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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

2016ガラムマサラの新作を食べ尽す会。「ガラムマサラ」(経堂)

まだ見ぬカレーを食べたければ、新しいお店を探すよりもここに行けばよい!!

日本一、いやひょっとすると世界一、斬新なスパイス料理発明に意欲的なお店、経堂「ガラムマサラ」
(過去記事はたくさんあるのでググってください ⇒『ガラムマサラ 経堂 カレー細胞』


プロフェッサー・ハサン氏の新作メニューを食べ尽す会に、パリコレ気分で行ってきました!!

果たして今日は、どんな驚きが待っているのか・・・・

早速探検してみましょう!!


★梅とウズラとパクチーのコフタ

そんじょそこらのお店がトライしても絶対うまく着地しなくてフュージョンみたいになっちゃうところ、
ハサンマジックにかかればピッタリ決まるのが凄い!!

★普通じゃないスパイス感のポテサラ

一見コフタ?と思ったのですが、なんとポテサラでした。
でもなんやら、レッドチリも効きまくってるし、いろいろスパイシー!
もう「ガラムマサラ」でレシピ分析しても意味がないので、素直に驚きましょう。


★ムール貝のレモン煮

これ、ここ最近のヒット作であるレモンチキンカレーのようなテイストでムール貝を仕上げた一品。
夏に向けて爽やかな料理が出来上がりました!


★サーディン缶マサラ

ガラムマサラ名物さば缶マサラのサーディンバージョン。
ビジュアルが素敵!!


★マサラパパド

こちらは定番。
チャットマサラもかかってお酒のつまみに最高です。


★パクチー牡蠣

こちらももはや、ガラムマサラ食事会の名物メニューとなりました。
わりと茶色系の多いガラムマサラの料理の中で、この鮮やかな緑は良きアクセント。
味も悶絶級ですよ。


★ココナッツたこ焼

原宿から経堂に移転してきたたこ焼き屋「koi-taco」とのコラボメニュー。
なんとたこ焼きを揚げて、ココナッツソースをかけてるんです。
これには驚いた!たこ焼きの歴史をひっくり返すイノベーションかもしれませんぞ・・・・

こりゃ両店舗で提供すれば面白いんじゃ?


★マサラ砂肝

こちらも安定の美味さです。
パクチーとかラー油とか使わせたら「ガラムマサラ」の右に出るインド料理店はありません。


★サモサ

インド料理店では定番のサモサですが、意外に「ガラムマサラ」で食べる機会はなかったかも。
小振りで味がとことん濃厚。
ベンガル地方の「シンガラ」に近い感じでしょうか。
(実はハサンさんの故郷は西ベンガル州コルカタ)
サモサのもったりした芋感が苦手な方にこそ食べていただきたいサモサ!


★ブリバジャ

こちらいわばベンガル式・牛モツ鉄板焼き。
これは創作ではなく、ちゃんとベンガルのムスリム料理としてあるものです。
牛肉の美味いインド料理店、といえば「ガラムマサラ」!!


★ガラムマサラ名物ラムチョップ

これは鯖缶マサラと並ぶこの店の名物メニューですね!
迷ったら迷わずこれを注文しましょう。


★納豆と牡蠣と鰹節のビリヤニ

来ました!本日の大物!!
今までも「秋刀魚のビリヤニ」「山羊のビリヤニ」「山葵のビリヤニ」など自在なビリヤニ世界を展開してきた「ガラムマサラ」、
今度はどんなの来るだろう??なんて考えてたんですが、やはり想像を超えていました。

蓋を開けた瞬間踊る鰹節、牡蠣の旨味、そして納豆の香り!!
もう和食なのかインド料理なのか、凄すぎて未体験ゾーン!

今まで納豆嫌いだった参加者が、納豆美味い!とモリモリ食べていたのも印象的でした。
(翌日普通の納豆食べたら、普通にアウトだったらしいですが・・・・)


★梅納豆カレー

和印融合のハサンワールド、これもまた凄かった!
タマリンドとダルを梅と納豆に置き換えた素晴らしきカレー。
これ、定番化希望です!!


★秋刀魚とオクラのカレー

季節的には早いが、先取り的な味覚。
これはベンガル的であり、和食的でもある!!


★プレーンナン

ガラムのナンは、よくあるフカフカナンではありません。
ミシッと真面目でちゃんとした味。
Noギーで重くもないのが嬉しいですね。


今回もまたまた予想を遥かに超えるハサンワールド。
「ガラムマサラ」の料理が素晴らしいのは、インド料理でありながら、和食でもあるところ。
インドに行っても絶対に出会えない、日本の、経堂でしか味わえない「ハサン料理」なんです。

邪道と言われれば邪道かもしれないけれど、実験精神なしには進歩はありません。
日本の食事の素晴らしさを知るハサンさんだからこそ、
インドに住むインド人には思いもよらない斬新な料理を生み出すことができるのです。

「世界一のカレーシティ・東京」で、最も先鋭的なカレーがいただける場所。
それがこの「ガラムマサラ」と言って間違いないでしょう。


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神保町譲りのスマトラ式焙煎カレーを銀座で。「銀座 ぐぅ。」(銀座)

創業大正13年、神保町の超老舗カレー店「スマトラカレー共栄堂」出身の店主が銀座にお店を出しました。


「銀座ぐぅ。」

お店のロゴには「スマトラ式 焙煎カレー」の文字。
約30種類のスパイスを焙煎して作るカレーとのことですが、実際のスマトラ島でこのようなカレーがあるわけではなく、
スマトラ島のカレーをヒントに「共栄堂」が編み出したカレーといった方が正確でしょう。

スパイスの種類を増やすのは、日本人の感覚ですしね。


お店の作りは意外にシンプルというか質素。
銀座にしては、ですが。


メニューを見れば看板メニューの「ぐぅ。カレー」の他、「和風タイスープカレー」や、A5ランク和牛のステーキ、各種ティッカなど、つまりは「ワインに合う」取り揃えです。

ワインリストも充実していますが、グラスワインで1000円以上と、銀座価格は覚悟の上で。


★カールスバーグ 小瓶 ¥760

一番安いお酒を頼んでみました。


★ぐぅ。カレー 合いがけ(ポーク+チキン) ¥1620
★究極のこだわり卵(ゆで)¥150


おぉ、真っ黒なビジュアルはまさに「共栄堂」のスマトラカレー。
けれどこの盛り付けだと、欧風カレーのようにも見えますね。

そして、味のほうもそんな感じでした。


苦味あるオトナの味わいは確かに「共栄堂」譲り。
けれど全体の着地点はより欧風寄りというか、バーのカレーライス寄りです。
やはり、ワインとのマッチングを意識しているのかも知れません。

ライスもカレーも見た目ほど量は控えめ。
ディナー利用なら、何かもう一品は頼みたいところ。
そう思ったのですが、いかんせん値付けが・・・

究極のこだわり卵は、確かに濃厚で質の良いものでした。

以上、ビール小瓶とカレー一皿でしめて2530円。
まさに銀座価格、ホテルの食事と同等の割り切りが必要ですね。
(「共栄堂」のカレーも決して安くはないのですが、老舗のプレミアもありますし。)

けれど、「東京カレンダー」が当店を『お手頃価格で味わえる銀座の絶品カレー』なんて紹介してたしな・・・
ひょっとしてアレは富裕層向けメディアなのかしらん。


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銀座ぐぅ



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究極のグリーンカレーを巡る冒険。「たべるつくるアジア サワディシンチャオ」(心斎橋)

大阪・心斎橋。

クーロンズゲートを思わせる、無国籍な路地。

その奥に、究極のグリーンカレーを追い求める者が辿り着く「秘境」があります。


「たべるつくるアジア サワディシンチャオ」

タイ・ベトナムを中心に、東南アジア各国の料理を提供するお店。
しかし、「広く・浅く」な複合アジアン料理店とは全く逆に、
「国籍にこだわらず、これ!と決めた料理を可能な限り現地の味で、かつおいしく」提供するというスタイルなんです。

シェフのおぐしみきさんは、飲食関係のライターや店舗コンサルの仕事に携わったのち、アジア各地で料理を学んできた方。
現在も「サワディシンチャオ」のシェフを務める傍ら、「おぐしみきアジアンクッキングサロン」を主宰、東南アジア現地の味と文化を伝える活動をなさっています。

その真摯な姿勢により、2015年にはJapanese Curry Awardsを受賞。
とにかく他にはない、面白いお店なんです。


外には路地にむき出しの屋台席。


店内は見知らぬ国へと迷い込んだようなワクワク感に包まれています。


★トムヤムカクテル ¥700

ミントにパクチー、タイ生姜カーやコブミカン、レモングラスに赤と青の生唐辛子!
岐阜のハーブ農家と契約し直送してもらうなど、独自ルートで新鮮なハーブを入手できるこのお店ならではのカクテルですね。

さて、このお店にきたら是非とも挑戦してほしいのは、グリーンカレー。

もちろん、そこらのカフェで出てくるようなグリーンカレーじゃありません。
もっと言うならば、そこらのタイ料理店で出てくるようなグリーンカレーでもありません。
何せ、オーダーしてから調理に20分ほどかかるんです。

「・・・え?グリーンカレー作るのに、なんでそんなにかかるの?」
「まさか注文受けてからペースト作ってんじゃないの?・・・まさかね、ハハハハ・・・・」

・・・そう、実はそのまさかなんです。

「真に美味しいグリーンカレーを提供し続けるには、作り置きでは無く、注文をいただいたときに始めてペーストから作る必要がある」

既製のグリーンカレーペーストを用いるタイ料理店も多い中、この異様なまでのこだわり。
オーダーからの20分は、価値ある20分ですよ。

待っている間、お酒を飲んだり、店内を色々見回したり。


サービスで揚げココナッツをいただいたり。

あっという間の20分が経ち、ちょっとタイカレーとしては異例なほどの、むせ返るような香り。

来ました、遂に来ましたよ!!

★グリーンカレー ¥900

まず驚くのはその香りの強さ。
今しがた作ったペーストを用いると、ここまで違うのか!ってなくらい。

スパイス使いに長けたハイグレードなインド料理店で、ムワッとしたスパイス煙にむせ返る幸福を味わうことが偶にあるのですが、まさにそれ。
それをタイのグリーンカレーに置き換えた感じです。

そして一口いただけば、さらに驚きが。
薄く透明な油、それ自体にとんでもなく複層的なハーブの香りがしっかりと移し込まれているんです。
これまた、インド料理で「テンパリング」「タルカ」と呼ばれる、スパイスの香りを油に移す技法をも彷彿とさせます。
(注: もちろん実際にインド料理のテクニックを用いているわけではありません。)


アッツアツのオイルに浸された新鮮ホーラーパー(タイバジル)。


生胡椒だって房で入っています。

鼻腔から、口内から、畳み掛けるように香るハーブ。
滑らかなとろみ、ヒリッとした辛さ。

これは・・・今まで食べたどのグリーンカレーとも次元が異なる、全くの別物ですね!!

いったいどうなってんだ????

