2012年10月
ペナンスタイル・ホッケンミー。「アジアン麺」(西新宿五丁目)
平日昼12時の開店時間きっかりの訪問です。
テーブル2つとカウンターの店内は、ものの10分もしないうちに満席に。
地元ワーカーたちに大人気のようですね。
福建蝦麺(ホッケンミー) ¥700
「福建麺」は中国福建省が発祥ですが、アジア各国に渡って独自の進化を遂げています。
日本では長崎名物、長崎ちゃんぽんへと進化。
シンガポールでは焼きそばタイプのホッケンミーが国民食といってよいほどの人気。
そしてマレーシア・ペナン名物のホッケンミーはラーメンのようなスープ仕立てです。
こちらのお店の福建蝦麺(ホッケンミー)は、日本では珍しいペナンスタイルのホッケンミーですね。
麺は中華麺とビーフンの二種類をミックス。
中華麺のツルツルプリプリの食感が印象的です。
海老の出汁がしっかりと染みたピリ辛仕立てのスープには、海老や野菜のほか、ワンタンが入っています。
寡黙な店主のこだわりが詰まった、これは満足度の高い一品ですよ。
食後にはセットの杏仁プリン。
いやぁこれで700円とは、巷の1000円超えラーメンがいかに高く思えることか。
麺の他、タイカレーやオリジナルカレーなどもあり、深夜2時まで営業しているようなので、ここはまた再訪したいですね。
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アジアン麺 (ベトナム料理 / 西新宿五丁目駅、中野新橋駅、初台駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
アフタースリフェス ビシバシ食事会@「タップロボーン」(青山一丁目)
ことスリランカフェスティバルだけは特別中の特別。
何が特別って、訪問者数に占めるカレーマニア濃度が毎度凄いのです。
しかもそのメンバーの顔ぶれが超弩級。
今年もまた、名古屋カレー界の至宝といわれるあのお方、
長野から一年分のスリランカ食材買い出しに出てこられるあの方、
かつて大森の地でエレガントな南インド料理を提供してきた伝説のあの方、
そして尊敬する「マンションカレー」の大巨匠まで、
まぁなんというカレーのオリンポス。
そしてこれほどの皆様が集っていたのが、青山スリランカ料理の星「タップロボーン」のブース。
そしてそのブース出店を手伝い、マニアの輪をつなげ広げていったCherryさんの呼びかけで、
このたび『アフタースリフェス ビシバシ食事会@タップロボーン』が開催されました。

実はCherryさんによるタップロボーン食事会はこれが初めてではありません。
過去2回にわたり「ファーストステップ食事会」と称し、
カレーオフ初心者の皆さんを集めた食事会を開催してきたのです。
今回集まった30人(!)のうちの半数以上はその「ファーストステップ食事会」からのつながり。
とかく固定メンバーで固まりがちなマニアの世界ですが、
Cherryさんのようにネット発信だけでなく、リアル活動においてもカレーファンの裾野を広げていく活躍、
実に頭が下がる思いです。
またその一方で、今回は「ファーストステップ」という冠を外したこともあり、
前述のスリフェスに集った最強メンバーはじめ、強烈なメンバーも参画。
名古屋や長野からこのためにやってくる方々もいれば、
食べログで超有名なあの方から、日本最強タイ料理ブロガーのあの方まで!?
コレは実に面白い顔ぶれですね~

30人の尋常ならざるお客たちを迎え、厨房も真剣勝負。
Cherryさんはこの日のために店主カピラさんと綿密な打ち合わせを繰り返したようで、
普段なかなか食べることのできない、「ホンモノのビシバシスリランカ料理」を用意しているとのこと。
料理が待ちきれませんが・・・まずは乾杯です。
タクンシャルドネ(白) ¥390
待っている間、本日のメニューが書かれたA4の紙が配られます。
これはCherryさんが事前に用意し、カピラさんがお店でコピーしたもの。
こうしたアイテムがあるとメモを取る手間が省けるし、
なにより殆どの人にとって未知の料理のオンパレード、
どんな料理かわからず食べるのとわかって食べるのとでは楽しさが全然違うわけです。
さて、いよいよ料理の登場。まずは前菜。

★ムンゲッタキリバット『ムング豆を加えた超贅沢なキリバット』
キリバットとは、スリランカではお祝い事で食されるというココナッツミルクライス。
ムング豆を加えたということで、日本で言うお赤飯みたいな御目出度さ!!
★ウルドゥーワデ『これがスリランカ方式ワダなのだ!』
これは実に興味深いですね。
地理的に隣接する南インドとスリランカでは似た料理も多いのですが、
このワデにはなんとモルディブフィッシュ(和名:ハガツオ)が練り込まれているのです!
★2色のルヌミリス『おぉ、何とぜいたくな緑と赤のルヌミリス!』
うん、萌え系アニメのタイトルのようですね「2色のルヌミリス ~序章~」的な。
ルヌミリスとは唐辛子にモルディブフィッシュや玉ねぎを加えて作る辛口ペースト。
緑と赤という2種の「へびとうがらし」を使ったルヌミリスはまさにストレートな辛さ!!
★ミックス ゴトゥコラサンボル『三つ葉にトマト、パプリカを加えました』
ゴトゥコラというのは三つ葉のようなスリランカのハーブ。
アーユルヴェーダでは「若返りのハーブ」として知られ、
知性と記憶力を高め、老化を遅らせ、体内を浄化し、副腎を強めるなど、まさに万能級。
実はツボクサとかオトメアゼナという名前で日本にも自生しており、分布の北限が福島県だったりするのですよね。
う~ん、のっけから素晴らしいですね。
甘い辛い丸い尖ってるという激しい振幅が一つの皿の上にあり、ここで「ごちそうさま」でも大満足・・・いやいや。
続いて、ライス&カリースペシャル『スリフェスどころじゃない美味さ!』の登場です。

★かぼちゃカリー『タップロ大人気の新感覚萌え系カリー』
まさに時はハロウィーン。
隣のお店ではハロウィーン合コンが開催されていたらしく、
お店の前をバニーやら、天使やら、婦人警官やらが通り過ぎていったりしたわけですが、
このかぼちゃカリーだって負けていないほどの萌え度であります。
★ダロカリー『イカの風味豊かなマニア泣かせのカリー』
これが激しく美味い。
インドでも南のケララあたりではイカのカレーがあったりしますが、このイカカリーの濃厚さにはノックアウト!
★ククルマスウエンシュナ『ビシバシ系、エッジの効いた大人仕様のチキンカリー』
他のカリーもそうですが、水分が非常に少ない、どろりとした濃厚カレー。
ククルマスは鶏肉です。
カピラさんによると、スリランカでは唐辛子を辛さを加えるだけでなくとろみを加えるために用いるのだとか。
なるほど、それでここまで味が凝縮されたカリーが出来上がるのですね。
隣席の南インドの巨匠も一言「スリランカのカレーに慣れちゃった人は、南インド料理が物足りなく感じるんじゃないか」。
それほどガッツン濃厚なのです。
★コラマルーン『青菜とキャベッジをココナッツで炒めたもの』
濃厚ビシバシなカリーが並ぶ中、これは彩り&付け合わせとして非常に助かります。
★イエローライス『カラピンチャ、ランペを加えた風味豊かなライス』
うん、実はこのライスが素晴らしい。
スリランカ米に白米を加え、カラピンチャやランペと一度炒めた後炊き上げたものなのだとか。
ジーラライスほど重くなく、むしろレモンライスのような爽やかさが濃厚カレーに良く合います!
★タッカリサンボル『トマトが主役の特製サンボル ライスのつけあわせに』
玉ねぎとトマトの爽やかな和え物。
ちゃーんとバランスが考えられていつつ、一筋縄なものは一品もないのが嬉しいですね。
・・・と、さて、ここで本日のメインイベント。
スリフェスでも大注目だったコットゥロティ作りのの実演です。
鉄板と包丁で奏でられる小刻みなリズムがとっても心地よい。
STOMP的に何人かでライブやって欲しいなぁ。
★コットゥロティ(野菜)『アンダーワールド的なアゲアゲで、スリフェスのライブ感をお楽しみください。』
いやぁ、このパッケージ、気分はまさにスリフェス。
しかしやっぱりしっかりした厨房で作った出来立てコットゥロティは、フェスとはひと味もふた味も違う美味さなのでした。
★妻のメニック・スペシャル もつカリー『カピラさんが大好物おうちカリー。スリランカ家庭料理バンザイ!』
いやぁ、このあたりになるとCherryさんの料理解説も私情が入りまくっていて微笑ましいですね。
で実際このモツカリー、北新地やら十三あたりで出してもヒットしそうな優しい美味さに溢れています。
ビシバシ、バキバキとかなりアグレッシブな料理を前半畳み掛け、ここで屋台と家庭の温かさを持ってくるあたり、
考えに考え抜かれた構成ですね。
しかも持ち帰り可能なパックなため、すでにお腹いっぱいな方はそのままテイクアウトが可能という配慮。
マニアな食事会を何度も経験しているCherryさんの経験値がここで活きているようです。
次はデザート。

