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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

世界一美味しい珈琲はカレーの後の珈琲である。『カフェ東亜サプライ』(門前仲町)

門前仲町に用事があったのだけど、ちょっと早く着いたのでカフェで仕事でもしようかなと。
駅出口のすぐ脇に、年季の入ったカフェを発見。


『カフェ東亜サプライ』

お店の前の看板には「マサラカレー」という文字が。
これは入らねば。

一階が珈琲専門店、二階がカフェのようですね。


狭めの階段を登ると、思った以上に広々。
老舗ならではの贅沢な空間使いですね。

待ち合わせにも、時間つぶしにも、一息つくのにもかなりイイ。

さてメニュー。

カレーは「マサラカレー」と「ドライカレー」の二種。
「ドライカレー」のほうには「辛」の文字が書かれています。

珈琲の香りにこだわる喫茶店が「マサラ」という文字を使うからには、スパイスの香りにもこだわるに違いない。
そして同時にラインナップしているドライカレーはさらに味が濃いに違いない。

その予想は的中でした。

★ドライカレー(ドリンク付)¥880

たっぷりのクミンシードの他、カルダモンが強く香り、
煮詰まったような独特のニガ辛テイストはどこか初代『ニューキャッスル』を思い出させてくれます。
ご飯の量が結構多いのですが、カレーの味も濃く辛さもええ感じなので残らずバランスよくいただくことができます。

いやいやこれは大当たりの喫茶店カレーですぞ。

もちろん珈琲も高レベル。

ストロングタイプの「キングアーサーブレンド」を選んでみました。
まぁ、強いですよね。アーサー王。

カレーのあと口に残ったスパイスの香りが珈琲の濃いアロマと結合して、鼻に抜ける空気にダンディズムを感じます。

そう、「世界一美味しい珈琲はカレーの後の珈琲である。」という言葉、まさにそのもの。

こちらのお店、新宿に本社を構えるトーアコーヒーの直営店として1980年にオープン。
堂々40年越えの年季でした。
門前仲町のほか、東松原にも直営店『珈琲専門店東亜 東松原店』があるようですが、
カレーメニューはちょっと違って「ジャワカレー」なんてのがあるみたい。

そっちも気になりますね。

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カフェ東亜サプライ



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

POPな名前でカレー&ラーメンの二刀流・・・実は只者ではなかった。『カレと。Men』(清澄白河)

清澄白河にある、ちょっと気になるカレーとラーメンのお店。

『カレと。Men』

2020年7月13日オープン。

ホワイト&ウッディを基調としたクリーンな内装。

洒落たお店が多い清澄白河界隈にピッタリの雰囲気ですね。

メニューにはカレーとラーメンの他、両者を組み合わせたカレーラーメンも。

さて。
カレを選ぶか、MENを選ぶか。
それとも二股かけるか。


二股かけちゃいました。
フルサイズのカレーとハーフサイズのラーメンの組み合わせ。

やはり最初はそれぞれの個性を味わいたいですからね。


★フルボディなBLACKカレ。 ¥1500

見てくださいこの牛カツのド迫力!
ザックリした衣に肉肉しい噛み応えの牛肉。

受け止める漆黒のカレーは濃密な旨みとコクの上に焙煎された玉ネギの甘くもビターな調律が乗ってこれまたハイレベル。

それぞれの味の低音をリセットする完熟バナナジュースもついてきます。

そしてもう一方、ラーメンも凄かった。

★ハーフなBLACK Men ¥480

豚骨出汁が効きつつキレの良いスープ。

平打ち麺の食感とのマッチングも見事。
胃袋容量的にハーフを頼みましたが、「大きなどんぶりで食べたい!」と思ってしまいました。

それもそのはず。
実は『カレと。Men』店主である清水博丈さんはかつて、新大久保の有名ラーメン店『竃TOKYO』の店主だったお方。
2018年に惜しまれながら閉店した『竃TOKYO』ですが、まさかカレーとの二刀流店に転生するとは誰が予想したでしょう。
ラーメン店を開業する前からカレーの研究もしていたという清水氏。

その実力が如何なく発揮された、今後も注目すべき名店なのでした。

若いノリの店名に油断してはなりませんぞ。


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カレと。Men



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南インド&インド中華の名店復活。「和印道 木場」(木場)