実は、以前から「サワディシンチャオ」の看板メニューとして名高いこの「グリーンカレー」ですが、
昨年2015年秋に、大きな進化を遂げているそう。

今提供されているのは、タイを代表するスターシェフ、マンダリンオリエンタル・バンコク元総料理長ビチャット・ムクラ氏から直接作り方を教わったおぐしさんが、その味を再現した「究極のグリーンカレー」。

普通のグリーンカレーとは「作り方からしてまるで違う」のだとか。

このお店を訪れたことがない人も、以前訪れたことがある人も、一度この「進化したグリーンカレー」を食べてみてください。

「グリーンカレーって、こういう食べ物」っていう概念がガラッと変わること間違い無しですよ。


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サワディシンチャオ



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話題の新店、そのヤバさを検証する夜。「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」 -2- (永田町/赤坂見附)

先日オープンした「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」
初回はランチ訪問だったのですが、その後ディナータイムに訪れたらそちらはもっと(いろんな意味で)ヤバかったのでレポ。


こちら八重洲「エリックサウス」の2号店にあたるお店なのですが、単なる2号店にあらず。

(詳しくはこちらの記事をご覧ください ⇒『マニアックに、敷居は低く。南インド料理ポピュラー化の実験場。「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」』)

その実験的試みの本領は夜にあり、ということでこっそり単独訪問。

大人数パーティーでビリヤニはじめ料理いろいろ食べ尽しってのも魅力ではありますが、
一人や二人で気軽にぷらっと来れるってもの大事ですよね。


さて、「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」一番の魅力はその、綿密に練られた「二重性」にあります。

つまり、
ビギナーの一般客にとっては、「とても気が利いた、面白くておいしい料理がいただけるレストランバル」として。
インド料理マニアにとっては、「メチャクチャコアでマニアックな料理が次々繰り出される夢のような場所」として。
言い換えれば、一般の方にはなかなか分かってもらえないマニアックな情熱が、巧く商業ベースのエンタメとして昇華されているともいえるんです。

この「二重性」によって、ビギナーがインド料理の奥深さにハマっていくまでをこの一店舗のみで補うことができますし、
インド料理マニアと一般の方が双方ハッピーに一つのテーブルを囲むことだってできるってわけなんです。

それって一体どういうことなのか、二重性のあるレビューでお伝えしてみましょう。


★ジョッキ氷ワイン ¥490

(一般)
へぇ、ワインをジョッキで飲むなんて面白いですね!しかも氷入り。
今度家飲みでもトライしてみようかしら!!


(マニア)
あぁ~東京のど真ん中でインド飲み(笑)
ウイスキーのオンザロックもインド起源って説があるし、楽しいな!



(一般)
★ゴア風ハーブチキングリル ¥450
わぁ~お洒落!!
お肉もやわらかいし、ハーブが香ってて最高ですね!!


(マニア)
★Chicken Kafreal JPY450
ゴア料理!Kafrealなんて日本で出してるのここだけじゃ?
インドインドしてないゴア料理を普通のインド料理店で出してもわかってもらえないでしょうからね。
逆にバルの体裁で出てきたほうが自然。なるほど、頭いい!!



(一般)
★ゴア・ソーセージとマッシュルームのオーブン焼き ¥650
うわぁ、ジュウジュウアッツアツですね!
ソーセージは食べてビックリ!チョリソーみたいに辛いんです。
マッシュルームはオイルを吸っててジューシー!しかもいい香り!
これはリピ確定!!


(マニア)
★Goan Sausage Mashroom Grill JPY650
おぉ!ゴアンソーセージ!
ポルトガルの植民地だったゴアは、インドの中でも豚肉料理が多いんですよね。
しかもひょっとして・・・やっぱり!カシミリチリが入ってます!!
日本じゃなかなか入手できないんですよね!なんて嬉しいんでしょ。
しかも驚くべきはマッシュルーム、実はこっちが主役ってくらい美味い。
スパイスの香りが移りまくった油を、キノコに浸み込ませていただくなんて・・・背徳的!



(一般)
★ソルポテル ¥800
★バスマティライス ¥350

モツ煮込みカレーなんて超面白いですね!
豚肉・豚タン・豚耳が煮込まれていて、すごーくお酒に合います!
味も普通のカレーとは違ってて、酸味があるんです。
これ、面白いな~!!
お米もインドの長いお米で本格的です。


(マニア)
★Sorpotel JPY800
★Basmati JPY350

うわぁ、つまりはゴアビンダルーのモツバージョンってことですよね。
豚肉・豚タン・豚耳がガッツリ煮込まれていて、ポルトガルの影響を受けたゴアならではのインド料理となっています。
ビネガーの酸味に生姜もガッツリ効いて、かなりハードパンチャーな仕上がり!!



(一般)
★ムール貝のチリマリネ
ライスにサービスでちょこっと付けてもらいました。
スパイシーでご飯に凄く合う冷菜です!これ、テイクアウトしたいですね。


(マニア)
★Mussel Balchao
おまけでなんとバルチャオをつけてくれました!
ゴア料理マニアにお馴染みバルチャオ。
ビネガーを用いたドライタイプのシーフードカレー、というよりもビネガーと海鮮出汁を用いたアチャールと言った方が近いかな。
ムール貝の旨味とカレーリーフの香りとビネガーの酸味、そして程よき辛さがギュギュっと凝縮されて、ピクルやアチャール的にご飯が進みます!



★自家製スパイシージンジャーエール ¥390

(一般)辛口を超えた激辛ジンジャーエール。
これは振り切ってます!


(マニア)
血で血を洗うじゃないけれど、スパイスでスパイスを洗うのです、マニアは!
そこんところをよくわかってくれてます。
だって普通のヤワなジンジャーエールじゃ、ゴア料理の過激さに負けちゃうでしょうから。
「自家製」という言葉が何故かヤバ目に感じるのは気のせいですね。



・・・・素晴らしいでしょう??

実に綿密で、実によくできた仕掛けなんです。

この日はとにかくゴア料理縛りで攻めてみたんですが、そもそもゴア料理縛りのお一人さまディナーが可能なお店が東京に存在すること自体、異常なわけで(笑)

それでいてその異常さを微塵も感じさせない、ポップでお洒落なパッケージが実に微笑ましくも感動的なんです。

もちろん、今後もずっとゴア料理があるかどうかはわからないわけですが、「うわ、こんなの出してるんだ!」ってマニアが驚くブツが続々現れることはほぼ間違いないわけで。
そんな過激なブツを、地元の綺麗なOLさんたちがニコニコしながら口に運ぶその様を温かく見守るのもまた、このお店の愉しみ方だと言えるのではないでしょうか。

いずれにせよ、目が離せないお店です、ここは。


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あのエジプトカレーが原宿進出!「原宿ルー」(原宿/明治神宮前)

おや、竹下通りから一本入った路地に何やら見慣れたアイコンが・・・
あ、そっか。
新宿ゴールデン街のアレがナニして原宿に登場ってわけだ!!
へぇぇ~。


「原宿ルー」

2016年4月7日オーブン。
プロデュースは新宿ゴールデン街の「あの」個性派カレー店「エジプトカレー」です。
ちなみに「エジプトカレー」といってもエジプトのカレーではありませんよ。



それにしてもこの場所、一度来たことが・・・

思い出した。
海南鶏飯専門店「MR.CHICKEN鶏飯店」が入っていた場所だ。


メニューは「エジプトカレー」定番のファラオカレー(650円)が基本。
トッピングや仕立てによっていろんなバリエーションが用意されています。


★角煮チーズカレー ¥1000

ファラオカレーに角煮をトッピング、炙りチーズで仕上げた一皿。
赤い糸唐辛子がビジュアルアクセントになっていますね。


ベースのファラオカレーは、エジプトや中東テイストでは全くなく(笑)、むしろ完全に日本のカレー。
しかも、ほっこりしたおうちカレーライスとは違って、サラッとしつつも味が濃くお酒が進むタイプのBARカレーです。
ゴールデン街のカレーですから!!

そこに角煮とチーズが加われば、更に酒が欲しく欲しく欲しくなぁ~るぞ!


支払いはなんと、ビットコインでもOK!!


夜は飲み屋「原宿ミルクホール」へと様変わりするようですよ。


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原宿ルー



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神宮前の伝説カレー店、遂に完全復活!!「BLAKES(GHEE)」(北参道/外苑前)

あの神宮前の伝説的カレー屋「GHEE」が遂に完全復活!!

神宮前で22年続いた伝説のカレー屋「GHEE」。
若き日のNIGO氏がバイトをしていたり、村上春樹が通っていたりと、神宮前カルチャーに大きく影響を与えたお店でした。
アパレル会社を経て「GHEE」ヘと参加したシェフの赤出川氏は20年もの間「GHEE」でカレーを創り続けた後、2004年に独立。
「GHEE」の近くに「ファンシード」というレストランバーをオープンします。

しかし「GHEE」は2005年3月に閉店。
「ファンシード」も2007年に惜しまれながら閉店。

「GHEE」と赤出川さんが作るカレーは文字通り伝説となってしまったのですが・・・
2013年、神宮前「BROWN HORSE」のランチ間借りにて「GHEE」復活。
あくまで神宮前にこだわる赤出川さんは、良い物件が見つかるまで間借りを続けていたのです。


「GHEE」が伝説と呼ばれる由縁は、神宮前カルチャーに与えた影響、それだけではありません。
そのカレーに影響を受けた、いわゆる「GHEE系」カレー店の数々をざっとご紹介しましょう。

◎新潟「VOVO」・・・「GHEE」で働いていた方が2006年オープン。

「VOVO学芸大学駅前店」・・・新潟「VOVO」から東京へ逆輸入のカタチで2013年4月オープン。

◎市ヶ谷「Cafe de MoMo(カフェドモモ)」・・・2007年オープン。赤出川さん自ら厨房に立ちメニューディレクションしたお店。現在は独自路線へ。

◎神宮前「CURRY UP (カリーアップ)」・・・「GHEE」でのバイト経験があるNIGO氏がプロデュースし、2010年オープン。シェフの橋本氏は「Cafe de MoMo」の厨房で赤出川氏からマンツーマンでカレーの指導を受けたそう。

◎京都烏丸御池「カマル」・・・「GHEE」でのバイト経験のある方が2012年オープン。

◎中野「スパイシーカフェ カマル」・・・「カマル」の二号店として2013年2月オープン。2014年1月「Meet Meats 5バル」として業態変更。

「Meet Meats 5バル」・・・中野「カマル」が2014年1月に名称&業態変更。その後飯田橋や高田馬場へも進出。肉バルながら「カマル」のカレーを提供。

◎東銀座「ビザール」・・・2012年からランチで赤出川さん自ら「GHEE」のカレーを提供。2013年1月閉店。

◎中目黒「FORRESTER Spice & Magic」・・・「GHEE」の熱烈なファンであり、赤出川さんにレシピを教わった方が2015年10月オープン。


「GHEE」が日本のカレー文化に与えた影響もまた大きなもの。
2014年に第一回Japanese Curry Awards受賞店として選出されたのも文句なしと言えます。


・・・そしてついに2016年4月末、約10年ぶりに本家「GHEE」が実店舗として完全復活!!


「BLAKES(GHEE)」

店名は新たに「ブレイクス」。
しかし看板にはしっかりと「GHEE」の文字。
正真正銘、ここが新生「GHEE」ですよ。


場所は雑居ビルの二階。
ホントは一階が良かったそうですが、この隠れ家感もなかなかのものです。


店内はヨーロピアンなサロンといった雰囲気。
(おそらく)新店名の由来となったウイリアム・ブレイクのポスターも飾られています。

ランチ間借りをしていた「BROWN HORSE」がゴリゴリアメリカンな空気感だっただけに、
「GHEE」本来のヨーロピアンな雰囲気が返ってきた感がありますね。

カウンターの向こうには赤出川さんご本人。
そしてもう一人、フロア担当の女性店員さん。

メニューには「GHEE」ファンにはおなじみのラインナップが。
ビーフカレー、キーマカレー、野菜カレー、バターチキンカレー・・・・おや?
なんと、新作カレーもあるじゃないですか!!


★コンビネーションM(ビーフカレー+スパイシーミルクカレー)¥1300

「GHEE」の定番アイコン、激辛ビーフカレーと、新作スパイシーミルクカレーのコンビ。
その白と黒のコントラストは、ウイリアム・ブレイクが描いた「The Great Red Dragon and the Woman Clothed in the Sun」さながら。
もちろん、ビーフカレーがレッドドラゴンことサタン、スパイシーミルクカレーが聖母マリアです。


クローブがガッツリ効いたビーフカレーは「GHEE」を代表するカレー。
みんなこれが食べたくて中毒になるんです。
辛くそれなりの発汗作用もありますので、汗っかきの方は要注意。
但し、ヒーヒー言いながらいただくようなお店じゃありませんので、スマートに行きましょう!!


