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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ここは世田谷の南インド。毎日バナナリーフミールスがいただける地下空間。『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』(祖師ヶ谷大蔵)

名シェフ、マハリンガムさんが率いる南インド・チェティナードゥ料理専門店『スリマンガラム』がまさかの2号店をオープン!

しかもただの2号店ではありません。
毎日バナナリーフでの料理提供にこだわる、完全現地式レストランなんです。

これはアツい!

場所は経堂から2駅。

ウルトラマンのまち、祖師ヶ谷大蔵。


『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』

え?カラオケ!?
違うんです。
カラオケボックスと同じビル、カラオケボックスの看板に挟まれて見えませんが、ほら。


地下へと続く半開きの扉。


そう、ここが南インド現地へと続く扉なんです。


早速ワープトンネルを潜ってみましょう。


びっくりするほど広々とした空間。
けれどよく見てください。
各テーブルには片側にしか席がないんです。

なぜ?
その答えは後ほど。


席に着くや否や、問答無用に敷かれるバナナリーフ。
もう、絶対ここ日本じゃない。


★ソルティ レモンソーダ ¥350

最近はインドより暑い東京。
暑い日に美味しいインドのドリンクがマジで美味いのです。

さて、料理。
一品料理やティファン(インドの軽食)もあれこれありますが、初訪問ならやはりミールスがオススメでしょう。
もちろん、バナナリーフミールスになるのですが、ベジかノンベジか、リミテッドかアンリミテッドかが選べます。

アンリミテッドとはつまり、おかわり自由。
というかストップかけないと食べても食べてもサーブされるというインド式。

今回はリミテッドでボリュームを測ってみることにしましょう。

オーダーするや否や、店員さんがバナナリーフに料理をサーブしはじめます。

最初はお米。
南インド・タミルナードゥ州を中心に食べられるポンニライスです。
日本米ほど甘みや粘りもなければ、バスマティライスほど香りが強くもない。
おかずや汁物のスパイス香を引き立てるお米なんです。
(ちなみにこの店が標榜するチェティナードゥとはタミルナードゥ州の一地方の名。古くから貿易商が多く住み、様々な国のエッセンスを取り入れた華やかなスパイス使いがチェティナードゥ料理の特徴、だと思ってます)


次々にサーブされていく料理。
もうお判りでしょう。
テーブルの片側にしか席がないのはこのためなんです。


★ノンベジミールス リミテッド ¥2000

いやもう、もう、絶対ここ日本じゃない。南インドです。現地。


選べる肉はマトンをチョイス。
これがまた、骨付き肉という範疇を越えて、肉づきの良い骨。
もしここが日本ならきっと、賄い行きの、けれど一番美味しい部分。
髄とコラーゲンを存分に堪能できますよ。


少し遅れてラッサムとパヤサムも登場。
このラッサムが鮮烈。ブラックペッパーがホールでゴロゴロ。


気兼ねなく手食しましょう。
なにせここは日本じゃないのだから。

ここからは問答無用、表現無用。
ただひたすらに、食べる食べる食べる。

気取りのない、美味しいのそのまんま。


★チキンコーラウルンダイ ¥950

こちらは鶏肉の揚げ団子。
素朴に見えてビックリする美味さです。

食後はやはりチャイ。

高い位置からサーブするマハさんの技は見ものです。
なんてったって、カメラ目線!


★チャイ ¥300

『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』のオープンは2022年5月6日。
約三カ月の営業を経て、いよいよ8月からはメニューも拡充。
さらなるチェティナードゥ料理の魅力を我々に伝えてくれることでしょう。

人懐っこくナイスキャラなマハさん。
ディナータイムはこちらのお店にいることが多いようです。

ぜひ会いに行ってみてくださいね。


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スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

創業60年越え、歌舞伎町の大衆食堂のカツカレーは・・・『つるかめ食堂 歌舞伎町店』(新宿/新宿三丁目)

歌舞伎町で昔ながらの大衆食堂といえばやはりこちら。


『つるかめ食堂 歌舞伎町店』

創業1956年(昭和31年)。
60年以上もの間、ずっと歌舞伎町のど真ん中で変わらず営業している、その凄さたるや。
その立地ゆえ、平常時は夜11時まで営業しています。


ちなみに『つるかめ食堂』といえば西口の思い出横丁にある同名店との関係が気になりますが、
実は両店の先代オーナー同士が兄弟という関係らしいですね。

なのでメニュー構成も別。
思い出横丁『つるかめ食堂』には「ソイ丼」という名物カレー料理がありますが、
こちら歌舞伎町店には「カツカレー」があります。
何故か卓上のメニューに書かれていないのですが・・・


★カツカレー ¥950
・ライス小盛り -¥50


ステンレス皿に盛られた昭和ビジュアルが眩いですね。
付け合わせにはたくわんとマカロニサラダ。完璧です。


昭和の懐かしカレーライス・・・と思いきや、カレーは結構シャバシャバ。
夜の飲み屋街ですから、ズシッと胃にたまらないカレーが欲されるのでしょう。
カツは揚げたてで薄切りカツ。油もしっかり切られていて、サクッとした食感がたまりません。
このカレーとカツのマッチング、そしてキャベツという組み合わせで胃もたれなし。

ライスを少なめオーダーすれば、飲みの〆にもなるという。なんて歌舞伎町に最適化されたカツカレーでしょう。
長く続くお店はやはり伊達じゃない。


お会計時、レジ前にミャンマー平和を願う張り紙を発見。
聞けば店員さん、やはりミャンマー人でしたよ。

歌舞伎町なのに危険な香りが全くない、平和地帯でありオアシス。
もはや、歌舞伎町の重要文化財です。



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つるかめ食堂 歌舞伎町店



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デートに最適。眺望抜群味抜群のシンガポール料理レストラン。『シンガポール・シーフードリパブリック銀座』(銀座一丁目)

品川、高輪プリンスホテルの傍らにあり、人気を博した『シンガポール・シーフードリパブリック』。
シンガポールの4名店がタッグを組んで日本上陸した本気のシンガポールレストランでしたが、品川周辺の再開発でクローズ。
現在東京では銀座と竹芝の2ヶ所にて営業をしています。


『シンガポール・シーフードリパブリック銀座』

お店はマロニエゲート銀座の11階。

まず驚くのは解放感。

天井高っ!


見晴らしすご!

これは気合い入ったデートや誕生会なんかに良さげだぞ。
(単独訪問)


★シンガポールスリング ¥780

ラッフルズホテルの名物カクテルとして知られるシンガポールスリングを、オリジナルレシピで。
ジンやブランデーにパイナップルジュースやグレナデンシロップを加えたトロピカル風味。

ジョッキにはこのシーフードリパブリックに加わった4名店のロゴが書かれています。


★シンガポールラムサテー ¥980

シンガポールのサテーといえばピーナッツソースつけていただくチキンサテーのイメージが強いですが、こちらは香り高いラム肉。しかもビシッとスパイシーなサンバルソースをつけていただきます。

ま、ビール泥棒。


★タイガー ¥880

シンガポールのビールといえばこれで決まりですよね。


★オイスターホッケンミー ¥1680

シンガポール名物の福建焼きそば、そのオイスターバージョン。シーフードリパブリックだからシーフードいっとかないと。


ムチムチの太麺、繊細な細麺、2種類の麺が用いられており、食感変化も楽しいです。
牡蠣はさすがというか、思った以上にたっぷり。
こりゃあ贅沢やわ。

ここのホントの魅力は2人以上で予約してシンガポールのカニ料理をシェアしながら、いいお酒と一品料理を楽しむスタイルで発揮されるはず。

接客も眺望も一流。
切り札に入れておきたいお店です。


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シンガポール・シーフード・リパブリック 銀座



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

シモキタで話題沸騰、スープカレーと濃厚スイーツ。『202カリー堂』(下北沢)

下北沢駅西口すぐ。
成城石井の上にいつの間にかできて、
いつのまにか行列ができるようになった、
カレーとスイーツのお店。


『202カリー堂』

2021年12月11日オープン。
店名の202は建物の部屋番号だそうです。


明るく開放的、グリーンとドライフラワーに囲まれた小粋な空間。

オーナーは札幌出身。
ご当地カレーであるスープカレーと、グルテンフリーのスイーツを提供しています。


セルフサービスのお冷やもリゾートホテルみたい。


★自家製LASSI キウイ¥580

ミキシングした生果実入りのラッシー。
面白いのはガラスのストロー。
理科の実験室みたい。
ちょっと吸うのにチカラがいるけど、紙ストローよりエコだと思います。


スープカレーは「濃厚トマトスープ」「こくまろココナッツスープ」の2種のベース。具材、辛さ、量を選びカスタマイズします。
辛さアップが無料なのは嬉しいですね。


★タンドリーチキンと焦がしキャベツチーズカリー ¥1330
・スープ:こくまろココナッツスープ
・辛さ:20辛(無料)
・ライスとスープの量:普通


おぉ、お店の内装とトーンが合ったシックで緻密な盛り付け。

まず印象的なのはスープカレーとしてはトップクラスの粘度。辛さアップしたのもあるのかな?
20辛はなかなかのもの。辛さの方向性としては『ドミニカ』に似た印象です。
具材では野菜よりもタンドリーチキンが美味いですね。ベースのココナッツはこの辛さではあまり感じませんでした。