★サゴプディング『スリランカではかなり定番のタピオカプリン』
最後に日本大好きスリランカ人店長カピラさんのトーク。
スリランカはホスピタリティが世界一。
つまり、人に親切にする国なのだけれども、日本に来て、
ここはスリランカと同じくらい人が親切な場所だと感じたとのこと。
スリランカ人の自分が日本をとっても大好きなので、
日本人が日本のことをダメだとかいうのがどうにもつらいとも話されていました。
嬉しい反面、実に身につまされます。
我々も、もっと日本に自信をもって世界と向き合わねばなりませんね。
また、『私はスリランカ料理を守りたい』とも。
カピラさんの故郷キャンディの街は一度も植民地支配されたことのない場所。
だからスリランカでも他の場所と違ったスリランカ料理がある。
自分はこの青山の地で、日本人の感覚にすりよるのではなく、
逆に日本人がスリランカ料理のほうに近づいて集まってきて欲しい、とアツくアツく。
確かにこの日の料理にはそれだけの魅力とポテンシャルがありました。
料理は人が作り、人が食べるものですから、
情熱というものがストレートに表現として出てくる、と私は思っています。

締めはやはりセイロンミルクティー。
世界中に紅茶の名産地は沢山あれど、一番味が濃いのはセイロン(スリランカ)じゃないかしら。
会も終盤になるとみんな自由に歓談タイム。
筋金入りのマニアの皆様も、スリランカ料理に興味を持ちはじめたばかりの皆様も、
この日は等しく大感動の宴だったのではないでしょうか。
会を主催してくれたCherryさん、そして情熱のこもった料理を提供してくださったカピラさんはじめお店の皆様、
加えて名古屋からはるばる遠征してきたにもかかわらず、おしぼり配りからドリンクオーダー、配膳まで大活躍だったuさん、
どうもありがとうございました。
このスリランカ料理の輪がどんどん広がっていくと良いですね。
次回参加希望の方はspicecherryさんのブログ『全身カレーな人々』を今からチェックですよ。
■今回の主催者spicecherryさんの記事「アフタースリフェス ビシバシ食事会@タップロボーン」大盛況!
■長野からはるばる東京のスリランカへ。かれい・からいさんの記事「東京に行ってカレーを食べてきたわけです。」
■ファーストステップ食事会からの常連鈴木さんの記事 「アフタースリフェスぴーぽー」
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スパイシービストロ タップロボーン (スリランカ料理 / 青山一丁目駅、外苑前駅、乃木坂駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3
武蔵野うどんのコシに驚け!「うちたて家」(池袋)
腰の回転に導かれた力が足先に巧く伝わらねば、強力な蹴りを繰り出すことは出来ないし、
腰を基点とした正中線に体重がなければ、咄嗟の回避ができなかったり、体勢を崩されたりするもの。
かように重要な腰ですが、こと饂飩のコシという話になればこちらのお店。
「うちたて家」
コシが非常に強いことで知られる「武蔵野うどん」のお店です。
足踏みによる圧延を繰り返すことによってコシを増した生地、
それをまさしく「うちたて」の状態で提供してくれるため、客回転は良いとは言えません。
美味いうどんをいただくため、しっかりと待ちましょうね。

鴨汁うどん(普通盛) ¥900
おっと、武蔵野うどんの名に恥じない極太うどんですね。
そして見ただけでわかるモチモチプリプリの質感。

もう、食べる前から歯ごたえ充分です!
いやいや、実際食べてみるとその歯ごたえたるや・・・
あごの筋肉をギュッギュッと使う、まさにうどん格闘技。
ここまでコシの座ったうどんもそうそうあるものではありません。
そして、噛めば噛むほど口の中に広がる小麦粉の味わい。
こりゃぁたまりません!!
・・・おっと、ここはうどんブログではなかったですね。
カレー細胞的にもちろんカレーうどんもご紹介しますよ~

カレー汁うどん(普通盛) ¥850
こちらはかなり粘度が高いカレー汁。
和風出汁が効きつつも、どこか南国の香りがするのは何故でしょう?
うどんのコシ、カレーの粘度、そして平均的なカレーうどんからすればスパイシーな辛さ・・・
なかなか充足度の高い一品となっています。
純粋に麺のコシを愉しむもよし、カレーとのコラボを愉しむもよし、
どちらにしてもカレー細胞的オススメの饂飩屋であることに違いはありません。
讃岐うどんもよいけれど、せっかく関東にいるなら武蔵野うどん、試さなきゃ損ですよ。
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うちたて家 (うどん / 池袋駅、都電雑司ケ谷駅、東池袋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7
井の頭公園内東南アジアカフェ。「ペパカフェ・フォレスト」(吉祥寺/井の頭公園)
早速光速で確認してきました。
吉祥寺駅側から井の頭公園へ。
大道芸に紙芝居・・・
ここには自然だけでなく昭和の空気まで切り抜き保存されているようですね。
池に架かった橋を渡りきると・・・ありました。
「ペパカフェ・フォレスト
」
同じ吉祥寺の「ペパーミントカフェ」の系列だそうです。
なかなかの人気のようで、この日も10人ほどの列が。
ペット可ということでワンちゃん連れのグループも。
普通の店ならば、店の前に並ぶのは苦痛なわけですが、ここは公園の中。
青紅葉を揺らす風も心地よいのです。
店内にはトゥクトゥクが・・・前面だけですが。
広々とした店内には席がビッシリ。
オープンカフェというか、屋台というか、いずれにせよアジアの活気を感じます。
厨房内には(おそらく)タイ人シェフたちの姿。
フロアでの接客は日本人店員たちが担当しています。
メニューにはタイ料理のほか、ベトナム料理、東南アジア各国のドリンク、デザートなど。
カフェとしてはかなりワクワクしますね。
タイ式汁なし麺 ¥780
いわゆるバミーヘーンです。
極細縮れタイプのタイ式中華麺に、
パクチーたっぷりピーナッツたっぷり。
でっかいムーデーン(焼き豚)も印象的ですよ。
タイ的には卓上調味セットで味を調整したりもするのですが、麺が美味いのでそのままでも充分良い感じ。
アボカド・エス・ピサン・ショコラ ¥650
インドネシアのデザートをアレンジしたオリジナル。
ミントとカラメルがかかったアボカド、その下にアイスクリーム、さらに下にはブラウニー。
味の変化に富んだ贅沢なデザートです。
自然に包まれた心地良さだけでなく、料理のほうも一捻り効いており、デートなどに用いるカフェとしてはなかなかのもの。
来た甲斐がありましたね。
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ペパカフェ・フォレスト (ベトナム料理 / 吉祥寺駅、井の頭公園駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4
餃子だけじゃない。魅惑の中華カレー。「珉珉」(赤坂)
「民族の味」を標榜する中華料理の名店「珉珉(みんみん)」。

