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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

横浜の元祖スタミナカレー、ここが直営店。「バーグ弥生町店」(伊勢佐木長者町)

横浜でファストフードと言ったら??
ハンバーガー?
ラーメン?
シュウマイ?
中華まん??
色々あるけど私はやっぱりバーグ。

バーグのスタミナカレーです。


「バーグ弥生町店」

JR新杉田駅前で創業1974年。
この弥生町店は1995年にオープンした2号店で、創業者の吉澤氏直々に味を伝授されたシェフが伝統の味を守っています。

なお、現在「バーグ」の直営店は新杉田本店とこの弥生町店のみ。
戸部店、浅田店、吉野町店はどうやらのれん分け的な関係のようです。


一番人気はスタミナカレー。
ですがそれに迫るほど人気なのがハンバーグ。


その他カツカレーやステーキカレー、ピカタカレーなんかもあってバリエーションは豊富です。

そして「バーグ」の名物といえば辛さ表示。


「辛い」
「痛い」
「気絶する」
「救急車」

かつては「救急車」チャレンジしていた私ですが・・・


★デラスタカレー ¥920
・辛口10倍 +¥110


結局いつも頼んでしまうメニューがこちら。
看板メニュー「スタミナカレー」の肉とハンバーグ半分が乗ったカレーなんです。
半分といっても元が元なので、ファンタスティックなボリュームですよ。


辛さは10倍の「痛い」にとどめておきました。
それでもしっかりとした辛さですが、「バーグ」の濃厚なカレーの味わいを堪能するなら、このあたりがベストかもしれません。
辛さの奥に溢れる独特の旨味。
実はこのカレー、鶏ガラ、豚ガラに加え、香味野菜と昆布とで仕込んでいるんですよね。
「クセになる」「中毒性がある」とはまさにこのこと。
ソウルフードと呼ばれる由縁です。

そして豚のスタミナ焼きがカレーに合うこと合うこと。
油でギトッとならないハンバーグも、カレーとの相性抜群で素晴らしすぎます。

世の中的には「B級」とか「ジャンク」とか呼ばれる類のカレーなのでしょうが、
B級はB級でも一流のB級。
庶民のパワーの源として、美味しく暮らしをサポート。

やっぱり「バーグ」は素晴らしい。


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スタミナカレーの店 バーグ 弥生町店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

品川駅前、北インド料理の名店健在。「デヴィインディア」(品川)

「アヒリヤ」「ラージマハール」「モティ」「ルソイ」などと並ぶ東京北インド料理の名店として不動の地位を確立してきた「デヴィコーナー」。
その品川駅前店にあたる「デヴィインディア」が、駅前再開発に伴い移転。

「デヴィインディア」

以前よりは少し駅から離れた「品川横丁」2階に2020年新装オープン。


ピッカピカに手入れされた厨房が客席からも良く見えます。

この日はランチ訪問。
カレーの他にビリヤニもオーダー可能でしたが、せっかくの本格北インド。
他店とは一線を画するナン&カレーをオーダーしてみましょう。


★C-set タンドリーセット ¥1450
・カレー1種
・ナンorライス
・タンドリーチキン
・フィッシュティッカ
・シークカバブ
・サラダ



カレーはマトンを選択。
これが実にインパクト大。
インネパ店のカレーによくある均一なクリーミー感は皆無でスパイスバキバキ。
ホールのブラックカルダモンが丸々2個入ってるし、クローブだってガッツリ目に効かせてあります。
そして、デフォルトとしては意外なほどの辛さ。(激辛というわけではありません)
日本人だけでなく、インド人顧客も視野に入れていることがはっきりと感じ取れます。
これは素晴らしい。

タンドール料理はカジキのフィッシュティッカ、タンドリーチキン、シークカバブと揃っており、いずれも炭焼きの香ばしさ。
フィッシュもチキンもしっかり中までふくよかで、調理技術の高さがうかがえます。


そしてナン。
よくあるベーキングパウダーで無理やりふわふわにした、食後胃にたまるナンとは完全に別物。
かといって、ミシッとパリッとしたナンともまた違って、フカフカでありながら小麦の味わいをしっかり残した絶妙仕上げ。
ソフト系のパンが得意なベーカリーが好きな方は、このインドのフカフカパンを試してみるといいでしょう。

全てのアイテムに、きちんとしたインド料理を提供しようという矜持が感じられ、唸らさせられるランチ。
日和らない北インドの名店。
南インドやスリランカの料理にスポットライトが集中する今だからこそ、再評価されてよいのではないでしょうか。


