2012年03月
あなたの心を整備する。「レストラン ブルーコーナー」(整備場)
航空会社関係者くらいしか降りないだろうと思われますね。
こんなところで働いていたらメシはどうするんだろう?
と思っていたら、ありました。
唯一の飲食店が。
「レストラン ブルーコーナー」
チャンポンからハヤシライスまで網羅するレストランでありながら、
ケーキとコーヒーで一息つく喫茶店でもある。
夜は日本酒完備の居酒屋として機能し、赤いきつねと緑のたぬき、
そしてタバコや郵便切手まで扱う売店としても頑張っている・・・
つまり、駅前商店街としての機能をこの店ひとつで網羅しているというわけです。
しかもなんと、客足が絶えない店内を切り盛りするウエイトレスさんたちはメイド服!
メイド喫茶としての役割まで果たしているわけですね!
いや、平均年齢おそらく50代なんですが・・・
足元は健康によいナースサンダルなわけですが・・・
客が多いからか、食前サラダはなかなか新鮮。
箸袋には、支店の住所が見えますよ。
・・・ってか、支店あるの!?
カツカレー ¥880
美しい、まさにカツカレーとしか言いようがないビジュアル。
合羽橋のサンプル職人が作った蝋細工のように完璧。
しかも味噌汁がついてるあたりがミソですね。
カレーの味はまさに、おうちカレー。
無機質な整備場の空気に入りこんでくる家庭的な味は、
何人もの労働者の心を整備し続けてきたことでしょう。
あ、メイド服のウエイトレスさんたちと共にね。
ホットコーヒー +¥100
おそらく、他の街にあったなら、どうってことのないこのお店。
しかしこの整備場駅前においては、唯一無二の存在感、癒しのオーラを放っているのです。
ホント、この店が休んじゃったりしたら、整備場で働くみなさん、きっと大変ですよ。(土日休)
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店名 | |
---|---|
最寄り駅 | 整備場駅、天空橋駅、穴守稲荷駅 |
ジャンル | 喫茶店、居酒屋 |
住所 | |
TEL | 03-3747-0077 |
営業時間 | 月~金10:00~21:00 (LO20:00) 17:00より居酒屋タイム |
井荻でグンドゥリュク。「ネパール料理 SITA シタ」(井荻)
久しぶりに降り立った井荻の地。
しかし悲しいことに丁字は2012年3月12日をもって閉店・・・
かわりに見つけたのがこちらのお店です。
メニュー名はわかりやすい日本語表記なのですが、
よくよく見たらトゥクパやスクティだけでなく、グンドゥリュクまであるのですよ!!
大豆のスパイシーあえもの(バトマスサデコ) ¥400
ネパールの街場の食堂といった仕立てに萌えますね。
リーズナブルで、酒のつまみに良いです。
ネパールの伝統的干し野菜カレー(グンドゥリュクスープ) ¥800
これはやっぱり頼まなきゃいけないでしょう。
ちょっと感動的なほどグンドゥリュクがふんだんに入っています。
シソ漬けを髣髴とさせる旨み、ほのかに感じる独特のとろみ。
ライスすら合わせず、単品で楽しんでしまいましたよ。
ネパール風焼きそば(チキンチャウミン)¥900
最後までネパールで攻めてみました。
ネパールで食べている味付けでお願いしたら、
いい感じに濃く、いい感じに辛くなりました。
何となくメニューを眺めて「そうじゃないかな~?」と思って聞いたのですが、
やはりそうでした。西荻窪アマの系列。
新富町アマは今は別経営ですが、かつては同じ系列とのこと。
店員さんも話しやすく、いろんなオーダーに答えてくれてとても良心的なお店。
「丁字」の閉店はショックでしたが、結果オーライで面白い店を見つけましたよ。
井荻で降りてよかった。
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インド・ネパール料理 SITA (インド料理 / 井荻駅、下井草駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
「カレー屋丁字」閉店。(井荻)
Dr.スルヤムキの鏡。「スルヤムキ」(大崎)
人間以外の生き物の影もない、非現実的世界。
そんな中、異彩を放つ、白亜のインド料理店「スルヤムキ」。
呪文のようなその名前は逆さに読めばキムヤルス。
やる気満々の韓流スターみたいだ。
黄色い店内。
エベレスト写真がないことからも、オーナーがネパール人ではなく、
インド人であることがわかります。
・・・が、店員さんはネパール人との混成部隊ですね。
エベレストの代わりに飾られた絵画等には独特のセンスが感じられます。
そして特筆すべきは・・・・無限へと続く「合わせ鏡」!!!
その鏡の前をインド人店員さんが歩けば、
何百人ものインド人が整列して歩いているように見えるのですが・・・
持っている料理がみんな違っていたらどうしよう、なんて妄想にも駆られますね。
ランチ 豆カレーセット ¥700
ナンはおかわり自由のようです。
ナンを鏡にかざすだけで、ナン枚にでも増えてしまうから・・・というのは妄想ですが。
辛さ6の激辛で注文した豆カレーは黄色ではなく鮮やかなオレンジ。
がしかし、豆の味が壊れないギリギリの辛さに踏みとどまっており安心。
特筆すべきポイントがあるわけではないのですが、
丁寧に作られた、好感の持てるカレーだと言えるでしょうか。
夜になると店員さんは鏡の中へと入ってゆき、
代わりに反対側の鏡から新しい店員さんがやってきて、
そうやってこのお店のシフトは回っているのです。
・・・なんて妄想も広がる、神秘的な名前のお店「キムヤルス」(鏡文字)なのでした。
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たかしまやでらんちしたらどーさ?「シターラ グローブ」(新宿)
その支店が新宿高島屋13階にあります。
「シターラ グローブ」
小さな店舗ですが、南北インドの料理を揃えたラインナップがとても魅力的。
この日はランチ訪問。
子連れママさんたちのランチ会で賑わっています。
たしかに、日当たりが良く明るい店内は、小さなお子様連れに良さそう。
さて、ターリーにビリヤニなど、悩ましい選択肢の中から、こちらを選んでみました。
ドーサセット ¥1300
+¥100 季節野菜のラッサム(季節限定メニュー)
上品な白い皿の上にバナナの葉が敷かれ、南インドの雰囲気を演出しています。
あ、バナナマン設楽が頭をよぎったぞ。
ドーサ自体はプレーンで、ギー少なめの柔らかい仕上がり。
マサラドーサの具材が別容器で提供されています。
ローストされた赤唐辛子がなかなかのボリュームですね!
もちろん全部頂きましたよ。
サヤエンドウ、メカブ、青唐辛子、キャベツなどが入ったラッサムは、
トマトよりもタマリンドの酸味が際立ったインパクトある仕上がりでした。
価格に比すると、全体的にボリュームは少なめ。
しかしこの店の客層を考えれば、
それはそれでちょうど良いのかもしれませんね。
品川駅構内、エキュートにも支店があります。
そちらもまた、お勧めですよ。
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SITAARA Grove (インド料理 / 新宿駅、代々木駅、新宿三丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
店名 | SITAARA Grove (シターラ グローブ) [ HP |
---|---|
最寄り駅 | 新宿駅、代々木駅、新宿三丁目駅 |
ジャンル | インド料理、インドカレー |
住所 | |
TEL | 03-5361-2029 |
営業時間 | 11:00~23:00(L.O.22:00)ランチ~17:00(L.O) |
南インド・ケララ楽園紀行 〈全31回 目次〉
美味しく楽しい食事、
瞠目の異文化、
そして感動の動植物たちとの出会い・・・
日程にすれば本当に短い旅でしたが、内容は驚くほど盛りだくさん。
行きと帰りにトランジットで立ち寄ったシンガポールでのレポートも加え、時系列でご紹介!
きっとあなたもケララに行きたくなるはず・・・
**********〈目次〉*******************
●スパイスと大自然と優しい人々と。美しき国ケララ。~ケララ楽園紀行-序-
★シンガポールへ★************************
●チャンギ。世界最高の空港。in Singapore.~ケララ楽園紀行-1-
●チャンギ空港、フードコートでローカルフード三昧。(Singapore)~ケララ楽園紀行-2-
★南インド・ケララ州へ★*********************
シルクエアー、インド料理の機内食。~ケララ楽園紀行-3-●
●充実のケララモーニング。「Bombay bistro」~ケララ楽園紀行-4-
●活気!スパイス!熱帯魚!! コーチンの市場にて。~ケララ楽園紀行-5-
●「Subhiksha Restaurant」で最高のバナナリーフミールス。~ケララ楽園紀行-6-
●港町フォートコーチン観光、そしてお洒落なカフェ「Teapot」~ケララ楽園紀行-7-
●ケララ伝統芸能『カタカリ』 ~ケララ楽園紀行-8-
●「Grand Hotel」で本場の壺焼きビリヤニ!そして・・・~ケララ楽園紀行-9-
●コーチン、二日目の朝「Bombay bistro」再び。~ケララ楽園紀行-10-
●インドの虎屋。「Sri Krishna Sweets House」~ケララ楽園紀行-11-
●熱帯魚舞い泳ぎ、スパイス香る桃源郷へ。「Coconuts Lagoon」~ケララ楽園紀行-12-
●ケララ名物!カリミーン料理に舌鼓。「Coconut Lagoon」~ケララ楽園紀行-13-
●熱帯魚の楽園クマラカムで、カリミーン釣りに挑戦。~ケララ楽園紀行-14-
●クマラカムの夕暮れに。~ケララ楽園紀行-15-
●ディナーに漂うマラバールの気品。「Coconut Lagoon」~ケララ楽園紀行-16-
●クマラカムの朝は日の出とともに。「Coconut Lagoon」~ケララ楽園紀行-17-
●霧の湖を越え、マラリへ。~ケララ楽園紀行-18-
●圧巻のランチブッフェ。「Marari Beach Resort」~ケララ楽園紀行-19-
●マラリ、近隣村落へ直撃訪問。~ケララ楽園紀行-20-
●南インド・ケララで爬虫類を探してみた。~ケララ楽園紀行-21-
●マラリ・クッキングクラス。そして夜の住人たち。~ケララ楽園紀行-22-
●アラビア海の汐風と、高級魚介ディナー。「Beach Grill」 ~ケララ楽園紀行-23-
●大いなる武術のルーツ『カラリパヤット』 ~ケララ楽園紀行-24-
●美味!マラリードーサ!「Marari Beach Resort」 ~ケララ楽園紀行-25-
●プールサイドと巨大魚。「Marari Beach Resort」 ~ケララ楽園紀行-26-
●名門タージ、空港へ。「Taj Sats Restaurant」~ケララ楽園紀行-27-
●空港ワダが教えてくれたこと。~ケララ楽園紀行-28-
★シンガポールへ★************************
●シンガポールNo.1サンド!「The Moomba tuck・shop」~ケララ楽園紀行-29-
●悶絶美味なるエッグタルト。「Tong Heng(東興)」~ケララ楽園紀行-30-
●超本場!海南チキンライスとチキンカレー。「Chatter box」~ケララ楽園紀行-31-
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超本場!海南チキンライスとチキンカレー。「Chatter box」~ケララ楽園紀行-31-
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シンガポールのシンボル「マーライオン」。
本家本元の像は高さたった8mしかない、「世界三大ガッカリ」の一つなのですが・・・
セントーサ島にはなんと、高さ37の「マーライオンタワー」があり、こちらはなかなかの迫力。

