あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。
ロールキャベツで有名な新宿の超老舗洋食店
「アカシア」。
その支店が羽田空港第二ビルの4階にあります。
新宿本店の鄙びた雰囲気は店頭の写真パネルのみ。
店内はとってもモダンな空間です。
カウンター席がメインなのですが、流石は空港店舗、椅子の下に荷物収納があってゆったり寛げますよ。
★イェバーピルスナー M ¥780「世界で一番うまいビール」という謳い文句が凄い、麦芽100%ドイツビールなのですが・・・
一口飲んで率直な感想。
メチャクチャ美味い!!
フルーティかつシャープかつリッチな味わい。
こりゃあホントに世界一かも。
★極辛カレー ¥1000ロールキャベツの陰に隠れ知名度は低いものの、通好みのこのメニュー、しっかりありました。
ただし新宿本店のようにハーフサイズでロールキャベツを組み合わせたコンボはないので、食べたきゃ別途単品で注文する必要があります。
老舗洋食店としては掟破りのインド式シャバシャバカレー。
骨付き鶏肉がゴロゴロゴロッと3つも入っていて贅沢そのもの。
老舗洋食店という概念を振り切った辛さも健在です。
テキトーなカフェのテキトーな料理を注文しても1000円くらいは簡単に飛ぶ羽田空港において、この満足度はなかなかのもの。
東京の老舗の味が空港でいただけるというのも、なかなか良いものですね。
次は「蒙古タンメン中本」あたりが・・・
あ、飛行機の座席でお尻痛くなったら大変か。
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アカシア 羽田空港第2ターミナル店 (洋食 / 羽田空港第2ビル駅、羽田空港国内線ターミナル駅、羽田空港第1ビル駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。実は、南アフリカには首都が三つあるんです。
行政府のプレトリア、司法府のブルームフォンテーン、そして立法府のケープタウン。
(まぁ、ヨハネスブルグは犯罪府とでもいえそうですが。)

そのうちの一つ、ケープタウンは喜望峰を廻る船の寄港地として古くから貿易で栄えた街。
地中海気候の穏やかな空、碧く拡がる大西洋、そして背後には雄大なテーブルマウンテンと、
風光明媚な観光地でもあります。
ケープタウンの中心地にある「カンパニーガーデン」はもともと、
オランダ人のヤン・ファンリーベックによって造られたオランダインド会社の農園の一部で、
現在は第一次世界大戦時の記念公園として、バラなどの花があふれる市民憩いの場。

第一次世界大戦時の大砲。
世界を蹂躙した白人抗争の証拠品ですね。
ヨーロッパから侵略してきた白人達に蹂躙され、ボロボロにされ、
今はもう、完全に西洋化してしまったこのケープタウンの地、
しかし、そこにはまた、アフリカ大陸の生き物たちがたくましく暮らしていたのでした。
アカバネテリムク英名:Red-winged Starling
学名:Onychognathus morio
全長:27cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
ケープタウンで最も多く見られたムクドリの仲間。
羽根の縁に見える朱色が印象的です。
日本のムクドリ同様、物怖じせず公園で餌を求め寄ってくる気丈な鳥でした。
エジプトガン英名:Egyptian goose
学名:Alopochen aegyptiacus
全長:60~70cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
アフリカの広範囲の地域において最も多く見られるカモ類。
一属一種の鳥で、ガンよりもむしろツクシガモに近縁の種です。
体型はガン、白・緑・オレンジのカラフルな羽根はオシドリ、人相の悪い肉質の顔つきはバリケンを髣髴とさせ、
とっても存在感のある鳥です。
グゥェ~ッ!グゥェ~ッ!という下品な鳴き声がとってもうるさく、しかも全く物怖じせず人に寄ってくるので、
日常的に遭遇するとかなり「ウザイ」存在になりそう・・・・・
観光で見かける分にはでっかくて綺麗で良いんですけどね。
あ・・・リスだ。

あちゃぁ・・・こりゃ外来種ですね。
トウブハイイロリス英名:Eastern gray squirrel
学名:Sciurus carolinensis
全長:30cm
原産地:北アメリカ
このリス、「世界の侵略的外来種ワースト100」にリストアップされたリスで、
イギリス、イタリア、オーストラリア、南アフリカなどに移入し在来種を駆逐している種類。
確かに強くたくましそう・・・
やはりこんなところでも侵略戦争は起きているのですね・・・
カマキリの一種(South African Praying Mantis)Miomantis caffraでしょうか。
日本のカマキリに非常によく似た姿で、羽根は薄く、胸部はスリム。
ビーチロード沿いのホテルで見かけました。
White-breasted Cormorant学名:Phalacrocorax lucidus
全長:80cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
日本にも分布するカワウの近縁種で、時にカワウの亜種
Phalacrocorax carbo lucidusとされることもある種類。
ビーチロードの堤防の先、テトラポッド周辺に群れをなしていました。
ケープタウン市内ではこのほか、色とりどりのハタオリドリの仲間や、白黒のカラスなども見られ、流石アフリカといった感じ。
西洋風都市に住まうアフリカの生き物たちは、何を思い、ここまで生き抜いてきたのでしょうか。
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
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中板橋
「タンドリー」コテコテのインド料理店名ですが・・・
店頭の看板には
「ハイネケン カフェ」の文字。
そう、実はここ、インド料理店でありながら、お酒が充実したダイニングバーだったりするのです。
ビールの他、焼酎、ワイン、シャンパン、日本酒、スコッチ、バーボン、テキーラ、コニャック、各種カクテルまで。
料理もインド料理の他、ネパール料理、タイ料理と揃えています。
ネパ系インド料理店で料理のラインナップを手広く扱う店はたくさんあれど、ここほど洗練されたバー的イメージに纏めたお店はそうないですね。
自家製サングリア ¥400うん、インド料理店とは思えませんな。
チキンジャンジャリ ¥890窯焼きチキン、カシューナッツ、キーマ、ゆで卵の入ったカレー。
重すぎず、はっきり良い味出してます。
タンドリーパラタ ¥450ネパ系インド料理店でパラタを出すとこ自体少ないのに、ここのパラタは一級品。
カリッとサクッと香ばしく、少なくともネパ系店ではNo.1パロタと言えるでしょう。
ハイネケン ハーフ ¥390やっぱりハイネケンも押さえておかないと。
スモールサイズ290円からの価格設定はとても嬉しいですね。
温度、ガス圧のバランスも素晴らしく完璧ハイネケン!
というわけで、マイナーな立地、ノーマークとなりがちなお店ながら、
料理・お酒の満足度はなかなかのもの。
価格設定も板橋価格で、これは穴場的良店に認定しちゃいましょう!
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タンドリー (インド料理 / 中板橋駅、ときわ台駅、板橋本町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
1980年に渋谷モヤイ像を製作した、トムボーイアートが立ち上げたレストラン
「トムボーイ」実は渋谷の他、ここ池袋にもお店があるんです。
メニューの基本はインド料理ながら、ピザやらクレープやらを織り交ぜた「モダンスタイル」となっております。
店内はかなりの席数。
若干詰め込みすぎな気もしますが、大人数のパーティなどにはうってつけですね。
★サングリア ¥600氷たっぷり、一気に飲めちゃうサングリア。
水が欲しいなぁ。
お、南インド料理、あるの?
いや、まてよ・・・モモが南インド料理とは、モダン以上に斬新だね。
★チキンドーサ ¥1180なんと、スパイスに漬け込んだチキンをドーサで包んだ一品。
サンバルスープ、ココナッツチャトニつき。
ドーサは生地がソフトで薄く、酸味を抑えた独得の仕上がり。
具材のチキンもほぼ、辛さ控えめな
ネパールのチキンチョエラです。
ほう、これは確かに食べたことはないけれど・・・
平たく言えばこれ、ドーサとか南インド料理とか言うより、ネパール風スパイシーチキンのラップサンドですね。
そう考えれば色んなことが腑に落ち素直にいただけますよ。
けど、付け合わせのココナッツチャトニはどうしよう・・・
流石にネパール料理には合わないよなぁ・・・
サンバルは酸味をかなり控えた甘い仕上がり。
タマリンド不使用のヌーベル南インドという感じでしょうか。
南インド料理が苦手な方でも美味しくいただけますね。
しかし・・・やはり席数が多すぎるのか、店員さんの分業制が厳密すぎるのか・・・
呼んでもこないから卓上ブザー鳴らしてもなお来ないとか、
お通しにサラダ出てきて料理にもサラダ付いててそれで
お通し料300円乗っていたりとか、
結局最後まで空のコップだけでお水にありつけなかったとか、
最後の客としてレジで会計待っているのに、目の前でテーブル拭いている店員さんは目が合ってもそのままスルーしたりとか、
そうこうしているうちに先に上がっていく店員さんがいたりとか、
細かい改善点は山積みですね・・・
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トムボーイ (ダイニングバー / 池袋駅、都電雑司ケ谷駅、東池袋駅)
「レストラン ムッシュ ヨースケ」ビストロスタイルのカレー屋さんの先駆けとして、1999年にオープン。
以来13年以上もの間、人気店としての地位を保っています。
ビストロならではのコースも魅力的ではありますが、ランチのカレーはとってもリーズナブル。
庶民の財布に優しいですよ。
食前スープでミネストローネ。
ランチでもしっかりビストロしています。
そして登場!
野菜たっぷりベジタブルカレー ¥1000このお店ができたころ、初めて食べたのがこのメニュー。
鮮やかな素揚げ野菜がなんとも美味しく、当時築地にあった「イチロー」と並び
「野菜カレーの美味しい店」という強烈な記憶があったものです。
その後「イチロー」はビルの老朽化で閉店してしまったのですが、こちら「ヨースケ」は健在。
久しぶりに食べる野菜カレーはやはり変わらず美味しかったですよ。
そして今回食べてみて気付いたのは、この素揚げ野菜、結構塩を振ってたんですね。
なるほど、やっぱり塩は無条件な美味さの基本だ。
食後にはホットコーヒー。
ミネストローネスープからこのコーヒーまでで1000円ポッキリですから、やっぱりお得です。
そうそう、全体的に量は控えめですから、
腹ペコさんはオーダー時に「大盛りで」と伝えておきましょうね。
二階にあるマダムの店
「マダムキコ」も魅力的。
夜はムッシュとマダムで迷っちゃいそうです。
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レストラン ムッシュヨースケ (フレンチ / 池尻大橋駅、中目黒駅、神泉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。事前に耳に入れていた一つの情報。
「南アフリカでは寿司屋でタイカレーが出てくる。」え?いや、それって本当なのだろうか?
絶対確かめてみたい。
訪れた先は国際貿易都市ケープタウン。
南アフリカに3つある首都のうち、立法府にあたる街で、
人種差別やエイズ、レイプで悪評高い南アフリカの中では比較的安全といわれる場所。