窓の外には赤い電車。
くるりファンにもオススメですよ。


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デヴィ インディア 品川駅前店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

ヘルシーなのに味付けバッキリ。蒲田駅前のスリランカ料理。「ベジ アンド スパイス カンナ」(蒲田)

2020年、蒲田駅前に誕生したお洒落なスリランカ料理店。

「ベジ アンド スパイス カンナ」(KANNA)

店名とお店の雰囲気から勝手なイメージで女性シェフのお店かな?
なんて先入観でいたのですが、ALLメンズでした。

お店の雰囲気は健康志向のカフェ。
けれどメニューを見たら、そのギャップに萌えました。

ただのお洒落じゃありません。
しっかりとしたスリランカ料理専門店の構成。

これは前のめりでオーダーせねば。

★カンナスペシャルプレート ¥1050
・スパイス惣菜6種
・ポテトカレー+本日のカレー2種類
・白米orインディカ米のターメリックライス
★なすのモージュ ¥100


これは美しい盛り付け!


スリランカ料理ファンも、一般のお洒落ピープルも、どっちも喜ぶ絶妙の落としどころですね。


カレーはポテトカレーに加え、チキンとポークを選択。
単品ではしっかりとした辛さもあり、ローストトゥナパハやカラピンチャの香りもしっかり立ち、実に丁寧。

ライスや副菜に混ぜ込んでいただけばいいメリハリが生まれます。


オプションではスリランカ料理の定番なすのモージュ。
言ってみればスリランカ式茄子の揚げびたし、なのですが、ここのはいい感じにクタクタ。
カレーに混ぜ込むと茄子の香ばしさがバッチリ加わりますよ。

健康志向を押し出したスリランカ料理って、ともすると
優しさと引き換えにぼやけた味付けになりがちなのだけれども、
ここは油少なめヘルシーなの味付けはバッキリ。

スパイス料理としての満足度が高いです。

スリランカ料理好きにもぜひオススメしたいお店です。


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ベジ アンド スパイス カンナ



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関東初進出!小樽からやってきた楽しいスープカレー店。「クレイジースパイス トナリエふじみ野店」(ふじみ野)

ふじみ野に突然現れた複合商業施設「トナリエふじみ野」。

ここになんと、小樽のスープカレー店が関東初進出!



「クレイジースパイス トナリエふじみ野店」

2022年2月11日オープン。


北の国から来たとは思えない、トロピカル感満載な店内が面白いですね。

この「クレイジースパイス」が他の北海道スープカレー店と違う点。
それは・・・・

スープカレーだけでなく・・・・


インネパ店(ネパール人によるインド料理店)ではおなじみナン&カレーがあるということ。

店員さんも皆ネパール人で、実質インネパスープカレー店というノリなのです。

ま、最初に頼むのは小樽スープカレー一択ですけれども。


なんと!
辛さ1~40までのアップに追加料金なし。これはなかなかクレイジーですね。


★クレイジーチキンカレー ¥1180
・辛さ:8
・スープ:MMBスープ


その名もクレイジーなのを選んでみました。
立派な骨つき鶏モモ肉にスパイシー&ホットなミックススパイスがビッシリクレイジー。

ベースのスープはMMBスープを選択。
鶏ガラをベースに香味野菜、昆布、桜海老、サバなどの出汁を加えたクリーミースープなのですが、これが予想以上に美味かった。
滑らかさの中に鯖の旨味がしっかりと出ているんです。
辛さは8にしたのですが大正解。、このスープは多分これくらい辛くしたほうが旨く感じると思います。


クレイジーなスパイスがかかった鶏もも肉のクオリティもバッチリ。
肉厚で贅沢な食感がたまりません。
その他の具材としてはピーマン、カボチャ、キャベツ、ひき肉、ブロッコリー、大根、ニンジン、茄子、ゆで玉子、水菜、揚げごぼう。
北海道のスープカレーとしては、これだけの内容でこの値段はかなりの好バランスだと思います。

カジュアルで楽しい雰囲気や、ナンカレーも頼めるバラエティ感とはうって変わって、スープカレーのクオリティが高いことに驚き。
今回のチョイスやチューニングが個人的好みにズバリはまったことも大きいとは思いますが、ここはしっかりオススメできるお店となりました。

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CRAZY SPICE トナリエふじみ野店



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いざ!灼熱のカレーつけ麺。「つけ麺道たけし」(千川)