★濃厚テリーヌ(抹茶)¥420

これ、これを目当てに来る女子多数。
フォークを通せばその密度を実感。
添えられたリコッタチーズ、抹茶塩をつけていただきます。
濃厚ではあるがくどくはないバランス。

ロイスのチョコとか好きなら是非オススメ。


★ドリップ珈琲 ¥550

テリーヌに合わせオーダーしたコーヒー。
これがびっくり抜群の美味さ。
味濃く深煎りながら、仄かな酸味もある極上の一杯。
このコーヒー目当てに来ても良いなぁ。

並んでなければ、カフェ使いも大いにアリです。


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202カリー堂



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下北沢から、そっと隠居と思わせて。染み渡るカレーの味。『小川ぐらしの茄子おやじ』(小川町)

下北沢のカレー名店『茄子おやじ』。
が、当の「おやじ」は2016年末をもって下北沢の店を若者に譲り埼玉・小川町へと移住。
2019年3月から『小川ぐらしの茄子おやじ』として営業しています。


『小川ぐらしの茄子おやじ』

小川町って聞くと山と川と田んぼばかりだと思っていませんか?
実はかつて「武蔵の小京都」と呼ばれたほど小粋な文化が溢れる町なんです。

この店も下北沢時代と同じ、いやそれよりにも増して洒落た店構え。
それでいて不思議と周囲に溶け込んでいます。


場所が変わっても変わらずの人気。
この日はお祭りの人出があったこともあり、記帳してから40分余りの待ちとなりました。


作家やミュージシャンが集った下北沢のお店の空気そのままの店内。


お店の隅では45回転のアナログレコードが回っています。


照明の傘は蓄音機のラッパ型。


カウンターの向こう側では、あの「茄子のおやじさん」がカレーをせっせと作っています。

都心から離れても、同じようにカレーを作り続ける姿に、ちょっとジンとしてしまいます。


★びーふカレー(ドリンク付)¥1050

何の衒いもない、一皿のカレーライスがやってきました。
最初は全く辛さを感じず、食べ進むにつれじんわりと毛穴が開いてくるのが『茄子おやじ』のカレー。
そうそう、この感じ。
ビーフはたっぷり、そして柔らかくて優しい。
カタチを残して投入されたトマトの酸味がまた良いアクセント。

下北沢と変わらぬ仕立てながら、不思議と以前よりさらに美味い。
それどころか『茄子おやじ』のルーツである吉祥寺『まめ蔵』のオーラを越えんがばかりの中毒性。
これは堪らぬ。
土地のチカラか、作り手のチカラか、もちろん両方でありましょう。


さらに食後のコーヒー、これが最上級。
豆も淹れ方も完璧なのに加え、これは間違いなく土地の綺麗な水によるものが大きいのでしょう。
「世界一美味しい珈琲は、カレーの後の珈琲」なのです。


この味に会いに行く、小さな旅も素敵なものです。



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小川ぐらしの茄子おやじ



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綺麗な川、美味い酒、美味いカレーに素敵な人たち。『CURRY&NOBLE 強い女』(小川町)

7/23.24の2日間、3年ぶりとなる『小川町七夕まつり』が開催。
それに合わせ、前から行きたかった『CURRY&NOBLE 強い女』が夜営業していると知り、早速訪問してきました。


『CURRY&NOBLE 強い女』

全国各地からミュージシャンやクリエイターが一同に集う野外フェスティバル "GO AROUND JAPAN"を主催する代々木原シゲルさんが小川町に移住、2019年3月14日にオープンしたお店です。

シゲルさんはこの『CURRY&NOBLE 強い女』のほか、すぐ隣に食品流通部『強い女のスパイス研究所』、さらに町内にカフェ&シェアハウス『薪をくべる』も運営、小川町発のカルチャーを盛り上げています。


かつては床屋さんだったという店内は、クラシックな雰囲気が逆にモダンを感じさせ素敵です。



★COEDO 瑠璃 ¥600

川越が誇るクラフトビールCOEDO。
都内と比べれば随分リーズナブルにいただけます。


★無水チキン&ポークビンダルの2種あいがけ×出汁カレー(M) ¥1680
・辛口 +¥120


無水チキンは札幌『カラバト』リスペクト。
玉ねぎとトマトの水分だけで煮詰めた、パキスタンのチキンカラヒ由来のカレーです。
塩と生姜で引き締まった鶏肉の旨みはそのままに油をさらに抑えたチューニング。

ポークビンダルはちょっと珍しい豚キーマ仕立て。辛さとビネガーの酸味が決まっています。

『カレーは肉料理です。』というお店のキャッチフレーズ通り、肉感推しの2つのカレー。
いずれも、気負いもなければユルさもない丁寧な作り込み具合。

さらに、スープスタイルの出汁カレーをかけて味変する楽しみも。
まさにDRY&WET方式。
ベースとなる出汁は日々変わったりするそうですよ。

その他、竹炭と炊いたライス、地元野菜の副菜と、プレートの隅々にまで愛が溢れています。


★スパイスハイボール(ブラックペッパー)¥680

スパイスハイボールもいくつかの種類が揃っていました。

おりえ店長、メグさん、勿体無子(もったいないこ)さんと、スタッフのキャラクター性も抜群。
カレー自体が美味いのでランチもおすすめですが、この雰囲気での夜スパイス呑みは堪らないですね。

ちなみに昼はこんな感じ。


隣の角にあるのが食品流通部『強い女のスパイス研究所』

そして両者に挟まれたBARスペースでもとある企画が進行中とのこと。

道路を挟んだ向かいには槻川。
親水公園になっており水辺に降りられるのですが、

もの凄い透明度!
いろんな魚がビュンビュン泳ぎ、ハグロトンボが群れ飛んでいました。

近隣には小川町に3つある酒蔵のひとつ『晴雲酒造』が。

酒蔵見学だけでなく無料試飲(16時まで)もあるので、日本酒好きなら行くべし。

かつて武蔵の小京都と云われ、有機農法発祥の地としても知られる小川町。
「移住してみたいかも?」と思ってしまう魅力がたくさん。
都心から一時間余りで辿り着く別世界です。


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CURRY&NOBLE 強い女



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フレンチシェフによる濃厚欧風薬膳カレー。『薬膳カレー&スープカレー らいもん』(田原町/浅草)

浅草に、浅草らしい名前のお店。


『薬膳カレー&スープカレー らいもん』

『らいもん』はもちろん雷門。
フレンチシェフによる薬膳カレーのお店です。

入店してまず驚くのは、気合いが入った券売機。

最初の画面で「薬膳カレー(欧風)」「薬膳スープカレー」「薬膳稲庭うどん」という3つのカテゴリを選択。


続いて肉系・野菜系・海鮮系や効能別、薬草別など、検索方法をチョイス。


最後に具材、辛さ、ライスの量など具体的なオーダーをして注文完了となります。

まさに薬膳が薬膳たる、気分やコンディションに応じた食を、という考え方がこの券売機に表現されているんですね。


席に着いたら着いたで、あちこちに薬膳の知識・情報が。
料理を待つ間もどんどん賢くなっちゃいます。


★骨付きラムカレー ¥1000(税抜)

チョイスしたのは欧風の系統。
薬膳を謳った欧風カレーってそうそう多くはないと思いますが、そこはフレンチシェフ。
フレンチの技法を使いフォン・ド・ボーをベースに使ったカレーで、フォンをとるとき、肉と共に野菜とハーブを煮込んでいるそうです。ねっとりと粘度高めの舌触りで味わいもコクも濃厚。
薬膳であることを忘れてしまう美味しさです。


骨付きラムは柔らかな肉質と溢れ出る脂の旨味が最高。骨にこびりついた部分がまた美味しいんだ。
多少のお行儀悪さは許していただき、骨までしゃぶりましょう。

辛さは甘口、中辛、辛口、大辛、激辛の5種類から選択可。
ライスはバターライスと特製五穀米飯かが選べます。
(写真は特製五穀米飯)

独自のポリシーに溢れた、個性的なお店。
少なくとも浅草界隈には、似たお店はまず見当たらないでしょう。


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薬膳カレー&スープカレー らいもん



関連ランキング:カレーライス | 田原町駅浅草駅(東武・都営・メトロ)浅草駅(つくばEXP)


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

昼下がりの路地裏で待つ、酒とスパイスの誘惑。『酒とスパイス マツコ』(日本橋)