港に見えるは、日本の漁船。
そう、ここは遠洋漁業に出向いた日本のマグロ漁船が行き着く港でもあり、
船員達が街に落とすお金で経済が活性化してきた経緯から、
日本人は「名誉白人」としてアパルトヘイトによる差別から免れてきた・・・のだとか。
つまり、日本で食べる遠洋漁業のマグロは、こちらから見ると近海の魚なわけで、
ならきっと、寿司も美味しかろうと。

夕日の強烈なビームが美しい、海岸通の光景。
そこに結構評判のよい寿司屋があるということで早速の訪問です。
「Wakame」・・・なんとも脱力系の名前ですが、
2010年ワールドカップで「Reccomended VIP VENUE」にピックアップされたちゃんとしたお店。

店内に入ってビックリ、なんて贅沢な空間!!

オーシャンビューも凄みがあります。

バーカウンターの奥には水槽が。
・・・う~ん、
日本の寿司屋の生簀をイメージしているのでしょうが・・・・

中に泳いでいるのは寿司ネタとは全く関係ない淡水熱帯魚たち。
シノドンティスやコンゴーテトラ、ネオランプロローグスなどアフリカの魚のみならず、
メティニスやパロットファイヤーなど南米由来の魚もいたりして、
きっとこいつら生簀の意味を理解してないなぁ・・・と思いつつも、
寿司屋でアクアリウム鑑賞が出来ることにちょっとワクワクもしたりして。

カウンターにはシャツの襟を立てた黒人店員さん。
「よぉ、大将!」と呼ぶよりも、
「Yo BRO!」と呼ぶのがふさわしそうです。

席につき、まずはじめに配膳されたのがこちら。
・・・お箸のおき方、90度ずれてますが、まぁそこは文化の違いということで。

まずは一番搾り・・・ではなく、隣国ナミビアのビール、
Windhoek。
これ、ほんとに人気だなぁ。

「
まずは枝豆。
無難に美味いです。
SALT AND PEPPER TOFU
WITH CHILLI AND SPRING ONIONS
42ランドいわゆる揚げ出し豆腐・・・なのですが、塩コショウでしっかり味付けがされており・・・

タイあたりのスイートチリソースでいただくという・・・。
いや、でもこれが結構美味しかったんです。


合わせるのはやっぱりケープワインでしょう。
この店は扱っているワインの銘柄が非常に多く、ケープワインを楽しむ目的で寄ってもよさそう。
・・・さて、そろそろ近海マグロを注文してみましょうか。
いや、せっかくなので刺身の盛り合わせで注文してみましょう!!
・・・うむ、確かに盛り合わせ!!!・・・ではあるけれど。
物凄い量のマグロとサーモン、その二種類だけやんけ!!!(笑)
しかも気づいたこと、
マグロが黒い!!
確かに新鮮ではあるはずのマグロなのですが、やはり捌くまでの状態維持の技術差か?
東京で食べるマグロのほうがはるかに風味が良いですね。
いや、これはこれで美味しいのですが・・・日本の魚介調理技術の高さをここに来て再認識しちゃいました。
あ、サーモンは日本で食べるよりも脂がのって数段美味しかったですよ。
OYSTARS
1個18ランド生牡蠣だって行っちゃいますよ!!
さすが地中海気候の街だけあって、南欧で牡蠣を食べてるようだ。美味い!
RAINBOW RELOADED
88ランド
レインボー・リローデッド!!!格好良すぎる名前のこのお寿司、いわゆるカリフォルニアのレインボーロールをさらに華やかにした続編的一皿。
海老にサーモン、アボカド、マグロ、その上にマヨネーズ、テリヤキソース、キャビア(おそらくランプフィッシュ)など、
縦横無尽なこのお寿司、これもまた結構美味いんです。
普通にマグロの刺身食うより、こっちのほうがオススメだなぁ。

次は
レインボー・レボリューションズの登場が楽しみ!!・・・って、ないない。

こちらはマグロのステーキ。
あ、これも美味しいぞ。
普通のお寿司だってあります。

うん、いなりがパティシェメイドなルックスになっている以外、普通に美味しい普通のお寿司ですね。
安心していただくことができますよ。
・・・しかし、お寿司や海鮮だけで満足していたら、南アフリカの寿司屋にまで来た意味がありません。
そろそろ行っちゃいますか。
RED THAI CHICKEN COCONUT CURRY
95ランドいやぁ、本当にありました、タイカレー。
いたってオーソドックスで健全なレッドカレーではありますが、
ジャスミンライスに青海苔がブレンドされているあたりが、寿司屋のタイカレー。

うんうん、意外とスパイシーで美味しいぞ。
寿司屋でタイカレーなんて、え~っと思っていたけれど、揚げ出し豆腐にチリソースつけたり、
お寿司にテリヤキソースかけたり、いなりにマヨ乗せたりといった世界観のなかでは、意外にタイカレーも馴染むもの。
よく考えてみたら、南アフリカから見た日本とタイの差なんて、日本から見たアルジェリアとナイジェリアくらいの差なわけで、
日本のあちこちのアフリカ料理店でクスクスが出てくるのと同じく、寿司屋でタイカレーが出てくることに何の違和感もないのでしょう。
やっぱり味付けの濃いメニューがないと満足しない客も多いでしょうから、タイカレーあたりがチョイスされたのでしょうか。
この店では他に、北京ダックなんかもありましたけど。
締めはやっぱりこの一品。
MISO SOUP
20ランドここで飲む味噌汁は、確かに味噌汁ではあるのだけれども、やっぱり東洋のスープという感覚。
面白いものです。
このスープに沈む深緑のヒラヒラこそが、この店の名前「wakame」だということを、お客の何割が知っているのでしょう・・・
というわけで、ホントにタイカレーがあることを確認できた南アフリカの寿司屋。
普段海外まで来てわざわざ日本食を食べたりしない私ですが、ここでは結構満足感を得ることができました。
・・・え?ネタとして?いや、もちろん料理としての満足ですってば。
WakameCorner of Beach Road & Surrey Place
Mouille Point, Cape Town
8005 South Africa
GPS -33.90012,18.40529
Sunday & Monday: 10:00 - 18:00
Tuesday & Wednesday: Closed
Thursday & Friday: 10:00 - 22:00
Saturday: 18:00 - 22:00
⇒「Wakame」HP★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。↓一日一回。クリックはこちら



