストラン」としての店構え。


早速入店してみましょう。


店内は広々。
過度にインドやネパールの地域色・民族色を押し出すでもなく、広々と落ち着いた空間です。
メニューはネパール料理を前面に押し出してはいますが、厨房にタンドール窯が設置されており、
インドカレーやナン、タンドール料理なども用意されていました。


★スパイシージントニック ¥700

まず、のっけからこの一杯にやられました。
コリアンダーシードにネパール山椒(ティムル)、チリペッパーなどスパイスがザクザクたっぷり。
めちゃくちゃ美味いです。


★ラムのスパイシーグリル(100g) ¥1300

柔らかな羊の肩肉をスパイスでマリネ、タンドール窯でじっくり焼き上げた一品。
羊肉のジューシーさ、スパイスの刺激もさることながら、炭火焼きの香ばしさが圧巻。
ネパールやインドという要素を抜きにしても、グリル料理として極上の一皿です。
素晴らしい!


★焼きモモ ¥400

ネパール小籠包、もしくはネパール餃子と訳されるモモは数種用意されています。
こちら焼きバージョンはまさに日本の餃子と同じ包み方。
(ネパールでもモモの包み方は色々あるんです)
肉厚の皮にジューシーな餡、お酒のつまみに最適な一品。

そして、この店のメインディッシュがこちら。

★ダルバート ¥1700

ネパール料理好きにはお馴染み、ネパールの国民食と言われる定食「ダルバート」。
豆スープ(ダル)とご飯(バート)を基軸に複数のおかずを組み合わせたものです。
新大久保界隈では一時期カジュアルなワンコインダルバートが流行ったこともありましたが、
こちらはよりレストラン仕様の、仕立ての良いセット料理となっています。


付いてくるカレーは野菜チキン。
ネパール流のシャバシャバで、野菜と肉の旨味が良く染み出し滋味深い仕上がり。

対するダルスープは味噌汁のようにホッとする味わいで、ライスにかければこれだけでもバクバクいけちゃいます。
さらに梅干しレベルまで酸味が効いたムラコ(大根)アチャール、フレッシュなゴルベラ(トマト)アチャール、ほうれん草の味わいが活きたサグブテコ(青菜炒め)、などなど。
一品一品を味わった後徐々にライスに混ぜ込んでいただきます。

さらにこの店お得意のタンドール窯を用いたチキンティッカもついてきて、これまた香ばしさ爆発。

フレッシュで、ヘルシーで、油の重さがなく、それでいて味と香りのメリハリはしっかり。

実に丁寧でよく出来た、そして間違いなく美味しいダルバートでした。


★ネパリカンレモネード ¥700

これまた驚いた!
なんと赤ワインで割ったレモネード。
ビジュアルも美しいですね。


★ピプレーの激辛チキン(200g) ¥800

うわっ!しっかりと、結構辛いです。
バッファローチキンを頼む感覚で、ビールと合わせるのも良いですね。
そしてこちらもまた香ばしさ爆発。
それでいて肉の食感はふんわり。
この店のタンドール料理は本当にレベルが高いですね。

とにかく洗練されている。
ネパール料理をネパール料理らしく、さらにエレガントに提示。
ただお洒落なだけでなく、食材に気を使っているし、健康にも気を使っている。
そしてそもそもの調理技術が高いんですよね。

最後に予約時のクーポンを提示して、デザート一品のサービスをば。

なんと!
アイスかなんかがサッと出てくるのかと思いきや・・・
小さくパリッと焼き上げたナンにチョコがけアイスを乗せた一皿が。

このおもてなし精神、ハートを撃ち抜かれますね。

ネパール料理についての経験値がなくとも、純粋に美味しいレストランとしてオススメできるお店です。

ネパール現地のカジュアルさやラフな日常感、そして値段の安さを優先して求める人には向いていないかもしれませんが、
しっかりネパール料理の魅力を伝えつつ、食材や調理技術でこの店ならではの美味しさを追求している。
そして総じて、味や香りのメリハリはあるのに重くない。お酒も気が利いている。

帰り際、あぁ、いいお店だったな。また来よう。

そう思わせてくれたのでした。

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御茶ノ水限定カレーは鶏・鶏・トリプル。『日乃屋カレー 御茶ノ水店』(御茶ノ水)

category - [神保町,神田,秋葉原]
2023/ 09/ 28
                 
お店を検索する時、「御茶ノ水」と「お茶の水」の使い分けって難しいですよね。

こちらは、

『日乃屋カレー 御茶ノ水店』

本店が神田にある『日乃屋カレー』ですが、各店舗をまわる楽しみがあります。

それは、店舗限定メニューの存在。

こちらの限定は「トリプルカレー」。
ロースカツ、メンチカツ、ささみカツという肉肉しいカツ三昧。
大学や予備校が多い場所柄、勝つ勝つ勝つの3勝は縁起が良いですね。

オーダーは券売機にて。
限定メニューボタンを探します。

あ。

チキンチキンチキンの「トリプルチキンカレー」なんてのもあるんですね。

まさに「鶏プル」。

閑話休題。

こちらも店舗限定メニューとのこと。
早速オーダーしてみましょう。


★トリプルチキンカレー ¥1400

ささみカツ、山賊焼(揚げバージョン)、煮込みチキンという鶏・鶏・鶏のドドンとやり過ぎ盛り。
最高です。


それぞれ食感が違う3種のチキン。
特にザクザク衣の山賊焼が気に入りました。
同じ山賊焼という名前でも全く違う料理があるのですが、こちらは長野県バージョンの山賊焼ですね。

大阪甘辛カレー文化の血をひく『日乃屋カレー』のカレーソースはやはり、揚げ物と組み合わさって真価を発揮しますよね。

食べながら、「『鶏プル』とも言えるけど『サントリー』とも言えるなぁ」なんて駄洒落が頭に浮んだりしたのだけども。

一番搾りのポスターがあったので引っ込めておきましょう。

帰り際、「神田カレーグランプリ」のスタンプを押すと「北斗の拳」コラボのカードを一枚もらえたのですが、

やはり「鳥」でした。

ラッキーといえましょう。

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関連ランキング:カレー | 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅

                         
                                  
        

北区バングラデシュ人の皆さまの日常空間。『ベティクロム』(赤羽)

category - [北区エリア]
2023/ 09/ 27
                 
赤羽の外れにある、バングラデシュの食材店&お菓子屋さん&礼拝所&食堂。


『ベティクロム』(Baticrom)

お店に着いたのはちょうどラストオーダーが終わりかけていたタイミング。

なのだけれども・・・・
ちょうど賄い分のビリヤニが炊けたとのことで、スタッフの皆さんとご一緒することに。
これはラッキー有り難い。

イートインは2階の食堂フロアにて。

もとい、キッチン兼イートインスペース。

こちらバングラデシュ人同胞向けのハラール食堂でありつつ、
スイーツやテイクアウト惣菜の製造所でもあるという次第。


バックステージ感満載でワクワクしますね。

ちなみにお店に招き入れてくれた若き店員Isalathさんは唯一バングラデシュ人ではなく、なんとスリランカ人。
独身で彼女募集中の爽やかイケメンです。

皆様よろしくお願いします。

そして出てきたビリヤニがこちら。

★チキンビリヤニ ¥600

盛り盛りの盛りの良さでこのお値段。
実に有り難い限り。

米の仕上がりはしっとり。
シンプルな、毎日食べ飽きない味付けです。

外食としてのレストラン料理というよりも、身内のささやかなご馳走といった感じがココロに沁みますね。

ちなみにバングラデシュの月収は日本の5分の1以下なのだけど、このビリヤニは本国でも500円くらいする。
相場を考えたらこの店のビリヤニはバングラデシュより安いんだ。

なんて話も。

スタッフの皆さんと談笑しながらいただいたこともあり、稀に見るバングラデシュの日常感が最高すぎました。
この日はビリヤニの他、ダックカレーもあったみたいですよ。
(ちなみにお酒は一切置いてありません)

せっかくなのでお菓子も買って帰りましょう。

グラブジャムーンやジャレビ、ラドゥといったメジャーどころ(?)も揃っていますが、お店のオススメは「キールモハン」。
ビリヤニ食べる前にオーダーしたら、せっせと作ってくれた作り立てです。

★キールモハン ¥950

キールというインドのライスプリンを小麦粉やセモリナ粉で固めた団子のようなお菓子なんですが、これが食べてびっくり。

意外に甘さ控えめなんです。
そしてしっとりジューシー、かつミルキーな味わい。
なんだこの美味しさは!

