私が海外へ行って必ずすることは二つ。
一つはカレー屋探訪(もしくはスパイス料理探訪)、
そしてもう一つは、生き物探訪です。
料理も生き物も、日本とは異なる土地の表れ。
ネットで情報だけはいくらでも手に入る世の中ですが、そこへ行かなきゃ味わえない体験を大切にしたいものですね。
ただし、生き物探訪と言っても、必ずしもジャングルや山へ行く必要はありません。

例えばここ、タイ・バンコクの中心にある市民憩いの場、ルンピニ公園でもたくさんの生き物と出会えるんですよ。
★ホモ・サピエンス人間だって生き物ですね。
ここルンピニ公園では早朝からランニングや太極拳をするホモ・サピエンスたちの姿を見ることができます。
★ネコほとんど日本の猫と変わらない感じですが、タイに限らず東南アジアの猫は基本的に尻尾が長いです。
日本では尻尾が短いほうが好まれたため、累代尻尾がどんどん短くなっていたという説もあり。
★アフリカマイマイアフリカ原産、世界中の熱帯・亜熱帯で増殖を続ける巨大カタツムリ。
その旺盛な生命力で多くの在来種の脅威となり、日本でも沖縄で問題となっています。
そのでっかく頑丈な殻は、ペットショップで「オカヤドカリ用の殻」としても売られていますね。
一方このアフリカマイマイ、広東住血線虫の中間宿主としても知られています。
広東住血線虫が人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、死に至ることも。
這った跡に触れるだけでもこの寄生虫に寄生される危険があるそうなので注意が必要です。
★巨大なヤスデの仲間(thyropygus allevatus?)朝、まだ湿度がある頃、木の根元や岩の上で大量にうごめいている巨大ヤスデ。
大きいもので長さ20cmほどもあり、公園内でもかなりの個体数です。
★インドハッカ九官鳥に近縁の「物まね鳥」。
動きを見ているだけでもその頭の良さが窺い知れます。
(詳しい記事はこちら。)
★シキチョウ漢字では「四季鳥」。
一見カササギやセキレイにも見えますが、鳴き声が美しいツグミの仲間。
バングラディシュの国鳥でもあります。
★ハシブトガラス日本にも生息するカラスの一種。
マレー半島全域に生息しているようです。
★コサギこちらも日本で見ることができる鳥。
アジア・アフリカの熱帯・温帯域に広く生息しています。
★ミズオオトカゲルンピニ公園名物の巨大トカゲ。
あちこちで池をすいすい泳ぎ、岸辺で日向ぼっこしています。

でかいものは全長1.5mほどあり、子どもたちが遊んでいる脇にこんなのがいて大丈夫か???
と心配になるのですが、意外に奥ゆかしい性格のようで、あまり近づくと水の中へと逃げていきます。
・・・とはいえ、口の前に手を出すなどは禁物ですが。
(詳しい記事はこちら。)
街中はどんどん開発が進み、もはや発展途上国とは言い難い都会となったバンコク。
しかし公園の生き物と触れ合えば、ああ、やっぱりここは熱帯なのだなぁ、と実感できるのでした。
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テーマ:タイ・バンコク - ジャンル:海外情報
町田には個性的なカレーの名店が2つ。
一つは日本一のカツカレーで有名な「アサノ」。

そしてもう一店がこちら・・・
「アッチャ」
店主は東インド・ベンガル出身の料理研究家、ロイチョウドゥリー・ジョイさん。
非常に個性的で、日本語堪能・・・という以上に、
日本語でダジャレやジョークをちょいちょい挟んでくる、とっても楽しいおじさんです。

店内はジョイさんの人柄・個性があちこちに炸裂。
ちょっと愉快で、ちょっとエモーショナルな世界。
ジョイさんと黒澤明やラモス瑠偉とのツーショット写真があったりもするのですが、
お店に来た、というわけでなく、ジョイさんの方が訪問している感じなのがインパクト大ですね。

まず登場するのはサラダ。
大根シャキシャキ、和風ドレッシングも美味いですね。
さて、ここ
「アッチャ」のカレーは、ジョイさんの故郷・東インドの料理がベースとなっていつつも、
日本の米、日本の食材に合わせた完全オリジナルなスープ状のカレー。
他のどこにもない、オンリーワンなカレーライスなんです。
★B-SETカレー ¥1200チキン・野菜そして溶き卵のカレー。
初めての人がまず驚くのは、そのボリューム!!
とにかく皿がでかく、「喰いきれるか???」と戦慄する人もいることでしょう。
しかし食べ進むとあら不思議、するするっと胃におさまってしまう。
カレーが完全なスープ状で、ひたされた具材やご飯がおじやのようで食べやすいだけでなく、
一見それほど辛くなく、スッキリしているのに食べているうちにジワッとくる独特な味わい。
これが食欲を増進するわけです。
まさに医食同源、料理研究家ならではのマジックですね。
★サンマカレー ¥1200東インド・ベンガルといえば魚カレー。
この日はサンマのカレーがありました。

サンマが丸々一匹、皿にすっぽり収まってしまうのですからそのボリュームがわかるでしょう。
こちらはスープに魚の味がかなりしみだしており、また別な味わい。
猫まんま感がアップしておりますが、よりベンガルらしさが際立つ一品となっていましたよ。
(とはいえ、純粋なベンガル料理かといえば、やはり独特アレンジですが。)
食後はチャイ。

これが凄い。
ショウガを刻むところから作ってくれるのですが、そのショウガ感がもの凄いんです。
ショウガの繊維を紅茶とともにいただく感じ。
並大抵の風邪なら一瞬で吹き飛んでしまう勢いですよ。
体の中からポカポカするカレーとチャイ、食後は新陳代謝がかなり活発に。
単なる謳い文句ではなく、ホントに体が元気になるカレーなのでしょう。
2015年第91回箱根駅伝で悲願の優勝を果たした青山学院駅伝部の原晋監督もここの常連だそうです。
かように素晴らしく、オンリーワンなこのお店ですが、ここ数年のネット口コミでは「アサノ」に大きく水をあけられた感が。
その大きな理由はおそらく、駅からちょっと離れているから。
例えば食べログで「町田 カレー」で検索をかけて出てくるリスト、これ実は町田駅から800m圏内の検索結果なんです。(以前は500m圏内でした)
駅から800m以上離れたお店を検索結果に上げるには、手動で駅からの距離を変更しなければならないんですね。
コアなファンや常連が付いているお店なので、ネット口コミの影響がどれほどなのかはわかりませんが、もっともっと再注目されてよいお店だと思います。
ジョイさんにもまた会いたいしね。
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関連ランキング:インドカレー | 町田駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
2014年1月、十条に登場し話題を呼んだ
「A-1肉骨茶」(単に
「肉骨茶」とも)が、早くも2号店を錦糸町に出しました。
「A-1肉骨茶 錦糸町オリナス店」地下1階フードコートの一店として2014年12月6日オープン。
元々「カレーの王様」が入っていた場所です。
元来、肉骨茶(バクテー)は、マレーシアの労働者のスタミナ朝飯といった感じで浸透した薬膳スープ。
豚肉を用いたものは肉骨茶(バクテー)、ムスリム式に鶏を用いたものは鶏骨茶(チクテー)といいます。

こちらのお店では肉骨茶、鶏骨茶(鶏バクテーと表記)のほか、カレーやBAKマン、カレーパフといった独自メニューも展開、フードコートのファストフードとしての利便性をアップしているようです。
★豚バクテー ¥680こちらマレーシアでいち早く肉骨茶スパイスを商品化、スーパーなどで販売した「A-1」ブランドのバクテーの素を使用。
比較的澄んだタイプのスープで、さっぱりといただける味わい。
それよりも、中に入っている(入りきっていない)豚スペアリブの迫力で満腹感到来!
★鶏カレー(スープ付) ¥680バクテーで煮込んだ鶏肉を用いたカレーライス。
写真では伝わりきらないですが、かなりのボリュームです。
(骨付き鶏が6本入っている時点でお察しください・・・)

かなりズッシリ濃厚なカレーは、独特の薬膳風味(高麗人参?)。
とにかく腹持ちが凄く、食べ盛りの若者向きといった感じかな。
★BAKマン ¥100こちらはオリジナル、バクテースープを用いた手作り肉まん。
特に薬膳風味が強いわけではなく、普通に肉まんとして美味しくいただけます。
肉骨茶は基本、薬膳スタミナ料理なので、ヘルシーなはずなのですが、
あんまり調子に乗って食べるとお腹が破裂しそうになるので注意ですよ。
なにはともあれ、東京の東側で肉骨茶がいただけるお店はほとんどないので、これを機会にトライしてみては?
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関連ランキング:東南アジア料理(その他) | 錦糸町駅
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
パン屋でありながら時々タイ料理を出しているという、ちょっと変わったお店が葉山にあると、
前々から気になっていたのです。
訪問してみると、最近はタイ料理はやっていないということ。
・・・しかし、そんなことは抜きにしてそこは、とても面白く、とても心に残るお店だったのです。
そのお店とは、こちら。

