インド料理店でおなじみ定番カレーと言えば、バターチキンカレー。
でも、インド人と話していて気づくのは、
「普段ナンなんか食べない。」
「普段タンドリーチキンなんか食べない。」
「普段バターチキンなんか食べない。」
ということ。
そもそもタンドーリ窯のないインドの一般家庭では、
ナンではなく鉄板で焼くチャパティやライスが主流ですしね。
…では、バターチキンカレーという料理は一体何者なのでしょう?
かつてインドを植民地支配していた大英帝国。
当然イギリス人がインド料理を食べる機会も多かったようですが、
ある時、イギリスにあるインド料理レストランが、
タンドリーチキンを調理するとき用いるソースに
チキンを入れてカレーとして提供したところ、これが大ヒット。
このチキンティッカマサラ≒バターチキンカレーは
瞬く間にイギリス中に広まったのだとか。
一方インドでも、
お金持ちのイギリス人客が欲しがる料理とあれば無視することは出来ない、
とばかりにこのメニューを提供開始。
定番メニューとなったそう。
もちろん、バターチキンカレーの起源は他にもあり、
インド発祥のものもあったりするようですが、
バターチキンカレーがここまでレストランで持ち上げられるようになった背景には、
インド人の趣味志向というよりも、
「イギリス料理」であるチキンティッカマサラの存在が大きかったのではないでしょうか。
さて、ここは赤坂。

夜にもなると外国人(主に白人)が集まって賑わいを見せるブリティッシュパブ、
それがこの「マーメイド」。

ランチメニューにはハンバーガーやフィッシュ&チップスに混じって、
「バターチキンカレー」の文字が。
英国スタイルのバターチキンカレー、ここは一つ食べておかねば。

セットのサラダ。
上にかかっているのは砕きナチョス。
インド料理店ではまず見られないアレンジです。
バターチキンカレー ¥700スッキリしたレイアウトにヨーロッパの感性を感じますね。

ライスはお替り自由。
パパドのような煎餅がついていますが、
これは・・・コーンで作ったものかな?

カレーのほうは・・・少しトマト味が際立った仕立て。
それなりに辛口なのですが、
やはりインド料理というよりは欧風料理だなぁ。
不思議なもので。
味はそこそこ。
コスパを考えれば、かなり価値ある部類かもしれません。
こうしてあらためて食べてみると、
やっぱりバターチキンカレーというズッシリした料理は、
アジアというより肉食アングロサクソン向け料理だったのだなぁ、と、
あらためて実感したのでした。
マーメイド (The Mermaid)TEL:03-3584-2006
住所:東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテル1F
営業時間:[月~金] 11:30~4:00 [土] 17:30~23:00
定休日:日・祝
マーメイド (バー / 赤坂見附駅、永田町駅、赤坂駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
昼総合点★★★☆☆ 3.0
夜9時の神保町。
小川町駅にほど近いタイ料理店「ファーサイ」へ。
夜8時には閉まるカレー屋がほとんどな神保町界隈で、
ラストオーダー22時のこの店はなかなか貴重な存在なのです。

スッキリ清潔感溢れる店内。
エスニック過ぎる店が苦手な方でもOKですね。
クン・トード・グラヂァム・プリックタイ ¥1150海老のガーリックペッパーソース炒め。
プリプリの海老がなかなか美味しいです…
が、ちょっと高いかなぁ。
パッタイ ¥1080タイ風ピリ辛焼きそばです…が、量の割にやっぱり高いかなぁ。
麺の茹で方が柔らかすぎたこともちょっと残念。
ただ、梅酒や泡盛なんか色々飲めるのは高ポイント。
タイ料理をチビッとツマミにゆったり飲むには・・・アリな選択肢じゃないかな。
ファーサイ (Fah-Sai)TEL:03-3295-8099
住所:東京都千代田区神田小川町3-2-1 小室ビル2F
営業時間:
[月~金・日] 11:00~15:00(L.O.14:30) 17:30~23:00(L.O.22:00)
[土] 17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:無休
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ファーサイ (タイ料理 / 小川町駅、新御茶ノ水駅、淡路町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
2010年5月、恵比寿の外れに忽然と現れた謎の扉。


家なのか店なのかすら判らないその扉の脇には、
「カレーライス協会」という文字が…

ずっと気になっていたこの扉、とうとう開けてみましたよ…

扉の奥の部屋には、世界各国の珍しい民芸品がズラリ。

中央には大きな木のテーブルが一つ。
「いらっしゃいませ。」
そう言って現れた日本人男性は、
いかにも流浪の旅人…といった風情。
水を持って来てくれたところを見ると、
どうやら飲食店であることは間違いなさそう…
が、メニューがない。
厨房へと引っ込んだマスターはすでに何らかの調理を始めている様子。
ここは流れに身を任せ、しばし待つとしようか。
アジアやアフリカの彫刻たちを眺めているだけで退屈はしないなぁ。
数分後、出てきたのはこちら。

「デリー」のカシミールカレーを彷彿とさせる黒くサラサラなカレー。

非常にシンプルなルックス。
そして…別皿で現れたのは、

ビックリするほどたっぷりの温野菜(ポトフ?)。
その華やかさたるや圧巻!
これをドサドサとカレーに乗せながら戴くのだそう。

ズッキーニにパプリカ、エリンギ、里芋、カリフラワー、
ピーマン、プチトマト、カボチャ、蕪、その他もろもろ…
野菜がどれも美味し過ぎます。
それに骨付きチキンまで。
なんという贅沢!

カレーは「デリー」のカシミールをさらにさらにシャバシャバにしてスッキリさせたような感じ。
ヤバい位に食が進み…後から来るカーッとした辛さも蠱惑的。
あぁ、あの人やあの人にもこのカレーは食べて頂きたいなぁ…
ヨーグルト。

濃厚な舌触り、濃厚な味わい。
口直しには三粒のイチゴ。

左から、九州、東海、東北の品種。

どのイチゴの味がしっくり美味しく感じるかで、
その人のDNAのルーツが結構判るのだそう。
面白い!
さらに食後にはたっぷりのマサラチャイ。

なかなか濃厚スパイシーで良き哉。
ここまで全部合わせて、お会計は1000円ちょうど。
正直、儲けは無いんじゃないかなぁ。
どうやらこのマスター、古物商のような商売が本業のようで、
世界各国で収集した珍しい品々が店内には溢れかえっています。
この日見せていただいたのは18世紀のインド・カシミール地方のつづら織の布。
一枚の布を織り上げるのになんと20年もかかる大変なモノなのだとか。
マハラジャ文化華やかなりし頃の貴重な遺産です。
これはなんとも魅惑的な空間。
世界の文化に造詣深いマスターのお話を聞くだけでも大いなる価値アリです。
店名の由来はマスターが食べ歩きをしていた頃の団体名から。
メンバーにはかなり著名な皆さんがいらしたようです。
営業時間を聞いてみると、
かなり手間のかかる調理をしているので、開店時間は日によってまちまち。
でも大体はお昼頃に店を開け、夜は大体22時頃までやっているとのこと。
定休日は設けていないものの、
カレーの仕上がりが良くなかった日はお休みにしてしまうそうで。
もちろん、マスターが旅立っている間もお休みですね。
・・・あまりにも情報がなかったこの場所。
あまりにも入りにくい重厚な入り口の扉は、
その中へ拡がる空間への一定の理解を求める扉だったのですね。
カレーライス協会住所:東京都渋谷区恵比寿南2-31-3
電話:不明
営業時間:お昼頃~22時頃
定休日:不定休
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カレーライス協会 (カレー / 恵比寿駅、代官山駅)
東京モノレールに乗って、大井競馬場前へ。

目的は馬ではなく、南インド料理ですよ。

八潮団地にあるショッピングセンター「パトリア」の一階、
「スパイスマジックカルカッタ」。

東京随一のインド人居留地、
西葛西に二店舗ある「スパイスマジックカルカッタ」の3号店となります。
実はこの八潮団地にもインド人が数多く住んでいるらしく、
こちらのお店も完全に現地人向けの現地仕様。
タイ人向けのタイ料理店は数あれど、
インド人向けのインド料理店はなかなか貴重ですね。

南インド料理提供のスケジュールには過去色々変更があったようですが、
2010年1月現在は水曜日~日曜日のランチで南インド料理メニューが登場。
なかでも土・日・祭日は内容がちょっと変わったスペシャルメニューとなるようです。
この日は木曜日のランチ訪問。
当たり前のようにありましたよ、南インド。
ラッサム ¥250透明度が高く薄味なのかと思ったら、結構辛い!

擂り潰した空豆がなんとも、気取らない現地の風を感じさせますね。

おまけパパドもスパイシーさ強めで美味しい。
南インドランチ Aセット ¥750プレーンドーサ、ライス、ポリヤール、サンバー、
ココナッツ+トマトチャトニー、サラダ、ソフトドリンクのセット。
サンバー(サンバル)はおかわり自由。
なんというコスパ。
モノレール代を差し引いても十分元が取れるボリューム。
なんせ、ドーサがデカイ!

