2012年09月
二十世紀少年咖哩処。「ボーイズカレー」(神保町)
「大関」獲得!
・・・でも人気はハンバーグ!!
でも店名は、「ボーイズカレー」!!
この圧倒的な庶民感。
20世紀を転びつまづきながら駆け抜けた少年たちにとっては夢のような場所ですよ。
チキンカツカレー ¥720
ディス・イズ・ニッポンの国民食。
インドにもイギリスにもない、完全日本式カレーライスです。
でもね、おうちで作るレトルトとは一味違う。
ククッと喉にスパイシー、カツのサクサク度合い、油の抜け加減としっかりツボを押さえた仕上がりはまさに職人メイド。
わかる人にはわかる、カレーの記憶、昭和の情景。
食べている間、みんな二十世紀の少年に戻ることができる。
何かそういった大切なものを内に秘めたお店なのです、ここは。
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ボーイズカレー (カレー / 神保町駅、九段下駅、竹橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
亜細亜の友山君へ。「シヤー・トムヤムクン・ポーチャナー」(上野)
道中呻きながら転がるホームレスの群れ。
ここは日本のアジア、いや、これこそアジアの中の日本の真の姿。
さて、ゆるりと到着。
「シヤー・トムヤムクン・ポーチャナー」
「さぁ、友山君! 放置な!」
・・・友山君って誰だ?
飾り過ぎず、淋しすぎずな店内。
モニター越しに光る草間彌生の眼。
カウンター越しに響くシェフの陽気な声。
メニューをみれば、うむ、やるな。
雷魚に鯰にティラピアに、タカテンつまりバッタまで。
リオ ¥600
メニューにリオと書いてあったので、リオといったらレオと聞きかえされ。
冷た過ぎずが本場風。
ガイヤーン ¥980
焼き上がりは柔らかめ。
兎に角タレがこりゃ凄い。
最強クラスのガイヤーンタレだと即認定。
ゲーン・バー ヌア ¥1050
カオ ニャオ ¥350
並みいる候補を押しのけて、やはり頼んじまった、この料理。
ゲーンパー改めゲーン・バーなこのお店。
ココナッツミルク使わぬストレートな辛さに、今日も快感ノックアウト。
いや、まてよ。
こちらも並のゲーンパーじゃないぞ。
ゴボウに見えてゴボウじゃないこの御坊はクラチャイ(白ウコン)ではないか。
バジルは正しくホーラパー。
キノコはフクロタケでもシメジでもなく、オーリンギーつまりエリンギ使用。
中々ないぞこの仕様。
これはツボだ。
トムヤムクンだけに壺だ。
ねぇ、友山君。
ねぇ、友山君!!
聞いているのか?
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シヤー・トムヤムクン・ポーチャナー (タイ料理 / 京成上野駅、上野駅、上野御徒町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
ベロンティア・ハッセルティ
本日はとても渋くて魅力的なマニアック・アナバンデッドのご紹介。
ベロンティア・ハッセルティ
学名: Belontia hasselti
最大長: 15cm
原産地: マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島
体型はColisa属のグーラミィ、色彩はまるでクテノポマ・ウィークシーかチョコグラで、よく見ると腹ビレの先にはダトニオみたいなフィラメントが二本。
まさに色々どっちつかずな、シフゾウ的魅力に溢れています。
しかし状態が上がるまでは薄褐色単色の地味な魚。
ショップでその魅力がどこまで伝わるでしょうか・・・
空気呼吸可能なアナバンデッドの仲間らしく、高温や酸欠には比較的強いようで、飼育に関して特に気にすることはなさそうです。
同属のコームスケールパラダイスはなんと他魚の眼を狙って攻撃する悪癖で有名ですが、このハッセルティはそのようなことはありません。
同種間では小競り合いをしますが、性格は荒すぎるということもなく、温和ということもなく、レオパードクテノポマやドワーフグーラミィのような感覚で混泳が可能です。
要はバランスですね。
餌は赤虫から人工飼料まで、浮上性から沈下性までなんでもよく食べます。
ただ、体格の割に口が小さいため、大粒の人工飼料は呑み込めず、餌をやっているつもりで痩せさせてしまうことがあるので注意。
よく見るとスズメのように可愛い、良い魚ですよ。
見かけたら是非!
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ワイン250円のカレービストロ登場。「ビストロ ティガ」(虎ノ門)
グラスワインが250円から楽しめる普段使いのお店です。
以前この場所には「東京虎カレー」というお店が入っていたのですが、こちらの新店もカレーメニューが充実しています。
・・・というか、もはやここ、カレービストロですね。(笑)
羊スパイシーカレーにも強く惹かれたのですが、この日はカツが食べたい気分。
カツカレー ¥780
ジュジュジュッと揚げたてカツが乗った華やかなビジュアル。
一口食べて、うわっ!カツめっちゃ美味い!!という印象。
サクサクの衣にジュッと肉の旨み。
・・・が、食べ進み、冷めてくると、衣から染み出す油がズシズシ来る。
だんだん重くなってきます。
実はこれ、カツにこだわりがあるお店のカツカレーによくあること。
カツ単体では非常に美味しく、カレーと合わせても最初の数口は抜群に美味い。
しかし、やはり重要なのは最初の数口よりも食後感だと思うのです。
最初のジューシーさを多少抑えてでも、カツカレーの衣の油は切っておいた方がいい。
そのほうが、最後までカレーを美味しくいただける・・・個人的な見解です。
まぁ、油ウェルカムな育ち盛りなら問題ないのかもしれませんが、ビストロに育ち盛りの客はあまり来ないと思うので。
カレーはカルダモン、クミン、バジルなどがふんだんに使われていますが、全体としては優しい仕上がり。
さらっとヘルシーに食べやすい。
それだけに後半、カツの油の影響が大きいです。
とはいえ、仕事は非常に丁寧。
お酒も安いことですし、なかなか使い勝手の良いお店であることは間違いなさそうですね。
どんどん良くなってゆくと思います。
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BISTRO TIGAR 霞ダイニング店 (ビストロ / 虎ノ門駅、国会議事堂前駅、霞ケ関駅)
「だいすき日本 原宿店」本日限り。(北参道/原宿)
このたどたどしくも親切丁寧な、入り口までの案内。
そう、ここは一時期twitterで爆発的に話題になった、「だいすき日本」の原宿支店です。
おみせで ころんで けがをしても おくすりがあるから だいじょうぶ。
ぷりぷりですよ。
ばじるそーすが ぐるぐる きれい。
ときどき ごるごんぞーらが たくさんはいっているところ あって おとなの あじわい。

