白金台交差点近くに登場した、とっても綺麗なタイ料理店「Soi 7 (ソイナナ)」
代々木八幡、中目黒にもある「Soi 7」の系列です。
内装も、見事な白金仕様・・・
メニューもさぞかし上品なのかと思いきや・・・ありました。
こちらの料理が。
ゲーン・パー ¥950
カオ・ニャオ ¥450
ココナッツミルクを用いない、タイ北部の激辛カレー・・・って、
一体何回書いたことやら(笑)
それくらい好きな料理。
初訪問店でこれがあったら無条件注文ですよ。
で、このお店のゲーン・パー、なかなか美味い。
鶏肉にタケノコ、インゲン、ピーマンにコブミカン、スウィートコーン、
ニンニク、ナス、赤唐辛子、ショウガ、たっぷりのバジルにシメジ、そしてフクロタケ。
たっぷりの具材にゲーン(汁)の旨味が実によく染み込んでいます。
北部料理にあわせるのはもちろんカオニャオ、つまりもち米ですよ。
指で摘まんで食べるのがオススメ!
カノムモーケン
久々のゴールデンコンボ。
やっぱ最強だわ。
しかしこんなハイソでプラチナな街で、
みんなゲーン・パーなんか注文するのかな~なんて、気になってお店の人に聞いてみたら、
「中目黒や代々木八幡は出るけど、ここではあんまり出ないですね。」
との答え。
なんだか安心っていうか、嬉しいっていうか(笑)
どうかこの調子で、白金マダムが敬遠するような本格ゲーン・パーを出し続けてくださいませ!
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タイダイニング ソイ7 (タイ料理 / 白金台駅、目黒駅、高輪台駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
都営浅草線終着駅、西馬込に2011年登場した、ネパール系インドレストラン「ビンティ」
鮮やかな灯りが終着駅の街ににぎやかさを添えています。
一見こじんまりした店内。
しかし実は奥の間もあったりして、60名収容の大箱なのです。
スミノフアイスエクストラ ¥500
ガラナテイストのスミノフ。
美味い!
良い変化球を用意していますね~
お酒だけでなく、料理もなかなか変化球豊富。
カエトサイト Kayat Sait ¥590
これは珍しいシンガポール料理。
チキン、玉ねぎ、トマトをケチャップで和えてオムレツで包みホイルで焼いたもの。
非常に家庭的で、いわゆる居酒屋つまみとしても最適です。
オクラマサラ ¥900
ビンディマサラですね。
辛さがなんと、1~50まで選べたのですが、気分的に10辛あたりで。
が、これがなかなか丁度いい。
ズシッとリッチな仕上がりのカレーに程よい辛さです。
合わせたのはこちら。
ムグライナン ¥500
いわゆるカシミリナン、カブリナンの類ですが、この名前で出しているのは珍しいですね。
ソフトな食感のナンにドライフルーツ、ココナッツのほか、なんとゆで卵が入っています。
甘さもほどよく、なかなか良い仕上がり。
ボリュームたっぷりなので、何人かでシェアするのが良さそうです。
どの料理も丁寧で好感が持てるのですが、なんといってもこのお店が素敵なのは接客。
フロアの女性店員の優しい接客に癒されるんです。
実際、お店は地元客の皆さんで繁盛している様子。
終始、あちこちで和やかな会話が交わされる、ほがらかな雰囲気・・・なかなか魅力的なお店ですね。
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インドアジアン レストラン&バー ビンティ (インド料理 / 西馬込駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
センチュリオンホテル レジデンシャル赤坂1Fにあるワインバー「OSCAR」。
なんとランチ時にはスープカレーと焼きカレーを出しているのです。
料金は前払い。
カウンターで注文と支払いを済ませてから、フリーのサラダ・ドリンクバーに立ち寄って・・・

オープン席へと陣取ります。

都会の狭い空とはいえ、やっぱりオープンは気持ちが良いですね。
注文したのはこちら。
ジュウジュウ音を立てての登場です。

焼きチーズカレー ¥800
久々食べます焼きカレー。
最初の一口で舌を火傷するのはお約束。
チーズたっぷり、野菜たっぷり、ホテルのバーのカレーという範疇を超えて、
結構しっかりとした仕上がりのカレーです。
これは女子受けしそうな焼きカレーだぞ。(猫舌女子を除く)
食後のコーヒーもドリンクバーで。
こりゃぁゆっくりできるわい。
赤坂でゆったり一人ランチには良いお店かもしれませんね。
舌は火傷しますけどね。
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オスカー (ワインバー / 赤坂駅、赤坂見附駅、溜池山王駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

「ナンありません」でおなじみ町屋の名店「Puja」。
日本では珍しい、インド・西ベンガル州の料理に特化した、志高いお店です。
その「Puja」で先日、おそろしくも素晴らしいイベントが行われました。
「東と南の饗宴 ベンガル×タミル」
Pujaさんによる東インド・ベンガル料理と、
なんとあの知る人ぞ知るina's kitchinのinaさんによる南インド・タミル料理のコラボによる、
超絶スペシャルコースがいただけるという夢のような会。
なかなかないですよ、こんな機会。
と、と、と、当然集まった皆様も東京カレー界では
「え!あの人が!?」ってな具合の錚々たるメンバー。
チッティことラジニ様もビジュアル参加です。
「ロボット」大ヒット万歳!!!
この日はその筋の方もいましたのでタミル映画話も盛り上がりました。
ハートランド=心の国・・・つまり印度ですかね?
この日の参加者にはそう映ったはず。
さぁ、それでは夢の饗宴、読者の皆様には写真で我慢していただくとして・・・はじまりはじまり!
ガルバンゾーのスパイシーサラダ(タミル)
Konda kadalai sundal


豆のカリカリ揚げココナッツソース添え(タミル)
Masala vadai with Chutney
いきなりの炭水化物スターター。
しかし美味しいのでバクバクいけます。
これは・・・・危険ですね。
天使のエビのバナナの葉包み蒸しマスタード風味(ベンガル)
Bahpa Chingri
バナナリーフを開帳するや否や香り立つエビの香り。
ニューカレドニアで養殖される「天使のエビ」は冷凍でも甘みと旨みが強烈なことに定評がありますが、
さらにバナナの葉で包み蒸すことでその香ばしさが最大限に引き出されています。
ふんだんに用いられたマスタードも、ディス・イズ・ベンガルといった感じで嬉しいですね。
ドライ玉子キーマのパロタ包み焼き(タミル)
Madras Parotta
一見巨大な大根餅。
しかし食べてみるとスリランカのゴダンバにも似て・・・初めて食べる、マドラスパロタ。
中には香ばしいキーマが詰まっているのですが、
原宿のクレープ屋の前でこれを歩きながら食べて変な目で見られたい欲求にも駆られたり。
ズッキーニとジャガイモの蒸し煮芥子の実風味(ベンガル)
Zucchini Alo Posto
ベンガル料理と聞いて思い浮かべる色は黄色。
マスタードの黄色、玉子の黄色・・・そしてこの料理も黄色。
芥子の実もベンガルでよく用いられる食材ですね。
MuriGhonto
キャベツとフィッシュヘッドのドライカレー(ベンガル)
スズキと鯉の頭を砕いて和えたようなドライカレー。
やはり大人数集まらないとこのような料理は難しいですよね。
骨の近くの肉をしゃぶりながら食べていくその感覚が、どことなくミャンマー料理のよう。
地理的にもベンガルの先は(同じベンガルに括られるバングラディシュを越えれば)ミャンマーですからね。
魚のヨーグルト煮(ベンガル)
Doi Maach
どいまーち。Maachは「魚」です。
ズバッと輪切りにされた見事な魚は鯉。
淡水魚を好んで食べるベンガル地方ならではのカレーですね。
余談ですがベンガル地方には学名:
Gibelion catla 通称ベンガルカープという最大1.5mを超える鯉がおり、
食用魚としての養殖も盛んに行われています。
スズキのマスタードカレー(ベンガル)
Macher Sharshe bata Jhal
こちらはベンガルらしくマスタードたっぷりの魚カレー。
同じく輪切りになった魚が用いられていますが、こちらはスズキ。
もちろんスズキ自体は海水魚ではありますが、
ベンガルで食用にされる魚の中では、学名:
Anabas testutineus キノボリウオなど、
スズキ目に属する淡水魚も多いため、現地では淡水魚カレーとして成立しているカレーなのかもしれません。
(サカナまわりだけ説明多くてすみません・・・)
いずれの魚カレーもまさにベンガル料理の真骨頂。
かなりレベル高し、です、
インゲンと豆のソボロ蒸し(タミル)
Beans Paruppu Usilli
ぽわぽわした食感がなんとも素敵!
いやぁ、インド料理の多彩さをあらためて実感しますね。
「毎日カレーばっか食べてる国」という一般的な固定観念がばかばかしくなるほどです。
ベンガル流ほうれん草とマトンのマサラ(ベンガル)
Palong Mangsher Milmish
魚や野菜が続いて、ここで出てきたズドン!とした羊カレー。
その落差がまた良くて、これにはキュンときてしまいました。
実に美味い!!!
ターリー皿に盛りつけられた、ベンガル×タミル料理の饗宴。実に彩り豊か。
広大なインドの中では地理的に離れたベンガルとタミルですが、2つ大きな共通点が。
つまり、米が主食ということと、タマリンドの酸味を生かすということ。
Kaara Vatral Kuzhambu(タミル)
乾燥野菜のコロンブ
南インドの古式カレー、コロンブ。
何種類かの乾燥野菜が入っていたのですが、実にスパイシーで美味い!!
ゴクゴクいっちゃいました。
サンバル(タミル)
Sambar
写真左に見える塊は、inaさんが南インドから持ち帰ってきたという、貴重な太短い唐辛子。
これがまたなんとも独特な香ばしさを放ち最高に美味いのです。