千川駅前でいつも行列ができるつけ麺専門店。

「つけ麺道たけし」

ふと、カレーメニューがあることに気づき、初訪問してみました。
並びは4人ほどでしたが、待っている間にオーダーも完了、オペレーションもスムーズで7分ほどで入店。


カレーメニューは、
・和風カレーつけ麺
・灼熱カレーつけ麺
の2種。
和風の激辛バージョンが灼熱とのことでした。


★灼熱カレーつけ麺 ¥1050

激辛バージョン、行っちゃいましょう。
麺の量は普通(350g)・冷盛でお願いしました。


オーダー時「辛いですよ?大丈夫ですか?」と確認されただけあり、間違いない激辛ぶり。
けれどもそこはつけ麺、麺のつけ具合はコントロールできますから。


まさに灼熱。
漬け過ぎ注意。
むせちゃったら、止まりません。

けれどもただ辛いだけじゃなく、ちゃんとその裏に出汁の旨味が感じられるのが人気店ならでは。

次回は辛くないほう、いっときましょう。

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つけ麺道たけし



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木更津にビリヤニと南インド料理のレストラン。「ビリヤニハウス漣」(祇園/木更津)

インド人やパキスタン人が多く住む木更津。
2011年にはモスクができ、2019年にはムスリム対応ホテル「ジェスリ ヴィラ トウキョウ」がオープンするなど、日本で暮らすうえでの利便性が高いのがその理由です。
東京からは遠いイメージがありますが、海ほたる経由ならバス・自動車で約一時間。
自動車生活がメインの彼らからすれば、こんな便利な場所は無いわけです。

そんな木更津に、ちょっと異質な店構えのインド料理店があります。

「ビリヤニハウス漣」

なんとビリヤニ推しのレストラン。
さらに看板には南インド料理とも書かれています。
ちなみに店名の読みは「れん」。



店内はお座敷もあってゆったり・たっぷり・のんびり。
流石は木更津ですね。


メニューを開けば流石はビリヤニハウス、ランチタイムからビリヤニが5種類も。
隣のページには南インド料理もありますね。


食前には生姜がガッツリ効いたスープ。
ムスリム系レストランでたまに出てくるやつです。


★Hセット ¥1800
・ペッパーチキンカレー
・サンバル
・ライス
・ウプマ
・ワダ
・ドーサ
・パパド
・サラダ


なかなかの迫力です。
ドーサにパパド乗ってる光景なんてあまり見ないもんですから、印象深いビジュアル。


ドーサの焼き加減、これがなかなか良かった。
パリっと薄焼きな、いわゆるペーパードーサの部類ですね。
良い鉄板と技が必要なドーサは、南インド専門店以外ではハズレを引くことが多いのですが、ここは当たりでした。


さらにペッパーチキンカレー、これが個人的にツボ。
ホールのブラックペッパーがゴロゴロ入っており、刺激的なオトナ味なんです。
カレーがこれ以外選べないってのも潔いですよね。

その他、ワダもウプマもちゃんとしている。
シェフは南インドの方なのかな?と思ったらどうやらコルカタ出身の方らしいです。

もちろんハラール完全対応。
木更津に多く住むインド・パキスタンのムスリムの方々と、IT関係が多い南インド出身の方々。
その両方を顧客として狙ったメニュー構成が、今の木更津を色濃く表していたのです。

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ビリヤニハウス 蓮



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日本初!マレーシアのナシカンダール専門店が誕生。「ゼロツ― ナシカンダールトーキョー」(大手町)

2020年に大阪から移転、東京三田で超人気店の地位を確立した南インド料理店「ゼロワンカレーA.o.D」。
その2号店「ゼロツ―」はなんと南インド料理ではなくマレーシア料理。
その中でもインド移民によるぶっかけ飯「ナシカンダール」の専門店として2022年2月1日にオープンしました。


主に南インド、タミル系の移民によって確立したとされるナシカンダールですから、1号店「ゼロワン」と食文化としての連続性もあるわけですね。
ちなみに「ナシ」は「ご飯」、「カンダール」は「担ぎ棒」。かつては担ぎ棒で売り歩いていたことから付けられた名だと言います。

つまりは「担々飯」ということかな(笑)