すーぷ かれー ¥850
ほかの かれー は なん に あう ちょっと いんどっぽい かれーだけど
ねぱーるの かていの あじは さらさらした すーぷかれー。
やさい たっぷり ちきんも はいって います。
とうがらしが しっかり おにくと やさいに しみて これだけで おいしいです。
ねぱーる みるく てぃー ¥200
ちゃいです。
どれも おねだん やすくて うれしい。
おみせの ひとも とても しんせつ。
だいすきにっぽん が にほんが だいすき なのと おなじで
ねぱーるが だいすきに なります。
・・・けれど
この はらじゅくの だいすきにっぽん は
9がつ 28にち つまり きょうでおしまい。
こっくさんが かていのじじょうで とつぜん おくににかえってしまったようです
とてもざんねん。
なかいたばしの ほんてんは ひきつづき えいぎょうするので こんどは そちらにいってみよう。
2012年5月12日にオープンした「大好き日本 原宿店」は、2012年9月28日を持って営業終了です。
お疲れ様でした。
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だいすき日本 原宿店 (インドカレー / 北参道駅、原宿駅、千駄ケ谷駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
あの、3500円カツカレーを食べてみた。「SATSUKI」(赤坂見附/永田町)
理由は・・・
「3500円のカツカレーを食べるなんて、庶民感覚とかけ離れている。」
ということらしい。
わはは・・・別にいいじゃないか、と思う。
それどころが、大いに結構!とさえ。
出る杭をすぐ叩きたくなるのは日本人の悪い癖だ。
過度の平等意識が、寄ってたかって成功者の足を引っ張る行動へと駆り立てる。
(実際、安倍氏が成功者かどうかは別として。)
日本の長きにわたる封建社会の中で、貴族や武家などの支配階級にとってそれは都合の良いことだった。
庶民が足を引っ張り合うことで、自分たちの既得権益を脅かす者の台頭を牽制することができたからだ。
それはまた、GHQにとっても都合がよかった。
そして、新たな権益を日本に得た近隣諸国にとっても。
強力なリーダーが出ないよう、自分たちで足を引っ張り合う日本という国のなんと扱いやすいことか。
しかし我々はそろそろ気がつくべきだ。
それがまるでサッカーの試合中に、味方のドリブルをインターセプトし、味方同士のラフプレーで負傷退場を連
発するがごとき滑稽さであることに。
そんなことをしている間に、何点ゴールを決められているのだ、日本は。
国際社会に仁義はない。
日本が震災によって弱っていると見るや、ここぞとばかり容赦なく外圧をかけてくる近隣諸国。
いかにして血を流さず他国を侵略するかばかり考えている相手と向き合う中、
食べたカツカレーの価格ごときで自国の政治家を攻撃する、味方ヅラしたラフプレイヤーたちの顔を、我々はしっかりと覚えておくべきかもしれない。
安倍さんや自民党の主義主張がどうかは別として、リーダーの台頭を阻む「気持ち悪いチカラ」には十分に注意せねば。
・・・そもそも、総裁選という大勝負の直前に、「勝つ」とゲンを担いで特上のカツカレーを食べる。
とっても健康な庶民感覚ではないか。
3500円はたしかに決して安くはないが、日本のトップを目指す者が食べちゃいけないような価格か?
自分よりいいものを食べてる人を見たら、「おれもがんばろう!」と思うほうが健全じゃないだろうか?
トップに立つ者はカッコよくなきゃいけない。もてはやされなければいけない。
羨ましがられなければいけない。
でなきゃ、誰もトップなんて目指さないし、リーダーなんて出てきやしない。
いや、まてよ?
これがカツカレーじゃなく寿司だったら、3500円ごときでこれほど騒ぐか?
焼肉だったらどうだ???
・・・・ん???
カレーだから、いけないのか?
「カレーごときに3500円払うなんて」ってこと?
なんだか、攻撃されているのは安倍さんですが、
馬鹿にされているのはカレーだという気がしてきましたよ。
これは、カレーのために立ち上がらなければ!!
・・・・と、あれこれ考えていたら、いつの間にか赤坂見附の駅に到着。
目の前にはホテルニューオータニ。
そうです。
総裁選の直前、安倍さんはここにいたわけですね。
「SATSUKI」
ホテルニューオータニ、メインロビー階にあるカフェ&ダイニング。
宿泊者の朝食ビュッフェもこの場所で提供されます。
店内はゆったり広々。
そりゃそうだ、日本を代表するホテルだもの、しょぼくあって欲しくはない。
メニューを見てみます。

カツカレーは二種類。
ロースが2900円で、フィレが3200円。
これにサービス料が10%チャージされます。
安倍さんが注文したのはフィレですね。わかります。
確かにゲン担ぎにここまで来たのなら、一番良いのを頼まないと後悔しますからね。
まずは恭しく、テーブルセット登場。
・・・ちょっと緊張。
次に、らっきょ、福神漬け、おしんこが登場。
・・・ちょっと安心。
そして次に「グレープフルーツのドレッシングでございます。キャベツにかけてお使いください」。
・・・ちょっと緊張。
そして・・・出てきました!!!

ライスはもちろん日本米。
海外でも人気のカレーライスは国際的には「日本食」という認識。
だから、こういうホテルこそ正統な日本のカレーライスを出していただきたいと思うわけです。
そういう意味で庶民的な付け合わせも大いに歓迎。
「あの」カレー容器に別盛りとなったカレーは半ばさらっと、半ばとろっと。
小麦粉ではなく、たっぷり煮込まれた野菜由来のとろみであることがわかります。
間違いなく、手間がかかっていますね。
カレーと付け合わせを盛り付けてみました。
もちろん風格はあるものの、日本のカレーライスど真ん中なビジュアル。
これを庶民的といわずしてどう言おうか・・・
カレーは見た目通り、非常に丁寧な仕上がり。
甘さ、苦さ、酸っぱさ、辛さのバランスが絶妙です。
野菜由来のとろみですから、いわゆる欧風カレーのような重さは全くなく、
サラサラサラッと食べ進んでしまいます。
そして、流石!と思ったのがこのフィレカツ。
いやぁもう、肉の弾力がたまりません。
今はなき目黒のとんかつの名店「天津」を思い出してしまいましたよ。
衣もサクサク。
油がいい具合に切れていて、油がカレーに染みることもなく絶妙。
カツカレーのカツとしては非の打ちどころのないカツです。
思ったよりも皿は薄く、ライスは少なめ。
たっぷりのカレーとカツ、そしてグレープフルーツドレッシングの酸味たっぷりのキャベツ。
最後まで飽きることなくペロリと平らげてしまいました。
注文前は「どんなへヴィなカツカレーが来るんだろう?」と覚悟していたのですが、
そこは意外や意外、食後も胃に負担のない軽やかなカツカレー。
実に流石というべきでしょう。
さて、お会計がやってきましたよ。