そしてこちらが新作スパイシーミルクカレー。
ベンガルの白いカレー「チキンレザラ」を彷彿とさせますが、見た目以上にスパイシー。
但しビーフカレーのような鋭角の辛さではなく、ミルキーでありつつジワッとホットに攻めてくる感じ。

このコンビバランスはなかなか良いですね!


今回は実店舗ということで、夜営業も開始。

但しこちらは「カレー以外」のフードやお酒を愉しむ時間とのこと。
夜は「GHEE」とは違う、新しい「BLAKES」ということでしょうか。

・・・・一体どうなっていくのか、楽しみですね!!


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BLAKES



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祝開店!北新地に芽吹く独自のカレー世界。「渡邊咖喱 ワタナベカリー」(北新地/西梅田)

金曜の夜、大阪に着いたらサプライズ訪問したいお店がありまして。
久々にお会いしたいマスターがいまして。

そのマスターの名は、渡邊さん。
そして、お店の名は・・・・

「渡邊咖喱」( ワタナベカリー)

2016年4月4日にオープンしたばかりの新店。
ふらっと訪れたら渡邊さん、ちょっと驚いて喜んでくれましたよ。

さてこの渡邊咖喱の渡邊さん、一体何者かと言えば、
5年ほど前、東京・恵比寿にあったカレーがやたらと美味いBAR、「barまはから」のマスターだった方。
BARなのに牡蠣や白子をぶち込んだラッサム鍋コースとか、メチャクチャ面白いエンタメもやってた方なんです。

★2010年の記事⇒ランチは「curry-まはから」に。「Bar-まはから」(恵比寿)
★2011年の記事⇒冬名物!めくるめくスパイス鍋。「bar まはから」
★2012年の記事⇒祝・復活!「curry まはから」(恵比寿)

一方で、松尾貴史さんがオーナーのカレー店「般°若」のメニューディレクションも手掛け、
「般°若」大阪進出の際にはお店の立ち上げも行っていました。

そんなこともありこの「渡邊咖喱」、特に大阪方面のカレーファンの方々からすれば、『「般°若」から独立した方が始めたカレー店』と捉えられている節もありますが、いえいえ。
私にとってはやはり、「まはから」の渡邊さんなんですね。


お店を出すことを決めてからトントントーンとわずか二か月ほど。
・・・・の割には駅に近くて、とーっても素晴らしい立地です。
内装はジャズバーの居抜きだそうで、なかなか良いじゃないですか。


★CURRY LOVER ALE ¥800

伊豆の宇佐美麦酒さんが「カレーに合うビール」として開発した切れの良いクラフトビール。
当初は東京神田の限られたお店にしか置かない方針だったというくらい、プレミアムなビールなんです。
もちろん、大阪では初の取扱店ですよ。


★マサラよだれ鶏 ¥400

四川とインドの融合、しかも用いているのは日本の山椒です。
400円ってことで小皿にチョコンと、なんてのをイメージしていたのですが、あららビックのお得感。
食べ応え充分でウマウマです。

いやぁもう、カレー屋を超えてBARどころか完全にスパイス居酒屋ですね。


★スパイスとんかつカリー ¥1150

いやぁ、独特の色彩センスは相変わらずですね~
白いところが一つもない(笑)
美味そうなんてもんじゃない、もう美味いに決まっている魅惑のビジュアルです。


見てくださいこの迫力。
特筆すべきは、超肉厚のカツを包み込む薄ーい衣。
パリッとカラッとした独特の食感が、肉の弾力を受け止めます。

実はこの衣、スパイスとパルメサンチーズを練り込んでいるんですね。
インドや日本だけでない、フレンチの手法も取り入れているようです。
もちろん、サラッとスパイシーなホウレン草カレーとの相性も抜群ですよ。

いやぁ、ホントに美味かった。

「まはから」「般°若」「渡邊咖喱」と、お店のカタチを変えてのカレー提供であっても、
どこか一本筋が通った渡邊ワールドはブレることがありません。
そこが格好いいし、安心できるし、ワクワクできるんです。

大阪を席巻するスパイスカレーの潮流に、完全に呑まれることもなく、
普通のニッポンカレーライスと片づけるには、アプローチが独創的すぎる。
やはりそれは「ワタナベカリー」としか呼びようがないものなんですね。

あらためて、開店をお祝いするとともに、「まはから」時代を超える自由闊達ぶりにも期待をしてしまうのです。

冬はラッサム鍋、やりますよね?多分(笑)


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渡邊カリー



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

日本一のインディアンタウンでインド中華。「ムンバイキッチン」(西葛西)

今や日本一のインディアンタウンとなった西葛西。
点在する、インド人客向けのインド料理レストランでは、通り一遍ではない面白いメニューと出会うことができます。

例えば、「インディアンチャイニーズ」と呼ばれる、インドの中華料理。
日本の餃子やラーメンが、中国の料理とは異なる独自の進化を遂げたように、
インド中華もまた、インド人好みのスパイシーな味付けへと進化しているんです。

今回訪問したのは、以前「ハリ」があった場所に昨年誕生したこちらのお店。


「ムンバイキッチン」

オーナーシェフのバサント氏は、インドではなくネパールのチトワン出身ですが、
ムンバイで25年ものキャリアを積んで来日された方だそうです。
来日後は「和印道」「インドヤレストラン」「ムスカン」等を経て2015年この「ムンバイキッチン」をオープン。
(この辺りの事情はスージーさんのレビューをどうぞ)


メニューを開けば、様々なインド料理ラインナップの中に、インド中華もズラリ。
しかもその内容や表記の仕方は、シェフが以前いた「インドヤレストラン」と共通の部分が多いですね。
(但し両店に経営的なつながりはなく、あくまでも「トモダチ」とのことです)


★チキンマンチュリアン ¥950

マンチュリアン=満州風とでも訳せそうですが、特に満州国起源というわけではなく、餡かけ系を中心としたインド中華の総称と捉えて間違いないでしょう。
こちらは鶏肉の醤油あんかけといった風の味わいで、表面が薄ーくカリッと揚げられた鶏肉の食感もナイス。
旨みたっぷり、味も濃厚でガッツリと食が進みます。


★野菜シェズワンチャーハン ¥950

おぉ、素晴らしい盛り!アッツアツでの提供。
シェズワン=四川風が語源ですが、こちらも実際に四川料理というわけではなく、辛い味付けのインド中華をそう呼ぶ感じ。

このチャーハンもその名に恥じない、ヒリッとする辛さです。
お米はバスマティ使用で、中華のようなインドのようなちょっと面白いご飯もの。

いずれも味はとことん濃いめ。
・・・でありながら確実に美味い。

様々なカレーやビリヤニも揃ったお店ですが、折角なのでインド中華、一品二品挑戦してみると楽しいですよ。


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ムンバイキッチン



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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

祝5周年!広島の素敵なデリー系カレー。「nandi ナンディ」(中電前)

激辛なる「カシミールカレー」で有名な、日本カレー界不動の大御所「デリー」。
その他にはない個性は、日本全国に「デリー系」と呼ばれるお店を生み出してきました。

「柏ボンベイ」「横浜ボンベイ」「新川デリー」、福岡「ガラム」「106サウスインディアン」小倉「ガネーシャ」、
大阪「Ghar」、山梨「デリーベイ」・・・あの「スパイスツリー」の飯村シェフも「デリー」出身ですね。

そして、この広島の地にも「デリー系」のお店が一軒。

平和記念公園からもほど近い場所。
路面電車が走る大通りからすこし入った路地にそのお店はあります。



「nandi」(ナンディ)

オープンは2011年。
丸5周年を迎え、今や広島で最も人気があるカレー屋さんとなりました。

この日もランチ時には常に数人の待ち。
美味いものはどこの土地でも人気になるってわけです。


ここだけインドの街角。
かなりセンスのいい店構えです。


スピーカーは瓢箪ですよ。


★やさいのピクルス ¥350

「デリー」名物スワミさんレシピによる南インド式茄子ピクルスがベース。

オリジナルよりオイル控えめで、より茄子の味が感じられますね。
日によっては、茄子以外の野菜のピクルスも登場するようです。

そして、来ました!真っ黒いやつ。

★ナンディカレー ¥800

見ての通り、ルーツは完全に「デリー」のカシミールです。
というか、カシミール。

オリジナルより辛さを抑えつつ旨味をアップした感じ。
鶏胸肉の弾力ある食感も抜群です。

ライスは日本米ベースでターメリックやマスタードシードを加えたスパイスライス。
付け合わせにキャベツのクミン炒めと玉ねぎのアチャールがついてきます。
塩気強めのキャベツが良いアクセントになりますね。


★チャイ +¥150

インドのミニポットでの提供が素敵すぎる!お洒落すぎる!
雑誌の取材来ちゃう!

自分でカップにそーっと注ぐのも楽しく、味もバッチリ。
シナモン控えめでカルダモンが香るチャイでした。

確かに「デリー系」というか、まさに「デリー系」のお店なのですが、
そんなルーツを知らずとも、独自の世界観と確かな味を提供する、素晴らしいお店。

まさに、広島の名店。
お好み焼きを我慢して足を運ぶ価値はありますよ。


ところで、そもそもナンディって何でぃ?って言うとですね、
シヴァの乗り物とされる乳白色の牡牛の名前、つまり「聖なる牛」ってことですね。
四足動物の守り神でもあるそうです。
このお店のカウンターでもその姿が見られますので、是非チェックしてみてくださいませ。


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nandi



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

これが大阪カレーシーンの熱気だ!『口癖はカレー -whole lotta curry love- 3rd eye open』に潜入。

何度も何度も言いますが、今、大阪のカレーシーンがアツいです。

大阪独自のカレージャンル「スパイスカレー」を筆頭に、
音楽やファッション、アートなどと同列のカルチャーとしてカレーが盛り上がる様は、まさに「シーン」と呼ぶにふさわしいもの。

その中心的存在としてシーンを牽引するのが、Facebookで会員4000人を超えるカレーコミュニティ「口癖はカレー」。

カレーファン、カレーマニア、そしてカレー料理人たちが集い交流するこのグループを主宰する三嶋さんから招待をいただき、
一年一度の大イベントへと潜入してきました!!

コトバだけではわからない、大阪カレーシーンの熱気が少しでも伝わればと思います!

『口癖はカレー -whole lotta curry love- 3rd eye open』
2016/5/15@味園ユニバース
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会場となったのは千日前・味園ユニバース。

かつて1000人規模のホステス数を誇った巨大キャバレー。
若き日の和田アキ子が専属歌手だったり、米誌「LIFE」に「日本最大のクラブ」と見開きで紹介されたりと、
伝説の壮絶ゴージャス空間なんです。
2015年にはここを舞台とした映画「味園ユニバース」も公開されましたね。


そんな、大カルチャーの中心地で今、行われるのがカレーイベントだっていうんですから、
カレーがいかに凄いか判るってもんです。

口癖はカレー@味園ユニバース とにかく凄かったので連投。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -



壮大な地下空間に煌く光、頭上に回る惑星型オブジェ!!