和食、スパイス、お酒。
そんなキーワードを持った魅惑的な間借りカレー料理人がいます。

S字に曲がる小さな路地にある『HASHI』で間借りしている女性こそが、その人。


『酒とスパイス マツコ』

店主のマツコさんは東京で和食料理人としてキャリアを積んだのち、福岡で間借りカレー『酒とスパイス マツコ』をスタート。
2020年に東京へ戻り、この場所での営業をはじめました。


火・木・金を中心に昼のみ営業。
いや、昼呑み営業というべきか。


旬と和のエッセンスを取り入れたカレーが『マツコ』の身上。
インスタで日々公開される『本日のカレー』は変幻自在で、いったい引き出しがいくつあるのやら。

あぁ、そうこうしているうちに昼からカレーと日本酒を頼んでしまいました・・・

眩い!黄金色に輝くカレープレート。


★本日のマツコカレー あいがけ¥1200
・鶏出汁蒸し鶏のカレー
・とうもろこしのキーマ


見た目は流行りのスパイスカレー的でありますが、一品一品の味の丁寧さから、腕前がしっかり伝わってきます。
だいぶレベル高い。

この日特に気に入ったのはとうもろこしのキーマ。
そうそう、この時期のトウモロコシのプチプチ感ってキーマに合うんですよね。


そして折角なので私が好きな濁り系を合わせてみました。


★梅津の生酛 笊(うめつのきもと ざる)


★菩提酛 にごり酒

ああ、良いですね。
酒は濁っていれば濁っているほどココロは清らかに、生命の循環を感じられるのですから不思議なものです。

たおやかに見えて、カレーもお酒もハードコアなマツコさん。
そりゃあファンも増えるよなぁ。

近くに寄ったらまた必ず。


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酒とスパイス マツコ



関連ランキング:カレーライス | 日本橋駅東京駅三越前駅

テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

京都の独創欧風カレー、その秘密は2層構造。『カラクサカレー』(四条)

京都・四条に独創的な欧風カレーのお店があります。


『カラクサカレー』

カウンターメインの小さなお店ながらミシュランガイド2022でビブグルマンにも選出されました。

ジャンルとしては欧風カレーですが、他店とは全く異なる独創的なカレーを提供しています。

メニューを見てみましょう。

チキンがたっぷり入った、ブイヨンのコクがある「赤カレーライス」
じっくり煮込んだビーフが入った、スパイスの深みがある「黒カレーライス」
さらに「キーマカレー」「バターチキンカレー」「きまぐれカレー」というラインナップ。


★赤黒ハーフ&ハーフ ¥1000

赤と黒、それぞれのカレーのコントラストが美しいのですが、それだけではありません。よく見てください。

それぞれのカレーの外側に、もう一つ色が違うカレールーがあるのがわかります。

実はこの『カラクサカレー』が作る欧風カレーは「旨味のルー」(内側)と「香りのルー」(外側)の2層構造になっているんです。

じっくり煮込むのが身上の欧風カレーって、その旨味とコクと引き換えにスパイスの香りは埋もれがち。
それを分けることで香り高い欧風カレーを実現しているということなのですね。

カレーだけでなく、ライスには麦ごはんがミックスされているなど、細部にまで行き届いた配慮。

工夫と手間暇が生んだ一皿。
ありがたくいただきました。

カレー細胞公式ストアOPEN!
ポケットカレーはじめ私がセレクトした色々なカレー商品を追加していきます。
ブックマークお願いいたします。


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カラクサカレー



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キクヤカリー監修、みなとみらいのカレー専門店。『はまやカレー』(みなとみらい)

横浜・野毛山で長く愛される『キクヤカリー』が監修したカレー店がみなとみらいにあります。


『はまやカレー』

ランドマークプラザの一階に2020年12月オープン。


ちょっとしたファミレス的なハコで、家族連れにも最適ですね。


★生ビール(スーパードライ)¥500

『キクヤカリー』のカレーといえば北海道のものとはまた異なった横浜スープカレー。
こちらでは具材・スープ・ライスの量・トッピングを選ぶという、北海道スープカレーに準じたオーダー方式になっています。

スープは、
・バターマサラ
・和風南蛮
・スリランカ
・カシミール
の4種類あり、下に行くほど辛口になっているみたい。

了解。


★スパイシーローストチキンカレー ¥1080
・スープ:カシミール
・ライス:小


チキンがメイン具材で辛さがカシミールという、ちょっと『デリー』に寄せてみたオーダー。
ライスは小でも150gaなので充分です。

チキンはむね肉でこれまた『デリー』っぽい。
辛さは『デリー』のカシミールほどではなく、ほどほどな感じ。
サラリ、野菜の旨味も感じられる美味しいカレーでした。

カレーの選択肢が結構少ないみなとみらい。
食べたくなったらまずここで良いと思います。


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カレー専門店 はまやカレー ランドマークプラザ店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

日本インド料理の第一人者フセインシェフによる宮廷料理の魅惑。『インド宮廷料理Mashal(マシャール)』(大森)

赤坂『タージ』、九段下『アジャンタ』、青山『シターラ』の総料理長として腕を振るい、
名だたるインド料理シェフたちを輩出した、
日本インド料理界の第一人者モハメド・フセインさんがついに自らのお店をオープン。

これは2022年最大のニュースです!

名所は大森駅東口から徒歩2分、「LUZ大森」の3階。

『インド宮廷料理Mashal(マシャール)』

オープンは2022年7月1日。
店名はヒンディー語で松明という意味です。


私個人としてはオープンに先だって6月に行われたプレオープンパーティー以来。
正式オープンしてからは初の訪問となりました。


壁にはカラフルな象の絵。
実はこれ、今年2月池袋西武で開催した私のイベント「東京カレーカルチャー」で画家の武田尋善さん(タケダワーラー)がライブペインティングで描きあげたものなんですよ。

ここでまず、モハメド・フセインシェフの経歴をざっとご紹介しましょう。

1968年、インド・デリーの『ハーフィズホテル』での勤務を皮切りに、
『カリームホテル』『ムンバイタージマハルホテル』と一流ホテルの厨房で腕を磨き、
1982年にタージマハルホテル系列の赤坂『タージインドレストラン』の総料理長として来日。
1985~2004年まで、日本インド料理のパイオニア『アジャンタ』(九段下→麹町)でも総料理長を務めます。
その後青山『シターラ』を経て、2021年3月から池上で間借り営業の『インド宮廷料理 Mashal』を始動。
料理教室を開催しながら、実店舗オープンに向けての準備を進め、このたびの実店舗オープンへと至りました。

特に『アジャンタ』時代にフセインさんからインド料理を学び一流料理人になった方々は多く、名を挙げるだけで恐れ多いほど。
料理研究家として有名な渡辺玲さんに、初台の名店『たんどーる』の塚本シェフ、『アンジュナ』の藤井シェフ・・・

今の日本インド料理のトップクオリティはフセインさんの影響なしにはなし得なかったものといって良いでしょう。

この日はディナー訪問。
フセインさんの神髄であるタンドール料理をじっくり堪能してみましょう。

★タリスカースパイシーハイボール ¥880

ブラックペッパーを使ってガツンとスパイシーなハイボール。
なかなか濃いめで作っていただきました。


★タンドリーチキン 1P ¥660

スパイスマリネされた外側はがっつりスパイシー、
中はジューシーで鶏肉が柔らかいという絶妙の仕上がり。
タンドリーチキンと言えばボソボソッとした食感が当たり前、そう思っている人にこそ食べていただきたい。


★シークカバーブ 3P¥1320

これまた普通のシークカバーブ(中東ではシシカバブ)とは全く違う次元の食べ物です。
マトンと鶏ひき肉をフセインさん独自の割合で配合、スパイスと合わせ焼き上げたカバーブ。
肉感がしっかり堪能できる、言ってみれば上質なハンバーグなわけですね。


★ムルグマラーイー 3P¥1100

これ、プレオープン時にビックリした料理のひとつ。
鶏むね肉を生クリームとスパイスで漬け込みタンドール窯で焼いた料理なのですが、とにかく食感にビックリ。
フワッと、キュッと、弾力があるんです。
これぞタンドール料理の名手、その神髄。
是非食べるべき、フセインさんの看板料理のひとつです。

どのタンドール料理にも共通して言えるのは、スパイスの香りだけでなく肉本来の美味しさをしっかり引き出していること。

よく、「インドはアツい国だから、傷みそうな食材を美味しく食べるためにスパイスガンガン使うんですよね」なんて言われるし、
実際そういう面もあるのだけれど、フセインさんの料理のように、一流ホテルで供される宮廷料理の場合はそもそも食材も良いわけで。素材の良さをスパイスで引き出す調理だってあるわけです。
日本人ならではの感覚で素材の良さを引き出したインド料理も最近増えてきて嬉しい限りですが、そんな流れを作った日本人の名シェフの多くがもともとフセインさんの薫陶を受けていたことを思えば、彼の存在の大きさを再認識してしまいます。