マレーシア現地でのナシカンダールレポはこちら
⇒『24時間インド系ムスリム気分。「Nasi Kandar Pelita」(KLCC)~カレー細胞inマレーシア』

オフィスビルの一階とは思えない現地屋台スタイル。


タケダワーラーことアーティスト武田尋善さんによる破天荒な内装も見ものです。


マレーシアを代表する3匹、オランウータン、マレーグマ、マレーバクも勢揃い。

オーダーはいわゆる学食方式。
副菜3種、カレー2種を指さしながら選択して盛り付けてもらいます。


副菜には東南アジアテイストのものと南インド料理テイストのものがあり一度では選びきれないほど。


カレーは定番の骨付きチキンカレーに加え、さまざまなカレーが日々登場するみたいですよ。


オプションも充実していて、組み合わせは無限大ですね。


★ハンドレッドプラス 100+ ¥250(税込)

ドリンクはマレーシア定番の炭酸スポーツドリンクで。
カラダにいいんだか悪いんだか。


★ラム肉カトゥレット・ナシカンダール ¥1550(税込)

基本のナシカンダールにオプションのラム肉カトゥレットを乗せた贅沢バージョン。
カレーは骨付きチキン&天使と海老とイカのカレーを選択してみました。


東南アジアのサンバル風味と、南インドのバミセリやパチャディが混ざり合う神秘。
食ジャンルの堅苦しい切り分けなど、意外と無意味であることをこのナシカンダールは教えてくれます。

天使と海老とイカのカレーは八角が結構効いていて、華僑中華のテイストがプンプン。
ニョニャ料理(マレーと華僑の食文化が融合した料理)の雰囲気もありますね。

面白ミラクル、南インドと東南アジアそして中華要素までもが融合した魅惑のワンプレート。
盛り付けはワイルド(それがいい)ですが、さまざまなスパイス&ハーブの香りが織りなすワンダーランドを堪能できました。

こんなとんでもないお店が東京のオフィス街にあること自体が奇跡。

もし私が定時出社のサラリーマンでこの近くにオフィスがあったなら、週4で通っちゃいますよ。


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ゼロツー ナシカンダール トーキョー



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花やしき裏に南インドのパーク。「サウスパーク浅草店」(浅草)

南インド・ケララ州の家庭料理を提供し話題となった「サウスパーク」が同じ浅草内で移転リニューアル。


「サウスパーク浅草店」

移転は2020年6月。
新しい場所は花やしきの裏手、ガチタイ料理「イサーン」の隣にあたります。
「浅草店」とついたのは、大島に2号店ができたから。南インド料理の需要も随分増えたものです。


お店の前にはカレーリーフの苗。
葉っぱがもがれた後が結構あり、料理に有効活用されていることがわかります。


ランチメニューはミールス主体。
ベジ、チキン、フィッシュ、ビーフが選べます。

ちなみにグランドメニューにはビリヤニや、プットゥやポリチャトゥなどケララ現地で親しまれる料理もあれこれ。
店員さんに言えばランチタイムからオーダー可能となっているようです。


★ケララミールス(ビーフ)¥1300

ミニドーサもついて1300円は魅力的すぎますね。

カレー、ドーサ、バスマティライスに加えラッサム、サンバル、トーレン、パパド、チキンティッカ、サラダ、デザートがついてきます。

ところでインドのミールスなのに牛肉?
そう、ヒンドゥー教徒だけでなく、キリスト教徒やイスラム教徒も多く共存するケララでは牛肉料理もポピュラーなんです。
こちらのビーフカレーはほぼ「牛丼のアタマ」。
紅生姜添えたらほぼ牛丼!
家庭料理らしく油も控えめですね。


フレッシュカレーリーフとブラックペッパーが効いたラッサムの香ばしさも抜群。

それぞれ別々に味わっても、混ぜ合わせても一切の重さはなし。
これこそ、日常的に食べられる家庭料理たる所以でしょう。

移転しても変わらず良いお店でした。
もはや浅草の裏名所と言っていいでしょう。


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サウスパーク 浅草店



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令和の時代にアップデートされた名店カレー。「FISH 丸の内店」(大手町)