中を登って口の中から市内を見わたすこともでき、
さらに夜には目からビームが出るという、東宝怪獣映画も真っ青なインパクトなのです。
・・・やり過ぎという説もありますね。
さて、マーライオンと並ぶ(?)シンガポールの名物といえば「海南チキンライス」。
(海南鶏飯=ハイナンチーファン)
市内には色々なお店があり、それぞれに個性があって迷うのですが、
時間的にハシゴは無理ということで・・・一番有名な、こちらのお店へとやってきました。

「Chatter box」(チャターボックス)
お店の場所はオーチャードロードのマンダリンオーチャードホテル脇、マンダリンギャラリー5F。
マンダリンオーチャードシンガポールが1971年8月に創業したのと同時にオープンしたお店で、シンガポールのホテルレストランとして初めて海南風チキンライスを提供した店なのだとか。
現在ではシンガポールの観光ガイドにも必ず載るほどの有名店となっています。

ホテル内であり、観光客が押し寄せるということもあって、かなり広々とした店内。
インテリアもなかなかモダンですね。

Tiger Beer S$12.00
おなじみシンガポールのビールですが、なんとビンで出てこないという。
ハイソですな。

Mandarin Chicken Rice S$23.80
出てきましたよ。これが絶対名物の海南チキンライス。
チキンとジャスミンライスは別盛りになっており、
ジンジャー、チリ、醤油という3種のソースに加えて、スープが付いています。
価格は街場の屋台で食べるのと比べると5~10倍はするかも。
ま、致しかたなしですね。

鶏肉はオーダー時に部位が選べます。
これは・・・胸肉だっけな??
流石にふわっとした蒸し上がりで、かなり美味しいです。
ひんやり冷やされた鶏肉のゼラチンがプルプル。
3種のソースを付けて食べれば、あぁ、シンガポールに来たなぁという実感ひしひし。

鶏ガラで炊かれたジャスミンライスも味が濃くていい感じです。
評判通り、一度は食してみる価値のあるチキンライス。
何軒か食べ歩くなら、屋台のチキンライスとここのチキンライスを食べ比べる、
なんてのもいいですね。
さてさてしかし、カレー細胞的にはこれで終わるわけはありません。
行っちゃいましたよ。カレー。

Chichen Curry S$21.00
マレーシア式ということになるのでしょうか、ココナッツミルクを用いたチキンカレーです。
スチームライス、パパダム、野菜のアチャールがついてきます。

鉄鍋で供されたカレーはアッツアツ。
ココナッツベースのカレーにチキンライスと同等の贅沢チキンと、
素揚げのジャガイモ、その他野菜がタップリ。
辛さもほどほどにあって、なかなかの仕上がり。
「海南チキンライスの有名店のチキンカレー」
実に実にリッチなカレーですよ!!!
良いなぁ~これ。

アチャールもなかなかスパイシーで良い感じ。
シンガポール旅行でこの店を訪問する日本人の九割方は、
海南チキンライスを注文するかと思うのですが・・・・
そこのカレー好きなあなた!!
そしてそこのへそまがりのあなた!!
チキンカレーもなかなか良いですよ~!!
さて、ということでトランジットとは思えない充実のシンガポール周遊もおしまい。
このあと大急ぎで空港へ向い、無事成田へ。
たった5日足らずの南インド・ケララ州への旅。
行き帰りのシンガポールでのトランジットも含め、
グルメ、自然、伝統文化・・・なんとも充実した内容でした。
記事数が31にまで及ぶとは・・・一体だれが想像したでしょう(笑)
ともあれ、一件落着。
ケララ楽園紀行、この辺でお開きに!!
Chatter box CoffeeHouse
Mandarin Orchard Singapore,333 Orchard Road
Singapore 238867
日曜~木曜: 午前11:00~深夜1:00
金曜、土曜及び祝祭日前日: 午前11:00~深夜2:00
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悶絶美味なるエッグタルト。「Tong Heng(東興)」~ケララ楽園紀行-30-
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国際貿易都市シンガポールにはリトルインディア、アラブ人街区など、
さまざまな文化ごとの街区があり、それぞれ独特な風景、文化、食を楽しむことができるのですが、
なかでも最も古く歴史があるのがこのチャイナタウン。
1819年に東インド会社副総督ラッフルズ卿がシンガポールを貿易港として開いたその約二年後、
中国福建省からの初の移民船が到着、現在のチャイナタウンのあたりに街を築いたといわれています。
つまりここは、シンガポールで最初に街ができた場所だとも言えるのです。
観光スポット、買い物スポット、グルメスポットにこと欠かないこの活気ある街で、
私が立ち寄ったお店はここ。