★ジャルジッラーサワー ¥600

チャットマサラたっぷり、インドのインドの甘くないスパイスレモンサワー。
暑い日にピッタリのお酒ですが、これまたしっかり度数があって頼もしいですね。

さて、メインのカレーにも移りましょう。
一見、ご近所のインド料理店にもあるようなポピュラーなメニューが並んでいますが、そういうところにこそフセインさんの凄さが隠れています。食べてみたら「えっ、全然違う」って。

★パーラクパニール ¥1650
★ルーマリーローティ ¥550


よく「サグパニール」という名で見かけるカレーですね。
正確には「サグ」=青菜全般、「パラック」=ほうれん草なのですが、大抵はほうれん草のカレーです。

こちらでは、ほうれん草のグレービーにフセインシェフ特製のパニール(乳脂肪と生クリームを固めたインドのカッテージチーズ)をトッピング。

その明るめなグリーン色に、そもそも他店とは別物のオーラを感じます。

そして、食べてビックリ、濃厚な香り。
リッチでクリーミーな味わいの中にズン!とした低音域のように香るクミン。
インド料理にはスパイスを油で炒め、その香りを油に移す「テンパリング」という工程があるのですが、
フセインシェフはここでスパイスの香りを最大限に引き出す技術がとにかく凄いんです。

塩味も比較的強めで、華やかかつゴージャス。なのに品がある。
いわば渡辺謙のようなカレーであります。

あわせたのはこちらルーマリロティ。

大きなドーム状の鉄板で焼く、薄くて大きい全粒粉パンです。
ハンカチのように折り畳んで提供されることから、ハンカチ(ルマール)ロティと呼ばれているんです。

一般のインド料理店にはあまり置かれておらず、
タンドール料理を主とする焼きものにこだわるお店で出会うことが多い印象。

実際、これがなかなか便利で、カレーに合わせるだけでなく、タンドール料理の間にチャトニつけながらちょこちょこ摘まんだりするのにも最適。
なんか炭水化物欲しいけど、お腹いっぱいにはなりたくない。そんなときに頼んで間違いはないです。

さぁさぁ、ビックリビジュアルの料理がやってきましたよ。

★ダムビルヤーニー(マトン)¥2200

そう実はこれ、みんな大好きビリヤニ。
素焼きの壺にビリヤニを詰め、サフランをたっぷり用いたナン生地で蓋をして蒸しあげた一品。
ダム=蒸す という意味です。


中はしっとり、美しい艶を纏ったバスマティライス。
オイルに移ったスパイスの香りが、蒸し上がりの湯気とともに鼻腔をくすぐります。


そして見てください、この立派なマトン肉!
食感ふわふわ、これまた肉自体が美味しすぎます。
骨ごとぶった切られているので、骨髄の旨味もしっかり米にしみこんでいますよ。

もちろん、蓋になっているナンもウマウマ。
特に壺にひっついて良く焼きになったあたりがたまりません。

贅を尽くしたインド宮廷料理ディナー、〆はやっぱりこちら。


★ホットマサーラーチャーエ ¥550

いわゆるチャイです。
ホッと一息とはこういうこと。


食後の胃を整えるフェンネルも提供されます。

ここで皆さん、もう気付いているかもしれません。
料理名の表記が他店とちょっと違っていることに。

実はフセインさんとこの店を共同経営するオーナーの柴原三貴子(アリ三貴子)さんは「ムスリムの女たちのインド」の著者。
この店を文化交流の拠点とするため、なるだけ現地読みに近いカタカナ表記を心がけているんです。

「伝説の」「レジェンド」と紹介されることの多いフセインさんも、会えばいたってチャーミング。

けれども料理に対する情熱は凄まじいものがあります。
今回いただいた料理もハンドメイドにこだわるものばかり、ということは仕込みの時間がとんでもないわけです。
聞けば、タンドール窯の脇がフセインさんの定位置で、まかないもそこで食べ、ふとした時にずっと仕込みをしているのだとか。

そんな有難い料理がいつでもいただけるようになったなんて、感謝感激。
普段は王侯貴族とは程遠い日常を送っている私たちでも、手軽にマハラジャ気分を味わうことができますよ。

ぜひ何人かで連れ添って訪問してくださいね。


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インド宮廷料理 Mashal



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

ゴールデン街名物牛すじカレー。『ダイナーファイブガロン 新宿ゴールデン街2号店』(新宿三丁目/東新宿)

久しぶりのゴールデン街。
とあるカレーが人気のお店へふらり訪問。


『ダイナーファイブガロン 新宿ゴールデン街2号店』

通りひとつ奥の『ファイブガロン』1号店は小さくてG街らしさフルMaxなお店なのですが、こちら2号店は遥かに大きくゆったりしています。


ダイナーを冠するだけありますね。


店内は喫煙OK、シーシャも用意されています。


★サムライブルー ¥800

日本酒ベースのニッポンカクテルです。

さて、こちらで人気のカレーとは「牛すじカレー」。
紹介されたのは1号店ですが「マツコの知らない世界」ゴールデン街の回で絶賛されたカレーなのです。


★究極の牛すじカレーⅡ ¥800
・温玉トッピング +¥100


いやもう、古き良きBARカレーの見本のようなビジュアルですね。
カレーの食感は一言でいえば「ねっとり」。
牛すじのコラーゲンが出まくっている感じです。
そして、案外辛口なのもポイント。

(特に関西系の)牛すじカレーって、甘辛テイストのものが多いのですが、こちらは甘さかなり控えめ。
じんわり来る辛さでご飯とお酒が進みます。

これは人を選ばず、だれもが美味しいと思うだろうなぁ。

ということで、もう一杯。

★モスコミュール ¥700

私がいちばん飲むカクテルと言えば断然モスコミュール。
だってジンジャーもスパイスですからね。

チャージもなく、明朗会計。
ゴールデン街初心者でも安心して入れる場所じゃないでしょうか。

ハンバーガーも売りみたいですよ。

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ダイナーファイブガロン 新宿ゴールデン街2号店



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銀座で美味しい薬膳カレーと楽しい薬酒。『薬膳Dining&Bar 銀座しんのう』(東銀座)

東銀座の路地、気になっていたお店。

『薬膳Dining&Bar 銀座しんのう』

2020年オープン。

最近また、外食で薬膳というコトバを聞くことが増えてきたように思えます。
コロナのこともあり、外食や外飲みに罪悪感を覚える人も増えてきた今日このごろ、
「健康にいい」という理由を欲する人が増えてきたのかもしれません。

一番よく見るのは「薬膳鍋」ですが、「薬膳カレー」だって増えてきました。
けれど、その実態はまちまち。
「スパイスって薬膳だよね」とライトなノリで薬膳を謳う店もあれば、
中医学やアーユルヴェーダに基づき、気候や体質、コンディションに合わせた食事を提案する、真の「薬膳」カレーだってあります。

こちら「銀座しんのう」は後者も後者。
なんてったってオーナーシェフの三上康介さんは2009年、
「国際養生料理コンテスト」で最優秀料理人に選出され、日本人初の「世界美食薬膳名師」となった方。
中医学をはじめとした薬膳ノウハウでアジア各国の料理をアレンジ、美味しく仕上げて提供しているんです。

さらに弟の三上隼平さんは薬膳コーディネーターとして薬酒を担当。
お客さんのコンディションにあわせた漢方やスパイスの調合を提案する、一風変わったバーテンダーとしてお店に立っています。


壁にはでっかく「神農」の文字。
医薬をつかさどる、古代中国の神様の名です。


ご兄弟は盛岡出身。
だからメニューには「じゃじゃ麺」もあったりするんです。


効能について詳しく書かれたメニューは、見ているだけで楽しいもの。
西洋と東洋それぞれの謂れについて書かれているあたり、とても勉強になります。
さて・・・


★薬酒:紫根(シコン) ¥890
★真珠粉 +¥100


「美肌」でチューニングしてみました。
スキンケアにアンチエイジング。
紫根は草の苦味あり、その苦味を楽しむためソーダ割りにしたら、私の好きな「スーズ」のような味わい。

さらに真珠の粉をオプションで混ぜてみたら、白く濁ったような色に。
真珠粉自体は味も香りもありませんが、クレオパトラや楊貴妃も愛飲していたのだとか。


★チーズキーマカレー ¥1650

定番の薬膳キーマに特製モルネーソース(ペシャメルチーズソース)をかけリッチに仕上げた一皿。
キーマには約25種類の生薬とスパイスを調合して使用。
砂糖を用いず、甘草で甘みを加えるなど、効能と美味しさの両面から構築されています。

