秋田県追分。
なんだか凄い存在感のカレー屋と遭遇しました。
「カレーハウス・ブー」いやもう、いろいろな意味で凄いです。

一見、モーテルの廃墟のような外観。

たなびく幟は「きりたんぽ鍋」「焼きそば」「馬肉料理」。
「この味を求めて」というコピーの下には何故か「さしみ」「チャーシュー」の文字。
う~ん、かなりの歴史が煮込まれているようです。

え!?「下宿屋・ブー」?
・・・一体??

なんと!「かやき四天王」!!
「かやき」とは秋田のB級グルメである、カレー南蛮のようなもの。
その・・・四天王??
全く全貌が掴めませんがとにかく、この店が只者でないことだけはハッキリと分かります。
いざ突入!!
店内は・・・

外観よりもさらに・・・

ラビリンス!
一朝一夕には出せないこの土着感!!
メニューを見れば、リーズナブルな500円チキンカレーから、
+¥700のカニトッピングや、かやき、馬煮込みまで実に多彩。
各メニューに添えられた説明がまた愉快です。
エッグカレー(たまごにこにこ)
チキンカレー (けんこう! コケコッコー)
ブーカレー (豚肉でトントンびょうし)
ビーフカレー (牛肉でゆったりしたいモーモー)
鴨カレー (脂 こってり)鴨にちょっと同情・・・
一番気になった猪カレーをオーダーすると、おやじさん一瞬考え一言。
「できますが、少しお時間かかります。大丈夫ですか?」
「どれくらいかかりますか?」
「そうですねぇ、10分ほど。」
「充分早いです。お願いします。」
★猪カレー ¥1300
・辛口 +¥50 まず言いたい。
写真じゃ伝わらないから、あえて言います。
凄いボリューム!!ノーマルでこれだと、「大盛」「特盛」って一体・・・

しかもよく見りゃサービスでコロッケが乗っています。
カレー自体はとろみ抑えめ、旨みたっぷり。
スタンダードで飽きのこない美味さ。
そこへ脂身のない、弾力たっぷりの猪肉がぎゅぎゅぎゅっと。
むふふ美味いなぁ、美味いけど、量多いなぁ。

食後にはアイスコーヒーのサービスも。
「カレーハウス・ブー」の創業は1976年。
当時はにぎやかで様々なお店が軒を連ねたこの大通りも、
徐々にお店が減り、今では「ブー」が最古参。
店前の看板のとおり、下宿屋さんもやっているそうです。
「古いだけがうちの取り柄」と言うオヤジさんですが、
いやいや、長く続くには理由があるんです。
強烈なインパクトで、ぶっ飛んだお店のように思えるこのお店の一番の凄さは、
実は話好きで人懐っこいオヤジさんの、人柄なのかもしれないな、と思ったのでした。
・・・結構訛ってたから、話の全部は聞き取れませんでしたけどね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
今や全国区となった「金沢カレー」。
その最古参チェーンであり、オリジンからの血を色濃く受け継いでいるのが、「チャンカレ」こと「カレーのチャンピオン」です。
「カレーのチャンピオン 九段三番町店」東京ではこちらと「麹町店」の2店舗が営業中です。
(その他、業務用「チャンカレ」を用いたカレーを提供するバーや居酒屋が数店存在)

さて金沢カレーの看板メニューはやはりカツカレー。
★Lカツミニカレー ¥690濃厚ドロリなカレーにカラッと揚がったカツ、付け合せにはキャベツ。
ステンレスの器&フォークでいただく金沢カレー独特のスタイルは、その起源が洋食屋にあることをはっきり示しています。
カツにウスターソースをかければさらに完璧。
昭和36年創業「洋食のタナカ」から「ターバン金工大店」「タナカのターバン」「カレーのチャンピオン」と受け継がれてきた、クセになるこの味こそ、金沢の学生たちのソウルフードと言ってよいもの。
私自身、「ターバン金工大店」時代から親しんだまさにど真ん中の味です。
カツに用いる肉は三元豚。
リーズナブルな小盛りサイズがあるのも嬉しいところですね。
個人的にはチェーン店のカツカレーNo. 1。
東京にももっと店舗が欲しいなぁ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
2016年6月、渋谷桜ヶ丘に登場したスープカレー店「スープカレー食堂 ROCKETS」。
なんと2カ月後の8月、同じ渋谷に2号店をオープン!
「スープカレー食堂 ROCKETS 道玄坂店」「桜ヶ丘店」同様、広々スタイリッシュな店内。
カフェとしても秀逸な雰囲気です。
★チキン1/2と、とろとろポーク旬野菜13品目のスープカレー ¥1050
・ココナッツスープ +¥100
・4辛
・ライス S -¥30前回桜ヶ丘店でいただいたのと趣きを変えるため、ココナッツスープをチョイスしたのですが・・・
食べてビックリ。
結構なココナッツミルクの甘さです。
辛いのが苦手な方にはナイスかと思いますが、辛いもの好きとしては4辛でも全然足りませんでした。
ココナッツスープ頼むなら6辛以上にチューニングしたほうが良いかも。