¥3200
+サービス料¥320
=¥3520
来ましたね。
正確には3520円のカツカレー!!
実際食べた印象で言えば、ちょっといいとんかつ屋さんでヒレカツ頼んで、
締めにカレーライス頼むことを考えたら、そんなに高すぎることはない、という感じ。
もちろんショバ代も安くはないでしょうが、それ以上に「上質なものをいただいた」という気分です。
この価格をどう見るかは人それぞれでしょうが、ぼったくり感はまったくありませんでしたよ。
むしろ同じ値段でも、料亭で「フィレカツ御膳」なんていただくよりはカツカレーのほうがよっぽど庶民感覚じゃないですかね?
ここ一番勝負をかけたいときに、最高級のカツカレーで極上のゲン担ぎ。
大いに結構じゃぁないですか!
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SATSUKI (カフェ / 麹町駅、永田町駅、赤坂見附駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
東京最高峰のスープカレー。「奥芝商店 八王子田代城」(八王子)
本店は札幌、旭川とここ八王子に支店があります。
八王子という立地ながら、ランチ時には連日の行列。
早めに行って並ぶか、売り切れ覚悟で昼過ぎに行くか・・・
遠方からの訪問はなかなかスリリングです。
この日は平日14時過ぎの訪問。
ラッキーなことに3分ほどの待ちで入店。
古民家をリノベーションした店内はゆったり落ち着く雰囲気。
いくつか品切れもありましたが、大勢に影響はありません。
さぁ札幌スープカレー独自の流儀でカスタムメイドしてゆきましょう。
ここのスープカレーの凄いところは大鍋を使わず、注文を受けてから小鍋でスパイスを炒め、一杯一杯具材をスープで煮込むところ。
当然回転効率としては不利なはずですが、品質本位、カレー料理の命であるスパイスの香りがベストな状態での提供を心がけているというわけです。
実に価値のあるやり方ですね。
ちなみに厨房での最大同時作成数は六杯。
タイミングによっては数十分待つ場合もありますが、そちらはご覚悟を。
この日は10分ほどでお料理が登場しました。
チキンスープ・やわらかチキン ¥980
レンコン 無料
大和屋さんのがんもどき ¥150
辛さ 葉月(8辛)+¥100
ライス普通盛り
計 ¥1230
澄んでいるのに濃厚な、香り高いスープ。
素揚げの野菜も鶏肉も、一品一品が美味い。
まさにスープカレーの最高峰と呼ぶべき完成度です。
辛さも8辛がベストですね。
そして・・・注目したいのがこちら、
「大和屋さんのがんもどき」
地元八王子の豆腐店「大和屋」のがんもどきで、もちろん八王子店限定。
で、これが実に美味い!
スープカレーの辛さがジュジュッと染みて、かなり癖になる味です。
京都「カフェホフナー」でいただいた油揚げ入りスープカレー以来の感動ですね。
実はこの「奥芝商店 八王子田代城」、他にも地元八王子産の限定メニューがたくさん。
札幌の「奥芝商店」の味を継承しながらも、ここにしかない独自の価値を付加するコンセプトには大いに共感。
ただの支店ではないわけです。
「そこに行かなきゃ味わえない楽しみ」という価値は、日本の各都市が軽視し失ってきたものですからね。
ここは時間をかけてわざわざ行く価値のあるお店。
スープカレー初心者から、札幌の「奥芝商店」に行ったことのある人まで、
優しい感動を与えてくれる素敵な店ですよ。
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スープカリー専門店 奥芝商店 八王子田代城 (スープカレー / 八王子駅、京王八王子駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
手作り現地風インドネシア。「メラプティカフェ」(新大久保)
その中でアジアのリアルな多様性を感じたければこの雑居ビル。
一階と二階にハラルフードショップ、
二階にネパール居酒屋「momo」
そして三階にこのインドネシア料理「Merah Putih Cafe」が入っています。
ビックリするほど手作り感溢れる看板。
しかしただ赤い紙と白い紙を貼ったわけではありません。
そう、インドネシアの国旗になっているのですよね。
店内も素朴を絵にしたような手作りテイスト。
お子さんのランドセル、日本アニメが字幕つきで流れるノートPCと、
ご近所のインドネシア人宅にお邪魔した感満載です。
この日は15時過ぎに到着したのですが、まだランチOK。
ランチはセットが500円均一でお得なんですよ。
ランチマトンカレー ¥500
ご飯、スープ、ドリンク付きです。
マトンは半分がモツ。
カレーは辛さ控えめですが、ショウガたっぷりで味濃いめ。
ライスはふっくら日本米です。
シンプルかつ家庭的な味わいですね。
ホットコーヒー
こちらは即席感満載ですが、それもまた家庭的で問題なし。
実際、カフェというイメージからは激しく離れた雰囲気のお店ですが、
違う意味で凄く落ち着きますね。
いいぞ、新大久保。
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メラプティ カフェ (インドネシア料理 / 新大久保駅、大久保駅、西武新宿駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
芝の緑のグリーンカレー。「タイ国専門食堂」(芝公園)
当たり前ですが、タイ料理専門のお店ですよ。
店内はグラフィカルなカフェ調。
どこか、神戸元町的なセンスを感じますね。
この日はちょっと遅めのランチ訪問。
いくつかのメニューが終了していたので久々のコレを注文。
ゲーンキョワーン ¥800
いわゆるグリーンカレー。
最近は質の高いペーストが出回っているので、そこそこの安心感があるかわり、お店によって大きな差が出にくいという料理です。
が、この店のグリーンカレーはちょっと毛色が違いました。
液色がかなり濃い緑なんです。
おそらくはココナッツミルクを控えめにしているのでしょう。
ペースト使用かどうかはわかりませんが、青唐辛子の辛さ、バジルの香り、エッジの効いた味に仕上がっています。
日本人シェフの店らしく、鶏肉もふんわり良いものを使っていますね。
ライスもジャスミンライス使用で炊き上がりバッチリ。
ココナッツプリン(本日のデザート) ¥100
濃厚で美味いです。
ちなみに乗っかってるのはお新香じゃなく、パパイヤでした。
ランチ選択肢が多くはないこの界隈で、ここまでしっかりしたタイ料理を出すお店は貴重。
夜のメニューにもラープやゲーンソム、チムチュンにドリアンチーズケーキなんかもラインナップ。
こちらもなかなか良さげです。
これからもタイ国専門で突き進んでほしいですね。
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タイ国専門食堂 (タイ料理 / 芝公園駅、大門駅、浜松町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
小杉の濃すぎカレー続々登場!「KOSUGI CURRY (コスギカレー)」(新丸子/武蔵小杉)
三輪チャリでやってくるカレーの移動販売「KOSUGI CURRY(コスギカレー)」。
「小杉」と「濃すぎ」をかけた名前どおり、とっても濃厚なチキンカレーと、
オープン以来毎週新作を出し続けているという週変わりカレーが人気の創作カレー店で、
ヘビロテな常連さんも多いようです。

で、この「コスギカレー」、その人気を受けて、一年ちょっと前に実店舗もオープン。
こちらは火・水・木 限定なのですが、こちらはこちらでまた違う週変わりカレーを出していたりと、その創作の幅は実に限りない!!
ベトナム風キーマカレー
ココナッツミルク、サツマイモ、そしてレモングラスを用いたカレー。
季節の味覚サツマイモの風味とレモングラスの香りがとっても印象的。

ほうれん草とチーズのまったりキーマカレー
晴れある投票一位となった一品。
お肉は鶏ひき肉を使用。
牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品で全体をまったり纏めたというキーマ。
すごく食べやすく、まったりしつつもスルスルと食べられちゃいます。
で、こちらがこのお店の定番カレー!!

オリジナルチキンカレー
7種のスパイス、玉ネギ、5時間煮込んだ鶏肉による「濃すぎ」がウリのカレー。
これが実に濃すぎて美味い!!!
個人的にはやはりこれが一番好きでした。
梅田の「ブルーノ」、神田「トプカ」のマトンカレー、「カフェハイチ」あたりが好きな人は、
この「濃すぎの魅力」、よく分かっていただけるかと思います。
実際、基本のレギュラーにこの完成度のカレーがあるからこそ、
週変わりのオリジナリティが活きてくるわけです。
いやぁ、実に良いカレー屋さんですね。
しかし、このお店の楽しさはカレーの美味しさだけではありません。
お店の楽しいスタッフの名前は「ゆもちん」「きょろりん」「カレーくん」「カレーさん」。
「カレーくん」「カレーさん」ほどドストレートな名前は聞いたことありませんね。
寿司屋の板前さんを「寿司!」って呼んだり、
焼肉屋の女の子を「肉!」って呼んだりはしませんからね。
実に興味深い。
そして、実はこのお店、音楽教室も併設。
しかも、ボーカルレッスンならゴスペルからアニソンまでメニューがあったり、
オリジナル曲の作成からレコーディング、CD制作、プロモーションまでサポートしていたりと、
かなり本格的も本格的。
そして、お店のロゴに秘められた秘密・・・・ダ・ヴィンチコードばりにおぉっ、と思うその秘密は・・・
実際にお店で聞いてみてくださいね(笑)
という風に、いろいろ「濃すぎ」なコスギカレー。
来年の今頃にはカレー100種類を達成しているのでしょうか???
とっても楽しみです。

営業情報、週変わりカレーの情報はゆもちんのブログか、twitter@yumochinをチェックですよ!
KOSUGI CURRY (コスギカレー)
神奈川県川崎市中原区新丸子東2-897-11 ラポール新丸子102
044-571-7186
●店舗●
火・水・木(祝日を除く)
ランチ 11:30~15:00 ディナー 17:30~22:00(L.O21:30)
●移動販売●
火・水・木・金(祝日を除く)
11:30~13:00 (武蔵小杉タワープレイス・横須賀線口)
●テイクアウト●
火・水・木・金(祝日を除く)
14:00~店舗営業時間中 (店舗にて)
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コスギカレー (カレー / 新丸子駅、武蔵小杉駅、向河原駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
最適化設定でランチをいただきました。「もうやんカレー246渋谷店」(渋谷/表参道)
「もうやんカレー」って、実はあんまり得意なタイプのカレーでは
ないのです。
が、この日はじめて「もうやん」を美味しいカレーとして食べた気がします。
「もうやんカレー246渋谷店」
店名どおり246=青山通りに面するお店です。
マニアックというのとはまた別のベクトルの濃さ。
ファンキーというか、体育会系というか。
何故か恐縮してしまいます・・・