全長50センチ!! デカすぎ(笑)
しかしながら、かなり薄焼きなので重くなく食べやすい。
これぞスパイスマジックカルカッタ!流石です。

サンバルはかなり豆のとろみが出たタイプ。

野菜のカッティングが庶民的ですね。

トマト+ココナッツチャトニ
こちらも町の食堂らしく、わかりやすく美味しいです。

ポリヤル
各種豆が投入され、しっかりスパイシー。
さて、これだけでもランチとしては充分過ぎる量なのですが…
「せっかくなので」こちらも注文。
ワダセット ¥550「揚げパン」と訳されていました…う~む。
(ちなみにイドゥリは「蒸しパン」)

外側カリカリ中フワフワ。
これは揚げモノ度が高いワダです。
サンバルとココナッツチャトニがかぶったのはご愛嬌。
なんとまあ、満腹満腹。

普段なかなか来ることのない大井競馬場や八潮団地ですが、
まさかこんな所でインド人の皆さんが当たり前のように生活し、
当たり前のようにショッピングセンター内で手食しているとは…
まだまだ自分の知らない東京って、あるものですね。
スパイスマジック カルカッタ 品川八潮パトリア店 TEL 03-3790-1838
住所:東京都品川区八潮5-5-3 パトリア品川八潮店 1F
営業時間:11:00~20:30
定休日:無休
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スパイスマジック カルカッタ 品川八潮パトリア店 (インド料理 / 大井競馬場前駅、鮫洲駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
千葉・市川に本店がある「ドュセニ村8」の新高円寺店へランチ訪問。
(市川本店の記事は
こちら。店名の由来も。)
新高円寺駅から五日市街道(青梅街道ではありません)を、
西へ10分ほど歩いたところにあります。

本店に負けず劣らずのインパクトある外観。
オープンは本店よりもこちらが先だったようです。
壁が黒いこともあり、
外から見ると店内は薄暗く、
ホントに開いてるのかな…と一瞬不安に。


しかし中へ入って見れば笑顔の店員さんがもてなしてくれるので安心です。
メニューは本店とほぼ同じ。
豚トロカレーや、ワンコインのカレーライス、カレーラーメンまでありますね。
この日はヘルシーなチョイスをしてみました。
ネパール薬膳(野菜)カレーセット ¥767サラダ、ドリンク付き。
ナン&ライス食べ放題。
セットのサラダとラッシー。

チャイを頼んでラッシーが出てきたのはご愛嬌です(笑)
サラダは何の変てつもないキャベツサラダ
…なのですが、シャキシャキして結構美味しかった!

薬膳カレーは緑の野菜中心。
インゲン、ブロッコリー、グリーンピースにカリフラワー…
ネットリ濃厚な見た目通り、味付けもなかなか濃い目。
辛口にしてもらったのですが唐辛子の味が突出しすぎることなく、
巧妙なスパイス使いにうまく溶け込んでいます。
ライスは日本米をターメリックで色付け、バターで香り付けしたもの。
濃厚なカレーと相まって、ちょっとジャンクっぽい美味しさとなっていますね。

食後にはタピオカヨーグルトのサービスが。
爽やかで美味しいです。
決して高級店でも、
唸るような超絶料理が出てくるわけでもないこの店、
でもネパールの山あいの村からやってきた、
デイリーユースの親しみある料理・・・
これはこれで、なかなか良いものではありませんか!
ドュセニ村8 新高円寺店 TEL 03-5929-3677
住所:東京都杉並区梅里2-29-15
営業時間:
[月~木]10:30~15:00 17:00~23:00
[金~日]10:30~23:00
定休日:年中無休
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ドュセニ村8 新高円寺店 (ネパール料理 / 新高円寺駅、南阿佐ケ谷駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
浅草六区で見つけたインド・ネパール料理店に突撃を敢行!


階段を上がると店内は人の気配がなく薄暗い…
「あれ?閉まってるのかな…」
と引き返そうとしたその時…
「いらっしゃいませ…」
と何処からともなく聞こえるか細い声。
見ると薄暗い店内に申し訳なさそうに立っているネパール人女性店員の姿。
あぁ、単にライトが暗いだけだったわけね。

水を打ったような静けさ。
テレビはついているのですが、消音モード…
席に着くとさっきの店員さんが水を持ってきたのですが、
ひどく緊張している様子で、ハァハァという息遣いが店内に響きます。
別に私がセクシーな格好をしていた訳でもありませんよ…
とりあえずビール。
生ビール ¥390安いですね。
嬉しいですね。
粗挽きタイプのパパドもなかなかいけます。
ビールを飲みながら料理を注文。
オーダーを受けた女性店員、深々とおじぎ。
深々と・・・
推定折り曲がり角度95°!!!
深々すぎます!!!
か、顔を上げてください・・・・
スペシャルセット ¥1300カレー二品、タンドリーチキン、ナン、ライス、サラダ、デザートのセット
カレーはマトンとダルを選択です。
マトンカレー辛さをベリーホットにしてもらったら、丁度いい。
味は、まあ悪くないかな。
ダルカレー一見「マトンと同じベース?」と思ったら、全然違いました。
なんといってもカルダモンの風味が凄い!
ダルカレーというよりカルダモンカレーといった方が適切な凄さ。
私は好きだけど、インパクト強すぎると感じる人も多いだろうなぁ。
ナン近頃巨大なナンを売りにする店も増えているので、
見た目の印象としてはそれほど大きくないナン。
・・・が、それは大きな間違いでした。
このナン、分厚い・・・
しかも、かなりズッシリ・・・
超満腹感を味わえるナンでした。

タンドリーチキンはまあ、普通かな。

デザートはヨーグルト。
巷でサフランヨーグルトと言われる類でしょうが、
実際にサフランが用いられているかはちょっと不明です。
店の雰囲気、接客、料理の味付け、
そのどれをとっても微妙に独特な店。
その感じはなかなか文章にし難いモノがあるのですが…
あえて言うならば「つげ義春的世界」といったところ。
この空気、何処からくるのでしょうね。
浅草という街の風土が成せる業?
教えて浅草の人~!!
ニューヒマラヤンカリーハウス TEL:03-5830-7760
住所:東京都台東区浅草2-4-5 木村ビル2F
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休
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インド・ネパール料理 ニューヒマラヤンカリーハウス (インド料理 / 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)、田原町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
薬膳カレーの美味しい店、「麻布亭LlNO」へやってきました。
およそ五年ぶりの訪問になるでしょうか…

白金高輪駅からも広尾駅からも徒歩12分、恵比寿駅からは徒歩16分ほど。
決して便利とはいえない立地が、お店の落ち着いた佇まいを守り抜いているようです。

木製の長いカウンター、ただの飾りではないピアノ、
アンバーに揺らめくランプシェード。
まさに大人のカレー屋さんです。
相変わらず素敵な声のマスター。
BGMはフランク・シナトラ。
カウンターの端の席で、五年ぶりの看板メニューをいただきました。
薬膳カレー ¥1575気品あるスパイスの薫りは今も昔も変わらず。
荻窪
「トマト」か、はたまた今はなき下赤塚
「萬吉禎」か…

この、甘さと辛さと苦さが共存した立体感あるスパイス使い、
一体どれほどの材料を使っているのでしょう…?
するとマスター、なんと使用食材を教えてくれました。
牛肉・玉葱・人参・大蒜・生姜・トマト・ピーマン・セロリ・林檎・バナナ・マンゴー・ココナッツミルク・バター・オリーブオイル・赤ワイン・ブランデー・蜂蜜・アーモンド・カシューナッツ・ピーナッツ・胡桃・松の実・タマリンド・くこの実・ケシの実・陳皮・ブラックペッパー・ホワイトペッパー・桂皮・鷹の爪・グリーンペッパー・レッドペッパー・サフラン・オレガノ・エスタラゴン・コリアンダー・ローズマリー・ターメリック・ナツメグ・バジル・クローブ・オールスパイス・パセリ・カルダモン・フェンネルシード・タイム・ミント・マジョラム・シナモン・パプリカ・キャラウェイシード・メイス・なつめ・いちじく・モルジブフィッシュ・ローリエ・スターアニス・レモングラス・スペアミント・アニスシード・シーゾニング・フォアブルローゼ・クミン…その他季節に合わせた食材…
凄いですね。
欧風、インド風だけでなくスリランカなどの食材まで用いられているとは!
聞けばマスター、17年前にこの店を始めるその遥か昔、
なんと1962年からカレーを作り、研究し、今に至るのだとか。
凡そ半世紀にもわたる研鑽がこの深みある味を形作っているのですね…
容易に真似できるものではありません。

カレーの辛さから胃と食道を優しく守るルイボスティー、

透明なグリーンが少し残ったレーズンに、林檎のコンポート、

粉雪を固めたような自家製シャーベットまで…
実に豊穣な時間。
店を出れば、さっきまで降っていた雨は止み、
見上げれば、嘘のように広がる星空。
積み重なった50年の刻は、仄かに揺れる街灯かりのように、
心の奥底へと深く深く染み渡るのでした。
麻布亭LINO (アザブテイ リノ)TEL:03-3445-5539
住所:東京都港区白金5-10-10
営業時間: 11:45~15:00 18:30~23:00
定休日:火曜
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麻布亭LINO (カレー(その他) / 白金台駅、白金高輪駅、広尾駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.0
現代(いま)を生きるビジネスパーソンにとって、
スピードほど大事なモノはない。
一分一秒のタイムロスだって、
時には命取りになるかも知れないのだから……と、著作権フリーなノリノリテクノ音楽を脳内に流しながら、
アスファルトジャングルで戦う企業戦士の皆様にとって、
なんとも頼もしいのがこの店。
「キラリ」品川駅西口から歩道橋直結のビル二階にあるカレースタンドです。
券売機で食券を購入。
席に案内され、
食券を店員さんに渡し、
上着を脱ごうとしたその瞬間…
もう出てきました。
エビカツカレー ¥600(サラダ・ドリンク付)
食券を手渡してから料理の提供までわずか3秒!?
席に座るより提供が速いカレー屋なんて初めてです。
それにしても速すぎる…
そのスピードには秘密がありました。
小さな店ながら、店員さんはフロアに二人、キッキンに三人。
まず、客が店内に入ってくるや否や、
フロア担当が「いらっしゃいませ」と挨拶。
それを合図にフロアにいるもう一人が席を確保。
同時にキッキンの三人
(仮にガイア・マッシュ・オルテガと呼びます)のうち、
一番入り口側のガイアが券売機のボタンを押す客の手元を注視。
どのボタンを押したかを確認すると、
オルテガとマッシュにそっと耳打ちします。
食券を持った客をフロア担当が席へ案内するその合間に、
マッシュがライスを盛り、
オルテガがカレーをかけ、
ガイアがトッピング。
客が食券を店員へ手渡すその瞬間にはもう、
完成したカレーライスが目の前へと迫ってきているという寸法。
おそるべき連係プレイ。
まさに驚速のジェットストリームアタックであるといえましょう。
さて、話をカレーに戻しましょうか。

こちらちょっと欧風テイストの入ったカレーライス。
なにか果物を入れているのかもしれません。
辛さはそれほどでもないのですが・・・
カウンターに興味深いモノが置かれていました。