色鮮やかな野菜たちは相変わらずの美味さ。
「野菜を食べるスープカレー」という一貫したスタイルは間違いなしですね。
まあ、野菜の自然な甘みを引き出す意味でも、ベースのカレーは辛いほうが良いと、私は思います。やっぱり。
(個人的見解です)
★マサラチャイ ¥380こちら、普通オーダーでアイスでした。
今の季節は良いけれど、寒い季節に温かいチャイ頼んだつもりが冷たいの出てきたりしたら困るので、ここはオーダー時にお店側から確認してもらったほうが良いですね。
とまあ、いろいろな部分でチューニングが必要でありつつも、上質なスープカレー店であることは間違いなし。
カフェ使いもできるので便利に使わせていただきますね!
(桜ヶ丘店の記事は
こちら。)
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東京発でありながら、「インデアンカレー」など、
大阪カレーライスの専売特許だった「はじめ甘くて後から辛い」味わいで人気の「日乃屋カレー」。
神田カレーグランプリで優勝したあと急激に店舗数を増やしてきましたが、
ついに東京カレーの聖地、神保町のど真ん中にも進出。
「日乃屋カレー 神保町店」オープンは2016年6月28日。

燦然と輝く、神田カレーグランプリ殿堂入りの看板。
一般投票を基に選ばれる神田カレーグランプリ、つまり、より広い層にウケるカレーが強いということです。

神保町店限定「焼きチキンカレー」にも惹かれます。
が、やはり日乃屋の看板メニューといえばこちら。
★手仕込み名物カツカレー ¥840
・温泉卵トッピング +¥100日乃屋のカツカレーはカレー後がけスタイル。

とろみある、野菜の甘みたっぷりカレーに、ふんだんに用いられた粗挽きブラックペッパー。
「はじめ甘くて後から辛い」味わいは健在です。

カツもボリューム充分。
普通盛りだと結構お腹いっぱい。
そこで温泉卵による味変が効いてくるわけです。
庶民の腹を満たす、大衆食としてのカレー。
「日乃屋カレー」のように勢いある新興チェーンが出てくるのは、実に嬉しいことですね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
目黒にちょっと珍しい、スープ餃子をテーマにしたファストフード店が登場。
「スープ餃子専門店 66Dumpling 」2016年5月9日オープン。
お店の雰囲気、デザイン、内装、その全てに「スープストックトーキョー」の影響がみてとれますね。

いや、実際ここ「スープストックトーキョー」じゃないの?
けれどメニューはスープ餃子。
ちょっと不思議な感じです。
★ハッピーセット ¥700
・たっぷり野菜の食べるカレースープ餃子
・ピンクレモネードはて、どこかで聞いたようなセット名なのはさておき、提供されたビジュアルも「スープストックトーキョー」そのもの。
ひょっとして「スープギョーザトーキョー」なのか?