いつもは食べさせ放題のマサラワーラーの二人も、この日は食べさせられ放題。
(貴重な写真ですよ)
「ケララの風Ⅱ」の沼尻さんも、今回は存分に食べる側。
多分この日この瞬間、町屋は日本一インドな場所となっていた・・・
と、これだけフィニッシュ感溢れる雰囲気だったにも関わらず、デザートが出てくるとみんな復活するのだから、
これを人体の神秘といわずして、何と言おう。

(右)Mithi Doi ベンガルの甘いヨーグルト(ベンガル)
(左)Sandesh ミルク菓子(ベンガル)
Doi、普通のヨーグルトじゃありません。
完全手作りで、不均一な粘度が舌にとても心地よい感じ。
ほんのり褐色がかっているのは、黒糖の色だそう。
Sandesh はラスグッラに似ていますが、シロップを用いないカッテージチーズデザート。
人によっては甘すぎるのかも知れませんが、私の場合、10個でもいただけますよ。
だって、美味しいんだもん。

食後はチャイで締め。
Pujaの奥様ションチータさんは西ベンガル州生まれ。
しかもかの有名なインドの詩聖タゴールと故郷が同じということで・・・

お店の壁にはタゴールの詩篇が。
そんなベンガル濃度が高いこの店ですが、実は開店当初はナンも置いていたのだとか。
日本にやってきてはじめてナンという食べ物を食べた奥様(このパターン結構多いようです。インドの庶民はナン食べませんからね。)が、
日本でインド料理やるならナンを出すべきと考え、実際かなり美味しいナンを出していたようなのですが、
リアルベンガル料理にこだわる旦那様(日本人です)が、ナンをメニューから外しちゃったのだとか。
いい話ですね・・・
こんなに志の高いインド料理店、そうそうあるものではありません。
ましてや珍しい西ベンガル州の料理が存分に楽しめるとなれば、向かう先は一つ。
町屋「Puja」ですよ。
そんなお店の姿勢を意気に感じ、この凄いコラボイベントを実現させたinaさん。
おかげで我々食べる側は、こんな幸福なひとときをすごすことができたのですから、もう、感謝の言葉もありません。
「Puja」、盛り上がってくといいなぁ。
◎ほかの皆様の記事
●ina's indian kitchen by inaさん 「東と南の饗宴 ベンガル×タミル」
●全身カレーな人々by Spicecherryさん 「町屋「Puja」でベンガル×タミル夢の饗宴」
●とら屋食堂 by とらさん 「Puja & ina」Special Night!(前)
●カレー401 by しまじろさん 「Puja(プージャー)/町屋」
●マサラワーラーのブログ by マサラワーラー 「ベンガル湾沿い南北料理食べさせられ放題!!」
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Puja関連ランキング:インド料理 | 町屋駅前駅、町屋駅、荒川七丁目駅
広尾に来ると、桑名正博の歌声が頭に響くのは私だけでしょうか。
それはさておき、広尾商店街に忽然と登場した「広尾のカレー」の看板。
「広尾のカレー」という名前の広尾のカレー屋さんです。
入り口側にテーブル席、奥にカウンター席があるのですが、
店舗が細長いため、奥へ行くには皆様へのお声掛けが必要となります。
松坂牛テールを使ったカレーライスと、カレーラーメンがこの店の二枚看板。
三重の松坂牛生産者との提携により、特別ルートで松坂牛テールを仕入れているようですね。
松坂牛テールカレー 松坂牛テールトッピング(大) ¥1080
物凄い迫力!!
松坂牛テールを使ったカレーにさらに松坂牛テールをトッピングしてみたのですよ!
松坂牛の旨味がギュッと浸み出した、こってり濃厚なカレーに、ボリュームたっぷりジューシーな松坂牛テール。
強烈にパワフルな一品です!
こちらの松坂牛テール(大)トッピングは相当量の牛テールを用いるため、数量限定、売り切れ御免とのこと。
マスターによれば、もう一つの看板メニュー、カレーラーメンもかなりのお勧めだとか。
次回ラーメンマニアと連れ添って行くのも良さそうなお店ですね。
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広尾のカレー (カレー / 広尾駅、恵比寿駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
「インド王侯貴族の料理店」という謳い文句は伊達ではありません。
「ラージマハール」のオーナー、ラージ K マルホトラ氏は、
インドの貴族階級クシャトリアの中でも「カブール家」「カンナン家」と並び三大名家と言われる「マルホトラ家」の出身。