兎に角この味園ユニバースの異空間ぶりは半端ではありません。
日本にいるなら一度は行っておくべき。

この巨大キャバレー会場が異空間! こんなの他にはないよ。 しかもここにいる全員カレー好き。 素晴らしすぎる。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -



巨大なキャバレー空間に犇めく人・人・人。

ここにいる全員がカレーフェチだっていうんですから、まさにユートピアです。

これが大阪カレーシーンの熱気! 口癖はカレー! #口癖はカレー #カレー #curry

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




会場奥にはこれまたド派手なライティングのステージが。

個性的なバンドたちが次々とライブを行っているんです。


キャバレーのソファでみんなカレー食ってんだ。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




カレー出店は前半8店舗(12:00-16:00)、後半8店舗(16:00-20:00)の2部構成。
登場したお店は以下の通り。

■カレー出店
①KALUTARA
②ネパール&インド料理 Manakamana
③亜蔵食堂アドゥマン
④アアベルカレー
⑤NUWARA KADE(前半)+RODDA group(後半)
⑥Rice&Curry ラーマ
⑦インド料理 ナンタラ
⑧シバ☆
⑨カレー酒場 ベジン
⑩ダルバート食堂
⑪サッチェズカリー
⑫喰ま呑み
⑬アグニ
⑭犬PPカレー
⑮喫茶サテライト
■物販出店(敬称略・順不同)
・curry-lab  ミックススパイス・スイーツ販売
・Finch    公式Goodsほかスパイスロゴ雑貨販売
・iloilo    スパイス・オリジナルトートバッグ販売
・ハリマ食品 「癖になるカレー」販売


大阪で話題のカレー店って、平日昼間のみの営業だったり、売り切れ御免だったりして、遠方からの訪問難易度が高い店だらけ。
それが一堂に会するんですから、そういう意味でも儲けもの。

昨年の「ぴあ究極のカレーAWARDS」グランプリ店「アアベルカレー」には早くから長蛇の列。

アアベル並び中! #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -





「ダルバート食堂」も参加していました。


「カレー」で釣って「ネパール料理」の虜にする、相変わらずの企みっぷりが面白い!!

ダルバート食堂のリョウさんの企みは相変わらず面白い。 実はこれ、カレーじゃなくてネワールチョエラをご飯のせしてるんだけど、「このカレー酸味効いてて美味しい!」となる。しめしめ。 #カレー #curry #口癖はカレー #ネパール料理

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




大阪ではカレーと音楽とファッションは同列のカルチャー! アアベルカレーのぺーちゃんも所属するアーガイル! #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




ステージに次々現れる個性的なアーティストたち。



特に圧巻だったのがこのお方。

パノラマサイズのMiyky(ミユッキー)さん!
凄い存在感です!

あとでCD買ってサインもいただきましたよ。

パノラマサイズのMiykyさん! #カレー #口癖はカレー #miyky #ミユッキー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -



miykyのステージは素晴らしすぎてクラクラ。 #カレー #curry #口癖はカレー

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「サッチェズカリー」は定番で勝負。


これが実に美味かった!!

サッチェさんのナイスショット。 変化球カレーひしめく中、あえて定番キーマを打っ込む剛気。 結果、沢山のカレーの中で味が目立ってたよ。 店独自の定番の強さこそ、スパイスカレー乱立時代で生き残る鍵。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -



ロッダはやはり凄いよ。 昼の部ロッダグループ、夜の部ヌワラカデの二交代制で2回喰わせるんだから。 味も美味いが商売も巧い。さすが! #カレー #curry #口癖はカレー #スリランカ料理

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -







営業時間がとても短く、東京から普通には行けない「シバ」さんも。

シバ! 平日昼間のみとか曜日限定とか、営業時間がシビアな店のカレーをいただけるのも魅力。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -






カレーがウリの居酒屋や、ニューカマーも参戦。

ニューカマーとも出会える。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -





市内だけでなく、堺からも。
「喰ま飲み(クマノミ)」さん、前から行きたかったんですよね。

堺の居酒屋クマノミとかもね! #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




大阪カレーシーンの素晴らしいところは、お店同志の交流が深く、横のつながりが密なこと。
大阪のカレー屋に行くと、結構な確率で他のオススメ店なんかを教えてくれるんです。
正しい・正しくない、よりも、オモロい・オモロない。
互いの個性が被っていないからこその、関係性なのでしょう。

また、食べる方の皆さんもみんな、カレーシェフのことを良く知ってはる。

みんなの関係性がとっても近い、近い中でのバチバチとした熱気が凄いんです。

これって・・・そうだ!
90年代バンドブームのころの密度ある熱狂に通づるものが!!

客観的に見て、東京の90'sバンドブームの熱気に近いものを感じる。 カレー店=バンド 間借りカレー店=インディーズ ってな感じで、カレーシェフたちはスタァ。 #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




お昼12時から始まったこのイベント、日が暮れても熱気は衰えません。
ステージの大トリを務めるのは、「口癖はカレー」主宰の三嶋さん率いる「タメリ倶楽部」=turmeric love!
タメリ倶楽部2
タメリ倶楽部3

メンバーには名だたるカレー料理人たちも。
そもそも大阪カレーシーンの発端ともなったレジェンド「カシミール」のマスターだって、「Ego-Wrappin」の元ベーシストですからね。
自然な流れというわけです。

参加者たちも次々ダンスフロアへと集結。
狂ったように踊りだします!!!
タメリ倶楽部5
タメリ倶楽部4
タメリ倶楽部
スパイスと音楽でハイになり、踊ってさらにハイになる。

これが大阪カレーシーンの熱狂!!

大ラスは口癖総帥三嶋さん率いるタメリ倶楽部=turmeric love。 大阪が誇るカレースタァ達もメンバーです。 カレーと音楽でハイになった皆んながステージで踊り狂ってさらにハイ。 こりゃ最早カレーによるスーフィーズムだ!神は見えたか? #カレー #curry #口癖はカレー

カレー細胞 -The Curry Cell-さん(@h.m.currycell)が投稿した写真 -




とにかく大阪カレーシーン、ヤバいです。

理屈じゃなく、これは体感しておくべき、と思います。

将来、語り継がれるべきカルチャーシーンが現在進行形なのですから。

そして、この熱気をぜひ、関東にも持ってきたいですね!
やりましょう!!


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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

塚本シェフついに復活!「和魂印才たんどーる」の比類なき美味さ!(初台)

あの、沼袋の名店「新・印度料理たんどーる」が閉店して一年余り。
ついに!ついに!場所を初台へと移しての復活!


「和魂印才たんどーる」

2016年5月11日オープン。

「アジャンタ」で修行した日本人シェフが開いた、いわゆる「アジャンタ系」の名店たち。
中でも日本の感覚とインドのテクニックを融合させた独自のアプローチで異彩を放っていたのが「たんどーる」の塚本シェフ。
新たに掲げた「和魂印才」とはまさに塚本さんにぴったりの言葉です。

オープン直後の現在はひとまず水・木・金のランチ営業のみ。
機会を見て伺ってきました。


店内はあら、早くも満員。
塚本さんの復活を心待ちにしていたファンのみならず、
噂を聞きつけた地元の方々も沢山いらっしゃる様子。

メニューは週替わりのセットが基本。
が、こんなものがあったので注文してみました。

★チキンピクルス ¥400

いやいやこれ、実にクオリティ高いです。
というか旨いです。
酸味がガン!と効いていつつも品良く優しい味わい。
こんな一皿にも鬼才の迫力を感じてしまいます。

・・・うわぁ、本当に「たんどーる」復活だ。


★カレー2種盛りのセット ¥1100
・鶏ひき肉とナンコツのキーマカレー
・根菜カレー(大根、人参、ゴボウ、レンコン)
・キャベツとブロッコリーと切干大根のスパイス炒め
・海苔ピクルス
・新生姜の甘酢スパイス漬け
・雑穀ライス
・サラダ


・・・いやぁ、まさに「和魂印才」!
これでテンション上がらずにいられましょうか!!

まず凄いのは、腰が抜けるほど旨いキーマ。
え?キーマってここまで旨くなっちゃうの??って感じ。


そして注目すべきは海苔ピクルス。
インドにゃ絶対ありません!!
和でありながら同時にインド、けれどどちらの国にもなかった料理が目の前に。

どの料理も、そのままでも混ぜてもめっぽう美味い。
実にすんごい底力です。

美味い美味い美味い。


★ラッシー ¥200

自家製ヨーグルトと甜菜糖で作ったラッシー。
「ありきたりのもの」など一切存在しない素晴らしさ。

「名店復活」とか、「アジャンタ系の巨匠」とかいうキャッチーなネタも大切ですが、
そんなこと関係ないほど、とにかくオリジナル、とにかく美味すぎる。

何といいますか、こればかりは実際に食べていただくしかないのですが・・・
食べてここまで幸せになれる味の料理、そうそう無いです。

美味すぎて、驚いた。

復活していただいて、本当にありがとうございます!!


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和魂印才たんどーる



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リトルカトマンズの最新居酒屋でランチ。「ネパール・日本居酒屋 さくら」(新大久保)

着々とリトルカトマンズ化していく新大久保。
近隣在住ネパール人の様々なニーズに応える新店が次々とオープンしていますが、
今回登場したのは「ネパール人が日本の定食を楽しめる居酒屋」。

その名も・・・

「インド・ネパール居酒屋 さくら」

う~ん、東村山にあった「エベレスト&富士」以来のほっこりネームじゃありませんか。


店内ウォールペーパーは何故か白樺。
気分は軽井沢!!(え?)


厨房側には日本の居酒屋メニューがズラリ。
気分は海外の日本料理店です。


ランチメニューを見れば、ダルバートに唐揚げに生姜焼きに焼き魚。
ま、初回訪問なのでやはりダルバートを攻めてみましょう。


★ダルバートセット ¥850

カレーはマトンを選択。
シャバシャバというよりは、玉ねぎたっぷりのとろみタイプ。
あ、クリーミィなアレとは違いますのでご安心を。

ミックスダールはローストチリの香ばしさ満点で、素朴に美味いですね。


さすが居酒屋を標榜しているだけあって、塩っ気も良い塩梅。
ご飯が進みます。
その辺の感覚はネパール人、日本人に近いんですよね。

ダールとご飯はおかわり自由。
せっかくなので、「少しだけおかわりを」とお願いしたら、こんな状態で出てきました。

ご飯はお茶碗モリモリ!!
しかも「はい、ダールバートです」といいながらの提供。

確かにダールは豆、バートはご飯ですから・・・間違えてはいない。むしろ正しい。
究極のミニマルダルバートってわけか。

とまぁ、予想以上にお腹いっぱいになってしまったわけです。

私が食事中、6人ほどのネパール人若者グループがやってきたのですが、
半数はダルバートを注文、あとの半分は唐揚げ定食や生姜焼き定食を注文していました。
しかも料理が運ばれてきたら一斉に流暢な日本語で、「いただきます!」と。

新大久保は日本・ネパール友好の街ですなぁ。
とっても和みます。


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ネパール・日本居酒屋 さくら



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ラサハラの元シェフ、待望の新スリランカ料理店オープン!「ラサ ボジュン」(北浜)

「ラサハラ」の元シェフ、インディカさんが新しいスリランカ料理店をオープン!


「ラサ ボジュン」(Rasa Bojun)

2016年2月15日オープン。

店名のラサは「美味しい」、ボジュンは「料理」、しかも宮廷料理など「ちょいアッパーな料理」とのこと。


この場所は以前も「ラージャスターン2」というスリランカ料理店。


和っぽい座敷席も居抜きそのまんまです。
(よく見りゃクッションにはシンハラ語)

この日はランチ訪問。
「カシミール」「コロンビア8」はじめ、カレーの人気店がひしめくこの付近ですが、こちらは一足早い11時の開店。
早めのランチなら、ここですよ。

ランチメニューはワンプレートが基本(夜も同じくワンプレートの提供あり)。
であるならば、一番あれこれ乗ってるこちらを注文せねば!!


★ボジュン プレート ¥1000
★バースマティーに変更 +¥200


おぉ!これはまさにラサボジュン(美しい料理)ですね!