「カノムパン」カフェ併設のベーカリー。
ヴィーガン対応のパンと焼き菓子がメインですが、夜はお料理なども。

しかしいったい・・・

ここはどこの国なのか、と。

これほどまでに旅情を掻き立てるお店、そうそうありません。
『カノムパンの選択
安全で新鮮な物を調理したい。その為にカノムパンが選んだのは、
・できるだけ地元の素材を使う事。そしてできるだけ無農薬栽培の物を手に入れる事。
・環境に対する負荷を少なくする為に、界面活性剤を含まない石けん由来の洗剤や重曹を出来る限り少なく使用。
・出来るだけゴミの量を減らす事。野菜クズなどをコンポストで肥料にする。過剰包装の廃止など。
・古い車を大事に乗り続ける事!』(お店のHPより)お店の前には古い英国製の軽トラック。
もちろん、高度な電子機器やハイテク設備はないけれど、そのぶん壊れても修理が簡単なんだとか。
そう、便利便利な暮らしの進化が、物事を複雑にしているだけなんですよね。
★タイ紅茶今タイ料理をやっていないのは、かつてはタイ人のツテで面白い食材が手に入っていたのが、今は難しくなったから。
「ありきたりの料理じゃ、つまんないから」とのこと。
タイ料理を提供していたころは、普通じゃないタイ料理をなん品か揃え、お客に「この中から選んでください」と。
メニュー見て客が普通のガパオやグリーンカレーばかり頼むのではなく、「イニシアチブはこちら(お店側)にある」と。
いつか食べてみたいものです。そこまで楽しんで作るタイ料理、絶対美味しい。

チェリーパイの台・・・・あ、バンコクで売られてるまな板だ!!
★本日のケーキサワーチェリーパイ和アンティークな皿に、ザクザクチェリーパイ。
ものすごく贅沢なひとときです。
★チャイ ¥650こうしてこの自由空間にいると、普段の暮らしがいかに、
周りの思惑や事情に振り回され流されているのか、とても客観的に見えてきます。
立ち止まり、自分を見つめなおせば、風向きがわかる。進む道が見えてくる。
そして、一歩一歩確実に進んだ先には自然に、求めていたものが現れる。
そんな単純なこと、普段は忘れがちなのだけど。
そう、これってまさに、旅の感覚なのですよね。

おみやげに、ズシッと存在感のあるパンを買って帰りました。

・・・実はこの「カノムパン」、2月末でお店を閉めるとのこと。
そして鎌倉の奥・・・扇ヶ谷の「cafe terre verte」内に新生カノムパンが立ち上がる予定だそうです。
葉山の地で、独特の風に吹かれるのもあとわずか。
(営業日・臨時休業情報などは、
お店のHPにてご確認の上訪問くださいませ。)
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関連ランキング:パン | 新逗子駅、逗子駅、東逗子駅
テーマ:cafe - ジャンル:グルメ
「ソレイユ」この名を聞いて宇宙戦艦を想起するのはガンダムヲタ。
ガラスの戦艦を想起するのは更なるアニヲタ。
クリス・マルケルを想起するのはシネフィル。
そして、欧風カレーを想起するのはカレーヲタです。
「欧風カレー ソレイユ」ソレイユとはフランス語で「太陽」。
麹町にある、欧風カレーのお店です。

オーナーシェフは四谷三丁目の「オーベルジーヌ」で修業を積んだ方。
現在はテイクアウト&デリバリー専門店となった「オーベルジーヌ」ですが、
もともとは「ボンディ」の流れを汲む、東京正統派欧風カレーの一角。
こちら「ソレイユ」では、「オーベルジーヌ」譲りの欧風カレーに加え、
イートイン時代の「オーベルジーヌ」独自メニューであった独特なドライカレーもメニューに入っており、
欧風カレーファンとしては非常に貴重なお店となっています。
この日はランチ訪問。
定番カレーやドライカレーも良いのですが、1日限定5食「当店のスペシャリテ!」と謳われたメニューを注文!
★牛タンカレー 温野菜添え ¥1800
★アーモンドスライス トッピング +¥50これは贅沢!!

デン!と鎮座する牛タンは厚さ2センチオーバーの超大物。
10時間煮込んだという食べ心地はまさに至福!
メニューの説明には「“とろ~り”と“弾力”、2つの食感」と書いてあったのですが、
まさにその通り、一枚はとろーりと、もう一枚はしっかりとした弾力があってビックリ。
どうやってんだろう?
カレー自体はまさに「オーベルジーヌ」のそれで、「ボンディ」系でありながら、さらにスッキリ洗練された印象。
濃厚なコクがありつつも、けっして胃にズシッとくることはないバランス感覚が素敵です。

セットの温野菜、カブのサラダも丁寧な仕事ぶりでナイス。
★コーヒー +¥150実に贅沢で満足なランチタイムでした。
一方、ディナータイムにはオリジナルカクテルはじめ、ビストロメニューもたくさん。

ハーフカレーも注文できて、ビストロ&バーとして重宝しそうですよ。
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関連ランキング:カレーライス | 麹町駅、半蔵門駅、市ケ谷駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
スリランカムーブメントの拡大が止まらない関西カレー界。
大阪や神戸の街中だけでなく、ちょっと奥まった山里にまでスリランカ料理店があるんです。
六甲山のちょうど裏手、有馬温泉の先にある、舟坂という山里。
そこに一軒のスリランカ料理店が誕生したことを、
「ラサハラ」店主のFB投稿で知り、
しかもそれがなかなか良さそうだという感触を、関西有数のカレーマニア
みつおさんの記事で確信。
一念発起して行ってまいりました。
最初は西宮北口からバスで行こうと思っていたのですが、次のバスは30分後。
そこからさらに乗車時間40分超ということでもう一つの行き方、阪急電車で宝塚まで行き、
そこからバスというルートに方針変更。

宝塚からのバスも本数が多いとは言えないのですが、なんとか15分待ちにて乗車することができました。


坂を上り、峠を越え、バスは進みます。
家もお店もなく、バス停だけがあるような道をひたすら・・・・

気が付けば周りは雪景色。

バスは進むよどこまでも。
乗車時間15分ほどして、山あいに畑が広がる里へと到着。

ここが目的地の舟坂ですね。
カレーが無ければ一生来ることがなかったかもしれない、見知らぬ土地。
そこへ降り立つのはとてもワクワクするものです。
バス停から、足を滑らさないよう注意して坂道を少し下ると・・・・

あ、ありました。

雪景色にはためくスリランカ国旗。
「リトルランカ」コテージの様な作りのお店の前には、開放的なオープン席エリア。
夏に星空を眺めながらいただくスリランカ料理なんて素敵でしょうね。

さっそく入店してみましょう。



店内もまさにコテージ風ですね。
山道を越えて、やっと到着したというシズル感に溢れていますよ。

暖炉もこれ、最近よくある「暖炉風ヒーター」ではなく、ちゃんと薪を燃やしてるんです。
これはいい感じ。
お店はスリランカ人男性と日本人女性の共同経営。
オーナーシェフにあたるシャンタさんは以前、広島の山あいでお店をやっていたらしく、
日本の田舎の雰囲気が好きで、この地にスリランカ料理店を開いたのだとか。
日本語は完璧。
とっても話しかけやすい方で、この日も常連である地元のお婆ちゃん(なんて素敵!)と世間話をしていましたよ。
・・・さて、訪問したこの日は、お店の年始仕事始め。
ランカプレートがなかったので、通常ランチセットのカレーを辛口に変更してオーダーしてみました。
★Aランチ ¥1480
ジュース
サラダ
イエローライス
ロッティ
パパダン
チキンカレー(辛口に変更 +¥100)
デザート
紅茶
おぉ、盛り付けの美的センスが光りますね!

綺麗なグラスのマンゴージュース。

チキンカレーはスリランカにしてはクリーミーな仕上がり。
しかし決して重くはなく、スパイスの香りも辛さもバッチリと決まっていて美味いです!

サクサク食感のロッティも完璧な仕上がり。


新鮮野菜のサラダは、オリジナルドレッシングでいただきます。

「山里にあるスリランカ」なんて興味が先に来ての訪問でしたが、料理一品一品が期待を越える美味さ。
もちろんスリランカ料理ですから、混ぜ合わせることで美味さ倍増。
聞けば、地元の山の湧き水を使って料理を作っているそう。
この地は裏六甲にあたる場所ですから、リアル六甲のおいしい水というわけです。
さらに常連のお婆ちゃんによれば、この舟坂は山に囲まれている気候のおかげで、
野菜がとても美味しくできる土地なのだとか。
なるほど、山里にあるスリランカ料理は、空気が綺麗、水が綺麗、食材が良いってわけだ。
もちろんそれだけでなく、しっかりとした調理技術、盛り付けなどの配慮、そしてコミュニケーションによる雰囲気づくり。
どこをとっても素晴らしいお店ではないですか。

食後のスリランカティーももちろん絶品。
スリランカの茶葉と、美味しい水ですから、これ以上はありません。
最近は遠方からの客も増えているようですが、なにより地元に溶け込み、常連客がしっかりついているのが素敵。
さきほどのおばあちゃんも、「この店ができて本当によかったわ」と。
そんな風に言われるスリランカ料理店があるなんて・・・心の底から暖まりますね。
(お店までの行き方)
JR、阪急宝塚駅もしくは有馬駅から阪急バスで15分、舟坂停留所で降りて徒歩3分ほど。
または、阪急夙川駅、西宮北口駅、JR西宮駅から、さくらやまなみバスにて40~50分、舟坂橋停留所から徒歩5分ほど。
但し、いずれのバスも1時間に一、二本ほどしかないので注意が必要です。●「カレー細胞」Facebookページもチェック。https://www.facebook.com/CurryCell⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。





関連ランキング:スリランカ料理 | 有馬温泉駅、西宮名塩駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
2020年のオリンピックに向けて、世界から注目される東京。
しかし、ムスリムな方々へのハラール対応はアジア諸外国に比べ、進んでいるとは決して言えない状況です。
2014年にはあの
「富士そば」が果敢にもハラール対応に挑戦したものの失敗。
ハラール対応の難しさが浮き彫りになりました。
そんな中、ハラールな日本食やお弁当を提供するお店が赤坂に誕生。
その名も・・・
「東京ハラルレストラン」かなりストレートな名前です。
関西には
「大阪ハラールレストラン」というパキスタン料理の名店がありますが、東京はどうなのでしょうか??