かつて赤坂随一のカレー名店として愛された「FISH」。
私が最も通ったカレー店のひとつでしたが2017年に惜しまれながら閉店。

その頃の記事⇨『アークヒルズ、名店カレーの歴史に幕。「FISH」』

その後、経営を引き継ぐ会社が現れ新宿に復活。
丸の内オアゾにも店を出しました。


「FISH 丸の内店」

2020年7月23日オープン。
看板には英語で「3人のおじさんが作ったカレーショップ」とあります。
赤坂「FISH」時代の3人のことでしょう。

コの字カウンターのみのコンパクトな店内。
スッキリ洗練された内装で、女性おひとり様でも入りやすそう。

カレーは単品、2種盛り、3種盛りと選択可能。
赤坂時代のラインナップに加え、よりインド要素が入っているのが新生「FISH」の特徴です。


★3種コンボ(大辛チキンカレー&キーマ&MIX豆)¥1300
・青唐ディップ 無料


赤坂時代に一番食べた大辛チキンカレーとキーマ。
そこに新生「FISH」ならではのダルを合わせた一皿。
グリーンチリチャトニは申告すれば無料でつけてくれます。

「FISH」オールドファンとしてはどうしても、以前との比較を楽しんでしまいますね。

まず、辛さ耐性が高かった若い頃の私でも「これは辛いな」と思っていた大辛チキンカレー。
絶対的な辛さで言えば今の方が抑えられていると思われます。
ただし「味」における唐辛子の存在感は今の方が上。
ここは記憶のブレもあるかと思いますが、以前は強烈な辛さとあわせ、玉ねぎの甘みがあったような。
今の方がよりストレートに、ある意味サラリと辛いカレーになっていると感じました。
具材のチキンのクオリティは前より上がっているかもしれませんね。この日の印象では。

そしてキーマ。
赤坂時代のキーマはとにかく食感が独特で、一種パテっぽいきめ細かさとデロンとした粘度が特徴でした。
インド料理のプレートを模した現在のキーマは以前より汁気が多く優し気な味わい。
カルダモンの立たせ方も幾分穏やかになっています。

そしてダル、豆カレー。
これが入ることで「日本式カレーライス」からインドカレーやスパイスカレーの印象へと大きくシフトチェンジ。
上記2カレーの印象も、これに影響をうけているかもしれません。


★ゴーヤフライ ¥280

オプションが別皿でやってきました。
これ、そのまま食べてもカレーに混ぜても最高。いい苦みがプラスされます。
オススメ。

以前の「FISH」と比べ、よりサラリと、よりインド寄りになった新生「FISH」。
けれどもそれを「昔と違う」というのも正しくない気がします。

レシピは正統に受け継ぎつつも、創る側の舌と感覚、食べる側の舌と感覚によって味の基準は変わってゆくもの。
「FISH」は次の世代に受け継がれ、変化したというのが正解ではないでしょうか。


ちなみに店名のFISHとは、Fineness・India・Splendid・Hottestの略。
SMAP方式なんですよ。


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FISH 丸の内店



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カツカレー発祥の店、八重洲に進出。「銀座スイス ヤエチカ店」(東京)

創業1947年、「カツカレー発祥の店」として名高い銀座の洋食店「スイス」。そんな不動の超老舗が「Columbia8」と同じ八重洲地下街「TOKYO CURRY QUALTET」に出店!
これ、なかなかの事件です。


「銀座スイス ヤエチカ店」

2022年2月2日オープン。

「スイス」の常連だった元巨人軍の千葉茂選手がある日、「ポークカツレツとカレーを一つの皿に一緒にして出してくれ。早く食べられるし、ボリュームもある。」とオーダーしたのがカツカレー誕生のきっかけ。


こちらヤエチカ店では「元祖カツカレー」はもちろんのこと、店舗限定の「まるごとカニフライ&カツカレー」などバリエーションも豊富。

オプションを組み合わせることで、自分好みの贅沢カツカレーが楽しめちゃうんです。

さてさて、どんなカツカレーを頼もうかな。


★ポーク+ビーフ ハーフ&ハーフ ¥1450

「スイス」が誇る「元祖カツカレー」のポークカツと、牛ロースのカツを半々でのせた、ありそうでなかなかなかったカツカレーコンボ。


サクッと上がった衣に豚脂のジューシーさが魅力のポークカツ、赤身のオトナな味わいが素敵なビーフカツ。
いずれも「スイス」伝統のカレーとよく合います。


それもそのはずこのカレー、「カツに合うカレー」をテーマに長きにわたり研究と研鑽を重ねてきたカレーなのですから。
野菜の苦味と甘み、ブラックペッパーの辛さ、そしてカツの衣にもよく絡む挽肉。

カツカレーの元祖はやはり今なお、カツカレーのトップランカー。
そして洋食店としても素晴らしいレベルであることが、このハーフ&ハーフでひしひしと伝わってきます。


★カツカレーサンド ¥1300

こちらはテイクアウト専用。
カツカレーをもっと食べたい、でもお腹いっぱい、でも名残惜しい、って気分にスッと入り込んできますね。

駅直結で「スイス」のカツカレーが楽しめるなんて、想像以上にありがたい!
そう思ったのでした。

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銀座スイス ヤエチカ店



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あの新宿中村屋が、今日風のスパイスカレー店をプロデュース。「恋とスパイス」(東京)