大阪発祥で全国にチェーン展開する「珉珉」や、宇都宮「みんみん」とは別の店です。
・・・ですが、餃子が美味い店、というアイデンティティに違いはありません。
・・・だからこそ、余計に混同しちゃうのですけどね。
以下、料理名はメニュー記載どおり。
ミソギョーザ ¥892
一見、ジャージャー麺か何かと思えるビジュアル。
しかし中にはしっかり餃子が入っているんです。
ジャージャー餃子って言っても良いかもしれませんね。
これはこのお店の名物。是非注文しましょう!!

ドラゴン炒飯 ¥788
ニラとニンニクたっぷりのスタミナ炒飯。
一口食べればまさに、Enter the DRAGONなわけです。
と、ここまでが赤坂「珉珉」のおススメ中華メニュー。
だがしかし、もう一つ、このお店にきたら是非頼んでほしいメニューがあるのです。
それはこちら。

ナスカレー ¥1366
どっからどうみても中華料理、しかしちゃんとカレーなんです。
あんかけのようなとろみ、たっぷりの鶏ササミ、ナス、ピーマンといった具材、
そしてどこか懐かしいカレー粉の風味・・・
「庶民」「中華」「カレー」
この三つの要素を見事に調和させた、実に美味なる一品なのです。
東京でカレーが美味しい中華料理店といえばまず、六本木の「香妃園」、神保町の「新世界菜館」などが挙げられますが、
いやいや、この赤坂「珉珉」のカレー、決して見逃すことの出来ない逸品ですぞ。
・・・とはいえ、やっぱり餃子や炒飯もおススメなので、何人かで行ってシェアしてみてくださいね。
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みんみん (中華料理 / 乃木坂駅、青山一丁目駅、赤坂駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6
小さな小さな異国への旅。「砂の岬」(桜新町)
チベット、ネパール、パキスタン、インド、スリランカ・・・インド亜大陸を旅した日本人のご店主が、
記憶に残ったそれぞれの土地の「食の風景」をあつめ凝縮したような、小さな小さなお店なんです。
手作り感溢れる店内は、確かにどこかの国の、どこかの町外れの、どこかの食堂、といった雰囲気。
巷に溢れる、イージーな飲食チェーンとは対極にあるにある空気感です。
席はカウンター含めてわずか7席。
もちろん予約が無難です。
カウンターに並ぶ、アジア各国のビール瓶。
一筋縄ではいかないものまで揃っています。
それぞれの瓶にはそれぞれのビールの説明が・・・
なんだか、小さな博物館のようなワクワクがありますね。
・・・まずは、一番「見かけない」ビールから注文してみましょうか。
なんとチベットのビールです。
ネパールのビールはなじみがありますけどね。
飲んでみれば非常にスッキリとした味。
だからレモンを添えてくれたのですね。
とても気が利いています。
コブラ ¥750
こちらは私が一番好きなインドのビール。
でも扱っているお店は東京では多くはありません。
シャープで、ちょっとした甘みが特徴。

コサンマリ ¥580
ナスとジャガイモをベースにしたチェティナードスタイルのスープ。
なんと冷製仕立てなんです!!
初めて食べたのだけれども、なかなか良いですね。
インド人って実は料理を提供するときの温度に結構無頓着なのですが、
そこはやはり日本人シェフ、しっかり温度が計算されています。
ケララ式の酸味たっぷりのピクルは私の大好物。
このフィッシュピクルスもガツンとした酸味で酒にもごはんにも合う合う。
という構成。
カレーは、
ベジタブルサンバル
アレッピーフィッシュカレー
パキスタニーベイガンキーマ
マドラスチキンカレー
トマトラッサム
の5種から2つ選ぶのですが、折角なので全種類制覇してみましょうか。

マドラスチキンカレー
チェンナイ(旧マドラス)式のチキンカレー。
国産鶏モモ肉を使用しています。
日本人シェフのお店は素材の良さで勝負するところが多く素敵ですね。
季節の野菜を使用した南インドの野菜カレー。
こちらも素材の良さが光ります。
南インド好きにはたまりません。
こちらは単品注文で補完。
結構酸味が強くインパクト系のラッサムでしたよ。

かなり薄焼きのパパド、アチャールもサブジもとっても繊細。
これだけ丁寧に作っているのだから、提供も回転もそんなに速いわけではないのです。
ゆったり、しっかり、心を込めて。
だからこそ、7席というキャパシティは丁度良いのかもしれません。

クルフィ ¥350
インド式のアイスクリーム。アポロチョコのような可愛いカタチですね。
メニューにはプレーンとマンゴーの2種類あるのですが、こちらはプレーン。
独特の粘り気のあるシャーベットのような食感に、砕いたピスタチオの香りが加わって素敵。
クルフィは案外お店ごとに味わいが違って楽しいのですが、ここのは結構高得点だなぁ。
インドの甘いミルクティー ¥550
和歌山にあるチャイの名店「ガネーシュ」のスリランカ産茶葉を使用。
茶葉の味を楽しんでもらうためにあえてスパイスを入れないプレーンチャイにしたのだそう。
もちろん、マストですよ。
お店である以上、もちろん商売であることに違いはないのですが、
そんなことを忘れさせてくれる、手作りの温かみに満ちたお店。
なんだか、料理の腕前の良い友人宅に招かれて、心づくしのおもてなしを受けているような気分に浸れます。
メニューの説明も親切丁寧で、本格的なインド料理を食べなれていない人だって大丈夫。
東京にこんなお店があることが、なんだか嬉しく感じてしまいますね。
- 砂の十字架/キングレコード
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
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インドカレー食堂 砂の岬 (インドカレー / 桜新町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2
爆安カルビ&ステーキ&ネパール料理。「ヤクダイニング」(高田馬場)

豚キムチ炒め
いやぁ、もうこの時点でボリューム満点ですね。
典型的居酒屋メニューあり、ネパール料理ありといった独特の構成です。
しかも・・・実はこのコース、2時間の飲み放題つきなんです。
(月~木は3時間飲み放題)