カレーリッチとカレーホット???
早速使ってみましょうか。
・・・
・・・
最近の調味料って凄いや。
味にグッと深みが出てパンチもグッと増しました。
これ、必須ですね!!
ってか、家にもこれ欲しいなぁ。
(特にカレーリッチ。)
ってな感じで所要時間ほぼ10分。
いや~、アーバンライフですね~!
カレーハウス キラリ TEL:03-5461-4113
住所:東京都港区港南2-14-10 品川駅前港南ビル 2F
営業時間:11:00~21:00
定休日:土・日・祝日
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カレーハウス キラリ (カレー / 品川駅、北品川駅、天王洲アイル駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
横浜、スープカレーの
「アナンダ」近くに昨年できた、
小さなインド・ネパール料理店「THE NAAN」に行ってきました。
千川の
「ナン」と張り合うような直球ネーミングが素敵です。

スナックの居抜きと思われる店構え。
「ファミリーレストラン」という肩書きとのギャップに萌えますね。

どうやらここ、新大久保のハラルフードストア、
「JAFER & FAMILY STORE」が経営するレストランなのだとか。
だから「ファミリーレストラン」なのかな?
生ビール ¥290あら安い!
しかも
「アサヒ樽生クオリティセミナー受講店」だそうで、
ちょっとおトクな気分。
ハリヤリティッカ ¥260あるとかなりの確率で頼んでしまうメニュー。
味は標準的ですが、この価格で味わえるのは嬉しい。
そして…メインのカレーが登場。
ガーリックチキンカレー¥900
プレーンライス ¥250「ファミリーレストラン」の名に恥じないプラスチックトレイがチャーミング。

カレーは辛口にしてもらったのですが、
かなり強烈なガーリックの香りが口中に広がります。
よく見りゃ刻みガーリックがバンバン沈んでるじゃありませんか…
これはインパクトあるカレー。
なんだか無闇に力が湧いてきそうですよ(笑)
ライスはプレーンライスっていうくらいだから
普通の日本米かな…と思ったらなんとバターで香り付け。
シンプルながらなかなか美味しく、
カレーなしでも行けちゃいそうです。
店名に反してライスを頼んじゃいましたが、
これはこれで当たりでした。
・・・夜中、必ずしも人通りが多くはないこの界隈ながら、
私の食事中にも来客がちらほら。
どうやら付近のリピーター客が多いようです。
決して華やかではないお店ですが、
地元に愛され長く続いて欲しいもの。
その素質は充分にあると踏みましたよ。
ご馳走さまでした。
The Naan ファミリーレストラン TEL:045-567-3816
住所:神奈川県横浜市西区平沼1-36-16 ライオンズマンション横浜駅東1F
営業時間:11:00~16:00 16:00~23:00
定休日:無休
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The Naan ファミリーレストラン (インド料理 / 平沼橋駅、高島町駅、戸部駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
高円寺南口、朝まで開いてるディープ空間「バーミィー(Bamii)」。

タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、インドネシア等、
東南アジア各国のマニアックな料理やお酒がズラリ。

店内を埋め尽くすLPレコードや音楽カセット…
マニアックな名盤がズラリ。
そんなお店。
沢田研二をBGMに、さあ注文です。
ラオディ ¥480天然さとうきびのしぼり汁で作ったラオスのラム。
飲みやすい割にアルコール40%と結構強め。
いわゆる危険なタイプです。
ピンカイラオ ¥500ラオス風焼鶏。
焼き上がるまでにちょっと時間がかかりますが、
香ばしく柔らかい食感が最高!
タム・テン・クゥワ ¥680きゅうり、トマト、ガピを使ったイサーンの野菜サラダ。
フレッシュ!というかかなりのナマ感覚。
「イサーン位辛く」してもらったら、生唐辛子タップリ。
ガピのクセある風味がなんとも強烈!
シービャン ¥680豚肉とトマトをスパイスで煮込んだミャンマーのカレー。
寒い日にカラダが芯からが暖まる、味わい深いカレー。
ライスなしでそのままペロリといけちゃいました。
食後にはお店のお母さんとの楽しいトーク。
話はミャンマー食材の話からねこジャンプまで濃すぎて面白い!
夜中3時に差し掛かる頃に賑わってくる店内。
いつしかBGMはデビッド・ボウイ。
この店には過ぎ去る時間という概念が無いかのようです。
なんとも濃い店。
食べたことはおろか、
聞いたことすらない料理がまだまだ出てきそうな雰囲気。
東南アジア料理のディープマニアな方々には、
是非ともお勧めしたい店です。
バーミィー(bamii)TEL:03-3318-2621
住所:東京都杉並区高円寺南3-58-18
営業時間:
(日~木)18:00~翌2:00
(金・土)18:00~翌3:00
定休日:基本的に無休
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バーミィー アジア料理 (タイ料理 / 高円寺駅、新高円寺駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
本郷通り、東大赤門近くを歩いてると、
こんな垂れ幕が目に飛び込んできました。
「南インド豪華な食事」なんと、こんな所に南インド料理店が!?
看板の店名は「ダージリン」。
このあたりに支店が点在する北インド料理&喫茶店「ダージリン」ですが、
昨年10月、ここ本郷店だけにドーサ鉄板を設置、
南インド料理の提供を始めたのだそう。
散歩していてこういう情報をゲットできた時って、格別に嬉しいですよね。

店内は他の「ダージリン」各店と同様、
とっても装飾的でカラフル。
一見狭い店にも見えますが、
実は奥に二階建ての別館があったり。
この日はランチ時を外していったので鉄板が温まっていなかったようですが、
ドーサを注文すると「少し時間がかかりますが」という断りつきで、
快く対応してくれました。
待つといってもたった十数分の間に料理登場。
ドーサセット ¥800マサラドーサにラッサム、
二種のチャトニ、サラダ、ドリンクのセット。
こりゃ安い!

セットのサラダとカシスラッシー。
ラッサム適度にスパイシー・・・だけど飲みやすいラッサム。
結構具が入っています。
トマトチャトニこれがフェイント的に辛い!
チリチャトニと言って良いかも。
ココナッツチャトニカレーリーフにマスタードシード、
ウラダル(レンズ豆)がトッピング。
その香ばしさが爽やかなココナッツ風味と絶妙のハーモニー!
ドーサは薄焼でクレープのようなソフトタイプ。
マサラドーサと言っても全面に具が入っている訳ではないので、
半分プレーンドーサ、半分マサラドーサとして楽しめます。

マサラドーサ部分の具。
結構カレーリーフが入っていますね。
散りばめられたカシューナッツが食感に変化をもたらして飽きさせません。
美味しく、食べやすく、
胃にズシッとたまることもないまさに手軽な「軽食」ドーサだと言えますね。
…それにしても何故、
ここの本郷店にだけ南インド料理があるのでしょう?
どうやらそれには理由があったようです。
この付近で南インド料理を提供する店として頭に浮かぶのが、神楽坂
「想いの木」。
実はそのオーナーである鬼丸さん、
昔ここの「ダージリン 本郷店」で働いていたことがあるのだとか。
その後鬼丸さんは東銀座「カリカリ」を経て「想いの木」を開店。
…実はそんな縁もありこちらのシェフ、
南インド料理を学ぶため一時「想いの木」に行っていたのだそう。
なるほど、やはり大切なのは人の縁ですね…
という訳でスタートした「ダージリン 本郷店」の南インド料理、
残念ながら一般の客にはまだまだ知名度が低く、
ドーサを注文する客のほとんどはインド旅行経験者か、
お店の常連さんなのだとか。

近隣生活圏の皆様、南インド料理はヘルシーで美味しいんですよ。
是非是非トライしてみて!
ダージリン 本郷店TEL 03-5684-4448
住所:東京都文京区本郷5-26-5
営業時間:11:30~23:00(22:00 LO)
定休日:日曜日
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ダージリン 本郷店 (インド料理 / 本郷三丁目駅、春日駅、後楽園駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

東大赤門近くにある古き佳き喫茶店「ルオー」。

ここを訪れる客の大半は、あるメニューを注文するようです。
それがこちら。
セイロン風カレーライス ¥950セイロン(スリランカ)風と銘打っていますが、
基本的には我々日本人が子供の頃から慣れ親しんだ「カレーライス」。

巨大な牛肉の塊とゴロッとしたジャガイモがトレードマークです。
喫茶店情緒溢れる店内の雰囲気そのままに、
上品な食べ方をするのも良いのですが、私がお勧めの食べ方はこちら。

スプーンで肉を綺麗にほぐし、
ジャガイモを切り崩してカレーと混ぜると…
何処からか香りたつセイロンの風!
とまあ書いてはみましたが、
カレーライスはカレーライス。
良くできた、良いバランスのカレーライスです。
ふと思ったのですが、一口にカレーと言っても色々。
カレーライスにインドカレー、タイカレーに札幌スープカレー…
それぞれに美味しいんですが、やはりカレーという食べ物の定義、
その中心はカレーライスなんです。
世のカレー好きと呼ばれる人は沢山いれど、
この「ルオー」のカレーライスを食べて
「なんだ普通のカレーじゃない。」と切り捨てる人と、
「これこれ、これだよね!」と堪能できる人、いるんじゃないかなあ?
前者は例えば「エスニック好き」やら何やら色々で、
後者は「カレー好き」としか言い様のない人々なのかも知れません。
食後にはセットのコーヒー。

一口飲めばその苦味が口内のスパイスの残り香に心地よく絡み付きます…
これぞ至福のひととき。
やっぱり「これこれ、これだよね!」
喫茶ルオーTEL:03-3811-1808
住所:東京都文京区本郷6-1-14
営業時間:
[月~金] 9:30~20:00
[土] 9:30~17:00
定休日:日曜・祝日
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喫茶ルオー (喫茶店 / 本郷三丁目駅、東大前駅、春日駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
立川駅南口すぐの雑居ビル二階にあるカレーライス屋さん「カレー工場ハイジ」。

2010年7月オープンの新店です。

外観からは想像出来ないほどスッキリお洒落にまとまった店内。
白木の柱が清々しく、まるで美容院のようでもあります。
こちらのカレーは有機野菜などヘルシーな食材を使った健康指向。
全てのカレーが異なるベースと異なるスパイスの組み合わせで作られているのだそう。
…なるほど迷うなぁ。
まずはセットのサラダが登場。

よくあるテキトーなサラダとは違って、
マイタケ、シメジ、赤カブなどが加わったこだわりの一品。
濃厚な胡麻ドレッシングも素敵です。
辛口チキンカレーカイエンペッパー、チリペッパー、
甘唐辛子という3種の唐辛子を用いた辛口カレー。

確かに辛いのですが、意外にサラリと食べられます。
柔らかくでっかいチキンがゴロゴロ入っているのもポイント!