お米はご兄弟の故郷盛岡の「ひとめぼれ」。
その中でも希少な特別栽培米を使用するこだわりっぷり。

ご飯の周囲を彩る緑はほうれん草のヴィシソワーズです。
キーマを崩して、ヴィシソワーズと混ぜるのも楽しみのひとつ。
大阪「スパイスカレー43」のポタージュキーマのようでもあります。

薬膳という付加価値抜きにしても、かなり美味しいですね。

カレーの他にもバクテー、参鶏湯、ルンダン、タンドリーチキンなど、アジアのスパイス料理や薬膳料理がラインナップ。
それぞれに用いるスパイスや生薬の薬効が記されています。

それと、じゃじゃ麺(笑)



見渡せば、お酒のバリエーションは実に多彩。
漬け込み系はフルーツからヘビまで。
カイコの糞のお茶、なんて珍品もあるようですよ。

せっかくなのでもう一杯行きましょう。

★エナジーテキーラ ¥890

高麗人参、エゾウコギ、ウコン・・・テキーラに様々な「根」を漬け込んだ一杯。
ジンジャーエールで割ってテキーラバックにて。

甘さでぐいぐい行けちゃいます。
締めのお酒として最高ですね。

訪問して思ったのは、薬膳やスパイスの効能をテーマにすると、事前に対話が生まれるってこと。
自身のコンディションについて考える機会にもなるし。薬膳自体の効能はもちろんのこと、これってココロの健康にも良いことだと思ったのでした。


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薬膳Dining&Bar 銀座しんのう



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ヒカリエ脇に、昭和の記憶。『味の店 錦 渋谷2号店』(渋谷)

いつも通る場所にあって、いつも見ているのに、一度も入ったことがない。
そんなお店ってありますよね。

渋谷ヒカリエ脇。

ヒカリエができるずっと前からそこにある大衆中華。


『味の店 錦 渋谷2号店』

そもそも1号店はどこなのか?

どうやら1号店は山手線を挟んだ向かい側、桜丘にあったようですが、再開発に伴いクローズしたようですね。
その他浅草と、東急沿線にも何店かチェーン展開をしているようです。


奥に長い店内は完全に居酒屋。
実際、他のお客さんはみな一杯飲んでいたような。

ヒカリエ脇で軽くリーズナブルに飲める場所、と考えたら存在価値は抜群です。


★カレーライス 半ラーメンセット ¥900

カレーもちゃんとありました。
単品だと750円。
大衆酒場っぽいドカ盛りで、カレー自体はドロリ粘度高く、ラーメンスープか何かを加えた旨味を感じます。
こういうの、たまには良いですよね。


一方のラーメン(単品だと「支那麺」表記)は細縮れ麺にスッキリした塩スープ。
ワカメがたっぷり入っていることもあり、昔海の家で食べたラーメンを思い出させてくれます。

カレーもラーメンも、心の奥底にある記憶を呼び覚ましてくれるような味わい。

最近は渋谷にも独創的でハイレベルなカレー店、ラーメン店が増えてきましたが、
「やっぱりここが一番落ち着く」って人もいるんじゃないでしょうか。


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味の店 錦 渋谷2号店



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つけ麺の元祖、山岸一雄氏のレシピによる昭和のカレーライス。『お茶の水、大勝軒 BRANCHING』(神保町)

一般的に『大勝軒』といえばつけ麺(つけそば)ですが、お茶の水の場合必ずしもそうではないのです。
この界隈で『大勝軒』といえばカレー、そう言っても過言ではないのですから。


『お茶の水、大勝軒 BRANCHING』

元々はこちら『お茶の水、大勝軒』の姉妹店として誕生。
ですが2020年に『お茶の水、大勝軒』が店舗建て替えによる休業へと入ったため、こちら『BRANCHING』が本店の代わりを果たしているような次第です。

数多ある大勝軒のうちどれが本流かについては一筋縄でいかない難しさがあるためここで言及することは避けますが、
『お茶の水、大勝軒』の謳い文句としては・・・

『つけ麺生みの親であり、旧東池袋大勝軒の創業者、山岸一雄マスターが完成させた味と製法を忠実に継承する真の後継店』

とのこと。

しかし、われわれカレークラスタにとって『お茶の水、大勝軒』といえば、

『神田カレーグランプリ2017グランプリ受賞店』という一点に尽きるのです。


オーダーは券売機にて。
ラーメン屋という印象が(当然ながら)強いので麺メニューに手が伸びそうになりますが、ここは鋼の意志でカレーライス。


★生レモンサワー ¥550

一杯やりながら着丼、もとい着皿を待ちます。


★揚げ焼売カレー ¥920

実に、実に完成された、昭和大衆食堂のカレーライス。
そう、昭和の大衆食堂って、カレーやオムライスとラーメンや餃子が共存する空間だったんですよね。
ラーメン用にとったスープを加えたり、なんて技はカレー専門店では手間とコストが合わない贅沢技だったりして。

今はなき名店『大沢食堂』もそうでした。


こちらのカレーもやはり、ラーメン店ならではの旨味溢れる逸品。

『お茶の水、大勝軒』HPによれば、
大勝軒のカレーは1954年(昭和29年)に生まれました。当時「中野大勝軒」の店長となった故山岸一雄が、幼少時代に食べた「海軍カレー」の記憶をベースにレシピを作り、メニュー化されたものです。豚肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモをラードで炒め、大勝軒のラーメンスープで煮込み、小麦粉とスパイスで仕上げた、昭和の家庭の香りがするカレーです。』

もちろん、昭和の家庭でもここまで手数がかかるカレーは作れるはずもなく。
懐かしく、誰もが美味しいと思えるカレーライスでありながら、大勝軒にしか作れないカレーライス。
トッピングの揚げ焼売ももちろん、中華のお店ならではの楽しみです。

山岸氏はラーメンマスターであるとともにカレーマスター、つまり二大国民食マスターだったのですね。


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お茶の水、大勝軒 BRANCHING



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驚くべき完成度。高い期待値を超えてくるスパイスカレー。『カレー屋バンバン』(阿波座)

「大阪に行くのでオススメのスパイスカレー屋さん教えてください」という連絡をよくいただきます。

相手の趣味嗜好を知っていて、日程の感じが大体わかっていれば対応も問題なし。
「こういう系を攻めたいんですが」なんてコメントいただければ尚絞れる。

けれど、全く知らない人から「オススメは?」とだけ聞かれても候補は何十件も何百件あるわけで、
「こういう場合はここがオススメ」などとシチュエーション別にオススメをまとめる作業に取り掛かるとなると、
それこそギャラをいただいている記事執筆の作業以上に時間も頭も使ってしまうことに。

実際、それほど大阪のスパイスカレーは多彩だし、好みによって薦めるお店も全然ちがう。
その人がスパイスカレーに何を期待しているか?によっても全然ちがう。

けれど、このお店なんかは広くオススメ。

多くの人がイメージする「大阪スパイスカレー」の雰囲気を持っていつつ、
ビジュアル面も含めた繊細さや丁寧さもあり、さらんスパイスが好きであればあるほど唸る美味しさもあるのですから。


『カレー屋バンバン』

難波で大行列を作るスパイスカレー店として知られていましたが、2021年に阿波座へと移転。

変わらずの人気を誇っていますが、難波時代のワンオペからホール担当が加わり、
「丁寧な調理」と「丁寧な接客」を分担することに成功。

難波時代はお一人で「丁寧な調理」と「丁寧な接客」をしていましたからね。

その効果は覿面で、並びは出るが回転は速いという理想のオペレーション。
『カレー屋バンバン』を人にお薦めするときの最大のハードルが取り払われました。


カレーメニューは「カレープレート」と「バンバンキーマ」の2種。

どっちも食べたい・・・と思うのは好き者の性。
あいがけじゃないんですが、トッピングキーマを駆使してのオーダーです。

★カレープレート ¥1300
・チキンカレー
・豆とあさりのカレー
・スパイス炒め
・副菜
・パパド
・ベンガルキーマ軟骨入り +¥300


これ!この独特の美しさが『バンバン』。
繊細やわー・・・ずっと見ていたいけど、作りたてのおいしさをいただきましょう。

味に関しては、あえて言うまい、と言うレベルの美味さ。
仕切りなく2種のカレーや副菜がレイアウトされているのですが、
完全に混ざり合うわけでなく、けれどもグラデーションで影響し合っていて。

例えれば、汽水域に寄せては返す波とでも言いましょうか。
香り、旨味、辛さなどが多彩な表情を見せてくれるんです。

これこそまさに『バンバン』マジック。
一品一品取り出して批評することなど無意味とさえ思えてきます。

ただ一言、最高です。


★ミニチャイ ¥300

こんな美味いカレーを作る店のチャイ、美味しいに決まってます。


独特の穏やかで優しい空気感。
そこでいただく圧巻のカレー。

めっちゃいい店なのはわかっていても、さらりとその期待値を超えてくる。

あなたにも、オススメの大阪スパイスカレー店です。


カレー細胞公式ストアOPEN!
ポケットカレーはじめ私がセレクトした色々なカレー商品を追加していきます。
ブックマークお願いいたします。


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カレー屋バンバン



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京都が誇る、南インド料理のめくるめく世界。『TADKA2(タルカ2)』(京都市役所前)