日本インドカリーのパイオニア「新宿中村屋」が手がけた、今日風のスパイスカレー店。

「恋とスパイス」

東京駅、八重洲側と丸の内側をつなぐ連絡通路にあります。

店名は元々、中村屋のカリー誕生がインド革命の志士ボース氏の恋から始まった逸話に因んでいると思われます。

★恋のチキンカリー(恋盛りトッピング)¥1330

カレーに加え、様々な副菜が盛られたのが「恋盛り」。

スパイスカレーで定番的に用いられる青いお皿(通称「ボタニ皿」)、
フライドオニオン、揚げ玉子、ほうれん草ソテーに加え、ピンと立ったパパド、たっぷりのパクチーと、
大阪スパイスカレーの記号的エッセンスをふんだんに取り入れた盛り付け。
あの「中村屋」プロデュースとは思いもよらないビジュアルです。

昔と今が出会うバックトゥザフューチャー的なカレーですね。


チキンカレーはクリーミーで酸味たっぷり。
恋の酸っぱさを表現している・・・ともいえます。
付け合わせにはスリランカのココナッツふりかけ「ポル・サンボーラ(ポルサンボル)」。
このあたりのミックスカルチャーも面白いですね。

そしてこのカレー、辛さや刺激という点では控えめなのですが、ここで卓上の調味料が役に立ちます。

マスタードオイルがツンと刺激的なスパイスオイルと、辛さアップ用の辛味スパイス。
これ、どっちも使わなきゃ損をします。
まずデフォルトの味を楽しんだら、これらを少量ずつ加えて調味、好みに応じて味をブーストしていくと良いでしょう。
味の輪郭、印象がグッと際立つこと請け合いです。

お昼時には八重洲側からも丸の内側からも財布とスマホだけ持ったスーツ姿のお客さんがたくさん来訪。
なるほどここは良い立地かも知れない。

そしてこんな好立地にスパイスカレー店を出せるのは老舗「中村屋」しかない。
と納得なのでした。

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恋とスパイス 新宿中村屋 グランスタ東京店



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障害のある人とない人がいっしょに働くパン屋さん。「ベーカリー ころ・ころ」(新江古田)

新江古田から南へ10分ほど。
かつてバングラデシュ料理「シックダール」があった近くにあるベーカリー。

「ベーカリー ころ・ころ」

社会福祉法人東京コロニー コロニー中野に併設された「障害のある人とない人がいっしょに働くお店」です。

店内にはイートインスペースがあり、近隣の人々の憩いの場になっている様子。

カレーパンもありましたよ。
「焼きカレーパン」と「チーズ焼きカレーパン」の2種ですね。


いい天気だったので窓際の席へ。


★チーズ焼きカレーパン ¥130(税込)

ふんわり柔らかなパンに散りばめられたパン粉とパセリ。
中にはブルンとほぼ固形に近いカレーがぎっしり。
辛さは抑えられていて、小さなお子さんでも美味しくいただけそうです。


★コーヒー ¥260(税込)

近隣にある「江古田珈琲焙煎所」の豆を用いたコーヒー。苦味酸味は抑えられていますが、さすが良い香りですね。


すぐ裏には野鳥のさえずりも賑やかな江古田の森。

暖かいこれからの季節、散策にも良い場所です。


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ベーカリー ころ・ころ



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コロナ下におけるビリヤニ生存戦略。「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」(高円寺)

2020年はビリヤニ黎明の年になるはずでした。
ビリヤニをメニューに入れる店が増え、
マニアでない一般層が「ビリヤニ好きなんだよね」と言い始め、
イベントでビリヤニ出せば集客アップ。

そんなグイグイ期にやってきたのがコロナという魔物。

ですがビリヤニはコロナにもそこそこ強かった。
テイクアウトや冷凍にも適し、STAY HOMEの風潮の中でもジワジワと人気を拡大してきました。

2020年頭に予想したような、熱気あふれるブームではなかったけれど、2022年の今、
「ジョニーのビリヤニ」「INDIA GATE」「ビリヤニ大澤」といった話題店の台頭もあいまって、
ビリヤニは随分と市民権を獲得したとも思います。

こうしたビリヤニ普及の中でも、特に大きな貢献をしたのが「エリックサウス」の存在でしょう。
ビジネスピープルの生活導線上に店を構え、お一人様でもオーダーしやすいサイズでの提供。
厨房でもビリヤニの工程をフォーマット化し、調理人が変わっても安定したクオリティでの提供を実現した点も、大きく評価されるべきです。