関連ランキング:寿司 | ケープタウン
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
池上ディープだよ池上。
さすが古くからの門前町だけあって、
色んな予想外の店がありますね~
鹿肉&釣り&カラオケって店とか、
物が店内に積み上がりすぎていて中へ入れなくなった雑貨屋とか、
同性愛者向けインドネシア料理店とか、
ビリビリ痺れちゃいますよ。
そんな池上の裏路地にあるインド・ネパール料理店
「ロサニ」場所は城南名物「インディアン 池上店」のすぐ先。
日本語堪能なネパール人女性の接客が素晴らしいお店です。
スパイシーポテサラこちらは料理を待っている間のサービス品。
嬉しいですね~
タンドーリゴビ ¥450色鮮やかなカリフラワーのタンドーリ焼き。
一見シンプルな料理ですが、食べてみれば意外にホット&スパイシー!
あら美味い!
バナナナン ¥500設楽と日村がばななん ばななん ばなな♪
・・・ではなく、中にバナナを入れて焼いたナン。
チーズナンのチーズをバナナに置き換えた感じで、想像通りの美味さです。
マトンビンダル ¥880トマトの酸味ガツ~ン!
ブラックペッパーガッツ~ン!
おぉ、なっかなか美味いじゃないですか。
マトンの他に結構なボリュームのフライドポテトも入っていて満腹感も抜群。
接客の良さだけでなく、料理のほうもなかなか良い感じですね。
大満足で完食、お会計を済ませようとした時・・・レジ前にとっても気になる張り紙が・・・!!
「ロサニ スペシャル チャンコ カレー鍋」うぉぉぉぉ!!
何だか凄そうだぞ!
誰か挑戦してみて!
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。「南アフリカ最高のシーフードレストラン」があるという噂を聞き、
はるばる向かった先はランバーツベイ(Rumbertsbay)。
ケープタウンから北へ3時間ちょっとドライブした大西洋岸にある港町です。
日が沈み、真っ暗な夜道を進むと、道に飛び出してくるスプリングボック。
やがて徐々に聞こえてくる波音。
そして・・・なにやら洞窟のような場所から灯りが漏れているのに気づきます。

RPGにでも出てきそうな秘密の入り口・・・

その奥に素朴な丸太で作られた広い空間が見えてきて・・・

なにやら人々が火を囲んでいるようです。
そう、ここが「南アフリカ最高のシーフードレストラン」と評判の
「Muisbosskerm」。
天井は空へと抜け、星空が広がり、店の奥は海岸へと繋がっていて、
まさにそこで獲れた魚が次々と焼かれていくのを自由にいただく、
ブッフェ形式の屋外BBQレストランなのです。

黙々と魚を焼くアフリカーンスの親父。

いやぁ、実に豪快です。

Yellowtail・・・つまり日本で言うところのブリやカンパチ。
獲れたての焼きたてはめっちゃ美味いですよ。

こちらはイセエビ。
この辺ではたくさん獲れるのだとか。
イセエビを好きなだけ食べたいだけかぶりつくなんて、日本ではできない贅沢体験です。


その他、バラクーダやスヌーク(シーパーチ)、エンジェル(マナガツオ?)、ヘイク、シタビラメなど魚種豊富。
南アフリカの海の幸を食いまくりですよ。

もちろん、料理は焼き魚ばかりではなく・・・
地元で食べられている郷土料理も・・・これは嬉しい!!!
water blommetjie & tripe currywater blommetjieって一体なんだ?
聞いてみたら食用の花を煮こんだ料理なんだとか。
これは実に珍しいですね。
そして念願の南アフリカカレー。
tripe curryですから、いわゆる牛モツカレーです。
要はスパイスを効かせた牛モツ煮込みシチューといった感じなのですが、curryという表現をちゃんと使っているあたり、
カレーはワールドワイドな食べ物なのだということを再認識。
まさに地球は「カレー惑星」です。
シーフードパエリアだってありました。
ブッフェですから、そりゃぁもう夢中で食べましたよ。
どんどん出てくる料理を全部食べたい一心で・・・・!!
ブッフェといえど料理は全て出来たてですから、美味さは格別。
新鮮な魚介から、ネットリ濃厚な南アフリカカレーまで、たしかに満足度高いなぁ。

こちらはパン。
オランダ色が濃厚な南アフリカの文化を感じます。

こちらは干したヘイク。
まぁ、日本で言うところの干し鱈と言ったところでしょうか。
結構噛み応えがあり、味も濃厚で、鮭トバのような味わいがありますよ。

コーヒーだって入れたて。
南十字星を見上げながら飲むコーヒーは格別!!
こちらはKoek sister dip in Syrupという南アフリカの伝統菓子。
かりんとうの様に硬い、シロップ漬けの揚げ菓子なのですが、
興味深いことにキンキンに冷やしていただくのです。
これが実に実に美味い!!!
とっても癖になります。
後でネット検索したらレシピとか出てきたんですが、誰か日本で売りませんかね?
楽しいのは、料理が出来るたび皆取りに集まるので、そこで他のお客さんたちと会話がうまれること。
私が訪問したときは海外からの客は少なく、南アフリカの方々が多かったのですが、
訛りまくった英語を必死で聞き取りながらの対話。
こちらの英語もどれほど通じているのか不明でしたが、皆穏やかに楽しいひとときを共有できたのは確か。
美味しいものを一緒に食べれば、人種も国籍も、言葉の壁もないも同然。
それはアパルトヘイトで悪名高きこの国でも変わらない事実なのでした。
後で聞くところによるとこのお店、
ナショナルジオグラフィックが選ぶ
「海を眺めるレストラン世界トップ10」にもランクインしているのだとか。
なるほど次は日没前に再訪問したいなぁ。
物凄く訪問難易度高いけど。
生きてるうちに。
MuisbosskermLambert's Bay 8130, South Africa
+27 (0)27 432 1017
⇒「Muisbosskerm」HP★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
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関連ランキング:シーフード | ケープタウン
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

中野
「カルマ」中野駅北口を出て、線路沿い新宿方向にちょっと行ったところにある多国籍料理店。
学芸大学にある、いつも開いていないスープカレー屋「カルマ」とは全く関係ないお店です。
念のため。

アットホームで賑やかな店内。
ポップでサブカルで反原発な世界観が、中央線沿いの溜まり場ムード抜群です。
料理のラインナップはカレー、韓国料理をはじめ、アフリカ料理やらネパールのモモ、フィリピンのアドボまで幅広く。
時間帯によって提供する料理が変わるのもなかなか楽しい趣向です。
★望月梅酒 ¥550
シナモン、八角、ラム酒入りの梅酒。
コースターがわりにゾウガメの塗り絵を敷いているあたり、とても愉快。
★アフリカン炒飯 ¥1000いわゆる「アフリカンソース」で炒めたチャーハン。
タコライスのようにフレッシュトマトが乗っています。
甘く苦くちょっと辛い独特の風味が愉しいですね。
★ピンガレモン ¥650ブラジル焼酎だそうです。
今度のコースターは「サザエさん」の1ページ。
愉しい・・・けど、注文入るごとに破るのかな?
料理もインテリアも、置かれている本も雑貨も、なかなかの趣味空間ですね。
それでいて、明るく陽気な雰囲気があるのもよいところ。
これからも、中野を代表するたまり場として愛されていくのでしょうね。
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カルマ (無国籍料理 / 中野駅、新中野駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
さて、これは何でしょう?
パフェ?
スムージー?
・・・いえいえ、実はこれ「飲むカレー」なんです。
近ごろ池袋に「カレーは飲み物。」というお店ができ話題になっていますが、
こちら渋谷の「サンパチカフェ」では実際にストローで「飲む」インドカレーを提供しはじめちゃったんです。