マンゴーラッシーに・・・

ラムコーク。
もちろんネパールのククリラム使用ですよ。
肉は薄めですが、値段を考えたら贅沢贅沢。
こちらも肉は薄めですが、分厚かったら逆に食べ切れません。
そして締め、締めはやっぱりこちらですよ。
で、カレーのお供に白ワインなんて気兼ねなく飲めちゃうのも良いですね。
最後はホットコーヒーでほっ、と。
いやぁ、食べました。気が遠くなるほど食べた気がします。
それでお酒も合わせて3000を切る価格、噂に違わぬコストパフォーマンスですね。
実際、コースの中で肉の割合はそれほど多くなく、まぁそのあたりで原価を抑えていたりもするのでしょうが、
私のように、肉を食べるときでもスパイス料理は欠かせない、という向きにはうってつけのコースではないでしょうか。
酒のツマミもたくさんあるので、飲ん兵衛の大食いにもピッタリ。
まさに学生の街高田馬場にジャストフィットではないですか!!!
7月の時点ではまだ客も少ないようでしたが、これからどんどん繁盛すると良いですね。
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ヤク・ダイニング (インドカレー / 高田馬場駅、学習院下駅、目白駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
大統領のベトナム料理。「フォーベト」(池袋)
Vang Dalat 白 375ml ¥1050
スッキリとしたベトナムワイン。
のどを潤すのに良いですね。
蒸し春巻 ¥840
プルップルの皮が魅惑的。
でも上品過ぎることなく、非常にはっきりした味付けです。
タピオカ蒸し ¥945
おっと、まるでちまきですね。
笹の葉を紐解いてみると・・・
鶏肉のレモンリーフ焼き ¥630
素敵なレモンの香り、シンプルだけど美味い!!
焼き鳥として美味い!
どの料理も味付けはっきり。
大統領に料理を提供したスタッフの、とか聞くとなんだか上品ですました料理をイメージしていたのですが、いえいえ。
なんともはっきりした味付けで大衆の舌にもベストマッチでございました。
それでいて刺激強すぎずヘルシーでもあるので、
「身体に優しい料理を食べたいけど、薄味だと満足できない」なんて向きにはドンピシャなレストランではないでしょうか。
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フォー・ベト (ベトナム料理 / 池袋駅、要町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6
ヴィーガンなる花束。「クンバ ドゥ ファラフェル」(神泉/駒場東大前)
楚々とした店内。
カウンターに立つのはまさに草食系男子といった風貌の青年マスター。
そして実際、こちらのメニューは完全ヴィーガン仕様なんです。
ランチには単品メニューの他、お得なセットも。
折角なので、ファラフェルサンド & レンテスープのセット¥1000 を注文してみましょう。
レンテスープ
レンティル=レンズ豆のスープ。
要はギリシャ風ダルスープですね。
半分潰されたレンズ豆から出たとろみが美味しいです。
そして・・・ファラフェルサンドの登場。
驚きのヴィジュアルです!
色とりどりの野菜にフムス・・・溢れんばかりの、まさに花束!!
しかし・・・いきなり花束贈呈されたものの、はて、どうしよう?
ハンバーガーのように潰してかぶりつくわけにもいかず・・・
周囲を見渡して、なるほど。
フォークとスプーンを使ってパフェ感覚でいただけばよい訳だ。
花束の台座はピタパン。
熊川哲也のピタパンではありません。
小麦粉から作ったポケットパン、四次元ポケットのモデルとなった(嘘)アレですね。
そしてピタパンの一番底から現れたのが、ホクホクのファラフェル。
ひよこ豆のコロッケです。
ピタパンの中のファラフェル・・・
ちなみに長山洋子が歌っていたのは「瞳の中のファーラウェイ」ですよ。
ヴィーガンながら、ランチとしてのボリュームも、味の満足度もなかなかのもの。
渋谷界隈に用がある方はちょっと足を伸ばして損のないお店ですよ。
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Kuumba du Falafel (西アジア料理 / 神泉駅、駒場東大前駅、池尻大橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
ビーフカレーを、極める。「アングル」(塚口)
関西では一般的にカレーライスに「コク」を求める傾向が強いように思います。
自由軒やインデアンカレーに代表されるように、「濃ゆい」ルゥに生卵などぶっ掛けて調味するのがあたりまえ。
そしてそのコク系具材の頂点はやはり、ビーフ。
神戸牛に代表される「ビフテキ」への憧れがどうにも強い影響があるのでは、とも。
そんな関西カレー民にはたまらない、コク系ビーフカレーを極めたお店がこちら。
特選ビーフカレー ¥995
「どこにも負けないビーフカレーを」をモットーに、20年来値上げなしで頑張る「アングル」の看板メニュー。
トロッとした牛肉の質・量に比してこの値段はまさに破格。
辛すぎず、重すぎず、しかし玉ネギの甘み、牛肉の旨みとコクはしっかり。
それは、16席のお店で牛肉の消費量が一月でなんと1.5トン、
出汁をとるためだけにその1/4~1/3を用いるという、ソースの「コク」へのこだわりがなせる技なのでしょう。

