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2021年10月

        

ガチ和牛×ガチイサーン料理=パラダイス。「タイ料理和牛専門店 ギンファー」(大塚)

category - [大塚,巣鴨,駒込]
2021/ 10/ 24
                 
大塚駅前に、予想の斜め上を行く素晴らしいタイ料理店が登場!
タイ料理専門店でありながら、和牛専門店なんです。
どういうこと?

「タイ料理和牛専門店 ギンファー」

駅前の雑居ビルを上がるとなかなか立派な空間が。

どうやらこちらのタイシェフ、日本で牛肉料理店のキャリア30年以上のベテランとのこと。なるほど。

と思いかけた次の瞬間メニューを開けばこの店のコンセプトがストーン!と腑に落ちたのです。

なるほど!そういうことか!!


和牛ガパオライスや和牛グリーンカレー、和牛パッタイなんていうキャッチーな見せ球を揃えつつ、よくよく見ればガチなイサーン料理やタイ東北料理がズラリ。

中でも注目は「イサーン料理×和牛」というページ。

そう、実はこれこそがこのお店のアドバンテージなんですよね。
あとでご説明いたします。


★チャーンビール ¥680

まずはチャーン。ここはチャーンでしょう。


★牛胆汁を加え香草と牛肉サラダ ¥1800

メニュー名を見て一瞬考えましたが、つまり和牛のゴォイ。いわばラープの生肉バージョンなんです。
イサーン魅惑の生肉料理。けれど日本ではなかなか提供が難しい。いくつかのお店では肉をマグロに置き換えていることも(つまり刺身マグロですね)。

ところが、生でいただける和牛を扱ってきたこちらのシェフならばマグロへの置き換えは不要。
客側から見ても「タイの生肉料理」と聞くと敬遠しそうなところ、肉寿司などを扱う和牛専門店の和牛料理として出せば素直に受け入れられるというもの。

タイのガチ現地料理を出すために和牛のプラスイメージを用いるなんて、完全にアタマいい。最高です。

そしてこちらのゴォイ、小岩あたりでもいただけないほど振り切った仕上り。

真っ赤な生牛肉に、生レバー、生センマイ、胆汁の苦味たっぷり、カオクワ(煎り米)ガッツリ。


上に乗っている葉っぱはバジルじゃなくてパックパイ。
これまたドクダミのように苦いんだ。

ガツーンとした辛さに加え、
胆汁×パックパイで突き抜けるようなオトナの苦味。

和牛としての旨さはもちろんのこと、ガチ現地流タイ料理としてもかなりのレベルです。
いろいろな意味で。

タイ料理から離れた和牛料理もいただいてみましょう。

★和牛上赤身寿司(トモサンカク)¥380/一貫
★和牛タン寿司 ¥380/一貫


お米はタイ米じゃなく日本米の酢飯。正しき肉寿司です。他の店なら倍の値段ですね。このあたりはシェフのキャリアが光ります。
ちなみにランチセットにはこの肉寿司が付いてくるそう。


★スパイ クラシック

肉寿司にタイのワインクーラー合わせるのは流石に初体験!
なんでもアリな気分になってきました。

お一人様なのに、もっと食べたくなります。

★炙り和牛タイラーメン ¥1200

麺はバミー(中華麺)ではなくセンレック(米細麺)。

うわー贅沢。
これだけ食いに来ても充分満足できますね。


★タイ風ココナッツミルクの焼きプリン ¥380

〆はタイのカノムモーケンで綺麗にフィニッシュ。

この日ラストオーダーの時間が過ぎ、日本人客が帰ったあたりからワラワラと近隣のタイ人たちが集結。
あ、日泰2部制か(笑)

いていいですよ!といわれたので暫し寛がせていただきました。
(ホントはちゃんと閉店時間に帰るのが基本ですよ!)


こりゃあ、立地も料理も雰囲気も最高だ。
良い店ができたものです。



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合いがけカレーに京のおばんざい。TV企画から生まれたカレー屋さん。「宮本カレー 渋谷道玄坂店」(渋谷)

category - [渋谷エリア]
2021/ 10/ 22
                 
たまたま通りかかったら、渋谷道玄坂の「ごちとん」がカレー屋に様変わりしていました。

「宮本カレー 渋谷道玄坂店」

びっくりすることに今日がオープン初日とのこと。
なんという奇遇力!

入り口には「TV撮影中」の張り紙。顔が映ったらモザイクかける旨の但し書きも。
けれど撮影クルーはいなそうだし・・・あ、よく見たらGoProカメラが設置されていました。
(これ、素材が膨大で編集大変なやつや)

こちらどうやら、京都のおばんざい屋による、おばんざいを用いたカレー店とのこと。

けれど「ごちとん」自体が店をたたむ理由もないし、内装もそのまま。
そもそも「ごちとん」はカレー店「camp」の系列であり、同じグループには「かつや」や「マンゴツリー」があって・・・この店が無関係とは考えづらい、

なんて勘ぐっていたら、理由がわかりました。

このお店、どうやらTV番組から誕生したカレー店。
TBS「坂上&指原のつぶれない店」で京都の「おばんざい宮本」さんの立て直し企画があり、「かつや」の社長がプロデュースしてカレー店に業態変更。
こちら道玄坂店は「ごちとん」の店舗を使った期間限定支店なのだそう。
なるほど、で、その経緯をまたTV収録しているというわけだ。