「ラサハラ」のセイロンプレート、「ロッダグループ」のギャミラサに相当する色々豪華盛りライス&カリープレート。
メインのカレーはチキンを選択、デフォルト日本米のところをバスマティに変更してみました。

さて、いただいてみましょう。
いきなり混ぜるのではなく、一品一品の味見をしてから、徐々に混ぜていくのが私のスタイルです。


おぉ、
チキンカレーは骨付き肉たっぷりで辛さもしっかり、ダールは豆々しい味わい、サンボーラにはライムの酸味がビシッ。
メンルン(マッルン)はフレッシュな歯ごたえですね。

単に辛さだけでなく酸味もしっかり、それぞれの食感の変化もバッチリ、なかなかメリハリのある構成です。
「ラサハラ」時代よりも味の振り幅を大きく取っているのではないでしょうか。

うんうん、これは是非バスマティでいただきたい感じですね。

さて、カレー自体辛いには辛いのだけど、ズババババッ!ってな感じまでは辛くない。
こちらを観ていたインディカさん、「ん?こいつはもっと辛くしても良いかな?」と思ったのか、
こんなものを持ってきてくれました。

フライドチリです。
かなり香ばしいです。
混ぜ込んで、美味くないわけがありません!!
喜びながらいただいているとさらに補給部隊が・・・


計3本のフライドチリで、辛さ欲求も満点クラスに満たされましたとさ。


★アイスティー +¥150

食後にはアイスティーをオーダー。
流石スリランカ料理店、セイロン茶葉を使用。
オーダー後ちゃんと煮出してから冷やしてます。
(だから少々時間かかります)
もちろん香り抜群、量もたっぷりで満足満足。

ここ数年でスリランカ料理店がボッコンボッコン誕生し、完全に「スリラン化」した大阪の地ですが、
この「ラサ ボジュン」はクオリティ的にも充分勝負できるレベル。

というか、元々シェフの腕は間違いないですからね。

大阪スリランカ料理の隆盛は、まだまだまだまだ続きそうですよ。


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ラサ ボジュン



関連ランキング:スリランカ料理 | 北浜駅堺筋本町駅天満橋駅


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マニアックに、敷居は低く。南インド料理ポピュラー化の実験場。「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」(永田町/赤坂見附)

マニアックな情熱をビジネスと結びつける天才イナダシュンスケさん率いる「エリックサウス」がついに2号店をオープン!!

場所は、旧赤坂プリンスホテル跡に誕生した複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」。

7/27のグランドオープンに先駆け、一部店舗が先行オープンしたんです。


「エリックサウス」が入っているのは南北線永田町駅から直結するB1フロア。

東京駅直結の八重洲「エリックサウス」といい、渋谷駅直結のテイクアウト店「エリック カレー&ビリヤニ」といい、南インド料理をビジネスピープルの生活動線に食い込ませる企みは徹底していますね。

・・・あ、あった。

「エリックサウス 東京ガーデンテラス」


ミールスにビリヤニ、カレーにチャイ。
店頭の看板に綺麗に並んでいます。
オトナからコドモまで・・・いや、マニアからビギナーまで、ちゃんと見渡した配慮が素晴らしいですね。


店内はオープンなレイアウトながら、照明の範囲を抑えて陰影をつけ、浸れるムード作りに成功しています。


しかし、暗い感じがしないのは奥の鮮やかな赤壁のおかげ。
大英帝国時代のコロニアルな雰囲気すら感じる素敵なインテリアですね。


色とりどりのスパイスも並んでいますよ。

さて、この日はオープン2日目のランチ訪問。
早速興味を持った付近のビジネスマンやOLの皆さんで大盛況!
マニアックなメニューも結構売り切れが出ていて・・・って、それは新店に群がるマニア達の所業か(笑)


ブツはとことんマニアック、しかし敷居は限りなく低く。
「楽しいミールスの食べ方」の説明もあって安心!!


★マラバール風メバルのカレー スペシャルミールス ¥1650
★チャナフライ ¥200


ほらほら、ブツはマニアックなんですよ。
南インド・ケララ州マラバール海岸風のフィッシュカレーに旬のメバルを使うなんて!


このカレー、日本だとタラとかがよく用いられているけど、旬のメバルは流石のポテンシャル!
淡白な味わいに引き締まった弾力も圧倒的です。
タマリンドの酸味も強めに効いていて、これは良いケララですよ。


卓上にはポディにウールガイ。
この凄さ、わかる人にしかわかんないかもしれないけど、それでもやっちゃうのが素晴らしい。
これぞ愛と情熱!!


★3種カレープレート ¥1000
・ビーフ
・バターチキン
・青唐辛子ラムカレー(+¥80)
★タンドリー風チキンティッカ ¥200


ガチガチの南インドだけじゃなく、こういったメリハリつけた構成もできます。
北インドの代表格(と、されている)バターチキンもクリーミィすぎず甘すぎずで、南インドと共存問題なしです。

さ、食後のデザートも面白げですよ。

★ナブラタンクルフィ ¥290

ナッツやら米やらを練り込んだクルフィ(インドのアイス)。
こういう捻りは嬉しいですね。


★セモリナタルト ¥290

セモリナ粉の弾力が魅力的、ちょっとプリンっぽくもあるデザートです。
レモンの酸味が効いていて、これからの季節にもピッタリ!

ドリンクはチャイ・・・と行きたいところですが、ここは南インドらしくコーヒーで。

★マドラスコーヒー ¥200

砂糖はやっぱりスティック2本、入れちゃいますよね。
南インドですもんね。

この日は多くが売り切れていたものの、かなりマニアックなオプション料理に、イナダさんの実験精神がヒシヒシ。
夜のラインナップとかちょっと覗いてみれば、ゴアあたりの料理をアテにして飲めるバルって感じで魅力ムンムン。

八重洲で南インドミールスのポピュラー化を狙い、渋谷でビリヤニのポピュラー化を狙い、
この赤坂ではミールスとビリヤニだけでなく、多彩な南インド料理をじわじわ好きにさせていく更なる狙いは明確。

やはりイナダさんと「エリック」は、日本印度化計画のトップランナーだ。

これからも期待しています!!


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エリックサウス 東京ガーデンテラス店



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こんなところにスパイシーカレー混ぜそば。「麺亭 茂司」(外苑前)

表参道と外苑前の間。
青山通りからちょっと入った路地にある、ちょっと中がどうなってるのかわからないお店。
気になっていたんです。


「麺亭 茂司」

実はここ、ランチだけ営業のラーメン屋さん。
夜は「つかさ」という割烹ダイニングへと変わる二毛作方式なんです。


カウンターのみの小さな店内。
外からは想像つかない雰囲気ですね。

ラーメンのオリジナルスープにはすっぽんを使用。
かつて、すっぽん割烹として知られた「つかさ」の伝統を引き継いでいるようです。

・・・が、私が注文したのは汁無し。

だって、こんなのがあったんですもん。


★スパイシーカレー混ぜそば ¥890

おぉ、鮮やかな色彩!!
カレー風味の合い挽き肉には、カレー粉、数種のスパイスの他、胡麻が用いられています。
麺はもちっとした丸太麺、そこにベビーリーフをはじめとするフレッシュな野菜が乗っています。


まじぇまじぇして(←カレー用語です)いただけば、辛さはさほど無いものの、ちゃんとスパイスの香り。
これは食べやすいし、良いですね。

元々濃いめの味ですが、卓上のタレとマヨネーズで味に変化をつけるのも楽しいですぞ。


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茂司



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倉敷の老舗カレーはなぜ神戸?「カレーハウス 神戸屋」(倉敷)

ぶらり途中下車の旅、約20年ぶりに立ち寄った倉敷の街。


変わったところといえば、自撮り棒を持った観光客が増えたくらい。

街の佇まいは微塵も変わっていません。
流石なり。

そして、駅と美観地区を結ぶ商店街で、30年もの間変わらず愛されるカレー屋さんがこちら。



「カレーハウス神戸屋」


店内にはテーブル席のほか、窓に面したカウンター席も。
お一人様なのでカウンターに陣取りましたよ。


お店の一番人気はロースカツカレー。
ですがこの日は3軒目のランチカレーだったので、油モノを避けこちらを注文。


★ぼっけえカレー ¥670

「ぼっけえ」とは「すんごい」という意味の岡山弁。
「ぼっけえきょうてえ」
つまり「激辛カレー」というわけですね。


カレーは割とネットリめの欧風ビーフカレー。
赤唐辛子が割と効いており、確かに激辛ですが、目ん玉飛び出るほどではありません。
(個人の感想です)

ベーシックでありながら、飽きのこない美味しさは流石老舗。

ところで、なぜ倉敷で「神戸屋」なのか?
お店の方に訊いたところ、
「元々は肉屋で、神戸牛を扱っていたから」とか、「その後洋食屋としてステーキを出していたから」とか、
そうかな?という話はあるのですが、実際のところはわからないとのこと。

お店をもう一度よく見れば、昔の看板に船員さんの絵が描かれていたり、


洋食屋時代の「Chez 神戸屋」という看板が残っていたり。

想像が掻き立てられますね。


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カレーハウス神戸屋



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燻製カレーは発明だ。「燻製カレー くんかれ」(水天宮)

燻製バーなんてのもチラホラ現れる今日この頃。
具材だけでなく、カレーそのものを燻製した「燻製カレー」で話題になったのがこのお店。

「燻製カレー くんかれ」

2011年にオープン。
珍しさゆえ、当初からメディアには頻繁に取り上げられたものの、賛否両論好みは真っ二つ。

私はといえば・・・実は結構好きなんです。
以前は表参道の支店を利用していたのですが、残念ながら閉店。
(間借りの恵比寿店もクローズ)
久々に燻製カレーを食べたくなって本店に来たんですが、なんと今年2月には新大久保にも新店を出したみたいですね。

ただのネタモノで終わらず、5年経っても勢いがあるのは、ちゃんと支持層を獲得している証でしょう。

こちら本店は、お酒も飲めて燻製つまみもあるBar仕様となっています。


★ロッシロック ¥380

カルロロッシのロック。
飲みやすい。


★燻製ソーセージの盛り合わせ ¥630

意外にも燻製香は控えめ、食べやすいソーセージ。
いいんですいいんです、次に来るのがアレですから。

次に来るアレ、つまりカレーはカスタムオーダー方式。

量や辛さ、トッピングだけでなく、燻製度合いの強弱まで選べるんです。


★燻製全部のせカレー ¥980
・ホット(大辛口) +¥20
・燻製 濃い目
・ライス Sサイズ


これが「くんかれ」無敵の看板メニュー、くんせいカレー。
盛り付け雑ですが・・・・

カレー自体を燻すのにはサクラチップ、サクラウッド、リンゴチップ、リンゴウッド、ホワイトオークチップを使用。
燻製の強さは是非「濃い目」でオーダーしましょう。
ここ、控え目にすると勿体ないことになります。

ムワワワワ~ッ!
口の中から喉まで燻されていくようなインパクト。
これは日本カレーの新境地を切り拓いた、まさに発明です。

トッピングには燻製ベーコン、燻製チーズ、燻製チキン、燻製エッグ。
どれも小粒ながらいい仕事。

やっぱり燻製カレー、美味いなぁ。
たまに食べたくなる味、素敵です。

・・・しっかし盛り付け雑だなぁ(笑)
勿体ないな(笑)。


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燻製カレー くんかれ 日本橋人形町店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

開店40周年!移転して大きくなった八王子の顔。「インドラ」(八王子)

学生時代の竹中直人さんも通った超老舗、八王子「インドラ」が近所に移転、開店40周年を迎えました。
(旧店舗時代の記事はこちら

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「インドラ」

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竹中さんからのお祝いもしっかり。

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店内は以前よりグンと広くなってお洒落に。

けれどご安心、メニューは旧店舗からかわりません。
インドのカレーやスパイス料理をベースにアレンジを加えたオリジナル料理があれこれ。

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★赤ワイン ¥500

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★ひき肉とナスのカレー ¥900

こちら創業以来の人気メニュー。
インドのベイガンキーマと言うよりは、油を控えてクミン香を加えた麻婆茄子といった風合い。
つまり、だれもが親しめる味なんです。

あわせたのはこちら。
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★ピタパン 2piece ¥350

あらかじめレタスが入ったピタサンド用ピタパン。
最初パナーン(パンとナンの中間的存在)を注文しようとしたらご主人が、
「こちらのほうが合いますよ」と提案してくれたんです。