盛り付けてみました。
ガッツリさとエレガントさを共存させた「サザンクロス盛り」に、我ながら惚れ惚れ。
で、食べてみたんですが、あれ?
玉ねぎの甘さと苦さのバランスがとても良い、美味しいカレーですね。
「もうやん」自体は何度も食べたことがあるのですが、なんだか今までで一番美味しいです。
ディナー訪問やケータリングも含めて。
作り手が良い、ということもあるかも知れませんが、もっと大きな理由に思い当たりまして・・・
それは、この日物凄くお腹が減っていたということ。
腹へってたらなんでも美味しいの当たり前ジャン、って感じではありますが、
それ以上に、空腹の胃にスルスルっと入っていく感じ・・・なるほど。
「もうやん」はお腹ぺこぺこ君に最適化されたカレーライスだったのですね。
なんとも満足できました。
もちろんホットコーヒーをいただきましたよ。
満腹の昼下がり。
そっか、学生の頃にこの感じ、出会っていたら嵌ってたかもなぁ。
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もうやんカレー 246 渋谷店 (カレー / 渋谷駅、表参道駅、明治神宮前駅)
高円寺の小さなバリ。「バリチャンプル」(新高円寺/高円寺)
アーケードが途切れても、個性的なお店の数は途切れることもなく、
むしろ南下するにつれて個性強めのお店の数がどんどん増えていく感じ。
楽しい。

店名の「チャンプル」って言葉は、一般的には「沖縄弁じゃないの?」と思っちゃうはずですが、実はインドネシアにも同じ言葉があるのです。
そして驚くべきことに意味も沖縄弁とまったく同じ「ごちゃまぜ」。
いかに古来日本と東南アジアが繋がっていたか、その証左となるべき興味ぶかき言葉です。
とりあえずこれを頼めば間違いないでしょう。
やはりバリスタイルです。
ちょうど良いカジュアルさ、メニューの多彩さ、手頃な価格設定、
これは使い勝手の良い素敵なお店。
店員さんが一人で、しかも厨房が奥まっているため、
オーダーなどの声掛けに若干の難はありますが、それもバリ的なゆったりさだと思えばOK。
生活導線上に是非欲しいタイプのお店ですね。
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cafe Bali Campur (インドネシア料理 / 新高円寺駅、高円寺駅、東高円寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
オリジナリティ溢れるニューフェイス。「マンドリルカレー」(みなと元町/元町)
「マンドリルカレー」
みなと元町駅すぐ、ミリタリーグッズの老舗「イカリヤ」の二階に2012年5月誕生したお店です。
オープン時から情報はキャッチしていたものの、「ククリ」からの推薦とあっては行かないわけにはいきませんよね。
さて、店名のマンドリルカレー、
何かアフリカに縁ある店かと思ったら、そういうことではないらしく、マスターがファンクバンドのマンドリル(猪木のテーマの原曲が有名)を好きなことからつけた名前なのだとか。
ちなみにマスターはククリのリョウさんの学校の後輩にして、音楽活動で繋がった仲。
さらに二年ほど前には「ルーシー」で働いていたということで、この神戸カレー密集地帯の人の繋がりたるやおそるべし。
お店の名付け方に垣間見える自由な姿勢は、カレーのメニューにも現れています。
アフリカは関係ないといいつつ、セットメニューはアフリカの国名。
しかもカレー店を掲げながらも、ターリー皿への盛り付けはインドやネパールの料理さながら。
それでいて、アフリカ料理でもインド料理でもネパール料理でも括れないっていうのですから、流石「ルーシー」出身というべきか。
カメルーンセット ¥1000
好みのカレー二種
サモサ
ライス
チキン
グリーンサラダ
という内容。
どこがカメルーンやねん!(笑)
カレーは野菜カレーと、気まぐれカレー・・・なんとこの日は山羊カレー!を選択。
「ククリ」に続き神戸滞在二食目の山羊カレーとなりました。
やっぱり神戸、濃厚だなぁ。
こちらが山羊カレー。
ネパールカレーを彷彿とさせるシャバシャバ感。
辛さはそれ程でもないのですが、トッピングされた乾燥メティの香りが凄い!
そしてこちらが野菜カレー。
旬の食材サツマイモがゴロゴロと入っています。
甘く優しいコランブみたいで美味しいです。
ライスは玄米。
パセリがたっぷり。
この自由な感じも良いですね。
タンドリーチキンとサモサ。
これはインド料理でしょ?と思いますが、タンドリーチキンはインド人が焼くようなウェルダンではなく、ジューシーな焼き加減。
そしてサモサに至っては・・・
なんと餅が入っています!!
ビックリしたけどこれが美味い。
「ルーシー」でもサモサにジャムつけて食べたことがありますが、
その辺からの流れでしょうか、ねえ?
ホットチャイ +¥150
うわぁ、まるでカフェオレや。
たっぷり楽しくいただくことが出来ました。
この元町~北野の界隈は、日本でもトップクラスのカレー密集地帯。
南アジア系あり、カレーライスあり、洋食カレーあり、中華カレーあり・・・
そんななかに忽然と登場したこのニューフェイス。
実に自由で、美味しさへの工夫がオリジナル。
まだまだ神戸のカレー界は面白くなりそうです!!
P.S
9/30の神戸カレーフェスティバル、この「マンドリルカレー」も参戦するそうですよ。
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マンドリルカレー (インドカレー / みなと元町駅、花隈駅、元町駅(JR))
昼総合点★★★★☆ 4.0
神戸ネパール料理の懐刀。「ククリ」(大倉山)
大倉山駅から北へ10分近く上ったあたりにひっそりとあるお店。
DJブース完備。
パロック(ほうれん草とチーズのオーブン焼き)
一見欧風料理のようですが、実はクミンがめっちゃ効いています。
あぁ、こういう飲みに適したスパイス料理店、一番好きな方向性ですよ。
山羊のダルバート
ゲホッ、ゲホッ!!
あまりに素敵なビジュアルにむせてしまいますね。

ランチではラインナップしていない山羊カレーを出していただきました。
東京でもあまり食べることのできない山羊カレー、凄いですねとシェフのリョウさんに話しかければ、
「山羊、好きなんです。」というシンプルな答え。
何が売れ線か、ではなく、何を提供したいか。
そこに響く客がやってくれば、お店と客との幸せな関係が育ってゆく。
それって「いいお店」の必須条件だと思うのです。
山羊肉の柔らかさと弾力、臭みではなく、しかし無臭ではなく、
香りとしてのクセを生かしたこの一品。
まさに山羊愛に溢れとても美味!!