京都のみならず関西の南インド料理を牽引する『TADKA(タルカ)』がなんと2号店をがオープン。
ですがこれがただ事ではない2号店で、かなりの話題となっています。

京都市役所前駅から徒歩3分の好立地。
「バインオークアイイナ」という黒いビルの 2F にあります。



『TADKA2(タルカ2)』

2021年12月14日オープン。
現在1号店ではモーニングとランチの営業、こちら2号店ではより専門性の高い南インド料理をディナー提供と、スタイルを切り分けています。


ケララ州のキリスト教会?と思うような異空間。


奥の窓からは京町家の景色が見え不思議な気分。
ともあれ、とても素敵な空間です。


手食したい現地式インド料理食堂には欠かせない手洗い場も完備していますよ。

メニューを開いてみましょう。

厨房を仕切るマニシェフの出身地タミルナードゥ州を中心に、その他南インド6州の料理を取り揃え。
関西はおろか、東京でも出会えないローカル料理が沢山で、メニューを見ているだけで有り難みを感じてしまいます。
カテゴリごとのやさしい説明もあるので、来店するだけで南インド料理の知識が増えますね。

まずはToday's Specialからの一品。

★KOZHI KONDATTAM コリ コンダッタム ¥880

ケララ州のローカル料理。
スパイスマリネしたチキンをマサラで炒めた一品。
ウルワル(ワルワル)とは別物なのかな?
ガッツリ濃厚ななかにココナッツミルクの旨味あり。
ともあれビールが欲しくなること間違いなし!

ということで。

★OLD MONK BEER オールドモンクビヤル ¥850

インドのダークラム「オールドモンク」をビールで割ったカクテル。
「オールドモンク」のカラメル感が甘みになり、これは面白いですね。
普通のビールじゃつまらないという向きに。


★CHUTNEY PANYARAM チャトニ パニヤラム 2P ¥440

見た目は完全にたこ焼き。
けれども生地は米粉を発酵させたドーサ生地なんです。

中にはタコじゃなく甘辛酸っぱいチャトニが入ってます。
実際、タコ焼き器を使って焼いているようで、関西アレンジっぽいけど実は現地式という面白いメニューです。


★カレーリーフローズモヒート ¥900

インドやパキスタンでポピュラーなローズシロップ「ルーアフザ」をペースにスパイスと生のカレーリーフたっぷり。ウォッカで割った色っぽいカクテル。
ちなみにウォッカで割らないノンアルのモックテルバージョンは¥700です。

さて、カレーに行ってみましょう。
南インド各州のカレーが勢揃いしていて迷いますが、迷ったら珍しい方へ。

★PORICHA SAIVA MEEN KOZHAMBU ポリチャ サイバミーンコランブ ¥1200
★プレーンライス ¥400


「ベジの魚カレー」という名の珍しい料理。
ベジですからもちろん魚を使っているわけでなく、すり潰したスパイスと緑豆で塊を作り、蒸して揚げて、ワダみたいな具材にしています。

グレービー自体はガッツリと酸味が効いておりインパクト大。
お米に合わせるのが吉ですね。

ライスは日本米でもバスマティライスでもなくタミルナードゥの貴重な「ポンニライス」。
パラっとふわふわ軽やかなお米です。

さらに追加。

★BUN PAROTTA バン パロタ ¥400

インドのデニッシュとか言われる渦巻きパン「パロタ」にもいろいろあって、こちらはシェフの出身地マドゥライ(チェンナイ)のローカルバージョン。
通常のパロタより分厚く、しっかり焼き色がついています。
シェフのアレンジによりサクサク、中はモチモチ仕上げ。
インドのあるレストランとタルカでしかいただけない味とのこと。
デザート感覚でいただくのも良いですね。

〆はこちら。

★南インドの泡立ちミルクコーヒー ¥450

いわゆるマドラスコーヒー。
マドゥライではチャイよりこっちですよね。
ええ感じに濃い苦味が最高、かなりのハイクオリティです。

ちなみに訪問時、私以外の客13人のうち11人が女性。
見る限りほぼ、女子会とデートといった感じでした。
南インド料理店の絶対数が少ない関西で、東京でも並ぶものがないほどマニアックな料理を提供しながら、
マニア以外の層にもしっかり受け入れられている素晴らしさ。

遠征するに値するお店です。


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TADKA2



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赤坂で、華やかすぎる薬膳カレープレート。『Labo 赤坂スパイスセンター』(赤坂)

いつの間に・・・赤坂にこんな場所が。


『Labo 赤坂スパイスセンター』

17時までという長めのランチタイム。
しかも夜は朝5時までの営業とか凄すぎる。


こちらのお店が謳っているのは「薬膳スパイスカレー」。
ここ数年、ホールスパイスから作る「スパイスカレー」人気にあわせてスパイスの効能にも興味が集まり、
今また「薬膳カレー」という呼称が拡がってきているように思えます。

「スパイス使ってるカレーはみんな薬膳じゃないの?」
そんな声も聞こえてきそうですが、作り手がスパイスの効能を理解・重視し、気候やコンディション、得たい効果に合わせてスパイスやハーブ、食材に気を遣うのが真の「薬膳カレー」といって良いでしょう。

この店で華やかな薬膳カレーを作り出すのは、実家が漢方薬局というnocoさん。インドやタイ、ネパールや中国などの調理法を基軸に、季節にあわせたスパイスと、葉山から取り寄せたフレッシュハーブを用いたカレーを提供しています。


★薬膳カレープレート(カレー3種)¥1500
・南インドココナッツチキン
・人気のキーマカレー
・ほうれん草黒ゴマカレー
・季節野菜のスパイスデリ5品


これはなかなか華やかな盛り付け!


辛さはかなり抑えられており、スパイス使いも穏やか。
すっと体になじむようなチューニング。
薬膳×インドの華やかかつ優しい一皿です。

卓上にはミックススパイス「季節のスパイス」が置かれているので、チューニングしていただきましょう。


そして土曜日はマメジマコーヒーとのコラボの日。

頼まない選択肢はありません。


★マメジマブレンド ¥500

コスタリカとペルーのブレンド。
このコーヒーが美味すぎる!是非!

お会計時、お声がけされ気付いたのですが、調理していたのはかつて十条『カレーリーブス』にいらした女性の方!
でした。
十条『カレーリーブス』の閉店は残念でしたが、錦糸町で復活を果たしましたね。
そちらも行かねば。

夜はホテルバーテンダーによる300種以上のカクテルが楽しめたり、飲み放題付きのコースプランがあったりと、これまた楽しそう。
事前連絡でヴィーガン対応も可能だそうですよ。

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Labo 赤坂スパイスセンター



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ビシッと辛口、京都のカレーライスレジェンドは永遠に。『ビィヤント』(神宮丸太町)

京都でおススメのカレーライスは?と訊かれたら、迷わずココと答えるお店。

『ビィヤント』

創業1975年。
大阪『インデアンカレー』の1947年には及びませんが、ともに1988年創業の大阪『カレーやマドラス』、神戸『サヴォイ』より10年以上も先輩にあたる、関西カレーライスの大御所です。

お店の場所は京大医学部附属病院のすぐ脇。
京都の方からするとさほど感じないかもしれませんが、この住所がまた格好いいんです。
「左京区東大路通丸太町上ル東側聖護院西町12」
風格ありますよね。

メニューはこちら。
チキン、ベジタブル、シーフードは甘口のみ。
ビーフのみ甘口、中辛、辛口が選択可能。
こう聞くと「ベースは甘いカレーなのかな?」と思うでしょうが、いやいや。
基本ここ、辛いカレーのお店なんです。


薬味には福神漬け、紅生姜、きゅうり漬けが用意されていますよ。


★ビーフカレー辛口 ¥740
・生卵 ¥50


見てくださいこの無造作なようで完成された、けれどやっぱり無造作な盛り付け。
『マドラス』や『インデアンカレー』にも似たルゥの艶が食欲をそそります。
ルゥのダークブラウンとターメリックライスのイエローのコントラストも美形すぎますね。


味はと言えば、上記2店の「甘辛」テイストから「甘」を引き算し、よりダンディに仕上げた感じ。
問答無用、「これ!」というカレーの味。
辛口でビシッと辛くしてその個性を楽しみつつ、生卵を崩しながら後半マイルドに持っていくのが至高の楽しみ方です。