インド系のスイーツは甘すぎて駄目、という人にこそ食べて欲しい絶品スイーツでした。
ボリュームたっぷり、賞味期限もまさかの3か月!?

これはオススメです。

時折、三階で礼拝を終え降りてくる方々とも挨拶。
東十条を中心として北区一帯に多く住むバングラデシュ人の皆さんと交流するにはうってつけの場所なのでした。

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関連ランキング:その他 | 赤羽駅志茂駅赤羽岩淵駅

                         
                                  
        

東京ドームでカリーブルスト。『ルーキーカレー』(後楽園/水道橋)

category - [神保町,神田,秋葉原]
2023/ 09/ 26
                 
東京ドームでまさかの爬虫類・熱帯魚などの動物イベント「アクアリウムバス」が開催。
同日に巨人×ロッテの2軍戦が行われていたので観戦へ。

・・・といいつつ、せっかくなのでドーム内でしかいただけないカレーも食べますよね。

当然。


『ルーキーカレー』

東京ドームの内野1Fフロアにある『グルメストリート』 、その1塁側にお店はあります。

メニューはいわゆる粗挽きキーマカレーにあたる「ミートカレー」(打撃のミートにかけているのですね)を中心にバリーションを揃えている感じ。

ソーセージに「ミートカレー」をかけた「カリーブルスト」があったので即決オーダーしました。


★ドーム風 カリーブルスト(普通盛り)¥1050

カリーブルストとはもともとベルリンのストリートフード。
ソーセージに甘めのケチャップとカレー粉をかけるのが一般的ですが、こちら果たして。

なんと、大小いろんな種類のソーセージが盛られています。
そしてたっぷりかかった「ミートカレー」ソース。
これは贅沢!!
ちなみにメガ盛り(¥1300)だと総量530gになるそうで!

まず、ソーセージそれ自体がとても美味しい。
そこらのスーパーやコンビニで買ったものというより、ちゃんとしたビアパブで提供される感じ。
そこにたっぷりカレーがかかっているんですから、最高の観戦フードであります。

「ミートカレー」は粗挽きでしっかりとした肉感。
トマト味強めで、それ故カリーブルストとしてフィットするんですね。
(甘さは控えめでした)


もちろん、ビールとの相性は超絶最高。


球場でカリーブルスト、実に素晴らしいアイデアです。

ちなみに「アクアリウムバス」のほうでは(マニアにしかわからない言い方をあえてすると)、
アザン、カプチーノ、フラペチーノのいずれか発現の可能性があるリリーホワイトベビーをお迎え。
こちらも実に素晴らしく、充実した休日となりました。

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関連ランキング:カレー | 水道橋駅後楽園駅春日駅


                         
                                  
        

小山カルチャーを牽引するコーヒー&カレー拠点。『TERMINAL BY Cafe FUJINUMA』(小山)

category - カレー&スパイス・栃木県
2023/ 09/ 25
                 
「カレーが美味しいコーヒー店」2023として2023GW西武池袋本店『にっぽんカレー列島』に出店いただいた栃木県小山市『Cafe FUJINUMA』さん。


小山市内に3店舗展開しているのですが、本店でのカレー提供は15時までのランチタイムのみ。

ですが小山駅ビルの駅ビルにあるこちらの店舗では通し営業でカレーがいただけるんです。

『TERMINAL BY Cafe FUJINUMA』

都心のスタバやタリーズのような利便性ですが、提供しているのは小山でしかいただけない珈琲とカレーです。


テーブル席あり、電源付きカウンター席あり、ゆったりできるソファー席あり。
時間貸しのミーティングルームまであって、小山での出張拠点としても最高です。


オーダーはカウンターでの前会計。

もちろん、カレーと珈琲のセット一択です。


★ハーフ&ハーフカレー ¥1290
【DRINK SET】本日のコーヒー +¥210



オーナー藤沼さんの母上直伝キーマカレーは地元のブランド牛「おやま和牛」と同じくブランド豚「おとん」をブレンドして使用。
しぐれ煮の如き濃厚風味でご飯が進みます。
あと、これほどピクルスに合うカレーもなかなかないかと。


ソースポットに入ったオレンジのカレーはもう一つの定番「トマトチキンカレー」。
これGWの池袋で初めて食べたのだけども、トマトとヨーグルトで絶妙な酸味&ミルキーさを醸し出しており、かなり個性的。そしてやっぱりかなり好み。
インド料理のバターチキンのような華やかさがありつつ、重さを全く感じさせないんです。
玄米ミックスで硬めに炊かれた白米も最高にマッチしますね。


コーヒーの豆は日替わり。
この日はエル・サルバドル。
スッキリした酸味で爽やかにいただきました。

駅ビルという好立地で電源も完備、ソファー席もあるしコーヒーのお土産も買える。
小山に来たら必ず寄るべきスポットですね。


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関連ランキング:カフェ | 小山駅

                         
                                  
        

【9/24この場所での最終営業】 ジャンルに嵌らない、自由で楽しいカレー世界。『Curry Kitchen CACA』(高田馬場)

category - [目白,早稲田,高田馬場]
2023/ 09/ 24
                 
高田馬場、早稲田通りから少し入った場所。
『プネウマカレー』の手前、かつて『極哩』が間借り営業していた『アルル』の間借り。

『Curry Kitchen CACA』

もともと高円寺などで間借りをしていたお店で、こちらでは間借りながら昼夜営業。
夜24時までやっているというのですから驚きです。


カウンター席の他に・・・

ゴシックなサロンのようなソファー席も。

こちらのお店が素晴らしいのはスパイスカレーやインドカレー、欧風カレーといったジャンルに嵌らず、いや、あえて嵌めず、純粋に「美味い」「楽しい」「嬉しい」に徹しているところ。

定番の「牛すじカレー」やわんぱくな「カツカレー」があったかと思えば油を使わない「ヘルシーカリー」があったり、月替わり2種の「スパイスカレー」があったりと、その自由な振り幅はかなりのもの。

この日いただいたのはこちら。

★あいがけカレー3種 ¥1500
・3種のきのこと牡蠣のミルクカレー
・オクラとレモンの冷製キーマ
・スタンダード欧風牛すじカレー


皿の大きさに驚きますが、深さはなく、ご飯の盛りも控えめなので怯むことはありません。
(ご飯はおかわり可能となっています)


まず、お店の定番「牛すじカレー」。
これが実によくできている。
牛すじ本来の甘みに加え、フルーツ由来の甘みもプラスされており、濃厚味ながら重くなく、辛くなく。
「スパイスカレー」の尖った香りが苦手な人も、「カレーライス」の重さを敬遠する人も、これなら美味しくいただけるというマスターピース。