一つ面白いのは、付けあわせが福神漬けやチャツネではなく、ザーサイであるということ。
初めての方は違和感を憶えるかも知れませんが・・・・
これがまた、コク系カレーにとてもよく合うのです。
考えてみればザーサイだってピクルス。
もともと甘みがある欧風カレーにあわせるには、甘みのないザーサイがちょうど良い、ということなのでしょう。
何事も極めるというのは素晴らしいことと実感できますよ。
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アングル (カレー / 塚口駅(阪急)、塚口駅(JR))
昼総合点★★★☆☆ 3.6
テケテケテンテントン「トゥンテン」 (西早稲田/高田馬場)
タイヌードル「ティーヌン本店」、
ミャンマー・カチン族料理「実の里」とほど近くにあるタイレストラン。
「トゥンテン」
店構えのグレードは「ジャスミンタイ」ばりですね。
店内もなかなかスタイリッシュ。
評判のタイ美人店員さんが華を添えていますよ。
この日はランチ訪問。
さっぱり行きたい気分。
ゆで鶏のせ炊き込みご飯 ¥1000
いわゆるカオマンガイですね。
「ゆで鶏のせ炊き込みご飯」と言うのが逆に恥ずかしかったので、「これ。」と指差し注文しました。
とても美しいカオマンガイですね。
ライスにはショウガががっつり効いています。
一方タレは味あっさりめ。
こりゃあヘルシーだぞい。
セットにはスープ、モヤシサラダ、タピオカミルク、そしてドリンクがついていました。
ドリンクはアイスタイティー。
バニラの風味が爽やかですよ。
高田馬場にタイ料理のお店はたくさんあるけれど、一番上品なのがここじゃないかしら。
その割には値段も高すぎず、学生にも手が届くのが流石は馬場。
実際、私の訪問時にも詰襟の男子高校生が一人で来ていましたから。
・・・いや、あれは店員さん目当てだな。きっと。
間違いない。
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タイレストラン・トゥンテン 高田馬場店 (タイ料理 / 面影橋駅、西早稲田駅、学習院下駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2
ヘルシーさん向けダルバート。「KB KITCHEN」(大久保)
「KB KITCHEN」
昼はリーズナブルなカレーランチ、
夜は多様なネパール料理を提供するお店です。
ということで、もちろん訪問は夜ですよ。
ネパールムード満点の店内。
半端にインドに擦りよっていない雰囲気には好感がもてますね。
サービスでラッシーをいただきました。
ダルバート ¥1200
ダルスープ
アチャール
チキンor野菜カレー
ライス
というセット。
ダルバートとしてはかなりシンプルな
構成ですね。
オプションでライスをナンにもできるようですが、それは玉子かけご飯のご飯をパンに変更するようなもの。
ダルバートでなくなってしまいますよ。
ダルスープはかなり味付け薄め。
豆の味がそのまま味わえる、とも言えます。
カレーはベジを選択。
こちらも非常に優しい味で、なんだか煮崩れた後の肉じゃがのようでした。
油控えめ、スパイスも最小限、ということでしょうか。
胃に優しく、ウルトラヘルシー。
ある意味非常に和食なダルバートでした。
しかし特筆すべきはライスの量。
人によっては泣いちゃうかもしれませんね。
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KB KITCHEN (ネパール料理 / 大久保駅、新大久保駅、西武新宿駅)
本家蒲田名物。「武田流古式カレーライスと支那そばの店 インディアン本店」(蓮沼/蒲田)
蒲田西口店には行ったことがありますが、本店は初訪問になります。
お店は東急池上線蓮沼駅からすぐ。
蒲田駅からも徒歩10分くらいでしょうか。
のれんには、「武田流古式カレーライスと支那そばの店」とあります。
どうでもいいほど細かい話ですが、
蒲田西口店では「武田流古式カレーライス・支那そばの店」という表記。
「と」と「・」の部分が異なっており興味深いですね。
やはりどうでもいい話でしたか・・・
店内の鄙びた光景はまさに一級品。
鄙びた匂いでは蒲田西口店のほうが上ですが、視覚的にはこちら本店のほうが断然上ですよ。
メニューの基本は支那そばとカレーライスの二種。
しかし、どちらにしようかなんて悩む必要はありません。
両方頼むのが、インディアンの正しい楽しみ方なのですから。
支那そばと半カレー ¥1050
限りなく透明に近い支那そばのスープ。
限りなく漆黒に近いカレールゥ。
この陰陽的コントラストが美しいですね。
そして実際この2つは、相互補完する仕組みになっているのです。
最初に登場するのが支那そば。
限りなく透明に近い澄んだスープが印象的。
奥ゆかしい味なのですが、こってり濃いラーメンを食べ慣れた口にはかなり薄味に感じるかもしれません。
玉子はシンプルなゆで玉子、チャーシューは厚切りながら、脂の少ない肉質でスープの味を壊しませんよ。
・・・で、この支那そばをある程度食べ進んだあたりで供されるのが古式カレーライス。
一見デミグラスソース。
しかし食べればそんな上品なモノではなく、ネットリするほど濃厚かつスパイシー。
洗練という言葉の似合わない、確かに「古式」という言葉がよく似合う味です。
まず、あっさりと澄んだ支那そばを食べ、そろそろ口寂しいなぁと思いはじめた頃にでてくる濃厚カレー。
うんうん、今食べたいのはコレ!なんて思いつつ、支那そばのスープをまた一口飲むと・・・
いわゆる味変とでもいうのでしょうか、スープの風味がまた違って感じるようになるのです。
古式カレーライスと支那そばはまさに陰と陽の補完関係。
どちらか、ではなく両方食べた方が良いというのは、こんな理由なんです。
まさに蒲田名物、ここでしか味わえない楽しみですね。
しかし・・・
壁に張られたもやもやさまーず認定証、でかすぎるなぁ。
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インディアン 本店 (ラーメン / 蓮沼駅、蒲田駅、矢口渡駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
コチンの近所でナン食べたくなったら・・・「カナ」(西新宿五丁目)
でも、こんなお店もあるんです。
「カナ」
同じ西新宿にあるインド・パキスタン料理店「パトワール」の系列店。
早稲田のネパール料理店「カナ」とは関係ありません。
ユルくてあったかい雰囲気の店内。
店員さんもとてもフレンドリーです。
ザクロラッシー ¥300
うん、ちょっとパキっぽいですね。
美味しいです。
ただ、ランチメニューのほうはパキらしくない、ベーシックなインド料理が並んでいますね。
ベジタリアンセット ¥1100
三種類のベジタリアンカレー
・野菜
・マメ
・ほうれん草とクリームチーズ
ライス
ナン
サラダ
のセット。
ほうれん草とパニールじゃなくてクリームチーズなあたり、独特のセンス。
それ以外はオーソドックスな作りながら、味のバランスは悪くないですね。
そして、ナンはなかなか美味しいです。
近くの名店「コチンニヴァース」にはナンがない、というかタンドール窯がないので、ナンやタンドリーチキンが食べたければこちら「カナ」を選べばよいでしょう。
系列の「パトワール」と比べても、よりベーシックなインド料理、という印象。
それだけに、安心感があるとも言えるのでしょう。
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KHANA 西新宿支店 (インド料理 / 西新宿五丁目駅、都庁前駅、西新宿駅)
イスラエルにもカレーはあるの?「シャマイム」(江古田)
目当てはといえば・・・
ランチにチキンカレーがあるってこと。
でも・・・果たして、イスラエルにカレーなんてあるの??
意外に店内はゆったりしていますよ。
チキンカレーセット ¥650
現地のスパイスを使用したイスラエル風チキンカレーとのこと。
ほほう、意外にも家庭的なビジュアルですね。
少しシャバシャバしたカレーにチキンと玉ねぎたっぷり。
その点少しマレーシアあたりのカレーを彷彿とさせるのですが、
シナモンの香りとたっぷりのひよこ豆で中近東の雰囲気もバッチリ。
ライスはインディカ長粒米でカレーの馴染みも良好です。
優しくかつスパイシー。
これは、初めて食べる・・・しかし随分と美味しいカレーですよ。
サラダにはビネガー系のドレッシング。
キュウリの皮が丁寧に取り除かれているのが面白いですね。
マラビ(トラディショナル) ¥315
イスラエルのデザート。
ざくろソースとピーナッツ、ココナッツがトッピングされています。
ローズヒップの香り高い杏仁豆腐、といった感じでなかなかの美味。
実はこちら、クーポンでサービスだったんです。
使わない手はないですよね。
食後、シェフに話しかけてみました。
「とっても美味しかったです。イスラエルでもカレーは食べられているのですか?」
シェフ「う~ん、イスラエルはカレーの文化じゃないからカレーは食べません(笑)」
シェフ「実は他の料理を作ろうとしたら水っぽくなってカレーになっちゃった。でも食べてみたら美味しかったから、そのままメニューにした」
・・・ということなのだそうです(笑)
つまりこの「シャマイム」のイスラエル風カレー、イスラエルにもないここだけのオリジナル。
イスラエル風カレー食べたきゃ、江古田へGo!ということですよ。
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イスラエル料理 シャマイム (西アジア料理 / 江古田駅、新桜台駅、新江古田駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
下町生まれの独特和風カレー。「手造りカレー キッチンヨシノ」(清澄白河/門前仲町)
こんなところに店なんかあるの?ってところにあるカレー屋さん。「キッチンヨシノ」
カレーの幟がなきゃ見過ごしてしまいそうな、民家一体型店舗です。
下町版欧風カレーといったビジュアル。