この日はランチ訪問。
ランチセットでお目当ての品を注文してみました。
飲むカレーセット ¥780飲むカレー
ミニサイズナン
サラダ
ラッシー
コーヒーorティー
デザート
というセット。
見事にカフェドリンクと化したカレーはヴィーガン対応の完全ベジなインドカレー。
確かによく見れば上層はサグ、下層はクリーミィなコルマ系のカレーです。
さてさて、それでは実食・・・いや、実飲してみましょう。

うむ、確かにカレー。
まごうことなきインドカレーです。
飲むカレーだから甘く・・・ということもなく、逆に辛く・・・ということもなく、
結構にがめな仕上がり。
玉ネギの苦味でしょう、なかなか強めの味です。
ちょっとナンに漬けて食べたりすると普通にインドカレー。
しかもナンはなかなか美味いのです。
が、ストローで飲むと・・・まぁ、同じ味なのですが、やはりなんともいえない違和感がありますね(笑)
味覚と舌触りというものはかくも密接に関わりあっているのだなぁ、と実験的な面白ささえ感じてしまいます。
食後のケーキ、これが案外美味い。
駅に近く便利で、カフェとしてもなかなか使えそうな店。
ネタとしても結構キャッチーですから、一度は行って損はないでしょう。
しかもプラスアルファのネタとして・・・なんとこの「飲むカレー」、テイクアウトができるんです!
渋谷のスクランブル交差点を急ぎ足で渡りながらインドカレーを飲む、なんて夢のようじゃないですか・・・ねぇ。
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サンパチカフェ (インド料理 / 渋谷駅、神泉駅)
さて問題です。
南北にも東西にも一番長い都道府県は次のうちどれ?⑴北海道
⑵沖縄県
⑶東京都答えは⑶の東京都。
そう、伊豆七島も小笠原諸島も、日本最南端の沖ノ鳥島も最東端の南鳥島も、実はぜ~んぶ東京都。
東京って、日本の首都であるのと同時に、豊かな島嶼部の自然に恵まれた場所でもあるのです。
そんな東京島嶼部への海の玄関がこの竹芝桟橋。
ここに、ちょっとした穴場のグルメスポットがあるんですよ。
「東京愛らんど」東京島嶼部の物産を販売しているだけでなく、島の幸海の幸をレストランでいただくことができるんです。

とくに東京島焼酎のラインナップは最強クラス。
焼酎好きならマストでチェキラです。
ムロアジのたたき揚げ ¥600・・・もうね、これが旨過ぎ。
アジのたたきを揚げただけのものがどうしてこんなに、ってなくらい美味い。
酒のツマミにも最高の一品ですよ。
明日葉そば ¥650伊豆諸島といえばやはり明日葉。
明日葉をたっぷり練りこんだ緑のそばに島海苔がオン。
つけ汁はトビウオ出汁という完璧っぷりです。
さらにさらに明日葉の天麩羅付きという至れり尽くせりなこの料理、とにかくオススメ。
明日葉の苦味と香ばしさが実にクセになるのです。
・・・おっと、もちろんカレーも忘れちゃいけません。
明日葉ロールカツカレー ¥1300豚肉と明日葉をミルフィーユ状に重ねたカツのカレー。
煮詰めたような濃い目のルゥに明日葉の苦味が濃厚にマッチ。
付け合せの明日葉のおひたしもまた絶品です。
浜松町駅からわずか徒歩五分で楽しめる、島の味覚。
ちょっと変わった食事を楽しむもよし、珍しい島焼酎を気の利いた東京土産にするもよし。
朝7時からの営業も頼もしいナイススポットですよ。
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東京愛らんど (カフェ・喫茶(その他) / 竹芝駅、浜松町駅、日の出駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
練馬でエスニックといったらタイ料理と南インド料理・・・
だけではないのです。
「モンスーンヴィレッジ」看板にはバッチリと「ネパール料理専門店」という文字。
大多数のネパール人のお店が「インド・ネパール料理」もしくは「本場インド料理」という看板を掲げちゃう中、
なかなか気概のあるお店です。

店内もネパール一色。
借りてきたようなタージマハールの写真などありませんよ。
・・・実際、この日訪れた客の中で日本人は私一人。
他はみなネパール人(チベット系もいたかな?)というベタっぷり。
店内の壁にお客さんの写真がたくさん貼られているのですが、
写っているほとんど全てがネパール人という徹底ぶりです。
ただ、メニューを開けばナンとかタンドリーチキンとかあるんですけどね(笑)
その辺はご愛嬌です。

サービスで出てきたラッシー&パパド。
このパパドがブラックペッパー効きまくりで美味い!!
バラ ¥680おっとこれはなかなか珍しいですね。
豆のパンケーキみたいなもので、油控えめ、卵控えめ、素朴な豆の味が楽しめる仕上がり。
ちょっと南インドのマサラワダにも似た食感です。
使っている豆は黒豆(マスコダル)と緑豆(ムングダル)のニ種だそう。
このバラという料理、サンサールなどで「ウォー」という名で提供しているのと同類の料理なのですが、
こちらのお店では別に「ウォー」という料理があり、そちらは同じ豆を使いながらもドーナッツ状で、まさにウルドゥワダのよう。
ネパール料理と一括りにはできない多様性がネパールにもあるのでしょう。
チャウミン ¥580こちらはネパールの焼きそば。
実に素朴ながら、味がハッキリしていてなかなか美味い。
こういった庶民派料理の味付けがキマッているお店って、非常に好感が持てます。
他に汁麺のトゥクパも美味しそうでしたよ。
「味家」や「サンサール」「ミルミレ」「ネパリコ」ほどの個性はないものの、
練馬界隈のネパール料理店としては隣駅の「サグーン」と並ぶ良店ではないでしょうか。
なんだか身内の客ばっかりで日本人が来ていないのがちょっと心配ではありますが。
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モンスーンヴィレッジ (ネパール料理 / 練馬駅、豊島園駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
築地という街は実によく昭和が保存されているものだと思う。
しかも、そのどれもが現役の息吹きをもって。
「キッチンカミヤマ」独特のホッピー書体がインパクト大。
斜め向かいにはこれまた究極昭和な雰囲気を誇る喫茶店「ひよこ」がありますよ。

店頭を埋め尽くす手書きのコメントとイラスト。
昭和も昭和、昭和前半の香りがプンプンして絶品です。
「皆、苦しみに ボローニャ
あなたのハートは ポーランド
ここにあるのは ロシアンカレー
つけめん つけ売り ボロネーゼ・・・・」意味がわかるようでわからない、でもハートは伝わるような。
まさに右脳で感じる昭和世界へ・・・・・

店内はUボートの艦橋の如き馬蹄型カウンター。
年代モノの写真、ポスター、イラストがビッシリ。


そしてメニューも全て、イラスト入りの手書き。
その風合いも愉しければ、書かれている料理名も愉しく・・・
「ロシアンカレー」「四川カレー」「フランクチャーハン」・・・
基本は洋食屋さんなのですが、メニューの半分はカレーのラインナップ。
昭和的庶民派のカレー屋さんと言っても過言ではないでしょう。

カウンター上にもドドンとラッキョ、福神漬け、紅ショウガ。
こうなりゃカレーを頼むしかないってモンです。
★ロシアンカレー ¥950この店の看板メニュー。
シャバシャバなカレーにホールトマトとサワークリームがどっちゃり入った独特のカレー。
ボルシチあたりをイメージしての命名でしょう。

しかし驚くのはその独特の仕立てよりもまず量。
物凄い迫力ですよ。
小食の人だったらひと目で泣いちゃうくらい。
ホクホクのジャパニーズライスにどかっとカレーをかけていただきます。
トマトの酸味、クリームの爽やかさ、そして意外と辛口のルゥによく煮込まれたビーフ。
案外サラサラッと食が進みます。
美味いぞ、これこそカレーライスだ。
懐かしく、しかし独特な、ここだけのカレーライス。
もちろんロシアに行ってもこんな美味しいカレーはありませんよ、多分。
しかし・・・流石のボリューム。
美味しくてパクパク食べていたら、気がつくとお腹パンパン・・・これは危険。
大食いの人には実にありがたい店だと思います。
お店の角には小さなブラウン管のテレビ。
地デジで上下に黒帯が入りさらに小さくなったその画面に、昭和の名優小沢昭一の訃報。
「ええっ!」と驚き、奥の厨房にいた旦那さんを呼びにいく奥さん。
「あの人いい声だったのにねェ」
「そういえば、野坂昭如も最近見ないなぁ」
「大島渚は生きてるんだっけ?」
「あの頃のテレビは面白かったね~みんなハッキリもの言ってたからネ。」
「今はみ~んなオブラートに包んじゃって」
そう、そうなんですよね。
やっぱりハートのぶつかり合いが足りないんだな。平成の今は。
「皆、苦しみに ボローニャ
あなたのハートは ポーランド
ここにあるのは ロシアンカレー
つけめん つけ売り ボロネーゼ・・・・」
とっても素敵な昭和のこころ、ご馳走になりました。
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- (EP) ダーティペア主題歌「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット/宇宙恋愛<スペース・ファンタジ...