そして「3種のきのこと牡蠣のミルクカレー」。
こちらはとにかく食材の旨み押し。
季節ごとに食材を変えることで多様な旨み(或いは出汁感)が楽しめそうです。

さらに「オクラとレモンの冷製キーマ」。
夏らしい粘りと爽やかな酸味。
冷やしカレーを美味しくいただくためのツボをしっかりと押さえています。

3種3様。
いずれも異なる方向性で飽きることはありませんね。

後半はコチュジャンの旨味、カプサイシン抽出ソースの辛さを加えた「スパイス爆弾」でビリリと味変。

★スパイス爆弾 ¥100

辛いのが得意なら追加して損はありませんよ。
(途中からの追加オーダー可能です)

これは昼も夜も楽しめるカレーですね。

と、紹介をしておきながらの新情報。
実はこの『CACA』、本日9/24(日)を最終日としてこちら『アルル』での営業を終了。

9/27からは近隣の『Bar Daigo(バル ダイゴ)』へと移転し間借り営業を再開するそうです。
今と同じく昼夜営業とのこと。有難いですね。

移転しても行こうっと。

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関連ランキング:カレー | 高田馬場駅西早稲田駅面影橋駅

                         
                                  
        

This is 昭和のスタンダードカツカレー。『カロリーカレーハウス』(お茶の水)

category - [神保町,神田,秋葉原]
2023/ 09/ 23
                 
お茶の水駅のすぐ脇。
『カレー屋ジョニー』『ミルカツカレー』と並ぶ庶民派カツカレー3連星。

『カロリーカレーハウス』

創業1954年の洋食店『キッチンカロリー(レストランカロリー)』のスピンオフ的なカレースタンド。

・・・なのですが、興味深いことに本店とカレーの仕様が全く別なんです。
(本店のカレー記事はこちら


オーダーは入口脇の食券機にて。
メニューはカレー一種でトッピングを選ぶ感じです。


店内は奥に長い、いわゆる「うなぎの寝床」スタイル。
けれども空調・換気にチカラが入っており、閉塞した空気はありません。


★カツカレー ¥690

オーダーしたのはシンプルな基本のカツカレー。
老舗洋食店のカレーとして独特の酸味を生かした本店のカレーに対し、こちらのカレーはあくまでもスタンダードな昭和のカレーライス。カツも薄めでジューシーなロース使用。

おそらく需要に合わせているのでしょう。

学生さんが「カツカレー食べたい」と思ったとき頭に浮かぶカツカレーそのものが目の前にあるわけですから。

本店のカレーと両方食べることで昭和のカツカレー文化、その輪郭がよりクッキリしてきた気がします。
どちらも貴重ですね。

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オフィスビル地下に溢れるタイ愛。『バンコク ダイナー』(大手町)

category - [丸の内,八重洲,日本橋]
2023/ 09/ 22
                 
大手町ビルB2階。
ロメスパの祖『リトル小岩井』と同じフロアにあるタイ料理のお店。

『バンコク ダイナー』

ど真ん中ストレートな店名、オフィスビルの地下レストラン街という立地。

いわゆる、日本人が誰でも知っているタイ料理を普通に出すレストランと思いきや、メニュー構成はひと味もふた味も違いました。

お一人様用イサーンセットがあったり、タイのお粥「ジョーク」があったり、タイ屋台でお馴染みチャーシューご飯「カオムーデーン」があったり、思わずニンマリしてしまうメニューがあれこれ。

タイ愛に溢れた人の気配を感じますぞ。


★タイのワインクーラーSPY【白】¥700

タイ屋台で人気の甘ーいワインクーラーSPY。こちらでは【クラシック】【赤】【白】【ゴールド】とバリエーションを揃えており優秀!

★ラープガイの肉団子 ¥1320

私が大好きなイサーン地方の挽き肉サラダ「ラープ」をなんと、ギュギュッと固めてフライした最高の一品。

ガブリと齧れば、鶏挽き肉の旨みに加えバイマックルーやレモングラスが香り、唐辛子の種でじんわりとした辛さが。

これは酒が進みまくりますね。

ちゃんとしたラープには欠かせないカオクワ(煎り米を砕いたもの)がちゃんとまぶされており、確かな愛を感じます。


★タイウイスキーメコン ソーダ割り ¥700

タイを代表するウイスキー「メコン」(日本ではウイスキーにカテゴライズされないのですが)。
ソーダで割ればクセ強ハイボールの出来上がり。


★カオナーガイ×カオマンガイ ¥1400

タイの鶏のせご飯2種の嬉しい合いがけメニュー。

「カオマンガイ」は今や日本でもおなじみ、脂がしっかり抜けた蒸し鶏乗せご飯。
なかなか肉厚で立派な蒸し鶏です。

「カオナーガイ」はこの店では衣つきで揚げた鶏肉にネットリ甘い餡をかけた仕様。
スッキリヘルシーなカオマンガイとは好対照な濃厚風味がたまりません。

タイマニアが喜ぶツボを押さえつつ、決して敷居を高く感じさせない、なかなかの良店でした。

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久喜の民に嬉しいインド・ネパール料理店。『スパイシーシェフ』(久喜)

category - カレー&スパイス・埼玉県
2023/ 09/ 20
                 
久喜駅からほど近い路地にあるインド料理店へ。

『スパイシーシェフ』

店内にはネパールの写真がたくさん。
ネパール人によるインド料理店、通称「インネパ店」であることがわかります。

ネット情報によればかつてパキスタン人オーナーの店だったのがネパール人オーナーにチェンジした経緯があるようですね。

なお、日本酒は石川の「菊姫」推しのようです。

ランチメニューはこちら。

ナン&カレーのスタンダードなラインナップ、完全に日本人に合わせたものですね。

ここはグランドメニューからオーダーすることにしましょう。

ダルバートやカジャセットといったプレートメニューはないものの、ネパール一品了解があれこれありました。
もちろんランチタイムからオーダーOKです。


★チキンチャウミン ¥750

スパイシーなネパール式焼きそば。
トマトが効いていてどことなく日本の「ナポリタンスパゲティー」も髣髴とさせます。
チキンはなんとスライスしたタンドリーチキン(チキンティッカ)。
普段からインド料理を提供するインネパ店ならではの贅沢ですね。

オーダー時に辛さを訊かれたので辛口(ピロ)でお願いしました。
なのでデフォルトでもピリ辛だったのですが、さらに辛味増しソースも持ってきてくれました。

これは良いですね!元々トマト方向の味付けだけに風味が壊れることもなく、好みの辛さにビシッとチューニングできました、

もう一品オーダーしたのはこちら。

★スクティー ¥620

いわゆる羊の干肉なのですがこれが大当たり!
噛み締めるほど溢れる羊の旨味に、レモンの酸味がキューッと加わってめちゃくちゃビールが飲みたくなっちゃいます。

夜訪問なら絶対に頼むべき一品ですね。


★マンゴーラッシー ¥150

価格もかなり良心的。
ランチにも、ディナーにも、飲み需要にも。
近所にあって通うには最高のインド・ネパールレストランですね。

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小山の完全現地パキスタンでMANDI。『LAHORI KHABA HALAL RESTAURANT』(小山)

category - カレー&スパイス・栃木県
2023/ 09/ 19
                 
栃木県小山市。
この辺りでスパイス料理を食べるなら、筆頭候補はパキスタン料理でしょう。
千葉県野田市および埼玉県八潮市から北の地域は中古車オークション及び自動車部品輸出業に従事する(もしくは取り仕切る)パキスタン人が多数おり、現地食材店や現地式レストランが点在しているんです。