そんな「エリックサウス」が2020年の目玉として高円寺にオープンしたのがこちらのお店。


「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」

完全に、ビリヤニに興味を持ち始めた顧客層を狙い撃ちにした店名。

そして実際、そのような客層に対し、ビリヤニの素晴らしさをいかに伝えるか、
同時にビリヤニにうるさいマニア層をもどう唸らせるか、を徹底的に考え抜かれたお店となっていたのです。
(※訪問は2020年。今頃ですみません)


インド料理店のイメージを覆す、モダンな内装。
「インドの炒飯」ではなく「インドのパエリア」として楽しんでほしいというスタンスがはっきり見てとれます。

メニューを開けば、ビリヤニのバリエーションが豊富なのはもちろん、
ワンプレートで2種のビリヤニの合い盛りができたり、
炊き上がりを待つ間を楽しむためのメニューがあったり、
食べきれなかったビリヤニをセルフで包めるテイクアウト容器が各席の近くにあったりと、
徹底した顧客目線をサービスに落とし込みつつ、

ローカリティなどによるビリヤニの違いが分かりやすく説明されていたり、
ビリヤニに添えるグレーヴィー(具無しカレーみたいな存在)もビリヤニの種類ごとに変えていたり、
お酒と合わせる(他であまり提供されていない)インドの一品料理がメニューにあったりと、
マニアの興味や知識欲にもしっかりと応えています。

それでは、行ってみましょう。


★チョップドマトンケバブ ¥780

粗挽きの羊肉を使った石焼きケバブをトマトとヨーグルトのソースで。
よく「ビリヤニは南インド料理」と誤解されることがありますが、実。際には、中東の食文化と繋がったムスリム料理。
南インド・ハイデラバードのビリヤニが有名なのも、ハイデラバードがムスリム都市だからです。
そしてムスリムの方々が好むのがケバブ料理。
こちらはトマト&ヨーグルトのソースで中東テイストも強調されており、暗に「ビリヤニは南インド料理」の誤解を解く仕掛けがあるのが面白いです。


★鯖のバナナリーフ包み焼き ¥800

インドでも特に南インド・ケララ州や、東インド・西ベンガル州など、米と淡水魚を食する地域で好まれる、魚のバナナリーフ焼き。
スパイスとバナナの葉によって、魚の臭みを消す意味合いも大きいのではないでしょうか。
こちらではもともと旨味が強いサバを使用。
スパイスに負けない旨味がギュッと詰まっています。


★炊き待ちセット ¥500
・アンドラ風チキンピックル
・キャロットラペ 3種柑橘とローストクミン風味
・スンダルサラダ
・ラッサム


ビリヤニが来る前にちょこちょこ摘まめるお得なセット。
この発想がニクい。
特にチキンピックルは「エリックサウス」各店でも人気で、私もスターターに必ず頼む逸品です。


★骨付きマトンビリヤニ ¥1570

このお一人様サイズこそが「エリックサウス」。
スプーンを入れたとき、白い米の層とグレーヴィーで米が茶色い層とが、地層のようにはっきり見て良いです。
こちらはスパイスフルな仕上がりで、マトン好きには堪らないチューニング。


★ツインビリヤニ ¥1100

ビリヤニのエントリー層にはこちらがオススメ。
チキンビリヤニとマトンキーマビリヤニとのあいがけです。
チキングレイヴィもついており、ちょっとしたスパイスカレー気分でいただけるのもポイント。
マトンキーマビリヤニってのは、日本人的感覚ではもう「ドライカレー」!


★瓶コーラカクテル スパイスウォッカセット ¥590

現地でビリヤニのお供といえばコーラ。
それをホッピー感覚で割っていただくスパイス酒、最高じゃないですか。


★マンゴークルフィ ¥290

食後はもちろんこの、エリック必殺デザートで。
確実に満たされます。

明けない夜はないとはよく言いますが、ことコロナに関しては、明けないままみな慣れてしまう可能性もあり。
そんな中でもテイクアウト、デリバリー、イートイン、昼にも夜にもカフェにも対応するこのお店。
充分に戦えるポテンシャルを持っていると思いました。

カレーよ、ビリヤニよ、強くあれ。

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エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター



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戸田インド料理の濃厚な空気。「グレートアジア」(戸田)

埼玉県戸田になかなか異質なインド料理店があります。

「グレートアジア」

「グレートカルカッタ」よりも、「グレートインディア」よりもさらに壮大な名前でありますが、店構えはこじんまり。


「インド食堂」なんて木の看板もあります。

入り口をくぐればいきなりこれ。

非常階段みたいですね・・・


2階へ上がるとさらに入口が。
一見ドアのように見えるところはフェイクで、その右側が開きます。


店内は完全にハラル食材店。バスマティ米も売っています。

中央のテーブルに、作業中の書類が。
レジ横にはiPhoneも置かれたまんまですが、人の姿は無し。

「すいませーん」と言っても反応なし。

ちょっと外出しているとか、奥で作業しているとかかな?

