日光になんと、北海道スープカレーのお店。
東武日光駅から徒歩4分。

ゲストハウス「NERU-NIKKO」の一階に併設されています。
「スープカレー空海」2020年3月12日オープン。


ゲストハウスのロビーを兼ねたコンパクトな店内。
掘りごたつ式、畳張りの小上がり席はリラックス感抜群です。
本店にあたるのは北海道岩見沢市にある「45395(しこうさくご)」というラーメン店。
同系列だった「スープカレーくーかい?」を併合し、「くーかい?×45395」という名で、ラーメンとスープカレーの両方を提供していたのですが、現在スープカレー提供はストップ。
「くーかい?」=「空海」のスープカレーを提供する店舗はここ日光のお店だけとなっているようです。

メニューは「カリッとチキン」「にこみチキン」の2種。
ベースのスープは4種類から選べ、ライスの量、辛さ、トッピングとカスタマイズしていく北海道方式。
しかもこの日は丁度オープン一周年。
改良された新スープをいただく最初の客となりました。
★カリッとチキン ¥1000
・ライス:少な目
・スープ:クーカイマサラ +¥60
・辛さ:3(辛口)アッツアツの土鍋で提供されるカレー。
衣をつけカリッと揚げたチキンが入った一品。

オリジナル調合によるミックスマサラを加えたクーカイマサラスープは滋味豊か。
骨付き鶏の皮のパリッとした食感が楽しいですね。
★にこみチキン ¥1000
・ライス:少な目
・スープ:エビスープ +¥160
・トッピング:ブロッコリー +¥90
・辛さ:4 (大辛)+¥50こちらはふんわり煮込んだ骨なしチキン。
エビスープ でお願いしました。

なかなかに海老の味です。
海老風味というより、海老の味を感じるスープです。
スプーンでほぐれる鶏肉も旨し。
いずれも野菜の甘みや食感が存分に楽しめるスープカレーでした。
★アップルジュース +¥100スープカレーの辛さとジュースの甘み、そのコントラストも楽しみましょうね。
伝統洋食のカレーが強い日光では貴重な存在。
北海道、仙台、そして東京と拡がるスープカレー人気ですが、その間を繋ぐ栃木でも盛り上がりを見せるのでしょうか。
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益子に来たら、やはり益子焼。
安いモノを安く手に入れるなんてのは普通。
東京にはなかなか出回らない地元作家の作品と触れるのがオトナの楽しみ方ですよね。
もちろん時間があれば、点在する作家の窯を廻れば良いのですが、そうもいかない時にはこちら。
「やまに」益子焼の大型販売店舗なのですが、嬉しいのは作家をピックアップしたコーナーがあること。
そこに思わぬ出会いがあるわけです。
⇒「やまに大塚本店」HPしかもこの「やまに」、いろいろ手広くやっているようで、広い敷地内には「やまにさんちのラスク」があったり、カフェがあったり、そしてカレー屋さんがあったり!
「カレーキッチン yamani」元々は栃木名物のうどんがメインのお店だったようですが、そこで出していたカレーが人気で、近年カレー屋さんにリニューアル。
引き続き、うどんの提供もしているようです。

ドカーンと広々、贅沢すぎる空間!

お値段は・・・ちょっと観光地価格ではありますね。

★8種の野菜たっぷりのカレーうどん ¥1100
ドリンクセット +¥200
カレーかうどんか迷ったら、やっぱりカレーうどん。

色とりどりの野菜と豚肉、コシのある太打ちうどんにトロッと存在感あるカレー。
器はもちろん、益子焼ですよ。

食後のコーヒーも益子焼で飲めばまた格別。

益子探訪の出撃基地としても重宝しそうな場所ですね。
・・・あ、ちなみにこの日出会った器はこちら。

2色以上の陶土を用い、こねあわせたり、積み上げたりして模様を作ってゆく「練上手(ねりあげで)」という特殊技法で作られたビアマグ。
着彩とは異なり、陶器の表裏で模様が繋がっているのがわかるでしょうか?
千田義昭さんという作家さんの作品なのですが、手にした時の触感、焼酎を入れたときのひんやり感が実に素晴らしいのです。
これは、一生モノの出会いですね。
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シュッシュッポッポッ・・・・