クリームをかけて味の変化も楽しんじゃいましょう。
カツカレーこれまた全然違うコク深い味わいのカレー。
ランチ限定メニューです。

サクサクのカツも美味しくこれは好きなタイプのカツカレー!
やるね~!
こうなると、季節野菜のカレーや、クミンを効かせた
3種キーマのカレーなんかも興味が出てくるところ。
…誰かレポしてくれないかな?

食後にはセットのデザート&ドリンク。
かぼちゃのチーズケーキ
ベイクドチーズケーキあら?
ケーキもなかなかやるじゃない。
どちらのケーキも濃厚で、ホットコーヒーによく合います。
辛いカレーに甘いデザート、そして清々しい空間。
立川にこんなナイススポットが出来ていたとは正直意外(笑)
ワンドリンクサービスのケータイクーポンを持っていたのですが、
元々ドリンク付きのセットを頼んだところ、
会計から100円引いてくれてこれまたラッキー。
なかなかよい店です。
お近くにお寄りの際は是非!
カレー工場ハイジ TEL:042-548-0812
住所:東京都立川市柴崎町2-2-26 入船ビル 2F
営業時間:11:30~15:00 17:00~21:00
定休日:無休
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カレー工場ハイジ (カレー / 立川南駅、立川駅、立川北駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
***「食べログ」南アジア系店レビュー未掲載撲滅プロジェクト***
池袋に三つめの「シャンティ」登場。
一つめは西口のスープカレー店「シャンティ」。
二つめは東口のインド&トルコ料理店「シャンティ」。
そして今回登場したのが豊島区役所向かいのインド料理店「シャンティ」。
もちろん三者は経営的には全くの無関係。
同じ街に同名店が三つなんて…珍しいやら、紛らわしいやら(笑)

こちらの「シャンティ」は駒込に本店を持つ「シャンティ」の系列でした。
(大塚、巣鴨にも店があります。)
オープンは2010年10月18日。
ゴアの一流ホテルレストランで15年間の修行経歴が有り、
本店の調理主任を務めていたシンク・ブッペンドラ氏がこちらに移ったようです。
それだけ気合いが入っているって訳ですね。

まず驚くのが、オレンジを基調にしたスタイリッシュな内装。

間違いなく、池袋一スタイリッシュなインド料理店ですよ。
メニューを見ればドリンクが特に充実。

インドのカクテルから…

おかわり自由のフリードリンクまで。
ゴッドファーザービールアルコール度数7%のストロングビール。
通常¥450のところ、緊急お試し価格 ¥350。
フェス等を除けば都内最安値じゃないでしょうか!
タンドーリグリルセット ¥980ハーフサイズのタンドリーチキン、シークカバブに、
スモールカレー、サラダ、ナンのセット。
+¥100で
チーズナンにしてもらいました。
直径40センチ越えのターリー皿が圧巻です。
スモールカレーはラムカレーを選択。

玉ねぎのアチャールがカレーにオンされているのは珍しいですね。
肉質はまあまあでしたが、なかなかボリュームのある羊肉。
カレーは若干オイリーですが、
ホールスパイスがかなりの量投入されていて結構好感が持てます。
ちなみに辛さ調節なしでもそこそこ辛め。

チーズナンは薄めながらフワフワっとした焼き上がりです。

タンドリー料理が付いたセットでこの価格設定はなかなか良心的ですよね。
駅からそれなりに離れた立地ながら客の入りは良好。
やはりインド料理店らしからぬお洒落さが奏功しているのでしょうか。
ま、ただ一つだけ難を言えば、入り口のドアの閉まりが悪く、
ピューピューとスキマ風が冷たかったこと。
寒い日には奥の方へ陣取ることをオススメします(笑)

レジの前で売られていたのはインドのスナック。
会計時、フェンネルのかわりに試食させてくれましたよ。
うん。なかなか好印象。
また一つ、池袋に南アジア料理の選択肢が増えたようですね。
シャンティ 東池袋店(shanti)TEL:03-3982-2756
住所:東京都豊島区東池袋1-35-11 スタックスビル1F
営業時間:11:30~23:00
定休日:年中無休
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シャンティ 東池袋店 (インド料理 / 池袋駅、東池袋駅、北池袋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
東高円寺駅の階段を上り、
地上へと出る途中にあるネパール系インドカリーカフェ。

2010年9月3日オープンの新店です。
店内に入って最初に聞かれるのが「お食事ですか?」の一言。
つまり裏を返せばカフェ使いOKってこと。

なるほど、朝はなんと8時からやってるあたり、
駅チカカフェとしての役割も充分果たしているようですね。
東京のインド料理店では朝が早い店は貴重です。
二種のカリーセット ¥990
(ナンorライス、サラダ、ドリンクつき)
ほうれん草ナンに変更+¥100
セットのサラダ。
野菜がシャキッとしていて好感が持てます。
サラダがテキトーな店に良店は無いですから。

あら、このでっかいグリーンナンの美味しいこと!
カレーなしでもバクバク行けます(笑)
いや、カレーだってなかなか侮れませんでしたよ。
本日のきまぐれカリー/ナスとしめじとチキンのカリー一見まろやかクリーミーなカレーですが、
クミンなどのスパイスがビシバシ。
さらに棒ショウガがピリリと効いた刺激的な味に仕上がっています。
辛くしてもらったのですが、味のバランスが崩れていないあたり、
なかなかこのシェフ上手いですね。
チーズとチキンのカリーサイコロ状のカッテージチーズがふんだんに入ったチキンカレー。
二種ともベースが同じなのはご愛嬌。
美味しいので飽きることは有りませんでした。
意外にカレーの量があったことと、
グリーンナン単体で楽しみすぎた(笑)ためカレーが余るペースに…
プレーンナンならおかわりOKということでお願いしちゃいました。
おかわりナンちょっと小さめに焼いて貰いました。
こうした柔軟な対応、接客レベルはなかなか高いといえますね。
食後のドリンクはこちら。
ホットチャイ接客・味・コスパと、
どれをとっても標準的なインド料理店から一歩抜きん出た良店。
メニューには「アボカドの生春巻」「ウチワサボテンのサラダ」など、
魅惑的な一品料理の数々も。
そしてやはり貴重なのはインド料理の朝食メニューの存在。
ちょっと見せてもらいました。

な・・・なんと魅惑的な・・・
朝からビリヤニおにぎりとは・・・
東京のインド料理もここまできたかという感じ。
これは試さねばなりません!
MUSTANG HOUSE(ムスタングハウス)TEL:03-3315-7915
住所:東京都杉並区高円寺南1-7-1
(東京メトロ東高円寺駅 新宿方面入り口地下)
営業時間:8:00~23:00(L.O.22:30)
モーニング(月~土)8:00~11:00
ランチ・カフェ 11:00~17:00
ディナー・カフェ 17:00~23:00
定休日:無休(臨時休業あり)
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MUSTANG HOUSE (インドカレー / 東高円寺駅、新高円寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
「タイカレー」の代名詞「メーヤウ」に久々の訪問。
夜閉まるのが早いお店はどうしてもご無沙汰になってしまいます。

昔から全く変わらない外観。
ランチ時を過ぎたというのに客の出入りは活発です。
根強い人気ですね。
「メーヤウ」という名のタイカレー屋は他に神保町、
早稲田、そして長野県にもありますが、
こちら信濃町メーヤウのスタンスは
メニュー表下段に記された以下の一文に記されている通り。
当店は1983年創業のタイカレー専門店です。
「メーヤウ」を名乗る他の店舗とは一切関係がありません。…公式な支店もしくはのれん分けという訳ではなさそう。
カレー屋やラーメン屋にはよくある現象です。
さて、この日は看板メニューのメーヤウカレーに麺が付いたこちらのセットを注文。
Aセット ¥1050
メーヤウカレーお店で一番辛いオリジナルタイカレー。
メーヤウに来てこれを頼まなかったことがあるだろうか…というほどの定番です。
サラサラのレッドカレーに骨付きチキンがまるごと一本。
まさに昨今カフェやタイカレー専門店で出てくるカレーの原形だとも言えますね。