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なるほど、ひき肉とナスのカレーをサンドしていただくと完成された一品に。
最早インド料理の域を超えてますが、面白いですね~

店内には次々と、近隣のご家族や奥様たちが。
確かに、身構えることのないこのアットホームさ、家族ディナーには最適ですね。
親に手を引かれここに連れてきてもらった子供たち、その中から第二第三の竹中直人が生まれるかもしれません。

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こちら旧店舗の現在。
名残惜しくもありますが、「インドラ」の歴史はまだまだ続きます。


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インドラ



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

深海の三ツ星レストラン、そうりゅうのカレーを地上で。「呉 ハイカラ食堂」(呉)

日本のカレー史を紐解く上で欠かせないのが「海軍カレー」。
かつて世界最強と言われた大英帝国海軍に倣い、日本の米に合わせて作られたカレーは、
現在のニッポンカレーライスの範となりました。

洋上で曜日を忘れないよう、金曜にカレーを出す習慣も生まれました。

さて、今日やってきたのは呉。
第二本帝国海軍4つの要のひとつ呉鎮守府と、
戦艦大和を建造した呉海軍工廠があった場所です。
現在も海上自衛隊呉地方総監部が設置され、
かつての海軍カレーの伝統は、海自カレーとして受け継がれています。

そして嬉しいことに2015年4月からは、海上自衛隊呉地方総監部と呉市の協力によって、
呉基地に所属するそれぞれの艦艇で提供されている「海自カレー」が、
呉市内のそれぞれの飲食店でいただけるようになったんです。

「海軍カレー」の街おこしといえば横須賀が有名ですが、呉も負けてはいませんね。


そんな呉に来たら是非訪れたいのが「大和ミュージアム」。

その、来館者駐車場の2Fにあるのが、こちら。



「呉 ハイカラ食堂」

呉海軍伝統の海軍レシピを基本とした海軍料理のレストラン。
お土産屋併設の観光者向けレストランといった感じですが、アクセスの良さもあってなかなかの人気ぶりです。

この日も5組12人ほどの待ち。
とはいえ、15分ほどで無事収容。


艦艇をイメージした店内が楽しいですね。

こちらでいただける「海自カレー」は、潜水艦「そうりゅう」から伝授されたレシピ。

グルメな自衛官たちから「深海の三ツ星レストラン」といわれるそのカレー、期待です。


★海上自衛隊 潜水艦カレー ¥900

おぉ、これはまさしく海軍・・・もとい海自カレーと言ったルックスですね!

そしてお味も普通のカレーライスとは一線を画す個性的な味でした。


一口食べると、わわわっ!と驚くほどフルーティ。
最初甘い!っと感じるのですが、後から喉にヒリッときます。
甘くて辛いこの感じ、大阪の「インデアンカレー」をフルーティーにした感じで素敵です。

ご飯はベチャッとすることもなく、絶妙にホクホク。
みるみる完食してしまいました。

こういう企画モノのカレーは観光向けとかどうとか、色々敬遠する向きもあるでしょうが、
私は単純にこのカレーを美味しいと思いました。


潜航中の潜水艦内でいただいたなら、さらに美味しく感じるかもしれませんね。
「深海の三ツ星レストラン」、なるほど。

ホントは艦内でも用いられているテッパン(おかずなどをワンプレートで盛りつけるダルバート皿のようなもの)で提供されるセットにも興味があったのですが、この日は時間がなく断念。

家族連れで訪問すればさらに楽しめると思いますよ。


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呉 ハイカラ食堂



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イートインのバインミーが美味しいパン屋さん。「パンとcafe えだおね」(荻窪)

荻窪で、バインミーが美味いパン屋さんを見つけました。

・・・ええ、パン屋さんでバインミーがいただけるんです。

「パンとcafe えだおね」

カフェ併設で、購入したパンの他、サンドイッチ類やドリンク、お酒も楽しめるパン屋さんです。


ベビーカーのまま入れるよう、バリアフリーになっていたり、通路を広くとっていたり。
また、ペットと一緒にくつろげるよう、オープンテラス席が用意されていたりと、近隣の奥様方に優しい作りになっています。

その甲斐あってか、この日も休日昼下がりからアルコール片手にワイワイ寛ぐ奥様グループが数組いましたよ。

さて、イートイン限定のサンドイッチメニューを見てみれば、

バインミー
トルコ風さばサンド
ツナカレーサンド


と、スパイス料理好きを狙いすましたようなラインナップ。
絶対、お店の人はカレー好きだな。


★バインミー ¥600
★コーヒー +¥250


おぉ、パン屋のイートインとは思えない華やかさですね!!

バインミーは元フランス植民地であるベトナムで生まれたバゲットサンド。
ガチなベトナムの現地屋台風だと、米粉を用いた柔らかいバゲットを用いることが多いのですが、こちらのバゲットはハード系。
表面はパリッパリッとした噛み応えながら、中は気泡多めでフワフワしています。

具材はバインミー定番の、ニンジン&大根のナマス、パクチー、肉厚贅沢な自家製パテ。
このパテが結構美味くて、買って帰りたいほどでしたよ。

パンの美味さとパテの美味さが味を牽引する、かなり洗練されたバインミーですね。
これはなかなかのオススメです。

この日テイクアウトしたパンは以下の通り。

★えだおねソフト(食パン) ¥350
★よもぎフランス ¥180
★チョコマカダミア ¥200
★ヴィエノワ ¥180


ソフト系、ハード系と両方揃えた幅広いラインナップ。
価格も良心的で、パン屋としてもなかなか良いお店でした。


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えだおね



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質実剛健、神戸っ子に人気のお値打ち洋食屋。「くま食堂」(西元町)

古くからハイカラな西洋文化溢れる港町・神戸は今も、日本屈指の洋食屋激戦区。
昭和から続く老舗の名店を巡るだけでも、一体何軒あるのやら・・・

そんな中、安さと美味さの両立で、地元人気を獲得してきたニューフェイスがこちら。

「くま食堂」

2012年7月オープン。
微塵の気取りもない、大衆食堂的な店構えの洋食屋です。


店内も飾り気のないシンプルな内装で、港神戸のハイカラ気分を味わいたい観光客にとっては肩透かしかも。
けど逆に言えば、地元民が気兼ねなく普段使いできる洋食屋であるわけですね。

とはいえ、神戸の地元民は洋食の味にはうるさいですよ。


★くま食堂のビフカツ定食 ¥1450

うぉ、なんかすごいの出てきましたよ。
モリゾーのように盛られたサラダ、大丈夫かってくらい肉厚のビフカツ、昔ながらのスパゲッティ添えで。

神戸洋食のアイコンとでも言えるビフカツですが、ここのは肉も柔らかく、衣も油っこくなく。
かかっているデミグラソースは比較的甘めさっぱりめで、肉の美味さを堪能する仕立て。
この価格で、素材の味で勝負!ってのは大胆であるとも思えますが、なかなかの満足点をたたき出してくれます。
「これでこの値段は安い!お値打ち!」って思わせてくれます。


★かきフライ定食 ¥1000

タルタルorおろしポン酢が選べたので、タルタルを選択。
これがなかなか良かった。
玉子や野菜の食感が感じられる手作りタルタルです。
サクッとした衣の中からジュッと沁みだす、大ぶりな牡蠣の旨味。
しかも8個(笑)
お値打ちお値打ち!!

しかし・・・「お値打ち!」って意味で言えば最強無双なのがこのメニュー。

★くまスペシャル ¥1450

海老フライ2本、ハンバーグ、唐揚げ2個、トンカツ、目玉焼き、ナポリタン、サラダ・・・
まぁ何と言うか、腹いっぱい、全部食べつくしたい方にはうってつけ!

「お子様ランチ フルスロットルバージョン」とでもいいましょうか!!

しかも一品一品が結構なボリューム感。
いわゆる「ドカ盛り」の範疇に入るセットではあるのですが、それぞれが油控えめで意外にもヘルシー。
モリモリいただいても、胃もたれはあんまりしないのが素晴らしいところです。


★ヘレカツカレー ¥950

もちろん、カレーだっていただきますよ。
定食メニューと比べると、ビジュアル的にはちょい寂しいカレー(笑)

けれど、味はなかなかのものでした。
牛の旨味がギューットと詰まった、洋食屋ならではのカレー。
フルーツや野菜の甘みが強いタイプではなく、ひたすら旨味で勝負のカレーです。
しかも、ヘレカツ(ヒレカツ)が美味い!!
サクッと薄めな衣と、柔らかい肉の味わい。

このお店は一貫して、肉の揚げ物がとにかく美味いですね。


★レギュラーブレンド ¥200

食後はコーヒーも安いです。

飾りっ気無しの質実剛健。
素材の美味さと、高いコストパフォーマンス、そしてシンプルながら手堅い調理技術。
ボリュームたっぷりながら、油控えめで重くない、女性や高年齢層にも嬉しいチューニング。

神戸観光のネタに、というよりも確かに、地元民が毎日通うのに最適な良店ですね。
こりゃあ人気があるはずだ。


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くま食堂



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尾道の人気珈琲焙煎所。「Classico クラシコ」(尾道)

尾道「coyote」と瀬戸田「汐待亭」
立て続けに訪問したお店がどちらも同じ焙煎所の珈琲豆を使用。

気になりますよね。
こういう縁は積極的に掴むに限ります。

尾道商店街の中ほど。
ガラス張りの小さなお店の前に、ちょっとした人だかり。

あ、ここだ。

「Classico クラシコ」

はぁぁ、かなりお洒落ですね。
最近の尾道は、どんどんお洒落になってきています。

店内にイートインはないのですが、アイスコーヒーのテイクアウトが可能。
コーヒー片手に街を散策するもよし、店の前のテーブルで小休止するもよし。


★アイスコーヒー ¥600

テイクアウトの値段としては決して安くはありませんが、量がかなりたっぷり。
アイスなのにしっかりとした苦みと香りが素晴らしいです。

これは、好みの珈琲だ。

さっそく豆のテイクアウトもお願いしました。

購入したのは、深煎りブレンド(200g) ¥1300
帰宅後いただけば、しっかりとした苦みとコクがあって飲みごたえ抜群。

「サードウェーブ」とか言われる薄くてスッキリなコーヒーより、個人的にはこちらが好きだな。

公式サイトで通販もやってるらしいから、また買っちゃうかも。


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クラシコ



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札幌の人気スープカレーを八王子で。「スープカレーGARAKU 八王子店」(八王子)

札幌スープカレーの人気店「GARAKU」が東京・八王子に進出して早一年。
同じく札幌が本拠の「奥芝商店」も八王子田代城店に続く東京2号店を京王八王子にオープン、
西八王子の「セブンウエスト」もしっかり営業を継続。

八王子は今や東京で、下北沢と並ぶスープカレー激戦区となりました。



「GARAKU八王子店」

八王子北口のメインストリートといえるユーロードに面する好立地。
行列覚悟で訪問する南口の「奥芝商店」と異なり、ふらっと立ち寄れる気軽さが良いですね。


店内は気軽なカフェ風。
ハンバーガーカフェ、ってイメージかも。


オーダーは札幌スープカレーの特徴であるカスタマイズ方式。
(1)メイン具材を選び、(2)スープを選び、(3)辛さを選び、(4)ライスの量を選び、(5)トッピングを選んで完了。

ベースとなるスープは、
・オリジナルスープ
・海の恵スープ
・山の恵スープ

の三種で、海の恵と山の恵は追加料金あり。
特に指定が無ければオリジナルスープでの提供となります。

辛さは5辛までは追加料金なし。
6辛以上でピッキーヌ、20辛以上でピッキーヌ+ハバネロが追加投入されます。


★サクッと!揚げチキンレッグ ¥1140
・山の恵スープ +¥110
・辛さ 10 +¥110
・ライス 中(200g)
・炙りチーズトッピング +¥110


「山の恵」スープは胡麻、豆乳にアンチョビとハーブを用いたスープ。
辛さは10辛にしたのですが、激辛チャレンジでもしない限りは充分な辛さ。
寧ろピッキーヌの味が前に出てきていたので、スープ自体の味を楽しむなら6辛か7辛くらいが良いのかもしれませんね。

メイン具材は揚げチキンレッグ。これがなかなか良かった。
カリッと揚がった衣の味付けが濃くて塩気もバッチリで、ケンタッキーフライドチキンさながら!(褒めてます)

具材はチキンの他に、水菜、ジャガイモ、人参、ブロッコリー、キャベツ、パプリカ、キクラゲ、レンコン、ウズラ。
スープに沈んで見えないのがちょっと勿体ないか。

お米は店主の実家で作られた茨城産コシヒカリだそうです。
炙りチーズがよく合いますね。

近頃は全国の百貨店の「北海道展」に積極出店している「GARAKU」ですが、
やはりそういう場所でいただくよりもお店の方が味も具材もしっかりしています。

都心からは少し離れた八王子ですが、是非足を運んでみては?