★ホットコーヒー ¥300

このカレーにはこの珈琲。
口に残ったスパイスが珈琲のアロマと交錯。
「世界一美味しい珈琲は、カレーの後の珈琲である。」という自説がここでも証明できるわけです。

今では多彩なカレー文化が花開きつつある京都ですが、『ビィヤント』の存在感が色あせることはありません。
これからも永く続けて欲しい、不動のレジェンドです。

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カレー専門店 ビィヤント



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

天3に吹き抜ける、爽やかなスパイスの風。『スパイスアンドカレー 黄金の風』(南森町)

日本最長の商店街、天神橋筋商店街。
天神橋3丁目通称「天3」にあるカレー店。

『スパイスアンドカレー 黄金の風』

2021年3月にオープン。
店主の鳥生さんは人気店『ナッラマナム』で修業、奥様と2人で独立し『黄金の風』を立ち上げました。


店名を聞いて『JoJo?』なんて想像したあなた、たぶん合ってます。

店名を聞いて『焼肉のタレ?』なんて想像したあなた、たぶん間違えてます。


『ナッラマナム』といえば、たくさんの器にたくさんの種類の料理が並ぶ豪華プレートが人気。
こちらのお店もそのスタンスをしっかりと継承しています。

ほら、ご覧ください。

★3種カレープレート ¥1500
・ポークビンダルー
・手羽元のグリーンカレー
・海老のサグカレー
・ダル
・パチャディ
・フルーツソース(レモン)
・副菜
★たまごのピックル +¥100
★青唐辛子の柑橘アチャール +¥100
★生ラムのスパイス炒め +¥200


もはや皿洗いが心配になる豪華盛り。
一見、南インド料理のミールスのようではありますが、一品一品をみてみると、
(もちろんしっかりした南インドの料理もありつつ)
国籍や地域に囚われないアプローチで、オリジナルの組み立て方をしていることがわかります。


まずは一品一品の味を順に楽しんでみましょう。
パンチあるスパイスの狭間で、ビンダルーの酸味、柑橘の酸味が印象的に効いていますね。

実はこの日は真夏日。
暑い日はやはり爽やかな酸味ということでバランスを組み立てたとのこと。

いやもうおっしゃる通り、今欲しい酸味がここにある。
油の重みを控え、全体のスパイス構成もスキッと爽やか方向へ舵を切っているのがわかります。

その日のコンディションに合わせて、個々の音符を配置し、全体を調律する。
なかなか見事なタクトさばきです。


そしてこの生ラムのスパイス炒め 、これは単品で楽しめる。
夜ならば完全に酒のアテです。これがあることで随分リッチな印象に。


黄金のスプーンを通じ、カラダを吹き抜ける黄金の風、存分に堪能させていただきました!


スパイスアンドカレー黄金の風



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スパイスカレー文化を牽引した、あのイチさんが大阪復帰。『コイチカレー』(長堀橋)

名店『旧ヤム邸』で長きに渡りチーフを務め、大阪スパイスカレー発展の立役者となったイチさんこと藤田一也シェフ(二塁手とは別)が独立。
大阪に戻り、自らのカレーブランド『コイチカレー』を再開!


場所は長堀橋駅からすぐ。
休業中の『和泉屋バー』を間借りしての営業です。


『コイチカレー』

2022年5月1日オープン。
さすがの人気ぶりで客が途切れることはありません。

その日のメニューはSNS及び店内の黒板にて。

ほぼ毎日、何かしら内容が変わるという変幻自在ぶりです。
やややや、これは食べたいものばかり!

ここはあいがけで攻めてみたいところ。

★3がけ ¥1500
・コリンキーと万願寺唐辛子の牛スジカレー
・貝小柱入り柚子胡椒風味の鶏キーマ
・ロビア豆と空芯菜のシイラのカレー
・マサラ玉子 ¥100
・パクチーのせ ¥100
・ツブ貝のアチャール ¥100


写真ではわかりませんが、堂々の30cm皿!
その迫力に「おおっ!」と声が出てしまいます。

ビジュアルはこれぞ大阪スパイスカレーというべきもの。
最近はどこかを真似たようなビジュアルの新店も多いのですが、こちらはホンモノ。
大阪スパイスカレーシーンを作り上げてきた張本人による「これがスパイスカレーや!」な一皿です。


まずそそられたのがシイラのカレー。
カジキよりさらに肉食動物感のある味わいに感じました。
つまり、白身でありながら血合いのような脂が乗っており、それでいて筋繊維はギュッと詰まっているという。
これは面白い。

鶏キーマはまさに『旧ヤム邸』を彷彿とさせる・・・
というか実際作っていた本人なので、とてもイチさんらしいキーマといえましょう。

そして牛スジ、これめちゃくちゃ美味い。
今まででトップクラスに美味い牛スジカレーかも。

副菜ではツブ貝のアチャールの酸味と食感、ほのかな苦味が最高。

さらに特筆すべきは、ホールのカルダモンがガンガンに用いられているんです。
イチさんのカレー、とりもなおさず『旧ヤム邸』のカレーの大きな特徴であるカルダモン。
最近は価格高騰が凄く、名実ともに「スパイスの女王」となってしまったカルダモンを、
あいも変わらずふんだんに用いているところに、力強いポリシーを感じ嬉しくなりました。

お腹いっぱい、満足感マックスの一皿でした。


現在はランチ営業のみですが、今後週末の夜営業も検討中とのこと。
つまめるスパイス料理にも定評があるイチさんだけに、これは期待です。
たこ焼きも出るかな?


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コイチカレー



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ビシッと決まった奇天烈カレーはセンスの塊。『スパイスカレー キテレツ』(西院)

じわじわと盛り上がりを見せる京都スパイスカレーシーン。
事情通に訊けば高確率で名前が挙がるのがこちら。

『スパイスカレー キテレツ』

店主の徳増さんは二条の人気店『240(ニコヨン)』の元店長という経歴。
『キテレツ』名義での間借り営業を経て2021年11月1日に実店舗をオープンしました。
バンドマンというもう一つの顔を持つ徳増さんの作る奇天烈なカレーに期待が高まります。


日によって提供されるカレーが変わるのがこの店の特徴。
あるときは南インド、あるときは欧風、またあるときは『キテレツランカ』と屋号を変え九州式スリランカカレーを提供していたりも。

不定休ということもあり、お店のSNSチェックはマストです。


この日のカレーは「南インド」でした。

さらにひとつ注意ポイント。
かなりの人気店のため、待ちは覚悟にて。

お店の入り口近くの発券機で整理券をもらうのを忘れずに。
列で店前に人が溜まっているときなど、券売機を見落として発券しないまま並んでいる人(ワタシ)もいました。


発券してしまえばスマホでQRコードを読み込むことで、待ち時間の目安が確認できるため、お店を離れてもOK。近くのイオンモールで涼んどきましょう。

ちなみに事前予約による席確保も可能みたいですよ。

私は整理券確保から20分ほどで入店。
席が空き次第のスムーズ入店に加え、メニューが基本一択なので提供もスムーズです。
良く考えられたオペレーションですね。


★南インドスペシャル ¥1710
・ご飯小盛 -¥50
・グリーンチリ +¥50


お、見ただけでわかる美味さ。
ルーツである『240』と盛り付けの作法に共通項はあれど、カレー自体のテクスチャにかなり作り手の個性が出ています。

メインとなるカレーは
・マドラスキーマ
・サンバール
・ポークロースト
・ケララチキンカレー

副菜は
人参とインゲンのポリヤル
ポテトマサラ
ゴーヤのポリヤル
レモン

南インドのローカルを東西押さえつつ(ポークはゴアか、スリランカ側か)美しくまとめていますね。

食べてみて、いやあ痺れました。

南インドといってもココナッツミルクの優しい味、なんてのでは全然なくて(もちろんココナッツ使ってますが)、基本バキバキに押しの強いチューニング。
ちゃんとオイリーだし、香りも強いし、肉の旨味も押し出す方向。
なのにイヤらしくないんです。

ガン!ときてスッと抜ける感覚。
ひとことで言えば「めっちゃセンスいい」。

サンバールにもしっかりスパイスオイル感あるし、キーマのギリギリ焦がした仕上げも好み。
ポークとチキンだけはガッツリ切り分けず、シームレスなグラデになってるという並びも面白いです。

そしてオプションで加えたグリーンチリ、タイのプリックナンプラーみたいに旨味出してて、後半混ざり合ったカレーに加えると再び味がビシッと決まるという。

ただ、このバランスって結構「属人性」が高いかも。
レシピ共有してみんなができる味っていうよりも、作り手の感覚の上に成り立つ絶妙なバランス。
これ、なかなか分業できないから大変ですね・・・

他のカレーの日も絶対美味いぞ。
関西の方、行かなきゃ勿体無いですよ。


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スパイスカレー キテレツ



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京の夜、創作カレーでスパイス飲み。『curry & bar 240(ニコヨン)』(二条)