(あとは宇都宮を中心に定着したタイ人コミュニティ由来のタイ料理も面白いんですが、それはまた。)

主に自動車で移動する同胞たちの利便性にあわせ、北関東のパキスタン料理店は駅から離れた街道沿いにあることが多いのですが、こちらは電車アクセスも(比較的)便利。

『LAHORI KHABA HALAL RESTAURANT 』
(ラホーリーカーバーレストラン)


小山駅から徒歩15分ほど。
国道50号線の側道にお店はありました。


『WORLD SPICE & HALAL MEAT MART』という食材店が併設されていました。


先客はパキスタン男性ばかり9人。
うち2人は髭を蓄えたトーブ姿。
ここが日本とは俄かに信じがたい光景です。


テーブルが整然と並ぶ簡素な作りの内装。
お酒を出さないムスリム食堂だけに、お酒の協賛ポスターがあるわけでもなくシンプルなものです。


日本語メニューもあるにはあるのですが、こちらはあくまで日本人向けメニュー。

現地客が集うパキスタン料理店でチェックすべしはホワイトボード。
それが鉄則なんです。

ひやぁ、これは迷いますね。
ビリヤニやニハリにも惹かれますが、ここは東京でもなかなか出会わない料理を。


★MUTTON MANDI ¥1500

この日は祭日の月曜日。
だから「マンディ」なわけではなく元々「マンディ」という料理。
エジプトやアラビア半島諸国で提供される「ドッカン肉乗せ炊き込みご飯」みたいなイメージでしょうか。
乗っかる肉はタンドリーチキンのこともありますが、こちらは骨ごとスライスされたヤバめなサイズの羊肉。

炊き込まれたバスマティライスにはクミン、グリーンカルダモン、カシューナッツ、ベイリーフ、千切りの生姜、少量のクローブとたっぷりの青唐辛子。
油のギットリ感はあるものの、ビリヤニにように米単体で料理として成立しているわけではなく、あくまで濃厚でボリュームたっぷりな羊肉と合わせていただくご飯のようです。


羊肉は骨ごとスライス。
(たぶん隣の食材店で売ってる)
マライティッカのようなソースでマリネされ焼き上げている様子でかなり濃厚な味付け。中は少し赤身が残っている感じでした。
この羊肉を骨からほぐし取り、時には骨ごとかぶりながら米に合わせていただきます。
時折青唐辛子を齧った時以外、辛さはありません。(ライタの出番が少ないな・・・)


★スプライト ¥200

食べ進むにつれ口内が油と脂で満ち満ちてくるのでコーラかスプライトは必須。

実際、ライスは700gくらいあったでしょうか。
他のメニューも気になりましたが、一人では到底無理無理無理!
2人以上での訪問をお勧めします。

隣りのテーブル(パキスタン人の名士と思われる4人組)には直径30cm以上の鉄鍋でそのままカラヒの提供。
その奥のテーブルの2人組の目の前には丸ナンが6枚山積みに。
何から何まで、ここが日本とは思えない空気感です。

Paypayが使えるところだけが日本です。

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日曜だけじゃない、週4営業の間借りインド風カレー。『ニチヨウカレー』 (北参道)

category - [代々木,原宿,表参道]
2023/ 09/ 17
                 
北参道。
ワインとフランス家庭料理のお店『アトリエ レ・カイユ』を間借りして営業するカレー店。

『ニチヨウカレー』

もともと日曜のみ営業する『日曜カレー』だったのが徐々に営業日を増やし、現在では木金土日、昼夜の営業に。
日曜ではなく『日用カレー』へと変化しました。

昼はインド料理風のカレープレート。夜はスパイス居酒屋になるようです。

といいつつ昼からお酒も提供しているんですが。

★渋生 ¥1000

コエドビール製造の渋谷限定ビール。
ビール酵母、ワイン酵母、日本酒酵母でダイバーシティを表現しています。
ピール系の「渋」味も良いですね。

カレーは常時2種が用意。1種か2種かが選べます。
もちろん、どっちにするかなんて選べないので2種で。

★2種プレート ¥1500
◎ポークヴィンダルー
◎オクラと昆布のネバネバ薬味のせ鶏キーマ


バスマティライスにダルとパパド、副菜3種が乗っています。


◎ポークヴィンダルー
リンゴ酢とワインを用いたヴィンダルー。
辛さと酸味の中に甘味がある面白い仕上がりです。
ニンニクもリンゴ酢に漬けて用いているようですよ。

◎オクラと昆布のネバネバ薬味のせ鶏キーマ
山形の郷土料理「だし」をモチーフにしたカレー。
鶏粗挽きドライキーマがまず美味しい!
そこにネバトロな和テイストが入ってきてなかなか面白いですね。

ダルはとろっと粘度高めでクミンが香る優しい仕上がり。
これを鶏キーマに混ぜると抜群に美味くなりました。

副菜では舞茸、良かったなぁ。
ベースはインド料理のターリー仕立てながら、ちょくちょく和素材や旬素材でのアレンジが入っている。
『水曜カレー』の高木さんや『HATONOMORI』にも通づるアプローチが面白いですね。

これは夜飲みに来たいところ。

最近は「ダガヤサンドウ」と呼ばれ密かな注目を集めるこのエリア。
なかなか侮れません。


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カレーの看板を掲げる、地域密着インネパ店。『パティヤラパレス』(多摩センター)

category - [多摩,町田エリア]
2023/ 09/ 16
                 
カレー店が極端に少ない多摩エリアでデカデカと『カレー』の文字を掲げるお店。


『パティヤラパレス』

ネパール人によるインド料理店、いわゆる「インネパ店」ですが、カレーの競合が少ない中『カレー』需要をガサっといただく算段。
たぶん正しい選択です。


店頭の木彫りラクダが印象的ですね。



ランチはインネパ店の基本といえるナン&カレーのセット構成。
せっかくなのでネパール人ならではの「ポークカレー」をチョイスしてみました。


★ポークカレー ¥850

ライスorナン、サラダ、ドリンク付きでナンはおかわりOK。
カゴからはみだす大きさのナン、サラダにかかった「あの」ドレッシング、カレーにまぶされた刻みネギ、「これがインネパ店だ!」という記号に溢れています。

カレーは辛さが選べたので「ベリーホット(原地辛)」にて。
なかなかいい感じの辛さに仕上がりましたよ。

印象的だったのはホールのネパール人店員さんの日本語の流暢さ。
それだけでなく、地域の一員として地元の皆さんと溶け込んでいる空気を感じました。

たぶん、インネパ店とかそういう枠を超えて「地域のカレー屋さん」なのでしょう。

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関連ランキング:インドカレー | 京王多摩センター駅小田急多摩センター駅松が谷駅

                         
                                  
        

南インド料理の名店、大門に降臨。『アーンドラ・ダイニング 大門』(大門)

category - [新橋,汐留,浜松町]
2023/ 09/ 15
                 
御徒町『アーンドラキッチン』、銀座・渋谷『アーンドラ・ダイニング』など、多彩な南インド料理を東京に紹介し続けるアーンドラグループが大門に新店をオープン。

場所は大門駅A5出口のすぐ斜め向かい「GEMS大門」。

この「GEMS」最近あちこちに増えていますが、ほぼ必ずアジア系のお店を入れていて有難い限り。

お店はその4階になります。

『アーンドラ・ダイニング 大門』

エレベーターを降りるとそこはもう店内。
レイアウトは渋谷の『アーンドラ・ダイニング』とほとんど同じで、サイズを一回り小さくした感じ。

おや・・・厨房に見慣れた顔が?