ブゥオォォォッ!
ブゥオォォォッ!
汽車に揺られて七井の街へ。
汽車に揺られてアジャンタ系へ。
・・・駅を降りて愕然。

なんだこのルート66はッ!!
果てしない大空と広い大地のその中を、歩いて歩いて歩くこと30分ほど。
やっとありましたトレーダー分岐点・・・もとい、
「印度カレー&コーヒー けらら」このあまりに自然体な店構え、東京から何時間もかけて訪問してくる客がいるとは思えないでしょう。

しかしこの「けらら」、実は日本のインド料理史を切り開いた「アジャンタ九段店」(現在麹町にて存続)出身の日本人シェフによる、いわゆる「アジャンタ系」と呼ばれるお店のひとつなのです。
インド料理マニアなら押さえておくべき一店というわけですね。

この店の店主、「くまさん」の愛称で親しまれている山本志朗氏が「アジャンタ」の南インドカレーと出会ったのは、二十歳のとき。
大学を中退した山本氏はそのまま「アジャンタ」で働きはじめ、その厨房で後に全国の「アジャンタ系」と呼ばれる名店を開くこととなる日本人シェフたちと仕事を共にすることになります。
「アジャンタ」での七年の修業の後、山本氏は故郷の益子へと戻りカレー屋さんを開業。
それがこの「けらら」なのです。

ハンドクラフトで埋め尽くされた店内。いかにも益子らしい雰囲気です。

店内のユニークな焼き物は山本さん自らの手によるもの。

あ、これはもしや・・・モ●ローにバ●ドー?
・・・なんて、いろんな元ネタを想像するのも楽しいですよ。
メニューは非常にシンプル。

「インド料理店」ではなくまさに「インドカレー店」ですね。
★チキンマサラ ¥950
セット(スープ+コーヒー)
チキンマサラはなんとも意外なドライタイプの炒めもの。
ピリ辛仕様です。

「アジャンタ」ファンならニヤリの、「あの」アチャールもついてきますよ。
★キーマカレー ¥750完全ドライタイプのパラパラキーマ。
フワッと美味いですよ。
★チキンカレー ¥750出ました。
南インドらしいシャバシャバスパイシーなカレーに骨付きチキンがドンッ!
これぞまさに「アジャンタ」のチキンカレーです。
九段から現在の麹町に移った本家「アジャンタ」ですが、オールドファンに言わせるとこの「けらら」のチキンカレーはまさに、九段時代の味なのだそう。
いやぁ、貴重なものをいただきました。
山本シェフ曰く、「私はアジャンタ以外でインド料理の勉強したことないから、そこで教わった作り方をずーっと続けてるだけ」とのこと。
まさに「伝統の味」というわけですね。