「Tong Heng(東興)」
エッグタルトや月餅で名高い中華菓子の老舗です。

ショウウィンドウには鮮やかな菱形のエッグタルト。
そのツヤが異様に食欲をそそります。

店内、店先にイートインスペースがあるので、ちょっとこの場でいただいてみましょう。

Egg Tart (一個)1.40s$ Tax7%
しかし何度見ても美しい黄色!!
さくっと固めのタルトに、濃厚かつトロトロの玉子クリーム。
甘さも程よく、これはまさに悶絶美味!!!
これなら何個でもいけちゃうなぁ・・・・いやいや。
東京にも支店ができたらいいのに。
絶対大繁盛店になるとおもうんですが・・・・
まぁ、ここまで来ないと食べられない、ってのが醍醐味ってもんですけどね。
ここはいつか必ず再訪しちゃいますよ~!!!
みなさんも是非~!!!
(つづく)
Tong Heng
285 South Bridge Rd.S'pore 058833
Tel:6223-3649/6223-0398
9:00-22:00
※クレジットカード不可
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シンガポールNo.1サンド!「The Moomba tuck・shop」~ケララ楽園紀行-29-
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南インド、ケララ州を離れ、トランジットで降り立ったのはシンガポール。
およそ7時間のトランジットは、市内観光として十分な時間です。
ケララとはうって変わった未来的景観。
シンガポールは東京を上回る「都会」なのです。
MRT(シンガポールの地下鉄)でRaffles Place 駅(EW14-NS26)へ。
世界三大ガッカリとして有名な本家マーライオンがあるエリアです。
近くにはSMAPのCMで有名になった、三つのビルをまたぐ船状の空中庭園もありますよ。
着いたのはまだ朝。
まずはモーニング、というときに、見つけました。
Best Eats 2010で「シンガポール1のサンドウィッチ」に輝いたお店を!!
お店の名前は「The Moomba tuck・shop」
「The Moomba restaurant」「The Moomba wine・shop」
と同じ経営のサンドウィッチ店だそうです。
店内は、とっても洗練されてモードな「サブウェイ」といったところでしょうか。
多彩なメニューにワクワクしますね。
選べるパンの種類もなかなか豊富ですよ。
自由に組み合わせて注文してみましょう。
Turkey Cold-cut S$10.00
Ham & Swiss Emmenthal S$9.00
W.Pastrami Sandwich S$13.80
いやぁ、確かに美味い。
まさに洗練された都会の味、とでも言うべきでしょうか。
Tea-Organic S$3.00
店内にはノートPCを開いて朝食を食べるビジネスマンがちらほら。
市内全域wi-fi化が実現しているシンガポールらしい光景ですね。
さ、気分も都会モードに切り替えられたことだし、
お腹もほどよく満たされたことだし、
「世界三大ガッカリ」として名高いマーライオンまで、ちょっと歩いて行きましょうか!
予想より小さいとか、チャッチイとか、そんなことでガッカリする私ではありませんよ!!!
・・・しかし、「世界三大ガッカリ」の実力は、そんな予想も遥かに上回っていました。
なんと・・・
見えねぇwww
鉄骨と赤い覆いに隠れて、肝心のマーライオンが全く見えません!!!
魚の部分はかろうじて見えるのですが・・・肝心のライオン部分が見えねぇ!!!
これは本当にガッカリ!!!!
実はこの覆い、とある日本人アーティストによる「作品」。
観光名所であるマーライオンを見えなくし、違う角度から鑑賞することで、
新しい発見を云々・・・・ってアンタ!!
発見どころか喪失感しかないんですが!!!
アートという名のもとなら何をやっても「斬新でしょ?」で済んじゃうって勘違いの見本ですな。
「世界三大ガッカリ」は日本人アーティストとのコラボによって、
さらなるガッカリの高みにまで上り詰めていたのでした・・・・
(つづく)
The Moomba Tuckshop
4 Battery Road, #B1-01 Bank Of China Building, Singapore.
Opening Hours:Mon–Fri: 8am – 6pm
http://www.themoomba.com/
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空港ワダが教えてくれたこと。~ケララ楽園紀行-28-
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さて、いよいよ南インド・ケララの地を離れる時間が近づいてきました。
コーチン空港の中はとってもシンプル。
お店もびっくりするほど少ないのです。
めぼしいお店といえば、前の記事で書いた「Taj Sats Restaurant」と、
歯磨きや石鹸等を扱う「Himalaya」のショップくらいですかね。
こちらは両替所。
インドのルピはいちおう国外持ち出し禁止だとかなんとか聞きますが、
運用上はまったく気にすることはなく、シンガポールあたりの両替所でも両替可能です。

空港の入口あたりには銃を持った警備員たちが睨みをきかせています。
ここでグリーンの迷彩服はまったく意味ないと思うのは私だけでしょうか?
もちろん、トランジット時にシンガポール旅行を楽しむ一挙両得のためです。
時間的ゆとりを持って首尾よくチェックイン。
しかし・・・ここで私はみなさんに言っておきたい。
お土産はチェックインする前に買っておけ、と。

これがチェックイン後の空港内。
ほかの国際空港同様、免税店があるにはあるのですが・・・
まったくもってたいした物が売っていない!!!
羽田でも成田でも買えるような、ゴディバのチョコやら、レミーマルタンやら、
まぁそんなものばかり。
ケララならでは、インドならではのものといえば、
お土産用に綺麗にパックされた(当然割高)スパイスセットと、
ケララ名産カシューナッツくらいのもの。
実際カシューナッツはいくつかの種類があり、
マサラで辛く味付けされたものなどはなかなか美味しいのですが、
そもそもカシューナッツ以外の選択肢がないことには、ちょっとびっくりです。
唯一、充実しているのは書籍。
ケララの本、料理の本、映画の本、ブックコーナーは一見の価値ありですね。
そして、たいした買い物もなく、時間つぶしに寄ったのがこの、スナックコーナー。