やっぱりそうでした。
アーンドラグループが誇るラマナイヤシェフと並ぶエース格、ラジャさんがここにいました。

このラジャさん、私が初めて「ちゃんと」南インド料理を食べた中目黒『シリバラジ』の当時のシェフ。
その後『ヴェジハーブサーガ』の超グルメオーナーによるシェフ100人オーディションに勝ち残り初代シェフに就任。
さらに『アーンドラキッチン』が銀座に支店を出す際引き抜かれ、御徒町本店を任された凄腕!
その後『アーンドラ・ダイニング渋谷』の立ち上げを経て、再び御徒町の本店へ。

そして今、大門店の立ち上げも任せられているという、まさに厨房の最強魔神なんです。

席に着くや否やお互い目が合いニッコリ。
初訪問の新店なのにホーム感が凄いです。
これは安心してオーダーできるぞ。


★アサヒスーパードライ ¥520

ラジャさんが凄いのは料理の引き出しの多さ。
実はタミル料理が得意なのだけれども、『アーンドラ・ダイニング』ならではのアーンドラ・プラデーシュ料理、ケララ料理からインド中華まで、何を作っても一味違う美味しさ。

基本味強めで華やかなのだけども、やりすぎず重くないという持ち味なんです。
つまり、お酒が進む南インド料理ってわけ。

そして、ラジャさんがいる店は間違いなく、ドーサが抜群に美味いということも忘れてはいけません。

★マイソール・マサラ・ドーサ ¥1450

この日はまだタンドール窯設備が準備中とのことで、タンドール窯を用いない料理でオーダー。


★アーンドラ・マトン・ヴェプドゥ ¥1690

ココナッツとカレーリーフを用いた、いわば羊のドライカレー。
羊羊羊の旨味が凄いです。
とにかく、羊の旨味でお酒を飲むためのメニュー。
羊好きならマスト。


★アーンドラ・スペシャル・チャパティ ¥490

単なるチャパティ・・・と思いきや、ここのチャパティはめちゃくちゃ美味い。
これだけでお代わりできるし、あぁ、バニラアイス乗せて食べたい・・・


さて、メインの料理がやってきましたよ。


★チキン・ストゥー ¥1550

南インド・ケララ州で食される、いわゆる「ケララチキンシチュー」。
シチューと言ってもスパイシーで、日本人からしたら完全にカレーなんです。


★ラハジマンドリー・チキン・プラウ ¥1850

「プラウ」と称していますが、肉たっぷり米に味たっぷりで、実質ほぼ完全なる「ビリヤニ」です。
(プラウとビリヤニの差分については色々な人が色々な説を唱えているのでここでは割愛)

「ラハジマンドリー」(Rajahmundry:「ラージャムンドリ」「ラージャマヘーンドラヴァラム」とも)とはアーンドラ・プラデーシュ州の都市名。南インドでビリヤニの聖地と言われる「ハイデラバード」とはまた違った米料理のローカリティーがあるのでしょうか。バスマティ米一粒一粒に鶏肉の旨味たっぷりの油が纏っていて堪りません。
先ほどの「チキン・ストゥー」をかけて食べるのもなかなか刺激的でしたよ。

こんな名店がここにあると知レバ皆来るはずなのだけど。
路面店と違って認知が広がるのにはちょっと時間がかかっているのかも知れません。
最近はTwitterもXに変わって告知の拡散が難しくなりましたし・・・

ぜひ繁盛して定着して欲しいものです。

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下高井戸にクラフトビールとキャンプ飯の新店登場。『マジックアワー』(下高井戸)

category - [世田谷エリア]
2023/ 09/ 14
                 
下高井戸を歩いていると、国産クラフトビールとキャンプ料理のお店を発見。


『マジックアワー』

オープンは2023年8月29日とのこと。
偶然の新店遭遇ですね。


国産クラフトビールは常時6タップスタンバイ。
その他クラフトビール缶もあれこれありました。


★横浜ビール(神奈川)
ヴァイツェン ¥850


ドイツ酵母由来のバナナ&バニラ香。
日本酒で例えれば「醍醐の雫」の如き生命感に溢れています。
これは旨い!最初の一杯に。


★TWO RABBITS(滋賀)
CHOCOLATE & STRAWBERRY SOUR ¥950


こちらはかなりの個性派
酸味の中にイチゴ風味とチョコ風味が入り混じるダークビール。
個人的にはかなり好きな振り切り方です。

フードのテーマは「キャンプ飯」。
けれどひと昔前とは違って、今のキャンプ飯は進化しているんです。
アヒージョに生ハム、ブラジリアン生ソーセージ、そしてタンドリーチキンにカレーもありましたよ。


★無水キーマカレーと3種のアチャール ¥1400

キャンプのお供であるダッチオープンを使い、野菜の水分だけで作ったキーマ。
無水ながら、玉ねぎの水分と肉の脂でしっとり仕上がっており、ビールと合わせモリモリいただけます。


3種のアチャールはニンジン、タマネギ、キャベツ。
いやなんともう!
こんなグルメなキャンプ行ってみたいですね。

入口には営業時間17~24時と書いてあります。
近隣住民が最後に一杯、みたいな使い方が出来そうで実に羨ましい。

これから地元に愛されていきそうなお店でした。

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関連ランキング:ビアバー | 下高井戸

                         
                                  
        

ネパール人のインド料理店でタイ風カレーラーメン。『カンヤム』(向原)

category - [池袋エリア]
2023/ 09/ 12
                 
サンシャインシティの周辺を夜散歩していると見慣れぬ看板が。

『カンヤム』

ネパール人によるタイ・インド・ネパール料理店のようです。
オープンは2022年12月3日。

シェフのナバラスさんは5つ星ホテルで10年勤務した経験の持ち主だそうです。

席数は堂々の60席。

団体需要にもしっかり応えます。

メニューにはネパールのダルバートもあったのですが今回はあえてタイ料理にしてみました。

★タイ風カレーラーメンセット ¥1290

いわゆるチェンマイ名物カオソーイですね。

生春巻きが付いてきました。
米麺がぎっしり詰まって食べ応え充分です。


鶏肉に加えもやし、シイタケ、タケノコがたっぷり。
麺は揚げ麺・茹で麺ともに柔らかめで、日本のラーメンの感覚でいえば「ん?」と思いがちですが、タイやネパールの料理人には良くあること。
スープはいわゆるタイのレッドカレー寄りですが、辛さやハーブ感控えめ、ココナッツミルク多め。
やはりどことなくネパール人が作るインドカレーらしさがあるのは先入観かしら。
器の大きさに比して麺は多めで、生春巻きと合わせて炭水化物たっぷり摂取した!という気分です。


★生ビール +¥350

銘柄はプレモル。
通常¥450のところセットメニューとあわせオーダーで¥100引き。
角ハイボールも¥350とリーズナブルな飲み屋使いにも向いていそう。

この日は日本・ネパール以外の外国人客が多かったのですがおそらくGoogleガイド他、英語レビューの評価が高いのでしょうね。
そういう時代です。


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百鬼百酒と百人町咖哩夜行。『⁡Bar Stone's Throw⁡⁡』(大久保)

category - [大久保,新大久保]
2023/ 09/ 11
                 
大久保駅南口徒歩1分の立地にあった老舗ソウルバー『Stone』が30年の歴史に幕を閉じ、その跡地に新しくオープンしたBar。


『⁡Bar Stone's Throw⁡⁡』

先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。

というのが公式のお店紹介。

なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。


『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。

当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。

書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。

それが優先です。


★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)

ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。

だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。


★フレンチフライ ¥600
(美味い!)

ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。

しかしこの『⁡Bar Stone's Throw⁡⁡』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。

「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。

海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。

石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。


★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)

逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。

夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw⁡⁡』と言えましょう。

水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。


★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)

鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。

ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。

けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000

ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。

これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。

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青梅街道沿いのカレー担々麺。『麺や天鳳 高円寺店』(新高円寺)

category - [中央線 中野~高円寺]
2023/ 09/ 10
                 
青梅街道、楽しいツイート(ポスト)と「ほんきビリヤニ」で人気の『サラムナマステ』の左隣にあるラーメン屋さん。


『麺や天鳳 高円寺店』

なんだかこの日はラーメン気分だったので近寄ってみると「カレー担々麺」の文字が。

「辛味・ゴマ・カレーが一気に楽しめます」ですと。

これは入るしかありませんね。

もともと中野坂上の中華料理店『天鳳』のラーメン業態としてスタートした『麺や天鳳』。
(六本木のドラム缶『天鳳』とは関係ないと思われます)
その後、新中野や板橋、高円寺などにお店を拡げていますが、天鳳グループの公式サイトには『麺や天鳳 中野坂上総本店』しか載っていないのでFCかのれん分けなのだと推測。
「カレー担々麺」が他店舗にあるかどうかも要調査ですね。

券売機で「カレー」のボタンを押し、カウンターに着席。
食券を渡して4,5分ほどで着丼。(ラーメンレビュアーっぽく言ってみた)


★ウマ辛カレー担々麺 ¥900

ぱっと見は白ゴマ担々麺ですが、スープはしっかりターメリック色に染まっております。
早速いただいてみましょう。


麺は縮れ中太麺。
絡みつくスープはゴマの香りがありつつもちゃんとカレー風味になっています。
担々麺としての挽き肉が入っているので、いわばキーマカレーですね。

痺れは控えめ、むしろ塩気が強めなので、食べ進むにつれ舌が慣れカレー感が引っ込んでいきます。

そんなタイミングで卓上の唐辛子を投入!

カレー方向とは違うけれど、いい感じにHOTな味変となりました。

この日は土曜の夜。
場所柄か帰宅途中のお一人様が多い印象。
お隣のビリヤニとこのカレー担々麺、スパイス摂取の選択肢が増えるのは喜ばしいことですね。


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高円寺の老舗洋食店でいただくカツカレーは。『キッチン フジ』(高円寺)

category - [中央線 中野~高円寺]
2023/ 09/ 09
                 
創業1966年。
今なお現役の昭和洋食文化遺産。


『キッチン フジ』

ご主人はなんと、日本を代表する老舗洋食『上野精養軒』の調理部にいらっしゃった方。
筋金入りの洋食シェフです。

バックライトで輝くお品書き。
手書きの温かみがあります。


カレーは
・カレーライス
・ドライカレー
・カツカレー
の3種が用意。

この日の気分はこちら。

★カツカレー ¥900

ザックリとした衣のカツの上からカレーを後がけスタイル。
早速いただいてみましょう。


トロリ滑らかな洋食カレー「ルゥ」。
程よい辛さとフルーティーさ。
カツの味付けには品があってトンカツというよりやはり、洋食のポークカツレツなんですよね。

高円寺の街に根付き、親しまれ続ける洋食の味。
最新型のカレーもいいけれど、こういう原点に立ち戻ることがとても大切なのだと思う、今日このごろです。

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成増に食材店併設ネパール食堂。『SHIVANSH SPICE(シバンススパイス)』(地下鉄成増/成増)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 09/ 08
                 
成増。
川越街道沿いにできた、ネパール食材店併設食堂。

『SHIVANSH SPICE(シバンススパイス)』

同じネパール系インド料理店『ナマステ』のちょうど隣(駅からだと手前)に2023年6月3日オープン。


お店に入って左側に物販、右側にイートインスペースとしてテーブル16席が用意されています。
お隣の『ナマステ』がインド料理をメインにしつつ、ネパール料理もちょちょっと出す、いわゆる「インネパ店」であるのに比べて、
こちらはネパール人が集うネパール食堂としての見え方がメイン。
インド料理も置いているのですが、メニューの後ろ方にあり、あくまでネパールが主となっています。


★ネパールマトンカナセット ¥990

いわゆるネパールの国民食「ダルバート」です。
ダル(豆スープ)とバート(ご飯)を基軸に、マトンカレー、ゴルベラアチャール、ミックスアチャール、サグブテコ、パパド、生野菜がついてきます。

ドリンクまでついてこの価格は相当に良心的ですね。


マトンカレーは辛さMAXの5でオーダーしましたが、激辛というほどではなくむしろこのバランスが一番美味しいんでは?というナイスチューニング。羊肉は骨なしで食べやすい仕様になっていました。
ダルはミックス仕様で、味噌汁のようにごくごく飲める仕上がり。ほど良い塩気でご飯が進みます。
ご飯は日本米とバスマティのブレンド。
ネパール人が日本でダルバートを作るときに好む、つまり「ちょうどいい」食感になっています。
ちなみにライスはおかわり自由。
この価格でどれだけサービスがいいんだ・・・

インネパ店の数が多いこの沿線。
ダルバートを出してくれるお店も少なくはないのだけれど、インド料理と共通調理の汎用ダルバートと違って、
ちゃんとネパール人仕様になっているダルバートはなかなか貴重。
しかもリーズナブルだし、近隣ネパール人に人気が出るはずですよね。

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世界のカレーをカジュアルランチで。芝浦で人気を誇ったカレー店が戸越公園に移転。『HAWKERS(ホーカーズ)』(戸越公園)

category - [大井町~蒲田、羽田エリア]
2023/ 09/ 07
                 
芝浦で21年管営業し、根強い人気を誇ったカレー店『ホーカーズ』。

ビルの建て替えにより2018年11月に移転。
今は戸越公園の街角で静かに営業されています。

『HAWKERS(ホーカーズ)』

かつて『大勝軒next』だった場所を改装。
カウンター6席のみの小さなお店でランチのみ営業しています。


オーダーは券売機にて。

「赤いカレー」「ポーク」「チキン」「カレー炒飯」と芝浦時代からお馴染みのメニューが並びます。
実はこれらのレギュラーメニュー、それぞれ異なる国の料理をベースにしているのがこの『ホーカーズ』の面白いところなんです。

この日いただいたのはこちら。

★2種盛りB(赤+ポーク) ¥850

「赤いカレー」と「ポーク」のあいがけです。

タイ南部クラビのレッドカレーをベースに仕上げた「赤いカレー」はココナッツミルクの旨味たっぷり。

うって変わって粘度高いポークカレーは日本式と思いきやなんとアイルランド・ダブリン式。
濃厚でコク深い味わい。
ギュッとした食感の豚肉もたまりません。

店長の長澤さんはかつてアイルランド大使館の調理人をしていたそうで、その時のノウハウをカレーに応用しているんですね。

いずれのカレーも日本米のご飯を美味しくいただけるチューニングなのも頼もしいところ。

その他、「チキンカレー」は南インド・ケララ式、「カレー炒飯」は上海式と、小さなお店ながらユーラシア大陸を網羅している楽しさ。
日常的にふらり立ち寄って、いろんな国のカレー料理をカジュアルにいただける。
なんて素敵なランチ処なんでしょう。

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『シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル』×富山のミシュランタイ料理店『喃楽』夢のコラボ。9月限定タイフードブッフェに行くべし。

category - カレー&スパイス・千葉県
2023/ 09/ 06
                 
これは大ニュース!