カレーは全て、ライスつきの価格。
・・・なのですが、チャパティがあったら頼まずにはいられない!
★チャパティ 2枚 ¥200あらぁ、予想以上に美味いチャパティです。
益子の地でスパイシーな南インドカレーをチャパティでいただくなんて、実に幸せ・・・
★ゴビサブジ ¥450一品料理も頼んでみました。
キャベツのスパイシー炒めといった風合いで、これはこれで美味しいです。
まさに食べまくり、舌鼓打ちまくり、満足満腹・・・と、〆に行こうとしていたところ・・・
斜向いのテーブルで食事していた超常連さん(開店以来の常連さんらしい!)が山本さんと話していた内容が気になる!!
「チキンカレーもキーマカレーも美味しいけど、東京まで行けば他に食べられる店はある。」
「でもここのポークカレーはここでしか食べられない美味さだからねぇ。」・・・え?そんなの聞いちゃったら、注文するしかないじゃないか!ないじゃないじゃないないか!!
★ポークカレー ¥600ふはぁ・・・こりゃぁ確かに独特!!!ちょっと食べたことのない感じです。
なんともいえない酸味がポークに染みて、これはまさに名物カレー。
タマリンドの酸味かしら?と山本さんに聞いてみたところ、「いろいろ入れてます」とのこと。
なるほど・・・って、そもそも南インド料理店「アジャンタ」にはポークカレーは無いよね?
このカレーは一体???
聞けば山本さんが「アジャンタ」から独立し益子に店を出すにあたり、益子の人からこう言われたのだとか。
「この田舎でカレー屋やるなら、ポークカレーがなきゃ客は来ないよ。」
フムフムと思った山本さんは「アジャンタ」で仲の良かったインド人シェフと2人で、東京のいろいろなポークカレーを食べ歩いたそう。
そして「これは美味い!」と思ったのが、渋谷の名店「ムルギー」のポークカレー。
山本さんはそのカレーの味を目指し(習うことはせずに)、試行錯誤の末完成させたのがこの「けらら」のポークカレーだということ。
「どうです?ムルギーのポークカレーの味、しますか?」
山本さんにそう聴かれた私ですが・・・実は渋谷「ムルギー」、今はポークカレーはやってないんですよね。
そういう意味では九段時代の「アジャンタ」の味がここで味わえたのと同様、今はなき「ムルギー」のポークカレーまで楽しむことができたという、実に実に貴重な体験だったわけです。
ふはぁ、ツイてるなぁ。ノッてるなぁ。
★マサラティー ¥400食後、山本さんはさらにいろいろ貴重なお話を聴かせてくれました。
手元には一冊の本。
「風来坊のカレー見聞録 アジャンタ九段店の調理場から」著者の浅野哲哉氏は山本氏と共に「アジャンタ」の厨房で働いた仲。
この本に書かれている当時の「アジャンタ」の熱気と活気、それを当事者である山本さんの口から聴けたのですから、まさに光栄の至り。

こんな貴重な体験はありません。
と、ここで「アジャンタ」の事情に詳しい方はこう思うことでしょう。
「はて・・・アジャンタの料理は南インド・アンドラ=プラディーシュ州の料理がベースのはず。何故けららという店名なの?」
それに対する山本さんの答えは非常にユニークなものでした。
「アジャンタで仲良くなったインド人シェフの出身地がケララだったんだよ。それで『もし俺が将来、店を開く時があったら、君の故郷の名前をつけるよ』と約束したんだよね」
「独立するとき『アジャンタ』の名前を使っていいよ、ということだったんだけど、そのシェフとの約束を守って『けらら』にしたわけ。」
そのインド人シェフとは先ほど書いた、美味しいポークカレーを求めて一緒に食べ歩いたというシェフのこと。
人情味あふれる山本さんらしいエピソードですね。
他の客が帰るのを見計らって、ちょっとの間、店を閉め益子の街まで車で送ってくれた山本さん。
カレーから生まれる人の繋がり、その温かさが身にしみる旅となりました。
本当にありがとうございます。
長文乱文失礼いたしました。
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関連ランキング:インド料理 | 七井駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
タイ料理の街であると同時に、カクテルの街、ジャズの街、そして餃子の街でもある宇都宮。
JR宇都宮駅前には『餃子の像』があり、お土産屋には宇都宮各店の冷凍餃子がひしめき、
街のあちこちで『餃子食べ歩きマップ』が手にはいる・・・・餃子はまさに町おこしの中心。
『食べ歩きマップ』には70店ほどの餃子屋さんが載っており、
その中でも味・知名度ともに頂点とされるのが『宇都宮みんみん』。
しかし、地元では『みんみん』と評判を二分するほどの名店がもう一つあるんです。
しかもその店は『食べ歩きマップ』にも載っていないお店で・・・・・

その店の名は
『正嗣(まさし)』創業40年の老舗です。
『食べ歩きマップ』に掲載されていないのは、マップを発行する『宇都宮餃子会』の加盟店でないから。
それにもかかわらず、宮島にある本店では常に行列が。
その上マップに載っちゃったりしたら、どんなに大変なことになるか・・・。