そしてダルバートの要、ダル。
この出来がネパール料理店の良し悪しを決めるといっても過言ではなく。
器からして気合が入っています。
そして、黄色いダルの湖をたゆたうジンブー!!!
あぁ、素敵な香り・・・
これはもう、絶品レベルのダルスープです!
夢中で、カレーやらアチャールやら、タルカリやら、ご飯に混ぜまくっていただきました。
正直、このレベルのダルバートを出すお店、東京では「サンサール」くらいしか思い当たりません。
まさに恐るべき嬉しさ。
食後にはこの一杯。
ドリンク剤ではありません。
ネパールのビール。
甘み強く、ゴルカビールにも似た味わいでした。
いやぁ、大倉山の地にここまでレベルの高いネパール料理店があるなど、
全く思いもよりませんでした。
この雰囲気、この料理、このお酒で、夜はてっぺん過ぎまで営業しているのです。
近くに住んでいたら、ランチにディナーに深夜バーに、通い詰めてしまうこと間違いなしですね。
ここは遠方からも、わざわざやってくる価値のあるお店だと断言してよいでしょう。
P.S.来る9/30(日)、布引ハーブ園において、「KOBE CURRY FESTIBAL」が開催されます。
この「ククリ」はじめ、「ヒンホイ」「ルーシー」など、志の高い神戸のカレー屋さんが大結集。
まさに見逃せないイベントとなりそうですよ!!
ククリ (ネパール料理 / 大倉山駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
新疆ウイグル GOOD ジョブ!「曹家新疆菜館 星辰」(三宮)
かつて中国で西域と呼ばれていたこのウイグルは、本来ウイグル族の土地であり、地名をみてもどちらかと言えば東アジアより中央アジア色が濃厚。
中華人民共和国による無理矢理感溢れる支配は、チベットと並び独立運動が盛んな火種となっているようです。
そんな国内の歪み、国民の不満を、日本という外国に向けることでガス抜きしようというのですから、尖閣問題は単純ならぬ政治の道具として根が深いワケです。
・・・まぁ、そちらの話は長くなるので棚上げしておくとして、ここ、日本の神戸に新疆ウイグル料理のお店が誕生しました。
「曹家新疆菜館 星辰」
「ほしたつ」と読みます。
渋い名前ですね。
「曹家」と名のつく中華料理店は神戸に多いのですが、経営的か血縁的につながっていたりするのでしょうか。
ザックリとシンプルな店内。
妙なコマーシャリズムを感じることもなく、逆に好感がもてますね。
まずはドリングを注文してみましょう。
陳年6年紹興酒 一合 ¥600
白鶴の徳利、めちゃ渋ですよ。
新疆豆腐 ¥800
お店の方にオススメを聞いたら勧められたのがこれ。
一見素朴な麻婆豆腐ですが・・・
全体にかかっている粉はなんとクミン。
良いですね~
クミンの香りを楽しみながら、ちょっと固めの豆腐をいただきます。
そしたらなんと、見た目からは想像できなかったほど花椒がビリビリと効いている!!
四川料理のような刺激がありながら、しっかり中央アジアしているこの料理、イイね!
羊肉串 一本¥250
おぉ、ヤンロウ!
こちらもクミンたっぷり、ジューシーな焼き上がり。
アッツアツでいただけば、肉汁ジュジュジュッと酒が進みます!
イイね!
星辰小炒 ¥1050
野菜と干し豆腐を炒めたものをヤーピンと呼ばれるクレープ的なもので包んでいただく料理。
適量のせて・・・
包みます。
ヤーピンが破れないよう、そっといただきます。
楽しいです。
オイスターソースの濃厚な味付けがまた食欲を増進させ、お酒を進めます。
どれもこれもお酒に合って、最高にイイね!!
神戸に多い広東料理の華やかさとは対局の素朴な仕立てながら、味付けは濃く、香り強く、しっかり辛く。
辺境ならではの力強さ、実に気に入りました。
世界各国の個性的な料理がいただける神戸の街ですが、ここも中華料理とは一線を画した個性派各国料理の一つとして、とってもオススメしたいお店ですね!
新疆GOODジョブ!!
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曹家新疆菜館 星辰 (四川料理 / 三宮駅(神戸市営)、三ノ宮駅(JR)、三宮駅(阪急))
夜総合点★★★★☆ 4.0
ウルトラマニアックなグジャラート家庭料理。「カジャナ」(西中島南方/南方/新大阪)
「カジャナ」
ガンジーの故郷として知られる西インド・グジャラート州。
ジャイナ教徒などのベジタリアンが多いこの地の料理は、サトウキビから作られたジャグリーという糖を用いた甘い味付けが特徴的・・・なのだと聞いているのですが、果たして?
ブラックイーグル ¥630
ビールがおいていてちょっと安心。
さて、お目当てのグジャラート家庭料理は、メニューブックとは別に壁に案内されていました。
ランチとディナーとで内容が違うようですが、ランチを手抜きしているということではなく、
現地でランチに食べるもの、ディナーに食べるもの、とそれぞれ再現しているよう。
志が高いですね!
もちろん・・・
グジャラート・ディナー・ターリー ¥1890
を注文です!
トマトスープ
印象的な甘みととろみがあるトマトスープ。中にパンが入っています。
かなり砂糖っぽい甘さを感じたので、シェフに「ジャグリーを使っているんですか?」と聞いてみたのですが、日本語会話はなかなか通じず断念。
ビーンズサラダ
チリビーンズ、ヒヨコ豆、ムングダルなど五種類の豆を用いたサラダ。
こちらは甘くなく、酸味たっぷりの仕上がり。
そしてメインのターリーが登場!
バクリー(粗挽きの全粒粉で作ったパン)
ドクラ(米と豆を蒸し焼きにしたもの)
キチュリ
豆カレー(ドライタイプ)
冬瓜のカレー
カディ(ヨーグルトと豆の粉で作る甘いスープ)
ぎゃあ~マニアック過ぎる!
通常メニューなのが信じられない!!
まずはお店の方のアドバイス通りカディをキチュリでいただいてみましょう。
カディ、甘いダルといった感じです。
私がイメージしていたグジャラート料理そのものです。
カチョリは半ば餅のように固まっており、とても素朴な味わい。
なんだかものすごく家庭の雰囲気を感じますね。
「クスム」にも通ずるような。
バクリーは分厚く小降りのロティのようなもの。
ちょっと酸味があります。
ドクラは胡麻たっぷり。
見た目ほど油っこさはありませんが、特にこれといった味付けもなく、おかずなのか主食なのか、その中間。
豆カレーと紹介されたものは完全なるドライ仕上げのサブジ。
油も塩もスパイスも控えめでかなり素朴。
冬瓜のカレーもかなり優しい味付けでした。
・・・と、ここまで食べてあることに気づく・・・
炭水化物メニューめっちゃ多いやん!(笑)
段々お腹がつらくなってきました・・・
まあ、一時間前に欧風ビーフカレー、そのさらに二時間前に山羊カレーを食べた私にも問題あるのですが・・・
大満腹!!
バクリーは一枚テイクアウトにしてもらいました!
「今日のバクリー、明日モーニング食べるオイシイ。インドでバクリーモーニング食べる」とはシェフの言葉。
どうやらグジャラートあたりでは、昼はチャパティ、夜はバクリー、で、朝は前日に作ったバクリーを食べることも多いのだそう。
満腹でさらに勉強になりましたね!
ココナッツアイス ガジャハルワ添え
もうデザートは別腹なんて言わないよ絶対な満腹状態ではありますが、これは美味しい!
ホットチャイ
これでフィニッシュほっとします。
とってもバランスのよいチャイでした。
南インド料理より、いや、ベンガル料理よりもさらにマニアックなグジャラート料理。
一品一品が甘かったり、薄味だったり、炭水化物づくしだったりと、流行るどころか、一般受けする要素は限りなくゼロ。
しかし、だからこそ、珍しいもの好きマニアにはたまらないお店だともいえます。
さあ、東京のインド料理マニアの皆様も、新幹線で行けちゃうグジャラート州へ!
GO!GO!
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カジャナ (インド料理 / 西中島南方駅、南方駅、新大阪駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
五反田インド料理のラスボス。「ラスクス」(五反田/大崎広小路)
確かに席数多いです。ちょっと詰め込みすぎな感もありますが。
確かに椅子も宴会場っぽいです。ちょっと座面が低いですが。
が、メニューを開けば、変にインド人になりすます気配もなく、
ネパール料理がそれなりに堂々ラインナップ。
その時点で誠実な姿勢が好印象ですね。
スクティ ¥780
羊の干し肉をスパイスと野菜で炒めたもの。
しっかりと羊干し肉の歯ごたえ、クセが残っているのが個人的に好印象。
まろやかタマゴとさわやかトマトの辛口夏カレー ¥880
夏季限定のカレーがまだあったので頼んでみました。
一口食べてホホゥ・・・トマトと玉子のカレーと聞いてイメージする味とは全く異なっていました。良い意味で。玉子はインド人が好むようなゆで玉子ではなく、
スクランブルエッグ状態でカレーと混ざりあっている斬新さ。
そしてカレーのほうは・・・
トマトを前面に出したカレーといえばケチャップっぽくなったりイタリアンっぽくなったりすることもよくあるのですが、
このカレーは全く方向性が違い、寧ろトマトチャトニのような甘酸っぱさの中にニンニクやコショウ、クミンががっつり入ってとっても鋭角的。
これにはちょっと感心しました。意外なほど美味しいんです。
さらにテーブルに出てきたのがこちら。
自家製スパイスオイル。
これがまたパンチが効いて旨い!
カレーに混ぜれば、甘い・酸っぱい・辛いの三角ベクトルが口中に拡がり至福。
やっぱりスパイス料理はメリハリだね~さらに特筆すべきはナン。
普段進んでナンを食べない私ですが、ここのは秀逸。
不自然なふっくらさもなく、柔らかさと歯ごたえのバランスがジャスト。
経堂「ガラムマサラ」のナンを彷彿とさせる出来栄えでした。
こうなればデザートもいってみましょうか。マンゴークリフ ¥450
マンゴークルフィです。
正しい発音を口述筆記した感じですね。
で、このクルフィも美味かった。
シャクシャクとニュルニュルの食感バランスもバッチリ。
マンゴー果肉の風味がジュッと凝縮されています。
入店時には全くといっていいほど期待していなかったこの店ですが、
いや~やってくれました。
注文したどの料理も予想外の美味さ。
さらに笑顔で親切な接客も心地よく、とっても嬉しい誤算と相成りました。
あらためて食べログなどのレビューを拝見すれば、新しいものほど高評価なんですよね。
改善改良を怠らず、ぐいぐいとレベルを上げてきたということでしょうか。
素晴らしいですね。
ちなみに隣のTOCビル地下にもランチのみ営業の二号店があるようですよ。
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ラスクス (インド料理 / 大崎広小路駅、戸越銀座駅、五反田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
おうちカレーど真ん中。「カレー屋kiki」(代々木公園/代々木八幡)
「カレー屋kiki」
早速突入してみましょう!
注文は事前会計スタイル。
基本となるkikiカレーが550円で、あとは具材によって値段が変わるシステムです。
辛さアップも出来るようですが、
まずはベーシックに攻めてみましょう。
ビーフカレー ¥650
おぉ、いわゆる王道のおうちカレーライスですね。
ルゥの量が半端ではなくたっぷりです。
粘度高めのルゥはまさにおうちカレーど真ん中。
デフォルトとしてはチト辛めに仕上がっています。
ライスを余らせることなく、たっぷりカレーを堪能できる幸せ。
付近で働いている人たちが安心して通える、地元密着社員食堂的カレーライスといえるでしょうか 。
ただ、実のところお肉がもう少しといった感じ。
具材にもうひと工夫あって、さらにおススメのトッピング組み合わせを写真で提示すれば注文も増え、さらに人気がでるのでは?
とも思った次第であります。
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カレー屋 KiKi (カレー / 代々木公園駅、代々木八幡駅、代々木上原駅)
京の町家の南インド。「ラトナカフェ」(大宮/四条大宮)
風情溢れる京町家が連なるジャパネスク。