でも、食べてみれば欧風カレーでもない。
かといってインドカレーでもない。
強いていえば、やっぱり日本のカレーライスなんですが・・・なかなか複雑なスパイス使い。
独特オリジナルなカレーなんです。
店主の吉野さんは脱サラしてこのカレー屋を開業。
33種ものスパイスを組み合わせ、、日本人の舌に合う「和風カレー」をつくりだしたのだそう。
様々なスパイスの香りを交えながらも、決してどのスパイスが立つとか、尖がっているとかいうことのない、丸い味。
欧風カレーのように重くはなく、さらっとした食べ心地・・・なるほど和風だ。
店内はご近所の方々と思しきお客さんたちで、ずっと大賑わい。
ネットであまり取りあげられることもないお店かとは思うのですが、地元に愛されている感じがひしひしと伝わってくる。
これは良いお店ですね。
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キッチン ヨシノ (カレー / 清澄白河駅、森下駅、水天宮前駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
タイの台所in恵比寿。「ワンディッシュタイ 恵比寿店」(恵比寿)
この明治通り沿いの「恵比寿店」と、金王坂上の「渋谷店」があります。
流石食材店直営だけあって、シンハービールも「都内最安値 490円」だそう。
錦糸町「タイランドショップ」巣鴨「くま☆さん」大久保「マリ」あたりはさらに安い気もしますが・・・恵比寿でこの価格は嬉しいですよね。
場所柄か、お洒落な外観からか、店内客の男女比は男3人に対し女20人。
このまま漂流教室しちゃったら、色々大変なことになりそうです。
カオマンガイ ¥780
マンゴージュース +¥100
あら、タレのかかった状態がデフォルトなんですね。
そっか、ワンディッシュタイだからワンディッシュなんだ~
チキンはかなり肉厚。
タレは結構上品な味で、なるほど日本人によるタイ料理って感じ。
このあたりの節度が、コアでない女子たちにも受けるコツなのかもしれませんね。
ただ、ライスの炊き加減はもう一つ。
硬く炊くのは良いのですが、水分が抜けすぎてちょっとパサパサになっていました。
まぁ、その辺りは時間帯にもよるでしょうし、改善もされていくことでしょう。
店頭にはお弁当販売兼タイ食材販売のコーナーが。
タロ芋チップスを買っちゃいました。
お店に入らなくてよいので、売店としてカジュアルに使うのも良さそうですね。
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ワンディッシュタイ (タイ料理 / 恵比寿駅、代官山駅、広尾駅)
どっかんアボカド三昧。「madosh! cafe」(明治神宮前/原宿)
面白そうですね。
最近カレーばっかりだから、たまにはこういうの良いかも。
お~ カラフル、若いね~!
お店のコンセプトは「DJをやってる友人の家でアボカドホームパーティー!」なのだそう。
いやいや若いね~!
メニューはペーパーレス。
iPadでの注文ですよ。
ほほほう、今風やんか!
・・・お、なんだこのメニュー。
「カレー」
あまりにシンプルなネーミング、
注文せざるを得ないですね。
結局カレーからは逃れられない運命・・・
「ドリンクは何になさいますか?」
え?ドリンク付いてるの?ラッキー!
「ワンドリンクオーダーとなっておりますので。」
え?それもすげーな。
自家製プレミアムジンジャーエール ¥700
えっと、贅沢したわけではありません。
ウィルキンソンが¥600だったのでこちらの方が良いかなと。
ただ、飲んでみると結構マイルドクリアなニアウォーター。
ウィルキンソンのほうが刺激的だったよな・・・
んにしても高けーな・・・
と、そうこうしてる間に料理登場。
カレー ¥1000
うぉぉぉ!なんだこのビジュアル!!!
流石アボカド専門店のカレー!
八つ裂き光輪をお見舞いされた二代目バルタン星人の如く、真っ二つなアボカド。
カレーは意外にスパイシーなタイのグリーンカレー仕立て。
カレー自体の味が濃いから、アボカドについつい食指が伸びるのですが、
まぁ贅沢なアボカド量。
レディボーデンを独り占めして食べるような背徳の愉しみすら感じます。
これは・・・良いなぁ。
アボカド好きにはホントたまらないカレー。
ただまぁ、ワンドリンク込みで1700円・・・ふらっと寄って食べるには、高すぎる。
こういう場所柄のショバ代だと割り切って、夜にお酒と一緒に頼むのが良いかもしれませんね。
道玄坂のほうに姉妹店「アボカドバル sesso matto」もあるそうですよ。
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ダンスミュージックとアボカド マドッシュカフェ (レストラン(その他) / 明治神宮前駅、原宿駅、渋谷駅)
空腹眼。「ハングリーアイ」(九段下/水道橋)
「ハングリーアイ」
一見するとカフェのようですが、れっきとしたインド料理店です。
ランチには一般的なナン&カレーのセットの他、カレーライス仕立てのプレートも。
最近たまに見るスタイルですが、サクッとランチには良いですね。
サグチキンカレーライス ¥950
ほうれん草チキンカレーライスです。
カレーの盛りはなかなかの量ですね。
食物繊維をモリモリ摂取している感じ。
ニンニクも効いていてとっても身体に良さそうです。
辛口でお願いしたのですが、ズバリのバランス。
これよりマイルドだと物足りなく、
これより辛いと風味が崩れるでしょう。
インド料理店のカレーライスにありがちな失敗として、ご飯がベチャベチャな場合があるのですが、こちらは炊き加減バッチリ。
カレーライスとして最適な食感です。
雰囲気、味、接客と、全てにおいてキッチリしたお店という印象。
あと、折角だったらクルフィやハルワなどのスイーツ、
シャミカバブやバジなどの軽食を揃えてカフェ使いしやすくすれば、もっと押し出し強くなるのになぁ、と思ったりもしました。
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ハングリーアイ (インド料理 / 九段下駅、水道橋駅、神保町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
野菜直売所でカレーライスを食す。「農家の八百屋 ベジフルスパイス」(広尾/白金高輪)
こちら白金店は2011年12月オーブン。
そして嬉しいことに2012年9月から、イートインでカレーライスがいただけることに。
「農家の八百屋 ベジフルスパイス」
店内は全国各地から選りすぐりの野菜がたくさん。
見ているだけで楽しいですね。
もちろんお弁当も販売しています。
カレーは
野菜カレーを基本によりどりみどり。
これは迷ってしまいますね!
10種類の野菜カレー ¥1000
10種の有機野菜や減農野菜を使ったカレー。
野菜はオクラ、玉ねぎ、サツマイモ、スウィートコーン、ニンジン、カリフラワー、ナス、マイタケ、ズッキーニ、パプリカというラインナップです。
メニュー写真と具材の構成が違うところを見ると、その時々の旬を取り入れているのでしょう。
加えてサラダにキャベツ、プチトマト、キュウリも入っているので、13種の野菜が楽しめるというわけ。

それぞれの野菜はさすがの美味さ。
ズッキーニはフワッと柔らかく、玉ネギは甘く、カリフラワーはコリッコリ。
なかなか贅沢な気分です。
カレールゥ自体はベーシックなカレーのようで、なかなかスパイシー。
このルゥ自体にも結構な野菜が用いられているよう。
まさに野菜直売所ならではのカレーだといえます。
この、カレーイートインという形態、他の「農家の八百屋」店舗でも展開していくのでしょうか?
ちょっと楽しみですよね。
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農家の八百屋 ベジフルスパイス (カレー / 白金高輪駅、白金台駅、広尾駅)
食べ放題ナンだけじゃない。「ターリー屋 西新宿7丁目店」(西武新宿/新宿西口)
フラッグシップ店「HATTI」からも近い、まさにお膝元ですね。
店内には日本人経営ならではのユーモラスさも。
この日は、ちょっとした立ち寄り居酒屋としての訪問。
カジュアルで、味が信用できるターリー屋ならではの使い方です。