赤坂の路地へと入り、赤坂ロイヤルプラザという雑居ビルの地下一階へと降りていくと・・・・

うひょー・・・・入りづらいお店ばかり・・・・・(笑)

しかし、確かにここですね。
スナック然とした扉を開け、いざ入店。

店内は居酒屋のような和食屋のような、微妙な空気感。
この鄙びた感じ、そしてムスリム対応・・・・もしかして!?
そう、実はこのお店、そのもしかして、な、場所だったんです。

このお店をプロデュースするAS linkという会社は、日本人とバングラデシュ人の共同経営。
だからバングラデシュ的な鄙びた空気感があったのですね。
メニュー構成は、ハラルなインド料理とハラルな日本料理、そしてハラルな洋食。



ハラル天ぷらや、ハラルラザニアなんてのもありますよ。
で、注意しなければいけないのがここ、アルコール類は一切置いていないこと。
完全ハラルですから、そうなるわけです。
★ボディカバブ ¥850羊肉をヨーグルトとスパイスで味付けし焼いたもの。
元来タンドーリ窯で焼くものですが、こちらはオーブン焼きでしょうか。
★カレーディナー&ワンドリンクセット(日替わりカレー) ¥1200日本人が大好きなカレーポットに、ホクホク日本米、ポテトサラダにだし巻き玉子と、
和洋印折衷な独特構成のディナープレート。
このパターンはちょっと見たことないですね。

さらに驚くことに、この日の日替わりは「鮭カレー」。
カレーの中まで折衷とは!!

あぁ、ホントに鮭が入ってます・・・・しかも塩ジャケ。
鮭の味と塩気がカレーの中に広がって、カレーの味を打ち負かす勢いです。
カレーはバングラっぽいサラッとしてちょっと水っぽいタイプ。
カレー自体が薄味で甘みのある感じなので、塩味の強い鮭とのマッチングは、理解の範疇を越える領域です。
★ハラル緑茶食後のワンドリンク、コーラやジンジャーエールなどはドリンクバー的なアレだったので、
ハラル認定を受けているという緑茶をチョイス。
ハラルだからなにか味が違うというわけではないですけど。

店内他に客はおらず。
場所自体わかりにくく、かつ入りにくい場所なのもあるでしょうが、
やはりムスリムなお客様へのハラル仕出しがメインなんでしょうね。
赤坂ですから、一定の需要はあるのでは、と推測します。
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関連ランキング:創作和食 | 赤坂駅、溜池山王駅、国会議事堂前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
ミクロネシア、ヤップ島の磯で何やらカラフルな色のカニを発見!!

小豆色の体に、黄色い縞々の脚、
そしてボディに、「トロンレガシー」ばりにカッコよく入った、ライムグリーンのライン・・・
グッドデザイン賞モノの美しさです。
トゲアシガニ学名:Percnon planissimum
甲幅:5cm
分布:房総半島沿岸以南の西太平洋からインド洋
足に鋭く小さな棘がいっぱい付いているのが和名の由来。

岩肌に生える海藻類などを摂餌する習性から、
アクアリウムの世界においても海水魚水槽の優秀な掃除役としても重宝されています。
非常に警戒心が強く、近づくと薄い体を活かし素早く岩の隙間に隠れるため、撮影も一苦労。

しかし・・・・隠れてもこの派手な色彩・・・・目立ちたいのか、隠れたいのか、どっちなのさ!!
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
かつてタイ料理マニアの間で「プアンタイ」と人気を二分した「ビアタイ」が閉店し、
その跡地に新しいタイ料理店が誕生していました。

「プータイレストラン」2014年10月新装オープン。
プーはタイ語で蟹。カニカニカニな看板でござるね。

シックでゴージャスに見える店内は、iPhoneの写真フィルターの功績。
技術は進んだなぁ。

このお店の嬉しいところ・・・タイビールが一通り揃ってる!
シンハー、チャーン、プーケットにビアラオ!!
★ラオビール ¥680 一番北のビールを頼みました。
ビアラオ、つまりラオスのビール。
これ好きなんです。
★ブラービロード ¥1200なんか聞いたことのない表記の料理名ですが・・・
イカのフライをバジルやらバイマックルやらと醤油炒めにした感じのもの。
ちょっと大衆中華な感じの味わいです。
メニュー写真では堂々とした盛りでしたが、出てきたお皿はレディースサイズ。
うーん・・・・
★SPY ゴールド \680ビールだけじゃありません。
SPYもクラシック、レッド、ホワイト、ゴールドと取り揃え。
錦糸町には、本場タイ人向けのインパクトあるお店がたくさん。
それらと比べると料理自体はかなり庶民的というか、日本人に合わせてるというか・・・
特筆すべき点はなさそうなこのお店。
しかしここ、駅からも近いし、お酒の品ぞろえも豊富。
「アジアカレーハウス」あたりで食った後、チョイ飲みに使うなら良いお店ですね。
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関連ランキング:タイ料理 | 錦糸町駅、住吉駅、菊川駅
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
あら、こんなところに
「日乃屋」が!!
「日乃屋カレー 新宿西口店」「日乃屋」は2013年
第三回神田カレーグランプリ優勝で名声を得たお店。
甘くて辛い、関西カレーライスの魅力を持ち合わせた貴重な東京のカレーライス屋さんです。
最近は都内に店舗数を拡大、徐々に勢いを増しつつある様子。
店舗ごと、微妙に味やメニューが異なるその感じは、
「蒙古タンメン中本」にも似ていますね。
こちら
「新宿西口店」は2014年9月27日オープン。
「新宿御苑店」に次ぐ新宿区二店舗目の「日乃屋」となります。

注文はお店の外の券売機で。
ライスは大盛り無料。逆に量控えめな七分盛りも用意されていますよ。
店内はカウンター9席のみ。
お水もセルフサービスで、まさにラーメン屋のノリそのものですね。
★とり天カレー ¥840こちらは新宿西口店限定メニュー。
ライスは普通盛りでお願いしました。

大阪
「インデアンカレー」にも似た、甘さの後に辛さが追いかけてくるドロッとカレーはやはり絶品。
しっかりと油が切られたささみの天ぷらが抜群の相性を見せてくれます。
いやぁ、これはヒットだな。

しかも、らっきょがとっても立派でハイクオリティ。
こういうところ、とても大事です。
「日乃屋」はもともと、各地のカレー有名店を食べ歩いた日浦さんが、
結局「子供の頃、祖母が作ってくれたカレーが一番うまい」と、
小麦粉でドロッとした昔ながらのカレーを提供するようになったお店。
1号店は湯島、2号店は神田。
2012年の神田カレーグランプリで4位という結果に終わり、その後味を改良。
とあるスパイスを加えたところ、「圧倒的なコク」を引き出すことに成功したのだとか。
その後2013年の神田カレーグランプリ優勝を経て、続々と店舗を拡大中。
折しも
「上等カレー」や「ハチ」、「船場カリー」など、関西系のカレー店が続々東京進出する中、
一歩も引けを取らない美味さで迎撃する
「日乃屋カレー」。
東京カレーライス戦争もなかなか面白くなってきたようですね。
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関連ランキング:カレーライス | 新宿駅、都庁前駅、新宿西口駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「ワンダーボール」
細かいことですが路上の看板は
「WONDERBOWL」、
入り口の看板は
「Wonder Boul」となっているワンダー。
多分正解は
「WONDERBOWL」。

隠れ家的な雰囲気がいい感じ。
雑然としているようで、お洒落なようで。
今風のようで、時代を越えているようで。

ランチはしょうが焼き、焼き魚など渋いものもありつつ、看板メニューはやはりカレーなんです。
★ワンダーカレー定食 ¥700「38年続く伝統の味」とのこと。
38年前といやぁ、「ET」も「スターウォーズ」も存在しなかった時代・・・凄いですね。
お値段もかなり良心的です。

中村屋的シャバシャバなカレー。
辛さはそれほどでもなく、デイリーに楽しめる仕上がりです。
けれど、70’sにこのカレーはかなり尖がってる存在だったことでしょう。
カフェカレーのはしり、と言える存在なのかもしれません。
ちなみにお米はコシヒカリ使用。
★コーヒー +¥150カフェでありながら、定食屋でもある。
そしてバーでもあるという、昼夜問わず格好のたまり場的存在。
目まぐるしく変わる渋谷のストリートカルチャーをずっと見守ってきたお店なのでしょう、ここは。
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関連ランキング:カフェ | 明治神宮前駅、渋谷駅、原宿駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
東南アジア系の料理を提供するバルが人気の池袋。
「アガリコ」「アジアンニューヨーク」「カポム」など・・・
そして2014年12月28日、また新たなアジアンバルが西口側に登場。
「Placul(プラクル)」Asian & WIneとある通り、アジアン料理を提供するワインバルです。