ストンと腑に落ちたところでメニューを見てみましょう。
メニューはシンプル。

ポークカレーと、バターチキンキーマの2種。
あいがけができたのでそちらを選択してみました。


★合いがけカレー ¥1200

あら、美しい盛り付け。
2種のカレーに加え、里芋やら牛蒡やら茄子やらシラスやら、京風おばんざいがトッピング。なかなか彩り豊かですね。


バターチキンキーマは万人に愛される味。
ポークがちょっと面白くて、豚肉は別仕込みで後乗せなんです。
で、この豚肉がめっぽう美味い。
この肉があるからこそ、カレーとおばんざいが違和感なく結びつくようにも感じました。

聞けばこちらの限定営業は1ヶ月ほどの予定だとか。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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このスープカレー、ザンギとラムキーマに痺れる。『札幌スープカレー ネイビーズ 横浜中華街店』(石川町)

category - カレー&スパイス・神奈川県
2021/ 10/ 18
                 
※2022年7月に『横浜中華街店』は閉店し、関東では『神保町店』一店となりました。


関東では結構スープカレー先進国と言える横浜に、また素晴らしいスープカレー店がやってきました。

『札幌スープカレー ネイビーズ 横浜中華街店』

札幌でミシュラン掲載の日本料理店『まるやまかわなか』監修の『スープカレー ネイビーズ』初の関東進出です。
一号店は札幌。
2021年1月30日この『横浜中華街店』、同5月25日には『神田神保町店』がオープンしました。



ネイビーカラーとマリンスタイルの店内は、むしろ横浜発のスープカレーなんじゃないかと錯覚するほど。
けれど正真正銘、札幌から来たお店であることは、メニューを見ればわかります。


札幌スープカレーの基本である、カスタマイズスタイル。
定番のチキンレッグ、北海度ならではのザンギのほか、揚げ出し豆腐や牛の有馬煮といった和食テイストのメニュー、
フォアグラという贅沢品まで揃っています。
これはちょっと迷いますね。


★牛の有馬煮と野菜 ¥1400
◎スープ:ロイヤルスープ
◎辛さ:8 +¥100
◎ザンギトッピング +¥150
◎ライス:中盛(200グラム)
◎ラムキーマトッピング +¥200



おおう、これはなかなか風格あるビジュアル。


辛さの中に甘みがあるスープ。8辛でもその甘味は存在感を放っています。
「有馬煮」は有馬山椒で煮込んだ牛バラ肉。これは素晴らしい。

さらにザンギ、これは絶対つけるべき。
肉厚ジューシーでボリュームたっぷり、染み出す油がスープカレーに良く合うんです。

その他、いももち、揚げ豆腐といった、スープを吸ってうまくなる具材が入っていて嬉しくなっちゃいます。

そして、もうひとつ素晴らしいのがこちら。

ラムキーマをライスにトッピングしたら、これはこれだけで完結した美味さのドライキーマカレーに。
ライスは北海道産米にターメリックとクミンを入れてモッチリ炊いており、ラムとの相性も抜群。

これだけで食べちゃいそうなところ、スープカレーに合わせれば、またまた楽しい味変が。

実に面白い。

迷っただけあって、今回のこのオーダーは完璧なんじゃないかしら。

なかなかにレベルの高いスープカレーです。

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コバラヘッタのスパイスカレーはインドカレーなのか?スパイスカレーなのか?「インドカリーダイニング コバラヘッタ コスギ3rd Avenue店」(武蔵小杉)

category - カレー&スパイス・神奈川県
2021/ 10/ 16
                 
いつの間に武蔵小杉にこんな空間が。

『3rd Avenue』というそうです。
最近流行りの『サードプレイス』ってことでしょうか。


フードコートもあるようです。


そういや、小腹減ったな・・・・・

あ、そんなときピッタリのお店がありますよ。

『インドカリーダイニング コバラヘッタ コスギ3rd Avenue店』

だいぶ前からあちこちの商業施設に出店していたインド料理店「コバラヘッタ」。
かつては外苑前ベルコモンズにもありましたね。
基本は普通のナン&カレーのお店だったから、本当に小腹減った時しか行かなかったなぁ。

ところが今は店舗数こそ絞られているものの、今のご時世に合わせたアップデートを行っているようです。

『コバラヘッタ』がスパイスカリーって言葉を使う時代が来るとは!!


★2種のスパイスカリーライス ¥1199
◯シェフ特製チキンカリー
◯ナスキーマカリー
・野菜のマリネ
・マサラボイルドエッグ
・マサラパパド
・濃厚マンゴーラッシー +¥165


おぉぉ、なるほど!この盛りつけは確かに「スパイスカレー」的!
よくよく見てみると、構成要素はインド料理店で今までも提供しているものがほとんど。
けれどプレゼンテーションを変えるだけでガラリ、スパイスカレーになっちゃうんだから不思議です。


はい、味はしっかり『コバラヘッタ』のインドカレーなんです。

じゃあスパイスカレーじゃなくてインドカレーなんじゃないの?
と思う人もいそうです。
けれど、じゃあスパイスカレーて何ヨ?と。
これ、一般に言われるスパイスカレーの要素、大体持ってるじゃないヨと。

そう、スパイスカレーって言葉はある料理を指すとき、それくらい定義の揺れがある言葉なんですよ。
ということをまざまざと見せつけてくれるプレートなのでした。

コバラミタサレタ?



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