東京城南地区名物、インディアン。
その蒲田西口店に行ってきました。
看板には「武田流 古式カレーライス・支那そば」の文字。
そう、この店はラーメンとカレーライスを併せて食べる独特のスタイルが有名なのです。
店に入るや否や鼻をつく、田舎の納戸にも似た独特の匂い。
苦手な人はここでアウトでしょう。
が、匂いなんてすぐに慣れてしまうもの。
インディアンを楽しむための通過儀礼と思いましょうて。
注文したのはこちら。
支那そばと半カレー ¥1000インディアンの基本ですよ。
まず始めに登場するのは「武田流支那そば」。
創業者武田氏の名を関したこのラーメンは、あっさり塩味の澄んだスープが特徴。
分厚いチャーシューはかなり存在感があり、オールドファッションな旨さがたまりません。
やがて、ラーメンを半分ほど食べた頃、登場するのが「古式カレーライス」。
アーモンド型に盛られたライスはコシヒカリ。
ドロッとデロッと黒いカレーが特徴的です。
見た目に違わずカレーの粘度は相当なもの。
野菜やスパイスを極限まで煮詰めないと出せないような濃厚さです。
少し辛く、少し甘く、少し苦いその味は、他では味わえないほど独特な美味さ!
粘り気のあるコシヒカリも、さらに粘り気の強いこのカレーだからこそ、
その美味さが引き立つのでしょうね。
極限まで澄んだ支那そばと、
極限まで濃厚なカレーライス。
まずは支那そばの澄んだスープで喉を潤わせ、
次に濃厚なカレーライスを楽しむ。
そしてまた繊細な塩味に癒されながら、
チャーシューの歯ごたえを堪能する・・・
確かに良くできたコンビネーションなのですよね。
城南地区が誇るB級グルメキング、
その名に恥じない貴重なお店と言えるでしょう。
ご馳走さまでした!
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インディアン 蒲田西口店 (ラーメン / 蒲田駅、蓮沼駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
久々のスネークヘッド記事。
今回もまた、謎多き一匹のご紹介です。
strong><チャンナ "リアルバルカ"
学名:Channa sp.
最大長:20~30cm
原産地:東インド
リアルバカではありません。
リアルバルカ。
数年に一度入荷されるだけの珍スネークヘッドです。
少し緑がかったターコイズブルーのボディ、
メタリックブルーの尻びれ、
背びれと尾びれを縁取るオレンジが、
なんとも上品で華やかな美魚。
性格もさほどきつくなく、我が家でも一回り小さいチャンナ・パナウと二匹混泳中。
水槽中央に流木を置くことでそれぞれの縄張りを明らかにしているのが鍵なのですが、
ごく狭い縄張りがあるだけでも満足し、積極的に出向いて相手を攻撃することはないようです。
・・・かといって、じっとしているわけでもなく、餌やりの反応は最高で、性格の良いいい子、という印象。
まさに優良スネークヘッドなのです。
(ここからはマニア向け)
しかしまあ、なんともこの「リアルバルカ」というインボイスが曲者。
誰が最初に名付けたのかは知りませんが、ただでさえ分類が混乱混迷を極めるスネークヘッドの世界、
これ以上ややこしくしないでほしいものですな。
ちょっと整理してみましょう。
「リアルバルカ」というのはつまり「本物のバルカ」という意味。
今まで「バルカではない魚がバルカの名前で流通」しており、
「ついに本物のバルカがやってきた!」という意気込みで付けられた名前、と普通は受け取りますよね。
それが全く違うのです。
現在アクアリウム業界において、スネークヘッドの最高峰とされ、
一匹40万円ほどで取り引きされている「チャンナ・アンフィビウス」。
実物を見たものは感動のあまり涙を流すという超絶美魚なのですが、
実はこの魚、学名Channa amphibeusと分類される魚とは全く別物。
では何者か、と言えば、
このチャンナ・アンフィビウスという名で流通する魚こそがChanna barca、
すなわち「本物の」チャンナ・バルカなのです。
話がややこしくなってきたでしょう?
>
では、一方この「リアルバルカ」、
本物のバルカでないとすると、一体何者なのでしょう?