かつて葛西で南インド料理とインド中華の名店として鳴らした「和印道」が木場に復活しています。


「和印道 木場」

あの著名なラマナイヤシェフが「ダバインディア」のあと「アーンドラキッチン」を興すまでの間在籍していたのもこの「和印道」。
「和印道」出身のシェフが行徳や西葛西のインド料理店に移り、移った先々でインド中華メニューを充実させるなど、多くのインド料理店にも影響を与えてきたこのお店、2019年12月17日この木場の地で新装オープンしました。


南インドをはじめとし庶民に親しまれるインド中華=インディアンチャイニーズ。
メニューで良く表記されるマンチョウの語源は「満州」、マンチュリアンは「満州風」ですが、特に満州国から渡ってきた料理というわけでなく、インド中華全般を指す呼称のようです。


ちなみに辛さを強調したインド中華はシェズワンと呼ばれますが、こちらの語源は「四川風」。

もちろん、四川省には存在しないような料理ばかりですけれども。
この辺りの事情は、日本の「ナポリタン」なんかと似ていますよね。

さて、インド中華のスターターといえばやはりこちら。

★野菜マンチョウスープ(ハーフ) ¥280

インド中華の定番スープ。
餡かけ肉団子の餡のようなトロみと酸味、そしてガッツリしたニンニク風味が持ち味です。

アッツアツなので舌の火傷にご注意。
刻み野菜、そしてザクザクのインスタントラーメンが入っていますよ。


★チキンマンチュリアン ¥800

こちらもインド中華の定番ですね。
甘辛な餡が掛かった鶏肉炒めですが、やはり中国のモノとはちょっと風合いが異なります。
行徳や西葛西の一部の店でもいただける料理ですが、こちらのは鶏肉も贅沢で味付けもジャンクな中に品があり、他とは一線を画する仕上がりとなっています。

その他にも南インド、北インドの料理が充実している「和印道」、インド中華と並ぶ人気メニューといえばビリヤニです。

★マトンビリヤニ ¥1400

テーブルにやってきた瞬間、「おおっ」と声を出してしまうこと確実。
バスマティの炊け具合、美しい色ムラ、魅惑の香り・・・もちろんそれらも驚嘆なのですが、それにも増して驚くべきは量。
7,800gほどは確実にあるんでないかと。
小食な方はここで涙目になってしまうかもしれませんが、ご安心をば。
インド料理店では食べきれなかった分をテイクアウトするのは普通のことなんです。

残しちゃいけないと必死に食べるよりも、美味しくいただけるだけ食べてあとは包んでもらったら、自宅でもう一回ビリヤニが楽しめるのですから。
けっこうお得でしょ?


もちろんボリュームだけでなく味も秀逸。
グレービーが絡んだしっとり部分とパラッと部分のコントラストが素晴らしく、たっぷり入ったマトンもジューシー。
ライタ、玉ねぎ、追いグレービーで味に変化をつけながらいただきましょう。

東西線に乗れば都心からも便利な立地。
メニューバリエーションも多いし、ほんとはパーティーにもピッタリなお店なんですよ。


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和印道 木場



関連ランキング:インド料理 | 木場駅東陽町駅

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路地裏にブラッド・ピットとカレーもんじゃ。「もん吉」(月島)

月島といえばもんじゃ。
東京を代表するコナモノですね。

月島駅7番出口から伸びる西仲通り、通称「もんじゃストリート」には500メートルほどの通りに約80軒のもんじゃ屋が並ぶという密集ぶり。
正直、違いを見極めるのも至難の技です。

となれば有名店、人気店に人が流れるのも摂理。
私の一番のお気に入りはこちら。

「もん吉」

「路地裏もんじゃ」を名乗るとおり、もんじゃストリートから脇に入った路地に店を構える人気店。
通り沿いにも支店がありますが、その手前の路地を入ったところが本店です。

ほどよい隠れ家感と風情で昔から多くの芸能人・有名人が訪れる店としても知られており、あのブラッド・ピットもフラット訪れたそう。

店員さんは「なんか外国人」くらいで気づかなかったそうですけども。

この日は私自身、10年振りの訪問。

あれ?路地の右側?左側じゃなかったっけ??
記憶には自信あるんだけどなぁ・・・・

なんて思っていたら実は、老朽化に伴う改装で道の反対側に移動したそう。
現在は元の場所も改装完了し、両方稼働しているとのこと。


新しいほう(といってもすでに雰囲気出てますが)もなかなかの大箱。


平日夜もなかなかの大賑わい。
訪問時は予約必須ですね。


さて、「もん吉」の魅力といえば、もんじゃのバリエーションの多さ。
カマンベイビー(カマンベールチーズとベビースターラーメンのもんじゃ)なんかも好きなのですが、今回はこちらから。