- ¥380
- 楽天
キッチンカミヤマ (ハンバーグ / 新富町駅、築地駅、東銀座駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
池袋北口から5分ほど歩いた路地に2012年11月9日にオープンしたインド・ネパール料理店「サムザナ」。
「思い出」という名のお店です。
スーパードライ グラス ¥350グラスといいつつ充分ジョッキサイズ。
注文してからちょっと時間がかかっていたので覗きこんでみたら、泡だらけの失敗ジョッキが2つ。
3トライ目でようやくの成功をみたようです。
とりあえず、頑張っています。
ダルチャゴーシュ ¥850豆とマトンのカレー。
ダルは豆、ゴーシュは羊、チャってなんだろう?
辛口にしたらかなりのカイエンペッパー味ですよ。
ゴマナン ¥350かなりの量のゴマがのったナン。
手でちぎるとテーブル中にゴマが飛散します。
一粒もゴマを落とさず食べることができたなら、あなたはかなりの波紋使いだと言えるでしょう。
店員さんはまだまだ日本語も不安げ。
私の他には知人と思しきネパール人客がひとり。
お会計時にはレジにお釣りがなく、猛スピードで近所のコンビニでレタスを買ってきて、万札をくずしてきた店員さん。
とりあえず、頑張っています。
はるか極東の地で始めたお店につけた「思い出」という名には、
どんな想いがこめられているのでしょうね。
頑張れネパール人。
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サムザナ (インド料理 / 池袋駅、北池袋駅、要町駅)
またまた意外なところで意外なお店を見つけてしまいました。
「クーリーズ クリーク」白金高輪から路地を少し入ったところにある、タイ料理&四川料理のカフェバーです。
世田谷あたりにありそうなカフェ的な佇まいで、出す料理がタイ料理と四川料理だなんて、興味深いですね。
ランチにはタイカレーやガパオ、担々麺などありましたが、あえてこちらを注文。
カオマンガイ ¥900おなじみタイの蒸し鶏&炊き込みご飯です。
グリーンカレーとかはペーストが進化しているので大抵の店で美味しくいただけるのですが、
このカオマンガイは鶏のクオリティと蒸し方、ご飯の炊き方で味がガラリと変わるので、
お店の料理レベルがモロに出るメニューでもあります。

でこれが実に美味かった。
きれいに脂が抜けた蒸し鶏の美味さ、そして量も充分。
何より米の炊き方が抜群で、鶏ガラの味がしっかりと染みながらもフワッとした食感がある絶妙の仕上がり。
こりゃぁ、掘り出し物だ。

タレは二種類。
これが一方は青唐で辛く、一方はドロリと甘い、その落差が極端。
「醤油甘すぎじゃね?」という人もいるかとは思いますが、
米質、肉質が良いのでこの甘辛も楽しくいただけますよ。

セットのサラダ、スープもしっかりとした仕立て。
チャイ ¥300いきなりインドな組み合わせですが、このチャイもなかなか。
シナモンがかなり効いていて濃い、のです。
ただのオシャレカフェかな~と思って入ったのですが、これは思わぬ拾い物。
聞けばこの店、渋谷の「アダン食堂」、白金高輪の「アダン」と同じ系列なのだそう。
なるほど、いろいろなことに納得がいきました。

天井の高い独特の空間はもともと運送会社の倉庫だったのだそう。
三階まであるゆとりの造り、使い方が拡がりますね。
次は四川料理も食べてみたいなぁ。
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Coolie's Creek (四川料理 / 白金高輪駅、泉岳寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
とっても久々の訪問となりました経堂の超独創店「ガラムマサラ」。
大好きなお店です。

あいも変わらずカッチョエー店構え。
しかしここ最近でこのお店には動きがありまして・・・なんと日本人店員の採用、
しかもお客さんからのスカウトという、「愛と情熱のスパイス料理店」らしい展開。
そしてスパイス料理の奇才ハサンさんは2ヶ月おきに1ヵ月休養をとるフォーメーション。
もちろん、休養中にはいろんなところに旅行したりして新しい料理のアイデアを発掘してくるというのですから、
「ガラムマサラ」のスパイス料理探求の物語はまだまだ続くわけです。
さて、この日もいつもどおり、お料理はお店におまかせ。
だって「ガラムマサラ」最大の魅力は、予想だにしない新しい味の登場なのですから!!
★タンドリー秋刀魚スパイスが染み渡った香ばしい秋刀魚。たまりません。
パクチーの街でもある経堂ならではの贅沢なパクチー使いも見逃せませんね。
★アボカドサーモンサラダこれは初めていただきました。
メニュー名だけ聞けばカリフォルニア料理のようですが、
しっかりスパイスの効いたガラムマサラ料理になっています。
★鯨とイチゴとオクラのサラダ序盤、一番驚いたのがこれ。
あまりにもトリッキーな食材の組み合わせに果たして・・・と思ったのですが、
そこは流石のハサンさん、素晴らしく完成度の高い一品に仕上がっています。
思えば2年ほど前、ハサンさんと一緒に西所沢の「ネゴンボ33」へ行った際、
イチゴのサラダが出てきて、これ美味しいねとか言っていたら、
その後早速イチゴを取り入れたメニューを開発しちゃったハサンさん。
この日のメニューはそこからさらに進化してまた別の境地となっています。
★鶏のパクチー和えやっぱりパクチーですよ。
「ガラムマサラ」は本当にパクチーの使い方が巧いなぁ。
★タンドリー砂肝こちらも初めて食べたときは驚きましたが、もはや定番メニューとして定着した感がありますね。
それだけ独創度が高く、かつ完成度が高い証ですよ。
★激辛チリDipこの日、激辛マニアがメンバーにいたこともあり、新加入の日本人店員さんが用意してくれていたもの。
メキシカンな風情がありつつ、パクチーオンでガラムテイスト!!
なかなか旨辛かったですよ。
★納豆チーズマサラ・・・だったかな?
バーナーであぶりが入ったチーズがアクセントになってグッド!
とろーり糸引く美味しさです。
★ブリバジャこれも「ガラムマサラ」名物、インド式モツ鉄板焼。
めっちゃ味濃いんです。
だがそれが良い!!のですよ。
★タンドリー手羽先これもガラムに来たら食べたい一品です。
ハサンさんは日本の酒飲みのハートをよく分かってらっしゃる。
ちなみにいつも思うのは、この盛り付けが
西洋悪魔ブエルみたいで魅惑的だなぁ、と。
★タンドリーラムこれもガラム名物!羊好きなら絶対食べなきゃ始まらない絶品ラム。
・・・こうやって書いてると「ガラムマサラ」って名物メニューがホント多いですね。
★エビと軟骨のパクチー炒め・・・だったかな?
パクパクパクチーなのです。
★秋刀魚ビリヤニぎゃぁぁぁ~いきなりスゴイの来たぁぁぁぁ~!!!
ガラムのビリヤニはどれも味が濃くて美味いのですが、秋の味覚と組み合わせればさらに最強です。
いやぁ・・・押さえるトコ押さえるネェ~
★レモンチキンカレーネット上でみんなが食べてるのをみて是非食べたかった新メニュー。
しっかり登場してくれました。
そして・・・これがメタクソ美味い!!!
凄い酸味に加え、コブミカンの香り。
先日旅行したベトナムで発想したカレーなのだそうです。
これほど濃厚で、これほど爽やかなカレーはなかなかあるものではありません。
気に入りました!これは次回も頂かねばなりませんね。
★モロヘイヤ海老カレー・・・だったかな?
とにかくいろいろ凄すぎて品名憶えていないんです(笑)
美味しい記憶だけはあるのだけれど。
その他納豆カレーやシナモンナンなども頂きましたが、もはや写真もなく・・・
ワイワイ楽しいスパイスの宴に興じてしまったのでした。
★シナモンアイスうわぁ、締めのデザートも美味すぎる!!
やはり相変わらず素晴らしいですね「ガラムマサラ」。
インド料理という枠にとらわれず、アジア各地、そして日本の様々なカレーの名店からアイデアとエッセンスを取り入れながら、
独特の解釈でここにしかないスパイス料理へと再構成してしまうハサンさん。
ここでしか食べることのできない名物メニューで愉しませてもらう一方で、
何度来ても「驚きの新メニュー」が待っているという飽くなき冒険心。
まさにこの店は「スパイスの奇妙な冒険」とでもいうべきオンリーワン店なのでした。
ガラムマサラ TEL:03-3427-1985住所:東京都世田谷区経堂3-37-20 営業時間:11:30~14:00 17:30~22:00定休日:木曜日↓一日一回。クリックはこちら