落ち着いたグリーンを基調とする店内。

シックな雰囲気と思いきや、店員さんのノリは案外明るい感じです。
メニューを見てみましょう。
「ヤムウンセン」「グリーンカレー」「パッタイ」「バインセオ」など、タイやベトナムの料理が並ぶ一方で、
「トムヤムなアクアパッツァ」「アジアンなバーニャカウダ」など、
ワインバルの定番メニューにアジアンアレンジを入れた独自の料理もいろいろ。
★タイガービール ¥500まずはシンガポールのビールから。
★ウェルカムスープガッツンとしたジンジャーツナスープ。
飲兵衛仕様ですね。
★グリーンカレーのアヒージョ ¥650こちらもニンニクガッツン、塩味ガッツンの飲兵衛仕様。
★コノスル ゲヴュルツトラミネール ¥500チリの白ワイン。
甘口でフルーティー、カジュアルな味わい。
★鶏飯 カオマンガイ ¥790こちらかなり独自なカオマンガイです。
ライスは鶏ガラ飯じゃない代わり、桜エビがトッピング。
ナムチム(辛味ダレ)は辛さ控えめながら、ミントの風味が際立ったオリジナルバージョン。
チキンはしっかりと水分を飛ばした胸肉です。
ワインバルでいただくカオマンガイ、なかなかオツなものではありませんか。
平日は深夜一時まで、週末は午前四時までの営業。
訪問時はこじんまりした店内でしたが、後に二階席も解放するとのことで、
池袋飲みの二次会に流れ込むのにも便利なお店となりそうですよ。
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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
錦糸町南口に2014年、なんか新しいタイ料理店ができていました。
店名は・・・・
「シャバトーン」?いや、
「シャバートン」??
ん?
「クイッティオムヤム」???・・・とにかく階段を上がってみましょう。

お店の入り口。
えっと、店名は・・・・と。
え、え~っ!!!!意味不明!!!ちょっと前世を見透かされそうな紙人形・・・

とにかく中へ入ってみましょう。

めっちゃ日差しが射し込む開放的空間。
壁いっぱいのミラー効果により店内広々。
椅子だけはイマドキカフェ風ながら・・・・その他は完全現地仕様。
先客がいるかと思ったらみんな振り向き「イラッサイマセコップンカー」!
現地仕様タイ料理店のデフォルトです。

中央のテーブルにはお持ち帰り用フルーツの漬物やらなんやら。
ちょっと見たことないフルーツもありましたよ・・・
テーブル上のメニューブック。

あ・・・店名
「チャバートン」になってる。
店名にこだわらないマイペンライ精神は見習いたいものですね。
メニューを開けば、昼間っからイサーン系料理が目白押し。




一品一品写真と説明がしっかりしていて判りやすいですね。
料金もほとんどが1000円・1200円・1500円のいずれか。
計算だってしやすい感じ。
★トムサップ ¥1000注文する日本人の10人に9人はボブ・サップの名を口にするという、イサーン式スープ。(トムセップとも)
メニューには「スペアリブ入り辛味と酸味スープ」とありますが、投入されているのはボリュームたっぷりのモツ。
これがなかなか昼間っからガツンとした味付けで美味いっす。
量もほどほどで、モツながら決して重くなく、するするいけちゃいます。
★イェンタフォー ¥1000タイマニアにはお馴染み「紅腐乳麺」。
腐乳を投入したスープのショッキングピンクがインパクト大です。

びろろろろーん、と麺リフト!麺まで真っピンク!!
イエンターフォーといえば腐乳独特の酸味が特長ですが、こちらでは砂糖を加え甘酸っぱく仕上がっています。
具材はイカ、エビ、そしてすり身団子。メニューには揚げワンタンとも記されていましたが存在確認できず。
マイペンライ。
店内で食事している人、やってくる人、皆タイ人。皆関係者。
そういう立地ですから、日本人に合わせた(迎合した)味付けにする必要もないのでしょう。
イサーン系としては比較的優しい味付けながら(少なくともランチは)、
しっかり現地の風を感じることができる、いい感じのお店でしたよ。
のんびりまったりできる雰囲気だし、何より・・・・

飾りつけとかいろいろ可愛いんですわ。(写真はトイレ)
店名表記は滅茶苦茶だけどマイペンライ。
今考えると、入口にある謎の紙人形は、そういうことにオッケーな客を選別する、
リトマス紙的存在だったのかもしれません。
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関連ランキング:タイ料理 | 錦糸町駅、住吉駅
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
「たぶん、東京で一番おいしいカレーつけ麺もあります。」こ、これはっ!
「新宿 徳川膳武」東新宿、抜弁天(ぬきべんてん:やらしい店じゃないですよ)近くに2014年夏登場した、つけ麺専門店。
以前西新宿の居酒屋でお昼営業していたのが移ってきたんだそう。
お店は掛け値なしに狭く、詰まったカウンター6席のみ。
かつ、店内ウェイティングスペースなし。
・・・雨の中、席が空くのを窺ってみました。
待つこと5分、一気に2席の空き。
・・・要はタイミングですね。
券売機でオーダー、お水はセルフサービス。
モコモコ厚着の季節、肘と肘がカサカサ擦れ合う密着度。
多生の縁どころではない感じ。
こちらのつけ麺は、最近とみに人気がある豚骨魚介系。
麺は焙煎麦芽を配合した特注の太麺とのことで、茹でるのに多少時間がかかります。
★つけ麺 並盛(200g) ¥750
★ピリ辛カレー ¥100つけ麺と、「ピリ辛カレー」と書かれた食券をコンボすれば、カレーつけ麺の登場。

茶色く自然な風合いの焙煎麦芽麺。
何もつけずにいただくと、強いコシと小麦の香りがしっかり楽しめます。

そしてスープに投入。
スープはカレーそのものではなく、あくまでも豚骨魚介系にカレーをプラスしたもの。
つまりつけ麺本来の風味を損なうことなく、カレーの香りとコクをプラスしたという感じ。
これは、つけ麺としてかなり美味い部類ですね!!
「たぶん、東京で一番おいしいカレーつけ麺」という謳い文句もあながち間違いじゃない感じ。
「たぶん」と付けているあたりに奥ゆかしさを感じますが(笑)
嗜好や、カレーつけ麺に期待する方向性は、人それぞれですからね。
こちらのカレーつけ麺は、「麺を用いたカレー料理」としてではなく、「カレーを用いた麺料理」として秀逸ということです。
お店の営業時間は11:30~16:00。
夜は歌舞伎町で
「カレーうどん専門&BAR ソウルプレーン」というお店をやっているそうですよ。
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関連ランキング:つけ麺 | 東新宿駅、若松河田駅、新宿三丁目駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
寿司ネタ最強決定戦、なんてものを開催したとしたら、チャンピオンはやはりカジキでしょうか?
なんていったって巨大な体にあの槍ですからね。
しかし、ボクシングのように重さ別の階級をつけたなら、ライト級ならこいつが優勝候補の筆頭。
シャコ
学名:Oratosquilla oratoria
英名:mantis shrimp
体長:12~15cm
分布:北海道以南肉食性で、他の甲殻類や魚類、ゴカイや貝類などを捕食するシャコ。
その最大の武器は、強烈なパンチ。
mantis shrimpという英名の通り、カマキリのような捕脚を持ったシャコの仲間ですが、その捕脚によるパンチのスピードは全生物最速級!
モンハナシャコというド派手なシャコのパンチは時速80kmとも言われ、あまりの速さに
キャビテーションと呼ばれる物理現象が発生するほど。
至近距離での威力は22口径の銃に匹敵するとも言われているんです。
シャコの仲間はこの強烈なパンチでカニの甲羅や硬い貝殻を叩き割って捕食しているどころか、飼育下のガラス水槽を叩き割ることも!
また、この必殺パンチは攻撃だけでなく威嚇や防御にも有効。
普段は海底に穴を掘って潜んでいるシャコですが、穴からパンチを繰り出し、天敵を追い払うわけです。

(すみだ水族館のシャコ水槽。曲線を描いた穴で万全の防御をしているのがわかります。)
同じ寿司ネタ仲間のタコもニ階級ほど上の強敵なわけですが、このパンチを喰らうと逃げ出すほど。
もしシャコが人間ほどの大きさだったら・・・と考えるとぞっとします。
そしてシャコの強さはパンチだけではありません。
シャコは環境の変化にめっぽう強く、一時東京湾の汚染が進んだ時期に「東京湾最後の生物になるだろう」とさえいわれていたほど。
ハードパンチャーであり、サバイバーでもあるわけですね。
さらに、生物のなかで唯一「色」、「強度」、「偏光」に加え「円偏光」を捕らえることが出来る眼。
その眼に世界はどう映っているのか・・・?
4億年前から地球上に生息し、独自の進化を遂げてきた生き物、シャコ。
その神秘のパワーは、寿司ネタですますのは勿体ないほどのものだったのです。
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あぁ、北のタイ料理が食べたい!
そう思いながら地下鉄に揺られていたら、北千住を越え、東京のだいぶ北のほうまで来てしまいました。
五反野。
最近はスカイツリー線なんて呼ぼうとしてますが、つまりは伊勢崎線。
その商店街のはずれに、ありました。