奥には京風の小さな庭があり、敷石を辿った先の離れにお手洗いがあります。
この京都独特の小宇宙、それを体感するだけでも来る価値あり。
・・・かと思ったら、壁にはインドのクラシック名画のポスターがあったり。
この日はランチ訪問。
ランチフィッシュカレー ¥900
おぉ、お店同様、出てくる料理も見目麗しいですね。
こちらはココナッツミルクとタマリンドの酸味が利いた南インド・ケララのフィッシュカレー。
セットでダルカレー、ライス、野菜のおかず(ポリヤル)、チャイがついてきます。
これで900円とはかなりのお得感。

黄色い方がケララのフィッシュカレー。
いわゆるところのミーン・モーリーですね。
ココナッツミルクと、酸味にはタマリンド?コカム?何を使ってんだろ?
とにかく優しさの中に酸味が利いて美味です。
茶色い方はダルカレー。
何種類かの豆が用いられていて、豆の風味を活かした仕上がり。
町家の雰囲気でいただくと、スパイシーぜんざいな気分ですね。
お米は白米と玄米が選べるのですが、玄米にしてみました。
ちょっと赤みがかった感じがケララ米を彷彿とさせて楽しいですね。
もちろん思いのままライスにかけて、ぐっちゃんぐっちゃん手食ですよ。
もりもりと美味いですよ。
食後はアイスチャイ。
ふぅ、結構なお手前で。
お店の雰囲気も、料理の繊細な風合いも、そしてお店の方の佇まいまで、
どこをとっても京都らしすぎる南インド料理店。
ガッツリとお料理をいただくというだけでなく、
ふらっと立ち寄ってカフェ使いしても良さそうな、独特の空気感のある良店です。
カレーという括り、インド料理という括りだけで見ても、
その土地ならではの個性溢れたお店が見つかる。
そういう旅先の出会いって、とっても嬉しいですよね。
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ジェイクとナオトと欧風カレー。「ツナミ エビス トーキョー」(恵比寿)
夜中まで賑わう店内には
ジェイク・シマブクロに激似な客一名、
ナオト・インティライミに激似な客一名。
趣味や嗜好というものは、その人の容姿に少なからず影響してくるのでしょうね。
階段や梯子で上がる桟敷席も楽しい店内。
カウンター席に並ぶカラフルなラム瓶も楽しく。
店員さんたちのアロハオエな服装も楽しいです。
ビールはちょっとお値段高めですが、ハワイアンビール各種を取り揃え。
コナ・ファイヤーロック・ペールエール ¥882
名前の激しさで選びましたが、なかなか苦味とコクのバランスが美味いビールですね。
お料理はといえば、
カレーがなんと7種もラインナップ!
(もちろん、だから訪問したのですが。)
なすとひき肉のカレー
変わりオムレツカレー
チキンとトマトの煮込みカレー
三枚肉のやわらか煮込みカレー
チキンの唐揚げカレー
三種のチーズと鶏肉のカレー
フレッシュドライカレー
さて、どれにしようかな?
三枚肉のやわらか煮込みカレー ¥1417
トロットロに煮込まれた豚三枚肉が魅惑的な「欧風」カレー。
クリーム&パルメザンチーズがハワイアンな雰囲気を演出しています。
巨大な皿で登場した時はギョギョッとしましたが、盛りが薄いのでペロリと完食できちゃいましたよ。
コスパはあんまり良くないですが、
「モンタンベール」なき今、恵比寿で欧風カレーが食べられる店があまりなくなってしまったので、ここは一つの選択肢として貴重なお店ですね。
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ツナミ エビス トウキョウ (ハワイ料理 / 恵比寿駅、代官山駅、広尾駅)
アジアスーパーストアー直営タイ料理。「ロッタイ」(東新宿/新大久保)
お魚ならプラーチョンからティラピアからスポットナイフフィッシュまで、
果てはタイ映画のDVDからタイのタガメまで手に入るサバサバーイ空間です。
そのアジアスーパーストアーの入り口前にこんなポスターが。

ゲーンパームー ¥1100
豚肉のゲーンパー。
流石食材店直営だけあって、ちゃ~んとタイの野菜を使っています。
たっぷりの丸ナス、大ぶりなフクロタケが美味いよ~!!!
辛さもそこそこ。なかなか良いゲーンパーです。

カオパッガパオカイダオ ¥980
いわゆるガパオ飯。
かなり粗挽きですが味が染みていて美味いです。
ホーラパーの香りが秀逸!!!
食材店直営という先入観もあるのかもしれませんが、良い食材を使った本格タイ料理といった感じのお店。
逆にどなたでも安心して楽しめるような味付けとなっています。
アジアスーパーストアーでタイの食材やお酒を安く買い込んだ後は、この「ロッタイ」で一服。
なかなか良いコースじゃあ~りませんか!!!
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ロッタイ (タイ料理 / 東新宿駅、新大久保駅、西武新宿駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
完全ベジ!メリハリビシバシネパール料理。「サーランギ」(新神戸)
店舗を構えた今でもケータリングは継続しており、
この日も翌日仙台のサッカーチームにケータリング出張するというお話。
とっても精力的です。

接客はネパール茶の産地イラム出身のプルさん。
厨房で腕を振るうのはシェフのゴヴィンダさん 。
肉厚な皮とジューシーな具、そしてスパイシーなソースのバランスが素晴らしいです。
肉が入っていないことは信じられない美味さ。
・・・これはレベル高いですね!