ライスが日本米なのは老舗タイカレー店に共通の特徴。
かつて「タイ米は美味しくない」という固定観念があった日本人に合わせた部分で、
まぁやむなしといったところ。
ただ本場仕様のタイ料理に慣れた舌だと、
「これがタイ米だったら良いのになぁ…」と考えてしまうのも事実。
「タイ料理」じゃなくて「タイカレー」なんだとわかっていても…ね。
そして今回の収穫はこちら。
タイ風牛肉煮込みそば実は今まで一度も頼んだことが無かったこの麺がクリーンヒット!
ほどよく塩味が効いた日本人にわかりやすい美味しさ。
これは、そんじょそこらのラーメン屋に入るのが馬鹿馬鹿しくなってしまいますね。
・・・ということで、
カレーはちょっとオールドファッションな気分でしたが、
ラーメン屋のかわりに使えるメーヤウという一面を発見した昼下がり。
カオマンガイなんかもメニューに登場したりして、
「メーヤウ」の人気はまだまだ衰えそうにはありませんね。
メーヤウ TEL:03-3355-0280
住所:東京都新宿区信濃町21 大門ビル B1F
営業時間:
[月~金] 11:30~20:00
[土] 11:30~19:00
定休日:日曜・祝日
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メーヤウ (タイ料理 / 信濃町駅、国立競技場駅、四谷三丁目駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5
近頃とみに香る、
強烈なスパイスオーラの源を求めて、はるばる西所沢へ。
「ネゴンボ33」この日はすでにこの店の常連となっている様子のかりんさん、
バナナメロンさんに加え、
「ガラムマサラ」のハサンさんという凄いメンバー。
東京ナンバーワンカレー店の店主が、
埼玉ナンバーワンカレー店へと初訪問ですよ。
小料理店の居抜きらしい渋い店構え。
知らなきゃカレー屋だとは判らない。
玄関で靴を脱ぐのを忘れずに。
まず驚いたのは、トイレ。
壁一面に貼られたカレー屋のショップカード、
全部マスターの山田さんが食べ歩いてきた店なのだそう。
東京の名だたる名店だけでなく、
大阪の
「バンブルビー」や
「チョウク」まであるなんて、
なんとまぁ凄い!
幾多のカレー屋を食べ歩き、スタジオペイズリーで修行、
33歳でこの店をオープンしたという山田さんのカレー、
果たしてどんなカレーなんでしょうか?
・・・期待が高まります。
ともあれまずはビール(笑)
ギネス
ネゴンボサラダこちらなんとイチゴが入ったサラダ。
今はなき
「M's Curry」へのオマージュなのだそう。
泣かせます。
日本近海マイカの自家製塩辛これ物凄く美味い!!
だまされたと思って頼んでみてください。
一体ここは何屋だ?(笑)
野菜カレー見よ!この華やかなルックス!!
スリランカの都市名である「ネゴンボ」を名乗るだけあって、
スリランカなスパイス使いを感じるものの、
旬の野菜のフレッシュさはまさに日本でしか味わえないカレー。
マナガツオのカレーインドで高級魚とされるマナガツオを使ったカレー。
インド人のハサンさんをもてなすために作ったスペシャルメニューだそう。
いやぁ、客に合わせて投げる変化球。
これ、私が好きな店の条件の一つです。
こがね鶏スパイシー焼日本の鶏は美味しい!
そのことをよく知っているお店ですね。
インド人も唸る、スパイス鶏料理!
生ラム肉串焼ヒツジ!!!
この店、ヒツジが美味いと聞いていたんですが、
本当に美味い!!
しかし羊肉の驚異はこの後にも訪れてくるのでした・・・
海老のアジア風ココナツカレーこれなんだろ?南インド風?
それともマレーシア風??
なんせ海老プリップリです。
チキンカレー名前はベーシックですが、普通のチキンカレーと思ったら大間違い。
ビックリするほど柔らかいチキンに独特のサラサラカレーがよく合います。
どのメニューもコリアンダー(パクチー)が山盛りなのにも注目。
コリアンダーの価格が高騰する昨今、なんて良心的な・・・
ライスライスの炊き心地も抜群。
パセリがまぶされているのも特徴的。
鶏レバーのカレーこれも濃厚で旨い!!
濃厚スパイシーなレバーにはライスもいいけど・・・
こちらでしょう。
バゲット近隣のパン屋さんのバゲットらしいのですが、
カリッとふんわりなかなかの逸品!
鶏レバーカレーを乗せて、西所沢マダム風に。
さらに逸脱してみれば、こんなお酒まで。
バランタイン30年!30年か・・・30年前って言ったら、
「ポートピア」の歌をゴダイゴが歌ってた頃か。

ゴダイゴからネゴンボへ・・・時代をつなぐ一杯。
そして・・・この日一番驚いたのがこちら。
ラム肉のキーマカレーこれは…
…至高の一皿です。
スパイス使いが巧いのはもちろんのこと、
ラム肉自体の香ばしさがこれほどまでに口の中に拡がるカレーは初めて!
聞けば生のラムをチルドした肉を用いているのだとか。
更に驚いたのは、
先日食べて感動した
「アキンボ」のラムキーマと同じ肉を使っていた事!
どうやら「アキンボ」のマスターもこの「ネゴンボ33」には通っていたようで・・・
最近つくづく思うのですが、
美味しいモノにはきちんとワケがあり、
美味しい店は繋がっていくものなのですね!
膝ポン体験です。
さぁ、驚異のスパイス料理を食べ尽くした後には、
至福の珈琲タイム。
ホットコーヒーもう何度も書いていることなのですが、
「世界で一番美味しいコーヒーは、カレーの後のコーヒー」
が座右の銘(?)である私。
この深く苦い珈琲はなんとも幸せな1杯!!!
山田さんのかなりのこだわりを感じます。
ホットチャイこちらもシナモンたっぷりの贅沢な仕立て。
この店、カフェとしても一級ですね。
スパイスプリンカルダモンを用いた香り高きプリン。
だんだん、西所沢住民が羨ましくなってきた。
バニラアイス濃い、濃いよ。
濃厚なスパイス料理に根負けしないだけの存在感があるアイスでした。
徹頭徹尾、満足満足。
・・・といったところでふと、
この店のジャンルって何だろう?
と考えてしまいました。
「インド料理」?
「カレーライス」?う~ん、どの範疇にも収まっていないなあ…
その解答はこちらの店のショップカードに書かれていましたよ。
「カレーの店」シンプルにして明快。
確かにそれでいいね!
小さい頃から「カレー」という食べ物で育った日本人マスターによる、
インド料理やスリランカ料理への新たな解答。
それはやはり、
「カレー」という名前でしか呼びようのない大変なご馳走だったのでした。
その奥深いルーツに思いを馳せてみれば、
まるで映画の歴史のようだ。
まるで音楽の歴史のようだ。
「アキンボ」や
「カッチャルバッチャル」でも感じたヌーベルバーグの気風。
ここ西所沢にも確実に、同じ風が吹いているようです。
ニッポンのカレーファンの皆様、要チェックの店ですよ。
ご一緒した皆様、どうもありがとうございました!
negombo33 TEL:04-2928-8623
住所:埼玉県所沢市星の宮1-9-1
営業時間:
平日18:00~24:00
土日11:30~14:00 18:00~24:00
定休日:木曜
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negombo33 (インドカレー / 西所沢駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5

六本木のスープカレー屋として徐々に定着してきた感のある
「スープカレーの店 メラ屋」。

去る1月8日に開催された新メニュー試食会へと行ってきました。
いきなり嬉しいドリンク無料。

グラスがキンキンに冷えてて美味い!
さて、この日の試食ラインナップはこちら。

鶏と野菜のスープカレーという印象が強いメラ屋ですが、
新たな可能性を探って様々なスタイルの料理に挑戦したようですね。
「おじや」をやるという話は前から聞いていましたが、
その他のメニューは全く情報無し。
楽しみですね。
メラ丼濃厚鶏だしのあっさり塩味。
サムゲタンというか、鶏だし茶漬けというか、
なんともスッキリと美味しいドンブリ。
いや、これってドンブリって呼ぶのにちょっと違和感が。
ドンブリって言うともっとガッツリ重いモノを想像しますからね。

二日酔いに効きそうです。
いや・・・深酒の後の〆に食べたいです。
午前6時くらいに。
鮭のスープカレーこれはこれでメラ屋としては新しい挑戦ですね。
何せメラ屋のウリは美味しい鶏肉だったわけで。
でもこれはこれで美味しい。
ルックスの華やかさは鶏に負けるけどね~!
ライスはやっぱり別盛りがいいな。
ライスをスープにサッとつけてサッと食べる、
その流儀も楽しみなわけで。
さて・・・

コンロにかけられたドリア皿。
なんだか手間隙かかった料理の登場です・・・!
玉子とじカレーおじやおぉ、これが噂のおじやですか。
ドリアのような、カレーのような。
カレードリアのような、焼きカレーのような。
メラ丼とは逆に「おじや」というイメージから離れた欧風テイストが意外です。
ちなみに「おじや」の語源は「鍋」を意味するスペイン語「オジャ(olla)」。
ここはひとつ、「カレーオジャ」とか「オジャカレー」って名前はいかが?(笑)
チーズカレーおじやこちらのおじやはより焼きカレーに近いテイストとなっています。
こっちのほうが味のメリハリがあって好みですね。
このチーズをカチョカバロにしたバージョンとか、食べてみたいなぁ。
試食を楽しんだ後は、一人ひとりが感想を言い合う意見会へ。
こうして意見を言える場があることは嬉しいですね。
意見として多かったのは、
お店側のお勧めの辛さ、お勧めの食べ方などのインフォメーションが、
カウンターのどこかに書かれていたほうがよいということや、
やはりカレーとライスを自分で混ぜることができるようにしてほしいということ、
でしたかね~
是非、もろもろの意見、反映してくれると嬉しいです。

今後もコンスタントにこのようなイベントを行なう予定というメラ屋。
頑張ってますね。
でも本当のところ私が一番期待しているイベントは…
やはり
「出張スープカレーパーティーの復活」
なんです!
もちろん一年前のメラ屋は店舗もなく、
それ故出張パーティーという形態を取っていた訳ではありますが、
実店舗がオープンし回り始めた今だからこそ、
「メラ屋」の原点でありアイデンティティでもある
「パーティー」を再開したらどうか、と思うわけです。
カレーの作り手側と食べる側がアクティブなセッションを行い、
独特のグルーブ感を生み出していったあの刺激的なパーティーは、
もちろん、試食会としての意義もあるでしょう。
さらにブロガーやら、ツイッターをやってる人やらはイベント好き。
来店するきっかけを逸している未訪客たちも、
「イベントやるなら」ってことで集まりやすくなります。
そこで気に入れば、お店にだって来るでしょうし、
そもそもイベント参加者から発せられるネット上でのBuzz効果だって侮れないはず。
定期開催ともなればWebの評判を聞いた人が「次回参加しよ!」とスタンバイだって出来る。
ひょっとすると、店舗をもたない出張スープカレーよりも、
「六本木で人気のスープカレー屋が出張!」って言えたほうが、
一般人には説得力があるのかもしれないし。
効率的なプロモーションと、意見交換が行える店と客との接点作り、
さらに「メラ屋」独自のアイデンティティを前面に押し出せるという、
まさに一挙両得な仕掛け。

メラさん、Dさん、いかがですか?
是非こちらもご検討を!
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安定して、誰にでも楽しめるタイ料理を提供する、
タイレストランのチェーン店「チャオタイ」。

この日は渋谷に二店あるチャオタイのうち、
東口店へとお邪魔しました。

入り口のサワディカー人形は、
腰のひねりがなかなかナイス。

クネディカ~!