三色旗輝くタイ居酒屋が!
「チェンライ」タイ北部チェンマイのさらに北、ミャンマー及びラオスと国境を接する地、チェンライ。
かつて麻薬取引で有名だった「ゴールデントライアングル」もこの辺り。
ここ足立区と立地的にも近いものを感じますね。
(東京・埼玉・千葉のゴールデントライアングルは厳密にはお隣の葛飾区ですが。)
・・・早速入ってみましょう。

うぉっ、かなりいい雰囲気!
カウンターの向こうには日本語堪能なチェンライ出身のママさん。
こじんまり、しっぽりしたカウンター居酒屋の風情ながら、奥にはテーブル席もあるという便利さです。
しかしここはやはり、常連の皆様と一緒にカウンター席で愉しむとしましょうか。
★チェンライボール ¥300常連さんのほとんどが注文するという、このお店オリジナルの真っ赤なお酒。
「赤いやつ、もう一杯」なんて声が向こうからも聞こえてきます。
正体は高麗人参、ウコン、ブラックペッパー、パクチーの根など、漢方やスパイスを用いた健康酒。
スパイス好きにはたまらない、神秘的な味わいです。
赤い色は山ぶどうなどの天然色素。
アルコールは25度あるそうですが、スッキリと飲みやすく、翌日残らないのだとか。
たしかにこれは、グイグイいっちゃいます。
★サイウア ¥580ハーブをふんだんに用いたタイ北部のソーセージ。
こちらでは自家製で、結構ピリッとした辛さ。
バクバクグイグイいっちゃいます。
★ホーモック ¥550鶏のすり身を蒸して、バナナの葉のカップに入れたもの。
良い酒の肴になりますね。
こちらは黒板メニューだったので、いつもあるかはわかりません。
★タイ国薬酒ロック ¥500こちらはさっきのチェンライボールの濃厚ロック版。
漢方の味わいがギュッと濃縮された感じでキテます!!
これ、大好き!飲みすぎ注意!!
★ラープガイ メニュー記載はなかったのですが、できますよとのことでお願いしました。
ラオスからタイ東北部にかけて人気の肉&ハーブサラダです。
こちらのお店では細かい挽肉ではなく、ブツ切り鶏肉を用いたバージョン。
汁気多めのジューシー仕上げです。
ザクザクした煎り米、注文してからカットした生のレモングラスの食感が印象的!
手作りの愛情たっぷりな、旨辛ラープですね。
カウンターでお話をしながら飲んでいると、ちょこちょこサービス品が出てきました。

もみじに・・・・

ハムチーズサンド!
この肩ひじ張らない感じがなんとも居心地良いですねぇ~
普通に焼酎や日本酒、お刺身なんかもあるし、メニューにないチェンライ料理も頼めば作ってくれるようです。
普段来ることのない五反野の町ですが、この店のために再訪したくなりましたよ。
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関連ランキング:タイ料理 | 五反野駅、小菅駅
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
池袋東口チョイエロエリアに2013年夏登場したカレーライススタンド。
「東京スタミナカレー365 池袋東口道場」ラーメンの
「博多風龍」グループの新業態。
「東京スタミナカレー365 秋葉原道場」に次ぐ2店舗目となります。
メニューは横浜
「バーグ」のインスパイア系。
そこに
「ゴーゴーカレー」や
「すた丼」など人気チェーン店のエッセンスを散りばめた、そんな感じです。
焼肉トッピングのスタミナカレー(まさにバーグですね)とカツカレーがツートップ。
その他にも色々趣向を凝らしたメニューがありました。

辛さ選択と、玉子トッピング(生玉子・半熟玉子・目玉焼き)は無料。
この、辛さ調整はオープン当初は無く、要望で追加されたもののようですが、
「バーグ」インスパイアなら欠かせないサービスですよね。
★スペシャルカレー(並・10辛) ¥950スタミナはスタミナ焼きと手仕込みカツのW盛り。
辛さはMAXの10、生玉子トッピングでお願いしました。
ちょっとねっとりしたカレーの味わいは、まさに
「バーグ」。
10辛はそこそこ辛いものの、
「バーグ」の最凶辛
「救急車」には遠く及ぶべくもありません。
・・・が、それはそれでまたよし(イエス)。丁度良い辛さで美味かったわけです。
そもそも私、
「バーグ」の堂々としたB級テイストが結構好きなだけに、こちらのカレーも嫌いじゃない感じ。
ってか、辛さアップしなけりゃ物足りない感じがあったかもしれませんが・・・。
あとひとつ、感心したのが店内の清潔さ。

スッキリしすぎて逆に閑散とした印象がないことはないですが(笑)
立地が夜の街だけに、清潔さはやっぱり大事です。
ラーメン屋が母体のカレー屋といえば西口に人気店
「カレーは飲み物。」がありますが、
こちら
「東京スタミナカレー365」も、それと同様とはいかないまでも、
気軽に立ち寄れる庶民派カレーとして充分戦っていけるのではないでしょうか。
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関連ランキング:カレーライス | 池袋駅、東池袋駅、東池袋四丁目駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
東京を代表する北インド料理の名店「アヒリヤ」がな、なんと!南インド料理を始めました!
「アヒリヤ青山店」2014年8月23日オープン。
代々木、大崎に次ぐ3店舗目の「アヒリヤ」は、南北インド料理を取り揃えたスペシャルバージョンです!


青山らしいゴージャスでキラキラな店内。
席に着くと、メニューブックが三冊登場。

一つはドリンクメニュー、一つは北インド料理、そしてもう一つは南インド料理メニュー!

単に北インド料理店が南インドメニューをちょっと始めたよ、というのとは違い、かなり本気のようですよ。
「南インド料理を始めるに当たり、インドから200gの石臼グラインダーを購入、インドの有名店サガールラトナと五つ星ホテルのシェフを招き、北と南両方のシェフとキッチン設備を整えました・・・(以下略)」
注:サガールラトナはデリーにある南インド料理の有名店。それが証拠に、メニュー内容が凄い。
なんてったって・・・

ドーサだけで10種類もあるんですから!!
★ヴェデットビール ¥750個人的には「アヒリヤ」といえばこれ!の白ビール。
その他ワインリストもなかなか充実しています。
★ノンベジミールス ¥2500
・パパッド
・ピクールス
・サンバ
・ラサム
・カレー二種
・プーリ二枚
・レモンライス
・ヨーグルト(ライタ)
・本日のデザート
・ドリンクどひゃ~!
ちゃんとしている!!
早速いただきましょう!


二種のカレーは、
Kozhi Vertaksha コーリ ワラタクシャ
Meen Mauli メイン マウリー
コーリー ワラタクシャは結構辛い!しかも半端じゃないマスタードシードの量。かなりパンチが効いたチキンカレーです。
メイン マウリー(ミーンモーリー)に用いられた魚はカジキマグロ。
こちらもモーリーとしてはなかなかの辛口です。
対してラッサムは味噌汁代わりにゴクゴクいけるスッキリ仕立て。
サンバルもタマリンドがバッチリ効いておりシャープな仕上がり。
なかなかメリハリの効いたバランスですね。

ライスはカシューナッツたっぷりのレモンライス。
嬉しいですね!
そのドシッとした味わいがなんともアヒリヤっぽくて面白いです。

青山だろうが何だろうが、南インドはやっぱり手食!!
最近たまに見かける「なんちゃって南インド料理」とは異なり、かなり本格的なミールス。
しかしそれでいて、バシッビシッドンとはっきりした味わいは、やはり「アヒリヤ」的。
北インド料理の名店が、そのアイデンティティーを崩すことなく南インド料理を提供している、その手腕に拍手ですね。

食後はチャイじゃなく、コーヒーを選択。
南インド気分でね。
お安い値段というわけではないですが、この間違いない信頼感。
かなり重宝しそうですよ。
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関連ランキング:インドカレー | 外苑前駅、表参道駅、青山一丁目駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
Let's豪徳寺!豪徳寺に
「ナマステ日本」というネパール系居酒屋があって、
ダルバートがいただける一方で焼き鳥とかの居酒屋メニューもあり、なかなか使い勝手が良かったんだ。
・・・が、この日前を通ったら
「ナマステ日本」はすでになく、別のお店になっていたよ。
(厳密には二度、店名変更があった様子)

「ブッダ」名前を見る限り、よりインド・ネパール志向にシフトした店なのかな?