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ガラク 東京八王子店



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三茶に現地インド完全再現!2016年待望の新店ついに始動。「SUNVALLEY HOTEL」(三軒茶屋)

待ちに待った、ほんと待望のお店が三軒茶屋にオープン!!


「SUNVALLEY HOTEL」(サンバレーホテル)

2016年5月5日オープン。
一応言っておきますがここ、宿泊施設じゃあありません。
インドの街角では「HOTEL」と言えば食堂。
つまりここ、「日本人による、リアル現地の再現にこだわった、インド料理のお店」なんです。


以前よりInstagramでとんでもなく美味そうな自作ビリヤニの写真や、
インド現地の街角で出会った様々な料理の写真をUPしていたお二人が、ついに開いた自分たちのお店。
旅の記憶と味の記憶が一つのカタチとなって、私たちの前に現れたというわけです。

ランチタイムはビリヤニ、ディナータイムはカレーが基本。
時々「ミールスの日」とか特別メニューもやっていくみたい。


ディナーメニューは完全英語表記。
カレーやバスマティライス、ロティなどを組み合わせてオーダーする方式です。
カレーだけでなく、ロティやライスもサイズが選べるのが嬉しいですね。


★McDowell’s RUM & Coca-Cola Single ¥600

ヒトコトで言やぁ、インドのラムコーク。
このお店の雰囲気にピッタリです。


★Tandoori Roti Small ¥250
★Basmati Rice Small ¥180


先にロティとライスが登場。
食器も、ロティの焼き具合も、日本離れしています。

そして・・・オーダーの品が次々到着!!

★Chiken Curry (Delhi Style) Small ¥500
★Mutton Curry Small ¥850
★Veg Kurma Small ¥550
★Chapala Pulusu (Fish Curry) ¥850


うわぁ、これは鼻血出ます。
パスポート要らず、航空券要らずのリアルインド!!
ハエがブンブン飛んでいないこと以外は。

さっそくガッついてみましょう!!

一つ一つの料理を分析するなんて野暮なこと。
とにかく美味いです。

「日本人はナンとバタチキ好きだから~」とか、
「クリームたっぷりバターたっぷり」とか、
「本場三ッ星ホテル出身シェフの」とか、
そういったジャパン向けマーケティングは完全無視。

故にマトンは髄液ガッツリ沁みだしウマウマだし、
南のフィッシュカレー「チャパラ・プルス」はタマリンドの酸味バリバリだし、
インドの街角で「うめぇぇー!」って感動した料理をそっくりそのまま、この日本で完全再現。

もちろん、食材も気候も違うわけですから、ただ完全再現と言っても簡単ではないことなのでしょうが、
とにかく「この味は日本では食べられない!」って思ってた味がここにあるんですから、それはホントに素晴らしいことなんです。

最近はネパールで言えば「プルジャダイニング」はじめ、現地の素朴な味が日本にも浸透しつつありますが、
インドで言えば、「レカ」や「クスム」「ぴっぱら」など少数の例外を除けば、どうしても「リッチ」な方向へ向かいがち。
「素朴なインド」っていう需要はなかなか満たされていなかったんですよね。


★Kulfi ¥400

インスタで話題の「ヒカルのクルフィ」。
これがまた素晴らしかった。
舌の上でとろける食感、練乳とも尾道ミルクセーキともつかぬ、爽やかミルキーな味わい。

あ、クルフィって、インドのアイスなんです。


★Madras Coffee ¥300

カレーの後はやはり珈琲。
しっかりと、南インド方式で淹れていただきました。

もう期待通り、いや期待以上に素晴らしい料理の数々。

2年ほど前、「インド料理の固定観念が180度変わる珠玉の12軒in東京」という記事を書いたことがあるのですが、この店こそ間違いなく「インド料理の固定観念が180度変わる」お店だと言えるでしょう。

さらに、こだわっているのは料理だけではありません。

まずは内装。

天井はスケルトンにぶち抜かれ、インドの街場の食堂のような鄙びた風情を演出しているのですが、厨房側の天井はちゃんと残されていて、清潔感はしっかり担保しています。
かといって、厨房回りがチャッちいかと言えば寧ろその逆で、「インドの古い食堂を清潔に手入れして使っている」リアルに溢れているんです。


そして、特筆すべきはライティング。

トップからの裸電球に加え、テーブル間を交差するカタチでサイド光が各テーブルに差し込む、手の込んだライティング設計。
土壁に開いた窓から差し込む斜光の如き効果を生んでいます。
さらにホワイトマーブルのテーブルトップによるバウンス効果が加わり、メタル食器のツヤと、料理の立体感がグッと際立つ仕掛け。

ここで撮った料理写真が妙にインドっぽいのは、偶然ではありません。

「インドらしさ」の再現に向けた、精緻なこだわり。

並大抵の情熱では辿り付かないレベルです。

けれど、接客はあくまでフレンドリー。
インド料理初心者でも無理なく和める、ほんわかアットホームな雰囲気なのが素敵。

ここは2016年最注目の新店と言ってよいのでは。
昼のビリヤニもかなりヤバそうですよ。


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サンバレーホテル

夜総合点★★★★ 4.6



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

瀬戸田に新しい風。築150年の素敵空間と美味しいカレー。「自転車カフェ&バー 汐待亭」(瀬戸田)

瀬戸内海に浮かぶ生口島。

国産レモン発祥の地であり、今なお柑橘の島として名を馳せるこの島が、「しまなみ海道」の通り道となったのが1999年。

本州・四国と陸路でつながる利便性と引き換えに、それまで島の経済の中心だった瀬戸田港周辺の商店街は徐々に寂れてきました。
建物の老朽化、住民の高齢化により、歴史ある街並みは次第にシャッター商店街に。
瀬戸田港周辺はこのまま衰退の一途を辿るかに思えたのですが・・・・

最近になって、また様子が変わってきたようです。

古い建物をリノベーションした新しいカフェが徐々に誕生。
サイクリングで島を巡る客がやってくるようになったんです。


「自転車カフェ&バー 汐待亭」

商店街の中心に位置する築150年の大きな建物をリノベーションしたカフェ。
東京からこの地へ移住したご夫婦が、2015年4月にオープンさせました。


元々は郵便局で、その後旅館のお食事処に再利用されていた建物はまさに広々。
ゆったりとした土間は、自転車を止めるのにも充分なスペースです。


物販も充実しているほか、オーナーは自転車整備士でもあるため、愛車のメンテナンスにも最適です。


畳の座敷席も、まあ贅沢な空間。


建物自体が立派なのに加えて・・・


心地よい中庭に・・・・


豪奢な着物まで。

この居心地の良さ、入場料払っても良いレベルです。


フード&ドリンクメニューは、柑橘類や猪の肉など地元の食材を活かしたものが中心。
東京からやってきたオーナーご夫婦だけにかえって、この地の食材の魅力を強く意識しているのかもしれません。


★自家製スパイスレモネード ¥450

瀬戸田のエコレモンと、瀬戸田のみかん蜂蜜を主体に、様々な種類のスパイスを配合したオリジナルレモネード。
炭酸で割ってレモンスカッシュにしていただきました。
瀬戸田レモンならではの味の濃さが嬉しいですね。


★カレーライス ¥680

素敵な器に盛られた欧風ビーフカレー。
じっくり煮込まれた濃厚なコクが魅力ですが、なんと、隠し味に瀬戸田産のみかん蜂蜜を用いているそう!
言われてみればどことなく、辛さの中に甘酸っぱさがあるような・・・人気メニューなのも頷ける美味しさです。

ちなみに近所にある「岡哲商店」の超人気コロッケは店内持ち込み可。
このカレーにトッピングするのがオススメだそうですよ。

濃厚なカレーの後は、やっぱり珈琲。
こちらのお店では、珈琲豆の産地・種類が選べます。
豆は尾道「クラシコ」と、大三島「オミシマコーヒー焙煎所」のものを併用しているそう。

★コーヒー (東ティモール) ¥400

あぁ、中庭から吹き抜ける自然の風を受けながらの深いコーヒーは最高ですね!

夜はBAR営業となるほか、LIVEイベントなども行っているようです。
(オーナーご夫婦もバンドやってるそうで!)

いつまでも居座りたい誘惑に駆られる、素敵な空間。
ここからまた、島の新しい文化が創造発信されていくと良いですね。


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自転車カフェ&バー 汐待亭



関連ランキング:カフェ | 尾道市その他


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

尾道の喫茶店に潜む、現地式インドの萌芽。「印度定食ますや」(尾道)

昭和の香りを色濃く残す、尾道アーケード街。

エースも健在。


パンダの乗り物も、ちゃんと動きます。

数年前までは、こうしたノスタルジーに包まれていた尾道の街ですが、最近になって面白い変化が見えてきました。
お洒落なコーヒー屋、チョコレート屋、ミートパイ屋・・・観光客目当てではなく、ちゃんと拘りと狙いを持った新しいお店がどんどんできているんです。

ネットとソーシャルがあれば、良い店の情報は地方からでも届く時代ですからね。

さてしかし、今回訪れるのは、ネットにもほとんど情報のないお店。
現地でキャッチした情報が頼りです。


目的地には100m以上も続く行列が!

・・・いや、これは尾道ラーメンの超人気店「朱華園」の行列ですな。

私が訪れるのは、そのちょうど道向かい。
これほどまでに多くの観光客が、気づきもしない小さな看板が目印です。


「印度定食ますや」


外見は完全に、昭和の喫茶店。

それもそのはず、元々この場所は「喫茶・軽食ますや」という喫茶店。
お店を祖父母から受け継いだマスターによって、3年前インド定食の店に生まれ変わったそうです。


あまり宣伝せずひっそりやられているとのことで、ネットにも情報が少なく、まさに穴場という状態。

ゆったりシックな店内に映える赤。


もちろん、赤ヘル軍団の赤です。

推しは、前田智徳。


★印度定食(チキンカレー)¥800
・ケララチキンカレー
・ムング豆とレンズ豆のダル
・ミニサラダ
・ヨーグルト
・ターメリックライス
・大根のアチャール


うぉぉ、一昔前の尾道からは想像つかないほど魅惑的ビジュアル!!
品数を絞ってはいるものの、この地でこのターリー仕様は素晴らしいですね。


メインのケララチキンカレーはクリーミィながら、砕いたブラックペッパーが結構ガツン!とくる辛口カレー。
ホクホクの鶏胸肉も美味いですよ。

ダルはトロみ強めでニンニクが効いた仕上がり。

ターメリックライスは玄米ミックスのスパイスライス仕立てです。

サラダには密かに、クミンとチャットマサラが効いたジャガイモのポリヤルが添えられていますね。

普段南インド料理やら、パンジャブ家庭料理やらを食べなれていない方(ほとんどの日本人がそうですね)でも、
ちゃんと「美味しいカレー」と認識できる、素晴らしいセンスだと思います。

これで800円って価格設定も、ちょっとお得すぎますね。

食後、マスターとお話ししたのですが、東京・関西の名だたるお店を食べ歩いたり、
いろんな料理教室へ参加したりと、かなり精力的に邁進されている様子。

今後さらにガチな南インドミールスへの道を歩まれていくかもしれません。
マニアな方々も今から要注目ですよ。

ちなみにマスター、毎日この「カレー細胞」をチェックしていただいているそう。
(他に関西情報で「かれおた」「Bicycle & Ethnic 2」も!)