ファミレス的安心感のある店内は、
インド料理店でいえば「サムラート」あたりに該当する感じ。
・・・さて、この店にきたら是非見てほしいのがメニューの裏表紙。

タイ語講座が書かれているんです。
例えば
「辛い」は
「ペッ」。
「もっと辛くしてください」は
「コーペッペッ」。
「牛乳」は
「ノム」。
「注文をお願いします」は
「コーサンアハーン」。
「~を一つ下さい」は
「コー~ヌンティー」。
…勉強になりますね。
その勢いで、ちょっと難しい名前の料理に挑戦してみましょう。
「こーさんあはーん!」「こーぱっぬあなうまんほいかいだおらーかおぬんてぃー」はい、出てきました。
パッヌアナウマンホイカイダオラーカオ ¥950牛肉のオイスターソース炒めと目玉焼き付ご飯、だそうです。
判りますか~?
オイスターソースがよく効いたわかりやすい味つけ。
やはり安心して食べられる味です。
駅からもかなり近く、また渋谷西口の騒々しさと比べれば落ち着ける場所。
タイ料理を食べながらタイ語の勉強、いかがですか?
それでは本日も、
「こっぷんかっぷ!」チャオタイ 渋谷東口店 TEL:03-3797-7767
住所:東京都渋谷区渋谷2-22-10 タキザワビルB1F
営業時間:11:30~23:00
定休日:無休
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チャオタイ 渋谷東口店 (タイ料理 / 渋谷駅、神泉駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
「まんてん」と並ぶ神保町カツカレーの名店「キッチン南海」へランチ訪問。

平日13時というのに行列は長くなる一方。
流石の人気店ですね。

実はこの「キッチン南海」、
創業昭和41年という老舗中の老舗。
暖簾分けしたお店は実に30を超えるという、
まさに洋食カレーのゴッドマザーなのです。
テキパキとした熟練の客捌き、
テンポ良い回転で思ったほどは待ちません。
注文は並んでいる間に済ませ、
当然のように合い席で座るとほどなく料理が出てきました。
カツカレー ¥700これぞ南海!というボリューム。
そしてこれぞ南海!という黒いカレー。
古き良き洋食屋のデミグラスソースの空気を感じます。
・・・けれども辛さはなかなかのもの。
あぁ、やっぱりニッポンのカレーライスって美味しいなぁ…

さらに注目はトンカツの衣!分厚いのにサクサクした食感、
そして香ばしさ。このカツの美味しさは「まんてん」と双璧ですよ。
よりリーズナブルな大衆食堂寄りの「まんてん」、
より由緒正しい洋食寄りの「キッチン南海」…
甲乙付けがたい庶民派の2店ですが、
こんな贅沢な選択肢がある神保町ってやはり、
流石のカレー街なのですよね。
この神保町を起点として、暖簾分けで各地に点在する「キッチン南海」、
それらの店の違いもいずれ探訪調査してみたいところです。
キッチン南海 TEL:03-3292-0036
住所:東京都千代田区神田神保町1-5
営業時間:
[月~金]11:15~16:00 16:45~20:00
[土]11:15~20:00
定休日:日曜・祝日
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キッチン南海 神保町店 (洋食 / 神保町駅、竹橋駅、新御茶ノ水駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.0
世の「名店」と呼ばれる飲食店は、
得てしてアクセスが悪いところにあるもので、
駅至近の目立つ場所にある店なんかは、
得てして料理そこそこ、
利潤追求の一見さん騙し店が多いもの。
そんな先入観とともに、
未だ一度も入ったことが無かったタイ料理店「オーキッド」。

池袋西口すぐ、繁華街の入り口付近に店を構えています。
地下に続く階段を降りると、意外にサパーイな店内。
これは…いけるかも?
メコンコーラ ¥600タイのウイスキー、メコンのコーラ割り。
夜中まったりするのに最適です。
お通しはピリ辛ビーフンでちょっとお得な感じ。

時間帯によっては生ビールがとても安くなるようですね。
…憶えておこう。
料理はなかなか豊富な品揃え。
いいんじゃない?

バラエティ豊かなカレーの中からこちらを注文。
オームカレー ¥1000いわゆるゲーン・オム・ガイ。
タイ北部の野菜たっぷりカレーです。

鶏肉&ゴーヤにキャベツ、ニラ、ほうれん草、
赤タマネギ、青菜、山椒、カボチャなどなど…
まさに野菜たっぷりの家庭的な味。
でもスープはしっかりとした辛さ。
魚でダシをとっているらしく、大きなウロコが入っていたり。
…期待していた以上に本格的です。
ちなみに
ライス(カオスワイ) ¥250は別注文なので注意ですよ。

厨房では女性シェフというか、
ママさんというかが料理を一人で作っている様子。
ひょっとしてと思い、
日本語が出来るフロアの女性店員を通訳に話しかけてみたところ、
案の定この女性シェフはイサーン出身。
なるほど道理でゲーン・オム上手なわけだ。
イサーンの話なんかしちゃうと、
二人ともとってもフレンドリーな笑顔になっちゃいました。
なんだ、なかなか良い店じゃない。
やはり何事も先入観はいけません。反省。
「コップンカー」の挨拶と共に手渡してくれた飴はなんとタイのメントス。
最後まで嬉しい。
ご馳走様でした。
タイ料理ダイニング オーキッド 池袋西口店 (cafe-orchid) TEL:03-5950-0688
住所:東京都豊島区西池袋1-21-13 萬盛堂ビル
営業時間:
12:00~14:00 17:00~24:00
金土祝前17:30~翌2:00(L.O.1:00)
定休日:年中無休
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タイ料理ダイニング オーキッド 池袋西口店 (タイ料理 / 池袋駅、要町駅、東池袋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
ミャンマー人が多く住み、
それに比例するようにミャンマー料理店が多数ひしめく高田馬場。
ミャンマー料理の聖地とも言えるこの街で、
ひときわ有名なお店がこちら「ミンガラバー」。

今年で14年目となるこの店はまさに信頼できる老舗として、
ミャンマー人たちの間でも人気店となっているようです。
レストランというより、ただいまと寛ぐ食堂といった雰囲気の店内。
ちょっと日暮里の「May2」にも似ていますね。

もうおなじみとなったミャンマービールで一服。
さて、変わったメニューはないかな~
・・・あ、あった。
チンバウンジョー ¥500ミャンマー産ハイビスカスの葉っぱの炒め物。
アンチョビーを用いた濃厚な味付けです。
日本人的には九州の高菜漬けにも似て意外に親しめる味。
面白いです。
セィターヒン ¥900羊肉のスパイシー煮込み。
要するにマトンカレーです。
インド料理由来を感じさせるスパイス使いですが、
ニンニクが丸ごとゴロゴロ入っているあたり、
やっぱりミャンマー料理です。
モヒンガー ¥900素麺をナマズ出汁のスープで仕立てた、
ミャンマーを代表する麺料理。

うん、ちょっとクリーミーで優しい味のスープ。
添えられたガピジョーを混ぜるといい感じにピリ辛へと変身です。
あとはパクチーとゆで卵。
ミャンマー料理ってゆで卵よく使うよね~
ホッと落ち着いたところで、
さらにホッとすべくホットティーを注文。
ミャンマー風ミルクティー ¥400濃くて甘いミルクティー。
やっぱりアジアンです。
ミンガラバー (MINGALABA) TEL:03-3200-6961
住所:東京都新宿区高田馬場2-14-8 NTビル 3F
営業時間:11:30~23:30(L.O.24:00)
定休日:不定休
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ミンガラバー (東南アジア料理 / 高田馬場駅、西早稲田駅、学習院下駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
渋谷センター街を抜け、カフェマメヒコのその先、
宇田川遊歩道を歩いていて見つけたお店。


大崎ゲートシティにあったバリ料理店「カフェ・ウブド」が2010年に移転、
新たにオープンしたのがこちらのお店。
バリ出身のシェフが作るカジュアルなインドネシア屋台料理が楽しめます。
現地の屋台風チープポップが楽しい店内。

メニューにはタイカレーもあったのですが、
せっかくなのでバリ風ランチと行きましょう。
日替わりビンタン☆ランチ ¥900いわゆる「ナシチャンプル」、
インドネシアの混ぜ混ぜ定食ですね。
チープでカラフルなプラスチック食器が屋台気分を盛り上げます。
外苑前
「ブリマデ」のナシチャンプルと比べてもかなりカジュアルなルックスです。
この日のメニュー構成は、
牛肉のスパイス炒め、鶏肉のスパイス和え、
ピーナッツソース和えサラダ、豆腐のはさみ揚げ、
ライス、えびせん、スープ、野菜のピクルス。


ベースは控え目な味付けなのでこちら…

辛いサンバルソースをかけて戴きましょう。

混ぜ混ぜチャンプル!
うん、味が引き締まりますね。
食後はやはりバリコーヒー。
コピスス (ランチ+¥250)バリコーヒーにコンデンスミルクを入れたもの。
コーヒー粉が沈澱するのを暫し待ってから戴きます。
うん、甘くて美味しい。
徹底した庶民感、チープ感が楽しいお店。
日本人の女性店員さんたちの接客もなかなかナイスでした。
メニューにはバリのお酒も沢山あったので、
夜訪問したらまた別の楽しみ方があるかも知れませんね。
ワルンビンタン TEL:03-5454-1118
住所: 東京都渋谷区神山町7-8 Kビル1F
営業時間:11:30~15:00 18:00~23:00
定休日:日曜・祝日
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ワルンビンタン (インドネシア料理 / 代々木公園駅、神泉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
「シタル」を訪れる客の目的は大きく分けて二つ。

一つは美味しいインドカレーを食べたいという目的。
そしてもう一つは、看板娘のシタルちゃんに会いたいという目的です。
この日はランチでの訪問。
八頭身美少女シタルちゃんは残念ながら不在…
この時点で、
「また来ま~す」
と別の店へと移動する方々もいそうなものですが…
しっかり食べて来ましたよ、インドカレー(笑)
この日の接客は村上ショージ風口調の元気なマスター。
それはそれで活気があって良いね…
日替わりランチ ¥900ナン、ライス、インドライスおかわり自由。
こちらがセットのサラダ&スープ。

スープはインド料理店には珍しく、濃厚なポタージュスープです。お洒落!
寒い日には嬉しいですね。
カレーは日替わりのこちらをチョイス。
ナスとチキンのカレークリーミーなのに結構辛い!
ヒリッと喉に響きます。

野菜の味を楽しむには辛さをもう一段階抑えても良かったかも。
でも美味しいカレーです。

こちらがおかわり自由のインドライス。
インディカ長粒種ですね。
バスマティではなさそうですが、ランチでインディカ食べ放題は嬉しいです!