彼が自分用のサロンとしてオープンしたのが「ラージマハール」のそもそものはじまりなのだとか。
ということでこちらの料理、「王侯貴族風のカレー」ではなく、「王侯貴族向けにアレンジしたカレー」というのが正解。
どう違うのかといわれれば、どう答えていいやら、なのですが。
とにかく、内装のゆったり感はディス・イズ・貴族。
そしてディス・イズ・ギンザです。
ローストカシューナッツが乗っているだけで、パパドも神妙にいただきたくなります。
奥に見えるのは・・・もちろん帽子ではありませんよ。
キングフィッシャーもカワセミではなく、「王の釣り師」に見えてきますぜ。
タンドリーチキンアフガニ ¥2000アフガン風、ということなのでしょうか、珍しいジンジャー風味のタンドリーチキン。
上品ですがなかなか美味しいですよ。
チキンはミントチャトニをつけていただきます。
カブリナン ¥800
あら、これには驚いた。
プレーンナンにジャムを塗ったような仕上がり。
普通カブリナンといえば、ココナッツやレーズンなどをナンと一緒に焼き上げるものと思っていたのですが。
そして、具材を上に乗せるよりも中に包み込んで焼いたほうが、香りが出て美味しいのだと思っていたのですが。
良し悪しを通り越してカブリナンの概念がわからなくなる一品です。
ベースとなっているナンが美味しいので、悪くはないのですがね・・・・
ラムバドシヒ ¥1600
スーパーホットな野菜入りラムカレー・・・ということですが、
元々が貴族向けに円やかな仕上げとなっているこの店のカレーですから、ヒーヒーいうほどではありません。
至極仕立ての良いカレーです。
ハウスワイン(白) ¥700
こちら気品あるライトな味わい。
フランス産ということです。
水は珊瑚でろ過したものを用い、油は菜種一番搾りのみ。
タンドール窯もインドの土で作られたものを空輸してと、まさに貴族ならではのこだわりよう。
貴族ではない我々も、カレー食べたら貴族気分。
「鳥貴族」あたりで味わえる貴族気分とは全く別物の貴族気分ですよ。
ジーク!マルホトラ!!
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ラージ・マハール 銀座本店 (インド料理 / 新橋駅、銀座駅、東銀座駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
ティーヌン新橋店の閉店以来、タイ料理日照りが続いていた新橋界隈。
しかし2012春、一体何があったのか、あれよあれよとタイ料理の新店ラッシュです。
「オールドタイランド新橋店」に「バンセーン アロイチンチン西新橋店」、
「アヨタヤ」、タイ料理を出すネパール「サウガット」、そしてここ。
「ブア・デ・タイ」
タイ語で「ハスの花」という店名。
山手線沿いの雑居ビル二階に入った、創作タイ料理店です。
流石新店だけあって中は綺麗ですね。
厨房にはタイ人の男女シェフ、フロアには日本人男性がスタンバイです。
目の前に山手線そして新幹線がパノラマで走る眺めは、絶景といえば絶景。
ガイジンさんも喜びそう。
モヒート ¥590
ほらほらお客さん、新橋のタイ料理屋でモヒートなんて洒落てますよ。
見慣れたASAHIのロゴも、今夜はわたせせいぞうタッチに見えちゃいます。
ハ、ハ、ハートカクテル・・・
三種のきのことハーブのサラダ ¥850Lab Hed
こりゃちょっと珍しい。
シメジ、エノキダケ、エリンギのラープ。
創作テイストがありながらも、デフォルトにしてはなかなかの辛さ。
ビックリする人もいるでしょう。
チャーシューと魚団子入りスープなし麺 ¥700
Kuai tiao Heng
おぉう、麺モチモチで美味いですね~
調味はテーブルセットで自由に行うので文句なしです。
料理は全体的に価格に比して量少なめ。
これは良し悪し分かれるところでしょうが、単独訪問でお腹一杯食べようとすると結構高くついちゃいます。
何人かで行って、新幹線を眺めながら乾杯するのがよきお店のようですね。
え?
いやいや、この日は単独訪問ですよ、念のため。
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ブア・デ・タイ (タイ料理 / 新橋駅、汐留駅、内幸町駅)
神谷町の超人気南インド料理店「ニルワナム」,
待望の二号店へランチ訪問。
お店は東京メトロ銀座線虎ノ門駅10番出口と直結した、
「新虎ノ門実業会館」という建物の地下一階。
・・・なのですが、駅から迷わずお店へ辿り着けるのは真の天才だけ。
このビルの地下、まさに迷宮なのです。
気が狂いそうになった方は、一度地上に出て、建物の裏側に回り込んでみて下さいね。
コペルニクス的転回が待っていますから。
本店と比べると、随分とこじんまりした店内。
本店同様、平日ランチは南インド料理バイキングとなっています。
この日の料理ラインナップは以下の通り。
ドーサ
マトンカリー
チキンハイドラバディ
サンバル
ベジタブルコルマ
グリーンサラダ
チキンケバブ
ジャスミンライス(日本米)
ケララパロタ
タピオカパヤサム
メイン皿は一つ、カレー小皿は二つまでという制限が付いた中での食べ放題です。
この日お店へ到着したのは13時間30分頃。
訪問時間が遅めだったこと、それに温め火力が弱めなのでしょうか、
カレーや揚げ物はかなり冷たくスパイスも飛んでおり、本来の仕上がりではない感じ。
その中でもマトンカリーだけは冷めてもスパイシーで美味しく、
パロタはモチッとしている部分とサクッとしている部分のバランスが絶妙で流石の面目。
ドーサはケララのホテルの朝食ブッフェに出てくるような、肉厚で酸味あるパンケーキタイプで、
これは都内でもあまり出てくるところがないようなので、そういう意味では貴重かも。
そして、お冷もほぼ室温だったなぁ・・・変なところまでリアルインドだな・・・・
デザートにパヤサム食べ放題はちょっと嬉しいポイント。
あ、甘いもの好きな人に限りますけどね。
ということで、ランチでは真価がイマイチ測れなかったニルワナム二号店。
このお店のランチバイキングで南インド料理に初めて接する人も多いかと思うので、
是非、修正調整をしていってほしいと、切に願うわけです・・・・
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ニルワナム 虎ノ門店 (インド料理 / 虎ノ門駅、霞ケ関駅、内幸町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
四の橋付近を通るとき、
何やら「アジアンダイニング」だの「カレー」だのという文字を見かけて、
ずっと気にはなっていたのですが・・・
食べログで検索かけてもヒットせず、
ひょっとして昔の店の看板をそのままにしてたりするパターンかと思っていた矢先。
・・・あ、やってるんだ。
「Asian Dining Potato」と「ポテトハウス510」どっちが正式名称かわからんが、とにかく営業してる。
ということで、食べログ未登録店へのランチ突撃開始!

入り口はマンションの奥まったところ。
都心にありながら、非常に色濃いローカルオーラを感じます。
店内は案外広め。
スリランカや東南アジア系のインテリアが沢山。
ビックリしたのが・・・凄く客が入ってるじゃないですか!!
ごくごく近隣のビジネスマン達の隠れ家的ランチスポットとなっている様子。
やっぱり地元押さえりゃ、食べログなんて関係ないわけですね。
そして、さらにビックリしたのが・・・メニューのラインナップ!!!
特製カレー
カツカレー
コロッケカレー
ロースカツ定食
チキンカツ定食
コロッケ定食
カキフライ定食
海老フライ定食
さば味噌定食
・・・なるほど、「アジアンダイニング」とは「アジアンな内装の定食屋さん」ということだったのですね。
ちなみにこれらランチは全品800円。
カレーもカツカレーも800円。
ならば頼むのは後者でしょう。
カツカレー ¥800
ぬぉぉぉ・・・物凄い迫力です。
ちなみにカツが小さいのではありません。
カレーのボリュームが凄いのです。念のため。
小麦粉たっぷりのジャパニーズトラディショナルホームメイドカレー。
ルゥはなかなかの粘度です。
カツは極薄タイプで、揚げたての衣サクサク。
ディスイズ労働者ランチカレーといった風合いですね。
確かに白金あたりでこのテイストはあまりないかも・・・なるほど人気なわけですね。
食後にはアイスコーヒーが付いてきました。
そばつゆのような器がなんとも和を感じさせます。
・・・あ、日本だってアジアンですからね。
13時を過ぎるとサーッといなくなる客。
夜の営業も終電ころまでやっているようなのですが、なんと生麦酒 300円!
周囲の街のハイソぶりに辟易しているような、白金労働者達のハートを鷲掴みですね。
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Asian Dining Potato (カレー / 白金高輪駅、広尾駅)
タイ料理店のランチって、手抜きというか手加減というか、ムムムな店が多くて困るのです。
「ちょっとそこのOLさん、そのランチをタイ料理だと思わないで!」ってな感じで。
そこへ来て「クルンサイアム」。
自由が丘をはじめとして都内各所にチェーン展開中のタイ料理店ですが、
系列の「オールドタイランド」「サイアム・タラート」含めランチの本気度はまさに天晴れレベル。
実に貴重なのです。
こちら中目黒店は系列の中でも比較的新しいお店。
メインシェフがイサーン出身のケムトンさんとあって、
クルンサイアム各店の中でも特にイサーン寄りのお店になっているようです。
バーミー・ガパオ ¥1050
メニューには「鶏ひき肉とホーリーバジルのタイ式ジャージャー麺」とあります。
つまりガパオライスのご飯を麺にしたものなのですが、これがなかなかイケる。
バジルの香り、肉質、麺の食感と申し分なし。
ナンプラー多めに垂らせば、実に完璧なタイ料理ランチです。
セットでついてくる生春巻き、トムヤムスープともに手抜きなし。
というか、生春巻きはランチという前提抜きにしてもかなりレベルが高いですね。
いやぁ、何でしょうこの安定感。
ランチで美味しい印象を与えておけば、客単価の高い夜も絶対行きたいと思えちゃうのですから、
他のタイ料理店も「クルンサイアム」を見習うべきでしょう。
乾いたキャベツの千切りなんか出してる場合じゃないですぜ。
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クルン・サイアム 中目黒店 (タイ料理 / 中目黒駅、代官山駅、恵比寿駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
高田馬場、パキスタン料理「ラージプート」の跡地に入ったネパール料理店「ナマステニッポン」。
「NAMASTE NIPPON!!」
「TAKE OUT OK!!」
「PARTY OK!!」
・・・とても賑やかな看板です。
インド・ネパールの料理だけでなく、ベトナムのフォーやタイのガパオもある様子。
最近良く見るこのスタイルは、
インドやドバイのホテルで中華料理(タイやベトナムの料理含む)を任せられることが多い、
器用なネパール人のお店ならでは。
豆カレーセット ¥750
なんともスッキリしたビジュアル。
どことなく「THX-1138」を思い出しましたよ。