東京にお越しの際は是非、ご連絡くださいね。


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ますや



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尾道で、バラッツさんゆかりのカレーカフェ発見。「Spice Cafe coyote」(尾道)

尾道。昔はずいぶん来たものですが、今回は3年ぶりの訪問となりました。

前々から行きたくて、それでも縁がなかった「モハンアシュラム」へ行こうと電話したら、「移転準備中」につき休んでいるとのこと。
どうやら一年ほどの間、ずっと「移転準備中」なのだとか。
つくづく縁がありませんが、いずれ巡って来るでしょう。

かわりにどこか・・・とネットを探っていたら、何やら気になるカフェを発見。
「Spice Cafe」ってあるし、しかも・・・何やらバラッツさんとつながりもあるらしいって。

早速行ってきました。

「Spice Cafe coyote」(コヨーテ)


店内にはスパイス瓶がびっしり。
一見、カウンター席メインの小さな空間と思いきや、奥の間そして二階もあってなかなか面白い作りとなっています。
意外にスペースあるのね。

聞けば、元々カフェ営業だったこのお店、いつの間にかカレー屋さんにシフトしていったようで、
尾道に自由大学のカレー講義でやってきていたバラッツさんとも知り合い、
以後バラッツさんが尾道でカレーのイベントを行う際の会場として店を提供したりという間柄なのだそうです。

よく見りゃバラッツさんち「アナン」のスパイスも使っているみたいだ。

メニューを見てみましょう。

「コヨーテ特製ミックススパイス」で作るカレーは、数種類のラインナップから日によって2つほどセレクト。
この日は、バターチキンカレーとスパイシーチキンカレーの二種が用意されていました。


★スパイシーチキンカレー ¥750

メニュー説明には「スパイスを焦げ茶色になるまで煎ってコクのあるカレーに仕上げました!!」とのこと。
カレーはごくごくサラッとしたタイプで、スパイスの構成こそツナパハではないものの、スリランカ風といっても良い感じ。
辛さ自体は控えめながら、しっかりスパイスの香りが堪能できます。
用いている鶏肉は「デリー」のように胸肉。

インドやスリランカそして色々なカレー屋さんを想起させるこのカレーは、いわば独自の「スパイスカレー」と言って良さそうですね。

ちなみにライスはホクホクの日本米でした。


★マサラチャイ ¥450

コヨーテ特製チャイミックススパイスで淹れた香り高きチャイ。
チャイに拘るバラッツさんと交流があるだけあって、これは美味いです。

ドリンクは他にも、尾道の人気店「クラシコ」の豆を用いたコーヒーや、瀬戸田レモンを用いたホットレモンやレモンスカッシュも。
地元への拘りが素敵です。

割とカレー屋不毛の様相があった尾道。
駅からほど近い場所にこんな素敵なカレー屋さんができたなんて、ちょっと感慨深いです。

そして・・・尾道にはもう一軒、見逃せないカレーのお店が誕生していたのですが・・・それは次回。


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Coyote



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独特の重ね煮カレーと、あの稲庭うどん。-再訪-「Curry & Spice 青い鳥」(幡ヶ谷)

オープンから数か月で瞬く間に人気店となりましたこちらのお店へ。

「Curry & Spice 青い鳥」

(前回の訪問記事はこちら
(メシコレ「カレー最前線!2016年の東京カレー界を担う新店10選」にもピックアップ)

前回はオープン直後の訪問だったので、落ち着いた今回は、ちょこちょこ摘まみながらの居酒屋ノリで行ってみようかと。
なにせ、シェフのチエさんは「スパイス&ハーブ居酒屋やるき」で働いていた方ですからね!


★シブヤビール ¥800

渋谷区限定、カレーに合うビール。
そう、幡ヶ谷って新宿に近い印象があるけど渋谷区なんですよね。


★チキンピクルス ¥500

インドの酒のつまみと言ったらまずこれ。
ほどよき酸味がいい感じ。


★重ね煮納豆マサラ巾着 ¥500

このお店の最大の特長である「重ね煮」の技法を用いた一品。
これがなかなか面白かった!!
食材のもつ旨みや甘味を引き出す重ね煮ならではの、品ある美味さです。


★ラッシーハイ ¥600

この辺は「やるき」のノリを感じますね!
「やるき」と比べるとラッシーが濃厚でリッチな感じ。

さて、メインのカレープレートにいってみましょう。
最近は、インド料理ベースの週と、スリランカ料理ベースの週が交互な感じ。
この日はインド料理ベースでした。


★重ね煮カレー4種 ¥1600

欲張って4種を組み合わせちゃいました。
・スパイシーチキンカレー
・豆とあぶら菜のカレー
・エビと菜の花のココナッツカレー
・自家製梅干し使用のラッサム


副菜は
・春菊と大根とトマトと玉ねぎのサラダ
・キャベツのビネガースパイス炒め
・さつま芋のスパイス炒め


という超豪華ラインナップ!


決して辛くはないけれど、メリハリはしっかり効かせつつ、素材の味を引き立てたバランスはやはり独特。
ホント、どこにも似た感じのないカレーです。
季節の野菜が楽しめるのもいいですね。


エビのカレーはケララ風のようでもあり、タイ風のようでもあり、なかなか独特。

うん、この独特さが「重ね煮」ならではのものなのですよね。
こればっかりは、食べていただかないとうまく伝わらないかな。


★重ね煮ココナッツカレーうどん チキン ¥1200

さて、この日もうひとつの目玉がこちら。
冬の間は「重ね煮味噌煮込みカレーうどん」を提供していたこのお店ですが、春からはこの「カレーつけうどん」に変更。
しかも・・・使っているうどんが凄いんです。

なんと、あの「佐藤養助」から仕入れている、本家本元の稲庭うどんなんです!

(佐藤養助の記事⇒『創業300年越え。由緒正しき稲庭うどんがカレーと出会う。「銀座 佐藤養助」』

聞けばチエさん、「やるき」以前に「佐藤養助」でも働いていたことがあって、そのつながりで特別に麺を使わせてもらっているそう。
これまた、凄いネタぶっこんできますね。

「佐藤養助」でも「グリーンカレーつけ麺」を出しているように、そうめんの如く細い稲庭うどんは、タイカレーやココナッツ系のカレーと良く絡み、相性抜群。
そこに重ね煮独特の野菜の甘みが加わって、これまた独特のワールドを展開しています。

ここでしか食べられないカレーつけ麺であることは、間違いない。
是非試してくださいね。


★豆乳チャイプリン、ジャグリ(さとうきび)シロップがけ ¥350
★らかんかミルク


前回試飲させていただいた「らかんかミルク」がなんと、レギュラーメニュー入りしていました。
これはもう、激オススメ。
中国・桂林でしか採れない羅漢果(らかんか)特有の甘さで、砂糖を使っていないのにチャイのような、「ミロ」のような味わいになっているんです。

合せたのは新作デザート。
黒糖のような独特のエグ味が魅力のチャイプリンです。

今回あらためていろいろいただいてみて、全てのメニューが「独特」な味わいであることを再認識。

これだけ色んなお店がある東京で、他にはない味を追求するのは簡単ではないし、とても素晴らしいこと。

「青い鳥」の料理が食べたくなったら、「青い鳥」に行くしかないんですから。

引き続き要注目のお店ですよ!!


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名古屋駅ホームの老舗きしめん。「名代きしめん 住よし」(名古屋)

神戸から東京への帰路。
予定の新幹線発車時刻より20分ほど早く新神戸駅に着いた私は、機転を利かし、やってきた新幹線の自由席に飛び乗りました。

目論見は、名古屋駅で途中下車、新幹線ホームできしめんを食べながら予定の電車を待つ、というもの。

「何故わざわざ駅ホームのきしめんを?」と思うかも知れませんが、これが侮れないんですね。


「名代きしめん 住よし」

創業昭和36年、今年で55年にもなる老舗。
現在名古屋駅で新幹線、在来線各ホーム上に計7店舗を展開しているのですが、その全てが食べログ3.5超え!(2016年5月現在)

「名古屋で美味しいきしめん屋さんは?」と地元民に聞けば結構な確率で「名古屋駅のホーム」と答えるほど、人気のお店なんです。
値段も350円からと安いですからね。

「いやいやそうじゃなくて、カレーが主食のあなたが何故、きしめん目当てで途中下車するのか?」

あぁ、もっともな質問です。

答えはひとつ。
実はここ「カレーきしめん」があるんです。


券売機で買った食券をお店の人に渡すと、1分そこらで登場。


★カレーきしめん ¥620

「紙エプロンは要りますか?」
立ち食いなのに行き届いたサービスですね。

さて、こちらのカレーきしめん、いわゆるカレーうどんの粘度高いカレー汁ではありません。
かなりサラサラでトマトも感じられ、和風よりは少しインド寄りな味わい。
具材の肉そぼろもキーマカレーっぽくて良いですね。


麺はつるっと喉ごし柔らか。
太めに切られた青ネギの食感が良きアクセントになっています。

スパイシーながら、重くないカレーきしめん。
5分ほどで完食、余裕しゃくしゃくで新幹線を待つことができました。

カレーきしめんの他にも、味噌きしめんやら、名古屋コーチンきしめんなど、「名古屋に立ち寄った」感があるメニューもあれこれ。

便利に使えるお店ですよ。


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住よし JR名古屋駅・新幹線上りホーム店



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スパイスの香り立つ、ベンガル式カレーライスを岡山で。「クワイエットビレッジ・カレーショップ」(城下)

岡山に、ベンガル地方の家庭料理をベースにしたカレーがいただける店があると聞き、早速行ってきました。

岡山駅前から路面電車で3駅、城下駅から徒歩3分。


「クワイエットビレッジ・カレーショップ」

オープンは2001年。
こちらのカレーはマスターが京都にいた時、バングラデシュ人シェフのカレー屋さん「ベンガル湾」から教わったレシピが基になっているそう。


カトラリーや白磁は柳宗理のものが勢揃い。
棚上にはマーティン・デニーのLPジャケットが並んでいます。
もちろん「QUIET VILLAGE」も。
店内に流れるエキゾチックなピアノの調べ・・・マーティン・デニーですね。


カレーはチキン、ダル、野菜の3種が基本。
いずれもミニチャイがついてきます。


★半々(チキン+ダル)¥900

迷ったら両方。
割とボリュームありますよ。

ダルはレンズ豆ベースでトマトや玉ねぎがたっぷり入ったビーガン仕様。
少し酸味ある仕上がりで、どことなく町田「あっちゃ」を思い出します。

一方チキンはシャバシャバで、かなりスパイスの香りが立っています。
こちらは・・・そうだ、新宿御苑「けらら」に近いかも。
そういやあいがけの盛り付けも似ていますね。


7辛でお願いしたのですが、これがベストじゃなかろうか、と思える心地良さ。
唐辛子の辛さが前に出ている感じもなく、割と少ない種類のスパイスでそれぞれの存在感を引き立てた、爽やかに香る辛さが魅力的なカレーです。

ちなみにライスは少しモチッとした日本米ベースのターメリックライス。
トッピングに、ゆで卵のスパイス揚げなるものがあったのですが、この日は完売。
みんな頼もうとしていたので、常連さんにはマストアイテムなのかも知れません。


セットのミニチャイも、食後にいただくには充分な量です。
こちらも生姜やカルダモンがスッと香り美味。

実にツウ好みのカレー屋です。
それでいて地元の常連に愛されている感じ、ある意味理想ですね。


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クワイエットビレッジ・カレーショップ



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