ガラムマサラ (インド料理 / 経堂駅、千歳船橋駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
昼総合点★★★★★ 5.0
湯島「デリー」出身のシェフがカツカレーのお店をオープン!?
そんな情報をキャッチしたのは同じく湯島「デリー」出身のカレーアイドルが切り盛りする「ザ グッド カリーショップ」。
新店の場所は五反田駅からも不動前駅からも徒歩8分、山手通り大崎交差点近く・・・あ、ありました。
「カツレツ on the curry びすとろ もちゴリラ」凄い名前ですよね。
まっさらな店内はカジュアルなビストロといった雰囲気。
実はここ、夜はカレーだけでなく様々な料理が用意された「飲めるカレー屋」なんです。
甲州名物 葡萄酒(ワインずら)¥480この日の白、銘柄は蒼龍という甲州ワイン。
何やら甲州押しが強いですね。
りょうりg前に出てくるこのアチャールなんて、まさに「デリー」でしょ?
鶏レバーのパテ ブルジョア風 ¥500ブルジョア風って・・・(笑)
チャーミングなのは店名だけではなさそう。
でも味はしっかりしていますよ。
カツレツ on the curry ¥1180もちろん看板メニューを注文してみました。
確かに普通のカツカレーとはひと味も二味も違う仕立てです。
カツはバターで焼いたイタリアンなポークカツレツ。添えられたトマトがこれまたイタリアン。

カレーも一見ミネストローネ?と見まごう色彩そしてシャバシャバ加減。
しかしそこはやはり「デリー」出身。
しっかりクミンが効いたカレーなる仕上がりとなっております。
それにほら、このアチャールなんて、まさに「デリー」でしょ?
聞けば「もちゴリラ」ことメインシェフはもともと、山梨の某ホテルででイタリアンを担当。
その後、湯島「デリー」にてカレーアイドルと共に修行。
独立し、同じ山梨出の仲間3人でこの「びすとろ もちゴリラ」を開業するに至ったのだとか。
なるほど、だからイタリアンカツレツ、だから甲州ワイン押しだったのですね。
場所柄、まだまだ夜のお客さんはそう多くはないようですが、逆に言えばまだ穴場中の穴場。
いずれ人気が出ちゃう前に是非、この「飲めるカツカレー屋」へGo!ですよ。
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もちゴリラ (カレー / 不動前駅、大崎広小路駅、五反田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9
産直野菜のレストランとして大人気展開中の
「くにたちファーム 農家の台所」そのカレー専門店舗が恵比寿にあります。
「農家の台所 カレー専門店」
店頭、店内にドドンとならんでいるのは選挙のポスターではなく・・・全国の生産者の皆様の肖像。
アツいです。

こういう場所があることでまた、生産者のモチベーションアップへとつながるのは良いことですね。

カレーはまずベースとなる具を選んでから、ルゥの種類、ライスの種類を選びます。
あとは単品かセットかの組み合わせをチョイスするのですが・・・
セットサラダも各地から厳選された野菜がパフェ的に盛りつけられて魅惑的!

一時間取り放題のトッピングバーはジャガイモ品種食べ比べから・・・

乾燥野菜チップ各種、野菜ピクルスなど、もの凄い数・・・!!
これは、頼まないわけにはいきませんね・・・
ということでフルフルなオーダーとなってしまいました。
丸ごとなすカレー ¥880
・緑の野菜ルゥ
・黒米
・パフェサラダ +¥200
・トッピングバー +¥200
・一期一会の飲むサラダ ¥380 ⇒facebookいいね!で無料
こちらがセットの
「パフェサラダ」。
ソルティリーフ(=アイスプラント)など珍しいものもたくさんあり、
それぞれの野菜の味、香り、食感の食べ比べがとても楽しいです。

そしてこちらが
「丸ごとなすカレー」。
トッピングもチョコチョコ少しづつたくさん。
チョイスした「緑の野菜ルゥ」は野菜のとろみがちょっと面白い食感。
これが一番辛さ控えめのルゥだったのですが、他にインド風のカレーもあったりして、
そちらもまた食べてみたいですね。
トッピングでは乾燥野菜の美味さが際立っており、充分元はとれた感じです。

こちらが「一期一会の飲むサラダ」。
単品で380のところ、facebookいいね!で無料に。
要は野菜ジュースなのですが、これが実に美味かった!
一気に飲んじゃったので一瞬でなくなっちゃいましたが、これが無料は嬉しいところです。
ここまでで、相当ベジベジながらもかなりの満腹感。
トッピングバーのおかわりまでは行けずにフィニッシュです。
満足満足。
店頭では全国各地のご当地カレーも販売中。

生産者と消費者をつなぐこのカレー屋さん、なかなかいい仕事してますよ。
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農家の台所カレー専門店 (カレー / 恵比寿駅、代官山駅、中目黒駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
神戸・北野といえば、異人館に代表される異国情緒溢れたハイソ感がモットー。
・・・と思い込んでいる人が多いことでしょう。
しかしそれはあくまでも観光上のイメージであって実際は、
多様な国の人々がそれぞれのリアル日常を営むアメイジングタウンであるわけです。

何十年前からあるのかわからないアパートに掲げられた小さな看板。

回り込み、小さな路地に入ると・・・入り口があります。
「鴻華園(コウカエン)」どう見ても街場の中華料理店なのですが、
実はここ、地元で有名なベトナム中華料理の老舗なんです。
店内にはサイン色紙がビッシリ・・・

そして何故か熱帯魚用水槽にミル貝がギッシリ・・・(笑)

壁には何故か、額縁に入ったディスカスのペア写真があったりして・・・
うん、ディスカスの後にミル貝入れたのかしらん?なんて推測しちゃいます。

こちらのポスターも味がある・・・「孫悟空天界で大暴れ!」
昭和の少年漫画雑誌のようですね。
バーバーバーご存知ベトナムNo.1ビール。
TRANEM ツァリヤン(ベトナム春巻) ¥1155結構値が張るように見えますガ・・・蘭の花と比較してみてください。
これ、かなりでかいんです。
で、衣は独特のサクサク感、中は具材たっぷりで満足度高し。
何人かでスマートにシェアするのがオススメです。
牛絲湯粉(牛肉汁ビーフン) ¥800ベトナム語ではブン ボーとなるのでしょうか。