カリッとタイプのベジマサラワダですね。
お味はいかがでしょう・・・・
・・・・・かなり冷たいですね。
そして・・・・
・・・・・・。
掛け値なしに不味いですね!!!!!
ガリッガリに硬い衣の中はパサパサのジャガイモ。
そして、古い油の匂いがなんとも強烈・・・!!!
しかし、ここで私はハッとしたのです。
インドのインド料理が全て美味いわけではない、ということに。
考えてみれば当たり前のことなのですが、
ケララ滞在中あまりに美味しい、当たりのお店やホテルばかり巡っていたが故、
そんなことに気づかないまま、帰国してしまうところでした。
日本でも、インドでも、美味しいところは美味しいし、不味いところは不味い。
それが真実。
ただインドのインド料理は数が圧倒的に多いため、
美味しいところの選択肢がとても豊富というだけなのです。
逆にこの空港のワダの不味さを見る限り、
日本ではありえないレベルのハズレも星の数ほどあるのでしょう。
いやぁ、最後の最後に勉強になった(笑)
安い授業料です。
(つづく)
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名門タージ、空港へ。「Taj Sats Restaurant」~ケララ楽園紀行-27-
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さて、3泊4日のケララ滞在もいろいろ終わりに近づきました。
車で空港へと向かう道すがら、車窓から見えるインドの風景。
相変わらずカオスを極める交通事情。
道路脇の広告ビルボードにはぽっちゃりしたケララの大スター、モハンラルさんの姿も。
しかし・・・空港内へと入れば、そこはもう別世界ですよ。
クリーンでノーブルな、滅菌されたような空間。
コチン最後の食事は、ここコーチン空港 Cochin International Airport内にある、
「Taj Sats Restaurant」に決定です。
「Taj Sats Restaurant」は、
Tata財閥直下のタージホテルグループ経営のレストラン。
つまり、南インド料理というよりは、いわゆる日本でもお馴染みのナンやタンドリーチキンなども扱う、
オーセンティックなインド料理のレストランチェーンというわけ。
ケララでは逆にそれが新鮮だったり。
さすが財閥、な内装。しかし・・・現地のお客はいませんけれども。
Milk Shake 375.00Rs.
いやぁ、普通のドリンクが新鮮。
なかなか美味しいものです。
Aloo Mutter Samosa 130.00Rs.
ジャガイモとグリーンピースのサモサ。
レストラン料理かくあるべし、な味。
こちらもしっかり美味しいですよ。
Chicken Nuggets 350.00Rs.
チキンナゲット。
日本のナゲットとはちょっと違って、サクサク衣のフライです。
Kadai Ghost with Partha 300.00Rs.
ドライタイプの羊カレー。
ナンを合わせようか・・・と思ったけれど、
やっぱり南インド最後の食事、パロタを合わせちゃいました。
美味い!!
良く出来たレストランのリッチな味。
ケララに来て、ミールスやらティファンやらを食べていると、
こういうリッチなカレーの美味さもまた逆に引き立つものなのですね。
パラタもバターを練りこんでいるのか、なかなか豊かな味です。
ケララで最後の入るレストランがここってのは、
ある意味よいセレクトだったなぁ、と思いますね。
(つづく)
Taj Sats Restaurant
Cochin International Airport Restaurant,
Kochi,AirportP.O.Nedumbassery - 683 111
Tel:+91 2610 076
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”欧風”インドカレーの境地。「アッチャカーナ」(二子玉川)
単独訪問なら、やはりキッチンに対面したカウンター席がおすすめですよ。
最初に出てきたサラダ。
ドレッシングも、レーズントッピングも、手抜きなしです。
ビーフカレー 160g ¥1620
数量限定、人気の一品を注文しました。
ちなみに220gは¥1860。決して安くはありませんが、
こちら二子玉の高島屋はなかなか高級ブティック揃いですからね。
客層的には全く問題はないのでしょう。
ライスは白米と麦から選べたので麦を選択してみました。
ゴロッとダイナミックな牛肉の塊はスプーンで切れるほどトロットロ。
ちょっと感動ものです。
カレー自体はホールを含む多様なスパイスを用いており、
苦味と甘みが立体交差するような独特の仕上がり。
うむ、これは美味しいですね!
欧風カレーのように香ばしくフライされたポテトも、
しっとりジューシーなレーズンも、
焦げ茶にまでローストされたアーモンドも、
全てに一切の手抜きなし。
インドカレーのサラッとした食感と、欧風カレーのリッチな気品の、
ちょうどいいとこ取りのカレーだと言えるかもしれません。
しかもカレーを食べ終わったタイミングでトン、と出てきた「お口直し」がこちら。

ショットのアイスコーヒー。
くぅう・・・
痒いところに手が届くサービスですねぇ!
美味しかったのでもう一杯いただきましたよ(笑)
カフェグラッセ +¥400
ホント、百貨店の一階にあるカレー屋さんということを忘れてしまう、素敵なお店。
二子玉へお越しの際は、是非立ち寄ってみてください。
・・・ちょっとだけ、お財布に余裕を持ってね。
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店名 | |
---|---|
最寄り駅 | 二子玉川駅、二子新地駅 |
ジャンル | インドカレー、欧風カレー、カフェ |
住所 | |
TEL | 03-3708-5038 |
備考 | http://www.tamagawa-sc.com/ |
アッチャカーナ (欧風カレー / 二子玉川駅、二子新地駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
渋谷に気合のインド料理登場。「インディアンレストラン タージマハール 渋谷八番街店」(渋谷)
あれ?こんなところにインド料理店なんかあったっけ?
・・・と思って立ち寄ってみたら、2012年3月16日オープンのバリバリの新店でした。
「タージマハール」
日本中あちこちにあるような店名ですが、他のタージマハールたちとの関係はなし。
飲食業界の巨人「日本レストランシステム」が万を時して手掛ける初のインド料理店だそうです。
もちろん近所の「ラージマハール」とも経営上のつながりはありません。
(加藤あいと阿藤快のような関係です。)
入り口から見えるのはデッカいタンドール窯。
店内もなかなかゴージャスで広々としています。
ブース的に仕切られた席も多いため、
デートや接待にも使い勝手良さそうですね。
さて、あんな立派なタンドール窯見ちゃったら・・・まず焼き物から頼まなきゃ!
チキンティッカ ¥680
スパイスとヨーグルトに漬け込んで焼いた定番骨なしチキン。
ナチュラルな色彩が高感度大。
うん、美味しいですよ。
良い肉使ってるし、スパイスもふんだん。そして焼き加減もなかなか!
ベジタブルサブナム ¥980
なんと、ディナータイムながらカレーが千円以下で、かつ、
ライスかナンがついてくるのですよ!
・・・これはサムラート危うしですね。
ベジタブルサブナムとは、七種の野菜のカレー。
ブロッコリー、カリフラワー、インゲン、青唐辛子、ニンジン、
ジャガイモ、グリーンピースという七種の野菜に加え、
レーズン、カシューナッツ、パニールが入った贅沢な仕立てです。
様々な食感が楽しめ、青唐辛子の辛さとレーズンの甘さとのメリハリもあって、
これはなかなか美味いですね!
+¥50でナンをチーズナンに変更してもらいました。
チーズナンと言っても、表面に軽くチーズが塗られているだけなので結構軽い食感。
好きな人は好きでしょう。
私はもっと、表面がパリッとしたほうが好きなので、次回はそのように頼んでみようかな。
いろいろ食べたわけではないので暫定評価になってしまいますが、
かなりきちんとした料理が出てくるという印象。
リーズナブルながら、食材やスパイスをケチっている感じもなく、
なかなかリッチな満足感が味わえました。
メニュー構成が比較的オーソドックスなのが気になるところではありますが、
シェフの腕が良いようなので、軌道に乗ってくればいろいろレパートリーも
増えるのではないかと期待しちゃいます。
本格的なインド料理店が少ない渋谷において、No.1になれる資質のあるお店と見ました。
是非、頑張ってください!!!
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店名 | |
---|---|
最寄り駅 | 渋谷駅、神泉駅 |
ジャンル | インド料理、インドカレー |
住所 | |
TEL | 03-5459-3398 |
オープン日 | 2012年3月16日 |
インディアンレストラン タージマハール 渋谷八番街店 (インド料理 / 渋谷駅、神泉駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
港町珍奇カリー酒場。「guest place LUCY」(西元町)
という印象ばかり強く持っている方も多いことでしょう。
しかし、元町高架下「モトコー」に代表される、神戸のもう一つの側面も忘れてはいけません。
つまり、港からやってくる舶来品に飛びつく神戸っ子は、一言で言えば「珍奇好き」なのです。
元町の裏通りに異様なオーラを発するこのお店、決して過激派のアジトではありません。
・・・が、おびただしい数の看板は、訪れる客の嗜好を選別するフィルターの役を果たしているようです。

デロデロ文字で書かれた「おつカレー」の看板に導かれ、店内へ。
うわぁ、空気が濃いよ・・・(笑)
とっても居心地よし、であります。
看板には看板メニューなカレーのお品書き。
基本のLUCYカリーが600万円、
ハーフサイズだと150万引、
特盛だとなんと200万増となるようです。
ま、関西でしかありえへん価格設定でんがな。
LUCYカリー 600万円
まずは基本で。
肉を使わず、玉葱とニンジンだけをじっくりと炒めてスパイスと合わせたという、
究極のシンプルカレー。
「こぶなし」から「さんこぶ」まで選べる辛さはもちろん「さんこぶ」で。
とってもシンプルなので・・・お酒が欲しくなりますね。
サモサ 一個 200万円
これも史上最高額のサモサだ!!
注目すべきは上に乗ったディップ。なんとリンゴジャムなのです。
面白いなぁ、自由だなぁ。
ドリンクメニューも自由そのもの。
名犬ラッシーも捨てがたく迷いましたが・・・注文したのはこちら。