定食のナンをカブリナンに変更してみました。
実はターリー屋のカブリナン、とっても美味しいのです。
ナッツたっぷり、ドライフルーツたっぷりのカシミリ風。
これなら下手なカフェでスイーツ食べるより、よっぽどええわい。
クルフィ
いやぁ、こっちも忘れちゃいけませんぜ。
サクサクミルキーなインド風アイスに、クラッシュアーモンド。
エクセレントです。
一般的には、カレーとナンがお手頃価格でたらふくいただけるお店、というイメージの強い「ターリー屋」ですが、
実はチーズナンやカブリナンといった変わりナン、そしてクルフィと、周辺メニューのレベルがかなりのもの。
チェーン店でこのクオリティ、このコスパで安定供給しているところ、
「ターリー屋」のほかには見当たらないんじゃないでしょうか。
あらためてGood Job!! 吉川さん!(社長)
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インド定食 ターリー屋 西新宿7丁目店 (インドカレー / 新宿西口駅、西武新宿駅、新宿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5
馬場で朝までココナッツカレー。「LAMP」(高田馬場)
定休日なし、朝5時まで営業している
便利なカレーバーです。
店名どおり、店内には至るところにランプが。
バーとしては明るいので料理の写真もバッチリですよ。
カレーメニューは8種類。
ふわふわ卵のチキンカレー
ほうれん草トマトチーズカレー
かぼちゃチーズカレー
ヘルシー野菜カレー
タイスタイルチキンカレー
豆腐カレー
シーフードカレー
じっくり煮込んだ自家製!!トロ豚カレー
焼きチーズカレー
マッサマンカレー
タイカレーを意識しつつ、チーズや卵を絡めるあたり、近くにある「ヤミツキカリー」に通づるものがありますね。
生姜サワー ¥540
生姜の「辛さ」がガツンと来ます。
これは良い!辛口ジンジャー好きにオススメの味です。
ヘルシー野菜カレー ¥790
ココナッツベースにキャベツ、ピーマン、オクラ、ニンニクの芽、ナス、トマトといった野菜がふんだんに入ったカレー。
お皿のカタチが独特で、薄手のスプーンでライスを滑らせカレーに落としながらいただいてみます。
このでっかい具材はトマトですね。
カレーを頬張れば、口の中に拡がるココナッツの風味。
「ヤミツキ」よりはサラッとした感じのカレーです。
カウンター席のほか、テーブル席に個室と、全30席。
DJブースもあって10名から貸切可能、立席なら60人までOKと、イベントの使い勝手も良さそう。
終電逃した時にも使えそうな、実に便利なお店ですね。
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LAMP (ダイニングバー / 高田馬場駅、西早稲田駅、面影橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
チョコレートカレーの昼下がり。「シャルロッテ チョコレートファクトリー」(錦糸町)
大量のチョコが製造?されていますよ。
これは実に美しい!!

なんだかフレンチの一品料理のようですね。
食べてみると・・・ほほう、なるほど。
チョコレートカレーと聞くとなんだか甘ったるい感じをイメージしていたのですが、
全くそんなことはありませんでした。
チョコレートグレービーソースは砂糖が入っていないビター仕立て。
スパイシーに仕上げたカレーに掛けると、ちょうど香りとコクを増す効果を生んでいます。
ビックリするほど違和感はありませんよ。
バターやクリームを使ったリッチめのカレーになら、チョコレート、合うんじゃないですか。
これは面白い発見でした。

ランチにはお口直しのデザートもついてきましたよ。
カレーのほかにもチョコレートメニューはたくさん。
・ショコラバーガー
・チョコレートビーフシチュー
・ショコラハヤシライス ホワイトチョコレートチーズソース
・ブラックカカオのミートソースラザニア
・マシュマロとチョコレートとキャラメルのカカオピッツァ
・マスカルポーネチーズと洋ナシとホワイトチョコのカカオピッツァ
・飲む生チョコ
・とろけるパンナコッタとプラリネチョコレートスープ
などなど。
いちいち魅惑的ですよね。
あ、それと最後にもう一つ。
トイレの場所がなかなか見つかりにくいのですが・・・探してみてください。
ちょっと楽しいですよ。
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シャルロッテチョコレートファクトリー (イタリアン / 錦糸町駅、住吉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
統治下ティータイム。「BRITISH INDIAN CAFE 1930」(原宿/表参道)
店名通り、『1930年代イギリス統治下のインド、英国人とインド人で楽しんだアフタヌーンティータイム』がテーマのお店です。

ドライカレーはジャガイモのポリヤル、といった感じ。
チキンはいわゆる北インドのクリーミーなカレーですが、クリーミー過ぎず丁寧な仕上がりとなっています。
その他デザートにも「キャラメルバナナドサ」なんてのがあったりして、なんとも楽しいお店。
しかし考えてみれば、
『ナチスドイツ統治下のポーランド、ゲルマン人とユダヤ人で楽しんだアフターヌーンティータイム』だと殺伐感があるのに、
『イギリス統治下のインド、英国人とインド人で楽しんだアフタヌーンティータイム』だとロマンティックに聞こえてしまうのは・・・
戦勝国の強さですね。
『我々は、未来を変えることはできないが、過去なら変えることができる』
確か寺山修司がそんなことを言っていましたよ。
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BRITISH INDIAN CAFE 1930 (カフェ / 明治神宮前駅、原宿駅、表参道駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
エリック一号。「エリックカレー 川崎店」(川崎/京急川崎)
岐阜が一号店・・・と思っていたのですが、どうやら開店はこちらのほうが早かったようです。
「エリックカレー 川崎店」
ソリッドスクエアという大型オフィスビルの一階アトリウムにあります。
イートインスペースはなく、基本テイクアウト専門店ですが、
お店の前にフードコート的テーブルがあるので、そこで食事が可能です。
建物内なので雨風の心配もありませんよ。
・・・ただ節電の影響で店先がどんより暗いのが玉に瑕ですが。
この日はビリヤニ、ラムキーマが売り切れ。
ならばとこちらを注文。
辛口チキンカレー シングルセット ¥600
パラタ ¥200
ナンを扱わずライスとパラタで勝負するスタイル、良い傾きぶりですね。
辛口と謳っているだけあって、なかなかの「くわっ!」ぷり。
バターたっぷりのターメリックライスとの相性もバッチリです。
パラタは堅焼きというか、良く焼きな仕上がりでした。
テイクアウトのインド料理としては、流石というべきクオリティですね。
あと願わくは、お店のファサードに芯のあるライトをパキッと配置して、
遠目にパッと目立つ印象を与えたほうがよいかもしれません。
そうすればお店の雰囲気自体も明るくなるはず。
やはり飲食は第一印象も大事ですからね。
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ERICK CURRY 川崎 (インドカレー / 京急川崎駅、川崎駅、六郷土手駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
北極 meets インド!!「蒙古タンメン中本 新宿店」(新宿西口/新宿)
そこにあるのはラーメンではなく、中本という食べ物です。
が、中本は中本でも店舗によって微妙にメニューが違っていたりと、
なかなか一筋縄ではいかない訳で・・・
特に個性的なメニューを用意しているのはこちら。「蒙古タンメン中本 新宿店」
まさに私向き、そしてこのブログ向きなそのメニューとは・・・インドラーメン!!
ただでさえ個性的な中本の麺に、さらにカレーがかかっちゃうというのですから、
激辛ワッショイスパイスワッショイなパラダイスシフトなワケです。別盛りカレーのインド定食なんてメニューまであって、
蒙古・樺太・北極そしてインド・・・ここは一体何のお店!?