そしてナンは…巨大!
しかしこのナン、大きさだけでなく、味もかなりハイレベル。
甘さ控えめ、ギー控えめ、外はパリッと、
中はしっかりとした張りと弾力があるタイプ。
八頭身美少女シタルちゃんの陰に隠れて
あまり話題にならない(笑)ですが、
料理の美味しさもなかなかのものですよ。
ご馳走さま。

食べ放題メニューも限りなく魅力的。
次来たときはいるかな~?
シタル TEL:03-3301-6733
住所:東京都杉並区西荻北2-12-2 西島ビル1F
営業時間:
[平日]11:00~15:30 17:00~24:00
[土・日・祝]11:00~24:00
定休日:無休
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シタル (インド料理 / 西荻窪駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.0
なぜ王国なのか?
答えは簡単。
ここは「カレー王選手権」第1回と第3回の優勝者、
「Theかれー王」こと金子載氏のお店なのです。

五反田駅からすぐの場所にあるこの店は、
ちょっと独特なカレー屋。

納豆カレーやカルビチゲカレー、
チョリソーカレーに炒飯カレーと、
バラエティ豊かなラインナップ。
王様のアイデアが炸裂していますね。
・・・とはいえ、
この日は奇をてらわずこちらを注文。
チキンカツカレー ¥950
辛さ二段階増し +¥100ドスン!!
もうやんクラスの結構な大皿。
チキンカツだってかなりの肉厚ですよ。

牛と豚の合い挽きキーマはなかなかバランスの良い仕上がり。
基本は日本のカレーライスですが、
随所にインド風のスパイス使いが感じられます。
それでいて、旨味や深みというベクトルよりも、
食べやすさと「カレーらしさ」というベクトルに重きを置いている感じ。
オリーブ油や胡麻油を使用しているため、
ライトでヘルシーなカレーなのもウリだそうです。
感覚的には、CoCo壱のハイグレード版とでも言いましょうか。
・・・いや、決して悪い意味じゃなく。
セットのサラダもボリューム充分。
ライスの量はカレーに比してちょっと多すぎました。
が、ガッツリ系の人にはこれでちょうど良いのかも?
ただ、辛さ増しだけは必要無かったみたい。
決して辛すぎた訳ではないのですが、
カプサイシンピューレのダイレクトなヒリヒリ感が舌に残り、
味覚のバランスがどうにも崩れた感じ、です。
・・・無節操ともとれるバリエーションの多さ、
インドと日本のカレーの間をとったその仕立て、
カレースタンドなのか居酒屋なのか判じかねる店内など、
カレーマニアの皆さんにとっては突っ込みどころの多い店ではありますが、
何ぶんこの日のランチタイムもほぼ満席。
昼はビジネスランチ、夜は飲み歩きという、
この五反田の客層を考えてみれば、
王様の方針もなかなか的を得ているのではないかと、
賑わう店内を見るにつけ、なるほど納得するのでした。
・・・と、まとめようとしたところ、
なんとこの金子の王様、
2010年11月25日、武蔵小山の地に、
「スパイスカフェ87(サタースィ)」
なるインド料理店をオープンしたらしい・・・
「金子迦哩 かれー王国」のバラエティ豊かなカレーに加え、
本格インド料理をプラスしたお店だそうで・・・
王様はどこまでいくのカナ~!!
金子迦哩 かれー王国(カネコカリー カレーオウコク 金子伽哩)
TEL:03-3495-6356
住所:東京都品川区西五反田1-7-1 プラグマGタワー1F
五反田駅から99m
営業時間:11:00~23:00
定休日:日曜・祝日
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金子迦哩 かれー王国 (スープカレー / 五反田駅、大崎広小路駅、大崎駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
小川町「ガネーシャ」。

いかにもインド料理店な名前ですが。
なんと夜はイタリア・スペイン風ダイニングBAR。

・・・実はここ元々インド料理店だったのが、
2010年12月1日をもってコンセプトチェンジ。
今のカタチになったのだそう。

エスニックな店名を残したまま,
欧風に転身するなんて面白いですね。
ムール貝シェリー酒蒸し ¥780こんなの普段食べないぞ(笑)
トリッパ煮込み ¥680カレーに見えますが、あくまでも煮込み。
トリッパ=牛の第二胃=ハチノス、ね。
ロングソーセージ(0.5m)¥580どんなお皿に出てくるのかと思ったら、
ちゃんと曲げた状態で出てきました。
このビジュアルでウネウネと跳ね回ったら大変ですが、
もちろんそんな心配はありません。
さて、変わったお酒もあったので注文してみました。
ブルービア青緑の不思議な色合いのお酒。
ビールをベースに、
マラスキーノとブルーキュラソーを用いたカクテルらしいです。
なんだか別の星の言葉のようです。
赤いシャンディガフなんだかとてもジオン公国的名前のカクテル。
指揮官専用のお酒です。
キーマカレーそう、なんと欧風ダイニングバーになった後も、
ランチではインドカレーを継続しているこの店、
ディナーメニューにカレーの文字はないのですが、
「裏メニュー」として本格的なインドカレーを出してくれるのです。
・・・これは嬉しいですね。
この日出してくれたこのカレーももちろん本格的。
そして・・・デフォルトでも結構辛い!
なんとも攻撃的なスパイス使いです。
こちらはマスターからのサービス。
マッシュルームのガーリックオイル煮 ¥580こんな気遣いもちょっと嬉しいですね。
加えて、ホールを担当する中国人の女の子、
スーさんの感じ良さも特筆モノ。
いつもニコニコしていて、とても癒されます。
カレー屋がひしめくこの神保町界隈。
他店との差別化を図るためにも、
「インドカレーが食べられる欧風ダイニングバー」
という独自のポジションを確立してほしいものですね。
ガネーシャ 神保町店TEL:03-3233-9010
住所:東京都千代田区神田錦町3-6 錦町スクエアビル1F
営業時間:
【月~金】11:00~22:00(L.O.21:30)
【土】11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:日・祝日
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ガネーシャ 神保町店 (インドカレー / 小川町駅、神保町駅、新御茶ノ水駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
寒い夜、「シバ」へ行こうと板橋駅下車。
そしたらなんと、
「シバ」閉まっているじゃあ、ありませんか。
閉店時間以前より早く(23時→22時)なってるし・・・
この虚無感、不況のせいだ。
気を取り直し、
新店開拓のチャンスとばかりに駅の反対側へ。
板橋駅の西側って、すぐ北区なんですよね。
この辺って「板橋」か「北区」どっちのカテゴリーに入れたらよいのかな?
なんて余計なことを考えながら歩いていると、
香ってきました、スパイス臭。

「セワ」
インド・ネパール料理店のようです。
こちらもほぼ閉店時間だったようなのですが、
聞けば快く入店させてくれました。
寒空の下、スパイス不足で凍死しなくて良かったです。
もの凄く雰囲気のある店内。
なんと、壁が石造りだなんて!

・・・・と思ったら、リアルな壁紙でした(笑)
メニューを見れば、ごく定番なカレーや焼き物に混じって、
チョウミン(ネパール焼きそば)なんかも確認。
ネパール人経営ですね。
どれもこれも結構リーズナブルなので、
ちょっとリッチめなセットを頼んでみました。
セワディナーセット ¥1080カレー二種、タンドリーチキン、サラダ、
ライス&ナン、デザートのセット。
ただし、この日はライスが売り切れだったようで、
代わりにナンをおかわり自由にしてくれました。
ま、ナンあんまり食べないけど・・・
そのココロ、お受けしましょう。
ラッシーグラスが妙にアットホームで可愛い。
野菜カレーまろやかで食べやすいカレー。
野菜はボリュームたっぷりながら、
煮込みはちょっと浅め。
マトンカレーこちらは辛さをアップしてもらいました。
カイエンペッパーではなく、
青唐辛子ピューレみたいなので辛さを足しています。
悪くないです。
お肉は標準的・・・かな。
そしてこのナン。
ボリュームたっぷり!
しかも結構なふかふかタイプ!!
これ、一枚でも結構お腹にたまるんじゃ・・・?
いやしかし、
お店側の好意を無にすることはできません。
閉店時間もとっくに過ぎているのに、
私のために店を開けてくれてるのですから。
(ならさっさと退散せよ、という声も聞こえてきそうですが・・・)

一枚だけおかわりしました。
もうお腹いっぱいです。
御馳走さま。
お店の方のやさしい心遣いに感謝。
でもやっぱり、お腹いっぱい。

あ、このスパイス観覧車、ちょっと欲しいかも。
セワ(アジアンエスニック料理 SEWA)TEL:03-3940-9778
住所:東京都北区滝野川6-60-6
営業時間:11:00~15:00 17:00~22:00
定休日:無休
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セワ (インドカレー / 板橋駅、新板橋駅、下板橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
料理2010年12月、
新大塚に忽然と現れたスパイス料理店「カッチャルバッチャル」。

オープン前からrumbaさんより情報提供いただいていたこの店に、
待望のディナー訪問です!