今日のごめんチャイ 500万円
いわゆるホットマサラチャイ。
ちなみに普通のチャイは、普通ちゃいますん という名前ですよ。
しかし・・・突っ込みどころがたくさんあるというか・・・
お店自体が突っ込みどころでできているという、なんとも珍奇な館。



こんなお店の常連になって、ゆるゆるとカレーとお酒を楽しめたら、
なんともゆるゆる自由に暮らせそうです。
こういう神戸も、大好きだなぁ。
ちなみにこの日のお会計は、しめて1300万円。
この記録を超えるためには・・・このお店へのリピ以外ありえへんわ!!
(注:価格表示は関西基準です)




店名 | |
---|---|
最寄り駅 | 西元町駅、花隈駅、みなと元町駅 |
ジャンル | カレーライス、カフェ、ケーキ |
住所 | |
TEL | 078-366-2880 |
営業時間 | [火~金] 11:30~15:00(14:30LO) 17:00~23:00(22:30LO) [土日祝] 11:30~23:00(22:30LO) (ランチサービス11:30~15:00) |
guest place LUCY (カレー / 西元町駅、花隈駅、みなと元町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
ディープパキスタンな溜まり場。「アルカラム」(八潮)
破裂せんばかりのお腹を引きずりながらハシゴに向かう、有志三人。
「カラチの空」から徒歩一分、道路向かいの道を入ったあたりにあり「アルカラム」です。
せっかく八潮まできたのだから、ここに寄らずに帰れるものか。
早速、イケてる看板を発見ですよ。「健康にそして、おさいふにも安心な 本場のインド. パキスタンカレーを是非食べてみてください
母国語はもちろん英語. 日本語で対応のできるスタッフ一同お待ちしております 宴会なども承ります」
親切な日本語表記がかえって現地臭ムンムンで、これは期待感高まりますね!
店内に入ると・・・ウオッ!!!
黒い上着のパキスタン人たちが20人以上!!!
(しかも全員男)
これはパキスタン版、コルレオーネ一族か・・・?
どこかの窓に羊の首を投げ込む相談をしているのか???
冗談はさて置き、これは「カラチの空」をさらに上回る、ディープな現地臭ですね!
えっと、何にしようかな???
メニュー見るより、店員さんに直に聞いたほうがいいや!!
最初に出てきたサラダ、ほほぅ庶民的。
よく見ると、キャベツ・大根・人参でインド国旗の三色ですね。
ミックスサブジ(ナン付き)
「カラチの空」で肉肉肉な祭りだったので、あえて野菜系を頼んでみましたよ。
言ってみれば水分飛ばしたドライタイプの野菜カレー。
かなり素朴、スパイシー肉じゃがって呼んでもいいほど素朴。
でもほんと家庭的で美味しい!
マトンビリヤニ
「カラチの空」で、あんだけビリヤニ食べたあとなのに、
しかも鞄にお土産ビリヤニ入ってるのに、やっぱり頼んじゃいました。
「カラチの空」の見目麗しく華やかなビリヤニに比べて、
見た目なんだかぺチャっとしてて、お皿かぶせて整形したような感じ。
大丈夫かいな・・・?
と思っていたのですが、これがまぁなんと、代打逆転満塁サヨナラホームラン。
美味いんですわ、これが!!!
ホールのブラックペッパーがザクザク入っていて、
噛むたびヒョワッと辛さが口に広がり、いやぁ、背徳の味わい。
なんというか、肉の旨味とスパイスの香りがギュギュギュッと濃縮して、
とってもいい意味で下品。
個人的にはかなりのツボ。
B級という言葉に魅力を感じる全ての人に、オススメのビリヤニですよ。
食後にはデザートを作ってもらいました。
スージーハルワー
セモリナのハルワーなのですが、こちらまた別の意味でビックリ。
激甘なインドスイーツというイメージが強いハルワーですが、
こちらのお店では甘さ控えめ、アッツアツのホクホク。
こんなにホッとするハルワー初めて食べました。
意表を突かれましたが素晴らしく美味しいです。
締めにホットチャイ。
注目すべきはチャイよりも、隣の器。
砂糖入れ放題!!
こんなに入れられません~~!!!
いやぁ、面白い店だ。
「カラチの空」が素晴らしく豪華で優雅で、パワフルで、スター性のあるパキスタンレストランだとすると、
こちら「アルカラム」は、パキスタン人の労働者たちが集いワイワイ言いながら、
時にダイレクトなスパイスの刺激を、時に家庭のほっとする味を楽しむ大衆食堂という感じ。
もちろんどちらも捨てがたい。
しっかし、パキスタン人本当におおいなぁ、この町。
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八潮にしたたる肉汁の空。「カラチの空」(八潮)
それは八潮の空であると同時に・・・
「カラチの空」でもあるのです。
看板にある「パーク料理」とはつまりパキスタン料理。
ここ八潮は知る人ぞ知るパキスタン人コミュニティのある街であり、
「カラチの空」はなかでも最も人気のあるパキスタン料理店として知られています。
もう、本当にずっと行きたかったこのお店なのですが、なにせプチ遠征。
せっかく行くなら何人かでたくさんの料理を、と思っていたらずっと未訪のままになっていたのです。
今回はなんと10人以上のカレー好きの皆様とご一緒。
まさに渡りに舟、インダス川にノアの箱舟って感じのお誘いだったのですよね!
まずびっくりしたのが広い店内。
奥には個室もあるようです。
パキスタンやインドのCDやDVD、レトルト食品からスパイス、冷凍肉まで物販も充実。
完全に、ハラル対応ですよ。
ホワイトボードにはパキスタン人向けメニュー。
どれにしようかな~なんて、ちゃんと日本語メニューもあるので安心です。
まずは飲み物を頼んでみました。
えぇ。ハラル対応のムスリム店ですから、もちろんお酒などあるはずはありませんよ。
シルバーメタリックな飲み物缶、決してアルミホイルで包んでいるわけではありません。
発泡する黄金の飲み物はまさに、「この味、辛口。」
まず最初に出てきたのがスープ。

いやぁ、なかなかできない、ビリヤニ食べ比べ。
マトンの骨周りのゼラチンも捨てがたいが、チキンのふんわり感もなかなかのもの。
流石のスパイス感で、どちらも絶品でござりまする。
さらにこんな米料理も。

マトンプラオ
これだけマトンが入ったプラオは初めて食べました。
正直プラオとビリヤニの明確な区別はよくわからず、
ビリヤニは、スパイスと具材をバンバン入れて炊き込んだプラオの一種で、
ビリヤニは単体として食事が成立するメインディッシュ、
ビリヤニ以外のプラオはカレー等のおかずとあわせていただくかわりご飯、
というような認識だったのですが・・・
このプラオはスパイス香も芳ばしく、お肉もジューシーで十分メインを張れる出来栄え。
ますますビリヤニとの境目がわからなくなっちゃいますよね。
けど、このプラオはおすすめ。
「プラオのおいしい店教えて!」って聞かれたら、迷わずこの店を勧めることにします。(誰に?)
地球少女・・・はアルジュナで、こちらアルーチャナはひよこ豆のカレー。
ですがこれがなんとも味わい深い逸品!!!
なんといういうか、とってもB級というかジャンクというか、庶民的な美味しさで、
どこかに似た味があったなぁ・・・と思ったら、そうだ!
新宿ションベン横丁「つるかめ食堂」の「ソイのあたま」にそっくり!!
・・・やっぱりB級だね。