食べてみるとまぁ北極ですからそれなりに辛い。
存在感としてはカレーよりも北極スープのほうが強烈なわけで、
カレーは風味を加える脇役となっている感じ。
でも、だからこそ、中本本来の味のバランスは壊れておらず、
激辛の中の旨み、そこにカレーの風味が加わることでさらに奥行きが増しているのです。
つまり、完成度は高い。
新宿中本最強の名物メニューと言っても良いでしょう。
中本未体験のカレーマニアの方々にも食べていただきたいなぁ。
ツボを押さえていないワケがないのです。
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蒙古タンメン中本 新宿店 (ラーメン / 西武新宿駅、新宿西口駅、西新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
実食!キウイカレー!?「タージパレス」(ときわ台)
東池袋のテイクアウト店「タージパレス東池袋店」(現在は閉店)の本店にあたります。
インド人シェフ、日本人経営のお店なのですが、かなりアプローチが独特。
バターチキンだけで6種類揃えていたり、
オリジナルにカレーパスタを開発したり、
はたまたアボカドカレーに林檎カレー、キウイカレー・・・
メディアの惹きも抜群ですね。
キウイカレー ¥980
ランチタイムでナン、サラダ、ドリンクがセット。
辛口クリーミィなカレーにキウイの甘酸っぱさが混じり合う立体的な味。
これは面白いですね。
コリアンダー、パニール、そしてブロッコリーが食感や風味のバランスをとっています。
冒険的だけど、キワモノにならず綺麗にまとまっている。
なかなか安定した調理技術のお店だとお見受けしました。
こういう、ありきたりじゃない店、楽しいですね。
日本ならでは、という感じがしますよ。
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TAJ PALACE (インドカレー / ときわ台駅、中板橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
大久保にマリ? え・・・? ん??「タイ屋台居酒屋 マリ」(大久保)
都心なのに凄まじい場末感なのです。
そんな場末感漂う場末の改札前に忽然と現れた、場末感漂う看板。
「タイ屋台居酒屋 マリ」
タイであり屋台であり居酒屋。
わたせせいぞう的アーバンライフの対局にある場末の魅力たっぷりですね。
ちなみに大久保にマリときたら、大久保麻梨子。
一時期グラビアアイドルとして大人気だった彼女、今頃どうしているのかと思ったら、なんとビックリ。
台湾の事務所に移籍して台湾の人気タレントになっているらしいじゃないですか。
実に連想こそは発見の源泉なり、と。
大久保「マリ」は2012年4月9日オープン。
ちなみに大久保麻梨子は1984年9月7日生まれだそうですよ。
それではビールから行きましょう。

チャーンビール ¥480
これは安い!
単に都心らしからぬ場末感があるだけではなく、都心らしからぬ安心価格です。

ムーヤンナムトック ¥480
ちょっと奥さん!
一皿1000円越えが当たり前な東京タイ料理の世界で、ワンコインでお釣りがくるような価格設定、練馬「タイ立呑
福道」くらいのもんじゃありませんか?
ちなみに一品の量は少なめ。
独り飲みにもピッタリですよ。
クントラットガティアムピッタイ ¥480
ニンニクたっぷりのプリップリ海老。
場末の酒場は味濃い目じゃなくっちゃ!

トムヤムクン ¥480
いつも頼むわけでないメニューですが奥さん、この値段ですよ。
見た目の濃厚さに比べ、辛さも酸っぱさも控えめな、やさしいトムヤムでした。
昨今「世界一の美食」ともてはやされるマサマンもこの価格。
爆安美食ですな。
こちらは塩味濃い目で、濃厚な風味。
濃い~いカレーが好きな人におススメです。
なんてったって、この値段ですから。
いやぁ、しかしリーズナブル。
大久保麻梨子が活躍している台湾かっていうくらいの物価感です。
一寸一杯ひっかけて帰る、って感じの日常酒場的使い方から、
「あの人今どうしてるんだろ?へぇ~、そんなことしてるんだぁ」って感じのグダグダ場末飲み酒場的使い方まで、
幅広く使える便利店ですね。
台湾で活躍する大久保麻梨子、要注目です!!
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タイ屋台居酒屋 マリ (タイ料理 / 大久保駅、新大久保駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
祝・復活!「curry まはから」(恵比寿)
「curry まはから」
松尾貴史さんのカレー屋さん「般°若」のメニューディレクターでもある
渡辺マスターによる「barまはから」。
ランチでは「curry まはから」という看板で素敵なカレーを提供してくれていたのですが、今年頭、「般°若」大阪店立ち上げのため、マスターは大阪へ。
その後10ヶ月もの間、東京でのカレー営業はお預けとなっていたのですが・・・
9月末、マスターからの嬉しいメールが!
「またカリーランチ始めます!」
「curry まはから 10月1日オープン」
えぇ、なんと正式店名が「curry まはから」となっての新スタート!!
これは嬉しい!
営業時間は11:00~20:00。
閉店時間は少し早いですが、通し営業はランチ時間が不規則な私のような者にはとっても有難いです。
さて、この新生「まはから」の新マスターは鈴木さんという女性。
元々イタリアンの経験を持つ彼女ですが、渡辺オーナーに「まはから」カレーレシピを叩きこまれてのスタート!
現在のカレーメニューは4種。
インド風チキンカリー
キーマカリー
ほうれん草キーマカリー
ほうれん草チキンカリー カッテージチーズ入り
全てミニサラダとチョイ飲みラッシーがセットでついてきます。
ほうれん草のチキンカリー カッテージチーズ入り ¥980
サブジというか、付け合わせというか、繊細な盛りつけがとても綺麗。
ほうれん草とカッテージチーズで優しく仕上がったカレーにごろんとした鶏肉が嬉しいですね。
実に久しぶりの「まはから」カレー。
実に嬉しいです。
コーヒー ¥200
食後、渡辺オーナーと大阪カレー事情についてひとしきり。
東京との違い、やはり色々あるようです。
よく、分かります。
まもなく大阪へと再び向かう渡辺オーナー。
あとは鈴木新マスターがお店を切り盛りするわけです。
渡辺オーナーが「筋がいい」と評する彼女ですから、充分に期待できますね!
「bar まはから」時代を知っている人も、そうでない人も是非、新生「curry まはから」へ!
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Curry まはから (インドカレー / 恵比寿駅、広尾駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
三井の街のレトロカレー。「らいん」(三越前)
このあたり、昔から完全に三井の街です。
三井タワーに、三井住友銀行本店、それに三越も元々三井系ですよね。
しかもこの東京メトロ三越前駅って、三越が全額負担して作らせた駅なのだとか。
やはり経済は、財閥が動かしているのですね。
そんな経済が活発なこの街も、通りを一つ入れば昭和の面影が。

「らいん」
突き出しの看板には「カレー専門店 らいん」、メイン看板には「料理・カレー らいん」と書いてありますね。
実際には、昼はカレー専門店、夜は海鮮料理がメインの居酒屋としての営業を行っているお店です。
70年代から営業を続けるこの「らいん」、実はもともと、三井ライン興業という商船三井系の会社が経営していたもの。
現在は当時の従業員が味を引き継ぎ、お店を続けているのだとか。
やはりここにも三井の歴史がありました。
ビーフカレー ¥840
・辛口・シチュータイプ
ポークカレー ¥780
・甘口・マイルドタイプ
大盛 ¥150増
となっています。
オーダーをとりにくるのはチャキチャキ元気な江戸っ子お姉さん。
まさに看板娘って感じですよ。
まもなくカレーが登場。
ステンレスのお皿がなんともノスタルジック。
ビーフカレー ¥840
もちろん、辛口のビーフを選択しました。
玉ネギ、ビーフと、一見した感じではビーフシチューやビーフストロガノフのようですね。

でも、一口食べると、ん・・・なるほど。
確かに欧風テイストもあるにはあるのですが、ルゥ自体はかなりシャバシャバ。
いわゆるまろやかさやコクというよりも、ストレートにスパイシーな感じです。
むしろ、「デリー」や「ラホール」、「ベンガル」あたりのカレーが好きな向きにはビタッと嵌る味。
逆に、カレーにリッチなコクを求める向きには肩透かしかもしれません。
私はもちろん前者。
この、日本ともインドとも欧風ともつかない、むしろそこまでカレーのジャンルが分化する以前の、いわば原始的な味わい。
かなり好きですよ。
夜はボトル持ち込み自由。
お昼にはないようなカレーメニューもあるようです。
活きのいいお魚をつまみながら、レトロなカレーライスを楽しむ・・・いいですね。
ちょっと、行ってみましょうよ。
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らいん (カレー / 三越前駅、日本橋駅、新日本橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5