いや、実はそんなことは全くなかったよ。
むしろ・・・

なんでもあり居酒屋にギア踏みまくり!
TVに映っているのもボリウッドじゃなくて・・・


森進一!!!
見事な居酒屋オーラ。

★サンミゲール ¥500フィリピンのビールだよ!
他にも世界中のビールがあったよ。
★サービスサラダ野菜は新鮮。
かかってるのは和風ゴマドレッシングだよ!
★キムチチヂミ ¥450韓国料理だよ!
App Storeのアイコンみたいな盛り付けに美学を感じるよ。
なかなか美味い、けど食感にはちょっとネパールのパコラ的センスも感じるよ。
★サグマトン ¥880
★ライス ¥250これはインド料理になるかな?
見た目クリーミーなのに、食べると意外にさらっと食感カルカッタよ。
これは学生の合コンとかにも最適だね。
ホールはネパールの若い女の子2人、そんなカジュアルな感じも気楽でいいね。
ブッダ的な重厚さはとくにないけど、それがいいんじゃないかなぁ。
ダルバートがなくなったことだけ、ちょっと心残りかな。
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関連ランキング:インドカレー | 豪徳寺駅、山下駅、宮の坂駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「うますぎて申し訳ないス!」の謳い文句でお馴染み、浅草の老舗洋食店。
羽田空港に進出しています。
「浅草ヨシカミ」 場所は第1旅客ターミナルB1Fの
「東京シェフズキッチン」というフードコート。


東京の各ジャンルの料理店がひと揃え居並ぶ、便利な場所です。
ピザ&パスタにトンカツ、中華、そば、洋食、そして何故か大阪タコ焼きまで・・・
グループで食べたいものが分かれたときなど、とっても重宝しますね。
オーダーと支払いを済まし、ブザーを受け取り席で待ちます。
ブザーが鳴ると、出来上がった料理をとりに行くというシステム。
最近あちこちのフードコートで見かけるシステムですが、非常に効率的ですよね。
★ビーフステーキカレー \1230フードコートに似つかわしくない贅沢をしてみました。
だって、浅草の老舗洋食ですから。
オーダー時m「10分ほどかかりますが良いですか?」と言われたにもかかわらず、4分ほどでブザーが鳴りましたよ。

カレー自体は野菜がよく煮込まれたホテルカレー風。
ステーキはまぁ、それほど厚くはないですがステーキです。
味付けはシンプルなブラックペッパーで。
これで1230円は少々高いかな?と思ったりもするのですが、
空港フードコートで老舗洋食店のステーキカレーをいただくという、そのシチュエーション自体を愉しみましょう。
かなり、いい気分です。
カレーのみに拘らない人は、オムライスもイケるみたいですよ。
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関連ランキング:洋食 | 羽田空港第1ビル駅、羽田空港国内線ターミナル駅、羽田空港第2ビル駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
世の中にはとんでもなくクレージーな方がいるもので、最近だとメシコレで知り合った
酒場案内人・塩見なゆさん。
年間1000軒を飲み歩くという超絶女子なのですが、その彼女に案内されてやってきたのがこちら銀座のバー。
「BAR TARU」創業1953年の超老舗。
入っていた銀緑館ビル取り壊しのため、2013年に斜め向かいにある現在の場所、松岡銀緑館へと移転してきました。
同じビルにはあの「久兵衛」も入っているという、銀座のど真ん中な場所なのですが・・・
なんとこのお店、創業以来チャージなし、サービス料なしを貫いている、リーズナブルなバーだったのです。
しかもメニューは税込価格。(チャーム代はかかります)
ほほぉ、知らなきゃビビって入れなかったよ。
移転はしたものの、内装は以前の場所からそっくりそのまま持って来たそうで、雰囲気は良き昭和そのもの。
子どもの頃イメージしていた「オトナ」にようやくなれた気分。
・・・なのですが、この日はせっかく、カリスマ呑兵衛のなゆさんと一緒なわけですから、
アルコールの流れるまま、身を任せてみましょうか。
「じゃぁ、同じので」
「じゃぁ、同じので」・・・あ、なんか、たまにはこういうのも楽ちんだな。
・・・ん?
ここで非常事態発生。
カレーレーダーがビビビッ!!!
ヤバい、注文しなきゃ!!
★キーマカレー ¥900おぉぉぉ!これは独特!!
クグロフの如くサークル型に固められたターメリックライス、
その中心に流し込まれたキーマカレー・・・!!!
そこに昭和的センスのグリーンピースがパラッパラッと。
いただいてみると、これがまた予想外に美味い!!
カレー自体がなかなか濃厚で、ご飯を削り取りながらチビチビ、お酒とともにいただくのに最適。
老舗のバーでいただ独特カレーライス。
それは、昭和に間に合わなかったオトナたちが、かつて憧れたオトナの世界の中で、
ちょっとだけ子供に帰る自分を愉しんでみるという、複雑なようで単純な入れ子構造のノスタルジィ。
実に心地よいではありませんか。
夜半過ぎ、なんともいえない満足感に浸った私を尻目に、
なゆさんは次の酒場求めて夜の銀座へと消えていくのでした。
・・・いやぁ、とんでもない人がいるもんです。面白いなぁ。
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関連ランキング:バー | 東銀座駅、銀座駅、築地市場駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
バンコク市民の憩いの場、ルンピニ公園には生き物がたくさん。
なかでもいちばん幅を利かせブイブイ言わせているのはこの鳥。
インドハッカ
学名:Acridotheres tristis
別名:Common Myna, Talking Myna, Indian Myna, House myna, Locust starling
全長:25cm
自然分布:インド,中国南部,タイ,インドネシア,マレーシア
移入地:沖縄諸島、先島諸島、台湾、ボルネオ,スマトラ,イスラエル,レバノン,トルコ,イラク,UAE,南アフリカ,ボツワナ,ジンバブエ,オーストラリア,ニュージーランド,パプアニューギニア,米国(フロリダ),バハマ,キューバ,ジャマイカ,プエルトリコ,ハワイ,ミッドウェー,ソロモン,ニューカレドニア,バヌアツ,仏領ポリネシア,マダガスカル,レユニオン,モーリシャス,コモロ等黄色いくちばし、黄色い顔、黄色い足が印象的なムクドリの仲間。
雑食性で、昆虫や木の実だけでなく、公園に捨てられているゴミをついばんだりとなかなか貪欲。
ちょっと九官鳥にも似ていますね。
実際その通り、同じムクドリ科に属するこのインドハッカもなんと、
人語を真似することができるそう!


それだけでなく、他の色々な鳥の鳴き声を真似たりしているため、一体どれが元々の鳴き声なのか・・・(笑)
ペットとして飼育されたものが東南アジア各地や台湾、石垣島、ハワイなどに移入、定着。
神奈川県など関東地方でも野生化が確認された記録があるようですよ。
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テーマ:タイ・バンコク - ジャンル:海外情報
いやぁ、とにかく素敵な店なんだ。
それだけ言ったら記事書かなくてもいいくらい。
素敵なお店。
水戸からバスで20分、カレーの縁が無きゃ一生来なかったかもってな場所にあるんですが。
「錫蘭食堂 コジコジ」「すずらんしょくどう」ではありませんよ、
「せいろんしょくどう」。
つまりはスリランカ料理店なんです。
実はここの店主、さるさん(人間です)とは以前からtwitterで繋がっており、スリランカフェスティバルで初めてお会いした関係。
その、爽やかで物腰柔らかな好青年ぶりとは裏腹に、一本芯の通った雰囲気と、武術の心得がある者にした醸し出せない「気」がとっても気になっており、「この人の店が美味くないわけがない」と確信していたのです。
(格闘技で試合前に勝ち負けがわかるって、あれ的なものです)
しかし一体、どれほど美味しいのか。
日本のスリランカ料理といえば、関西が圧倒的なレベルを誇っている中、それに比肩する味が水戸にあるのか?
期待度マックスの初訪問だったのですが、先に言っておきましょう。
期待以上です、と。

ゆったりとした店内。
スパイス、アーユルヴェーダ、ヨガ、格闘技、オルガズムはひとつながりであることを確信犯的に描いた内装。
綺麗な布で包まれた個室が二つ。
となりの個室には、なんと驚いた。
東京から足しげくここへ通っている知り合いグループが。
凄まじい磁場です。

スリランカ料理店が散在している茨城ですが、決してメジャーではない料理なわけで、
メニューには食べ方がしっかり優しく記されています。
この心遣い、結構大事。
この日は週末お昼の訪問。
お目当ては毎週末数量限定の「豪華版スリランカプレート」です。

通常の「スリランカプレート」よりも品数が多いスペシャル仕様。
内容は日によって変わり、facebookなどで詳細告知があるという仕掛け。
この日の内容は・・・
・鶏カレー
・鯖カレー
・ポロス(ジャックフルーツカレー)
・カダラパリップ(豆カレー)
・パンダッカテルダーラ(オクラのスパイス炒め)
・サンバライス(スリランカの米)
・ポルサンボル(生椰子のレモンちりあえ)
・カラヴィラサンボル(ゴーヤのレモンあえ)
・あぶら菜マッルン(ココナッツ炒め)
・バトゥモージュ(茄子の椰子蜜あえ)
・スパイススープ・ラスム
・アチャール
加えて、メニューに書かれていない、
・ラーブキラタ(夕顔のココナッツ煮)
・ポークカレーも追加。
とんでもない豪華版です!!
★豪華版スリランカプレート ¥1380いやぁ、惚れ惚れします。
品数の多さもさることながら、それぞれの色彩の鮮やかさ。
それを引き出す、バナナの葉の緑。
美しすぎるスリランカプレートですね。


当然というか、勿論というか、手食しなきゃ勿体ない。
舌より先に、指先から味わうのです。

フィンガーボウルだって常備されていますからね。
で、肝心のお味はというと・・・・
これがたまらん!!ポークカレー、ポロス、かなり攻めてます。ガツンと辛いです。
モジュ、ニンニクがガツンと効いてます。
チキンカレー、シナモン&BPかなり引き立っています。
サンバライス、パラッパラに決まってます。
パリップ、かなり濃厚な味わいです。
ゴーヤ、シャキシャキでかなり爽やかです。
一品一品の味・香り・食感がかなり振り幅をもったベクトルで仕上がっており、
混ぜ合わせていただいた時の立体的な味わいはかなりの興奮もの。
スリランカ料理大国の関西で言うならば、辛さや刺激の幅は「ロッダグループ」、
食材の食感や味わい、色彩の活かし方は「カラピンチャ」に近い感じ。
シェフはスリランカ人ですが、かなりの料理センスとテクニック。
そしてそれを水戸の地でけしかけ、引き出すのはやはり店長さるさんの気迫でしょう。
かなり、かなり、思い切ったスリランカ料理なんです。
素晴らしい。