セットのチキンコンソメスープ。
ネパール人はネギを浮かべるの、好きですよね。
そして豆カレー。
ちょっと赤いのは激辛にしたから。
普通の激辛(え?おかしい?)にした割には、結構辛いです。
豆とカイエンペッパーのカレー、って呼びたくなるくらい。
でもベースはなかなか悪くないですね。
セットにはチャイまで付いてきます。
質、量、コスパのバランスも結構いい感じ。
・・・と、ここまでは普通の悪くないインド・ネパール料理店の印象なのですが・・・
このお店に来たならこれで終わって欲しくない!!!
チキンチョイラ ¥600
実に美しい、魔法陣のような盛り付け。
コリアンダーの代わりにネギが乗っているのはネパール的ご愛嬌です。
辛くしてもらったのですが・・・かなり味が濃く、しかも強烈に酸っぱ辛くて最高!
これ、激辛好きの皆様にオススメの一品なのです。
南インドのピクルなんかが好きな人にも是非食べていただきたい。
まさに、勝手に決めるこのお店の看板メニュー。
注文時には「ネパールで食べてるくらい辛くしてください」と添えるのを忘れずにね!!
ってな感じで、これからの汗ばむ季節、辛くて酸っぱくてナマステ!!な気分になれるおススメ店の紹介でした!
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NAMASTE NIPPON !! (インドカレー / 高田馬場駅、下落合駅、西早稲田駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
この看板にキュン死する人多数。
豪徳寺駅から少し離れた静かな街角にある、菜食カレーとお菓子のお店「HOQUBA」
もう、「ク」が「Q」になっているだけでさらにキュン死しそうです。
店内も徹底したキュン死クオリティ。
目を細めたら、麻の白シャツ着た西島秀俊と、
木のボタン付きコットンワンピースの宮崎あおいがスコーン食べてる・・・そんな感じ。
でもって実際は、ご近所のおばちゃんが休憩にきていたりと、そんなギャップも楽しかったり。
・・・なのですが、ここからが肝心。
「いい感じ風」のお店ってのはまぁ、探せばちょくちょくあるわけです。
センスの良い空気感の中で食べれば、ククレカレーも1000円のカレーに思えちゃって、
「とっても素敵な空気をたっぷりいただきました~ 星4つ!」
なんて満足しちゃったりする人がでちゃうようなお店も多々あるわけで。
でもね、私は空気をいただきにきたわけではないのです。
空気では胃袋は満たさないわけです。
ってことで、早速カレーの注文です!!!
左右の余白が美しいメニューにキュン死せぬよう、細心の注意を払います。
全てのカレーはベジ仕様。
・・・なのですが、大豆ミートのキーマカレーなんかもあって、なかなか工夫されたメニュー構成。
注文したのはこちら。
アボカドとトマトの黒カレー ¥930
パパド+¥50
いかん・・・店構えに負けず劣らずのキュン死誘発ビジュアル・・・
色とカタチのリズム感が何ともたまらんです。
ありえんくらい美味そうなカレーライスですよ。
で、食べてみました。
・・・・はぁぁ。
ここでキュン死完了。
これは実に美味いカレーライスです!
小麦粉を使わず、油も最小限に抑えたサラサラタイプのカレーながら、しっかりとしたスパイシーさ。
ゴマの香り、トマトのジューシーさ、アボカドの柔らかな食感にパパドのザクザク感、グルテンティッカのホワホワ感・・・
実にメリハリの利いた楽しい仕上がり。
中野新橋「エルブ」のブラックカレーにもちょっと似ていますね。
ライスには長粒米を使用、べチャっとさせない盛り付けの工夫も実に計算されていますよ。
食後にはこちらを注文。
SOYチャイ +¥200
素敵な彩りのカップにキュン死しないよう、細心の注意を払っていただきます・・・・
・・・・はぁぁ。
再びキュン死完了。
なんですか、この美味しいチャイは。
優しいだけでなく、丁字、カルダモン、シナモンとそれぞれの香りがシャープに決まったカッコイイ味。
SOYチャイでなくとも、かなりランキング上位にキチャイマスヨ、このチャイ。
というわけで、可愛いモノに弱いおしゃれピープルだけでなく、
純粋にカレー目当てで来た私のような者もキュン死させてしまうというこのお店、
実に只者ではないわけでありまして、
ほくほくする場としての「ホクバ」であるだけでなく、
どっかんどっかんする場としての「ホクバ」としてもなかなかのものなのでした。
ここはまたQITAIお店だなぁ。
あ、
ホームページでもキュン死できますよ。
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ホクバ (カフェ / 豪徳寺駅、山下駅、梅ケ丘駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
プリストレピス・マルギナータ学名:Pristolepis marginata
別名:グリーンナンダス、マラバーリーフフィッシュ
最大長:15cm
原産地:インド・ケララ州
インド亜大陸の南端、ケララ州に生息するナンダス科の非常に渋い魚。
淡水魚ながらどことなく海水魚のスズメダイにも似た雰囲気がありますね。
一見非常に地味な魚ですがよく見ると薄いベージュ色とオリーブ色の柔らかいグラデが上品で、
薄く仄かに入る白い縞模様と合わせてなんとも優しい雰囲気を醸し出しています。
調子が安定してくると、鱗の縁が輝いてまるでアジアアロワナ・・・は言いすぎですけれど、なんとも渋い美しさ。
性格は比較的温和で、幅広い水質に適応。
人工飼料への慣れも問題ありません。
プリストレピス属の他2種と比べても、もっとも性格がおおらかで実に飼いやすい。
要するに、とってもいいペットフィッシュなんです。
ただこの手の魚を好んで欲しがる飼育者がそう多いとも思えず、入荷は非常に稀。
最近ケララ州はじめ南インドの料理は注目を集めていますが、
ケララの魚が注目を集める日はまだまだ遠いようですね。
ちなみに昨年私がケララに行った際、自然下で確認できた淡水魚は以下の通り。
・レッドライントーピードバルブ
・アベニーパファー
・ニードルガー
・ダイヤモンドクロマイド
・オレンジクロマイド
・アプロケイルス・リネアートゥス
・プラーチョン
・オスフロネームス・グーラミィ(移入種)
・大型コイ2種(Tor属?)
(残念ながらプリストレピスは発見できなかったのでした。)
(参考:タイ産 プリストレピス・ファスキアータ Pristolepis fasciataの写真)
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溜池山王にある、小さな洋食屋さん
「懐(natsu)」昔ながらの神戸の洋食を出すお店なのだそう。
神戸っ子としては行ってみなければなりませんね。
神戸洋食の基本といえば、トンカツ、ミンチカツにビフカツ、それにカレー。
こちらのお店でも、
神戸のカレーライス ¥880
トンカツカレー ¥1180
と二種のカレーがあるようです。
まぁ・・・価格は赤坂基準ですね。
ランチセットには玉子ワカメスープと、キャベツの千切り&ポテトサラダがついてきます。
そして・・・10分ほどして真打ち登場。
トンカツカレー
おぅ、見た目からして確かにオールドファッション。
ネトッとズシッとしたカレーのルゥは、神戸産黒毛和牛(多分)の肉汁たっぷり。
肉の旨みというか脂というか、なかなか濃厚な舌触りのカレーとなっています。
カツはサクッと薄く、しっかりした衣はまさに洋食屋さんのカツレツ。
注文を受けてから丁寧に作ったことがわかり好感が持てます。
価格に比していえば、ボリュームはかなり控えめ・・・なのですが、
それはそれで女子需要としてはOKかもしれず。
実際には本場神戸の洋食はイメージほど上品ではなく、
数百円で結構腹一杯食べることができる場所が多いのが事実ですから、
そちら基準でどうしても比較してしまいます。
東京では神戸の上品なイメージを前面に出したほうが何かと良いのでしょうかね?
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神戸洋食 懐 (洋食 / 溜池山王駅、国会議事堂前駅、赤坂駅)
器用なネパールの皆様による、汎アジア的レストラン「AMA」。
代々木、早稲田、恵比寿と展開するうちの恵比寿店にランチ訪問。
ネパール、インド、タイ、ベトナムと取り揃えたラインナップ。
代々木店同様にダルバートもありました(AMAセットというメニュー名になっています)が、
今回はカレー中心で攻めてみましたよ。
3色カレーセット ¥950
ナンorライス、サラダ、デザート、ドリンク付き。
カレーはネパールチキンカレー、マトン、ベジタブルを選択、激辛でお願いしました。
どれもクリーミィでまろやかなレストラン仕様で、一見似たようなタイプですが、特筆すべきはマトンカレー。
メティの香りが強烈に癖のある仕上がりです。
これは良いですね。
食後はホットチャイ。
甘くて美味い。
ディナーにはスクティやらブテコジャテやら本格的なネパール料理もでてくるこのお店、
夜のちょい飲みなど使い勝手は良さそうですね。
スタバみたいに便利使いしちゃうかも。
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oriental table AMA 恵比寿店 (ネパール料理 / 恵比寿駅、代官山駅、広尾駅)
池袋駅東口から明治通りをぬるっと南へ。
肉のハナマサのちょうど向かいにあるインド料理店「マハール」。
オーナーがネパール人、シェフがインド人というパターン。
ゆえにネパール人経営ながら、
店内にエベレスト写真がないという稀有な店となっています。
ランチ時には美人のお姉さんがいるという噂もありますが、
この夜お店にいたのは物静かなインド人シェフひとり。
異国の夜の街で・・・さぞや心細いことかと。
ま、こちらも客ひとりなんですけどね。
どっこいどっこい。
マトンブナ ¥850
トマト、玉ネギ、生姜を用いた、ハーフドライタイプのカレー。
ベンガルあたりでよく食べられていますね。
こちらのお店のブナは、比較的水気が多く、お肉も噛み応えのある仕上がりとなっています。
ニンニクナン ¥350
ガーリックナンです。
ニンニクナンと書けば、キンニクマンみたいですね。
かなり均一にフワッとしたタイプのナンですから、熱いうちに食べないとモッタリしちゃいますよ。
ネパール経営インド料理店の鉄の掟、お客に話しかけるときは「カラサハダイジョウブデスカ?」
ええ、大丈夫・・・というか結構マイルドではあるのですが、
立地が凄くいい、というわけでは無いだけに、何か料理に一癖欲しいなぁ、というのが正直なところ。
悪くは無いので、がんばってくださいまし。
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インド料理マハール (インド料理 / 雑司が谷駅(東京メトロ)、鬼子母神前駅、都電雑司ケ谷駅)
新横浜の駅前っていうのは、なんともそそられるお店が無いのですよね。
ちょっと時間が空いたとき、ふらっと寄るお店は知っておいて損はありません。
「横濱たちばな亭」
見た目まさに駅前テナントのお手軽カフェ、なのですが、
実はここ、横浜では結構老舗の洋食屋さん。
とんかつ屋として開業してから40年以上経つお店なんです。
「たちばな亭」一番の看板メニューはオムライス。
でも私的にはやはり、カレーです。
カレーにウスターソースを用いているあたり、老舗洋食屋さんならでは。
オリジナルビーフカレー ¥690
見た目ハッシュドビーフかハヤシライスか。
いえ、食べてみればちゃんとそれなりにスパイシー。
「ボンディ」に代表される欧風カレーとはまた全然違った、洋食屋さんのカレーライスですね。
ビーフもブロックではなく、ハッシュドビーフに用いるようなお肉です。
大人から子供まで安心していただける味ですね。
駅前チョイ飲み用ということなのか、ちょっと気のきいた一品料理もいくつかありますよ。