舞浜『シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル』と「ミシュランガイド北陸2021特別版」ミシュランプレート店でもある富山県のタイ料理専門店『喃楽(なんらく)』の中川幸夫シェフが夢のコラボレーション!

さっそく行ってきました。

舞浜駅からディズニーリゾートラインでベイサイドステーションに。
すぐ道路向かいにあるのが『シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル』です。


会場はホテル一階にあるこちら『Grand Cafe(グランカフェ)』


2023年9月限定の『タイフードブッフェ』

そのコラボ相手は富山のタイ料理専門店『喃楽』。
「ミシュランガイド北陸2021特別版」においてミシュランプレートに選出された名店です。


ブッフェと言いつつも凄いスケールですね。
ホテルスタッフもリゾートシャツでお出迎え、タイ気分を盛り上げます。




タイ国政府観光庁のマスコットキャラクター“ハッピーちゃん”もいました。


富山県に店を構える『喃楽』は、タイの味を日本人に伝えたいという想いから、野菜や香草、調味料だけでなく、調理器具や調理法までも“本場”を忠実に再現し、日本人の口にも合うメニューを取り揃えた人気タイ料理専門店。

タイ現地の味を日本人に合わせてアレンジするのではなく、タイ現地で見つけた、日本人に刺さるチューニングのタイ料理を再現するというアプローチがとても面白いんです。

ちなみに「なんらく」とはタイ語で「かわいい」の意味だそうですよ。

この日は『喃楽』の中川幸夫シェフもいらっしゃり、お話させていただくこともできました。

中川シェフのお隣は『シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル』総支配人のキリアン・ドノフーさん。
前職はなんと『ル・メリディアン・バンコク』の総支配人ということで、なるほどタイ料理に精通しているわけですね。


そでは料理を見てみましょう。
ミシュランプレート選出『喃楽』特製メニューがズラリ。


●プーパッポンカリー

蟹身と炒め野菜に牛乳を加え、チリインオイルやカレー粉を加えた溶き卵でとじて仕上げた、マイルドな味わいが特長の「プーパッポンカリー」
殻を外す手間もなくホーモックのようにきめ細かくエレガントな仕上がりで、大人も子供も楽しめる逸品。
『喃楽』の人気メニューです。


●グリーンカレー

具材は豚肉。グリーンカレーとしてはココナッツミルク控えめでシャープな味わいが素敵。
バンコクのとある屋台で出会ったカオ・ゲーン(カレーぶっかけご飯)のグリーンカレーを再現したものだそうです。


●マッサマンカレー

「美食」と言われるマッサマンですが、意外にピンとこないものが多いのも事実。
こちらは中川シェフがタイのマッサマンをあちこち食べた末、「この味だ!」とツボったマッサマンを再現したもの。
これは食べておくべし。


●コームーヤーン

タイ東北イサーンのいわゆる「豚トロ焼き」。
東京のタイ料理店でもよく見かけるのですが、ここまで立派な豚トロはちょっと出会ったことがないレベル。
脂がのった豚の首肉にピリ辛ソースを付けていただきます。


⚫︎プラーヌン・マナーオ

「プラーヌン」は蒸し魚、「マナーオ」はタイライム。
爽やかなハーブと柑橘の香りに蒸しあげた魚料理です。
タイ現地では淡水魚のティラピアを用いることが多いですが、ここは日本の舞浜。
立派な真鯛を用いた超贅沢仕様です。


●トムヤムクンラーメン

中華麺をその場でサッと茹で、トムヤムスープに付けていただく一杯。
レモングラスの爽やかさ、海老とフクロタケの食感も抜群です。

対するシェラトン側のオリジナルメニューも気合いが入っています。
タイ風ちらし寿司やレッドカレーパスタ、ポテサラチューニングのラープなど一流ホテルならではのアレンジが光りますね。





南国仕様のデザートも種類が多くて食べきれません。



いやもう、満たされます。


満たされまくります。

今回紹介した以外にもとにかくメニューが多くて、全制覇は至難の業。
タイ料理以外に通常ブッフェメニューとして点心などもあったのですが、流石に辿り着けず。

とにかく見どころ、いや食べどころ満載のタイ料理三昧企画。
辛さを抑え、酸味や香りを立てたメニューもたくさんあるのでお子さま連れでも安心です。


会場の階段を上がった2階にはトゥクトゥクの展示も。
タイムスケジュールに合わせてタイ舞踊のショーがあるほか、3連休には舞浜駅へトゥクトゥクのお迎えサービスまであるそうです。

この機会逃すべからず!


■期間限定 「タイフードブッフェ」

期間:2023年9月1日(金)~9月30日(土)
場所:ブッフェ・ダイニング「グランカフェ」(ホテル1F)

ソムタムやガイヤーンなど、多彩な香辛料を組み合わせた味付けが食欲をそそる、タイ料理の数々が日替わりで登場いたします。
……………………………………………………
【1】 ミシュランプレート選出「喃楽(なんらく)」とのコラボレーション
……………………………………………………
【2】 タイ舞踊もお楽しみいただけます。※2階ロビーにて各10分程度
9/16(土)~18(祝・月)、9/23(土)~24(日) 11:30/12:00/12:30/15:00/15:30/16:00 
……………………………………………………
【3】 レストランスタッフが期間中リゾートシャツでお迎えいたします。
……………………………………………………

料金:

<ランチブッフェ>
■大 人:¥4,500 (土日祝¥5,500)
■4~12歳:¥2,250 (土日祝¥2,750)

<ディナーブッフェ>
■大 人:¥6,800
■4~12歳:¥3,400

 ソフトドリンクバー ¥900

※お飲み物は別料金です。
※メニューは日替わりです。
※仕入れ状況等により、食材を変更する可能性がございます。
☎お問い合わせ:047-355-5555 (ホテル代表)



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神保町の胃袋を支える超老舗。そのカレーが素晴らしい。『レストラン カロリー』(神保町)

category - [神保町,神田,秋葉原]
2023/ 09/ 05
                 
『エチオピア』『ばんび』『ヒナタ屋』『MAJI CURRY』『鴻』『ビストロべっぴん舍』とカレー店が犇く神保町三角地帯。

ここに昔から変わらず、当たり前のように存在している洋食屋さん。

『レストラン カロリー』

けれどここ、当たり前のようで当たり前じゃない店なんです。
創業はなんと1950年。
長きにわたり、明治の学生たちに愛され続けてきた食堂でもあります。


低カロリーがもてはやされる今ではギョッとする店名かもしれません。
ですが、戦後わずか5年の復興期においてカロリーは正義。
栄養をしっかり取れるレストランこそが、日本の高度経済成長を支えてきたのですから。


俳優・ミュージシャンの宇崎竜童さんのサインも。
この店でライブをやったこともある宇崎さんも元は明治の学生。
「竜童さんカロリー友の会」なる会もあるそうですよ。

この店の名物は「カロリー焼」。
醤油とニンニクで牛バラ肉と玉ねぎを炒めたもので、様々な組み合わせとバリエーションがあります。
けれども、忘れちゃいけません。
ここはカレーも美味しいんですよ。

★チキンカツ&ハンバーグカレー ¥1200

老舗洋食店のハンバーグとチキンカツを両方楽しめる素敵なカレー。
メニューには書かれていないのですが、オーダーすれば作ってくれます。


ライスの上にはチキンカツ、ハンバーグ、そして目玉焼き。
これは贅沢ですね!