バトゥーラ
バトラはモスラのライバルで、バトゥーラはナン生地を揚げたものですね。
油っこいけど、ナンより好き。
レピッシュはパヤパヤで・・・なんて、そろそろ止めときましょう。
パーヤは牛またはマトンの足を煮込んだ料理。
ゼラチン質豊富なプルッとした食感が魅力。
こちらはマトンのすね肉を煮込んだ料理。
かなりオイリーですが、パキスタンでは朝食として食べるのだとか。
ナハ~!!
ビーフと豆の煮込み。
トルコの伸びるアイス、ドンドルマのような粘りがあってビックリ。
オクラでも入っているのかなと思ったら、豆由来の粘りとのこと。
これは食感も面白く、この日の料理の中でも出色のインパクト。
絶対のお勧めです。
これも超オススメ。
ドライタイプのカレーですが、里芋のホッコリ感になんとも和みます。
手でつかんだら火傷しますよ。
ハンディーはパキスタンの調理器具の一種です。
これも美味いなぁ。
パキスタンといえば羊肉のイメージが強いのですが、
この店の鶏肉料理は全部美味しい気がします。
パキスタンのカレーの中ではメジャー級の料理ですね。
カラーヒーはパキスタンの鍋。
注文は1キロからだそうで、一人で来たらありつけない料理のようです。
いやぁ、ここまで書くのも一苦労なほど、肉肉肉で油油油な料理のオンパレード。
マニアックな料理が多いには多いのですが、
「その料理が一体どんな料理なのか」
わからなくても十分に楽しめるクオリティの高さは流石というか、噂通りというか。
どの料理も実に良く出来ていて美味いのです。
本当に、来てよかった。
最後に、お店の人にいろいろ見せてもらいました。
このお店で作って全国に発送しているのだとか。
なかなかビジネス上手な店でもあるのですね。
しかし・・・オイリーで高カロリーな肉や油ばっかり食べてるパキスタン人、
健康面で大丈夫なのかと心配になって平均寿命を調べたら・・・なんと、
「63歳」
でした。
やっぱりというか、何というか・・・
パキスタンの肉料理は美味しすぎるから、しょうがないのですよね。
ご一緒した皆様、ありがとうございました!
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スパイス城の巨大調理人。「ビッグシェフ 目黒店」(目黒)
スパイス料理好きにとっては特別なビルです。
カトマンズに本店をもつネパール・チベット料理店「カトマンズガングリ」、
地獄カレーが名物のインド・ネパール料理店「マヤ」、
驚異のコスパに加え、スパイス系メニューが充実のハンバーガー店「ハングリーヘブン」、
それらが全て一つのビルにパッケージされているのですから!!
そしてそのセザール目黒の一階にあるのがこの「ビッグシェフ」。
直訳すれば巨大調理人ですね。
「進撃の巨人」をイメージしておけば間違いないでしょう。
・・・なんてことはなく、ここは昔ながらの洋食レストラン。
ショウウィンドゥのディスプレイも華やかですね。
フロアを仕切るのはとっても威勢いいおばちゃん。
常連客も多いようで、
おばちゃんの「いつものね!」という声が店内に響きわたっています。
食前にはサラダとスープ。
洋食屋さんのツボですね。
さてしかし、この日注文したのは洋食屋定番のハンバーグでも、
エビフライでもなく、こちら。
チキン入りモンスーンカレー ¥840
これ、そもそも洋風でも何でもなく、
20種以上のスパイスを用いた完全オリジナルカレーなのです。
玉ねぎたっぷり、土鍋でチキンや野菜と共に煮込まれたカレーは、
タイのレッドカレーのようでもあり、マレーシアのカレーのようでもあり、
確かにモンスーン気候のエキゾチックな雰囲気を持っています。
かなり煮込んで水分が飛んでいるので、カレーの量は意外に少なめ。
あくまでも、巨大調理人にしては・・・ですが。
しかしさすが、セザール目黒。
老舗洋食屋にまでもこんなエキゾチックなスパイス料理を用意させるとは・・・
まさに目黒スパイス城と呼ぶべき楽園ですね。
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ビッグシェフ 目黒店 (洋食 / 目黒駅、不動前駅)
真っ昼間から NiceなTrip!!「マジックスパイス 東京下北沢店」(下北沢)
そもそも、インドネシアのソトアヤムをベースにしたこのカレーに「スープカレー」という名を付けて売り出したのがこのお店。
(それ以前にも「アジャンタ」などスープカレーの先駆者はいたものの、
スープカレー人気に火をつけたのがマジスパである、ということは疑いようがありません。)
東京下北沢店の威容は、真っ赤な唐辛子の城さながらです。
駐車場の注意書きにも独特の威厳が・・・
そして店内は極彩色のサイケデリック空間。
真っ昼間からぶっ飛ぶ準備、万端ですよね!
なら辛さも・・・
トッピングも・・・
一番飛べる感じで注文してみましょうか。
インドネシア風スープカレー チキン ¥950
虚空 +¥250
ライス大盛り ランチタイム無料
「マジックのマッシュ」トッピング +¥200
計 ¥1400なり!
マジックマッシュルームならぬ「マジックのマッシュ」の正体はたもぎ茸というキノコ。
免疫力を高める効果があるそうです。
ナマで齧るもよし、スープに浸すもよし。
トリップしちゃいますか。
特別仕様のアクエリアスを除けば一番辛い「虚空」のスープは辛いだけではなくらしっかり香ばしい。
辛くしすぎても、辛いだけではないバランス感覚がマジスパの良いところですね。
実際、辛さをアップするごとに、具材も充実してくるという方式であるため、
辛いスープだけを修業のように飲み続けるということもなく、最後まで美味しくいただけるのです。
辛さが染みた鶏肉も、流石の美味さ。
確かにこれならみんな、NiceなTripしちゃうわけだ。
辛いもの食べたあとには乳脂肪分、ということでこちらのドリンクを注文。
冬季限定チベタンティー ¥450
これ、ショウガ入りチャイということですが、
ショウガの入りっぷりが半端ではありません。
切り身で入ってるんですよ!ショウガが切り身で!!
もちろん美味しくいただきました。
しかし流石の名店人気店。
スパイスの辛さでお客を楽しませる姿勢に全くブレがない。
辛いなら辛いなりに、料理としてしっかり楽しませる味になっている。
これ、当たり前のようで、なかなかないことなんですよね。
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店名 | マジックスパイス 東京下北沢店 (Magic Spice) [ HP |
---|---|
最寄り駅 | 下北沢駅、池ノ上駅、東北沢駅 |
ジャンル | スープカレー |
住所 | |
TEL | 03-5454-8801 |
営業時間 | [月~金] 11:30~15:00 17:30~23:00 [土・日・祝] 11:30~23:00 |
マジックスパイス 東京下北沢店 (スープカレー / 下北沢駅、池ノ上駅、東北沢駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
叫びたくなる衝動。「ニャーベトナム 渋谷パルコ店 」(渋谷)
カンボジアの国籍を取得してロンドンオリンピックを目指すと聞いた時は驚きましたが、
こちらのお店は「ニャーベトナム」。
カンボジアではなくベトナム料理のお店です。
渋谷には意外にベトナム料理店が多く、
この店が入っているパルコパート1の裏にも「ホアングン」というベトナム料理店があります。
こちら「ニャーベトナム」はパルコらしくスタイリッシュな店内。
「ニャー!」とか「ミャー!」とか叫んでいる人など、一人もいません。
ブン・ボー・フエ ¥950
ボンバーイエとは直接の関係はなく、ベトナム中部の都市フエの辛い麺料理。
辛味香辛料サテをたっぷり入れて楽しみます。
牛スジがゴロゴロ入っていますが、かなりの歯ごたえ。
ベースのスープは薄味ですが、サテの辛さと風味がなかなか良いですね。
ニャー!
ニャー!
猪木ボンバーイエ!!!
叫びたくなる衝動は胸に秘め、上品にお会計。
お店を後にしたのでしたニャー。
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おうちカレー byインド人。「ケーキパパ」(神谷町)
しかし見る限り、お店中カレー、カレー、カレー。
店名以外に、ケーキの影は見当たりませんぞ。
店内はオフィスビルによくあるカフェテリア風。
しかし、よ~く見ると厨房にいるのはインド人ですよ。
一方メニューに並んでいるのは日本のカレーライス。
インド人が作る日本のカレーライス・・・意外に珍しいかも。