中でもビビッときたのはこちらのメニュー。
さば缶のカレー煮 ¥650
さば缶とカレーの組み合わせといえば経堂の「ガラムマサラ」が有名ですが、
こちらはスパイシーポトフ風というか、言いかえれば「さば缶の洋風カレースープ」とでもいえる一品。
これはなかなか美味いです。
老舗洋食屋ならではのオールドファッションなメニューがある一方で、
こういったチャレンジングなメニューをそろえるあたり、意外にも使えるお店であるといえましょう。

食後はやっぱりコーヒー。
お店のムードは全くといっていいほど無いこのお店ですが、
新横浜でモダン横浜気分をお手軽に味わうには最適ですね。
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横濱たちばな亭 キュービックプラザ新横浜店 (洋食 / 新横浜駅)
都電荒川線庚申塚駅から徒歩30秒。
「コルカタキッチン」その名の通り、西ベンガル州の州都、コルカタ出身のシェフのお店です。
ベンガル料理のお店といえば、まさに極めつけともいえる名店「Puja」、画期的なベンガルビストロ「ディルセ」、
バングラディシュの名店「ルチ」といったあたりがマストではありますが、
こと西ベンガル料理のレストランといえば「Puja」以外とんと見当が付きません。
(あと、西荻窪のインド居酒屋「ミルチ」とかかな。)
店名で言えば「グレートカルカッタ」やら「スパイスマジックカルカッタ」なんかも「っぽい」のですが、
実際には北インドや南インドのカレーを出してたりするし・・・・
ということでこの「コルカタキッチン」、その西ベンガル度は如何に・・・???
手作りチーズサラダ ¥500おっと、これはパニールのサラダ。味付けサッパリでとてもおいしいです。
西荻窪「ミルチ」でもおつまみのパニールがありましたが、こういう食べ方、ベンガルでは多いのでしょうか??
ホームスパシーチキンカリー ¥800骨つきタンドリーチキンがゴロゴロっと入ったスペシャルカレー。
ベースはサラサラながら、結構スパイスが入っており「スパシー」。
ふんだんに用いられたカスリメティの香りも芳しく、いわゆる北インド系レストランのクリーミィなカレーとは全くの別物ですね。
タンドリーチキンを入れているあたり、純粋なベンガルカレーというよりレストラン仕様のカレーなのでしょうが、
その味付けや仕上がりには、おっ、という輝きを感じますよ。
クレープナン ¥400メニュー名が面白かったので頼んでみました。
本来ベンガルカレーにはご飯が合うのですがね・・・・
プレーンナンとどう違うのか、考えながら食べていたら、実はサイズの違いだとか(笑)。
しかし、フワッとした食感、甘みのある生地に塩気がプラスされた仕上がりはなかなか秀逸であります。
ナン好きも大満足かと。
メニューを見る限り、基本はやはり、日本にあるインド料理レストランのもの。
が、時折垣間見えるベンガル流。
・・・実はベンガル名物ホワイトカリーもメニューにあったのですが、残念ながらこの日は作れないとのことで残念。
食後シェフとお話していると、「メニューはレストラン料理にしているけど、予約すれば「本物の」ベンガル料理も作りますよ!」との強いお言葉。
「でも凄く辛いから大丈夫かな~?」っていうことらしいので、これはちょっと期待が持てる感じ(笑)
今回いただいた料理でも、調理技術の確かさは伝わってきたので、さてさて、次回はベンガル料理を予約してみることにしましょうか!
実に楽しみなお店を見つけちゃいましたね。
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コルカタ・キッチン (インド料理 / 庚申塚駅、新庚申塚駅、西巣鴨駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
渋谷には何故ベトナム料理のお店が多いのでしょうか?
百貨店に入ったおしゃれベトナムからフォー専門のお店まで、まさに百花繚乱。
比較的古くからあるように思えるのがこちら。
「ホァングン」
パルコの真裏というオシャレ立地にありながら、オシャレのオの字も感じさせない店構え。
それが逆に、「本場感」を感じさせるのですから、人間の感覚というのは実にテキトーなものです。
入り口を入り口とも思わない、雑然とした「本場感」。
それが狙いならば大したもの。
店内は意外にムーディ。
付かず離れての接客も異国情緒たっぷりです。
焼豚肉ライス ¥680
メニューに書かれた料理名はどれも平易な日本語表記。
なのにこの雰囲気の中だと、「海外旅行先で出てくる日本人向けメニューみたい!」と解釈してしまいそうになる、
人間の感覚とは実に都合のよいものです。
ベトナム語だと、コム・シット・ロン・ヌアン?でしょうか??
固く乾き目の日本米も、硬めの肉も、少なめのタレも、あっさりした味付けも、
「日本人の感覚に合わせていない」本場志向によるもの・・・と解釈。
すべて味覚とは、受け手の側にあるもの。
本場に行ったことのない人が感じる「本場感」とは、かくも摩訶不思議なものですね。
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ホァングン 渋谷スペイン坂店 (ベトナム料理 / 渋谷駅、神泉駅、明治神宮前駅)
代々木の人気店
「ビストロひつじや」日比谷の「おいしいカレー工房 ひつじや」と姉妹店にあたりますが、
あちらがインド料理のお店であるのに対して、こちらは世界各国の羊料理を中心とした多国籍ビストロとなっています。
羊、という軸で切っていますから、日本ではあまりなじみの無い国の料理もあったりして、
なかなか興味をそそります。
広々とした店内、しかし人気店ゆえ、満席にはご注意。
突撃して、一体何度振られたことか・・・・
さすがはビストロ、料理だけでなく、お酒も充実。
特にビールとワインは世界中のものを取り扱っているのですが、注目すべきはその値段。
なんとすべて原価+¥100での提供なのです。
結果、驚くほど安いのに加え、ここに来ればお酒の原価がわかってしまうという、飲食関係者には嬉しくない仕組み。
メニューに無くとも、飲みたいビールやワインがあれば、予め注文することで用意してくれるということも。
レバノンビール ALMAZA ¥360
これは珍しいビール・・・原価は260円ですね。
西アジアの暖かい乾燥地帯らしく、ほのかな苦味とサッパリした飲み口でした。