なんとも洗練された、落ち着きのある店内。
日本人のマスターが一人でお店を切り盛りしています。
実はこのマスター、
なんと、今はなき東銀座「ハリドワール」の元店長にして、
同系列の「ダバインディア」「グルガオン」にもいたことがある筋金入りの経歴。
あ、私「ハリドワール」好きだったんですよ。
運命的再会ってヤツですか?
このお店をスタートさせるにあたり、
単なる普通のインド料理店にするのではなく、
様々な文化やスタイルをうまく取り入れた、
独自のスパイス料理とお酒を楽しめるお店にしたいと語るマスター。

店名の「カッチャルバッチャル」とはヒンディー語で、
「ごちゃ混ぜ」とか「ぐっちゃぐちゃ」とかいう意味。
なる程、インド料理をベースにして、
独自にカッチャルバッチャルした新しいお店を目指すわけですね。
期待が高まります。
まずはビール。
エビス生 ¥450お店は マスター一人で回しているため、
ワーッとスピーディーな対応は無理そうですが、
逆に一人一人のお客とコミュニケーションを取りながら、
その人に合わせた料理アレンジをしてくれるという、
とっても嬉しい対応を心掛けてくれています。
・・・では、ディナー開始といきましょう。
(左)ペッパースモークチーズ ¥350
(右)自家製ラムジャーキー ¥400このラムジャーキーはヤバイ。
柔らかく、ラムの肉汁がジュワリ。
これとお酒だけのためにここへ来ても充分OK。
マサラピスタチオ ¥300酒飲みの心をよく分かったメニュー。
見た目からしてほら、たまんないでしょ?
本日の野菜のグリル ¥500芽キャベツ・オクラにエリンギ、ナス。
普通のインド料理屋ではまず出てこないメニューだなぁ。
日本人の感性がうまく表現されていて秀逸。
ブラックペッパー&カイエンペッパー&岩塩これらをうまく使うと、味のバリエーションが拡がります。
タンドーリピザ ¥450ええ。ピンと来る人ならピンと来てるかも知れませんね。
「ダバ」グループといえば絶品チーズクルチャ。
そう、タンドーリピザと銘打っているものの、
実は「あの」チーズクルチャがここでも食べられるんです!
大塚娘も大喜びです!
(左)仔羊のスパイス焼き ¥480
(右)ガーリックチキン ¥450やわらかく焼かれたラムと、
カシューナッツと生クリームに漬け込んだチキン、マライティカ風。
ミントチャトニをつけて食べたら、あら、ここは「カイバル」かしら?
なかなか美味しいですよ。
ヒヨコ豆と香草サラダ ¥400ほくほくしたチャナのサラダ。
他のメニューもそうなのですが、冷めても美味しいのが重要ポイント。
そしてこちらは本日のスペシャリテ。
ブリのタンドーリ焼きなんとマスタードオイルがピリッと効いたブリ焼き。
とっても新鮮な驚きです。
マトンブナこちらもメニューにない品。
濃厚なスパイス感がたまりません。
こうしてみると、単なるカレーマニアだけじゃなく、
普通に美味しいものを食べたいグルメな方々でも、
十二分に満足できるメニュー構成ですね。
さて、後半戦、カレーに行ってみましょうか!!
辛いラムのスープカレー ¥900辛さはオーダー自由。
この日の二日前にもここに来た某嬢によると、
二日前とはアレンジが違うとのこと。
マスター曰く「かぶりたくなかったんで(笑)」とのこと。
なんとも素晴らしい計らいですよね!
クリーミー海老カレー ¥1000プリップリの海老が入ったカレー。
クリーミーと言っても北インド&ネパール店によくあるような、
オイリーで胃もたれするようなことは一切ない上質なカレーです。
北インドの野菜カレー ¥900これ、フレッシュ野菜のサブジですね。
この辺の、素材の味を活かした仕立てはやはり日本人ならではのもの。
ちょっと「想いの木」の野菜カレーを思い出します。
イエローライス ¥300
ナン ¥300いやぁ、良心価格ですよね。
ビール、ワイン、カクテルから焼酎まで揃ったアルコール類。
インド料理には焼酎が合うと思っている私と気の合う感じ。

特に泡盛とスパイスのマリアージュは最高。

おつまみにパクチーと青唐辛子のサービス。
う~ん、この判ってる感じ、嬉しいですね。
若き日本人マスターの心意気、
インド料理をベースにしながらも、
日本人独特の感性を活かしたメニュー構成。
「インド富士」や「アキンボ」、「想いの木」など、
同じ日本人シェフの新進気鋭店たちともイメージが重なります。
インド料理が一般的にも随分と浸透した今、
今度は日本人が、インド料理の日本的回答を出していく番なのだと、
そういった大きな流れを感じたりもします。
これって、日本におけるインド料理にとって、
ある種の「ヌーベルバーグ到来」なのかもしれません。
新大塚の新星「カッチャルバッチャル」
今後がとても楽しみなお店ですね。
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カッチャル バッチャル (インド料理 / 新大塚駅、向原駅、大塚駅前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
三軒茶屋シネマ脇の路地裏にある、
隠れ家的タイ料理店「サイアム・タラート」。

超有名店「クルン・サイアム」と同じ経営ですが、
よりカジュアルでサブカルなテイストの店構えになっています。

どちらかといえばこっちの方が居心地良いなぁ。
笑顔が素敵な若き女性店長、
速水もこみちと時任三郎をタイ風味でブレンドした感じのイケメン店員さんなど、
爽やかな接客もナイス。

まずはスパイで乾杯!
…丁度この日は食べ歩き集団「暇人会」の結成一周年記念日。
奇しくも集ったのは一年前と同じ顔ぶれ。
運命的ですね。
さて、こんなに楽チンな空間にもかかわらず、
料理のラインナップは「クルン・サイアム」ばりに本格的。
こんな嬉しいことはない!
(しかもクルン・サイアムより微妙に安いぞ・・・)
ポテー ¥1200シーフードのトムヤムスープ。

でっかい渡り蟹からイカ、
海老まで入った酸っぱ辛い贅沢スープ。
美味い!
ヤム ママー ¥880インスタント麺のサラダ。
チキンラーメンみたいな縮れ麺が
タイ風味の辛~いサラダになっています。
これは面白い超B級グルメ!
ラープタップワーン ¥880レバーのスパイシーサラダ(ラープ)。
このお店、ラープの種類がとても充実。
マグロのラープなんかもありました。
全部制覇したくなりますよね。
ゲーン ケーガイ ¥880チェンマイ風、森のカレー。
イサーン風、森のカレーであるゲーン・パーよりは
スッキリ食べやすいものの充分にスパイシー。
鶏肉たっぷりなのも嬉しいです。
カノム パン ナーム海老すり身と豚挽き肉のトースト。
激辛ではないけど、久々に食べるとやっぱり美味しい料理。
「甘辛な食パン」なんて、日本人の引き出しにはないでしょ?
パッキーマオキーマオとは酔っ払いのこと。
酔っ払いが食べると酔いがさめるような辛さ、
という意味のようですが、
それほど辛いパッキーマオに出会ったことはありません。
こちらのパッキーマオもピリ辛で食べやすく、
無性に食欲を掻き立てます。
スァ11トア ¥500タイハーブを焼酎に漬け込んだクセの強い酒。
タイでは有名な健康酒らしいです。
・・・結構食べたなぁ(笑)
と、感心しつつも、
次はデザート、行ってみましょう!
カノムモーケン ¥500おなじみタロ芋の焼きプリン。
まるごとかぼちゃのプリン ¥500くり抜いたかぼちゃにココナッツミルクと玉子を入れて蒸したもの。
カノム・トゥワイ ¥500下は甘く、上は塩味という、不思議な二層のココナッツプリン。
あぁ、美味しい。
この店は何頼んでもハズレがないですね~!!
立地、雰囲気、料理。
どれをとっても丁度良い「良い加減」。




まさにアローイでサパーイなり!!

2011年、区切りとなる佳き日に、
お気に入りのお店を見つけちゃったようです。
サイアム・タラート TEL:0066-9676-12239 (予約専用番号、通話料無料)
03-3413-8900 (お問合せ専用番号)
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-14-19
営業時間:
【平日】11:30~15:30 18:00~24:00
【土日祝】12:00~15:30 17:30~24:00(LO 23:00)
定休日:火曜日
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サイアム・タラート (タイ料理 / 三軒茶屋駅、西太子堂駅、若林駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
2011年元旦。
スパイス初めはこちらのお店。

「ジャイヒンド 銀座店」
1月1日のお昼に行ってきました。
秋葉原に本店を持つ、正統インド料理の名店。
笹塚にも支店があります。
元旦から営業しているカレー屋が少ない中、
なかなか頑張ってるなぁ…と思ったのですが、

客の姿は皆無…
みんなもっとカレー食べようよ。
「おせちもいいけど、カレーもね。」と昔の人も言っていたではないですか。
さてこちらのお店、
元旦特別メニューなどは無かったのですが、
ランチ時からディナーメニューとなっていました。
こちらとしては好都合、好きなカレーを頼みます。
チキンラバブダル ¥1200細かく刻んだタンドリーチキンと、
フェンネル、ジーラなど香りの強いスパイス、
オニオン、トマトなど野菜のみじん切りを合わせたカレー。
+¥100で辛口にしてもらいました。

香り高く、なかなか美味しいカレー。
チキンのふわっと柔らかな食感も気品たっぷり。
しかし辛さアップは必要なかったかもね。
マライコフタ ¥1350カッテージチーズと野菜で作った団子(コフタ)が入った、
濃厚クリーミーなカレー。

このコフタ、なかなか甘い!
カレーにもレーズンが入っていたりと、
北インド宮廷料理のリッチテイストを存分に楽しめます。
チャパティ ¥500バターたっぷり、焼き固めの、
ロティっぽいチャパティ。
凄く美味しいんですけど・・・
いかんせん値段の割に量が少ないよなぁ・・・
カシミリピラオ ¥600サフランライスをスパイスと野菜で炒めたもの。
なんと、これが伏兵的に美味しかった!!
一言で言えば単なるインド風カレーチャーハンなのですが、
これほど、味、香り、食感のバランスが取れたチャーハンはそうそうないよ!
・・・ってくらい完成度高し。
普通のライスじゃつまらないのでこれを頼んだだけなのですが、
カレーがなくても充分OK。
ホントお勧め。
流石有名店、一品一品が丁寧な仕上がり。
どれもなかなか美味しかった。
正直お値段チト高めなお店ですが、
特別な日だし、それは許す(笑)
2011年のカレーライフ、
なんとか良いスタートを切ることが出来ました!
ジャイヒンド 銀座店 (JAIHIND) TEL:03-3571-3323
住所:東京都中央区銀座5-8-13 銀座ファイブスタービル4F
営業時間:
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:無休
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ジャイヒンド 銀座店 (インド料理 / 銀座駅、東銀座駅、銀座一丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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