サッパリとしたタンメンのようなスープに平麺ビーフン。
ザックリした野菜にかなり上質の牛肉・・・シンプルながらしっかりとした味わいの逸品。
しみじみ美味いです。
その店構え同様、ここの料理にあるのは、どこか鄙びた懐かしさ。
ベトナム料理っていつからか、オシャレヘルシー料理の代表格のように扱われるようになっちゃいましたが、
そんな日本人向けのマーケティングイメージなどとは無縁の、大衆越南料理がここにあります。
そのリアルな感じ、これこそが本当の北野の空気なのですよね。
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鴻華園 (広東料理 / 三宮駅(神戸市営)、三宮駅(阪急)、三ノ宮駅(JR))
昼総合点★★★☆☆ 3.8
新着魚のインボイス名にはホント、いつも辟易します。
ある年、「レンジャーインペリアルペコルティア」という名で2cmくらいの迷彩柄のプレコが登場しました。
当時インペリアルゼブラやキングロイヤルペコルティアといった、小型極美プレコが話題で、この新着プレコの名は明らかにそれらに「あやかった」ものでした。
小さくて、綺麗で、新着で、比較的安価だったこのプレコは随分話題になったものです。
・・・しかし、ちょっとでもプレコを見慣れた身からすると、「違うだろ!」と。
体型から何からどうみてもペコルティア属とは別物じゃないか、と。
アクアリウム雑誌の記者だって、気づいていたはず。
(気づかなきゃ記者失格です。)
なのにこんな名前が世に流通してしまうというのは・・・
つまりアクアリウム業界における魚の名前というのは、「分類上の生き物の名前」ではなく、「どうすれば売れるかを考えた商品名」に過ぎないということなのですね。
当時「小さくて綺麗なおさかな」のつもりで購入してしまったお客も多かったことでしょう。
それは飼い主にとっても魚にとっても不幸なこと。
だって、この魚の正体は、小さくもなければ綺麗でもない激シブ魚。
生後一年もたたないうちにその正体を現すのですから・・・
レンジャーインペリアルプレコ学名:Glyptoperichthys punctatus
別名:レンジャーインペリアルペコルティア、ゴールデンスパイニープレコ
最大長:20~30cm
分布:ペルー、ブラジル・マデイラ河、ウカヤリ河、ジュルア河、プルス河
一見してわかるとおり、この魚はセイルフィンプレコと同属。
鮮やかな迷彩は生後数ヶ月の間だけで、尾ビレに僅かなホワイトエッジを残しつつ、全身茶褐色で小さな黒点が散在する渋い姿へと変化します。
野生下での最大長はセイルフィン同様30cmほど。(ペコルティアなんてとんでもない!)
水槽内では20ほどで成長が遅れるようです。
時折全身が黄化する個体もいるようで、そのような個体は「ゴールデンスパイニープレコ」という別の名前で流通している様子・・・もちろん同種ですけど・・・
いわゆるコケ取り能力は非常に高く、ガラス面のみならず水草の細い葉の上まで泳ぎながら上手に掃除しちゃいますよ。
色彩は地味も地味・・・ではあるのですが、その分・・・
環境や気分で体色が変化する楽しみもあって・・・
なかなか味わい深い魚。
「小さい頃は可愛かったのに、ねぇ~」なんて、天才子役の末路のような扱いをされないよう、暖かく接して欲しいものです。
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銀座、エルメス脇、ソニー通りの雑居ビル。

さ~て、どこのクラブへ行こうかな・・・?
なんてムードになってしまいがちですが、注目したいのはここの3F。
「ハレギンザ」意外なほどポップな店構えの「飲めるカレー屋さん」です。

店内も暗すぎず、ほどよく銀座、ほどよくカジュアル。

お、このカラフルな壁・・・よく見たら玉子のパッケージなんですね。
ラム+ジンジャー ¥600なかなかショウガが利いています。
当たり前ですが、大衆居酒屋とはちょっと違う美味さ。
カマンベールのホットチーズ ¥650バーナーで炙ったカマンベールチーズをクラッカーにのせていただくシンプルな一品。
飲み屋使いにもってこいのメニューです。
大山鶏の串焼き ¥800鳥取産の大山鶏を絶妙な火加減でジューシーに焼き上げたもの。
かなりプリップリで美味いです。
ザクッとミネラルたっぷりっぽい食感の塩は「フランス産ゲランドの塩」だそう。
さて、この店のカレーは、タイやマレーシアのカレーをベースにしながらも独自のアレンジで仕上げたもの。
なかでも一番辛いイエローカレーが人気だそうですが・・・この日はそこを外してみました。
(理由は後述)
マサマンカレー(ハーフ) ¥690近ごろ巷で人気の「世界一美味しい料理」。
レギュラーサイズは900円ですが、そう、ハーフサイズが選べるのです。
飲みながらつまみながらのカレーとしてありがたいですね。
カレーは本場マレーシアのマサマンよりもココナッツ少なめかつ、味深め、意外に辛め。(この店で一番マイルドなカレーの割に)
ひょっとして、オリジナルの「世界一美味しい料理」より美味いかもしれん・・・日本人としては。
激辛!!ドライカレー ¥1000この店で一番辛い「イエローカレー」の上澄みオイルで炒めたチャーハン。
そう、先ほどイエローカレーを外しておいたのは、このディナー限定メニューを食べたかったからなんです。
大衆的なルックスがなんとも親近感を誘いますが、糸唐辛子をトッピングするなど良く見れば手が込んでいますよ。
生卵を崩し、グッチャグチャのハーフウェットでいただけば、おぉ美味い!!!
そしてなるほど・・・結構辛い!!
チャーハンという括りでみたら結構な辛さですよ。
しかしこれ、癖になるなぁ・・・ヤヴァい。
ハロハロアイス ¥500「ハロ アムロ ハロ アムロ」
「ハロ、今日も元気だね。」
「サンキュウ アムロ」
なんて一人芝居している人が店内に多数(嘘)。
実はこれ、「ハロハロ」というフィリピンのスウィーツをモチーフにしたアイス。
ネトッとした濃厚なアイスに豆や芋がぎっしり練りこまれているんです。
うん、美味いぞ。
銀座という気取りなく、非常にカジュアルで食べやすく、それでいて味はしっかり。
ランチ時はカレーが安価提供されることもあり、結構な人気店になっています。
でもやっぱりこういうお店は夜に来るのが楽しいなぁ・・・
良いお店です。
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ハレギンザ 本店 (カレー / 銀座駅、有楽町駅、日比谷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.1
立地が良すぎるお店って、クオリティとコストパフォーマンス面でちょっと警戒しちゃいます。
でも、そんなこんなで見過ごしている良店もあったりする訳で。
「ダブルトール 原宿店」原宿駅から表参道沿いすぐという立地、
しかもウリはラテアートときた。
基本、私が飛び込む店じゃあない。
でも混んでるんだ、これが。
カフェラテなるほど、これが自慢のラテアート。
ランの仲間のアツモリソウにも見えるかな。
しかしこのラテアート、ひと口飲むまでのなんと儚いゲイジツであることよ・・・
ビーフカレーカレーがあったので一応頼んでみました。
お皿も盛り付けも、いわゆるカフェカレーという感じ。
・・・なのですが、これがなかなかムムム。
たっぷりの玉ねぎを用いたカレーのシュルシュルした食感は、
まるで「新宿中村屋」か「インドカレーフジヤ」か。
つまり、日本式インドカレーのど真ん中をゆくナイス・アプローチ!
うん、美味い。このカレーこそアートだぞ。
原宿の、こんな場所にあるラテアートのお店をオススメするなんて、ちょっとミーハーかしら?なんて考えたりもするけど。
美味しかったものはしょうがない。
所詮は個人のブログ、素直に書くのが一番なのです。
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ダブルトール 原宿店 (カフェ / 明治神宮前駅、原宿駅、表参道駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。Cederburgのありえない空。

まるで世界の終わり。
南アフリカの気候は全てがビビッド。
夜は凍えるほど寒く、昼は穴が開くほどの太陽光線が肌を刺す。

コバルトブルーの天空に、世界が燃え尽きるようなオレンジの朝焼け、バキッとした大地のシルエット。
幽玄も、侘びも、錆びも、そんなものは一切なし。

こういう世界で生まれ育ったら、生きるあり方も日本とはまったく違うものになるのだろう。

仄かなグラデーション、曖昧かつ微妙な色彩に包まれた日本に生まれ育った日本人が、
その曖昧さの中に繊細なる美を見つけ、
ふわりとしたコミュニケーションを阿吽の呼吸で愉しむのとは真逆に、
この南アフリカの大地では全てが大胆で、濃厚で、クラクラするような光の中で生きるか死ぬか、その二つ。
ここに立っていると、世界なんてパッと一瞬で終わったりするんだろうな・・・
そんなことも普通に感じたりするのです。
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。
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品川から赤い電車に揺られ揺られて30分。
車内に響くアナウンス。
「次は~ 能見台~ 能見台~
至高の南インド料理・ガネーシュへは、こちらが便利です~」・・・と、いうわけはないのですが、能見台といえば「ガネーシュ」のある街。
それ以外の印象・目的が全くない街であるわけです。
しかしこの日「ガネーシュ」食事会まで30分も早くこの駅に着いてしまった私は、
能見台という街をちょっと見てみようと「ガネーシュ」への道筋をちょっと外れたのがいけなかった。
待ってましたとばかりに捉まってしまいましたよ。
カレーの匂いと看板に。
「カレーとコーヒーの店 アステカ」
お店はバリバリの喫茶店でありながら、「ハマカレー認定店」のマークが。
どうやらカレーが評判の喫茶店のようです。