カレールゥ(ソース)はほどよい辛さと甘みに加え、フルーティで華やかな酸味と仄かな苦味が魅力。
他店とは違うオリジナリティがありながら、飽きることないバランスに仕上がっています。

東京で昔から変わらず営業を続ける街の洋食屋さんのカレーって、酸味が強いことが多い気がします。
五反田『スワチカ』しかり、石神井公園『辰巳軒』しかり。

カツの衣は硬めかつ香ばしい仕上がりで油っこさもなく、何もつけずに美味しいチキンカツとなっています。
もちろんフルーティなカレーとの相性も抜群。

ハンバーグは昨今多い粗挽きタイプではなく、肉がギュッと詰まった昔ながらの食感でボリュームも抜群。
これは学生さん喜ぶわー。

サラダ・味噌汁付きなのも学生街らしくて良いですね。

食後の一服はこちら。

★アイスコーヒー ¥320

「ハンドドリップで抽れる40年来の味」とのことですが、これが実に素晴らしき一杯!
そこらのリキッドコーヒーやカフェチェーンのアイスコーヒーとは全く別物の香り深さです。

70年以上続く老舗の底力。
当たり前のように、ずっとそこにあるということは、当たり前ではないのです。

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隠れバングラデシュ食堂でモンスターフィッシュを食べよう。『サルシーナハラルフーズ』(新大久保)

category - [大久保,新大久保]
2023/ 09/ 02
                 
本日はアジア料理マニアだけでなく、熱帯魚マニアにもおすすめの記事となります。
東京で熱帯魚、食べちゃいましょう。

こちらは新大久保の脇道奥にあるハラール食材店。

『サルシーナハラルフーズ』

深緑の看板から推察される通り、バングラデシュ人によるお店です。


そして、このお店には秘密の部屋があります。
レジの脇を抜け、閉じた扉を開けると・・・

そこはバングラデシュ家庭料理の秘密食堂。

わかりやすいインド料理をメインに出すバングラデシュ料理店はたくさんあれど(インドとバングラデシュは食文化繋がっているので間違いではないが)、バングラデシュ特有の家庭料理を専門に提供するお店となると東京でも錦糸町以外にはなかなかありません。

しかも、夜中しか営業しない店が多い錦糸町と異なり、こちらは定休日なしで11時から21時までの通し営業。
場所を知っていさえすればかなーり便利なのです。

その日のメニューは黒板にて。
日本語表記がありがたいですね。

鹿肉や羊脳味噌にも惹かれますね。

けれどやはりバングラデシュといえば川魚料理。
この日も熱帯魚マニアには堪らないラインナップでした。

A. めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ
 →パーカーホと並びコイ科最大級の魚カトラ・カトラ。

F. めっちゃくちゃ大きいナマズ魚のブナ
 →カイヤンやパールン同様パンガシウス系のナマズ。多分バサ。

G. コイ魚のブナ
 →バングラデシュの食用鯉ルイかと思ったらアナバス(キノボリウオ 現地名Koi)でした。

ちなみにブナは、わかりやすく言うなら「ドライカレー」。
汁気のないメインディッシュです。
ここは熱帯魚的に最もレアなカトラ・カトラを食することにしましょう。


★めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ ¥1800

ボルタ、バジ、ダル、チャイ付き。

何せカトラ・カトラだし「めっちゃくちゃ大きい」とあったんで覚悟してはいたのですが、実際デカすぎて笑ってしまいました。

アジアを代表するモンスターフィッシュの一つですからね。
ちなみに現地ではこんな感じ

肝心のお味ですが、まあ川魚特有のクセはあります。
脂っこさはなく、超巨大で肉たっぷりのフナって感じでしょうか。
そのままだと臭いので干し魚として食べることも多いようですが、こちらでは臭み消しにコブミカンの葉が用いられており、トマトべースのとっつきやすい味付けに仕上がっています。
もちろんボリュームは抜群、けれど油断すると小骨が刺さるので注意。
オーダー時に辛さを聞かれるのですが、魚のクセのことを考えれば辛くしてもらうのが良いでしょう。


ダルにはオリーブ(ジョルパイ)が入っており、香りが独特ですね。
その他、マスタードオイルがガッツリ効いたアル(ジャガイモ)ボルタ、ピリッと辛いシュッキ(干し魚)ボルタがセットに。
ライスはおかわり自由ですが、食べ過ぎ注意にて遠慮。
(おかわりの量がすごいんです)
最後はぐわっと全部混ぜていただきましたよ。


食後のチャイは甘いか甘くないかを訊かれます。
甘いを選ぶとなんと練乳の甘みたっぷり!熱帯東京には丁度良いですね。

せっかくなのでデザートも追加オーダー。

★チウララッチ ¥400

セントチウラ・ラッチ・・・ではなくミルキーなドリンク状のスイーツ。
フレッシュなリンゴとブドウが刻んで入っています。
すっきりとしたお口直しになりました。

毎日のメニューはお店のSNSにて発表。
お目当ての食材が出たら駆けつけるべしです。

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町中華のドライカレーと朝鮮焼。『中華料理 栃尾』(氷川台)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 09/ 01
                 

『中華料理 栃尾』

新潟県栃尾出身の店主が1962年文京区護国寺にオープンした『栃尾』(現在は閉店)、その暖簾分けの生き残り。
こちらのお店も創業50年を優に超える老舗のはず(情報求む)
同名の暖簾分け店は他に護国寺、新井薬師前、朝霞、草加、勝田台に残存しているようです。


外からは中が全く見えないのですが、お店は意外なほど広々。
地元の子供たちからのメッセージがあちこちに貼られていて、地域への愛されぶりが伝わってきますね。


カウンター席のトップはなんと銅板。
見た目の重厚さだけでなく、抗菌効果もバッチリですね。


メニューは中華・洋食とバリエーション豊富。
『栃尾』のアイデンティティである「肉入りチャーハン」(肉厚チャーシューのせ炒飯)や「朝鮮焼」の名前もみえますね。(「朝鮮焼」については後述)

カレーメニューは
・カレーライス
・月見カレーライス
・カツカレーライス
・ドライカレー
・カレーそば
の5種ありました。


★ドライカレー ¥650

これぞ昭和のドライカレー!
喫茶店のドライカレーもいいけれど、炒飯が美味い町中華のドライカレーも捨て難いんですよね。

辛さは控えめながら、焦がしカレー粉の香ばしさ。
具材はグリンピース、ニンジン、コーンに溶き卵とシンプルながら完璧。
肉やエビなどの具材が入っていないからこそ、おかずとの組み合わせが楽しめるんです。

組み合わせたのはもちろんこちら。

★朝鮮焼 ¥700

『栃尾』のアイコンとも言える「朝鮮焼」(お店によっては「朝鮮焼き」の表記)。
いわゆる豚しょうが焼きの生姜を刻みニンニクに置き換え、濃厚辛口な醤油仕立てにした一皿。
肉の下には茹でもやしがたっぷり敷かれているのに加え、スープもついてきます。

この、濃厚極まりない(ズルい旨さの)料理に、シンプルなドライカレーが合うこと!
もう、この組み合わせのどこが中華料理なのかわかんないですけども(笑)
これこそが町中華の素晴らしいところなんですよね。

最近は町中華にも再評価の波が訪れていて、ちょっとオシャレなシン・町中華も登場してきています。
それはそれで楽しいのだけれども、この『栃尾』のような文化財クラスの真・町中華の圧倒的魅力には敵わない。
そう実感するのでした。

老夫婦の接客も心から和みます。
大切なものを思い出す気持ちで、ぜひ訪れてみてくださいな。

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