この日も寒空の中、小さな路地に長い列。
ちなみに数十メートル先には『宇都宮みんみん』の本店があり、行列さえなければハシゴも楽なのですが。
この日も一時間近く並んでの入店。
普段飲食店で並ぶことのない私ですが、この店にはその価値が充分ありますから。

カウンター15席の店内。

メニューはシンプルに「焼餃子」と「水餃子」のみ。
ライスも、ビールもありません。
純粋に餃子を楽しむ、ただそれだけの空間なんです。
★焼餃子 ¥210行列に耐えたご褒美がこちら。
一人前6個で210円のありえないコスパ。
メッシュ状の羽根も美しい、正統本格仕様。
肉が餡として詰まった関西や都内の餃子と異なり、こちらの餃子餡はニラと白菜が中心。
その分、皮の食感と味わいがストレートに伝わってきます。
奇をてらったところもなく、派手な華やかさもない普通の餃子・・・
しかしそんな直球ど真ん中のこの餃子が、日本全国どの店の餃子よりも美味いというのですから、
その実力たるや・・・・!!!!
★水餃子 ¥210魅惑の美白もち肌。
これほどまでに艶やかな色気を秘めた水餃子が他にあるでしょうか?
こちらも210円、交通費のモトは充分取れますよ。

宇都宮水餃子の伝統どおり、酢とラー油をかけて調味します。
箸でつまみ、口へと運ぶと・・・・
唇を伝う白肌の滑らかな質感、ぷるんと口内に滑り込むハリとコシ、そしてプチン!と弾け拡がる餡・・・
餃子界最高のSEXY水餃子!!
ここはまさに餃子の聖地。
宇都宮へ来たら『餃子食べ歩きマップ』は尻ポケットに納め、「正嗣」へ直行。
行かなきゃ後悔するお店ですよ。
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さて、宇都宮と言えばタイ料理ですが、その他に餃子も有名らしいのです(笑)
リトルタイランドへの道すがら、折角なので宇都宮餃子も体験してきましたよ。
一軒目はこちら。
「餃天堂」「ぎょうてんどう」と読みます。
JR宇都宮駅を出てすぐの立地、年中無休朝10時から24時までの営業がありがたいですね!
この日は餃子モーニングとしての訪問。
流石好立地の人気店、朝から結構客入ってますよ。

こちらは一般的な宇都宮餃子とは異なり、もっちりとした皮が人気のお店なのだそう。
果たして・・・
餃子は注文してから焼きあがるまで10分ほどかかるのことで、まずこちらを注文。
★肉まん ¥350デカイっす。
ご開帳してみましょう。

皮もなかなか肉厚で、こいつは朝から縁起がいいや。
(意味不明)
サンドイッチがわりにテイクアウトするのも良さそうな一品ですね。
そうこうしている間に餃子が出来上がりました。
★餃天堂セット ¥672焼餃子5個、水餃子3個のセットです。
小判型の饅頭みたいなビジュアルが独特ですね。

こちらが焼餃子。
もち米を用いたという肉厚な皮は確かにモッチモチ。面白いです。
味自体は比較的さっぱりしていて、モーニングにチョウドイイ(ショーン・レノン口調で)。

お店の方のお勧め通り、マヨネーズ&七味でも試してみました。
なるほど、どちらかといえば酢醤油のほうが良い気はしますが、味のバリエーションとしてはアリですね。

こちらが水餃子。
皮にほうれん草が練りこまれています。
こちらは想像通り、さらにモチモチ。
もはや中華の点心といった風情です。
スープには味がついておらず、酢やラー油で調味するのが宇都宮流。
朝はさっぱりめでいただくのがョウドイイ(ショーン・レノン口調で)。
価格もそれほど安くなく、かなり点心寄りな餃子でもあるので、
宇都宮を訪問してこの店だけで「これが宇都宮餃子か。」と思っちゃうのは違う気もしますが、
今回のように朝いただくには絶好の餃子だと感じました。
宇都宮餃子のルーツは満州なので、こちらの点心的餃子は寧ろ原点に近いのかも知れませんね。
・・・さて、次はいよいよ宇都宮餃子の真打、宇都宮餃子の中心で愛を叫びに行きますよ!
(意味不明)
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