まあ、私の正直な見解を言えば、
スチュワートスネークヘッド Channa stewartii の極美個体群ではないか、と思うわけです。
実際、スチュワートスネークヘッドのインボイスで入荷した魚で過去、
青みが強く、ヒレのエッジがオレンジに染まる個体を見たこともあります。
リアルバルカと同時期に入荷されることもある不明種スネークヘッド・ガロ同様、
スチュワートスネークヘッドと極近い関係にあるのは間違いなさそうです。
淡い青緑の体色で、顔が尖り、
遊泳性が高くて気が強いスチュワートスネークヘッド。
紫がかった青に染まり、背びれのエッジは白、
カエル顔で底棲性が強く大人しいスネークヘッド・ガロ。
体色がターコイズブルー、尾びれ背びれのエッジがオレンジに染まり、顔は尖り気味、
遊泳性は強いが温和なチャンナ "リアルバルカ"。
それぞれの特徴は持ちつつも、互いに似た部分の多いこれらの魚たち、
細分化し名付けることで付加価値をつけようとする業者の思惑に振り回され、
正体不明のまま混迷を極めているのが現状。
私は手頃な値段で入手し、しかも綺麗で性格の良い魚だから別に構わないんですがね。
巷ではこのリアルバルカこそが、本物のChanna amphibeusだ!なんて話が出ているとかなんとか。
さらにややこしくならなければ良いのですが(笑)
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上北沢って、下北沢や東北沢の近くだと思ってたんです。
全然違うやん。
というわけで、某TV番組に出演後、思いっきり遅刻してやってきたのがここ。
「レストラン タマンサリ」甲州街道から脇に入ったところにある、思いっきり民家。
看板が出てないとわからないようなこの隠れ家レストラン、
一体しまじろさんはどうやって見つけたのか・・・?
(答「上北沢(スペース)カレー」→ 検索 だそうな)
しかし外見も普通の民家なら、中も普通の民家。
とっても広々としてゴージャスではあるのですが、
まさに「お食事会にお呼ばれした」感じの特別な空気たっぷり!
極楽鳥もお迎えです。
嬉しいですね。
この日は特別なパーティーディナー。
遅れてきた私のために、それぞれの料理を取り分けてくれていましたよ。
ガドガド タマンサリー温野菜のピーナツ和え
インドネシアと言えば、やっぱりピーナッツソースですね。
イカンダブダブサイズが大きなズボンを買ってしまったような名前ですが、ダブダブとは野菜のサルサソース。
揚げたイカン(魚)にたっぷりかかっていますよ。
イカンリチャリチャリチャリチャはトマトソース。つまり白身魚のトマトソース煮。
テロンブラドナスのチリソース。
やっぱり秋ナスは美味しいですね~!
アヤム ゴレンインドネシア風鶏の唐揚げ。
甘辛の醤油ソースでいただきます。
グレカンビンインドネシア風マトンカレー。
インドネシアのカレーではグレカンビンが一番好きなんです。
まろやかスパイシーで美味しい!
サンバルゴレンウダンスパイシーな海老のココナッツカレー。
なかなか辛い。
カリアヤムココナッツミルクのチキンカレー。
鶏のうま味がしっかり効いた、なんとも独特なカレーです。
インドネシアピクルス季節野菜を用いてるそうです。
やはり、日本で食べるなら、日本の旬の食材を使うべきですよね!
パイナップルのデザート甘く香るシナモンが南国的。
インドネシア珈琲このコーヒーはちょっとビックリする美味さ。
同じインドネシアでもバリコーヒーとは違います。
豆が良いのでしょうね。
まさにタイ料理のフルコースを堪能させていただきました。
経営しているのは日本人のご夫婦。
厨房にはインドネシア人の女性シェフという布陣。
自宅にお呼ばれしての和やかなやかな食事会、
という独特の空気感はなかなかよいもので、
油断しているとついつい長居してしまいそうです。
東京にはまだまだ魅惑的なお店が隠れているようですね。
お誘いいただいたしまじろさん、ご一緒した皆様方、
どうもありがとうございました!!
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タマンサリ 世田谷店 (インドネシア料理 / 上北沢駅、八幡山駅、桜上水駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
目黒東口、つけ麺が評判の「萬馬軒」。
ギャンブル臭のする店名そのままに、
店内には古い競馬の写真や、
マジックで壁に直に書かれた文字、
崩れかけのティッシュボックスに、
駐車違反票まで・・・物凄い場末感です。
この日の目当ては限定15食のこちら。
カレーつけ麺 ¥850麺とカレー、それに〆につゆを薄める(この場合つゆ=カレー)スープがついてきます。
麺は大盛り無料ですが、まあ、今回は中盛りで。
カレーの中にゆで卵とチャーシュー、ネギが沈みなんとも言えない風情。
麺はコシ強め。
サッパリサラッとしたカレーと相まって、なんともスッキリした食べ心地です。
カレーつけ麺という響きからイメージするヘヴィーさは皆無ですね。
近所の「こんぴら茶屋」で出される、
濃厚カレーうどんとはまさに好対照といえるでしょう。
ご馳走さまでした!
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目黒らーめん 萬馬軒 目黒店 (ラーメン / 目黒駅、白金台駅、五反田駅)