なんて思って10分ほど待っても人っ子一人なし・・・・

メアリーセレスト号かいな。


断念し、別の用事を済ませ、2時間後に戻ってきたら、中央のテーブルで書類作業をしているインド人男性の姿が。

「すいませーん、食事できますか?」

と聞けば、3秒ほど無言で見つめ合う間の後、「はい、どうぞ」。

良かった、これで食事にありつける。

メニューを開けば、いきなりネパール料理のラインナップ。

あれれ?
内装も店構えもインネパ店ではなくインド人経営のそれ。
お店の方も威厳あるインド人、って感じなのだけど、普段はネパール人店員さんもいるのかな?
インド人の創るネパール料理ってのもちょっと興味ありますが・・・

しっかりインド料理で攻めましょう。


★ムンバイセット ¥800(税込)

玉ねぎをたっぷり用いたカレー、チキンドーピアザのセット。
実はメニューには載っておらず、店内どこにもこのセットは書かれていないのですが、
入口の階段の脇で見かけて気になってたんですよね。

こしひかり、バスマティ、ナン、チャパティのいずれかが選べたのでチャパティを選択。
3枚ついてきました。
余白の多いターリー皿の盛り付けが素朴でいいですね。
そこで販売されているものであろうマンゴージュースとサラダもセットです。


ドーピアザのグレービーはドロッと濃厚クリーミー。
ニッポンナイズされてるのかな?と思ったら結構辛いぞ(辛さは訊かれずデフォルト)。
立派なモモ肉がたくさん入っていてお得感も抜群ですね。

サラダもチャパティもごくごく素朴。

なんとも現地感というか、ローカル感というか、とにかく鄙びた雰囲気満載。
ディナータイムでこれが800円ってのはだいぶお値打ちなんじゃないでしょうか。

因みに後に食べログレビューをチェックしたら、店内無人でもぬけの殻になってるのは今回が初めてじゃない様子。

そんなところも日本離れしていますよね。


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極私的ネパール料理最初の扉。「クマリ阿佐ヶ谷」(阿佐ヶ谷)

阿佐ヶ谷で長く愛されるインド・ネパール料理店といえば「クマリ」。

その本店が元の場所のすぐ斜め向かいへと移転しました。

「クマリ阿佐ヶ谷」(KUMARI)

実は以前アニメの仕事で頻繁に阿佐ヶ谷に通っていた頃、この「クマリ」にも通っていたんです。
(南阿佐ヶ谷店が多かったです)


いわゆるネパール人によるインド料理店「インネパ店」なのですがちょっとしたネパール料理が美味しくて、チョエラもスクティもわたしが初めて食べたのは「クマリ」だったはず。

思い出深いです。


★チキンチョエラ ¥580

ネパールで愛される肉のスパイスマリネ料理「チョエラ」。
油っこさを極力抑え、辛さはほどほど。
焦がしフェヌグリークのザクザク感と苦味がアクセントです。
そうそう、これが私が「ネパール料理って美味しい」と感じた最初かも。

お、最近はネパール定食「ダルバート」もメニューにあるんですね。

この10年でネパール料理への理解もぐんと広まりました。

けれども今日はあえて、インドカレーをメインにしてみましょう。


★ハーフカレーセット(ポークマサラ+マトンカレー) ¥1480

カレー2種を選び、ミニナンとミニライス、アチャールをつけたセットです。


ネパール人シェフならではのポークマサラはドロッと濃厚。メニュー名に「マサラ」と付くと汁気少なめの場合が多いです。


マトンカレーは食べ口スッキリ、じんわりした辛さ。


ナンの焼き加減がなかなか良いですね。
付け合わせのアチャールがネパール式なあたりにアイデンティティを感じます。


そうそう、私があちこちで「世界一美味しいラムコーク」と謳いながら勧めてるククリラムコークも、「クマリ」で初めて飲んだんだっけ。
堂々と飲めるようになったらまたオーダーしよう。

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