食前スープはなんとワカメ入り。
お前はどこのワカメじゃ?
なんて石立鉄男の真似をしたくなるくらい、
なんて素敵にジャパネスク。
三元豚のカツカレー ¥800
メイド・バイ・インド人ですよ、これ。
実に、実に見事なカツカレーではありませんか!
実際食べてみれば、ごくごく普通のおうちカレー。
なのだけれど・・・適度にスパイシーでなかなか美味い!
日本食としてのカレーライスがこれだけ丁寧に作られていることに、
なんだか嬉しさがこみあげてきますね。
三元豚の引き締まった肉、
べちゃつかないカツもこのカレーにベストマッチですよ。
さらにさらに、テーブルには福神漬と・・・ なんと奈良漬け。
まさにディスカバージャパンですぜ旦那。
ごく普通のケーキが食べられるカフェテリアと思わせておいて、
実はカレーライス屋さん。
ごく普通のカレーライスかと思わせておいて、
実は作っているのがインド人。
で、ごく普通のおうちカレーなんだけど、なかなかよく出来ているという、
誤算に誤算を重ねた上での心地よいハッピーエンド。
良いお店ですよ。
神谷町に来たら迷っちゃう。
「ニルワナム」とどっちにしようか、って。(笑)
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スープカレー、ラーメンに還る?「元祖札幌や 溜池店」(溜池山王)
札幌の地で栄え、今に至る背景には、
札幌ラーメンというスープ料理文化があらかじめ根付いていたことが非常に大きい。
もちろん、インドやスリランカのサラサラカレーや、
韓国のカムジャタンなどの要素もあるだろうが、
最終的な決め手は調味料と具材をたっぷりぶち込んだスープに炭水化物を漬けることで暖を取る、
札幌ラーメン文化こそが、札幌スープカレー文化育ての親なのだと思う。
「元祖札幌や」
都内にも広く展開する札幌ラーメンチェーン。
ここにちょっと興味深いメニューがあります。
札幌ラーメンと、札幌スープカレーが出会い、出来たメニューとのこと。
前述のような背景を鑑みれば、まるで従兄妹同士が結婚してできた子供のように感じますね。
早速試してみましょう。
濃厚白味噌スープカリーらーめん ¥750
見た目は普通の辛味噌ラーメンです。
特に強い加齢臭・・・もといカレー香がするわけでもありませんね。
食べてみます。
お、確かにカレー味がする。
しかし、それ以上に味噌の味がするので、
カレー風味の味噌ラーメンといったところでしょうか。
デフォルトではさほど辛くはないのですが、
メニューの説明には、卓上ラー油を入れると辛くなる旨書いてあります。
そりゃそうだ、と思いながらもラー油を足せば、予想通り辛くなった。
しかし、予想通りカレーからも遠ざかり、よりラーメンらしくなりましたよ(笑)
あらためて気づいたこと。
スープカレーという料理、ジャンルの中心イメージはあれど、
ジャンルを他と分かつ輪郭はないという、なんとも特異な料理なのですよね。
これ、一筋縄ではいきませぬな。
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元祖 札幌や 溜池店 (ラーメン / 溜池山王駅、国会議事堂前駅、赤坂駅)
「エコ ロロニョン」でフェトゥルデシ!アクムェと共に!!イェブセを添えて!!!(溜池山王)
「エコ ロロニョン」なんともかわいいその名前、
「エコ」とはトーゴ出身の2人、エドモン さんとコジョ さんのイニシャルを合わせたもの。
「ロロニョン」とはトーゴの言葉で「深い愛」。
そう、ここは日本初、トーゴ料理のレストランなのです。
開店当初店頭でもらったチラシを手にディナー訪問。
洗練された内装は、誰でも気兼ねなく入れる雰囲気ですね。
チラシ持参でドリンクサービス。
グレープフルーツジュース。
さて、メニューを開くと未知のトーゴ料理がいろいろ。
加えて比較的なじみのあるフレンチのメニューも。
実はトーゴという国、かつてはフランスの植民地。
公用語もフランス語なのです。
とはいえ、折角のトーゴレストラン、
トーゴ人による、トーゴらしいトーゴ料理をいただくことにしましょう!
フェトゥルデシ ¥1500
メニューには、「揚げ魚と海老のオクラソース」とあります。
トーゴ料理には海の魚、川の魚を用いるものが多いそう。
理由は簡単、肉は高価で庶民には手が届かないからだそうです。
オクラのネバネバソースの中には揚げ魚とプリプリの海老そして・・・

でっかいワタリガニ!!
これは豪快、オクラのネバネバに磯の香りがミックスされて、
なんとも食べたことのない味わいを醸し出していますね。
そしてライスかパンがついてくる・・・と普通のレストランでは言いたいところですが、
エコロロニョンでは・・・
アクムェ(トーゴの餅)
アボロ(揚げパン)
のいずれかがついてきますよ(笑)
ここは一つ、アクムェに挑戦してみましょうか!
直径15cmほどの白くて巨大な物体アクムェ。
どうやって食べるのか聞いたところ、
スプーンを使っても問題ないが、手で食べるほうが美味しいとのこと。
わかりました!
思った以上に柔らかいアクムェ、
手で簡単にちぎれるのですが、なんせ中がアッツアツ!!
一カ所ばかり攻めていくと熱くて指が大変なので、
いい具合に表面が冷めたところを選んでつまんでいくのがコツなのだとか。
いやあ、勉強になります。
フェトゥルデシの中にアクムェを指ごとズボッと突っ込みます。
ソースをしっかり馴染ませて、指先を舐めるように口へ。
確かにスプーンで食べるより、温度や食感を存分に楽しめますよね!
もちろんトーゴ料理は初めてですが、
インド料理やネパール料理で馴らした私の手食。
「オォ!アフリカ人~(笑)」
とのお褒めの言葉をいただきました!!
こちらはイェブセ。
トーゴの辛味調味料です。
豆板醤のようなものでしょうか。
フェトゥルデシにイェブセを混ぜ込み、アクムェを指ごと突っ込みます。
ニュニュニュっと、練り込むように・・・
海鮮の香り、オクラの食感に加え、
唐辛子の辛さが加わり、まさに新たな食体験!!
なんだか泥んこ遊びをしたような開放感と、
未知の世界に触れる好奇心が同時に満たされ、満足!!

