2012年12月
新宿老舗の味と世界一美味いビール「新宿アカシア 羽田空港第二ターミナル店」(羽田空港第二ビル)
その支店が羽田空港第二ビルの4階にあります。
新宿本店の鄙びた雰囲気は店頭の写真パネルのみ。
店内はとってもモダンな空間です。
カウンター席がメインなのですが、流石は空港店舗、椅子の下に荷物収納があってゆったり寛げますよ。
★イェバーピルスナー M ¥780
「世界で一番うまいビール」という謳い文句が凄い、麦芽100%ドイツビールなのですが・・・
一口飲んで率直な感想。
メチャクチャ美味い!!
フルーティかつシャープかつリッチな味わい。
こりゃあホントに世界一かも。
★極辛カレー ¥1000
ロールキャベツの陰に隠れ知名度は低いものの、通好みのこのメニュー、しっかりありました。
ただし新宿本店のようにハーフサイズでロールキャベツを組み合わせたコンボはないので、食べたきゃ別途単品で注文する必要があります。
老舗洋食店としては掟破りのインド式シャバシャバカレー。
骨付き鶏肉がゴロゴロゴロッと3つも入っていて贅沢そのもの。
老舗洋食店という概念を振り切った辛さも健在です。
テキトーなカフェのテキトーな料理を注文しても1000円くらいは簡単に飛ぶ羽田空港において、この満足度はなかなかのもの。
東京の老舗の味が空港でいただけるというのも、なかなか良いものですね。
次は「蒙古タンメン中本」あたりが・・・
あ、飛行機の座席でお尻痛くなったら大変か。
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アカシア 羽田空港第2ターミナル店 (洋食 / 羽田空港第2ビル駅、羽田空港国内線ターミナル駅、羽田空港第1ビル駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
ケープタウンに生きる生き物たち。 ~南ア特集-10-
⇒目次はこちら。
実は、南アフリカには首都が三つあるんです。
行政府のプレトリア、司法府のブルームフォンテーン、そして立法府のケープタウン。
(まぁ、ヨハネスブルグは犯罪府とでもいえそうですが。)

そのうちの一つ、ケープタウンは喜望峰を廻る船の寄港地として古くから貿易で栄えた街。
地中海気候の穏やかな空、碧く拡がる大西洋、そして背後には雄大なテーブルマウンテンと、
風光明媚な観光地でもあります。
ケープタウンの中心地にある「カンパニーガーデン」はもともと、
オランダ人のヤン・ファンリーベックによって造られたオランダインド会社の農園の一部で、
現在は第一次世界大戦時の記念公園として、バラなどの花があふれる市民憩いの場。

第一次世界大戦時の大砲。
世界を蹂躙した白人抗争の証拠品ですね。
ヨーロッパから侵略してきた白人達に蹂躙され、ボロボロにされ、
今はもう、完全に西洋化してしまったこのケープタウンの地、
しかし、そこにはまた、アフリカ大陸の生き物たちがたくましく暮らしていたのでした。
アカバネテリムク
英名:Red-winged Starling
学名:Onychognathus morio
全長:27cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
ケープタウンで最も多く見られたムクドリの仲間。
羽根の縁に見える朱色が印象的です。
日本のムクドリ同様、物怖じせず公園で餌を求め寄ってくる気丈な鳥でした。
エジプトガン
英名:Egyptian goose
学名:Alopochen aegyptiacus
全長:60~70cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
アフリカの広範囲の地域において最も多く見られるカモ類。
一属一種の鳥で、ガンよりもむしろツクシガモに近縁の種です。
体型はガン、白・緑・オレンジのカラフルな羽根はオシドリ、人相の悪い肉質の顔つきはバリケンを髣髴とさせ、
とっても存在感のある鳥です。
グゥェ~ッ!グゥェ~ッ!という下品な鳴き声がとってもうるさく、しかも全く物怖じせず人に寄ってくるので、
日常的に遭遇するとかなり「ウザイ」存在になりそう・・・・・
観光で見かける分にはでっかくて綺麗で良いんですけどね。
あ・・・リスだ。
トウブハイイロリス
英名:Eastern gray squirrel
学名:Sciurus carolinensis
全長:30cm
原産地:北アメリカ
このリス、「世界の侵略的外来種ワースト100」にリストアップされたリスで、
イギリス、イタリア、オーストラリア、南アフリカなどに移入し在来種を駆逐している種類。
確かに強くたくましそう・・・
やはりこんなところでも侵略戦争は起きているのですね・・・
カマキリの一種(South African Praying Mantis)
Miomantis caffraでしょうか。
日本のカマキリに非常によく似た姿で、羽根は薄く、胸部はスリム。
ビーチロード沿いのホテルで見かけました。

White-breasted Cormorant
学名:Phalacrocorax lucidus
全長:80cm
分布:アフリカ(サハラ以南)
日本にも分布するカワウの近縁種で、時にカワウの亜種 Phalacrocorax carbo lucidusとされることもある種類。
ビーチロードの堤防の先、テトラポッド周辺に群れをなしていました。
ケープタウン市内ではこのほか、色とりどりのハタオリドリの仲間や、白黒のカラスなども見られ、流石アフリカといった感じ。
西洋風都市に住まうアフリカの生き物たちは、何を思い、ここまで生き抜いてきたのでしょうか。
★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
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