・たっぷり野菜の食べるカレースープ餃子
カレーに浸かった餃子。
つまりカレーがスープ餃子のスープ役なのですが、「食べるカレー」という表記が気持ちを迷宮入りさせます。
つまり「カレーは飲み物」=「スープのように飲むカレー」を否定しながらに、そこに入った餃子を「スープ餃子」と呼ぶという、非常に実験性の高い、哲学的なメニューであります。
一体どんな味がするのか・・・

食べて驚きました!
普通のカレーでした!!
いや、決して悪い意味ではなく、ニッポンのごくごく親しみのあるカレーの味。
具材はたっぷりですが、カレー自体は確かにスープ状でちゃんと飲めます。
ありといえばあり。
けれど何かもう一つ決め手が・・・と思っていたら、閉店してしまったようです。
試みは面白かったのですが。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
東銀座、築地市場、新橋という3つの駅かつからそれぞれ徒歩7、8分という場所に輝くインド料理の看板。

「YUJIN 銀座店」「YUJIN」は都内に点在する「よくある系」のネパール系インド料理店チェーン。
「銀座店」は別の場所にあったのが最近ここへ移ってきました。
メニューを見れば、ナンにインドカレー、タンドール料理といった定番に加え、ネパール料理もそれなりにラインナップ。
セクワやチョエラ、ネパールセットという名でダルバートも提供しています。

しかも銀座ですから、内装もちゃんとしています。
他の「YUJIN」と比べても、気合い入れてる店舗なのかも知れませんね。
★生ビール ¥400ビールは銀座価格ではなく新橋価格。
さて、通常、ネパール人の店ではネパール料理を・・・という誘惑を振り切り、注文したのはこちら。
★バスマティビルヤニとライタ(マトン)¥1500そう、ビリヤニです。
ネパール人のインド料理店でビリヤニ頼むと、ベチャベチャなカレーチャーハンがでてくることも多いのですが、
こちらのはちゃんとしています。

流石に炊きたてのダムビリヤニというわけにはいきませんが、
バスマティ米で仕込んでいたものを具材とあわせサッと炒めた感じでしょうか。
しっかり色ムラもあり、ホールのカルダモンもゴロゴロしていて、しっかり「ビリヤニ」しています。
(クローブやスターアニスは見当たりませんでした)
ネパール人のビリヤニとしてはかなり上の部類ではないでしょうか。
単価1500円採れる銀座だから出せているのかもしれませんが。
近隣にはビリヤニの名店「カーンケバブビリヤニ」がありますので食べ比べてみるのも良いですね。
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関連ランキング:インド料理 | 築地市場駅、新橋駅、東銀座駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
千葉県市川市行徳。
アジア各国の現地式レストランが点在する、多国籍タウン。
タイ料理屋も当然の如くいくつかあるのですが、オススメなのはこちら。
「サイアム クイジーン」2015年6月4日オープン。
大通りに面しており、店構えも明るく、タイ料理ビギナーが尻込みする「怪しさ」は一切なし。
家族でも気軽に入れる雰囲気です。

店内も実に明るく綺麗ですね。

各テーブルごとに電源が確保されているのも嬉しいところ。
電源カフェならぬ、電源タイ料理。

板金加工された「グフ的な何か」。
確かこれ、タイフェスやタイフェアで販売してましたね。

店の奥の水槽にはなんと、巨大なコブも立派なフラワーホーンが一匹!
東南アジア華僑系の店では、金運を招くとして珍重される魚です。
怪しさはないにも関わらず、随所随所でマニアのツボを突いてきますね・・・・素晴らしいです。
そして、肝心の料理。
まずはメニューブックの分厚さに驚愕!!
まるでタウンページ!(というのは大げさですが)

5ページにわたる麺料理ラインナップ(凄い!)はじめ、タイ南部から北部まであれこれ網羅。

ドリンクメニューもまるで現地です。
★ヌアヤーンナムトック ¥900牛肉のハーブサラダ。
ラオスとの国境に近い北部の料理ですね。
ハーブも惜しみなく用いられており、辛さと酸味と旨みのバランスが絶妙。
これは結構レベル高い!!
野菜のカーヴィング(飾り切り)も丁寧で、シェフの確かな腕が伝わってきます。
★カオカルクガピ ¥1100カオクルックガピ=発酵海老味噌とおかずの混ぜご飯。
こちらは南部でよく食べられている料理ですね。
で、これがメタクソ旨かった!!