店内は意外に広々。
なかなか落ち着ける良い雰囲気。
創業は1984年で、マスターは中南米の各国を渡り歩き珈琲修行をされてきたのだそう。
いやぁ、珈琲にとことんこだわる気質の喫茶店って、カレーが美味しい率高いんですよね。
多分、珈琲とカレーってこだわりの質が近いんだと思う。

カレーの種類は驚くほど豊富。
ハバネロカレーに、サイコロステーキカレーに、オムレツカレーに・・・メンチギョーザカレー??
ルーは仕込みに一週間かけた欧風カレーということですが、果たして??
納豆カレー (小ライス やや辛)¥790「比較的」冒険しないメニューを頼んでみました(笑)
軽食にピッタリの小サイズが選べるのが(ハシゴ予定の身としては)嬉しいところです。
大粒納豆がこれでもか!っていうくらいドッサリ。さらにネギドッサリ。こりゃあインパクトありますね。納豆&ネギの主張が強く存分に楽しめるのですが・・・見逃してはならないのがベースとなるカレー自体の美味さ。
かなり濃厚に煮込まれたルーは欧風と言っても神保町「ボンディ」系のそれとは全く異なった爽やかなる刺激と食べ応え。
どちらかといえば大阪「もりやま屋」などの日本式インドカレーに近い風合いとも言え、かなり個人的には好きな方向性です。
青唐辛子特有のシュウィンッとした酸味を感じたのでマスターに聞いてみたら、なんとメキシコのハラペーニョを用いているのだとか!
なるほど、珈琲同様、中南米テイストをこっそり忍び込ませているわけだ。
このちょっとした味のツイストが、ありそうで他にない独特の風味を生みだしています。
喫茶店カレーって、やはり面白いなぁ。
さて、「世界で一番美味しいコーヒーはカレーの後のコーヒーである。」が持論の私としては、珈琲も頼まないわけには行きません。
カレーを注文すれば珈琲は150円引き、わかってるね。
本日のブレンド珈琲(オリエンタル・ブレンド)¥280インドのコーヒー豆を用いたスパイシーなブレンド、だそうです。
なんて運がいい!

食後にはミニデザートもついてきましたよ。

窓の外を見下ろせば、赤い電車。
くるりの歌が頭をよぎります。
「赤い電車」と「カレーの歌」。

帰りには珈琲豆を買ってみました。
選んだのは
「能見台ブレンド」。
ニューギニアの豆を用いたブレンドだそうです。
能見台、その街の空気をちょっとは感じることができたかな。
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自家焙煎珈琲 アステカ (喫茶店 / 能見台駅、京急富岡駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。犯罪発生率世界一の南アフリカ。
夜一人で出歩くなんてもってのほかです。
だからといって、何もしないのも不健康。
国際メンバー何人かで連添ってClanwilliamの街角にあるBarへと出撃してみました。

う~む、怪しい。
過去見たいろんな映画のいろんな強盗シーン、暴行シーン、銃撃シーンが頭をよぎります。
(南アフリカが舞台の映画って、差別かドラッグかレイプかエイズですからね・・・)

が、お店に入ってしまえば結構健全。
アフリカーンスの街らしく、オランダっぽさが全開のスタンディングバーです。


まずはここの名物というお酒をいただいてみることにしました。
ペディコパッションフルーツの甘いお酒です。
だからといって度数は低くはなく、甘いけどパンチがあるといった感じ。
パッションフルーツの種がガリガリ入っていてちょっとクセになりますね。
サバンナドライ南アフリカで生産される辛口のサイダー。
といってもアルコール度数5.5%と、ビールなんかより強いお酒なんです。
こちらの人たちはお酒と思っていないようですけど・・・

あ、バーコードがバオバブになってます。
流石南アフリカ!!

こちらは
キャラメルウォッカ・・・のつもりで頼んだのだけれど、
よくみれば
VOKAってなってます。
Fusion Liqueurとか書いてあってちょっと謎。
まぁキャラメル味の甘くてキツイお酒でした。

さてさて、お店の人が是非にと薦めてくれた、もう一つの名物。

緑のお酒にクリームの白・・・なんだか南アフリカらしい色合いのこのお酒・・・
スプリングボックそう、スプリングボックは南アフリカの国を象徴する動物。
そして国民に愛されるラグビー南アフリカ代表のチーム名も「スプリングボックス」なんです。
これも結構甘いお酒。こちらの人は甘いの好きなんですね~。

あ、ほら、壁にはでっかいスプリングボックスの応援旗が。
ここでみんなでTV観戦して盛り上がったりするんでしょうね。
この日はラグビーの試合はなかったようですが、いつしか集まってきた人達が音楽に乗って踊りだし、いつしか店内はダンスフロアに。
甘いお酒をガンガン飲んで、みんなで狂ったように踊って、フラフラになって。
異国の夜は更けてゆくのでした。
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
⇒目次はこちら。↓一日一回。クリックはこちら


『しゃぶしゃぶを、一緒に食べれば、みな家族。』というわけで、しゃぶしゃぶを食べに参りました。
・・・といっても、普通のしゃぶしゃぶじゃぁ、ありませんよ。
「しゃぶしゃぶダイニングMK 新宿店」微笑みの国タイランドからやってきたしゃぶしゃぶレストランです。
「MK」の由来は、お店の開業にあたり支援をしてくれた、ミセス・マーコン・キン(Markon Kin)さんのイニシャルから。
なんとも奥ゆかしい話ですね。

MKがこちら新宿に進出してきたのはちょうど一年前。
しかし一年たった今も行列必至の人気には驚かされます。
その人気の秘密はまず、なんといってもリーズナブルな価格。
そしてもう一つ・・・

ここだけの名物、MKソース。
チリソースとオイスターソースにナンプラー等の香辛料を加えてつくりあげたオリジナルソースで、レシピを知る者はなんと世界で3人のみということ。
あのコカ・コーラと同じですよ。

店内はちょっとビックリするほど広々。
席数もなんと150席!!
それがいつも埋まってるんですから、大したものです。
★黒霧島 ¥420さて、メインのしゃぶしゃぶは食べ放題1780円(夜)から。
うむ、安い。そりゃあ流行るわな。
魅力的・・・
『だが断る』もう食べ放題って歳でもないんで、質重視で注文してみましたよ。
★黒豚&国産牛しゃぶしゃぶ+飲茶セット ¥1700○国産牛モモ・鹿児島産黒豚ロース・バラ盛り合わせ
○エビワンタン
○肉ワンタン
○エビボール
○柚子イカボール
○味付ミンチ
○野菜盛り合わせ
○飲茶盛り合わせ
うん、食べ放題なんかしなくても充分なボリュームでしょう!!
素晴らしい!
せっかくのタイランド、
パクチー+¥100を追加してみましたよ。
牛しゃぶ!!! 豚しゃぶ!!そして決め手のMKソース。バッチリアジアンなMKソースをポン酢、ごまだれとローテすることで味のメリハリもバッチリ。
この価格にしてお肉の質も量も十二分。
そしてやはりMKソースとバクチーの相性が抜群で、MKならではのしゃぶしゃぶ世界が拡がります。
あ~幸せ。
追加注文はタッチパネルで。
「バミー麺」
「1」
「注文する」
★バミー麺 ¥100タイランドで言うところの中華麺ですね。
締めのうどんのかわりに投入です。
満足満腹!!!
★三つ星パフェ ¥420えぇ、甘いものは別腹です。
サイズも手頃なので食後のデザートに最適!!
いやぁ、この場所・この価格でこの満足度は素晴らしい企業努力ですわ。
メニューにはちいさなお子様向けのものもあり、家族連れにも嬉しい仕様。
いつ行っても待ちが出ているのにも充分納得できる内容です。
さ、あなたも電話予約して、タイしゃぶ家族になろう!!!
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エムケイ 新宿店 (しゃぶしゃぶ / 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿御苑前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6
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