ひつじのチーズ ¥680
キプロスのハルーミという料理だそうですが、塩気強く焼いた羊のチーズは、
雲南料理など、シルクロード周辺の料理で食べられるものでもありますね。
酒のつまみに最高。
アフガンステーキ ¥980
羊のステーキは何種類かあったのですが、アフガン風でお願いしました。
どのあたりがアフガン風なのか、詳しくないのでわかりませんが、よく焼いた噛み応えのある羊肉でした。
モンゴルのしゅうまい ¥520
チベットのスィーマイに似て、上がオープンになっているタイプ。
皮がもちっと粘り気あるため、箸でつまむと分解してしまうという欠点がありながらも、
なかなかおいしい一品となっています。
さて、陽気な店員さんが言うことには、このお店、魚料理がお勧めとのこと。
ひつじやだから、やっぱり羊でしょ?という突っ込みも受け流し、持って来たのがこちら。
おっと、なかなかマニアックな魚を仕入れていますね。
わかりました。お願いしちゃいましょう。
タカノハダイの地中海風アクアパッツァ ¥2000
いやぁ~、どこがひつじやなんでしょう・・・
タカノハダイはスズキの仲間でありながら、肉には結構脂がのっており、
ちょっとタラのような食感でもあります。
見た目の華やかさに比べて、味付けは比較的控えめ。
新鮮な魚を使っていますからね、そういうことでしょう。
スロベニアワイン ¥330
ワインもマイナーなやつを頼んでみました。
それにしてもお酒安いなぁ。
ガツンと濃厚な、渋いワインでした。
ひつじの脳みそ バングラデシュ風 生唐辛子の炒め ¥1290
いやぁ、締めにこれ、持ってくるかい?
迷える子羊で言うところの、迷っている部分ですよ。
生の赤唐辛子と、ニンニクがどっぷりたっぷり。
濃厚な脳みその味わいとあいまって、なんともズシッとオイリーな一品となっています。
いちおう、バングラの脳みそカレー、ということになるのかな?
自家製チーズケーキ ¥530
脳みそで締めはさすがにアレだったので、口直しのチーズケーキを注文してみました。
ふわっと軽く、スフレテイストのチーズケーキ。
たしかに美味い・・・ですが、脳みその後にチーズケーキってのも、ちょっとアレでしたよ。
ナニコレ!?っていうような珍品料理がメニューに並ぶ割には、
食べてみたら非常にオーソドックスな食べやすい味付け(脳みそは除く)で、だれもが美味しく楽しめる、そんなお店。
普段エスニックでスパイシーな料理を食べているような人も、パスタとが好きで辛いものは苦手な人でも等しく、
ちょっとしたサプライズとともに満足していただけそう・・・
加えてお酒がこれほど安いとあっては、そりゃ人気も出るはず。
ちょっと気が利いた飲み会などに最適な、非常に使えるお店だといえるでしょう!
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Bistro ひつじや (地中海料理 / 代々木駅、南新宿駅、新宿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
「呂久呂」
これで陶器が飾られていなかったらどうしよう・・・と思えるほど判り易い店名。
あ、ありました。ホッとした。
カフェは一階。
三階ギャラリーでは展示会なども行われているようです。
手作りの陶器たちに囲まれて、なんとも落ち着いたカフェ空間。
都心ではちょっとないくらい広々としています。
コーヒーだって本格設備で。
で、メニューを見て、さらに嬉しくなりました。
だって・・・
カレーメニューの多いこと!!
カレートーストに、チーズカレートーストに、チーズカレージャンボトーストまで!!
チャレンジ精神がふつふつとこみ上げてきますが、ここは踏みとどまって、基本で攻めましょう。
ビーフカレーライス ¥630
いわゆるカレーライスでも、器と盛りでこれだけ印象が変わるのですね。
たっぷりのルゥは、おうちカレーの標準よりはスパイシー。
ちょっとしたとろみというか粘りあり。
一見日本風ながら、レーズンが乗っているあたり、欧風テイストのモダンを感じます。
器が深いので、冷めるのが遅いのは良いところですね。
・・・さて、こんなカレーのあとに飲むものといえば、珈琲に決まっていますよ。
ブレンドコーヒー ¥200(セット価格)
超肉厚のマグカップにはいったコーヒー。
コーヒー自体のうまさもあることながら、器が口に触れるゴワッとした触感がなんとも素晴らしいです。
珈琲と、陶器と、カレーへの優しい愛情にあふれたお店。
ちょっと一服、というときにこんないい場所はありませんね。