食後は胃をいたわるチャイと・・・
こちらのデザート。
★ワタラッパン ¥350ジャグリが控えめなのか、明るい色で柔らかい食感。
タイのカノムモーケンの様な独特の仕上がりです。
せっかく水戸に来たのだから、と、おみやげにはランプライス。

バナナの葉包みのお弁当です。
スリランカプレートは量も結構あるので、食べきれなかった場合もこのように包んで持ち帰ることができます。
嬉しい配慮ですね。
2014年12月までは、親しみやすいようインド風のカレーやナンも提供していたこの店ですが、
思い切ってそれらの提供を中止。
スリランカ料理に一本化し、勝負をかけるようです。
初めは戸惑う地元客も多いかもしれませんが、段々と、より多くの人々がスリランカ料理の素晴らしさに目覚めていってくれると嬉しいですね。


前へ前へと前進を続ける
「錫蘭食堂 コジコジ」。
その魅力は語りつくせません。
未訪問の方は是非、ツアーを組んででも!!
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関連ランキング:スリランカ料理 | 赤塚駅、常陸津田駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
なんだこりゃ!!
真夜中の渋谷に聳え立つ、赤い光の壁。
「フラミンゴ」
店内の雰囲気も比較的クレイジィ。
嫌いじゃないですよ。
★コエド 瑠璃 ¥850上京者には嬉しい江戸の地ビール・・・ではなくて、小江戸・埼玉川越の地ビールですよ。
★渋谷キーマカレー ¥1000この料理見てわかった。
ここ、「宇田川カフェ」の系列なんですね。
「宇田川カフェ」同様に、ホールのカルダモンがガツガツに入った粗挽きキーマは結構好みです。
電源あり、無料Wi-Fiあり、朝5時まで営業と、かなり便利なお店。
実際真夜中になると、ファッション業界やらコスメ業界やら音楽業界やらの男女があちこちでアレコレやりとりしている感じ。
私は耳が良いので一通りの会話が聞こえるのですが、渋谷の裏ではいろいろな戦いがあるのですね。
このお店にちなんで「赤壁の戦い」とでも呼びましょうか。

実はこの店、昼間明るい時間はピンキーな壁に包まれたファンシー空間になるらしい。
そんなギャップも面白いですね。
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関連ランキング:カフェ | 神泉駅、渋谷駅、代々木公園駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
なんと!我が愛する
「キッチン南海」系列の新店が祖師ケ谷大蔵にできたと聞き、早速行ってきました。
祖師ケ谷大蔵といえばウルトラマン!
ウルトラマンといえば円谷!
円谷と南海ときたら、南海の大決闘!
赤イ竹!
エビラ!
黄色汁をぶっかけろ!
・・・なんてとりとめもないことを考えていたらお店に到着。
「カレーの南海」オープンは2014年12月。
1965年、神保町で創業した
「キッチン南海」ですが、かつては
「カレーの南海」という店名だったそうなので、ある意味、原点回帰と言える店名なのかも知れません。
ちなみに「南海」という名前は、南海ホークスから。
看板の緑ももちろん、そのチームカラーです。
オーダーは券売機にて。
メニューはカツカレーをはじめとするカレー、そしてナポリタンをはじめとするスパゲッティに特化しており、他の「キッチン南海」のような定食メニューはありません。
(ヒラメフライもありません)

券売機横の水槽は一見「南の海」に見えるものの、泳ぐ魚はクラウンローチ、ブラックエンゼル、アルビノコリドラスと淡水熱帯魚。
ちょいと面白い感じですね。
さらに店内を見渡せば、ゴルフのポスター、ゴルフのカレンダー、ゴルフパターのミニチュア、タイガーウッズの人形、そしてマスターが被るキャップまでゴルフメーカーのもの。

こちらの店主、ホークスファンというよりは、かなりのゴルフ好きのようですよ(笑)
★カツカレー ¥850
★キャベツ ¥50おぉっ!
マニア垂涎、見事な南海ブラック!!
「神保町本店」「馬場南海」「向ケ丘遊園店」と並ぶほどの漆黒の輝き。
しっかりとした辛さとネットリ感は、まさに「南海」!「南海」!「南海」!
カツは「南海」としては肉厚なロースを使用。
ジュッとした脂の旨みは、カリッサクッな「馬場南海」とは対極です。

キャベツは別料金の別盛り。
お洒落で品ある街、祖師ケ谷大蔵ですから、ドカ盛りカレーなイメージを避けたのかも知れませんね。
むしろ、ライスをキャベツに変えるヘルシースタイルにも対応しているようです。
とはいえ、キャベツを注文すれば「馬場南海」並みの山盛りなんですけどね!
分厚い肉を使い、キャベツ別料金と、(あくまでも)「南海」の中では料金高めの高級志向。
それでいてカレー自体の存在感は
「神保町本店」「馬場南海」「向ケ丘遊園店」と並ぶ素晴らしさです。
素晴らしい飲食店がひしめく祖師ケ谷大蔵にまた一つ、有力なカードが生まれたようですね。
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関連ランキング:カレーライス | 祖師ケ谷大蔵駅、成城学園前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
高幡不動といえば関東三大不動尊のひとつ、高幡不動尊金剛寺で有名・・・
というのはカタギの方々の意見であり、カレーキ◯ガイ達の間で高幡不動といえば・・・
「アンジュナ」で決まり。
というか、高幡不動まで行ってアンジュナに行かないのは、ユニバーサルシティ駅まで行ってUSJに入らないのと同じこと。
「何しに行ったの?」と言われてもしょうがないのです。
そんな「アンジュナ」を敢えて素通りし、隣にあるお店に入ってみたらどうなるか?
「多国籍居酒屋 となりのチャッポラ」
居酒屋のような、ダイニングバーのような独特な雰囲気の店内。
そしてなんとこの店、中で「アンジュナ」と繋がっている!
実はここ、2010年2月に「アンジュナ」が改装した時、空いた隣の物件をブチ抜き繋げた姉妹店。
「アンジュナ」のインド料理メニューも自由に注文できるんです。
(但し「となりのチャッポラ」は居酒屋なのでチャージが必要。
「アンジュナ」側からも「となりのチャッポラ」メニューは注文可ですが、その際はワンドリンクオーダーとチャージがかかります。)結局、高幡不動に来たら「アンジュナ」に辿り着く運命ってわけですね。

まずは居酒屋的にワンドリンクオーダーしてみましょう。
★ティフィンジンジャー辛口 ¥600紅茶リキュールにジンジャーを加えた一杯。
いきなりこれが感動的!
流石はスパイス料理店、とにかく濃くて辛い!最高です。
単にバーとしてみても、これは結構なレベル。
★アフリカのギョウザ ¥460チュニジアのブリックですね。
カレー関係では日比谷の「ひつじや」でも提供している料理ですが、ここのはとにかくデカイ!
★とり唐揚 ~トムヤム味 ¥650片栗粉を使った中華な感じの唐揚げに、甘辛ダレをつけていただきます。
★イカの正油タンドール焼き ¥480タンドーリ料理なのですが、これはもう完全和風居酒屋な味わいですね。
★モスコミュール辛口 ¥530やっぱり生姜がガツンと効いたインパクト系。
これほど攻撃的なモスコミュールを出すバーは、都内でも1、2軒しか知りません。
・・・と、ここでせっかくなので、「アンジュナ」メニューも注文。
★マトンカレー 小盛り ¥930
★ナン +¥100「アンジュナ」オーナーシェフの藤井さんは九段「アジャンタ」出身。
同じく「アジャンタ」出身の日本人シェフたちが開いた、いわゆる「アジャンタ系」のお店の中でも一目置かれるだけあって、
確かな技術と確かなセンスによる、しっかりとしたマトンカレーです。
ブラックペッパーしっかり、クローブバッチリで好みの味!
さらにスパイス居酒屋ならではのデザートも見逃せません。
★リキュールアイス(カカオ&ティフィン) ¥460アイスクリームに好きなリキュールをかけて愉しむという趣向。
カカオリキュールと紅茶リキュールを半々でお願いしちゃいました。
オトナの味わい、ちょっと堪らないものがありますね。
近頃東京では、スパイス料理をお酒とともに愉しむ「スパイス居酒屋&バー」という業態が大きなトレンドとなっていますが、この「となりのチャッポラ」もまさにそう。
東京インド料理の黎明期を支えた大御所「アジャンタ」と、東京ならではの「スパイス居酒屋&バー」、
その二つの点を線で結ぶ、かなり面白い存在と言えるのではないでしょうか。

とにかく酒が美味いんで、酒飲みカレー好きには超オススメですよ!!
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関連ランキング:居酒屋 | 高幡不動駅、程久保駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
日本屈指のカレー密集地帯、神戸・元町に2012年、北海道スープカレーのお店が誕生しました。
「こうき屋」南北インド、ネパール、欧風にジャパニーズカレーと種々多様なカレーひしめくこの周辺でも、北海道スープカレー店はおそらく唯一。