京都・二条で夜遅めまでやってるcurry & bar。


『CURRY&BAR NIKOYON(240 ニコヨン)』

一見カジュアルな店構えながらミシュラン京都2022ではビブグルマンを受賞。
京都カレー界でかなりの存在感を示しているお店です。
実は近隣のライブハウス『GROWLY』の飲食部門なんですよね。


壁にはテクノなガネーシャの姿。
アイコン性も抜群です。


★ニ種あいがけ ¥1300
・魚介出汁肉吸いカレー
・パキスタンカレー


なかなかにパワフルなビジュアルです。

「肉吸い」ってワードは関東の人には馴染みがないかもしれません。
いわば肉うどんのうどん抜き。
(妖怪「肉吸い」とは違いますよ)

シャバッとした汁には魚介(鯖?)の出汁が効いており、牛肉の旨味と相まってサラサラいただけます。

一方のパキスタンカレーは、最近でいうところの「無水カレー」の類。
札幌「カラバト」横浜「サリサリ」を起点に広まった、パキスタンの家庭式チキンカラヒがベースになっていると思われます。
こちらのパキスタンカレーは「カラバト」と比べるとズシっとオイリーな仕上がりで、さらにフライドオニオンを用い食感にもインパクトを出しています。

出汁系×ズッシリ系でお酒マル必なカレーたちですね!

付け合わせも個性的。

特に長い長い穂先メンマのアチャール、もといピクルスが面白いですね。

その他、うずらの玉子が思いのほか酸っぱめだったりと、独自のアプローチありあり。


★キューバリバー ¥550

お酒はカジュアルなものを中心にウイスキー、ワイン、ビール、カクテルなど取り揃え。
気軽に飲める酒場としても使えそうです。


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240



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京都の朝はスパイス茶漬け!?クリエイティビティ溢れる『INDIA GATE』の2号店。『SPICE GATE』(京都河原町)

今や不動の人気を誇る京都のビリヤニ専門店『INDIA GATE』が2号店をオープン。

けれどもこちらは「ビリヤニを出さないお店」。

以前『INDIA GATE』オーナーシェフの山縣氏が「実は2号店の準備をしていて、スパイスで朝茶漬けの店にしようと思うんです」と語っていた、まさにそのお店です。

『SPICE GATE』

2022年5月12日オープン。
場所は京都河原町駅からちょっと南に下ったあたりになります。


クリーンでモダンなラボ的な店内。


スパイスショップ(スパイスコーナー)が併設されています。
こちらは後で見てみましょう。

『SPICE GATE』の営業時間は7:30~11:00のモーニングタイムと、11:30~14:30(L.O.14:00)のランチタイム。
※2022年7月現在

メニューは朝・昼でガラリと変わっており、朝は「京風スパイス朝定食」、昼はカレーライススタイルでの提供。
昼には数量限定で鹿肉のカツカレーや鹿肉のステーキカレーも提供しています。
(京都では計画狩猟の鹿肉が手に入りやすいのだとか)

さらにスパイスやギー、チャイなどを用いたスコーンやチーズケーキ、シュークリームなどのスイーツも充実しています。

この日は朝食としての利用。

★京風スパイス朝定食 鶏キーマと魚介出汁のカレー ¥1200

・カレーリーフ香る魚介出汁カレー(サバとみょうがの冷やし出汁カレー)
・鶏キーマカレー
・祇園北川半兵衛さんの煎茶で炊いたバスマティライス
・出汁カレーに浸す為のアオサノリ
・焼き野菜 自家製ハーブふりかけ(ズッキーニ、ナス、レンコン)
・ゆで卵 自家製スパイスふりかけ
・ニゲラの梅キクラゲ
・大根とカシミールチリの千枚漬け
・トマトと玉ねぎのカチュンバル
・アサリとメースの佃煮
・小松菜のインド風お浸し
・パリパリピーマン
・リンゴのアチャール


一体!何という贅沢な朝食!!
日本、そして京都を感じさせる料理の構成ながら、絶妙にインドのスパイス料理と融合。
いや、ただ融合させているだけではないのが山縣シェフの憎いセンス。


鶏キーマはモモ肉とむね肉の合い挽きで、脂少なくスッキリした食べ心地。


この日の魚介出汁カレーは「サバとみょうがの冷やし出汁カレー」
シャバシャバを越えた澄まし汁タイプで、ほんのり気品ある味付け、スッキリとしたスパイス感。

ですが・・・混ぜ合わせることによって生まれる効果が面白いんです。

山縣シェフのメインテーマともいえるバスマティライス。ここに大きな仕掛けがあります。
祇園北川半兵衛さんの煎茶でバスマティライスを炊いているんですよね。

・・・もうお判りでしょうか。

出汁カレーをこのライスにかけることで、結果スパイス茶漬けになるんです。

お茶の配置を米に移すことで、米以外の要素が自由になる。
カレーやスパイス副菜を自在に配置することが可能になるということなんですよね。

これは凄いアイデア。
『INDIA GATE』のカルボナーラビリヤニや沖縄そばビリヤニにも通づる、分解再構築のスマートなセンスがここにも表現されています。
さらに先ほどの鶏キーマや副菜を合わせていくにつれ、それぞれのスパイス感と食材の旨味が重なり合い、味の奥行がどんどん増してゆきます。

それはインドのミールスが混ぜ合わせていくにつれ味が仕上がっていくプロセスと同一であるとともに、お茶漬けに薬味を加えていくことで味が変化していくプロセスとも同一であるという。

実に見事な構造になっているわけです。


卓上のカシミールチリMIXを加えることで刺激UPも自在。

まぁ、ここまで楽しくておいしい朝食、そうそうあるもんじゃありません。


★コールドブリューコーヒー +¥300

朝らしく浅煎りでお願いしました。


★チャイチーズケーキ ¥600

これまた濃厚な味と香りで素晴らしいクオリティ。
これ、東京なら900円クラスの満足感ですね。

お腹と心が満たされたところで、スパイスコーナーも見てみましょう。

まぁ、パッケージもディスプレイも実にしゃれています。


「スパイスショップ=怪しげ」みたいな先入観を持たれる方も少なくないと思うのですが、ここはまるでコスメのセレクトショップの如し。
なのに中には相当にマニアックなものも扱っているんです。


ハーブティーやインド食器も並んでいます。


まさに、めくるめくスパイス世界への門『SPICE GATE』。

旗艦店である『INDIA GATE』とセンスは同一ながら、ニーズが全く被らないのも素晴らしいところです。
京都に行ったら朝・昼『SPICE GATE』、夜は『INDIA GATE』。

それでも充分、京都に来た満足感が得られるはずですよ。


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あの松屋とは違う、蒲田のソウルフード。『蒲田 松家カレー』(蒲田)

『松屋』といえば牛丼よりカレー。
そんな人も増えましたが、こちらはその『松屋』とは違うカレー専門店の『松家』。


『蒲田 松家カレー』

蒲田東口で昭和37年創業の『松屋カレー』からのれん分けしたお店です。
元祖『松屋カレー』は平成5年に閉店。
3年後の平成8年にのれん分けとして元祖の味を受け継ぐ際、牛丼屋との混同を避けるため漢字を変え、蒲田をつけて『蒲田 松家カレー』を名乗りました。

まさに、蒲田のソウルフードというべきカレー店です。

オーダーは食券機にて。

バリエーションが20種以上もあり、迷ってしまいますね。
基本のルーはポークベースですが、牛すじベースへの変更も可能になっています。


メニューによっては時間がかかるから、という大義名分で店内には漫画がズラリ。
こういうのって、ドカベン、こち亀、ゴルゴ13、ワンピースあたりが定番かと思うのだけれども、こちらではハイキュー!、土竜の唄、キングダムまで網羅。
続きが読みたくて通う人もいそうですね。


★牛ハラミ焼カレー ¥1100

ディス・イズ・ニッポンのカレーライス。
粘度は低め、旨みとコクがしっかりしていてスルスルといただけます。
ライスが硬めに炊かれている店も好印象。
重くないカレーを目指し完成されたバランスに唸ります。

ウェルダンな牛ハラミ焼きもジューシーで最高。
滴る脂もカレーと良く合いますね。

このカレー自体は塩味控えめに作られています。
塩分足したいならこちら。

カレー専用醤油を加えましょう。

あと、旨辛の素を加えると旨味がグググッとアップ。
後半の味変にぜひ試してみてください。

さらに注目したいのがこちらの福神漬け。

福神漬けの元祖といわれる上野の老舗『酒悦』さんから仕入れているんです。
歴史あるカレー店ならではのコラボレーションですね。

斬新なスパイスカレーも楽しいけれど、安定の完成度を誇るカレーライス店も忘れてはいけません。

根っからのカレー好きなら、時折還るべき場所といえましょう。


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松家カレー



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