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カフェ&ギャラリー 呂久呂 (カフェ / 葭川公園駅、千葉中央駅、県庁前駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
江古田のはずれ、ほぼ住宅街。終電過ぎてもついている灯り。
「いんぎら」
バー的な居酒屋であり、居酒屋的なバー。
そしてなんと夜中まで、「金沢カレー」を出しているという。
真新しく、広々としたカウンター。
大きなテレビモニター。
とてもらくちんな居心地。
ヒューガルテンホワイト ¥650
ビールから日本酒まで、結構いろいろ置いてます。
濃厚なカレーにあわせるなら、やっぱりこれだな。
金沢カレーはルーの量、ライスの量が選べます。
まずは標準で、あ、トッピングを付けてみましょうか。
金沢カレー ¥650
一口カツトッピング +¥150
おおぅ、こりゃまた、王道ど真ん中の金沢カレーじゃないですか。
というか、金沢カレー好きの方に言えば、これまさに「チャンカレ」なのです。
金沢から送ってもらっているみたいです。
あらぁ~、深夜の江古田でチャンカレと出会えるとは、これまたなんと、奇遇というか。
好きだったんですよね、工大前のお店(当時は「タナカのターバン」)。
チャレンジメニューの異様な大盛り、なつかしいなぁ。
金沢カレーにあまり詳しくない人向けにいえば、1960年代後半に「カレー専門店タナカ」というお店がありまして、
そこの田中さんともうひとり岡田さんという人とで、1971年に「ターバン」というお店を立ち上げたわけです。
その時「タナカ」もターバンに統合され支店となったのですが、その後田中さんは「ターバン」を離脱、
株式会社ターバンとは別に「タナカのターバン」を名乗るようになったのです。
その頃金沢に「ターバン」ってのは経営の違う二系統が存在したわけですね。(餃子の王将みたいです)
その後、株式会社ターバンは解散となり、本店の「ターバン片町店」のみ存続。最近ではどういった事情かまた北陸にFC店を展開中。
「ターバン」のカレーをもとに、新宿で開業した「ゴーゴーカレー」は、首都圏での金沢カレーブームの火付け役となり、本家金沢にも凱旋展開中。
現在は「ターバン」の姉妹店という位置づけに。
そしてもうひとつのターバン、「タナカのターバン」は1996年に「カレーのチャンピオン」と改名。
これが俗に言う、「チャンカレ」というわけです。
ライスの上にかかったドロッと粘り気のあるルゥ、千切りキャベツ、フォークで食べることなどが特徴の金沢カレー。
その中では一番シンプルなのが「ターバン」のカレー、黒っぽくてちょっとソースっぽいのが「ゴーゴーカレー」、
そして一番スパイスが強くてこってり濃厚なのが「チャンカレ」。
一番お酒に合うのはやっぱりこの「チャンカレ」ですね。美味い美味い。
マスターは石川県出身。
お店には石川県のお酒もあります。
真夜中の江古田でお酒とともにいただくチャンカレ、なんとも至福のひとときではありませんか。
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いんぎら (居酒屋 / 新桜台駅、江古田駅、桜台駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
歌舞伎町アメイジングタイランド。
雑居ビルのポストに書かれた文字は、
「有限責任事業組合ジンラック」 その下には
「株式会社ブレイクスルー」とあります。
まさにGwt my way これくらいじゃまだまだget a move on 立ち止まれませんね。
早速階段を上ってみましょう。
この入り口に躊躇する人はこの店向きでないかもしれません。
この入り口にわくわくする人は、しょうがないほどこの店向き。
この日集まったメンバーは揃いも揃ったマルチプル・マニアックスですから当然マイペンライ。
早速
BREAK THROUGH!!スパイ サバーイ アローイ!!!
ラープ・ムー ¥1500
タイカラって、一人で食事するとコスパきついですが、
何人かで来て、無限歌い放題にすれば無限にオトク。
新芽チョウダイ~♪ 新芽チョウダイ~♪
ってな感じで、歌もノリノリならば、ラープの辛さも結構ノリノリ。
お冷チョウダイ~♪ お冷チョウダイ~♪

おっと、新芽を求めて店内にバッタがやってきましたよ。
本郷猛よ、今日からお前は、怪人バッタ男だフハハハハ。
タッカテーン・トード ¥1500
いわゆるところの、バッタ揚げ。
で、バッタはバッタでも、日本のトノサマバッタに似て一回り大きく顔付きがスマートなタイのバッタ。
日本のトノサマバッタがTVの仮面ライダーだとすると、
タイのバッタは石森章太郎の原作マンガの仮面ライダー、それくらいのプロポーションの違いです。
長野のイナゴなんかとは比べ物にならないほどでかくて男らしい怪人バッタ男ですから、固い頭をもいで食べるのがタイ流。
でもって、美味いかどうかは心の中のショッカー度合いによって変わってくる感じです。
さぁ、ラープの辛さで情熱燃やし、バッタの動きをマスターすれば、
ほら、みんなもう、ダンスダンスレボリューションサバイサバイマイペンライバージョン。
下にカメラがあったら全部見えそうなガラス張りのダンスフロアでホップすれば、グラスホッパーそれはバッタかキリギリス。
タイのポップスで踊んなきゃいけないわけじゃない。日本の歌謡曲でタイ人を躍らせるのだ!!!
あぁ今日も上手く行ってる。
でもある晩考えたよ、このままどこへ行くのか・・・・どこへ行ってもマイペンライ!
考えなくてもマイペンライ!!!
そうそう、五社英雄監督の時代劇「御用金」に出てくる架空の藩、
「越前国鯖井藩」だったっけ!!
サバーイ!サバーイ!サバイハン!!!
楽しいお店です。
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タイ料理レストラン ジンラック (タイ料理 / 東新宿駅、西武新宿駅、新宿三丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
高円寺にいきなり見慣れぬネパール料理店発見。
「ドゥルバ タラ」よくあるインドネパール料理店だと思ったら・・・
あら、「ぐんどぅるっく」があるみたい。
しかもおすすめ。
只者ではなさそう。
お店に一歩踏み入れた瞬間から感じる、ほのぼの純情オーラ。
カウンターの片隅には、銀色夏生5冊に椎名誠1冊。
かの有名な「純情商店街」とはちょっと離れてはいますが、ここはまさに純情ネパーリーです。
ゴルカビール ¥550
郷に入れば郷に、ネパールに入ればネパールビールですよ。
グンデゥルックセット ¥1000まってましたの「ぐんどぅるっく」。
ネパールの干し野菜塩漬けスープとライスのセットです。
サラダ、ドリンクがついていて、ライスはお代わり自由。
グンドゥルックだけでも珍しいのに、目玉焼きを入れて食べるのは初体験。
ネパールでも時々入れたりするが、実は入れないほうが好き、とはシェフのサルマさん談。
けど、グンドゥルックの塩気が玉子でまろやかになる感じはなかなかに面白く、一食の価値はありですね。
ご飯がぐいぐい進んで、おかわりしちゃいました。
締めにセットのホットチャイ。
なんとも心和むお店です。
シェフのサルマさんは拝島の「ネパールキッチン」出身。
「この店は新しいんですか?」と聞けば、「お店は新しくないけど、僕達が新しい。」とのこと。
どうやら以前の店から経営者が変わって新しいお店になった、ということのよう。
聞けばメニューにはないけれども、ダルバートの注文もOKとのこと。
今はやはり、9割の客がナンとカレーを頼むそうですが、
ネパール料理好きがどんどん、グンドゥルックやダルバートを注文するようになれば、
メニューもどんどん、そっち寄りになっていくはず。

かな~り和やかなネパール料理のお店、応援しようではありませんか。
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ドゥルバ タラ (ネパール料理 / 高円寺駅、新高円寺駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
相変わらずのカレー日照りが続く、白金高輪界隈。
通りにドドンと目立つ、ケバブのお店「アジアンケバブ」。
アジア以外にケバブはなかろう、なんて考えちゃダメダメ。
北アフリカあたりにもあるしね、きっと。
ぐるぐる回る、ケバブのお肉。
とってもとっても美味しそうなんだけど、モクモク立ち込める車の排ガスをどれだけ吸っているかは・・・
考えちゃダメのダメ。
「SPECIAL KEBAB KARE」
=「特別ケバブな彼」
・・・いやいや、深く考えちゃダメ。
どうやらここ、ケバブのカレーを出すみたい。
なら、ちょっくら入ってみるか。
おぅ、トルコよりもイランの気分とセンス。
・・・と思ってよく見たら、まさに「ケバブな彼」のブロマイドを発見!!!
ダルビッシュ侑!!!
史上初のイラン系メジャーリーガー(ハーフですが)となった彼はまさに、イラン人の希望の星。
まさにスペシャルにケバブな英雄であるわけですね!!!
料理のほうもメジャー級かと期待が高まります!!!
こちらのケバブのラインナップは、ケバブサンド、ケバブ丼、そしてケバブカレー。
そのほか、ファラフェルやナン、サモサ、タンドリーチキンにインドのカレーなどもメニューにあります。
・・・が、やはり今回のドラフト一位指名はこちらで決まりでしょう!