オープンは2012年。
北海道の色々なスープカレー店を巡り研究した独自のカレーを提供しています。

オーダーはスープ、具材、辛さ、トッピングを選びカスタムしていく北海道方式。
・・・が、ただの北海道ではなく、神戸ならではのチョイスが用意されているのを見逃してはいけませんよ!
★神戸流牛すじカレー ¥1100
(ココナッツスープ・8辛)
・たこ焼きトッピング +¥100
・焦がしチーズトッピング +¥100神戸庶民派の味といえばやはり牛スジ。
そこにたこ焼きを投入するってんですから、これは北海道ではちょっとないスープカレーです。
スープはベーシックなトマトスープより、個性的なココナッツスープを選択。
これがなかなか美味いです。
辛さは8辛にしたのですが、ココナッツミルクによってマイルドになったため、ほどほどの辛さに。
野菜のカットは北海道スープカレーとしては小さめですが、牛スジはボリュームたっぷり。
流石は神戸のスープカレーといった感じで嬉しいですね。

たこ焼きはゴロッと3個。
カレーがジュクジュクに染みたたこ焼きを頬張る幸せときたら!!
神戸ならではのスープカレー、なかなかの美味さでございます。
基本の味がしっかりした上でこのお店、チャレンジ精神も旺盛。

何人かで一緒に食べられるスープカレー鍋なんてメニューがあったり・・・

激辛チャレンジ
「地の池地獄カレー」なんてのがあったり・・・・
2014年11月からはスープカレーデリバリーも開始と、意欲充分。
結構面白い動きをしています。
関西にはなかなか根付かなかったスープカレー文化ですが、このお店ならやってくれるでしょう、きっと。
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関連ランキング:スープカレー | 花隈駅、みなと元町駅、西元町駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
ん?
阿佐ヶ谷でダルバートとな?
「ナマステヒマール」阿佐ヶ谷駅北口アーケード内にあるカジュアルなインド・ネパール料理店です。

店頭の木像の、ガチガチに緊張した表情が印象的。

店内インテリアは結構ネパール寄り。

オーダー前に、スープのサービスがありました。
嬉しいですね。
さてこの店、ほとんどのメニューはナン&カレーのベーシックなものなのですが、なんとダルバートがあるんです。
★ネパール スペシャル タリー ¥1250
サラダ
タルカリ
ダルスープ
ほうれん草チキン
ターメリックライス
ソフトドリンクのセット。
ダルとごはん(バート)とおかずたち。
つまりはダルバートというわけです。
ネパール現地家庭の素朴な定食・・・というよりはちょっと、レストラン仕様な感じ。
というのもダルスープはスープというよりドロッとしたカレー。
例の渦巻きクリームもかかってたりします。
まあ、ダルバートを注文する客もそうそういるわけじゃないでしょうから、他メニューとの仕込み共通化はいた仕方がないところでしょう。
因みにセットのソフトドリンクはこちらを選択。

わはは。
ビールがソフトドリンク扱いなんて素晴らしい!
ライスもおかわり自由。
ダルバートとしての現地再現度がどうか、とかは置いておけば、なかなかお得感もある良いメニューじゃないでしょうか。
因みにこの店、オープン当初訪問記事書いていましたよ。
⇒前回の訪問記事ふざけた記事だなあ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
ウツボは海の魚。
そんな常識をひっくり返し、山に棲むヤツがいるんです。

ほら。

どこから見ても、ウツボです。

しかも、かなり美しいヒョウ柄。
フレッシュウォーターレオパードモレイ学名:Gymnothorax polyuranodon
別名:ヤマウツボ
英名:Freshwater Moray
最大長:70cm以上
分布:インドネシア淡水域
海や汽水域に棲むウツボの仲間には、時に淡水域にまで進入するものがおり、
「淡水ウツボ」という呼称で呼ばれ流通したりするのですが、それらの種(ナミダカワウツボ、スポッテッドモレイ、ポルカドットモレイなど)は長期飼育にはやはり塩分が必要。
しかしこのフレッシュウォーターレオパードモレイは「ヤマウツボ」と呼ばれる通り、山奥のブラックウォーター域にまで生息する、純淡水性のウツボなのです。

海水魚由来の魚でありつつ、ブラックウォーターにも棲むということは、アルカリ性~酸性の幅広い水質に適応するということ。

淡水魚水槽の中をニョロニョロと動きまわる様は、格好良いなんてもんじゃありません。

この個体は体長35cmほど。
ですが顔はかなり小さく、普段は流木の隙間に身体を畳んでいるため、体長と同じくらいの水槽でも全然余裕で飼育可能です。
反面、隠れる場所や身体を寄り添わせる立体物がない環境だと落ち着かず、ひっきりなしに泳ぎ回っては水から出ようと身体を伸ばしたりします。
実際、丈夫なこの魚の飼育下での死因第1位は脱走によるものとのこと。
流木や岩でしっかり隠れ場所を作りましょうね。

性格は意外にも温和。
というか、かなりおっとりしており、口をパクパクさせながら鈍臭くクリルに近づく様を見ていると「自然下ではどうやって餌を捕っているんだろう」と思ってしまうほど。
うちでは現在、ベロンティア・ハッセルディと混泳しているのですが、気の強いハッセルディから攻撃されることもなく(そりゃ見た目の迫力が違いますからね)、しっかり共存しています。
タウナギやシンブランカスのように待ち伏せて噛み付くこともなく、スパイニールのように砂を掘ることもなく、ニョロニョロ系の中でもかなり飼いやすく混泳しやすい部類に入る印象。

何より、海にいるはずのウツボが、小さな淡水魚水槽の中にいる・・・
その箱庭ジオラマ感がなんともたまらないと思いませんか?
入荷は非常に稀なので、見つけたら絶対逃さないように。
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四国は徳島、小松島の地になんと、カオマンガイの専門店があるとの情報をキャッチ!
早速行ってきました。
JR牟岐線、南小松島駅から徒歩5分。

港のすぐ近くに・・・

ありました!
「まるか」見た目はお弁当屋さん。
実際、基本テイクアウト専門のお店なんです。

店頭の旗には「ハイナンチキンライス」「お粥」の文字。
早速入ってみましょう。

店内には世界各地の巨大魚たちの写真。
マスキーパイクにワラゴ・アツー、キングサーモン・・・
実はこの店、釣りが趣味で世界各地を渡り歩いた店主のお店なんです。
看板メニューの海南チキンライスは、かつて半年ごとにタイと日本を往復していた頃、タイで屋台を手伝いながら本場の味を学んだものとのこと。
タイ式海南チキンライス、つまりカオマンガイというわけですね。
チキンライスは
一食600円。
ソースを以下の5種類から選んで注文します。
・シーズニングソース(タイの醤油)
・スイートチリソース
・ガーリック&チリソース
・チリソース
・ジンジャーソースまた、鶏を揚げた
カオマンガイトードも注文可(忙しい時はできない場合も)です。

テイクアウト専門とはいいながら、お店の脇には小さなイートイン(いや、イートアウトか?)スペースがあり、そこでいただくことも可能。
しかもテイクアウトだと容器代が必要な
鶏ガラスープが、イートインだと無料になるんです。
早速、イートインに挑戦してみましょう。
★海南チキンライス(ガーリック&チリソース)一番インパクトありそうなソースで注文してみました。
まず素敵なのは蒸した鶏肉のツヤ。
プリッと美味そうですね。

流石鶏料理が上手い徳島県だけあって(?)、鶏肉の食感は最高!
想像以上にガーリックが強く、想像以上にピッキーヌがガツンと効いています。
これはストロングな味付けですね~!
ライスは日本米。
徳島だとやはりタイ米は高くつくからとのことですが、鶏ガラスープで硬めに炊いた米にソースをじかにぶっかけることで、かなり独自なバランスに仕上がっています。
現地屋台のレシピを忠実に、というより、現地屋台のマイペンライスピリットを忠実に再現した、独自アレンジの美味さが最高ですね!
そして、こんな面白いメニューもありました。
★マレーシア風チキンカレーなんと!カオマンガイ+カレー!
そう来るとは思いもしなかった!!

カオマンガイにカレーをぶっかけ、チキンカレーの出来上がり。
ココナッツミルクを感じつつも、酢漬けした青唐辛子でかなり辛く仕上がったカレーと蒸し鶏のジャンクなシンフォニー。
いやぁ面白い。
チキンライスにカレーをかけるという発想は、築地場内の「鳥藤」以来のインパクト!貴重です。
実は小松島の港には結構タイ人も来ていて、カオマンガイを食べにやってくるそう。
店主いわく彼らが美味そうに食べるのを見て、独自アレンジながらこれはアリなんだとホッとしたのだとか。
お昼どきには結構客が集まり、早仕舞いすることもしばしば。

可能なら、前日予約が確実でしょう。
2012年3月オープンして以来、いろんな屋台メシを提供してきたこの店ですが、ガパオライスは2014年末で提供終了。
マレーシア風チキンカレーとカイジャオは表メニューからは消え、当分裏メニューとして個数限定での提供を続けるとのことです。

いろいろフリーダムなお店ですが、小松島の貴重なアジアングルメ。
是非長く続けていただきたいものです。
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