サーランギセット ¥1000
いわゆるダルバート的なランチセットなのですが、まず見た目が実に美しい。
日替わりカレー(ベジ)二種
パコラ
パパド
ネパール薄焼きパン(ロティ)
サラダ
ライス
自家製ヨーグルト
アチャール
という内容で1000円は良心的すぎです。

神戸ですからもちろん・・・いや、神戸でなくてもですが、手食でいただきます。
う~ん、美味しすぎる。
サンサールやミルミレとはまた違ったメリハリ。
誤解を恐れずにいえば、南インド料理を食べているような華やかさを感じるネパール料理です。
それでいてベジなんだから、とても面白い。
これは個人的に大当たりなお店だなぁ。
こんな美味しいネパール料理をケータリングで食べることができるサッカーチーム、
めっちゃ幸せやんか。
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サーランギ (ネパール料理 / 新神戸駅、春日野道駅(阪急))
昼総合点★★★★☆ 4.5
スリランカフェスティバル2012もとい、カレーマニアサミット2012

2012年9月8、9日代々木公園で行われたスリランカフェスティバル。
9日の日曜日は快晴に恵まれました。
この時期は各国の様々なフェスティバルが開催されますが、
このスリランカフェスティバルはスリランカ大使館主催だけあって、
出店するブースやイベントなどかなりスリランカ純度が高く、
故に集まってくるマニアックな人々の数も質も、他フェスと比べ一段上となっています。

こちらはセイロン紅茶(「正論紅茶」って変換された・・・)のブース。
神保町に「セイロンドロップ」というティールームがオープンするらしいです。
こういった最新情報もフェスの楽しみ。
(やっぱり「正論ドロップ」って変換された・・・椎名林檎みたい)
嬉しいです。
そして、やはり間違いない美味さ。
ここはいつかお店に行ってみたいなぁ~。

こちらは青山で躍進する「タップロボーン」のコットゥロティ。
タカタンタカタカタカタン!!!と、軽快に鉄板を叩く音がするから、
パキスタン料理のタカタクでも作っているのかと思ったよ。
とってもスパイシーでアゲアゲな味だとおもったら、このブースの裏にcherryさんがいた(笑)
やはり・・・!!!
と、言うか。
ここからがスリフェスの凄いところ。
cherryさんの脇にいたのは名古屋カレー界の重鎮Uさん!
さらにkfujiさんにeviccoさん。
んでもって元「ケララの風」瀬島料理長にマンションカレーの巨匠Sさんまで!?
あら?はぴぃさん!315さんにまさららさん・・・続々集結するカレーマニア達。
なんだこの紅白を超えてグラミー賞授賞式張りのオールスターは!!?
この瞬間、ウィッキーさんのとこよりもこっちのほうが人だかっていたに違いない。
私自身はこのあと早めに離脱したのですが、twitterのTLを見ればこの後も来るわ来るわ、
まさにカレーマニアホイホイ状態。
このスリランカ大使館主催のカレーマニアサミット、今年もまた何人もの人生を狂わせるきっかけになってしまうに違いない・・・そう確信してやまないのでした。
スリフェスバンザイ!!!
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名物スリランカ風ココットカレー。「紅花別館」(日本橋)
戦争で店舗焼失したものの、戦後レストランとして復活。
以後、鉄板焼きを日本に普及させたり、ニューヨークに店舗を出したりと、
戦後日本の外食産業に大きな足跡を残してきました。
開業の地、日本橋にある「紅花別館」。
ココットカレー ¥1575
ココットに入ったアッツアツのスリランカ風チキンカレー。
「紅花別館」の不動の名物メニューです。
昔ここで働いていたスリランカ人店員さんが賄いメニューとして作ったのがはじまりだとか。
壷で直火にかけて仕上げるため、蓋を開けた時のスパイスの香りが抜群。
スリランカで30種のスパイスを調合したカレーは、デフォルトでも「激辛」の部類に入る出来映えです。
チキンにも、ポテトにもスパイスの爽やかな香りがよく染みて美味ですね。
パセリと蜂蜜のドレッシングがかかったサラダにも注目です。

ビックリするほど大粒なラッキョも見逃せませんよ。
これは新宿の老舗「中村屋」のインドカレーとはまた違った、パンチの効いた逸品。
根強いファンが多いのも充分に納得の味です。
普通に洋食のラインナップも幅広く、
南アジア料理専門店やカレー専門店と異なり、辛いものが苦手な相手と連れ添えるのも大きなポイントですね。
ちなみにディナーではスリランカカレーのバリエーションが増え、
薬膳
蟹みそ
ビーフ
パエリア
三銃士
という名のカレーたちも登場。
こちらも見逃せません!
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紅花別館 (鉄板焼き / 日本橋駅、三越前駅、東京駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
北の国からドライカレー。「港屋」(不動前/目黒)
食べログ人気急上昇店に突撃ちゃん。「ベトナムちゃん」(大久保)
それに伴っていきなり点数評価が上がった店もあれば、いきなり下がった店もあり、
その上がり下がりがお店の売り上げに露骨に現れたという話があちこちで。
ネットがリアルにここまで影響するとは、少し恐ろしくもあります。
大久保の路地裏に「ベトナムちゃん」というかわいい名前のお店ができたことは知っていたのです。
しかし食べログ修正後、ベトナム料理のみならず、全「東南アジア料理」ジャンルにて全国第一位に跳ね上がるとは。
至高の名店「馬来西亜マレー」や、並みいるタイ料理の名店たちを抑えて、ですよ。
「どんな店なんだろう?」と行ってみたくなり(こういう人が多いから売り上げに影響するのでしょうね)、予約をとろうとするものの、まあ取れないこと!!
何度めかのトライの後、ようやくの訪問となりました。
ネットがなきゃ見つけることもないような、大久保の裏路地。
気取ることのないカジュアルな店構えです。
よもやここが食べログ全国一位のお店だとは、誰も思いますまい。
ベトナムビールも種類豊富。
さて、何を頼もうか・・・
ダイビエットビール ¥800
ベトナムの黒ビールですね。
いかにも東南アジアなスッキリ感と、黒ビールならではのコクがお店の雰囲気にベストマッチ。
ベトナム風豚の腸焼き ¥600
これ、面白いです。
マルチョウみたいなぷにぷにした食感で、味濃いめの甘辛仕立て。
軽くつまめてスターターに最適。
ミミガーときくらげの特製煮こごりハム ¥500
まるでフレンチ。
これはベトナム風テリーヌですね。
こちらも酒の素敵なツマミ!!!
バインセオ ¥1500
ぎゃぁ~ッ!!!でかい!!!
ちょっと写真では伝わらないレベルのデカさ。
一人で頼むと後悔すること間違いなしのボリューム!!