「うわー」と声が出るほどしっかり出た発酵海老味噌の旨味。
ご飯単体でもめちゃウマなんですが、おかずを混ぜ込んでいただければなお良し。
ネームというよりも台湾腸詰っぽい甘めのソーセージが変化を加えてナイスです。

スープもついてきます。
シェフがまとっているのは、タイ国旗の色の襟が付いたコックコート。
バンコクの一流ホテルで修業した証です。
上品でありながら、大人しくまとまっているわけでもない。
メリハリがありつつも、香りや旨みをしっかり引き出している分、辛くしなくても充分美味い味付け。
(もちろん辛くしても美味いです)
いやぁ、この店の料理はなかなかのもんですよ。

ちなみに店内にはコーヒーサーバー。
コーヒーはセルフで飲み放題なんです。
料理だけじゃなく、サービスも最高。
これは素敵なお店です。
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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
コアなカレー好きに「一番好きな牛丼チェーンは?」と聞くとかなりの確率で返ってくるのが「松屋」。
安価ながらツボを押さえた美味さのカレギュウ、次々繰り出される期間限定カレーのいちいちワカッテル感。
担当者のカレー愛をひしひしと感じるのです。
そんな「松屋」ですが、系列にとんかつチェーンがあるのをご存知でしょうか?
「松乃家」店舗によって「松乃家」「松のや」と2種の表記がありますが、いずれも同系列。
そして、もうお判りでしょうが、キラーコンテンツはやはりこちら。
★ロースカツカレー 辛口 ¥630「松屋」は牛丼チェーンでは出せなかったカツカレーを提供するためにわざわざ、とんかつチェーンを始めたのでは?
そう思わせるほど、このカツカレーは秀逸。

オイルの香ばしさで勝負する「松屋」のカレーとは異なり、いわゆる「日本カレー」らしい方向性。
しかし粘度は低くサラリとしており、仄かな甘みが。
辛口オーダーで絶妙なバランスを楽しめます。
一見普通のようで、並みのカレーライス専門店よりは上。
そしてこのサラリとしたカレーのアプローチはもちろん、カツとの組み合わせを計算してのことです。

サクッとした衣、CoCo壱の2倍はあろうかという厚さの肉。
決して油っこくなく、脂っこくもなく、「カツカレーのカツ」としての美味さは最高。
カレー、カツ双方の考え抜かれたバランス、やはり「松屋」のカレー愛はホンモノですね。
そして最後に、私からの変わった提案。
ここ、とんかつ専門店ですので、卓上に和がらしが置いてあるんですね。
もちろんカツにつける用なのですが、これをあえてカレー自体に混ぜ込むんです。
すると・・・あら不思議!
ツンとした苦みのあるオトナの味わいに変身!
いきなりドバッ!じゃなく、徐々に徐々に混ぜ込んで好みのバランスを見つけて欲しいのですが、このマスタードカレー、癖になりますよ。
もちろん、カツとの相性もさらにアップ。
是非試してみてください!
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
池袋で、終電逃した時間帯の駆け込み寺。
「屯ちん 池袋西口店」創業1992年。、「東京豚骨ラーメン」を名乗る「屯ちん」。
実は結構好きでちょくちょく行ってはいるのですが、一度も記事にはしていなかったんです。
だって、カレーじゃないですから。
けれどこの度、事情が変わりました。
いつの間にかカレー要素が登場していたんですわ。
ほらこれ。
「数量限定!肉玉カレー風味 ¥100」池袋屯ちん×カレー=最強ではないですか!!
★レモンサワー ¥350お酒を呑みながら着丼(言ってみたかった)を待ちます。
まもなく着丼。
★東京豚骨ラーメン(中)¥680
★肉玉カレー風味 ¥100ラーメンは安定の美ビジュアル。
そして、その脇の小皿に乗った、釣り堀の練り餌を巨大化させたような物体・・・・
これが肉玉!
肉玉カレー風味!!
早速ですが、入丼してみましょう。

お、お、おぅ。

麺とスープに餌を絡めれば、仄かに香るカレーの風味。
ラーメンをすすりながら、カレーを食っている!!
これは効率的!!!
・・・けれどこのカレー、辛さは全然ないんです。
というか、もし辛けりゃ、豚骨スープの味に勝っちゃうでしょうから。

っつーことで、豚骨ラーメンの辛味と言えばこれ。
辛子高菜を加えてみましょう。

おぉ、カレー色に染まったスープに滲み出る、辛子高菜の辛味!!
これで、辛さと旨味、そしてカレーの香りが共存した、屯ちん究極体が完成したということですね!
最早他の追随を許さない、池袋No1ラーメン屋。
(「蒙古タンメン中本」は別枠)
これからさらに、お世話になりそうです!
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