ケバブカレー ¥700こちらが料理の「ケバブな彼」。
テイクアウト前提のプラ容器がちょっとセクシーさを削いではおりますね。
ライスの上には結構なボリュームのピクルスと、スライストマト。
脇にはドレッシングが添えられています。
彼は、カレーはどこ?と思ったら、容器の下のほうに見えました。
ケバブのカレーというよりは、カレーソース掛けケバブといった感じですね。
ケバブに使用されているのは鶏肉。
味付けは意外に控えめで、サラサラッと食べれちゃう感じです。
ザクロジュース ¥100
店内で売っていたドリンクを合わせてみました。
おっと、これは美味い。
普通に100円で売ってるなら、コンビニ感覚で立ち寄ってジュースだけ買ってもよいかもね。
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アジアンケバブ (西アジア料理 / 白金高輪駅、泉岳寺駅)
どことなくチェーン店っぽい名前ですが、お店はここだけ。
「インディアンオーブン」
中野富士見町と中野新橋、どちらからもちょっと歩く場所にあるインド料理店です。
そんな場所にお店を構えてお客は来るの?という心配は無用。
周囲は住宅街。ランチはオープンテラスまでお客が溢れています。
キングフィッシャー ¥630
まずは定番インドビールから。
インドを代表するこのビールですが、現在日本に輸入されているのは英国で製造されているものが多いようです。
裏ラベルを見たら、あ、ほらほら、「原産国 イギリス」だ。
レモンチキンティッカ(2P) ¥450スパイス控えめのチキン焼き物。
レモンを搾っていただきます。
鶏肉は・・・冷凍物かな?
スパイシーマトンカレーセット ¥980
フカフカのナンがかなり日本人受けする味。
カレーの容器も、かなり日本人に本格インドを感じさせますね。
お味のほうもかなりそつなくまとまっています。
インド料理としてのカリーを、日本人が思うカレーにそっと寄せた仕上がり。
まさにこの住宅地において幅広い客層を獲得するのに絶妙なチューニングといえるでしょう。
開放的な店内で、そよ風を感じながらインド料理ランチ。
繁華街では決して味わえない、のんびりした時間もまた、良いものですね。
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インディアンオーブン 本店 (インド料理 / 中野富士見町駅、中野新橋駅)
日本人シェフが手がける南インド料理店といえば、古くは東中野の
「カレーリーフ」、
続いて大森の画期的な本格派
「ケララの風」(現在は「ケララの風Ⅱ」)、
駅前地下街という立地に衝撃的デビューをした「エリックサウス」、
そしてもうひとつ、忘れてはならないのがここ、千葉県は勝田台の「葉菜」です。
割烹かとも思える和風の店構え。いわゆるインド料理店のイメージはゼロ。
でもそれはきっと良いことで、このエントランスなら、「ナンとバターチキン希望の客」があつまることもなかろうと。
非常に居心地のよい店内。
そう、南インド・ケララ州の村って、住居に椰子の干した葉っぱを使ったりするから、こんな色味ですよね。
店内にはケララ州の写真がいくつか。
その中には私がケララに行ったときお世話になったmamiさんの写真も。
あら、人脈が繋がった。
そしたら「ケララの風Ⅱ」の沼尻さんも・・・やっぱりつながった。
これは間違いない信用です。

マラリカクテル ¥600
メニューで名前を見つけて即注文。
地球上で二度目の遭遇です。
一度目はケララ州の高級リゾート「Marari Beach Resort」にて。
なんとそこで飲んだ
マラリービーチ名物のカクテルがこの勝田台で飲めるなんて!!
カレーリーフとレッドオニオンが入った爽やかな味。
本家ではさらにグリーンチリが入っていたのですが、こちらはスイートで飲みやすい仕上がりとなっています。
いやぁ、なんだか嬉しいなぁ。
スペシャルミールス ¥1300
わぁ、美しい。
南インド店でミールスを頼むと、「食べきれるかなぁ」という不安が先によぎることが多いのですが、
こちらは一品一品の量が少なめで品数を多くしており、日本人にはとても嬉しいバランス。
京都の料亭のおばんざいを髣髴とさせる、とても繊細かつ手の込んだ美しさのミールスですね。
料理構成は・・・
季節のサンバル
ラッサム
本日のベジ・ノンベジ二種
ダルカレー
ライタ
チャトニ
風土さんの野菜
ポリヤル
ライス
パパド
ミールス初心者にもわかりやすい説明書きも用意されていて、とても気が利いていますね。
この日、ベジは「かぶのホワイトカレー」、ノンベジは「チキンカレー」となっていました。

玄米がミックスされたライスの上でマゼマゼ調味を始めます。
こういう場所ですから、手食にも躊躇は要りませんね。
日本の食材の味を活かしながらも、味付けは全体に塩味強め。
嫌いじゃないです。
ラッサムをおかわりしてみました。
辛さ控えめで酸味強めの個性的な仕上がりです。
しかしこんな本格的なミールスがいただけるなんて、あなどれないぞ、勝田台。
ドーサミールス ¥1000こちらにも一貫した美的感覚が見て取れます。
美しきマサラドーサ。
ワダも付いており、南インド料理を効率的に試せるという点で、こちらのメニューはお勧めかも。
ドーサも薄焼きパリパリの仕上がりでいい感じです。
ここまでお店が本気なら、もう一品行ってみようじゃありませんか。
ウプマ ¥300
セモリナから作る、こえまた南インド独特の料理。
値段からは想像できないほどのボリューム、そしてかなり塩味強めのストロングな仕上がり。
こりゃ酒のつまみにええわい。多分。
インディアンコーヒー ¥200
締めには南インドスタイルのコーヒーを。
チャイもいいけど、やっぱりディープな南インドといえばコーヒーです。
食後はご主人とケララ話を少々。
ケララではレストラン料理にあまり興味が無く、家庭料理を食べ歩いていたとのこと。
なるほど、だから日本の一般的なインド料理レストランの常識に一切引っ張られることなく独自の方向性を築けたわけだ。
そのあたり、やはり「ケララの風Ⅱ」と深く通ずるものがありますね。
「シタール」「サールナート」など、バターチキンやタンドリーチキンといった、
北インドレストラン料理の名店がクローズアップされることの多い千葉県ですが、
一方でこの「葉菜」、南インド料理の頑張りにも目を見張るものがありますよ。
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南インド料理 葉菜 (インドカレー / 勝田台駅、東葉勝田台駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
池袋西口の雑居ビル二階に潜むベトナム料理店「アオヤイ」。
知らなきゃ入るのを躊躇するようなエントランスです。
・・・が、中へ入れば怪しさはゼロ。
むしろおしゃれなカフェのよう。
料理ラインナップの豊富さはかなりのものです。
ベトナムビールだけでも沢山ありますよ~
迷っちゃうね。
どれが一番マイナーかな・・・?
やっぱこれかな。
フーダビール ¥550
ブンボーフェが有名な古都フエのビール。
爽やかな色どりのラベルそのままに、喉越し爽やか。
ベトナム風チキンカレー(ライス付) ¥850
カリー・ガーですね。
かなり黄色くサラサラのカレーはココナッツに加えてサツマイモの甘みが独得。
それでいてしっかりスパイシー。
ピーナッツの食感も楽しいですね。
ベトナム料理店数あれど、これはなかなか美味しい部類のカレーだと思います。
ちなみに量は少なめ。
一品料理にも手を出したいところですが、ラストオーダーの時間になったのでデザートへGO。
ベトナムのプリン ¥450
ベトナム語でバン・フラン。
練乳と玉子をたっぷり使った固めのプリンです。
クラッシュアイスがまぶされているのがベトナム的ですね。
日本人のマスターはなかなかの話好き。
話しかければいくらでもベトナムの話をしてくれそう。
時間に余裕あるときに、ゆったりと寛ぎたいお店です。
今度はバインミーかブンボーフェが食べたいやい!
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↓なぜか食べログの店名表記が「アオザイ」と間違えています。修正依頼中。
アオヤイ (ベトナム料理 / 池袋駅、要町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
赤坂の静かな裏路地。
圓通寺脇にある一般住宅・・・と見まごうカレー屋さん。
「カリーニ」
玄米をつかった、ほっこりカレーが食べられるお店です。
ぽかぽかとしたひざしがさしこむ店内。
木のカウンターにじんどれば、だんだんきぶんが、ほっこりしてきたぞ。
キミキーマカレー ¥950
なまたまごの黄身いりキーマカレー。
セットのさらだもしゃきしゃきしていて、ちーずがかかってたりしていて、
さらにほっこり。
ほっこりもられたきーまにのったきみをつぶせば、
とろ~りごはんにしみこむほっこりかげん。
きーまかれーも、すぱいすはやさしく、
げんまいもふわっとうぇっとだから、
とりそぼろぞうすいきぶん。
からだよろこぶかんじ~!
おにわから、すずめがちゅんちゅんなくのがきこえて、さらにほっこり。
すっかりきぶんはひらがなきぶん。
ほっこりしてきもちいい、らんちのひとときでした。
ぴーえす、
ほっこりって、なんだ??
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カリーニ (インドカレー / 赤坂駅、赤坂見附駅、溜池山王駅)
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