食後にはホットコーヒーをいただきました。
エチオピアなどと同じく、コーヒー豆の粉をそのまま淹れたタイプ。
ホッと一息、お店のロロニョンを感じるひとときです。
・・・実はこの日、店内に他のお客さんの姿はなし。
これ、本当にもったいないことだと思います。
この記事をご覧の皆様、赤坂に立ち寄りの際は是非、トーゴ料理にトライしてみてください。
未知の食文化に触れる、またとない機会をこの店が用意してくれることでしょう。

お土産にいただいた手製のクッキーもまた美味しく、
確かな調理技術と深い愛に包まれたこのお店の成功を、
心から願ってやまない私なのでした。
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店名 | エコ ロロニョン (EKO lolonyon) [ HP |
---|---|
最寄り駅 | 赤坂駅、溜池山王駅、国会議事堂前駅 |
ジャンル | アフリカ料理、フレンチ |
住所 | |
TEL | 03-6277-6979 |
営業時間 | [月~金] 11:00~15:00 18:00~23:00 [土・祝] 11:30~17:00 18:00~23:00 |
オープン日 | 2011年11月25日 |
業に導かれし者。「sync」(学芸大学)
駅前のスープカレー店「カルマ」へ行こうと、学芸大学の駅へと降り立った私。
「カルマ」はとても小さなお店で、
今まで何度か行こうとしたのですが、
いつも満席もしくは臨時休業で一度も入れたことはなく。
この大雪なら満席はないだろうと踏んだわけです。
『申し訳ありません
都合によりしばらくの間 お休みさせていただきます。
またのご来店をお待ちしております。』
・・・曰く、これが「業(カルマ)」というものか!!
しかしこの雪景色、気分は北海道ということで、
少し歩きますがもう一つのスープカレー店「sync」を目指すことにしましょう!
どうせ 俺らの 行く先は~♪
その名も 網走番外地~♪
・・・結構歩きますね。
普通であれば徒歩五分程の距離。
しかし雪に凍てついた網走の大地を踏みしめながらでは、その距離何倍にも感じます。
着きました。
あたたかい店内に入れば、八人殺しの鬼寅親分・・・ではなくて、
お洒落なマスターがお出迎え。
カフェ的洗練を感じさせる雰囲気。
最初に出てきたサラダからして、洒落ていますよ。

シャキシャキのレタス、オリーブとナッツのラスク。
実はここ、ベーグル屋さんも経営しているようで、このラスクはそのお店のもの、だそう。
洒落てますね。おしゃまんべですね。
そして注文したのはこちらのカレー。

秋冬限定 カキとクレソンのカレー(並)¥1500
スープカレー、ではあるのですが、札幌スープカレーとは異なり、
ブイヨンベースの独自な仕立て。
具材はたっぷりの牡蠣とクレソンと、シンプルです。

牡蠣プリップリでデカいですね~流石は1500円もするだけのことはあります。
そして特筆すべきはスープカレー自体に牡蠣エキスがたっぷり沁みだしていること。
これは、好きな人ははまる味だと思います!
押し麦をうまく混ぜたライスはおかわり自由なのですが、
実は具が大きい分、カレー自体の量は少な目。
ライス、デフォルトでもあまっちゃいますね。
美味しいからよいけど。
しかし・・・後でこのお店のネットでの口コミを見て気づいたことが一つ。
「カルマが閉まっていたので、もうひとつのお店・・・」
「カルマが臨時休業で・・・」
「カルマが・・・」
いやいや、どんだけしょっちゅう休んでんねん!カルマさん。
どんだけたくさんの客を「sync」にいざなってるんや!カルマさん。
ま、これもまた、「業(カルマ)」のなせる業かと。
いや、「シンクロニシティ(sync)」のなせる業か???
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店名 | |
---|---|
最寄り駅 | 学芸大学駅 |
ジャンル | スープカレー、カレーライス |
住所 | |
TEL | 03-3760-0655 |
営業時間 | [月・水~金] 12:00~14:00(L.O) 18:00~22:30(L.O) [土・日・祝] 11:30~15:00(L.O) 18:00~22:30(L.O) |
鮎田屋。「アユタヤ」(東池袋/池袋)
何せこの店のウリは500円ランチ。
池袋一リーズナブルなタイ料理店としての地位を確立しています。
この日はディナー初訪問。
クーポンで生ビールゲットです。
お得感は夜も変わりませんね。
ラープガイ ¥900
イサーン辛でお願いしました。
が、肉の量、辛さ、温度、それぞれちょっと半端かな?
だがしかし、パクチーの枝ぶりはかなり立派!
カオパッドゲンキオウワン ¥800
メニュー表記は「グリーンカレーオムライ」。
ララライ ララライ。
こちらはアッツアツで、辛さもよい感じ。
だがしかし、何故かチキンがシイタケの香りなのが不思議だったり。
フロアの女性店員さんはなかなか良い感じなのです。
ビールもタダだし、チョイ飲みに良い感じのお店ですね。
いよっ、鮎田屋!
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店名 | タイ国料理 アユタヤ [ HP |
---|---|
最寄り駅 | 池袋駅、東池袋駅、東池袋四丁目駅 |
ジャンル | タイ料理、タイカレー、居酒屋 |
住所 | |
TEL | 03-3981-2900 |
営業時間 | [月~金] 11:30~15:00 17:00~23:30 [土・日・祝] 11:30~23:30 |
タイ国料理 アユタヤ (タイ料理 / 池袋駅、東池袋駅、東池袋四丁目駅)
ものづくりの化学反応。「Tabela」(神泉/渋谷)
ルールが増え、分業が増え、
それぞれのパートを担うことで生計をたてる世帯が増えてくると、
その産業が本来持っていた可塑性、柔軟性は徐々に失われてゆく。
変化を拒む安住者の力が一定以上強くなると、
進化へのモチベーションは削ぎ落とされ、そのカタチでの文化は衰退を辿る。
映画産業というものは、幾度もそんな危機に瀕してきたにもかかわらず、
根本的な部分、つまり質の高い映画を作り送り出すことで経済的に成功するという、
至極真っ当な論理が実現していないように思える。
配給とプロモーション、タイアップや
グッズなどの二時利用収益は、
映画の企画段階から最重要視され、映画を観る者の世界をどう揺り動かすのか、
映画を作る者の人生がどう変わるのかは軽視されがちだ。
この事態を変えるのに必要なのは、アクションを起こそうと思う者たちが出会い、
集い、動くための「場」なのだろう。
渋谷・アップリンク。
制作、配給、上映、そしてライブラリと、人が集うカフェが一体化したビル。
カフェ「Tabela」のメニューは多彩。
アジアから欧米のメニューがバランスよくラインナップ。
文化の集積と発信の場に、全くもって相応しい。
大山地鶏のキーマカレー ¥1000
野菜のクワトロンな彩りが素敵。
サラダが食べ放題だったり、
ソフトドリンクとミニデザート付きだったり。
ここで人と人が出会い、交流し、何かが生まれるとしたら、
1000円という価格はなんともリーズナブル。
ものづくりの化学反応は、きっとこんな場から生まれるに違いない。
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祭りだ祭りだ!「ムクティナート」(経堂)
2011年夏に「経堂ビリヤニ祭」が開催されました。
ビリヤニビリヤニワッショイワッショイ!
ヤギもヒツジもインドじゃマトン!
ワッショイビリヤニワッショイワッショイ!
・・・いやぁ、街中挙げての物凄い盛り上がりですね~!!
「ガラムマサラ」「パクチーハウス」など経堂のスパイスソーシャル界をリードする店たちと共に、
この「ムクティナート」も祭に参戦です!
どうしても経堂に行くと「ガラムマサラ」に立ち寄ってしまう私、
同じインド料理店であるこのお店にはなかなか訪問機会がなかったのですが、
この祭はまさにうってつけの機会となりました。
この日の料理はもちろん、スペシャルメニューのビリヤニ。
ムクティナートのビリヤニはマトンビリヤニ、つまり羊肉のビリヤニでした。
いやぁ、グリーンカルダモンがガンガンに効いて美味しかったですよ。
ちなみに他店のビリヤニもご紹介いたしましょう。
「ガラムマサラ」山羊ビリヤニ
「パクチーハウス」ヤンパクビリヤニ
「ソーシャルエナジーカフェ」ダチョウビリヤニ

「さばのゆ」サバ缶ビリヤニ

「ナマステ東京」・・・早々に売り切れ・・・残念。
今回のお祭りの主催はエネルギッシュな「日本ビリヤニ協会」の皆さん。
とっても頑張ってくれました。
ビリヤニに限らず、こういったテーマ性のあるイベントがコンスタントにあれば、
南アジア系のお店も腕を振るい腕を上げる機会が拡がって、
お店の個性化にもつながっていくという、良いスパイラルが生まれそうですね。
今年の夏も楽しみにしています!
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