★明太もちチーズ ¥1700

焼きは店員さんにお任せします。


リズミカルなヘラ捌き、見ていて楽しいんですよね。

お味はもう、明太もちチーズという名前通りの魅惑。
最高です。


★デラックスカレーもんじゃ ¥1600

そう!実はこのお店、カレーもんじゃがあるんです。
デラックスはコンビーフ、ポテト、もち、チーズ、桜エビ入り。



決して・・・決してインスタ映えはしませんが、安定した美味しさのカレーもんじゃであります。

そして「もん吉」の〆といえば、今も昔もあんこ巻き。
もんじゃの生地を薄く焼いて餡子を巻いたデザートです。

なんと、その抹茶バージョンがありました。


★抹茶あんこ巻き ¥800

あぁどことなくインドのティファンのようですね。
ほのかな抹茶の香りが素敵です。

種類も豊富でカレーもデザートもあって。月島で迷ったらやはりここですね。

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もん吉



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月島に南インドの風とスマイル。「南インドキッチン」(月島)

南インド料理店の競争が日に日に熾烈になる東京。
ここ月島にも、南インド料理の新店が登場です。

その名もずばりストレート。

「南インドキッチン」

「無料体験授業受付中」
・・・いやいやそれは隣の塾。

こちらのオープンは2019年3月25日。
ところが・・・・

あれれ?
この印象的なキャラクター、解像度の限界越えで拡大されたこのおじさんの顔・・・・
オープン一年を経たず先日閉店した五反田「ドーサベル」のキャラじゃないですか。


入店後、お店の方に訊けばやはりそう。
「ドーサベル」を閉めたオーナーが月島に移りオープンさせたのがこのお店だったんですね。

但しスタッフは入れ替わっており、新しいシェフはあの「ダバインディア」で働いていた方だそう。
これは期待です。

店内の壁には手描きの絵があれこれ。


なんとも力作ぞろいです。


インドの神話モチーフのものも。


「私も撮って」とポーズを決めたのは、笑顔が眩ゆいフロア担当のガイレさん。
彼もまた、「ダバインディア」で働いていた一人です。


★マッキントッシュハイ ¥600

まずはインドウイスキーで作ったハイボールから。
あわせたのはこちら。

★チキン65 ¥750

由来が不明なことが有名なチキン65。
お店によって色々なタイプがあるのですが、こちらは食べやすい唐揚げタイプ。
嫌いな人はいないでしょう。

さてメニュー。

前身の「ドーサベル」同様、ドーサは種類豊富。


カレーにはローカリティが付いたものも多く、なかなか迷います。


★オニオンチーズドーサ ¥1460

もうズルい。
美味くないわけないじゃん。
ドーサ自体の美味さは間違いなし、そこに加えてサンバルの美味きこと!香り高きこと!


★明るい農村 ソーダ割り ¥500

インド人店員さんの「明るい農村!」という発声もクリア。
味もクリアな芋焼酎。


★マトンコロンボカレー ¥1250
★タマリンドライス ¥430


カレーは迷いましたよ。
マトンカレーだけで6種もあるんですもん。


こちらマトンコロンボはタミルナードゥ式の骨付きマトンカレー。
とにかく骨と肉の密着度合いが凄くて、噛み切るため下向いて暫し無言になるほど。
けど苦労して食べるだけあって、濃厚な旨味とええ塩梅の辛さが素晴らしい一品。


そして合わせたタマリンドライスも大当たり!
ちゃんと酸味を感じつつ、実に香ばしい、香ばしい。
お値段も手頃で、これは是非試していただきたい。


★マドラス ミルク コーヒー ¥350

南インドの食後はチャイだけじゃありません。
甘いコーヒーが体に沁みます。

と、ここでデザートのサルビス。

★スージーハルワー

セモリナから作った弾力あるスイーツですね。
これは嬉しい!

お料理どれをとっても間違いなしのクオリティ。
笑顔の接客も最高。
席数も多くゆったりできる雰囲気。

まあ、インド料理好きはどんどん集まるでしょう。

あとは、近隣ご家族の方々がどれだけ常連になってくれるかですね。
これは応援したいお店です。

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南インドキッチン



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