一気にガブリ!!!
あまりのもやしの多さに、一口で食べられるサイズにカットするのが困難で、
かつ生地が油でギットギトするため、正直凄く食べにくいのですが・・・(笑)
味のほうはなかなかのもの。
なによりそのサイズをみれば場が盛り上がりますから、何人かで訪問した際は是非頼んでみてくださいね。
自家製サングリア ¥800
こりゃ気が利いています。
自家製とつくと魅力度40%増しくらいに思えますよね。
ちなみにルチオ・フルチはサンゲリア。
・・・これ前も言ったことがある気がします。
チキンのレモンリーフ焼き ¥950
お、なかなか美味い!!!
濃い目の味付けのチキンにレモンの爽やかな香りがマッチして、これはおススメ!!!
ネップモイマンゴー ¥750
ベトナム焼酎割りですね。
非常に飲みやすい!!
さて、ここまでオシャレに美味しく飲み食いしまくってきましたが、
締めはやっぱり麺類でいきたいところ。
事前情報でおススメと聞いていたメニューを注文ですよ。
牛肉しゃぶしゃぶフォー ¥980
おぉっ!神々しいビジュアル!!!
まさにセイントフォー。
牛肉の赤み、レモングラスの香り、なんともたまりませんな。

もやしもどっさり乗せますよ~!!!
もやし三昧~!!!
食べてみれば、非常にわかりやすく美味しいスープ。
庶民的な濃い目の味付けがとっても嬉しいです。
量は決して少なくはないのですが、するするするっといけちゃいましたよ。
どの料理もお酒も、見た目鮮やかに美しく、それでいてボリュームも充分。
味はどれも濃い目でわかりやすく美味しい仕上がり。
さらにバインセオのような豪快なエンタメ性があったりと、
オシャレと豪快さと本場気分という三要素が非常にうまくバランスのとれたお店という印象。
良い意味で、「絶対に外さない女子会」に最適なお店ともいえるでしょう。
食べログで点数が上がる店、それもなるほど納得。
大久保というディープな場所で、よくぞこんなキャッチーなお店をつくりあげたなぁ、と、
感心しきりな夜なのでした。
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ベトナムちゃん (ベトナム料理 / 大久保駅、新大久保駅、西武新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
ノクチでインド風オムライスを食べてみた。「インドレストラン デルコス」(溝の口)
駅前にそびえるショッピングビルの名はノクティ。
そして駅とノクティを結ぶ歩道橋の名はキラリデッキ。
知ってました??
で、そのノクティ8階に昨年登場したインド料理店の名は「デルコス」。
外観も内装もスッキリとしたデパート内レストランといった雰囲気ですが・・・
メニューのバリエーションはなかなかのものです。
カレーならマライチキン、カダイチキン、豆腐マサラなど。
チャイならメイプルチャイ、ジンジャーチャイ、シナモンミントチャイ、アイスチャイフロートなど。
・・・こりゃあ惹かれるものが多すぎですよね。
スパイシーポークスペアリブ ¥630
ポークスペアリブのタンドリー焼き。
時間がかかったのも充分納得なウェルダン仕上げです。
見た目はムムムな感じですが、食べてみればこれがなかなか悪くない。
塩胡椒バジル強めでガツン!
オムカリーライス ¥1200
インド風スパイシーオムライス。
辛口でお願いしました。
・・・オムライスで辛さを訊かれるのも珍奇な感じですけどね。
注文したときにはオムライス仕立てのカレーかなと思っていたのですが、
実際食べてみると予想以上にしっかりオムライス。
カイエンペッパーたっぷりな、スパイシーケチャップがけのオムライスです。
ライスも玉子も、たまにネパ系店で遭遇する「なんちゃって洋食」とは一線を画する仕上がり。
ここ、何の店だ??
食後のドリンクはこちら。
シナモンミントチャイ ¥500
どんな強烈な味がするだろうと思って頼んだのですが、
意外に優しくベーシックな味のチャイでした(笑)
そういうこともあるさ、なんくるないさ。
ポットサービスでちょうど二杯分あるので二人でシェアすればお得そうです。
窓の外に広がるノクチの街。
このお店のメニューにしても、ノクティやキラリデッキというネーミングセンスにしても、
ちょっとズレてる周波数が魅力的な街なのでした。
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インドレストラン デルコス (インド料理 / 武蔵溝ノ口駅、溝の口駅、高津駅)
お洒落タイカフェと開花楼。「カフェ マングローブ 恵比寿店」(恵比寿)
「カフェ マングローブ」
付近のOL、そして近くに事務所があるモデルさんたちにも人気のお店です。
この日はランチ訪問。
なんとなくガパオな気分だったのですが・・・
浅草「開花楼」の麺使用という謳い文句に惹かれ、トムヤムラーメンを注文!
「開花楼」といえば「六厘舎」など名だたるラーメン屋の麺を手がけるブランドですからね。
食前にはサラダとアイスチャイ。
トムヤムラーメン ¥900
巨大な海老一匹に・・・
なるほどブっとい「開花楼」の麺。
非常にコシがあり、ツルツルと食べちゃいます。
一方トムヤムスープはココナッツたっぷりで甘辛な仕立て。
クリーミィで食べやすいカフェ仕様なのですね。
これはこれで成立しているのですが、
ストレートに酸っぱ辛いバージョンがあれば嬉しいかな。
それと・・・この麺、カオソーイにも合いそうですね。
是非ご検討を!
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カフェ・マングローブ 恵比寿店 (東南アジア料理 / 恵比寿駅)
左側に気をつけろ。「オキドキ」(北赤羽)
いきなり感のある看板。
「左を見てオキドキ」
左を見れば・・・確かにありました。
「オキドキ」
頭の中を巡るミュウジック。
オ・カ・ジ・マ!
オーカジマー オーキドーキー♪
オーカジマー オーキドーキー♪
オーカジマー♪
オーキドキー♪
というわけでこちらはネパール人による「モダンミックスインディアンレストラン」。
よくはわかりませんが、早速入ってみましょう。
店内には世界各国のシェフが並ぶホカホカ弁当のポスター。
そこに映っているネパール人こそが、目の前にいるこの店の店長さんです。
早速謎が多いお店ですね。
さらにメニューを見れば、アメイジングでインクレイティブルな感覚はフル加速。
オキドキラブサラダ
チキンガーZ
カチカチ山
ミックス・スパチー
鴨のローストのカルパッチョ
SIZZLER
ブルーベリー&クリームチーズパイ
名前だけでは一体何なのか、わからないものもありますが、
とにかくこれがモダンミックスインディアンということなのでしょう。
まずは順当なビールから。
キングフィッシャー ¥500
次にやはりネパール人の店ということでネパールな一品をば。
チキンチョエラ ¥450
タンドリーチキンをブツ切りにしてコリアンダー&ニンニクで和えた仕立て。
クイックメニューで酒のつまみに良いですね。
さて次は・・・
「この店ならでは」なメニューを頼んでみたいけど、普通にカレーも食べたいし・・・
あ、ちょうど良いメニューがありましたよ。
カレーパスタ ¥990
ワオ!
凄いdoka盛り!!
しかもこちら、ただのカレースパではありません。
なんとマトンとほうれん草のカレーパスタ。
辛くしてと言ったら、「どこまで?」と聞かれたので、
「一番美味しくなるまで」と答えてみました。
結果・・・今までの人生で一番辛いパスタに!!(笑)
ヒーハー!!
美味いけど辛い!
量すごい!!
麺固めでお願いしたので、麺も私もノビることなく完食できましたがヒーハー!!
甘いデザートで中和するとしましょう(笑)
ラスマライ ¥300
ちょっと珍しい、平たいタイプのラスマライ。
プレーンヨーグルトに浸かっているのが嬉しいです。
辛さがスーッと引きますね。
助かりました。
食事中、コンセントお借りできますか?と聞くと、
「どうぞ、100円です。冗談です。」
と、オフビートな笑いを提供してくれたりする店長さん。
林家ペー&パー子や、マイケル・ジャクソン(偽物)が訪問したというのも納得な、
とっても興味深いお店ですね。
さ、あなたも左を見てオーキードーキー!!
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オキドキ (ネパール料理 / 北赤羽駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5